京都、奈良の旅、二日目は京都の西、北の方を攻める。
この日も京都市バス1日乗り放題の乗車券を買って、10時に駅前を出発。
立命館大学衣笠校舎行きで、終点立命館大学へ。バスを乗り継いで最初は仁和寺へ。女房のお勧めスポット。「仁和寺の法師」という話は高校の古文で読んだが、仁和寺は修学旅行でも行ったことがなかった。兼好法師に書かれてしまったことで、仁和寺の法師は末代の恥をかかされてしまった。
ここの石庭は広々としている。(↑上の写真)
次は竜安寺。家永三郎「日本文化史」では、平安時代以降の仏教はあまり高く評価されていないが(親鸞を除く)、竜安寺と大徳寺大仙院の石庭だけは写真入りで紹介している。
いつ行っても庭の前は混雑していて、石庭の意味を考える雰囲気ではないが、今回も石庭前の縁側にずらりと観光客が並んでいた。
↑ 竜安寺石庭
その次は金閣寺。
最後に見たのは40年以上昔のことだが、その頃は金箔(?)は剥げ落ちていたが、今回は金色に輝いていた。
土産物屋で、イギリスに持っていったら喜ばれそうな、いかにも「日本的です」といったお土産物、しかもかさ張らない物を買い込む。
↑ 金閣寺(書くまでもないが・・・)
そして「日本文化史」のもう一つのご推奨である大徳寺大仙院へ。
この寺は高校の修学旅行の時にあまり好印象を持てなかったのだが、「日本文化史」にあるので立ち寄った。高校時代とまったく変わってなかった。
↑ 大徳寺大仙院
ふたたびバスに乗って、二条城へ。
高校の修学旅行の時は、濡れ縁(?)の襖は開いていたが、今回は色あせ防止のためとかで、すべて閉まっていた。
二条城は現在では京都市が管理しているらしい。所有者は誰なのか。
↑ 二条城の庭
夕刻になって、バスで駅前に戻る。またバスを乗り継いで、今度は三十三間堂に向かう。
息子が、鳥居元忠の血天井のエピソードをNHKの番組で見て印象的だったので行きたいということで、三十三間堂の向かいにある養源院を訪ねたが、すでに閉門してしまっていた。
↑ 智積院
ぶらぶらと歩きながら、智積院に行ってみたが、ここもすでに閉門。
智積院は真言宗なんとか派の総本山。真言宗は、偶然私たち夫婦の先祖の宗派だった。僕も女房も、祖母が「おんあぼきゃー ベーろしゃのー まかぼだらーまに はんどまじんばら はらばりたや うん ・・・」とお経をあげていたのを聞き覚えている。
そして、三十三間堂に戻り、国立京都博物館前(↑上の写真)からバスに乗ってホテルに帰った。
* 今回も、デジカメを「夕日モード」にしたままだったので、写真の色がおかしい。
2013/3/30 記