高知余話 （高知は、すごい）

高知の路面電車は、一台一台みな形が違います。国内のみならず、外国からの中古品が走っているのです。走る博物館といわれているそうです。電車マニアにはこたえられないですね。でも、すごい。こういう発想は、なかなかできません。

路面電車が謝りながら走っていました。「ごめん」行きです。漢字で書かず、ひらがなにしたのが、すごい。ほかの都市も見習ったら。「すまん」、「ゆるす」、「いるす」、などなど。（最後のは、いきおいで、、ごめん）

よさこい会場の入り口に、ふくちゃんの絵の大きな垂れ幕が飾られていました。横山隆一さんはここで生まれています。きっとよさこい祭りに大きな貢献をされたのだと思います。いつまでも恩をわすれないところは、すごい。

はらたいら、やなせたかし、横山泰三みな高知出身です。ある辞典をみたら、高知出身の漫画家は５０人もいるそうです。ひとりの大物がでると、あとに続くものです。横山隆一はすごい。

はらたいらと言えば、連想ゲーム。遊んでみましょう。フクちゃんー横山隆一ースタバーシアトルーイチローー佐々木ー藤川球児ー広末涼子ーよさこいーフクちゃん。これが、すっと、分かる人はすごい。

ヒント。鎌倉市役所前の横山邸は今、スターバックスになっている。阪神の藤川投手は広末さんの同級生。広末さんは、毎年よさこいに参加する。これでも分からない人は、すごい、野球おんちが。

高知県は全国一、銅像が多い。たしかに、すごい人が多い。政治界では吉田茂、経済界では岩崎弥太郎、科学界では、牧野富太郎。それぞれの分野でナンバーワンといって良い人ばかり。すごい。

銅像といえば桂浜の龍馬像。彫刻家が３度作り直したという。親族が似ていないと、なかなかＯＫを出さなかった。３度目も、もっとやさしい目をしていたと、ＮＯ。土佐の、いごっそ振りがすごい。これ以上はさすがに、直さなかったらしい。

龍馬といえば、司馬遼太郎。私らの子供の頃は、龍馬は、新撰組と戦う、ただの志士だった。像の前で、本を書く前に司馬さんは君を英雄にしてやると誓ったはずだ。志をもつことが、いかにすばらしいかを、龍馬は教えてくれたと、司馬さんはいう。龍馬も司馬さんもすごいの二乗。