豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

きょうの軽井沢(2018年10月30日)

2018年10月30日 | 軽井沢・千ヶ滝

 9月~10月は何かと用事が多く、後期に入ってからは毎週、月曜から金曜まで仕事がつづいた。
 うちの大学では火曜日が会議日になっていて授業がないため、隔週の教授会がない週はほかの会議がなければ休めるのだが、この1か月半はすべての火曜日に何らかの会議が入っていたため、後期になって今日初めて休むことができた。
 普通のサラリーマンにとっては当たり前のことなのだが。

         

         

 1か月半ぶりに休みだったので、好天気に誘われて朝から軽井沢にドライブに出かけた。
 8時ころに家を出発。新座料金所付近で追突事故のため多少の渋滞はあったが、上里でのトイレ休憩を含め、約2時間で軽井沢に到着。
 上の写真は車窓から眺めた妙義山。

         

 きょうは碓氷軽井沢インターを降りて山道を登り、南軽井沢のプリンス通りに出てすぐのT字路をレイクニュータウン方面に左折して、発地市場に向かった。

         

 ここで野菜をミカン箱2箱分買ってから、千ヶ滝の家に向かう。
 冒頭の写真と下の写真はいずれも発地市場からの浅間山。浅間山絶景ポイントである。

         

 わが家の庭の木々も少し紅葉が始まっていた。 

         

 締め切った雨戸をあけて風を入れ、網戸のまま、追分そば茶家に出かける。
 駐車場で少し待ってから、11時15分の開店と同時に入る。
 温かい天ぷらそばを注文。11時台にもかかわらず、既に数組の客がある。12時前に店を出る頃には、順番待ちの客もあった。

 追分のすみ屋に寄って、野菜やリンゴを買って、ふたたび千ヶ滝に戻る。
 戸締りを済ませて、軽井沢ショッピング・モールに出かける。
 とくにお目当てはなかったが、誕生日が近い孫たちのプレゼントを2つ買う。

         

 3時までには軽井沢を出発する予定だったが、2時すぎにすでに日が傾きはじめていたので、2時過ぎに出発。

         

 帰路も上里で休憩して、4時半には帰宅した。


 2018/10/30 記


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ふたたび桜田淳子

2018年10月27日 | 本と雑誌

 断捨離のつづき。

 物置の段ボール箱を開けたところ、数十年前の<平凡パンチ>その他の雑誌が2、30冊出てきた。

 20年近く前にも、一度近所の古本屋を読んで古本を処分したことがあった。
 その時に、<平凡パンチ>や<週刊プレイボーイ>は処分したはずだったが、まだ残っていた。残したのかもしれない。
 1冊20円だったかで買い取られたが、神保町に行くと1冊1000円なんかで売られている。

         

 その時には、わが<法学セミナー>のバックナンバーも買い取ってもらおうとしたのだが、その古本屋は「この手の雑誌は売れないので、お宅のほうでゴミに出して下さい」とのたまって、持って行ってくれなかった。

 今回出てきた<平凡パンチ>や<GORO>は、職場に近い神保町の古本屋に売りに行ってみようと思う。
 記念に、わが桜田淳子が表紙の2冊をアップしておく。
 <平凡パンチ>は1974年11月10日臨時増刊、420円。<GORO>は通巻17号、1975年9月11日発行で280円とある。


 2018/10/27 記

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「クリスティー小百科」 など 

2018年10月13日 | 本と雑誌

 定年を1年半後に控えて、少しづつ“断捨離”を始めている。

 書籍はいざとなれば古本屋かゴミ回収業者に出せばよいが、厄介なのは書類である。
 「取扱注意」などと朱印の押された書類が時折混じっているので、1枚1枚確認しながら捨てるものと返却するものとに分けなければならない。
 1時間半程度作業をしても、せいぜい厚さ20センチくらいの束にしかならない。

 きょうも、午後の時間を割いて、ようやく厚さ20センチくらいの廃棄書類を1束を作った。

 その過程で、かつて書店で配られていた、各出版社の文庫本の案内冊子を何冊か見つけた。

 今回紹介するのは、そのうちの早川書房の冊子である。
 発行年順に行くと、
  1「エラリー・クイーン小百科」(早川書房、1979年9月)
  2「クリスティー小百科」( 同、1979年11月)
  3「ハヤカワ文庫への招待」( 同、1979年12月)
  4「クリスティー・ハンドブック」( 同、1981年6月)
  5「ハヤカワ・ミステリ 解説目録」( 同、1996年)

