朝から強い風と雨だった。でも気温は高かった、それならと外に出た。行く先は横浜そごう美術館。京都の細見美術館所蔵展Part Iが始まったのだ。館内に入ると、がらんとしている。こんな雨の中、出てくる人は変わりもんなんだろう(汗)。ゆっくりと”都の遊び・王朝の美”を楽しむことができた。これについては、また稿を改めて紹介するつもりだ。
昼食をそごうのレストラン階でとり、午後はどうするかと思案した。外をみると、あの雨が止みそうな雰囲気だ。それならと、鎌倉に戻ることにした。八幡さま境内の鎌倉国宝館の氏家浮世絵コレクション展がそろそろしまいになる。北斎の作品が結構あるし、毎年、必ずいっている展覧会なのだ。そこに行くことにした。
鎌倉に着くと、雨は上がっていた。傘もささずに、段蔓を歩くことができた。そして、見慣れたものばかりだが、北斎のほか、懐月堂安度、勝川春章、月岡雪鼎、歌川広重、西川裕信などの肉筆浮世絵をゆっくり観た。北斎の”酔余美人図”はいつみてもいい。酒飲みは酒飲みを知る(爆)。”職人尽図屏風”の岩佐勝重は又兵衛の子である。
そこを出て、また牡丹庭園に入った。まだ”正月ぼたん”の看板だったが、もう”冬牡丹”でいいだろう。雨上がりの牡丹はしっぽり濡れて、ことのほか艶っぽかった。山種美術館で観た、福田平八郎の”牡丹”を重ね合わせみた。庭園の入り口近くの一画に”湖石の庭”がある。ぼくも15、6年前行ったことがあるが、中国の太湖(ターフー)でとれる石(太湖石)が配置してあり、その間隙に牡丹が植えられている。古来、我が国では”牡丹に太湖石”が画題になっていたそうだ。この石は中国では天然記念物になっていて、現在では国外に持ちだすことができないという。昭和59年に日中友好のため八幡さまに贈られたものらしい。
大船に戻る頃には、お日様もちらりと顔を出すほどに天気は回復してきた。そして、大船観音さまの上の雲間から青空が少しだけ覗いていた。北宋汝窯の青磁の”雨過天青雲破処”、雨上がりの雲間の空の色だった。
。。。。。
鎌倉国宝館と酔余美人図
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湖石の庭
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牡丹いろいろ
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雨過天青雲破処
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昼食をそごうのレストラン階でとり、午後はどうするかと思案した。外をみると、あの雨が止みそうな雰囲気だ。それならと、鎌倉に戻ることにした。八幡さま境内の鎌倉国宝館の氏家浮世絵コレクション展がそろそろしまいになる。北斎の作品が結構あるし、毎年、必ずいっている展覧会なのだ。そこに行くことにした。
鎌倉に着くと、雨は上がっていた。傘もささずに、段蔓を歩くことができた。そして、見慣れたものばかりだが、北斎のほか、懐月堂安度、勝川春章、月岡雪鼎、歌川広重、西川裕信などの肉筆浮世絵をゆっくり観た。北斎の”酔余美人図”はいつみてもいい。酒飲みは酒飲みを知る(爆)。”職人尽図屏風”の岩佐勝重は又兵衛の子である。
そこを出て、また牡丹庭園に入った。まだ”正月ぼたん”の看板だったが、もう”冬牡丹”でいいだろう。雨上がりの牡丹はしっぽり濡れて、ことのほか艶っぽかった。山種美術館で観た、福田平八郎の”牡丹”を重ね合わせみた。庭園の入り口近くの一画に”湖石の庭”がある。ぼくも15、6年前行ったことがあるが、中国の太湖(ターフー)でとれる石(太湖石)が配置してあり、その間隙に牡丹が植えられている。古来、我が国では”牡丹に太湖石”が画題になっていたそうだ。この石は中国では天然記念物になっていて、現在では国外に持ちだすことができないという。昭和59年に日中友好のため八幡さまに贈られたものらしい。
大船に戻る頃には、お日様もちらりと顔を出すほどに天気は回復してきた。そして、大船観音さまの上の雲間から青空が少しだけ覗いていた。北宋汝窯の青磁の”雨過天青雲破処”、雨上がりの雲間の空の色だった。
。。。。。
鎌倉国宝館と酔余美人図
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湖石の庭
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牡丹いろいろ
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