今年も卒業式が終わり、ゼミ生たちが巣立っていった。
大したこともしていないのに、花束をもらい、感謝の言葉を綴った色紙などをもらうと、もっと優しく接してやればよかったのに、厳しすぎたのではないかなどと反省する。
夏合宿の折には、ぼくの本学勤続15周年祝いといって、こんなチョコレートケーキを山中湖まで運んできてくれるようなゼミ生たちである。
社会人となるゼミ卒業生に贈る言葉は、今年もまた山口瞳の“新入社員諸君!”である。
もう今日では古くなっただろうか。彼らの社会人生活に役立っているのだろうか。
今年は、入職時の学部長、この大学に迎えて下さった先輩など、お世話になった同僚の先生方が何人か定年を迎えられたため、3月に入ってから先生方の送別会も続いた。
春は別れの季節である。
2016/3/28 記