気ままに

大船での気ままな生活日誌

ワシントンナショナルギャラリー見学

2012-11-26 10:29:52 | Weblog
さて、いよいよお待ちかね(誰も待ってない?)、米国東海岸、美術館シリーズに入ります。まずは、ワシントンナショナルギャラリー。2011年夏に国立新美術館で開催された”ワシントンナショナルギャラリー展”をみられた方も多いと思う。そのとき常設コレクション作品2,334点のうち、9点が来日し、展示されていた。これらの作品もホームに戻っていましたよ。

今回の一番の目的は、フェルメール全作品制覇の野望(爆)の一環だから、どの美術館紹介でもトップにフェルメール作品を挙げるつもり。米国には3美術館に11点もの作品がある。もちろん、ここにもある。”手紙を書く女”、”天秤をもつ女”、そして貸出中でみられなかった”赤い帽子の女”の3点である。まず、フェルメール2点から。

手紙を書く女 BUNKAMURAにも来ましたね。


天秤をもつ女


フェルメール作と思われていた”フルートをもつ女”


そして、来日した作品。

モネ”日傘の女”


ゴッホ”自画像”


セザンヌ”赤いチョキの少年”


そして、名作ぞろぞろ

レオナルドダビンチ ”シネブラ・デ・ベンチの肖像”米国でただひとつのレオナルド作品。レオナルドも全制覇目標にしている(汗)




ラファエロ ”アルバの聖母”


ファン・デル・ワイデン ”若い女性の肖像”


トウール ”悔悛のマグダラのマリア”


テル・ボルフ ”求婚者の訪問”


レンブラント 自画像
 

カンパンと工房 ”園の聖母子と諸聖人”



美女軍団(笑)

モジリアニ

ルノアール

ロートレック

ティツィアーノ

マチス


まだまだたくさん




特別展も

 

中庭
 

ワシントンナショナルギャラリー すばらしい美術館でした。1日中、観てました。


次回はフリーア美術館の予定です。
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東慶寺の紅葉でござんす

2012-11-25 18:05:47 | Weblog
今日のぶらり散歩は東慶寺。

もちろん紅葉でござんす。






高見順のお墓の上の紅葉も見頃になりやした




小林秀雄のお墓から見える紅葉も見頃でっせ




桃山時代から江戸時代への過度期の蒔絵の作品群として知られる”東慶寺伝来蒔絵”の展覧会。天秀尼(東慶寺二十世、豊臣秀頼の息女)愛用の調度品の数々。国の重要文化財も2点。目の保養でごわした。




ほんに、いいにこにこ(11.25)の一日でやんした。

ぼくの好きな三点セットも見れたし。

朝は富士


昼は小百合さま(汗)。ああ、また旅にいきたくなってしもうた(大汗)


夕は桜(紅葉)


機嫌よく、おまけに、鎌倉紅葉情報もおみせしましょう。(でも、よくみると二日前の情報ですね)


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ニューヨークの晩秋

2012-11-25 11:33:07 | Weblog
昨日は、高校時代の友人がメンバーに入っている管弦楽団による、バッハロ短調ミサ曲演奏会を楽しんできた。そのあとはお決まりのクラス会。逗子の夜は更けていった(笑)。

さて、ニューヨークのこと。何回か訪れているが、最近では、6年ほど前、松井秀喜が主軸を担っていたヤンキースのホーム開幕3連戦を観に行っている。4月の中旬だったから、セントラルパークは木々が芽吹き、白い梨のような花や水仙が咲き始めていて、とてもうつくしい姿をみせてくれていた。

晩秋のセントラルパークは初めて。今回は、木々の紅葉が華やかに迎えてくれた。







何を、みてるの? ・・・ジョンレノン・メモリアル ストロベリーフィールドです。 IMAGINEの文字が。
 

今もオノヨーコが住んでいる超高級マンション、ダコタハウスが、ここからみえる。ジョンがヨーコを見守っている。


セントラルパークを挟んで反対側が五番街。METはそちら側。昨日、一緒に飲んだ銀行員だったK君はNW駐在時代、この近くのマンションに住んだと言っていた。MET三昧ができたらしい。それで今、素人絵描きさんになっている。


