豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

ホンダ CR-Z INSIGHT・エクスクルーシブ

2011年10月30日 | クルマ&ミニカー

 金曜日に撮った写真の残りをアップ。

 まずは、CR-Zを真横から撮ったもの。この位置から見るとCR-Zのコンパクト・カーたる所以がよく分かる。インサイト・エクスクルーシブよりも一まわり(約30cm)短い。

         

 次は、エクスクルーシブを真横から見た写真。“low and short”なCR-Zに比べると、明らかに“low and long”である。

         
         
 つづいて、CR-Zを真後ろから撮ったもの。エクスクルーシブとよく似ていて、両車が兄弟であることが納得できる。

         

 下の写真はインサイト・エクスクルーシブの後ろ姿。

         

 2011/10/30 記

ホンダ インサイト・エクスクルーシブ

2011年10月28日 | クルマ&ミニカー

 昨日のネット上で、ホンダのインサイトにCR-Z(の1500ccエンジンとモーター)を搭載した“EXCLUSIVE”誕生!!というニュースが流れていたので、さっそく今日の午後、青山一丁目のホンダ・ショールームに見に行ってきた。
 第一印象は、現行インサイトより上質で、2年前ここに展示してあったインサイトのコンセプトカーに一歩近づいたように見えた。

         

 一番注目したのは、後席の居住空間。
 インサイトの後席は、CR-Zほどではないものの、かなり狭い。とくに頭上空間にゆとりがない。172センチのぼくでも、少し浅めに座らないと頭が天井に触れるくらいだった。

 ネット上の“EXCLUSIVE”三面図を見ると、3サイズ、室内サイズに変更はなく、後席シートの形状を変更して、居住性を高めたとあった。
 さっそく、まず後席に座ってみると、たしかに今までのインサイトの後席とは明らかに違う。これで、インサイトは「後席の居住性が悪い」という批判を免れることができそうだ。
 後席の居住性よりもスタイルとスポーティーさを選ぶ人はCR-Zに乗り、やっぱり4人乗車というシチュエーションを想定しなければならない人は“EXCLUSIVE”を選ぶことになるだろう。

         

 運転席シートはCR-Zに比べると着座位置が高く、頭上の余裕もあるので、乗り降りはかなり楽である。インサイトも最近のクルマの中では車高が低いクルマだったが(1425mm)、CR-Zに比べると随分高く、年寄りには助かる。

                  

 先日、何気なく徳大寺先生の「間違いだらけのクルマ選び」の1992年版を手にとって見たら、当時のクルマの車高がどれも低いのに驚いた。
 たとえば、当時から車高の低いホンダのシビックが1335mm、背が高いと思っていたシティーも1335mmしかない。トヨタでは、ターセルが1365mm、カローラ、スターレットは1380mm、MR-2に至っては1300mmもない(1240mm!!)。マーチがCR-Zと同じ1395mm、ブルーバードがやっと1405mm、クラウンでも1420mm・・・といった調子であった。
 いまCR-Zの運転席に座ると、極端に低いクルマに乗っている感じがするけれど、1992年だったら、誰でもこんなに背の低いクルマに乗っていたのだ。

                  

 さて、次の見どころは、「後方視界の改善」ということ。
 リア・ウィンドのまん中にスポイラーがあって後方視界を遮っているのだが、どのように改善されたかは分からなかった。現行インサイトのリア・ウィンドからの視界がどのようなものだったか記憶にないので。
 比較はできないが、今回のエクスクルーシブの運転席からの後方視界を確認すると、CR-Zの後方視界のほうがはるかに良い。CR-Zは全長が30cmも短く、ルーフの傾斜も急なためだろう。
 ただし、CR-Zは斜め後方の視界がやっぱり悪い。
 ↓の写真は、上がエクスクルーシブ、中がCR-Zのリア・ウィンド。ヘッドレストが立ててあったせいもあるが、その差は歴然である。
 下はCR-Zの運転席から見た左サイド後方。なんかゴチャゴチャしている。左折時や左側車線に車線変更するときなど、確認のため左後方に首を傾けるとこんな狭い視界では不安だろう。

         

         

         

 ルーフにはCR-Zと同じシャークフィン・アンテナが乗っている。ぼくはCR-Zのカタログを見るまで、あれがアンテナだとは知らなかった。近所の家の駐車場に置いてあるBMWのルーフに乗っているあれは何なのだろう? といつも不思議に思っていた。

         

 いずれにしろ、CR-Zを買う決断のつかない人にとっては有力な候補になるだろう。
 5ナンバー枠を守ったこともいい。プリウスのように「2400cc並みのパワー!」などとエコカーらしからぬ自慢をしないのもいい。できることならプリウスのように街中に溢れ返らないことを祈る。
 個人的には全長がもう少し短ければもっといいのだが、4390mmはちょっと長すぎる。トランクにゴルフバッグが2個積める必要がある人など、世の中にいるのだろうか。4人乗りでゴルフバッグ2個積んで、一体どんなゴルフをするというのだろう? 2人なら後席を倒せばよいし、4人でゴルフに行くならゴルフバッグが2個積めたところでどうにもなるまい。

          

 全長の短さと後方視界でCR-Z、5ナンバーの車幅と着座位置でEXCLUSIVE、スタイルはCR-Z、実用性はEXCLUSIVE。
 価格は、装備が違うので比べにくいが、スタンダードなCR-Zのαが249万8000円、ホンダNAVIが付くと278万4000円、EXCLUSIVEは標準で225万円、ホンダNAVI、16インチのアルミホイール付きで256万円。EXCLUSIVEはサイドエアバッグだけでもオプションで付けられるが、CR-Zは他の物と抱き合わせでないとサイドエアバッグをつけられない。どうしてだろう?

