豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

『ドクトル・ジバゴ』(NHK・BSプレミアム)

2021年01月29日 | 映画
 
 きのうの午後、NHKのBSプレミアムで “ ドクトル・ジバゴ ” をやっていた。
 デビット・リーン監督、オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティー主演、モリス・ジャール音楽のほうである。

             

 ちょうどその頃、東京でも雪が舞っていて、季節にふさわしい映画を見た。
 東京の雪景色の写真も添えようと思っていたが、あまりきれいな雪化粧にはならなかったので、断念した。
 東京でも、もう一回くらいは雪が降ってくれることを期待しておこう。

             

 残念ながら、このシーンは、確かスペインで撮影されたもので(!)、しかも雪は人工雪だったか、どこからか運んできた雪だったはずである(メイキング・ビデオによれば)。 
 
 今回は、ラストのモスクワでのララとジバゴのすれ違いのシーンや、叔父(ジバゴの兄)と姪(ジバゴの娘)がダムの工事現場で出会うシーンも、あまり違和感を感じなかった。
 叔父を演じた俳優は、何とかギネス卿と、貴族の称号がついていた。

 2021. 1.28 記


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双子(似た者)物語ーー「バラ色の雲」からラッセル「結婚と道徳」まで

2021年01月20日 | あれこれ
 
 何日か前に、「バラ色の雲」という題で書き込みをしたが、間違いに気がついた。
 あそこに引用した歌詞は「バラ色の雲」ではなく、ブルー・コメッツの「北国の二人」だった。ヴィレッジ・シンガーズの「バラ色の雲」は、「バラ色の雲と 思い出を抱いて ぼくは行きたい きみの故郷へ~ ♪」という歌詞だった。
 言い訳がましいが、あの2曲は、流行っていた当時からよく混同した。曲調だけでなく、情景というか、心象風景がよく似ているのだ。発売されたのも、「バラ色~」が1967年8月、「北国~」が1967年9月というから、記憶の時期も重なっている。ーーどちらも冬のイメージだったが、8月、9月の発売だったとは・・・。

 ついでにフォークというかポップスの思い出にまつわる記憶の訂正を1つ。
 ぼくは1974年3月に大学を卒業した。3月25日が卒業式で、翌26日に東京では季節はずれの雪が降った。
 その3月26日、ぼくはゼミの同級生に頼まれて、雪の降る中を、大学に彼女の卒業証明書を受け取りに行った。彼女はその日から就職先の新入社員研修が始まって受け取りに行けないというので、ぼくが受け取りに行くことにした。下心ありありだったが、効果はなかった。
 この日の山手線の車窓から眺めた明治神宮あたりの雪景色が、「汽車を待つきみの横で ぼくは時計を気にしてる 季節はずれの雪が降ってる~ ♪」というあの「なごり雪」とともに思い浮かぶのだが、イルカの「なごり雪」は、1975年、卒業の翌年の発売だった。どうもぼくの脳内で記憶の捏造が起こっていたらしいーーと思っていた。
 ところが、昨夜、どこかのテレビで(加藤浩二が司会だった)、「カバーされた昭和の応援歌ベスト10」という番組をやっていたのだが(番組名はうろ覚え。ちなみに第1位は「見上げてごらん夜の星を」で、「なごり雪」は第2位だった)、「なごり雪」は(伊勢正三ではなく)かぐや姫のオリジナル曲で、発表は1974年3月14日、1975年のイルカの「なごり雪」はそのカバーだったらしい。ぼくは「なごり雪」は伊勢正三がイルカに提供したイルカのオリジナル曲だと思っていたのだが、1年前に出たかぐや姫のほうがオリジナルだったようだ。
 どうやら、1974年3月26日の東京の雪とともに「なごり雪」が思い浮かんだのは、記憶の捏造ではなかったのだ。
 原宿駅の内回りの線路沿いにイルカ「なごり雪」の巨大な野立ての看板が立っていた記憶もあるが、こっちは1975年のことだろう。

