気ままに

大船での気ままな生活日誌

フィリップス・コレクション

2012-11-28 15:36:58 | Weblog
1921年開館の米国初の近代美術館、”ザ・フィリップス・コレクション”。ダンカン・フィリップスとその妻マージョリーのコレクションがそのまま、ワシントンDCの高級住宅街の邸宅に飾られている。フィリップス家におじゃまし、美術品を見せてもらうという感じ。

2011年に国立新美術館で”モダン・アート,アメリカン/珠玉のフィリップス・コレクション”が開催されているので、この美術館について、知っている人は知っていると思う(笑)。ちなみに、僕はこれには行っていないので何も知らないで行った。

ここで、一番有名な絵は、ルノワールの”船上のランチョンパーティー”だそうだ。たしかに”ムーラン・ド・ラ・ギャレット”のような存在感がある。我が家にある”現代世界美術全集ルノワール”にも、印象派末期の代表作と解説してあった。まず、はじめめにその絵を。




それから、この邸宅美術館の雰囲気を知ってもらおう。ピアノのある部屋に絵が飾られていたり、

こんなふうに、

暖炉の上に飾られたり、とか。


ちょっと、外に出てみよう。こんな住宅街の中にある。

ここが、”ザ・フィリップス・コレクション”邸。


さあ、また中へ。印象派の作品が中心だが、その前後の画家の絵も。さらに、アメリカ同時代の美術品も、”モダン・アート,アメリカン”も。以下、ぼくのセレクション。

セザンヌ ”自画像”


モジリアニ ”Elena Povolozky"


マチス


ピカソ Reclining Figure


シャガール The dream


ドガ


ボナール 開かれた窓


ブラック Still life with grapes and glarinet


マネ Spanish ballet


その他いっぱい。楽しい、くつろげる美術館だった。


次回は、ボルチモア美術館の予定です。

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晩秋のロダン

2012-11-28 09:38:00 | Weblog
国立西洋美術館の庭園にはロダンの名作がずらりと並んでいる。考える人、地獄の門、カレーの市民など。これらの作品は、本家の巴里、ロダン美術館庭園にも陳列されている、ロダンの名作中の名作である。もうひとつ、ふたつ加えてもらうことができるならば、発表当時は”あざらし”とか”袋に入ったヒキガエル”とまで酷評された、バルザックの像、そしてロダン自身と彼が愛した弟子のカミーユがモデルであるという”接吻”だろうか。

現在、同館でロダンとブールデルの特別展”手の痕跡”が開催されているが、昨日は上野動物園のパンダに溺れ、見学する時間がなくなってしまった。それで、庭園のロダンの作品を観て回ったのだが、ふと、木々が色づいている晩秋に観るロダン彫刻は、もしかしたら、一年中で一番、きれいなときかもしれないと思った。そして、よくよくみると、どの彫刻の背景にも色づいた木々がある。きっと庭園設計の段階で考えたことだったのだろう。これは、ぜひ、写真に撮っておかねばと思った。

晩秋色をバックにしたロダン彫刻の数々。

考える人


ちょっと向きを変えて


カレーの市民


地獄の門


アダム


エバ


これは、ブールデル作 弓をひくヘラクレス


ちょっと向きを変えて


もし、バルザックがあったらこんな感じ(METにて)


館内ではロダン・ブールデル展


・・・・・
晩秋色に染まる上野公園

動物園前の銀杏


桜紅葉


晩秋色に染まらないシロフクロウ


おいらも染まらない
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