数日前MAKIKYUは、横浜市交通局の地下鉄・バス共通1日乗車券を利用し、市内各地を動き回る機会があったのですが、その際には市営地下鉄グリーンラインにも乗車したものでした。
MAKIKYUは現在横浜市内に居住している身ではあるものの、現住地とグリーンライン沿線は離れており、開業以来乗車したのは数回程度という状況で、余り利用頻度の大きい路線ではありません。
また開業が2008年と比較的日が浅く、小型車両によるリニア地下鉄と言う特異な規格も影響してか、他路線との直通運転も行っていませんので、開業以降の変化は少なく、趣味的な注目度と言う点でも今一歩と感じる方が多いかと思います。
しかしながら今年に入り、2編成の車両増備が行われており、日頃グリーンラインを利用する機会が少ないMAKIKYUは、先日この増備車両に初めて乗車したものでした。
この2編成は既存車両とは色々な差異が見られる車両になっており、比較的変化が乏しいグリーンラインにおいては、注目の存在とも言えます。
外観上の特徴としては、前面に細いグリーンライン(緑帯)が入り、LED式の行先表示がフルカラー化された事が目立ち、フルカラーLED化された行先表示は、表示様式も独特なものとなっているのが際立ちます。
他にもよく見るとテールライトの形状も変化しており、側面のラインカラーを示すステッカーも異なっているなど、既存車両と並べれば、間違い探しでもしているかの如く…という状況になっています。
車内に足を踏み入れると、扉付近に注意喚起の黄色いマーキングが施されている点は、最新車両らしいと感じる既存車両との変化点で、他にも案内表示用LCDモニター形状が変化しているなどの差異があります。
LCDモニターは4ヶ国語表示となっており、センター南の中国語表示は「中心南」、都筑ふれあいの丘の中国語表示は「都筑交流之丘」と表示されます。
韓国語表記の次駅案内は、韓国で一般的な「이번역」ではなく、日本国内の韓国語案内で一般的な「다음은」と表示されるのは少々感心できない気がします。
とはいえ空港連絡などを除く国内の都市鉄道において、4ヶ国語表示を行っている路線・車両はまだ少数派であるだけに、この様な表示を行っている事自体が評価できる所で、今後表示内容の改善や更なる充実が図られる事にも期待したいものと感じたものでした。