  *     *     *

 「バラ色の雲」と「北国の二人」、伊勢正三(かぐや姫)とイルカ、のつながりで、双子(ツイン or 似た者)物語をいくつか。

 ぼくは昨年の1月に右ひざ膝蓋骨の骨折手術のために入院していたのだが、入院生活の退屈な午後の時間を過ごすために、毎日、テレビで大相撲正月場所の中継を見ていた。
 相撲中継を、十両上位から結びの一番まで通して見るのは数十年ぶりのことであった。ぼくの子どもの頃には、場所中はNHKだけでなく、民放各局も相撲中継をやっていたのだが、相撲人気の衰退とともに、今ではNHKだけになってしまった。

 その去年の正月場所で、白鵬、鶴竜なき後の相撲界を背負って立つ力士が育っていることを実感した。
 ぼくが気に入ったのは朝乃山だが、正代もあの頃から強そうだった。2人とも1年経ったら大関になっていた。同じ右ひざを痛めている照ノ富士にも頑張ってほしいが、ひざのけがを思うと、無理をしないでほどほどの方がよいとも思う。
 同時に、輝と勢、大栄翔と阿武咲など、四股名が似た二人も印象に残っている。前の二人は整った顔立ちで、後の二人は根性ありげな顔をしていた。正代と明生もあの頃は拮抗していた。

 ぼくが小学生の頃のごひいきは、大山部屋の松登(まつのぼり)だった。大関だったが、3場所に1場所しか勝ち越せない、弱い大関だった(当時の大関は3場所連続で負け越さなければ大関から陥落しないで済んだ)。しかし最後は負け越しが続いて、確か幕内から陥落することになり、金がなかったために廃業せざるを得なくなったのだが、大山親方が(松登のおかげで親方業を務めることができたと言って)親方株を譲ってくれたので廃業を免れたというエピソードがある。
 二段弁当で有名な松登はアンコ型力士だったが、同じころ三根山(みつねやま)という似た体型の相撲取りがいた。対照的なヒョロ長型には大内山と千代の山がいた。はじめて見た番付表で、前頭の一番下(当時は22枚目か24枚目だった)に並んでいたのが小城の花と金の花(かねのはな)だった。
 もう一つ、思い出話のついでに、ぼくの祖母は長年仙台の花壇川前丁、広瀬川を挟んだ青葉城の正面に住んでいたので、青葉城という力士と広瀬川という力士がごひいきだった。2人とも宮城県出身ではあったが仙台とは縁がなかったように記憶するが、四股名が気に入っていたのだろう。
 以上の四股名の中の「の」の字はすべて記憶は不確か。60年近く前の記憶、「初年サンデー」か「少年マガジン」の創刊号の表紙が朝汐(先代)だった時代である。

  *     *     *

 双子物語の結びの一番は、バートランド・ラッセルの『結婚と道徳』(現代教養文庫、江上照彦訳、1955年)とラッセル『結婚論』(岩波文庫。安藤貞雄訳、1996年)である。
 同じ原書の翻訳である。
 ぼくは現代教養文庫版を持っていたので、こちらで読んだが、ずっと後になって岩波文庫版が出たので、前の翻訳に何か欠陥でもあるのかと思い、図書館で借りてきた岩波文庫の訳文も時おり参照したが、現代教養文庫版に重大な問題があるとは思わなかった。誤植がいくつか見つかったのと、できればもう少し詳細な訳注を付けて、引用された人物や事件の説明をしてほしかったが。 
 安藤解説には、過去に3冊あった翻訳のうち2つを参照したが、「多くの箇所で解釈を異にせざるをえなかった」と書いてあるが、どの2冊を参照し、どこでどのように解釈を異にしたのだろうか。
 いずれにしろ、ラッセルの婚姻論は1920年代に書かれたとは思えない、大胆な提案に満ちている。
 しかも、その多くの提唱の中には、今日すでにイギリス、アメリカで現実になっているものもある。ただし、結婚を生殖に結び付けるという決定的なところで最近の議論とは異なっているが、夫婦間の愛情と姦通を分離させることを提案したり、子どものために離婚を制限する一方で、二人の(とくに性的な)親和性を確認するための試験結婚を推奨し、子どものいない夫婦の離婚を容易化させるなどの提案は、現在でも検討する価値があるように思う。