         

 上の4冊は、すべてA6判(?)、32ページの小冊子。
 都筑道夫、野坂昭如、田村隆一、植草甚一らのエッセイに続いて、主要作品の紹介や、登場人物のイラストなどがある。
 いずれも、その当時上映された映画の宣伝用のようである。
 1は「配達されない3通の手紙」(松竹系の日本映画である!)、2は「ナイル殺人事件」(EMIフィルム[そんな映画会社がったらしい]、東宝東和配給)、4は「クリスタル殺人事件」(“EMI、東宝東和提供”とある)の宣伝が裏表紙に載っている。
 「配達されない3通の手紙」のポスターには妖艶な松坂慶子が写っている。現在放映中の朝の連続ドラマの太めの女性と同一人物とはとても思えない。

 最近は地上波で見るべき番組がほとんどないので、BSを見ることが多いが、アガサ・クリスティーのポワロやミス・マープルの再放送、再々放送、再々再放送・・・がやたら繰り返される。
 4に載っていた「ミス・マープル人名録」は、今後登場人物を見るときの役に少しは立ちそうである。

            

 ハヤカワ・ミステリは最初のうちは(と言っても1960年代だが)、ビニールカバーなどついてない光沢のある表紙だった。
 例えば、せっせと読んだ「87分署」シリーズや、当時好きだったウィリアム・アイリシュ「黒衣の花嫁」、ニコラス・フリーリングの「雨の国の王者」などはビニールカバーはなかったと記憶する。
 その後ビニールカバーがつくようになったのだが、数十年を経過すると、このビニールカバーの劣化に悩まされている。

 残念ながら、ここ10年以上ハヤカワ・ミステリの新作はまったく読んでいない。
 最後に買ったのが何だったかすら覚えていない。


 2018/10/13 記


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近藤昭二 『誰も知らない死刑の舞台裏』

2018年10月12日 | 本と雑誌

 法学部1年生の文献講読で、川名壮志『密着・最高裁のしごと』(岩波書店)を学生たちと一緒に読んでいる。

 同書のテーマの1つが死刑なので--正確には、検察官の無期懲役の求刑に対して死刑を宣告した1審の裁判員裁判を高裁および最高裁が覆した事件--、新聞に広告が載っていた近藤昭二 『誰も知らない死刑の舞台裏』(二見レインボー文庫)を読んでみた。

 著者もレインボー文庫というのも知らなかったので、まったく期待しないで読んだのだが、失礼ながら意外にも大変に面白かった。

 死刑関連の本はけっこう読んでいるので、知っている話も少なくなかったが、日本の死刑の歴史、世界の死刑の動向、著名事件や死刑囚のエピソードの紹介などが、きわめて手際よくまとめられている。

 具体的な死刑執行の方法や--とくに電気椅子や毒ガスによる死刑執行など--、特定の死刑囚の死刑執行時のエピソード--雅樹ちゃん誘拐殺人事件の本山死刑囚ーーなどは、具体的すぎて、読んでいて気分が悪くなるかもしれない。

 反対に、大阪拘置所長が録音していたある死刑囚の執行前夜から当日までの言動--姉との会話、刑務官への挨拶、辞世の句などは読んでいて目頭が熱くなった。
 昭和の事件の背景には、今日では想像しがたい貧困が横たわっている。

 著者は死刑制度に反対の立場のように思われるが、声高に死刑廃止を訴えるのではなく、のちに冤罪であることが判明した死刑囚や、かなり疑わしい死刑判決に対して再審請求中に死刑が執行されてしまった死刑囚の例などを冷静な筆致で紹介しており、かえって怖さが滲み出ていた。

 学生たちにも死刑制度を考える入門書として読ませたい1冊である。

 * 近藤昭二 『誰も知らない死刑の舞台裏』(二見レインボー文庫、1998年、2008年に出た本の新装改訂版だそうだ)。


 2018/10/12 記

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