こんばんわ。
科博の”鳥展”の第二弾です。本展には”ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統”というサブテーマがついているが、その横に、こんなキャッチコピーがついている。”一生分の鳥が見られる”。たしかにたくさんの鳥標本が展示されていた。今回はこちらを重点に紹介しようと思う。
鳥類は恐竜の子孫である。よく知られる始祖鳥(1憶5000年前、後期ジュラ期)や孔子鳥は、ここで断絶し、現代の鳥類に繋がらない。鳥胸類が現代の鳥類の祖先となる。そして約6600万年前(白亜紀後期)に大隕石衝突によって突如起こった環境変化によって恐竜はじめ、地球上の動植物のうち4分の3の種が絶滅するが、これを乗り越えて現生鳥類が存在する。
コペプテリクス(2500万年、漸新世)の骨格標本がある。現在は絶滅しているが、上の系統樹にペンギンのような想像図が描かれている。ヒトほどの大きさ。
さて、いよいよ現生の鳥たち。系統樹でも現生鳥類は七つの枝分かれがある。現在、11000種を超える鳥類がいて、口蓋の骨の形で、古口蓋類と新口蓋類に分かれる。この両者は中世代白亜紀中頃に分かれたが、現生の古口蓋類はわずか5目5科14属59種しかおらず、鳥類全体の0.5%としかいない。ダチョウなどの走鳥類などである。ほかの六つの枝分かれはすべて新口蓋類に属する。以下、ちらしの各章ごとのまとめ書きと撮影したいろいろな鳥を載せるが、詳しい説明は省く。
多様性サークル
最新のゲノム解析により、鳥類は従来の20数目から増えて、44の目に分類されることが分かった。分類学的な近縁関係が、たとえば猛禽類のハヤブサはインコやスズメに近いことが分かった。特別天然記念物のトキも、コウノトリ目からペリカン目に変わった。DNAの研究が進み、大きさや性格が異なる鳥たちの意外な間柄が分かってきた。
多様性のサークルがつくられている。各目のポールの高さは種の数を表している。ポールの位置は近縁関係を表している。
たとえば、スズメ目(6719種)、インコ目(408種)、ハヤブサ目と近縁な種類が並んでいる。スズメ目は最多の6719種を有するので高いポールになっている。
走鳥類の仲間
前述のダチョウやヒクイドリなどの身体の大きい走鳥類。小さなコマダラキーウイの姿も。
カモやキジの仲間
カルガモやキジ、ウズラ、ニワトリなどのなかまが集まるフィールド。美しい羽をもつオスが特徴的な鳥たち。オシドリやオオハクチョウ、アラナミキンクロ、ヤマドリ、エゾライチョウなども。
キジの仲間
ニワトリの仲間
陸鳥や水鳥の仲間
ヨタカ、カッコウ、ハトの陸鳥、ツル、チドリ、ミズナギドリなどの水鳥が見られます。現生最大の飛ぶ鳥ワタリアホウドリや純白のユキドリも。10種以上のペンギンも大集合。
ヨタカ
ハト類
ツル
ペリカン類
ハシビロコウ 上野動物園でも人気の動かない鳥。ペリカンの仲間だって。
ペンギン大集合
猛禽とその仲間
タカやハヤブサ、フクロウのなかまが集まるフィールド。絶滅が危惧されるオウギワシやシマフクロウなど貴重な鳥も。美しい羽で人気のカワセミ、ケツァールも見られる。
ヒゲワシ
フクロウの仲間
小鳥の仲間
鳥類で最も多様化したスズメ目のなかまが集まるフィールド。オオルリやコマドリなど姿や声がきれいな鳥がたくさん見られます。
一生分の鳥が見られました。すばらしい鳥展でした(完)
今日の上野公園
噴水池の周りのウインターチューリップ
今日の夕富士
夕富士と宵の明星、金星
では、おやすみなさい。
いい夢を。
東博の大覚寺展、最高でした!また、明日にでも紹介します。
宙を眺めての一日の気持ち、ほっとしますね。
鳥・・・毎朝、集団でやって来ます。
凄い数ですよ。
その鳴き声に起こされます。
一日風の吹く、寒い日でした。
明日は、旧暦の睦月です。
おやすみなさい。
私も早めに行かなくちゃ。6年、もっと前かな?
円町?でレンタカーして高山寺、大覚寺など回りました。一番良かったのが大覚寺、襖が見事でした。
インバウンドの前だったから嵐山もそこまで、ではなかったけどもういけないかな?
大相撲、あっという間に終わりましたね。
途中からもしかして、豊昇龍、横綱になっちゃう?
な~んて思ってたけど、ほんとになっちゃいましたね。大の里に頑張ってほしいけど、もう少し修行が必要かな、、スリムになった貴景勝の解説が素晴らしく良かった。次回も楽しみです。
大相撲は琴櫻、大の里がもう一つで、残念な初場所でした。豊昇龍は横綱不在ということもあり大甘な基準で新横綱となりましたね。貴景勝は見事な解説でしたね。