気ままに

大船での気ままな生活日誌

酔芙蓉の不思議

2012-10-10 14:47:21 | Weblog
酔芙蓉の花といえば、朝、開花直後は(まだしらふの)真っ白だが、お昼頃、(お酒がまわって)ほんのり赤味がさしてきて、ご機嫌になり、夕方には、(すっかり酔っ払い)、真っ赤な顔になる。そして夜通し飲み続け、翌朝は、赤い顔をしわくちゃにして、酔いつぶれている。そのあと起き上がることはない。これが、酔芙蓉の花の短い一生である。

ところが、10月に入って、ちょっと様子が違ってきている。朝散歩でみる、酔芙蓉の株には、今朝、誕生したばかりの白い花と、まだほろ酔い加減のピンク色の花が同時に咲いているのだ。これはどう考えても、昨日の花に違いない。

この仮説が正しいかどうか、調査を行ってみた(汗)。すると、朝の白い花は、こういう経緯を辿った。昼、まだ白。夕方、まだしらふ。一方、ピンク色の花は、昼、若干、花の色も濃くなり、酔いつぶれの気配が。そして、夕方には、いよいよ酔いつぶれの風情。

さらに、翌日の調査。昨夕の白花は、ピンク色に。そして同ピンク花は、巾着型の酔いどれとなっていた。

以上の結果、今年の10月以降の酔芙蓉は、通年の一日花ではなく、二日花になっていた。お酒につよくなっていて、その日のうちは、赤くならず、徹夜で飲み明かして、ようやく夜中に赤顔となり、翌朝から昼頃まで赤い顔して飲み続け、やっと、夕方、酔いつぶれる。

こんなことは、初めてだ。念のため、以前のブログ記事をチェックしてみた。すると、2,010年10月6日に、酔芙蓉の”花の一生”を詳細に報告している。 たとえば、夜中に起きて、午前3時に開花することまで発見している。この大発見で、ノーベル生理学賞の呼び声が高くなったが、山中さんに先を越されてしまった。 同じ10月の、このときの花の一生は、今年とは違って、完全な一日花であった。

ということは、今年が異常ということか。異常気象であることは確か。いつまでも暑かったしね。あるいは、地域的な差異もあるかもしれない。でも少なくとも、円覚寺も鎌倉雪ノ下の住宅地のも、みな大船と同じだったから、少なくとも、鎌倉地区では地域差はない。

酔芙蓉の不思議。来年はどうなるのか、また、ひとつ楽しみが増えた。

。。。。。

酔芙蓉の朝。通常は白花と巾着型の酔いどれ花しか見られないが、今は、華やかに。


初花

二日花

二日花 まだらに


三世代同居



コメント (2)
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