豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

シトロエン2CV

2022年07月18日 | クルマ&ミニカー
 
 昨日、この<豆豆先生の研究室>の「アクセス解析」を見たら、「シトロエン2CV サファリ」について書いたコラムがアクセス数の上位にランクインしていた。

 ここ10年近くはミニカーに興味がなくなっていたが、久しぶりに google で「シトロエン2CV」を検索してみると、「シトロエン2CV」のミニカーが何と660円で売りに出ていた。
 「[増補版]週刊デル・プラド カーコレクションⅡ 世界の名車ガイド No.35 シトロエン2CV」(扶桑社、本体1600円+税、発行年月日は記載がないが、消費税が5%となっている)。
 これの中古(新品の売れ残りだろう)が660円で出ていたのである。送料が680円で、本体価格より高いが、即刻ワンクリックで購入した。そして今日の昼すぎに到着した。休日も発送をしていたようだ。

     

 よくあるパターンで、B5判、厚さ5センチくらいの箱型のケースに、シトロエン2CVの 1/43 のミニカーと26頁のブックレットが入っていた。

    

 ミニカーの質感は値段なりだったが、ひどく悪くはなかった。プラスチック・ケースがきゃしゃなのが難点か。
 色はランチアのミニカーと同じような草緑色(?)。フランス人はこんな色が好きなのだろうか。悪い色ではない。
 意外に細長いクルマだということは前に気づいたが、今回のブックレットを見ると、実物は 3830mm(全長)X 1500mm(全幅)X 1600mm(全高)となっている。 
 全長は最近のコンパクトカー(5ナンバー車)とほぼ同じで(ミラージュくらいか)、全高は最近のクルマより高く(シルクハットを脱がないで座れる高さだったという)、全幅は約20センチ狭い。

     

 2CVの実車を最後に見たのは、2014年の春にイギリス旅行をしたときだった。最終日に、ロンドン、キングス・クロス駅前を走っている黄緑色の2CVを見かけた(上の写真。2014年3月30日19時ころ)。 
 若い頃には欲しいクルマ、乗りたいクルマだったが、今ではまったく乗る気にはならない。ミニカーを見て楽しむだけで十分である。

 ところで、このクルマ「シトロエン2CV」は何と発音するのだろう? 1970年代にこのクルマを所有していた友人が「シトロエン ドゥー セ ヴォ―」と呼んでいたから、ぼくもそう呼んできたが、フランス語で「V」は「ヴォー」とは発音しない(「ヴェ[ve]」だろう)。フランス人は何と呼んでいるのだろう?

 2022年7月18日 記

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ホンダ E (honda-e)

2020年08月28日 | クルマ&ミニカー
 
 ホンダの電気自動車の市販開始が公表された。

 外形は以前から時おりインターネット上で予告されていたモデルと大きな違いはない。
 この外見にぼくは期待していた。
 懐かしいホンダN360と表情が似ていたからである。

            

 ぼくは最後に乗るクルマは、ぼくにとっての「懐かしの」クルマにしたいと思ってきた。
 わが家の最初のマイカーはスバル360だったので、スバル車も考えたが、インプレッサの車幅が肥大化して1740mmを上回ったあたりで、候補から落ちた。

                   

 上は、スバル360のミニカー、下はスバル1000と学生時代のぼく。場所は旧軽井沢ロータリー近くの町営駐車場である(当時はこんな簡素な駐車場だった)。

                   

 
 その後長く乗ったカローラの後継車でもいいと思ったが、ランクスを最後にハッチバックはなくなってしまった。
 最近出たヤリスにはちょっと魅力を感じている。価格も手ごろで、サポート・システムも高齢ドライバーにはありがたい。

 そして、ホンダである。
 大学生時代に初めて友人たちとドライブで遠出した時に(といっても行先は軽井沢だったが)乗ったのが、友人の親父さんから借りたホンダN360だった。このコラムで何度か書き込んだ。

                   

 そのホンダN360に似た表情のホンダEも悪くはないと思っていた。
 しかし、今朝の新聞に載ったホンダのプレス・リリースを見て驚いた。
 価格が451万円というのだ!
 最近はエコカー減税も以前ほどではなく、せいぜい2~30万円程度らしい。300万円くらいでも迷うのに、400万円では断念するしかない。

 サポ・システムはありがたいが、クラウドAIによる情報提供だのスマホでドアの開閉ができる、その他は、CDをCDプレイヤーにつっ込んで聞いているぼくには無用の長物。こういうのをすべて削ぎ落とした廉価版を出してくれないだろうか。
 会社全体として販売車のCO2削減が要求されているなら、庶民にも手が届く価格設定の方が売上高は上がると思うのだが。しばらくはプレステージ・カーか。

            

 300万円でも、わが豆豆先生ことミスター・ビーンの愛車だったミニも買える。
 
 そもそも、現在載ってるマツダ・デミオに何の問題も生じていないので、デミオでわがクルマ生活は終わるかもしれない。

 
 2020年8月28日 記


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エディンバラのカローラ

2014年11月22日 | クルマ&ミニカー

 今年の春3月に、イギリス旅行をした際に、エディンバラのウェーバリー駅近くのジュリーズ・イン前の路上で見かけた、トヨタ・カローラ。

 ヨーロッパでは、カローラはわが国でいうカローラ・ランクスのこと。たぶんセダンは輸出(海外生産)していないらしい。

          

