おはようございます。
皇居東御苑の三の丸尚蔵館のリニューアルオープン記念の皇室のみやび展も、もう第3期を迎えている。テーマは”近世の御所を飾った品々”である。普段、ぼくらが目にすることのないものばかり。旧三の丸尚蔵館のときは無料だったが、写真撮影は厳禁。一方、新三の丸は有料(ただし、70歳以上は無料)だが、写真撮影は自由。お年寄りにはいいことずくめ(笑)。ということで、今回も目の保養だけではなく、指の運動もと、たくさんの写真を撮ってきた。ここにご披露したいと思います。
第3期では、国宝・藤原定家《更級日記》など、「御在来(ございらい)」と称される京都御所に伝来した作品をはじめ、旧桂宮家伝来の伝狩野永徳《源氏物語図屏風》など、近世の御所や宮家を飾った書画や工芸、楽器などが紹介される。以下、順不同、思いつくままに。
伝狩野永徳《源氏物語図屏風》旧桂宮家伝来
四季図屏風 渡辺始興 江戸時代18世紀
(秋と冬景色)
糸桜図簾屏風 狩野常信 (江戸時代17世紀)
北野天神縁起絵巻 巻一(室町時代、16世紀)
雲紙本和漢朗集巻上(部分) 伝藤原行成 平安時代(11世紀)
国宝 《更級日記》藤原定家 鎌倉時代(13世紀) 現存するすべての更級日記の 元となった一冊
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さて、これは?裏表に絵がある。散手貴徳図衝立(江戸時代、19世紀)。それぞれ、舞楽の曲目、散手(赤の装束)と貴徳(緑の装束)の舞姿。
蔦細道蒔絵文台・硯箱(御在来)桃山時代 宮中伝来の絢爛豪華な文房具。『伊勢物語』の一節を主題とした作品。蔦は宇津山を表し,笈と結文は主人公が山中で出会った修験者と彼に託した都の女への文を象徴している。
筝 銘團乱旋(とらでん)室町時代16世紀 雅楽の古い曲名を銘にしている。
梨地螺鈿蒔絵八陵鏡・台(江戸時代、18-9世紀)
(鏡)
唐物茶壷 銘玉簾 中国 元・明(14-5世紀)
修学院焼ふくべ形香炉 江戸時代(18世紀)
菊花散蒔絵黒棚 江戸時代18-9世紀
以上第三期の前期展の主な展示品です。後期展(5月12日まで)も見て見たい。そして第四期は第一期と同様、若冲の動植綵絵など豪華な国宝作品が展示される(5月21日から)。
目の保養になったでしょうか。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で。