ほかの方も回ってみた。国連本部。この向かいに松井秀喜が住んでいた超高級マンション、トランプ・ワールド・タワーがある。ビル・ゲイツもその最上階に住んでいると地元のガイドさんが教えてくれた。


さて、グランド・ゼロ。アメリカ同時多発テロ事件、2001年9月11日。ぼくは久米宏のニュース番組をみている最中に知った。世界貿易センターの二つのビルに飛行機が激突。現実とは思えず、映画をみているようだった。前述のK君はその数年前までここに務めていたとのこと。彼の知人は、ビルで事故が起こっているらしいと会社にメールを送ったのが最後だったとのこと。新しいビルが建設中だが、いろいろ難航していて進まないらしい。


サンクスギビングデイが近づき、全国からパレード隊が続々とニューヨーク入りしていた。資金はメーシーズが出すらしい。儲けるだけではなく、社会還元するところがえらい。


ビルもお化粧をはじめている。


本格的な蕎麦屋さんがあった。北海道産の種でカナダで育てたものだそうだ。とてもおいしかったどす。


おわりに、美術フアンのために、ちょっとだけよ。METの日本美術コーナーで開催中の”琳派展”から、尾形光琳の「八橋図屏風」。


想いだしますね、根津美術館での”KORIN展”。根津所蔵の燕子花図屏風と並んだところ。


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フィラデルフィアの晩秋

2012-11-24 07:24:38 | Weblog
ワシントンDC・ジョージタウンに三泊したあと、フィラデルフィアのオールドタウン地区のホテルに二泊した。その二泊目の朝食を食べ終えたころ、ワイフが素っ頓狂な声をあげた。なんと、窓の外に、いきなりマラソン人の群れが出現したのだ。そして、それがいつまでも続く。マラソン好きな(観るのが)ぼくが、すぐさま、外に飛び出したのは言うまでもない。通りに出ると、驚いた。尋常な数ではない、道路いっぱいに、走る人々が、ずっと途切れなく、大河のように流れてくる。まだ朝の7時前後だというのに、応援人も結構いて、知り合いのランナーが来ると、歓声を上げたり、抱き合ったり(笑)していた。

あとで聞いた話だが、ニューヨークマラソンが例のハリケーン被害で中止となり、そこにエントリーしていた人たちも、ここに流れ込んだらしい。日本の国旗をもって走っている人もいたから、国際的な有名なマラソン大会なのかもしれない。ぼくはマラソンに縁があって、今春の旅行でも、巴里マラソンを目撃している。

フィラデルフィアでは、改装なった新バーンズ財団美術館とフィラデルフィア美術館の見学が主目的だったが、ホテルの近くの、朝散歩で眺めた、紅葉に染まる晩秋の街中の風情もとてもよかった。さすが、アメリカ建国ゆかりの地だ。首都だったときもある。トーマス・ジェファーソンが起草したアメリカ独立宣言が署名されたペンシルベニア州の議事堂(現独立記念館)も歩いて10分のところにある。そして、独立宣言に銘文を使ったという”自由の鐘”も、早朝でもガラス越しに見学することができた。

初めて訪れた、フィラデルフィアの晩秋は、マラソンと共に思い出に残るものとなった。


フィラデルフィアマラソン




独立記念館


自由の鐘


美術フアンの方へ。フィラデルフィアは壁画の街でもあるそうだ。あちらこちらのビルの壁に。








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稀勢、完敗 真央、完勝

2012-11-23 21:29:36 | Weblog
帰国してからはじめて観る九州場所。ぼくの居ない間に連戦連勝を期待していた稀勢の里だが。すでに3敗してあとがない。ただ、今日の白鵬戦に勝てば、わずかに優勝の可能性は残る。そんな大事な結びの一番。力が入った。さあ、立った。あれよあれよ・・・の、力の入らない一戦になってしもうた。白鵬に完敗。これで、優勝戦線から完全に脱落。おまけに新横綱、日馬富士まで、負けて脱落。ほんにさびしい、2012年、結びの場所になってしもうた。とほほ。

