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世田谷代田駅・小田急環境ルームを視察~事前予約で係員による案内も

2017-10-25 | 小田急グループ

先日小田急では海老名車両基地で毎年恒例となっている「ファミリー鉄道展」が開催され、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中でも、実際に海老名まで足を運ばれた方も居られるかと思います。

小田急は今夏保存車両解体騒動(複数両保存している形式の一部号車を解体し、車庫のスペースを捻出)もあり、ファミリー鉄道展の様なイベント開催だけでなく常設博物館設置を求める声も少なくない状況ですが、現段階では特に博物館建設に向けたリリースなどはなく、先日開館10周年が報道された(さいたま市の)鉄道博物館と共に「バーチャル鉄道博物館」が開館10周年を迎えています。


しかしながら小田急では有償の博物館程の規模はないものの、複々線事業工事の最終段階に入っている世田谷代田駅構内(改札内)に今春「小田急環境ルーム」を開設しており、小田急線の電車内でもこの環境ルームに対する案内などが告知されています。

MAKIKYUも今月、開設から半年強が経過した小田急環境ルームを視察する機会があり、小田急電鉄係員によるガイドツアー(要予約)に参加したものでしたが、ガイドツアー開催日と日程が合わない場合や、急に環境ルームを視察したくなった時でも、環境ルーム自体は世田谷代田駅の営業時間内なら何時でも見学可能です。


この小田急環境ルームでは小田急電鉄が取り組んでいる環境負荷低減に対する取り組みなどをはじめ、複々線事業の最終段階に入っている東北沢~下北沢~世田谷代田間の概略を示した模型などを見る事も出来ます。


ガイドツアー参加時は回生ブレーキ模型の操作、小田急が騒音対策として積極的に導入している防音車輪とそうでない車輪の叩き比べ、小田急電鉄の環境に対する取り組みを紹介したビデオなどを見る事も出来ます。
(車輪の叩き比べはガイドツアー参加者以外でも、自分でハンマーを持参すれば可能です)


回生ブレーキ模型はノッチ進段数に応じて電流計が変動するなどの高度な仕掛けはなく、一般向けに回生ブレーキの仕組みを分かり易く実感するためのものという印象でしたが、運転台自体は30000形EXEと同等との事です。


またガイドツアーでは環境ルームの展示視察だけでなく、まだ新しい駅舎になってから数年の世田谷代田駅構内の環境対策などに関する案内もあり、最後にはクリアファイルやエコ軍手、エコ石鹸などの視察記念品も進呈。
(エコ石鹸はVSE絵柄の包装・SE車絵柄のエコ石鹸は先日のファミリー鉄道展スタンプラリー達成賞として配布されたもので、対比用として並べています)

小田急ファンや世田谷代田駅の近隣在住者をはじめ、そうでなくても興味があるなら一度ガイドツアーに参加する価値はあるのでは…とも感じたものでした。