気ままに

大船での気ままな生活日誌

彼岸過ぎ 円覚寺・松嶺院

2016-09-27 21:45:57 | Weblog

こんばんわ。

今日、午前中がカルチャー講座の受講、午後は逗子図書館の映画会の予定だった。その間隙を縫って円覚寺に行ってきた。境内の松嶺院は花の寺として有名だが、お彼岸の間は檀家の方々のお墓参りのため閉鎖している。彼岸過ぎとなったので、早速、訪ねたというわけ。

松嶺院

先ずは、何と言っても、萩ですね。手入れがいいから、綺麗で、お上品さでは鎌倉一でしょう。

そして、紫苑。

花の小路は花盛り。

かりがねそう

しゃくちりそば

だんぎく

ひめふよう

まるばふじばかま

まつむらそう

われもこう

たぬきまめ

うめもどき

紅白の彼岸花もね。

そして、こすもす。


大満足して松嶺院を出た。彼岸過ぎだというのに、円覚寺の境内は真夏のような暑さだった。


真民さんの今月の詩↓

午前中の美術史は、近代イギリス絵画の先駆者といわれるウイリアム・ホガースについて。放蕩一代記、娼婦一代記、当世風の結婚などを発表。画家として不動の地位を確立。晩年には美術論者としても活躍。67歳でロンドンで死去。

午後の映画は、”モンパルナスの灯”。モディリアーニの伝記映画。貧困と病苦の うちに36歳で、パリのモンパルナスに死す。死後、著名な画家となる。

対照的なふたりの人生。

。。。。。
それでは、おやすみなさい。

いい夢を。


 

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新海誠監督の”君の名は”

2016-09-27 06:32:52 | Weblog

おはようございます。

岸恵子の”君の名は”を知っている世代ですが、今、公開中の若者世代に人気のアニメ映画”君の名は”を見てきました。

スタジオジブリの宮崎駿監督の名作はほとんど見ているが、彼も引退し、次のアニメ界をリードするだろうと言われているのが、本作の監督、新海誠なのだそうだ。もうすでに、”秒速5センチメートル”、”言の葉の庭”などの話題作を発表していて、国際的な賞も受賞しているとのこと。まだ43才の若さであるが、”君の名は”は、彼自身にとっては集大成の作品なんだとか。あるテレビ番組で発言されていた。遅ればせながら、そうゆう気鋭の監督の作品をはじめてみせてもらった。先に、結論をいうと、とても素晴らしい青春映画でしたよ。

序盤に大林宣彦監督の”転校生”のオマージュのようなシーンが出てくる。ある日、東京の男子高校生、瀧と山村に住む女子高校生、三葉の身体が男女入れ替わる。朝、目覚めた三葉(実は瀧)が自分の身体の”変調”を鏡に映しておどろくシーンなどそっくり。”転校生”の場合は、それが、終盤までつづくのだが、”君の名”では、ときどき、復旧し、ふたりは、何か夢をみていたようだと感じる。そして、ふたりは、互いに関心をもちはじめ、次第に心惹かれるようになるのだ。

男女が入れ替わったときの高校生の日常生活の行動がおもしろくて、おかしくて、クスクス場面の連続。また、瀧の身体に入った三葉は、はじめてみる大都会の林立するビルのうつくしさに感動する。実際、映画でもビル群は輝くようなうつくしさで描かれている。もちろん、瀧が見る、田園風景のどれもがきれいで、とくに、夕陽が沈み、そして黄昏どきともなれば、たとえようもない、うるわしさだ。また、夕空に彗星が割れていくつもの流れ星となって落ちてくる夢のような風景も見ることができる。とにかく、映画のはじめから、おわりまで、うつくしい映像の連続で、たとえ物語がなくても、これだけでも十分、入場料のおつりがくるくらい。

そして、男女の入れ替わりは、ある日突然、途絶えてしまう。そこから、瀧の三葉探しがはじまるのだが、わずかな記憶をもとに、ようやくたどり着いた彼女の町は、なんと3年前に彗星の破片が落下し、町全体がすでに消滅していたのである。ふたりは時を越えていたのだ。

とまどう瀧は神社の御神体がある山を登り、三葉がつくり、奉納した口噛み酒を口にする。すると、突如、時間がぐるぐると廻り3年前に戻った自分がいた。そして、ふたりは再会するのだった。しかし、互いの声が聞こえるのだが、姿がみえない。もどかしい。そのうち、現実世界では”誰そ彼”で姿がみえにくくなる、その黄昏どきに、突然、二人の姿が現れる。ふたりは、目を見つめ合い、うれしそうに、いとおしそうに、”思い出”を語る。そして、夕闇が迫ると、突然、姿がみえなくなる。瞬時の出会い、胸があつくなるハイライトシーンだ。

ラストシーン。それから5年がたち、瀧はサラリーマンになっている。”ずっと誰かを探しているような”気持ちで、日常を送っていた彼に、ある日、思いがけない出会いが待っていた。まるで赤い糸でむすばれていたような。

。。。。。

先週、NHKのニュース番組で新海誠監督が出演していた。そのとき”君の名は”の映像も紹介されていた。そこから、いくつか。

新海誠監督は、高校生の頃、毎日パッとしないけど、わりとつらかったりもするけど、大きな、うつくしい景色をみると、世界への一体感みたいなものを感じた、という。それが、作品づくりのベースになっているようだ。

都会の景色も見ようによってはうつくしい。

三葉が住む村


三葉

。。。。。

新海監督の、”秒速5センチメートル”が、東博で野外上映されるようです。10月14日と15日。19:00~(上映時間 63分程度)。雨天中止。ぼくも行くつもり。

 では、みなさん、今日も一日、たまには時空を越えて、お元気で!

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