気ままに

大船での気ままな生活日誌

三島・楽寿園菊まつり

2012-11-03 22:25:06 | Weblog
三島の駅前の公園、楽寿園の菊まつりを観てきました。すばらしかったですよ。

まず、駅前入口。


そして、ずずず~いと進んできますと・・・どーん。


なななんじゃ、これ。・・・次に、真正面から、観ていただきましょう。


はい、今年の大型盆景は「久能山東照宮」!  はじめ、本物の建物かと思うほど、精巧にできている。それに菊が覆う。次に右側からごろうじろ。


今年の大型盆景は「久能山東照宮」。どうだ参ったか。

 しらんぷりする奴は、毎年の”大型盆景”の作品をご覧じろ。


どうだ、参りました!だろう。


アルパカにも参りました。



わざわざ、三島まで菊まつりに行ったんでしゅか。
実は、本命はこっち。偶然、出会った菊まつり。もうひとつ、儲けものがありました、それは、宿場町まつりに出会ったこと(明日、報告の予定)。


素晴らしい11月3日。みな、雪岱さまのお蔭です。真央ちゃんまで優勝。


では、おやちゅみなさい。

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リヒテンシュタイン/華麗なる侯爵家の秘宝

2012-11-03 07:01:57 | Weblog
リヒテンシュタイン侯国、という国があることも知らなかった。4,5年前に買った地図帳で調べてみると、たしかに、オーストリアとスイスの国境沿いにちょこんと、その国はある。人口は3万で、主な宗教はローマ・カトリックで、言語はドイツ語と、統計資料に記載されている。

リヒテンシュタイン侯爵家が国家元首を兼ねているのだが、その家訓が面白い。侯爵家の後継者は、まず美術の目利きでなければならない、そして在任中は美術品を蒐集し続ければならないとのこと(笑)。そんなこんなで、約500年間で、3万点を超す美術品を所蔵するようになった。これは、英国王室に次ぐものらしい。そのうちの、逸品139点が国立新美術館に集った。

何と言っても、圧巻は”バロックサロン”だろう。その部屋に入ったとたん、思わず、おおっ!と声をあげてしまった。宮殿の一室に迷い込んだような感じというか。実際、ウイーンの”夏の宮殿”の一室をモデルにしているようだ。普通の展覧会では、まず観られない天井画。これが一番、雰囲気を盛り上げてくれる。それに壁に架かる絵画、タベストリーはもちろんだけど、加えて、彫刻、豪華な家具、調度品がふんだんに、よく考えられた配置で並べられているのだから、もうこたえられない。一つひとつの作品なんかどうでもいい、この雰囲気に浸っていたい、そんな気持ちにさせてくれる。

でも、やっぱり、一つひとつも。入口で渡されたバロックサロン展示品一覧票をみながら、眺めていく。ここだけで50品以上もあり、細かくみていくといくら時間があっても足らない。17世紀に購入したと思われる、日本製を含むりっぱな磁器がいくつも置かれていた。

バロックサロン全体の雰囲気を伝える、朝日新聞に掲載された写真から。

天井画のひとつ、アントニオベルッチ”絵画の寓意”


そして、名画ギャラリーに入るのだが、ここでの圧巻は、”ルーベンスの部屋”。世界屈指といわれる、36点ものルーベンス・コレクションの中から、10点も来日。宗教画、歴史画、風景画、肖像画と、まんべんなく選ばれている。ぼくはルーベンスなら、アントワープの聖母大聖堂の祭壇画がみたいな、いかにもバロック調が好き。ここでは、歴史画”デキウス・ムス”の連作かな。”占いの結果を問うデキウス・ムスー”と”勝利と美徳”。足だけみてると男みたいな(笑)。5歳の娘さんを描いた”クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像”も良かった。可哀そうに、この7年後亡くなってしまったそうだ。でも、この絵によって永遠に生きつづけた。

ルーベンスの部屋 (朝日新聞)


ルーベンス ”占いの結果を問うデキウス・ムスー” 


ルーベンス ”クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像”


そして、たくさんの名画。若き日のレンブラントの作とか、ブリューゲルの作品も(息子さんたちによる模写だけど)。そして、ラファエロの初期の作、”男の肖像”そして、僕も好きなファン・ダイクの作品は、”マリア・デ・タシスの肖像”。


そうそう、最後を飾ってくれた、2歳の女の子の寝顔が可愛かったこと。侯爵家の娘さんだそうです。


最近では一番、楽しい展覧会だった。
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