 紺色で、かなり初期のタイプのクルマだった。
 旧聞に属するが、別の写真を探していたら出てきたので。

 2014/11/22 記

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徳大寺有恒さん

2014年11月09日 | クルマ&ミニカー

 徳大寺有恒さんの死亡記事が昨日の夕刊に載った。74歳、急性硬膜下出血とある。

 徳大寺さんの本はたくさん買ったし、この“豆豆”でも何度か触れたけれど、かなり影響も受けた。

 彼のクルマ評が、ほかのモーター・ジャーナリストたちと決定的に違っていたところは、彼がクルマを「文化」ととらえ、ニッポン社会との関係を常に意識しながら評価しつづけた点だと思う。
 
 彼の本を読むと、ただ懐かしいクルマを思い出すだけでなく、そのクルマが街を走っていた当時の雰囲気がよみがえってくることがある。とくに「間違いだらけの・・・」が最初に出た1970年代後半からは、「クルマ選び」の基準を語っているようで、実はクルマと日本社会との関係を考え続けていたように思う。

         

 彼の言葉のなかで一番印象に残っているのは、ホンダN360に関するもので、「当時の若者の中にはこのクルマでロング・ドライブに出かけた者もあるだろう」という一文である。
 まさにぼくも、大学生の時に友人3人で友人のおやじさんのN360を借りて、軽井沢にドライブに行った。最高速度が100km程度の小さな車だったが、狭かった印象はまったくない。ただただ楽しかったことを懐かしく思い出す。

            
         
 彼には「ぼくの日本自動車史」という本もあるが、戦後の日本のモータリゼーションと軌を一にしてきたわが家のマイカーの歴史も、彼の本によって回顧することができた。

                  

 わが家の最初のマイカー、スバル360に乗った、2年前に亡くなった母の写真なども、徳大寺さんの本がきっかけで、このコラムでクルマのことを書くようになったので、再発見したのである。
            
      
 なかには、長くわが家のマイカーであったカローラを「所有する喜びのないクルマ」などと貶していたが、クルマを所有する「喜び」などに価値を見出さないぼくには痛くも痒くもない評価だった。
 むしろ、自分の所有するクルマでしか自己表現できない人が情けなく思われた。

            

 「カローラの中であえて選ぶならランクスだろう」とも書いていた。現在10年目を迎えたわがランクスに決めたのも、この徳大寺さんの言葉の影響かもしれない。
 ランクスを選んだことに「間違い」はなかった。  
         
            

 実質的には「間違いだらけのクルマ選び(最終版)」が出た2006年で、ぼくと徳大寺さんの“関係”は終わっていたが、それでも、「次のクルマは何にしようかな?」と考えるときは、いつも徳大寺さんだったらなんと言うだろう?と想像してしまう。
 いま、デミオにかなり心が傾いているが、彼はなんというだろうか。そろそろ(いや、実はかなり以前から)彼も日本車を選ぶのは「間違いではない」と思っていたのではないか。

                 

        
 以前、彼がお茶の水界隈の行きつけの天ぷら屋だったか豚かつ屋だったかで食事をしているのをテレビ番組で見たことがある。
 「間違いだらけの食生活」と言いたかったが、彼の自己決定であり、ぼくがとやかく言うことではない。
 ぼくが徳大寺さんの本に影響を受けながらも、最後は自分でクルマを決めるのと同じである。

 月並みだけれど、ご冥福をお祈りしたい。

 2014/11/9 記

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マツダ・デミオに乗ってみた

2014年11月04日 | クルマ&ミニカー

 昨日、11月3日、近所のディラーから電話があって、「デミオのディーゼル車が入ったので、乗ってみませんか?」という誘いがあり、学会の精算も終わって一段落したところだったので、出かけて来た。

 ディーゼルの試乗車は真っ赤な“XD-ツーリング”というやつ。営業さんは「クロス・ディー」と発音していた。

 近所を30分かけて走った。
 感想は、一言でいえば「いい!」。YOU TUBEで、河口まなぶや竹岡圭たちが言っていた通りだった。
 
 ハンドリングがしなやかで、加速フィールもスムース、トルクの付き具合も自然で、stop and goの多い街中走行でもストレスなく先行車についていける。
 エンジン音は、わがランクスよりは車内に入ってくるが、確かに不快ということはない。
 ボディ剛性などといったことは僕にはわからないが、いずれにしろ、そんなことが問題になるような乗り方をする気はないし、ボディーがヤワな感じは全くなかった。

 とにかく乗っていて心地よかった。
 「人馬一体」というのは時代錯誤で実感しないが、“Zoom Zoom”というのは、このことなのだろう。
 視界、見切りも悪くない。運転席シートを高めに設定すれば、ボンネット左端もわずかだが見える。

         

 難を言えば、XDツーリングのタイヤはややゴツゴツ感があること、アイドリング・ストップ後の始動時にガクッとくること、あのマツダのコネクト何とかというのが煩わしそうなこと、そしてやっぱり後席が狭いことか・・・。
 あとは価格だが、あれこれオプションを付けると250万円近くなる。この値段だと、ポロだのMITOだの、MINIなども手が届く範囲に入ってくる。

 その後、1300ccのガソリン車にも乗ってみた。
 こちらもハンドリングはしなやか、加速はスムース、街中では何の不満もなかった。ガソリン車の方がエンジン音は静かで、乗りなれたランクスに近い感覚である。