さびしい大関


あわれな新横綱


でも、NHK杯では、真央ちゃんが見事なジャンプ。SPダントツ首位の完勝。


ごつんこの鈴木明子。まだフリーで逆転の可能性も。


うれしい真央。


・・・

円覚寺の紅葉が見頃になってきた。


渡米前日に迎えてくれた円覚寺のカワセミが、帰国後も迎えてくれた。うれしくて手が震えてしもうた。


これは、少しははっきりと。まだ時差ぼけが治らないみたい。
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米国東海岸の旅

2012-11-23 13:50:15 | Weblog
米国東海岸の美術館巡りの旅から無事帰ってきました。

ワシントンDCから入り、ボルチモア、フィラデルフィアを経てニューヨークへと、この間、合計10の美術館行脚。フェルメール8作品(11点のうち残念ながら3点が貸出中だった)や米国で唯一のレオナルド作品など数々の名品をみせてもらった。その上、思いがけない特別展も。MoMA(近代美術館)で、美術品として史上最高の約1億2000万ドルで落札された、ムンクの叫びをメインにした”ムンク展”が開催されていた。そして、METの日本美術コーナーで”琳派展”をやっていて、そこに、5月に根津美術館に里帰りした、尾形光琳の「八橋図屏風」が展示されていたこと。思わず、歓声を上げてしまった。これらについては、おいおい、美術館ごとの記事の中で、紹介したいと思う。


さて、この旅に彩りを添えてくれたのが、ちょうど見頃を迎えた紅葉。こんなにきれいなのは久しぶりと地元のガイドさん。青空の毎日で、ほんとに、何もかもついていた東海岸の旅であった。

今日は、紅(黄)葉に染まる街の風景をご覧いただきます。

ワシントンDCの郊外、ジョージタウンの街の風景
この街はケネディ大統領が、1950年代の上院議員時代に住み、大統領就任式もここで行った。津田梅子も若き日の十数年をここで過ごしたとのこと。ホテル周辺の風景から。





オールド・ストーン・ハウス ワシントンD.C. 最古の建造物。


ワシントン記念塔。その影が、リンカーン記念館前方の、長方形のプールに映る。


リンカーン記念館内のリンカーン像


アーリントン国立墓地。 26万人以上の戦死者が眠っている。


ここにケネデー大統領一家のお墓がある。ジャクリーヌ夫人も彼女の希望でここに眠る。二人の、生後2日で死亡した子供と死産の子(娘とだけ表示)のお墓が両脇に。


お墓の真向い遠くに、国会議事堂が。


ホワイトハウス。


ちょうどオバマ大統領が専用ヘリコプターで帰宅するところだった。警護のへりが二機ついていた。こんなシーンがみられ、ついていた。それも、オバマ再選が決まった週に。


近くのお土産屋さん。オバマ大統領のTシャツが人気らしい。


スミソニアン博物館群のひとつ、自然史博物館。30年も前に入ったことがある。


このブルーダイヤモンドは、インド原産で、持ち主に不幸が。マリー・アントワネットも所持していて、断頭台で処刑された。回りまわって、現在はここに。45.5カラットで200億円の価値だとか。


。。。。。

まだ、フィラデルフィアとニューヨークの風景が残っていますが、これから出かける処がありますので、今回は、ここまでとします。

美術フアンの方に、ちょっとだけよ、の写真を。これも、ブルーダイヤに負けない、100億円近い価値。



(つづく)