 なお、本書の刊行によってラッセルはニューヨーク市立大学を解雇されたという前の書き込みは誤りであった。
 ラッセルはずっとのちの1940年代に、本書その他でのリベラルな主張が教会や政治的保守派に嫌われて、同大学に採用が内定していたのに内定を取り消されたらしい。反対した団体の中にはKKK(クークラックスクラン)などまで含まれていた。
 最近のトランプ元大統領支持者による連邦議事堂襲撃事件を見ると、アメリカの保守派は1920年代から100年間、あまり変わっていないようだ。


 2021年1月20日 記

 追記 きょう未明のNHKラジオ深夜便は午前3時から、1967年のヒット曲を特集していた。「小指の思い出」に始まって何曲かかるうちに、ランチャーズの「真冬の帰り道」がかかった。この曲とサイモンとガーファンクルの「冬の散歩道」を混同した話も以前に書き込んだところである。「双子」というか「似たもの同士」ということで。

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きょうの富士山、見えません(2021年1月13日)

2021年01月13日 | あれこれ
 
 きょうも、昼食後に近所を散歩してきた。

 先日、昼間の散歩のときに立ち寄ったら富士山がきれいに見えていたので、きょうもその駅ビルの屋上に上ってみたが、残念ながら靄(もや?)がかかっていて、富士山を見ることはできなかった。
 気温が高かったせいだろう。朧(おぼろ)月のように、太陽に輪がかかっていた。安いスマホのカメラで撮ったうえに、逆光で実際とはまったく違う色合いになってしまった(下の写真)。

           

 東側の空は、綺麗な青い空のかなた向こうに、新宿副都心のビル群が小さく見えている(冒頭の写真)。
 50年以上前に、八王子の野猿峠にある(今でもあるのだろうか?)大学セミナーハウスで合宿をしたとき、夜空の遠く向こうに、高層化が始まったばかりの新宿副都心の高層ビルの夜景が見えていた。
 まだ、京王プラザホテルくらいしかなかったころである。

 2021年1月13日 記


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スピーカーも買ってしまった

2021年01月04日 | あれこれ
 レコードプレーヤーに続いて、結局スピーカーも買ってしまった。
 久しぶりのレコード鑑賞で、最初は内蔵スピーカーでも十分と思ったのだが、聞いているうちにやっぱりもうちょっといいスピーカーが欲しくなった。
 家にあるスピーカーは、ビニール線の配線で、差込みジャックすらない旧式のため使えない。

               

 今回もネットであれこれ調べた挙句、SONYの(といっても中国製)“ EXTRA BASS ”の2019年旧モデル(SRS-XB22)というのに決めた。8200円。新型は1万円以上してた。
 プレーヤーが1万2000円程度なので、あまり高価なスピーカーをつないでもタカが知れている。この程度で十分と判断した。
 12月31日に注文したら、1月2日午前8時過ぎに到着した。宅急便でなく、Amazonから直接配送されて来た。
 Bluetooth 接続というのが不安だったが、スピーカーの電源ボタンを長押ししながらプレーヤーに向けるだけで、難なくつながった。
 テレビの音声も手元(耳元?)で聴くことができるらしい。これは助かる。

             

 さっそく「想い出の映画音楽のすべて」(CBS SONY SOPV72~73)を聞いた。
 内蔵スピーカーよりはかなり良い。高い音域はいま一つ二つだが、値段を考えればまずまずと言ったところか。
 ジャケット内側の解説を読みながら聞いている。
 このレコードには、「真夜中のブルース」(映画「朝な夕なに」主題歌と付記してある)が入っていた。残念ながらベルト・ケンプフェルト楽団の演奏ではないが、あのトランペットに「お椀」のイントロはしっかり聞くことができた。

 2021年1月4日 記
 
 

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A Happy New Year ! 2021

2021年01月01日 | あれこれ

 2021年、明けましておめでとうございます!

 恒例のテレビ東京のカウントダウンで新年を迎えました。

         

 ついでに、2020年最後の写真を入れておきます。

            

            

 今年がよい年でありますように。心から祈ります。

 2021年1月1日 記



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