 僕には15インチタイヤを履いたXDがベストチョイスか。

 2014/11/3 記
 

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TINTINとLancia Aprilia 1939

2014年07月01日 | クルマ&ミニカー

 6月は1本も書き込めなかった。このままでは、何か面倒なこと(IDパスワード等を入れないと開かなくなってしまう)になるので、苦しまぎれに書き込む。

 これといったテーマもないので、勉強机の脇に飾ってある,フランス土産の“TINTINの乗ったミニカー。

 クルマは“Lancia Aprilia 1939”というのらしく、TINTIN(タンタン)の“Tintin au pays de l’or noir”(1950)の55ページという出典が、ミニカーの箱に書いてある。

 Tintinの漫画も知らなければ、ランティアの歴史も知らないのだが、「知る人ぞ知る」なのだろう。

 ついでに、同じくフランス土産の文字盤にTINTINが描かれた腕時計も添えておく。

 きょうはこれだけ。7月も書き込みの時間はとれるかどうか・・・。

 2014/7/1 記

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ホンダ FIT 3 を見てきた

2013年09月20日 | クルマ&ミニカー

 9月19日(木)

 都庁にパスポートを受け取りに行ったついでに、大江戸線で青山一丁目まで足を伸ばし、ホンダのショールームで新しいFIT 3を見てきた。

 一番の収穫は新しいFITではなく、なんと“HONDA N360”の実車が展示されていたこと!
 学生時代に友人と一緒に軽井沢に出かけた際に乗っていった、あのN360である。
 白い塗装も綺麗、ホイールカバーも綺麗に輝いていて、こんな綺麗なクルマだったかと訝しいくらいである。
 写真から回想していたのよりも大きな印象。これなら大学生3人で乗ってもそれほど狭くはなかったかもしれない。

        

 ついでに、その横に展示されていた“HONDA S600クーペ”もアップしておく。ただし、このクルマには、ぼくは何の感慨もない。
 1つ前の“HONDA S500”は、価格当て懸賞に応募した記憶がある。当時ぼくは中学2年か3年だったが、「車が欲しい!」と思った最初のクルマである。

        

 そして、いよいよ“FIT 3”である。
 結論的に言えば、すごく気に入った。

         

 まず顔がよくなった。
 FITらしくないという人もいるけど、ぼくは今までのFITの顔が嫌いだったので、むしろ歓迎できる。
 今までのFITはボンネットが短くて、猪か豚の鼻みたいで嫌だった。今回のFIT3はボンネットが少し長くなっており、今までと印象が変わった。今までのFITの顔が好きだった人には違和感があるだろう。
 「やんちゃ顔」とか言うけれど、所詮この程度の大きさのクルマでは「やんちゃ」もたかが知れている。ぼくは気にならなかった。

        

 問題はサイドのエッジ・ラインである。
 最近の流行なのか、キャラクター・ラインとか言って、彫刻刀で削ったような妙なエッジが2本入っている。
 島下泰久氏のコメントでは、このラインのことを「ビミョー」と書いているが(モーターファン別冊「新型フィットのすべて」46頁)、ぼくにとっては致命傷に近い刀キズに見えた。特に上のラインがよくない。下のラインだけだと「デミオのパクリ」といわれるのを恐れたか。
 従来のFITのサイドの方がはるかにすっきりしていてクールに見える。このラインで何を表現したかったというのだろうか。日産ノートのサイド・ラインよりも更にうるさい。
 このラインさえなければ、ぼくとしてはFIT3は無条件で「買い」だったのだが、このラインのために、「欲しいけれど、あのエッジ・ラインを我慢できるか」という踏み絵を迫られることになってしまった。

        

 そして、リア。
 これもよい。もともと2代目FITのリアをぼくは好きだった。ベンツAの後ろ姿よりもいいとさえ思っていた。今回のリアは、FIT3の「売り」の1つだそうだ。車格(こんな単語がワードの変換の第2候補に入っていた!)をランク・アップさせたというが、車格感(?)などにかかわりなく、悪くない。

 
 インテリアは写真を撮り忘れてしまったが、これもいい。相当に質感が高くなった。
 「質感が上がった」などという宣伝で、期待して実車を見に行ってもほとんどの場合、「何だ、この程度・・」とがっかりさせられるが、今回のFIT3は間違いなく質感が上がっている。展示してあったのはハイブリッドのブラック内装だった。
 FIT・15Xは、VW・ポロに優っているという記事もあった(「新型フィットのすべて」37頁)。この雑誌は紹介するクルマを褒めすぎる傾向があるが、少なくとも室内の質感はポロに並んでいると思う。
 未だに「ガイシャ」の方がありがたいと思っている人でなければ、FITで十分だと思う。

 心配していたシフト・ノブ(レバー?)も使いやすかった。これに違和感があったらハイブリッドはやめて普通のシフトがついたガソリン車(15X・L)にしようと思っていたが、これならぼくのような年寄りがフロア・シフトから乗り換えても大丈夫そうだ。プリウスより形もいい。
 視認性はやや落ちた印象。2代目ほど開放感はない。ボンネットの先端も見えない。リアウインドウもやや狭くなったか。
 ドライバー席のアームレストも中途半端。あれなら、いっそないほうがよい。物入れの蓋くらいに思っておいたほうがよさそう。
 後席のアームレストも、もし後席に3人で乗るとしたら、真ん中の人の背中が痛くなりそう。わがRUNXの後席アームレストの方がよい。

 ボディカラーは、スカイブルーやスポーティーブルーというのを見たかったのだが、シルバーしか展示してなかった。シルバーも青空に映えていたが、雲りの日にはどうだろうか。

