原宿駅に着きますと、小雨がぱらついています。たいした雨でないので、すぐ止むだろうと思ったら、その通りでした。10分ほどで傘をしまいました。スーパーよさこい2006、の5つの会場のひとつ、代々木公園の入口広場で、まず楽しみました。最初のチームは、なんと、地元の「原宿よさこい連」です。何を隠そう、私は今年の本場高知のよさこい祭りをみてきているのです、えへん。嘘ではありません、なんと、と言ったのは、この連は高知のよさこい祭りに招待され、私もそこでみたのです、また、そのとき、演舞前のチーム紹介で、8月末に原宿でこのスーパーよさこい祭りが開催されることを初めて知ったのです。是非行かねばと思ったわけです。私が、同じ年の高知よさこいとスーパーよさこいの両方をみるきっかけをつくってくれたのが、この原宿よさこい連なのです、仲人みたいなものなのです。縁ですね、何十もある連の中で私の前に最初に現れてくれました。江戸前のよさこいが売りの小気味の良い踊りと音楽でした。高知のときはあまり、気づきませんでしたが、鳴子のリズミカルなカタカタもよく聞こえました。衣装も格好良かったです。ここで、いくつかのグループの演技を楽しみました。
公園内を楽しげに歩いていく、破れたジーンズのカップルや、出店のお好み焼きを忙しそうにつくっているおじさんの働く姿にときどき目を向けながら、NHKストリート会場の方に移りました。
見覚えのある、衣装をつけた娘さんがひとり、目の前を歩いていました。ピンク色の模様の浴衣に、頭には阿波踊りのような、編み笠をしています、あっと思いました、よさこい通(すみません、もう通のつもりです)なら、知らぬ人はいない、有名連です。背中の文字で確認しました。十人十彩(じゅうにんといろ)です。今年の高知のよさこい大賞をとったチームです。高校野球でいえば、早実です。青いハンカチです。もちろん高知でも踊りは、私もみました。素人目にもすばらしく、斉藤投手のように、力強く、また優雅でした。
思い切って声をかけました。(私)あのー、十人十彩の方ですか、(怪訝な顔で)そうですが、何か、(私)高知でみました、大賞おめでとうございました、(にっこり笑って)どーもありがとうございまーす、(私)原宿には、そのときのメンバーが来てるのですか、それともこちらに来るのは二軍ですか、(おかしそうに)ほとんど、同じメンバーですよ、一軍です。そして、このストリートでは、あと、20分くらい後に演舞する予定であると教えてくれました。
何んて、ついているのだろう、と思いました。この時点まで、私はプログラムを持っておらず(帰る頃、ようやく売っているところをみつけました)、どこのチームが、どこの会場で、何時に演舞するか、全く知らなかったのです。一番のお目当ての、十人十彩が、ここで、すぐみられる偶然におどろきました。
十人十彩の先導車が動き始めました。テレビカメラが踊りの列に入ります。観客のカメラマンも急に増えたようです。ほかのチームの人もみにきています。斉藤君の9回表の投球のような、緊張がはしります。編み笠のピンクの衣装の女踊りと、青い衣装の男踊りが、始まります。ときに激しく、ときに優雅に、見事な調和をとりながら、踊り進みます。ときどき大きな拍手と歓声が起こります。観客の中の、ほかの連の人が、あの動きは、なかなか出来ないと感心しています。高知では、桟敷席だったので、動けませんでしたが、今回はフリーですので、ゴール地点まで、一緒に歩いて、前から後ろからと、十分鑑賞しました。さっきの娘さんを探したのですが、見つかりませんでした。
いくつかのチームのあと、大阪の女子中学生を中心としたピンクチャイルドチームが入ってきました。チーム名通り、ピンクと白を組み合わせた衣装で、飛んだりはねたり、走ったり、若者らしい、活気にあふれた踊りでした。全体として、よくまとまり、美しい動きで、観客を魅了させます。私は、全体だけではなく、踊っている一人ひとりの顔もじっくり、観察していました。みんな、なんと、生き生きした顔だろうと思いました。こんな美しい顔は、私が、普段みる中学生の中には見つけることができません。
