今年入ってきた新ゼミ生たちから、「みんなで江ノ島に行くので先生も行きませんか」と誘われた。
江ノ島はちょっと遠いからと言って断った。そのかわり、副都心線が東横線と直通になったけど、まだ一度も「元町中華街」まで行ってないので、横浜の中華街なら行ってもいいと提案したら、あっけなく「じゃあ、元町中華街に行きます」と返ってきた。
ということで、一昨日(5月2日)総勢14名の新ゼミ生を引つれて、横浜に出かけてきた。前日までの雨は上がって、出掛けは少し肌寒かったものの、天気もよく、絶好の遠足(?)日和だった。
(↑上の写真は中華街大通り入口の朝陽門。ただし朝ではなく、夕方帰りがけときに撮った写真。)
朝11時にみなとみらい線・元町中華街駅の中華街出口に集合。
ブラブラと中華街を歩きながら、11時半、予約しておいた重慶飯店本館に到着。入口には、本日のご予約様として、わがゼミの名前の書いてあるボードまで掲げてくれていた。
この日は平日だったので、それぞれが平日ランチ・メニューから好きなものを選ぶ。税込945円ながら、若い学生たちにも十分な分量と美味しさ。ネットで選んだのだが、正解だった。
食後、港を眺めながら山下公園を歩くと、海の香りが漂ってきた。
景色を見るために、塔に上ろうと思って横浜税関に入ったが、上には登れないと言われる。ぼくの勘違いで、塔からの景色が眺められるのは横浜市開港記念館だった。確かきれいなステンド・グラスがあったはずだ。
途中、神奈川県庁の屋上展望台にのぼる。ここからの景色も十分きれいだった。他の観光客がいないのもいい。
(↑ 上の写真は神奈川県庁屋上から眺めた横浜港。)
若葉の緑が眩しく、初夏の風が心地よい日本大通りを歩いて、横浜スタジアムを通り、石川町駅も通りすぎて、山手イタリア山公園に向かう。
けっこうな坂を登って、外交官の家にたどりつく。落ち着いたコロニアル風(?)の洋館。明治の外交官というのはずい分資産家だったのだ。
(↓ 下の写真は外交官の家の食堂。)
またテクテクと山手の高級住宅街を歩いて、山手カトリック教会を過ぎ、外国人墓地を通って、港の見える丘公園にたどり着く。
(↓ 下の写真は、山手カトリック教会と外国人墓地の向かいにあるレストラン)
バラの風味のローズ・ソフトクリームが美味しいと横浜在住の友人から聞いていたので探したが見つからない。しかたなく、近くのホテルの喫茶店に入る。
注文をとった後から、「ケーキは3種類しかない」、「アップル・パイしかなかった」、「アップル・パイも2個しか残ってない」と、とんでもない店だった。
(↓ 下の写真は港の見える丘公園から眺めたベイブリッジ。)
階段を下って、再び中華街に戻り、お土産を買ったり、立ち食いをするため自由行動になる。
ぼくは地図で探して、媽祖廟にお参りに行った。ちょうどこの日(5月2日)は媽祖様の誕生日だそうだ。ご利益があるといいけれど。
(↓ 下の写真が媽祖廟。「まそ」と入力するとちゃんと「媽祖」と出てくる。媽祖様のご威力はすごい!)
6時過ぎにふたたび集合して、みなとみらい線の元町中華街駅改札口で解散。
学生たちは、みなとみらい地区でまだ遊ぶようだが、ぼくはちょうど18時28分発の飯能行が来たので、これに乗って帰宅。
毎年、4月は「新歓コンパ」とか言って、大学周辺の居酒屋で飲み放題になるのだが、ぼくはあの「飲み放題」という酒の飲み方が大嫌いだった。今年は、ゼミ生の方から遠足に誘われて、風薫る初夏の横浜を歩くことができて大満足だった。来年からは新歓コンパはやめて、新歓遠足にしようと決めた。
ゼミ生たちもけっこう気に入った様子で、何人かは横浜リピーターになりそうな気配だった。
2013/5/4 記