 いずれにしろ、買い替えの第1候補に躍り出たことは確か。

 ついでに、横に置いてあったGSもアップしておく。

        

 

 2013/9/19 記

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三菱 ミラージュ

2013年07月21日 | クルマ&ミニカー

 その昔、“三菱ミラージュ”は、ぼくの好きなクルマの1つだった。

 カラフルなボディ・カラーと、シンプルな造形がヨーロッパの街並みに溶け込んでいた。東京でも時たま見かけたが、10年近く前に大阪で見かけて以来、まったく見なくなってしまった。

 前モデルから13年ぶりとかで、昨年モデル・チェンジした。あまり気に入らなかった。
 テレビのコマーシャルが悪い。三菱の販売店の店頭で、変な腰つきしながら「乗ってミラージュ!」って、何ていう売り方だ。
 ぼくだったら、ミドル・エイジの女優さんを乗せて、ヨーロッパの街中を走らせる。せめて神戸・・・。ラストで、彼女がクルマから降りてドアをバタンと閉め、ミラージュの横顔で画面が止まる。
 昔は、ミラージュやジェミニなどのCMはヨーロッパで撮影していたものだが。

         

 発売された頃は、全然気に入らなかったのだが、先日知人の葬儀で中目黒の実相会館へ行った帰り、中目黒駅前のビルの2階の韓国料理店で昼食をとった。
 その帰り、ふと下を見ると、おしゃれに黒く輝く小さなクルマが止まっていた。なんだろうと思って近づいてみると、三菱マークと“MIRAGE”のロゴがあった。

 妙なカラーのミラージュばかりが目立つが、今度のミラージュは小さな塊感のある黒か白がいい。

         

 話は変わって、昨日あたりから、9月に発売開始になるホンダ・フィットの3代目の写真がネット上に公開されている。
 サイドのエッジラインがフロント部分でガクッと下がっているのが気になるけど。

         

 何も書き込まないと、2か月間書き込みなしで削除されてしまうので、一言・・・。
 この夏も、8月8日までは東京その他で所要があり、軽井沢には行けない。 

 2013/7/21 記

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ホンダ N - ONE を見てきた

2013年05月31日 | クルマ&ミニカー
 きのう、5月30日、青山1丁目の出版社で編集会議があり、少し時間より早く到着したので、ホンダのショウ・ルームで“ホンダN-ONE”を見て、ちょっと座席に座ってみた。

 やっぱり軽だけあって、よく言えばルーミーな感じだが、とくに左右が狭い印象。プレミアムな軽という割にはシートもイマイチだった。
 このクルマは、かつての“ホンダN360”をイメージしてデザインされたらしいが、N360の写真を引っ張り出して比べてみると、確かに正面からの顔はどことなく似ている。
 「眼」(ヘッドライト)の周辺が似ているのだろう。

                

 実は、ホンダN360は、ぼくがまだ大学生だった今から40年以上前に、友人と軽井沢にドライブに行った時のクルマである。
 千ヶ滝西区のカラマツの森(?)あたりで撮った写真が今も残っている。3人で出かけたのだが、狭かったという記憶はまったくない。                
 
 2013/5/31 記

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スバル “レックス・コンビ”

2012年02月22日 | クルマ&ミニカー

 何か書いておかないと、2006年2月以来つづいているこのコラムの書き込みが1か月以上途絶えてしまう。
 たいして書くこともないのだが、正月に上の息子が遊びに来た時に、祖母が持ち出してきた息子の写真の背景に、わが家の古いマイカースバル“レックス・コンビ”が写っていた。

 最初の写真は、「1982年12月11日」という日付があるので、三輪車に跨っている息子の1歳の誕生日の写真のようだ。

 スバル“レックス・コンビ”は1981年に2代目が発売されたらしいから、2代目のレックス・コンビだと思う。
 この軽自動車の後部座席に小さかった息子を乗せて軽井沢にドライブにも行った。

       

 次の写真は小学校入学式の朝の写真で、「1988年4月6日」と日付が入っていた。
  もっと小さな“スバル360”で、しかも大人4人で碓氷峠を登ったことを考えれば、レックスで難儀をしたという思い出はない。


 ちなみに、隣りに並んでいるのはスバル1100かレオーネだと思う。

 2012/2/22 記

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トヨタ “アクア” を見てきた

2011年12月27日 | クルマ&ミニカー

 池袋、サンシャイン通りの“アムラックス トヨタ”池袋展示場に行って、きのう26日に発売された“トヨタ アクア”を見てきた。

         

 1階のフロアにはブルーが1台だけ展示してあり、その他のボディーカラーはすべて3階に展示してある。
 そのブルーのボディーの“アクア”を見た第一印象は、「悪くない」。これまでネット上の写真で見た印象よりは、はるかに良い。ただし、展示場のカクテル光線に照らされて輝く展示車両は、どのクルマも街中で見るより数倍きれいに見えるが。

         

 全10色を見たなかでは、第1位=ブルー、第2位=ライムホワイト、第3位=スーパーレッド、の順。まったく「個人の感想」で、ぼくはどんな車でもこの3色(トリコロール)が気に入ってしまうのだが。
 還暦も過ぎたので、「元気の出る赤!」とも思っているのだが、アクアの赤はちょっと違った。もともと“aqua”(=水)というネーミングのクルマに赤は似合わないか。

         