はじめの予定では、もうひとつ、高円寺の阿波踊りにも行く予定でした。三つの夏祭りをみて、文字通り、お祭り三昧にしようかと思っていたのです。しかし、もう十分と思いました。浅草のカーニバルとここのスーパーよさこいに参加されておられた方々から、十分すぎるくらいのエネルギーをもらいました。お祭り三昧の1日でした。
公園内を楽しげに歩いていく、破れたジーンズのカップルや、出店のお好み焼きを忙しそうにつくっているおじさんの働く姿にときどき目を向けながら、NHKストリート会場の方に移りました。
見覚えのある、衣装をつけた娘さんがひとり、目の前を歩いていました。ピンク色の模様の浴衣に、頭には阿波踊りのような、編み笠をしています、あっと思いました、よさこい通(すみません、もう通のつもりです)なら、知らぬ人はいない、有名連です。背中の文字で確認しました。十人十彩(じゅうにんといろ)です。今年の高知のよさこい大賞をとったチームです。高校野球でいえば、早実です。青いハンカチです。もちろん高知でも踊りは、私もみました。素人目にもすばらしく、斉藤投手のように、力強く、また優雅でした。
思い切って声をかけました。(私)あのー、十人十彩の方ですか、(怪訝な顔で)そうですが、何か、(私)高知でみました、大賞おめでとうございました、(にっこり笑って)どーもありがとうございまーす、(私)原宿には、そのときのメンバーが来てるのですか、それともこちらに来るのは二軍ですか、(おかしそうに)ほとんど、同じメンバーですよ、一軍です。そして、このストリートでは、あと、20分くらい後に演舞する予定であると教えてくれました。
何んて、ついているのだろう、と思いました。この時点まで、私はプログラムを持っておらず(帰る頃、ようやく売っているところをみつけました)、どこのチームが、どこの会場で、何時に演舞するか、全く知らなかったのです。一番のお目当ての、十人十彩が、ここで、すぐみられる偶然におどろきました。
十人十彩の先導車が動き始めました。テレビカメラが踊りの列に入ります。観客のカメラマンも急に増えたようです。ほかのチームの人もみにきています。斉藤君の9回表の投球のような、緊張がはしります。編み笠のピンクの衣装の女踊りと、青い衣装の男踊りが、始まります。ときに激しく、ときに優雅に、見事な調和をとりながら、踊り進みます。ときどき大きな拍手と歓声が起こります。観客の中の、ほかの連の人が、あの動きは、なかなか出来ないと感心しています。高知では、桟敷席だったので、動けませんでしたが、今回はフリーですので、ゴール地点まで、一緒に歩いて、前から後ろからと、十分鑑賞しました。さっきの娘さんを探したのですが、見つかりませんでした。
いくつかのチームのあと、大阪の女子中学生を中心としたピンクチャイルドチームが入ってきました。チーム名通り、ピンクと白を組み合わせた衣装で、飛んだりはねたり、走ったり、若者らしい、活気にあふれた踊りでした。全体として、よくまとまり、美しい動きで、観客を魅了させます。私は、全体だけではなく、踊っている一人ひとりの顔もじっくり、観察していました。みんな、なんと、生き生きした顔だろうと思いました。こんな美しい顔は、私が、普段みる中学生の中には見つけることができません。
はじめの予定では、もうひとつ、高円寺の阿波踊りにも行く予定でした。三つの夏祭りをみて、文字通り、お祭り三昧にしようかと思っていたのです。しかし、もう十分と思いました。浅草のカーニバルとここのスーパーよさこいに参加されておられた方々から、十分すぎるくらいのエネルギーをもらいました。お祭り三昧の1日でした。