気ままに

大船での気ままな生活日誌

上野で三展セット

2012-10-30 22:15:07 | Weblog
今日は上野で三展セット。
一つ目は、都美のメトロポリタン美術館展。
二つ目は、トーハクの中国の王朝の至宝展。
三つ目小僧は、トーハクの出雲/聖地の至宝展。

都美の一つ目小僧


トーハク


もうひとつおまけに、トーハクの常設展。大正元年帝室技芸員からの寄贈品から

御舟 京の舞妓


黒田清輝 瓶花


白狐 下村観山


野猪 石川光明


おまけがもうひとつ、上野公園大道芸


三展セットともなると、帰りは夕方。野口英世像。


帰宅すると満月がこうこうと輝いていた。


何はなくとも秋の月
でも、今日は三展セットつきの、おいしい秋の月だった。


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原良助/絵画への小道

2012-10-30 08:16:58 | Weblog
茅ヶ崎美術館では、よく地元、湘南地区を足場に活躍している画家の個展が開催される。今回もそうで、原良助は、1975年平塚生まれで、現在、茅ヶ崎に住んでいる。

展示室に入ると、あれ、なんだか森に入ったみたい、と感じた。たしかに正面の壁には、うすい緑色に染まった大きな絵が掛けてある。よく見ると、森の、大木の伏す幹の上を少女が三人(と思ったが、同じ人が動いた残像のようだった)が歩いている。そんな森の大きな絵がほかの壁にもあって、その絵と絵の間には、夜空に満月が動いている絵が(三つの残像の月が)あっちとこっちと。そして、左を向くと、小さな四角な絵がタイルのようにたくさん貼られている。空のようだなと、思ったらそうだった。作者が一日、空を眺め、変わってゆくその姿の印象を、一枚一枚、描いたそうだ。青い空もあれば、うすい雲がかかったような白い空、夕焼けの色だろうか、カラフルな空もある。

一枚一枚の絵を見て下さい、というより、作品が並べられた展示室全体を見てね、と言ってるみたい。だから、ぼくが、はじめに感じた”森に入ったみたい”は作者の思うつぼだったのかもしれない。ぼくは森の中で木々の合間から刻々と変わる空の色をみて、やがて夜が来て、月がのぼってきて、ずっと夜の空をみている。そして、ぼくは昼も夜も木々の肌に触れ、木々の匂いを嗅ぎ、天と地の間に身をまかす。そんないい気持ちにさせてくれる空間だった。

空間そのものが芸術。そうだ、先日行ってきた、瀬戸内海の直島の 安藤忠雄の設計の地中美術館がそういうコンセプトだったっけ。





ふと思い出した、先日、行った三四郎の池。





さあ、今日は上野ハイカイだ。
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