 ただし、普通のホワイトとライムホワイトは並べてみると確かに違う色をしているが、街中で単体で見たら区別がつくだろうか。

         

 ブラック、グレー系統はこのコンパクト・カーには合わない。展示場でも隅の方に置かれていて、影が薄かった。
 イエローも個人的に好きな色ではない。その昔、SB食品の懸賞で当たった宣伝用ルノー(?)を思い出す(わかる人にはわかってもらえるだろう)。
 展示車もイエローだけはエアロパーツをまとっていた。その手の人が選ぶカラーなのだろう。 

         

 このクルマのテーマ・カラーらしいシトラスオレンジ、クールソーダともにいまいち。クールソーダはこの時期に寒々としていて、つい写真を撮るのも忘れてしまった(と思っていたがカメラの中に1枚あった)。

         

 さて、室内はどうか。大体は“ヴィッツ”の広さと質感と思えばよいだろう。わがランクスよりは明らかに狭く、運転席に座ると助手席が近く感じる。

         

 運転席の足元も狭い。フットレストが、かなりブレーキペダルに近い。

         
         
 シートも大きいというが、ぼくは今乗っているランクスもそうだが、どうもトヨタのシートと相性が悪く、ジャスト・ポジションが得られない。
 ほとんどの展示車がGグレードのアース・ブラウンという色のインテリアだったが、Sグレードに比べると圧倒的にGのインテリアの方がよい。
 フロア・シフト、サイド・ブレーキはよいが、シフト・ノブやエアコンのスイッチなどのプラスチックの加飾などもテカりすぎ。

 後席は、ちょうど試乗している人が降りようとしていたのでシャッターを切った。頭上はやや厳しそうである。改良されたインサイト・イクスクルーシブくらいか。

         

 アクアも悪くはなかったが、今乗っているランクス(8年目、2万6000キロ)を10万円か20万円で下取りしてでも買い替えようという気にはならなかった。

 “アクア”は燃費を強調するが、年に4000キロも乗らない私にとって、リッター35キロとか40キロはあまり決定的な要素にはならない。「エコ」というのも嫌いだ。本当に「エコ」を考えるなら、ハイブリッドだろうが電気だろうが、クルマなんかに乗ってはいけない。
 地球には申し訳ないけれど、ぼくは年に3000キロちょっとは自分の好きなクルマに乗りたいのである。

 アクアは、まだまだ、スイフト、デミオなどと並ぶ“one of them”にとどまる。

         

 2011/12/27 記

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スズキ “スイフト” 頑張れ!

2011年11月20日 | クルマ&ミニカー

 なんだかんだ言って、今現在ぼくが一番気に入っているクルマはスズキの“スイフト”である。

 理由その1. 戦う中小企業魂!
 あの巨大企業フォルクスワーゲンと戦っている、というか、悪戦苦闘していること。
 きょうの朝刊にも、スズキがVWを相手に株式の譲渡だか、提携の解消だかを求めて国際商事仲裁の申し立てをしたという記事が載っていた。

 何はともあれ、日本人としては日本の企業には頑張ってもらいたい。
 “アクア”、“CR-Z”、“デミオ”、・・・と、まだまだ迷うだろうけれど、いずれにしても国産車である。外国車を選ぶことは絶対にない。
 ちょっと前までは、“アルファ・ミト”だの、“VW・ポロ”だのにも触手を動かされたが、いまはその気はまったくなくなった。

         
         
 理由その2. なぜか軽井沢!
 YOUTUBEで、“岡崎吾朗のクルマで行こう スズキ新型スイフト・スペシャル”という番組を見つけたのだが、岡崎吾朗氏と藤島知子さんが新型(現行)スイフトの試乗ドライブに行った先が軽井沢だったこと。
 新車の試乗というと、どうしてみんな箱根に出かけるのか、どうして軽井沢ではいけないのか、ぼくには不思議だった。
 軽井沢にだってワインディングはいくらでもある。碓氷軽井沢インターから72ゴルフ場あたりまでは、高低差もあるうえに結構カーブはきつい。あそこで試乗すればいいのに、といつも思っていた。
 そうしたら、この番組では、まさにあの山道をスイフトで登り、下っていた。それが気に入った。

 ついでに言えば、「別冊モーターファン444号 新型スイフトのすべて」の写真の何枚かも、おそらく軽井沢で撮影されたものと思われる(38、39、44頁など)。
 軽井沢の木々の緑にはブルーのボディーが似合うのである。

 理由その3. シルクロードを逆走! 
 同じくYOUTUBEのスズキ“スイフト”(SUZUKI SWIFT)を紹介、批評するコーナーの国際的なこと。
 たいていの日本車の紹介は英語かドイツ語だけだが、“SWIFT”は英語、ドイツ語もあるが、ロシア語、ハンガリー語(?)、インド(英語だけど・・・)、イタリア語、不明の音声、文字の国、と実に多様である。

 2年前に東ヨーロッパを駆け足で旅行したときも、ワルシャワやブタペストの街角でスズキ・アルトをしばしば目にして、スズキの凄さを感じたが、YOUTUBEでも“SWIFT”の国際的な認知度がうかがえる。
 そう言えば、2004年に中国に行ったときも、ALTOが多いのに驚いた。
 アメリカ、(西)ヨーロッパだけが「世界」ではない。

 中国、ロシア、東欧、インド、そしてイタリアへと、“SWIFT”はシルクロードをローマに向かっている。VWもきっとスズキのこの国際的な販売力がほしかったのだろう。

                  