 なかなかパーフェクトなクルマというのはないものである。
 でも、CR-Z熱はちょっと冷めた。ドアも重かったし。そのCR-Zは、今日は外に展示してあった。

         
        
 2011/10/28 記 

HONDA CR-Z

2011年10月15日 | クルマ&ミニカー

 一昨年の秋だったか、まだ発売前のインサイトのコンセプトカーを青山1丁目のホンダ本社ショールームに見に行っていた頃は、並べて展示してあったCR-Zにはまったく興味が湧かなかった。
 それどころか、あんなクルマは、スヌーピーとチャーリー・ブラウンをイメージ・キャラクターとする、“Honda Green Machine”キャンペーンにふさわしくないではないか、とさえ思っていた。

         

 ところが、である。
 2、3週間前に、仕事で自宅から川崎市の大学に向かう途中で、前を走っているクルマの後ろ姿がとてもかっこよく見えた。クルマに疎いぼくは、一瞬ポルシェかなと思った。
 しかし、すぐに、そのクルマはホンダの“CR-Z”だと分かった。リア・ハッチの左側に“CR-Z”のロゴが着いているのだから、間違えようがない。

 その日以来、ぼくは“CR-Z”の虜になってしまった。
 10月10日締切の原稿を連休前に書き終えた際も、宅急便で送ればよいものを、わざわざ青山一丁目の出版社まで届けに行った。青山一丁目駅前のホンダのショールームに展示されているであろう“CR-Z”を見て、シートに座ってみるためである。

         
 
 ぼくがクルマを選ぶ時の条件は、いくつかある。
 まず5ナンバーであること、運転が下手なぼくは、車幅が1695mmをこえると、左側が怖い。全長は4200mm前後まで。これ以上長いと、前方に余裕がない駐車場での駐車が面倒くさい。
 ボディーの形状は丸いこと。だからニュー・ビートルやフィアット500などにはぐらっと来てしまう。
 そして、オートマで、サイドブレーキで、フロアシフトであること。長年の慣れで、今さらクラッチや、フットブレーキや、プリウスなどのような妙なシフトノブ(?)はご免である。
 年に2、3000km程度しか乗らないので、実質燃費がリッター10km以下でなければ、燃費にはそれほど拘らない。もちろん燃費が良いに越したことはないけれど、リッター30だの40だのという嘘表示には興味はない。アイドリング・ストップは今日では社会的義務のように感じる。
 最後に、一番大事なことだが、本体価格が200万円程度であること。アクセサリーや諸経費も含めて300万円以内に収まってほしい。

 さらに、最近加わった絶対条件が、国産車であること! 正直言うと、次はVWのPOLOか、アウディA1、アルファ・MITOか・・・、などと考えていたのだが、最近のスズキ対VWの争いを新聞で見ているうちに、だんだん腹が立ってきて、今や完全に国粋主義者になってしまった。
 絶対にVWなんか選ばない。絶対に国産車である! できればスズキを買ってやりたい。しかし、国産の“プレミアム・コンパクト”車って、何があるだろうか・・・。

         

 “CR-Z”は、こんな気持ちでいる時に出会った。しかし、上の条件は余り満たしていない。
 長さは4080mmなのでOK。写真などでは全長が結構あるように写っているのが多いが、実車を真横から眺めると意外に短い。まさに4080mmのコンパクト・カーである。しかし、幅は1740mmあるからアウト。しかも、幅は実際に見ると1740mmよりも広く見える。サイズの魔術だろう。全高が低いので、まさに“Low and Wide”(“but short”)である。

 オートマ、サイドブレーキ、フロアシフトは合格だが、シートの位置は極端に低く、腰痛の爆弾を抱える身にはきつい。ただし、座ってしまえば、運転席の前方視界はそれほど悪くない。と言うより、むしろ左右は見やすい。
 リア・ウインドウの真ん中にスポイラー(?)があって、後方視界を真っ二つにさえぎっているので、普通のクルマより後方の視界は悪い。しかし、スポイラーは邪魔だけれど、真後ろにいる人や物体は見ることができるので、これは慣れることができそうだ。
 ただし、ネット上や雑誌などの試乗レポートでも何人かが指摘しているように、左斜め後方の視界はかなり悪い。小さなリアガラスから後ろの視界は、1メートル近くあろうかと思えるほどのCピラーによって遮られ、車内のその部分には暗い闇が広がっている。バックモニター・カメラが必須アイテムになりそうだ。超広角カメラだというバックモニターの画面を実際に確認してみたい。

 後席は座って見たけれど、浅く座っても首をまっすぐに立てることすらできない。足を動かすこともできない。「緊急用」と書いている記事もあったが、緊急時でも大人は無理である。せいぜい小学校低学年の子ども2人が限界だろう。
 ただし、荷室はこの手のクルマとしては別格に広い。1週間の予定で夫婦が軽井沢にドライブするくらいの荷物は十分に運べる。しかもリアドアが真上に開くので、後方に余地がなくてもよい。
 “モーターファン別冊437号 ホンダ CR-Zのすべて”にもある通り、「“CR-Z”は実用性を犠牲にできる人だけが選べる、優雅なクルマ」なのである(59頁)。

         

 とにかく、一目ぼれである。
 しかし、今は、ビックカメラで840円で買ってきた1/32のPlayCastを眺めるだけである。

         

 欲しいなあ・・・、ホンモノが。

         

 * 写真は、1、5、7枚目がホンモノの“CR-Z”で、それ以外は、“Play Cast”の1/32 ダイキャストカー(シー・シー・ピー製)。

 2011/10/15 記