気ままに

大船での気ままな生活日誌

三島 宿場町まつり

2012-11-04 08:11:21 | Weblog
ぼくは美術館巡りだけではなく、旧東海道の宿場町全制覇もライフワークにしている(大汗)。だから、三島の佐野美術館を訪問したときには、当然、旧三島宿にも立ち寄った。

”小村雪岱展”を午前中に観て、いい気分で、お昼は、旧東海道の宿場町で食べようと三島広小路駅を降りた。びっくりした。旧東海道は、お祭り騒ぎになっていた。それもそのはず、11月3日は”宿場町まつり”だったのだ。街道は歩行者天国になっていて、数々のイベントが催されていた。ぼくは、フラダンスとか猿回しの芸とか楽器の演奏などを楽しみながら、歩き、昼食は、途中の老舗の鰻屋さんでとった。

そのあと、宿場町の始まりである、東見附まで歩いた。祭りの歩行者天国が切れると、すぐそこに三島大社がある。伊豆国の一之宮で、頼朝が源氏の再興を祈願した神社としても知られる。その後も頼朝と政子は何度かお参りしたようで、椅子のような形をした頼朝と政子の腰かけ石がある。宝物殿にも二人のゆかりの品々が展示してあり、国宝、政子の愛した手箱もある。本殿は出雲大社に並ぶ大きさで、鬼瓦の高さは4メートルもあるという。樹齢1200年を越えるという金木犀の大木にも驚かされた。

大社を出て、さらに先に進むと、東見附辺りに到達した。残念ながら、その碑をみつけることができなかった。箱根越えしてきた旅人は、ここまで来ると、ほっとし、荷をほどき、茶屋で遊んだりしたらしい。そういう享楽的な性格をもつ宿場だったとのこと。

そこから、引き返して、お祭りの中を歩いた。お祭りの関係で、ごったがえしていて、本陣跡などの碑を見つけるのは困難であったが、中央郵便局近くに、”問屋場跡地”の碑をみつけた。そこから先の交差点を過ぎる辺りにふたつの本陣があり、さらに進み、源兵衛川を渡ったすぐの三石神社の境内に”時の鐘”がある。もうそこから、広小路駅はすぐ目の前だ。宿場町は、さらに沼津方面に続き、西見附で終わる。

何とか、旧三島宿を踏破することができた。それも、宿場まつり付というのだから、今後の宿場町巡りでもめったにない幸運といえるだろう。(日本橋から箱根までは全制覇しているが)静岡県は、まだ三島、由比、府中(静岡)、掛川だけだから、制覇にはほど遠い。いつか、連泊して、一気に勝負をつけなければと思っている(汗)。



街道筋のお祭り








三島大社


大社の国の天然記念物、樹齢1200年の金木犀の大樹。花が咲いているとき来てみたい。


政子の手箱 ”政子の手箱”は、鎌倉国宝館でも見たし、これで三つ目だ。政子は手箱が好きだったようだ(笑)。


頼朝と政子の腰かけ石


問屋場跡地


時の鐘


三島のゆるきゃら (ゆるきゃら日本一は熊本のくまもんです)








コメント
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