 理由その4. アンチ・ステイタス!
 そんな国際性をもちながら、“SWIFT”をあえて“スイフト”と呼んでしまうところがいい。
 某先生の「ジャグァー」、「メルツェデス」などという表記は鼻につく。しかし、“SWIFT”は「スウィフト」と表記してもバチは当たらないと思うのだが、あえて「スイフト」ときわめてニッポン的に表記しているのがいい。

 さらにデザインもどこかアルトの面影を残している(リアドアガラスのCピラー側など)。初代スイフトは、軽自動車を5ナンバーにしただけなどと批評されたが、まったく悪びれずスズキのDNAをあえて(?)刻印しているところがいい。
 クルマでステイタスを誇る!などという恥ずかしい振舞いをしないのがいい。

 理由その5. 結局はクルマの出来!
 みんながあげることだが、ボディ・デザインと足のよさ。
 実は試乗したこともないのだが、YOUTUBEの動画を見るだけでも後輪の接地のよさが分かる。

 あえて難点をあげるなら、最上級のXSにはサイド&カーテン・エアが標準装備されているが、アイドリング・ストップをつけることができず、逆にXL,XGにはアイドリング・ストップが標準装備されているが、サイド&カーテン・エアをつけることができないこと。
 あれこれの選択をさせないことで、内容の割に買得感のあるあの低価格を実現させたのだろうが、何とかならないものか。

 とにかく、頑張って下され!

 2011/11/20 記

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三菱 “ミラージュ” 蜃気楼・・・

2011年11月17日 | クルマ&ミニカー

 その“ミラージュ”だが、10日ほど前に、三菱自動車から“ミラージュ”を名乗る小型車が出るという記事に出会った。

 “ミラージュ”も印象に残るクルマだった。
 フランスの戦闘機の名前を名乗り、軍需企業である三菱から出るというと、かなり好戦的なイメージを抱くが、実物はそんなネーミングとは裏腹の、穏やかなラインのヨーロッパ車の雰囲気を漂わせるクルマだった。

 最後に見かけたのは、さっきも書いたが、何年か前の大阪だった。
 学会が開かれた折に泊った天王寺駅前のビジネスホテルの窓から道路を見下ろすと、向かい側に水色のボディー、3ドアのおしゃれな車が駐っていた。
 プジョーか何かの旧型かと思って、わざわざ見に行くと、三菱の“ミラージュ”だった。
 まさに“ミラージュ”(Mirage=蜃気楼)を見た思いだった。ホテルの5、6階の窓から見下ろしても、おしゃれな雰囲気を漂わせるようなクルマだったのだ。

 その頃は、数か月に1度くらいは東京の路上でも見かけたのだが、その後はまったく見なくなった。
 今回のニューモデル発売をきっかけに調べると、2002年版を最後に生産が終了したようだ。

         
 
 今度のモデルはすでに写真も公表されているが、どうもあの先代がもっていたヨーロッパ車の雰囲気はない。

         
       
 フロントグリルに、リアに、ハンドルに、と随所にあの「三菱」マークが飾られているのもよくない。例の事件で、いかに「三菱」マークが負のイメージを背負うことになったか、三菱の関係者は分からないのだろうか。
 今回ネット上で見つけた先代ミラージュのフロントの「三菱」マークはかなり控えめな小さいものだったことを発見した。せめてあの程度にひそやかに飾るべきだろう。

 フロアシフト、サイドブレーキは合格。
 3710mm×1665mm×1490mmというサイズも悪くはないが、先代に比べてかなりずんぐりした印象になってしまっている。
 マツダ・デミオなどに対抗するつもりらしいが、1000cc3気筒で30km/Lというのはインパクトに欠けるか。

         

 タイで生産と聞いたせいか、どことなくマーチ同様のアジアン・テイストを感じてしまう。これも先代とは大きく違う。
 発売されたら、いちおう実車は見に行くだろうけれど、よっぽど公表された写真とイメージが違っていない限り、選ぶことはないだろう。
 三菱なら、むしろ“コルト・プラス”のモデルチェンジに期待したい。

 いずれにしろ、何から何までジャスト・フィットというクルマには出会うことができない。当分は、まだまだ迷いそうである。

 2011/11/15 記


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トヨタ “アクア” 微妙・・・

2011年11月16日 | クルマ&ミニカー

 トヨタが“アクア”の情報を小出しに見せはじめた。
 来月の“東京モーター・ショー”で発表することを昨日「発表」した。そして写真も公表された。価格は未公表だが、L=163万円、S=178万円、G=184万円とどこかのページに出ていた。
 グレードごとのボディーカラーまで載っていたから、多少の誤差はあるにしても大体そんなところだと思う。どうせ予約のためのリークだろうから。

         

 さて、その“アクア”だが、これが何とも「微妙・・・」なのである。
 前にも書いたように、3995×1695×1445mmという3サイズは問題なし。というより僕にとってのジャストサイズである。
 フロアシフト、ハンドブレーキも問題なし。
 問題はスタイルだが、現行ヴィッツを踏襲しなかったのはよい。斜め前方および斜め後方から見たサイドのスタイルは結構いい。
 ガラスエリアもしっかり確保されている。後ろのほうをキックアップさせていないのがいい。初代、先代のプリウスを思い出させる。
 
 「どこかフランス車を思わせる」という評価があった。ぼくは、懐かしい10年ほど前の三菱“ミラージュ”を思い出した。
 数年前に、大阪市立大学で開かれた学会の際に泊った天王寺駅前のビジネス・ホテルで見かけた水色の“ミラージュ”は、こんな印象だった。

