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京王線の事業用車・デワ600形とDAXに遭遇

2013-11-13 | 鉄道[首都圏・私鉄等]

先月京王では多摩動物公園駅に隣接する「京王れーるランド」が展示内容などを大幅に充実させてリニューアルオープンし、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中には、既に足を運ばれた方も居られるかと思います。

MAKIKYUはつい数日前に足を運び、その際のアクセスとして京王線を利用(鉄道では他に多摩モノレール利用も可)したのですが、多摩動物公園行きの支線(動物園線)への乗換駅となる高幡不動駅に到着し、動物園線に乗り換え…と思った時に、隣のホームには見慣れない車両の姿があったものでした。

 
その車両は、一時期京王線の主力として活躍したものの、近年旅客用としては全廃となった6000系電車を改造、装いを改めたデワ600形1+2両と、その間に挟まれた通称「DAX」と呼ばれるステンレス製の検測車(クヤ900形)で構成される4両編成の事業用車両でした。

 
車庫の奥に停車している姿こそ見たことがあるものの、不定期運行で神出鬼没の事業用車だけあり、MAKIKYUの目の前に姿を現したのは先日が初めてと言う状況でした。

警戒色を纏った牽引車(デワ600形)と、日頃余り前面を先頭に走る機会がない事もあってか、非常にシンプルで機能重視と言った面構えが特徴的なクヤ900形は、どちらも見るからに営業車とは異なる雰囲気を漂わせており、たまたまホームに居合わせた乗客の注目の的になっていました。

この時は日頃京王線を定期利用している知人が同行しており、その知人ですら「数度しか遭遇した事がない」との事で、日頃京王線を利用する機会の少ないMAKIKYUが、たまたま利用した日にこんな車両に遭遇するのは…と感じたものでした。

MAKIKYUは過去に小田急や東急、JRの検測車両には何度か遭遇した事があり、どれも予期せぬ時に意外な所で遭遇しますので、その度に意表を突かれるものです。

「DAX」を挟むデワ600は大手私鉄初の営業車全車VVVF化を達成した京王において、希少な直流電動機を装備した自社車両という意味でも注目の存在と感じますが、何時まで6000系の動態保存と言っても過言ではない姿が見られるのかも気になる所です。(京王線とは一部区間で併走し、比較的至近を走る小田急の検測車(テクノインスペクター)は、検測車1両を営業車の特定編成に牽引させており、京王は2両編成の増結・支線用編成もそこそこ保有している事などを踏まえると、その気になれば比較的ダイヤや所用編成数に余裕がある土休日などに、増結・支線用編成を牽引車として活用する事もできそうな気がしますので…)


またこの日デワ600形とDAXには高幡不動駅で遭遇しただけでなく、京王れーるランド見学中にも、多摩動物公園駅で営業列車とは別に「回送」の怪しい表示が見受けられ、もしや…と思ったら案の定こちらにも出没、場所が場所だけにかなりの注目を集めており、この編成への遭遇は京王れーるランド見学以上の収穫かも…と感じたものでした。

この日の幸運はこれだけに留まらず、色々あった一日でしたが、京王れーるパーク見学の感想・講評なども、近日中に取り上げたいと思います。