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小田急電鉄90周年・記念パンフ配布中

2017-04-03 | 小田急グループ

今年(2017)は日本国有鉄道(国鉄)が分割民営化したJR各社の発足30周年が注目され、大々的に報じられていますが、首都圏の大手私鉄・小田急電鉄(小田急)も開業から90年を迎える節目の年となっています。

今年の小田急はロマンスカーの既存車両・EXEの改装車「EXEα」の登場が話題になっているものの、小田急線~東京メトロ千代田線~JR常磐線各駅停車の3線で3社車両による相互直通運転開始をはじめ、快速急行や千代田線直通列車の大増発なども行われた昨春のダイヤ改正に比べると、大きな話題は少ない状況です。

来年複々線化事業が完成予定、また特急ロマンスカーの新形式車両登場も予告されている事も踏まえると、大イベントの年に挟まれた地味な節目の年と言っても過言ではない気もしますが、複々線化事業完成という大事業に向けた取組が順調に進み、複々線化事業完成が無事予定通り進行する事を願いたいと感じています。

ちなみに小田急は以前も70周年や80周年など節目の年で各種記念イベントを開催、90周年となる今年も幾つかのイベントが予告されていますが、現段階では営業車両への90周年記念のステッカー貼付などもなく、この点でも70周年や80周年の年に比べると地味な節目の年という気もします。


ただ地味な印象が否めない状況ながらも、90周年記念のパンフ(ODAKYU VOICE 小田急線開業90周年記念号)の駅頭配布などが実施されており、MAKIKYUも先日小田急線を利用した際、駅構内のパンフレット置場に置かれていた記念パンフを入手したものでした。


このパンフでは小田急線一部駅(新百合ヶ丘・町田・秦野・大和)駅の今昔や来年登場の新形式車両構想図を含む新旧特急ロマンスカーなどの写真が多数掲載されており、小田急ファンや小田急沿線民であれば是非手元に一部は…と感じる内容になっていますが、車両紹介で「小田急のシンボル」と謳っている特急ロマンスカーが大々的に取り上げられている反面、MAKIKYUが好きな一般車両に関しての紹介は…というのは少々残念な気もしたものです。


このパンフの裏面は「小田急線90周年のあゆみ」と称し、開業期(1927)~来春の複々線化事業完成予定に至るまで、小田急の主要な出来事に関して取り上げた年表となっており、こちらにも駅施設や車両などの写真も多数掲載、車両紹介の項では割愛されている一般車両の写真も幾つか掲載されています。

もっと言及して欲しい事も…と感じた面もありますが、限られた誌面の無料配布パンフにしては上出来、小田急線に興味・関心のある方には是非一度目を通して欲しいと感じるアイテムと感じたものですが、首都圏以外の土地に居住し小田急の駅へ足を運ぶのが困難という方も居られると思いますので、そのような方はこの記事の画像を見て楽しんで頂ければ…と思います。
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この記事で公開している写真は、全てODAKYU VOICE 小田急線開業90周年記念号の一部分を撮影したものです)

また既にODAKYU VOICE 小田急線開業90周年記念号に目を通された方で、このパンフに関する感想などありましたら、是非コメントもどうぞ。