         

 しかし、真正面からの写真と、真後ろからの写真はがっくりした。
 「何だこれは・・・」と絶句した。水面から顔を出したオットセイかアザラシではないか。どうしてこんな顔にしてしまったのか。

         

 後ろ姿もがっかりである。以前近所のカローラ店で見せてもらったカタログ通り、リアスポイラーとバンパーはカローラ・ランクスである。リアコンビランプも奇を衒いすぎている。
 プリウスやインサイトのように、妙な位置に配置されたスポイラーが後方視界を遮るようなことがないのはいいのだが、サイドの佇まいとアンバランスではないか。

         

 実車が写真のイメージを大きく裏切ってくれることを期待したい。
 何十年振りかで、モーターショーに行ってみようかとも思う。

  * 写真は、複数のHPに同じものが載っているマルCマークのないものを使用したが、もし著作権のある写真だったらご免なさい。

 2011/11/13 記

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次のクルマは何にしよう

2011年11月03日 | クルマ&ミニカー
 
 ぼくは今、次のクルマを何にするかで迷っている。
 60歳を過ぎたボクにとって、おそらく次のクルマは最後のクルマになるだろう。そう思うと、何を基準に、何を選ぶか、迷うのである。

 ★スバルいう選択

 わが家のマイカーの歴史から行くと、スバルで終わるというのが一つの選択である。

 わが家のマイカーの歴史は“スバル360”に始まる。
 昭和36年(1961年)のことだった。母親が中古のスバル360を5万円で買ってきて、そのクルマで練習をして、小金井(府中)で一発で軽免許を取った。
 白かアイボリーのボディーに濃いブラウンか黒のルーフだった。
 
            

 1、2年後に、同じ“スバル360”の新車に買い替えた。今度のはブルーのボディに白のルーフだった。
 写真が残ってないので、似たようなブルーのミニカーで代用しておく。

             

 さらに数年して、今度は出たばかりの“スバル1000”に買い替えた。
 360から1000に乗りかえたとき、その室内の広さに驚いたことは何度も書いた。家族4人にはあの広さで十分という今日に至るまでのボクの信念の原点である。 
 その後、スバル1100ff-1にも乗った。
 
 軽井沢、千ヶ滝にあった西武百貨店軽井沢店前の写真と、旧軽井沢の町営駐車場(今の竹風堂の裏手にあった)の写真。

            

            

 わが家のスバルの最後は“スバル レオーネ”だった。ワインレッドの派手なボディーだった。

            

 しかし、現行のスバル車で魅力のあるクルマはない。強いて候補を揚げるならインプレッサあたりなのだろうが、“スバル1000”の初心を忘れ、節度感なく肥大化したあのクルマには乗りたくない。
 スバルは2、3代前のレガシーあたりまでは、全幅を1720mmに収めるなど、コンパクトであることに頑張っていたと思うのだが。最近のスバルは「コンパクト」であることに価値を見出していないらしい。
 
 ぼくは上に書いたように、「スバル1000の衝撃!」から抜け出せないでいる。抜け出さない覚悟でいる。4人家族にとってスバル1000以上の大きさは全く必要ない。
 わが家の庭先にガレージを掘るときも、職人さんから「代金はたいして違わないのだから5メートル掘っておけ」とアドバイスされたのだが、「ポリシーとして4メートル50以上のクルマに乗るつもりはないから」と断って4m50cmにした(家の前は2メートル余地があるので、ランクスの出入りにはこれで十分である)。
 
       

 残念ながら、最初のクルマがスバルだったから最後もスバル、ということにはならなさそうである。
 トヨタと共同開発という、スバルBRZというのもちょっと気になるが、幅が1800mm前後らしいのでパスせざるを得ない。

 ★トヨタ アクア(AQUA)という選択
 
 やがて、なぜかわが家のマイカーはトヨタ・カローラに代わる。たしか、スバル・レオーネが大きくなりすぎたせいだったように思う。当時の(5、6代目?)カローラのサイズがわが家のガレージにジャストサイズだったのだろう。

 カローラのセダンを1、2度買い替えて、それ以降はハッチバックのカローラ・ランクスになる。これも初代の写真がないので、ミニカーで代用しておく。
         
            

 この間一度だけ、フォルクスワーゲンのPOLOに浮気をしたことがあるが、当たった車が悪くて2年弱で、ランクスに戻った。
 写真は、追分、借宿の浅間台の十字路で浅間山を背景に撮った、ポロの後ろ姿。シャガール・ブルーというきれいなソリッドカラーだった。

            

 そして、7年前、柴咲コウの“青のランクスで~ ♪”というCMソングが流れていた頃に買った“カローラ・ランクス”に今も乗っている。 
 とくに不満はないので、買い替えたいという欲求が生じない。9月に3回目の車検を通したばかりで、「絶対あっちのほうがいい」というクルマには現在のところ出会わない。
 写真は、軽井沢、千ヶ滝の国土計画事務所前で。国土の社名は変更になったが、わが家では今でも「コクド」である。

            

 この流れで行くと、次もトヨタという選択が考えられる。
 近所のカローラ店のお兄さんは、プリウスを熱心に売りに来た。試乗もした。しかし買う気はまったくない。プリウスは積極的に嫌いなクルマである。
 これまた「節度感なき肥大化」が嫌いである。加えて「2400cc並みのパワー」という「プラス100の余裕」以来変わらないトヨタの売り方(そんなコピーにつられて買う方が悪いかも)、フットブレーキ、妙な(ホルスタインの乳首式)シフトノブ。あんなものを操作して切り返しをするのはまっぴらである。

 ところが、12月に発売になる「第3のプリウス」、アクアは迷う。

 先日行きつけのカローラ店で、「部外秘」のカタログを見せてもらったが、今月発売の『月刊自家用車』2011年12月号に、そのカタログがスクープされている。ホンダ、インサイト・エクスクルーシブなどをけん制するトヨタのリークだろう。これを公開して先行予約を取ろうという魂胆が見え見えである。
 “アクア”のサイズは、3995×1695×1445、フロアシフトでサイド(ハンド)ブレーキで、ぼくの基準にドンピシャである。

 問題はスタイルだが、評判の悪い3代目ヴィッツに似ていたら即却下だったのだが、幸いヴィッツを踏襲しなかった(当然だが)。
 しかし、「これだ!」というほどの形でもない。ある部分はプリウス風、サイドのエッジはデミオみたい、リアコンビランプはノートみたい、リアスポイラーとリアバンパーはランクス風(!)・・・といった感じで、なんか統一感がないのである。

 候補には残しておくが、エコカー減税が終わって売れ行きが落ち始めた頃に、値引きを提案して来るだろうから(プリウスの時もそうだった)、その時に考えればいいだろう。

 ★ホンダ インサイト・エクスクルーシブ(CR-Z)という選択

 ところで、わが家では一度も選ばれたことのないホンダ車だが、実はぼくのクルマとの出会いはホンダに始まる。

 ぼくが生まれて初めて「欲しい!」と思ったクルマは、“ホンダS500”だった。発売に先立って、このクルマの価格を当てるクイズが行われた。新聞に全面広告が載って、50万円前後というヒントも付いていた。本当の価格は45.9万円だったらしい。
 僕も応募したが当然外れた。応募総数は573万通を超えたという(『絶版車アルバム 1950-1969』コスミック出版、61頁)。

            

 しかも、ぼくが買った最初の「クルマ」も、実はホンダ車であった。
 残念ながら四輪車ではないが、ホンダのスーパーカブである。これで1969年夏の軽井沢を駆けめぐったのだった。

            

 さらにその1、2年後には、大学の同級生の親父さんの“ホンダN360”を借りて、友人と3人で軽井沢にドライブ旅行に出かけた。
 あの小さなN360に3人乗りだったが、「狭かった」という記憶がまったくない。狭いかどうかは、物理的な空間の広狭によってきまるものではないのだろう。

            

 そう言えば、“ホンダ・ビート”を欲しかった時期もあった。
 でも、すでに世帯をもっており、子どももいたので、実際に買ったのは“スバル レックス・コンビ”だった。

           

 ・・・こんなことを考えると、「最後のクルマこそホンダ車を!」という選択もあるかもしれない。先日公開された“インサイト・エクスクルーシブ”は、発売前のコンセプトカーにかなり近い質感になった。全長がもう少し短ければよりいいのだが。
 CR-Zも捨てがたい。年寄りの乗り降りには厳しいし、ごく稀に4人で乗ることもありうるので躊躇はあるが。

         

         

 サイズで行けば、“フィット・ハイブリッド”もあり得る。ただし、青山のショールームで、何度もCR-Zとエクスクルーシブを乗り比べたあとで、フィットの運転席に座ってみると、妙に高い着座位置に違和感を覚えた。
 さらに、ホンダは、来年か再来年には“ホンダ ビート”の1000cc版を出すという話も聞く。これも見てみたい。

         

 ★ マツダ・デミオ、スズキ・スイフトという選択

 その他では、マツダの“デミオ・スカイアクティブ”も捨てがたい。
 節度感をもって「コンパクトカー」としてのパッケージングに努力しているのがいい。

         

 そして、最近気になっているのが、スズキの“スイフト”(SWIFT)である。
 『コンパクトカーのすべて 2011-2012』(モーターファン別冊)では、スイフト(とスプラッシュ)は玄人の圧倒的評価を受けているし(18~20頁)、JAFの機関誌『JAF Mate』2011年7月号の自動車アセスメントでは、全体として極めて高い評価を得ている。
                スズキ・スイフト      VW・ポロ   
 前面衝突 運転席側  ☆☆☆☆☆☆ 6      ☆☆☆☆☆☆ 6+
       助手席側  ☆☆☆☆☆☆ 6      ☆☆☆☆☆☆ 6+
       後席保護  レベル3          レベル4  (5点満点) 
 後面衝突 運転席側  11.03         7.65  (12点満点)
        助手席側  11.03         7.65  (12点満点)
 歩行者頭部保護   レベル4          レベル2  (5段階評価)
 ブレーキ性能 乾いた路面 43.9m       39.5m 
          湿った路面 46.6m       40.8m        
 後方衝突時の安全性は試験車両中トップの成績である。

         

 フォルクスワーゲンを敵に回して奮闘しているわが国産車メーカーに頑張ってほしい、と切に願う。「中小企業魂」の結実といわれる“スイフト”も、そう思って眺めるといとおしさすら感じる。
 現在のような経済状況の中で、国産車を買うことは国民の道徳的義務だとぼくは思うのだが。

 * 最初の写真は、『月刊自家用車』2011年12月号の表紙を飾るトヨタ・アクア。 

 2011/11/3 記 

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