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小春日和にカワセミに出会う

2012-11-12 20:54:33 | Weblog
午後から、ぶらり北鎌倉。晩秋とは思えない暖かさ。こういう日を小春日和というのだろう。
ひょっとしたら、円覚寺の虎頭岩の池でカワセミに出会えるかもしれないと、近づいた。
するといきなり、翡翠色の羽を翻して、ピピピピピと美声をあげながら、池に突っ込むパフォーマンスで迎えてくれた。

会おうと思っても、なかなか会えないのが幸せの青い鳥、カワセミ。
ぼくが明日から10日ほど日本を離れることを知っていたのかもしれない。







はじめてカメラでキャッチした水上のカワセミ




本堂裏のヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)も満開だった。




家に帰ると、夕陽に染まった富士山が迎えてくれた。


明日は、いい日旅立ちになりそうだ。

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大相撲九州場所 予想

2012-11-12 10:50:36 | Weblog
大相撲納めの場所、九州場所が始まりました。初日から、3大関に土という波乱のスタート。さて、恒例の(笑)、今場所の星取り予想をしたいと思います。

まず、第一の注目点は、新大関、日馬富士はいかがか。初日を無難に白星スタートで、なんと32連勝。このまま突っ走れるか? 突っ走れません! 弱いとはいえ、三大関が復帰しているし、大崩れはしないものの、3敗まで踏みとどまれば御の字と思う。場所前の諸行事(ぼくも観に行った、明治神宮の奉納土俵入りなど)や、おつきあいで、稽古は不十分だと思う。稀勢の里との稽古でも負け越している。でも、12勝で優勝戦線には最後まで残る。と、いう予想。

第二の注目点は、白鵬の長期低落傾向に歯止めがかかるか? かかりません。もう一人の横綱が出来たので、気楽になり、力も入らず、さらに下降線の傾きの角度が大きくなります。稀勢の里のような強敵には、ボクシングまがいの張り手で勝星を拾い、なんとか、12勝。低レベルの優勝戦線に最後まで残ります。と、いう予想。

第三の注目点は、稀勢の里と鶴竜は優勝戦線にからめるか? 絡めます。今場所は12勝前後の優勝争いになりますので、どちらかが残ります。初日、鶴竜が星を落としたことで、稀勢の里が優位。12勝をあげ、白鵬、日馬富士、稀勢の里の優勝決定戦という大変な千秋楽となります。と、いう予想。

第四の注目点は、カド番三大関は大丈夫か?。大関互助会でなんとか勝ち越しと予想。でも途中休場してしまう可能性も。

とにかく、稀勢の里を初優勝させたいことを軸にした予想なので、公平感を欠くという意見も大向こうから聞こえてきそうですが・・・
スポーツ観戦はエゴ丸出しでいいのだ。文句アルカ

今場所は絶対、稀勢の里が優勝する!
確信する理由。今場所中のほとんど、ぼくは海外だからだ。
稀勢の里は、これまで、ぼくが国技館に応援に行く日は9割の確率で負けている。ということは、ぼくの目にふれない方が気楽にとれるらしいノダ。


・・・・・

では、今場所の星取り予想を発表します。総当たりが予想される前頭3枚目までの力士です。

稀勢の里12勝3敗(優勝);白鵬12勝3敗;日馬富士12勝3敗;鶴竜10勝5敗;把瑠都 9勝6敗;琴奨菊8勝7敗;琴欧洲8勝7敗:豪栄道8勝7敗:妙義龍7勝8敗;豊真将7勝8敗;安美錦6勝9敗、栃煌山6勝9敗、松鳳山6勝9敗;栃ノ心6勝9敗;隠岐の海5勝10敗、魁聖5勝10敗:豪風4勝11敗  

千秋楽に、ぼくの予想の自己評価をしたいと思います。

優勝争いの三力士

今場所の土俵入り


明治神宮の奉納土俵入り


張子の虎の稀勢の里 国技館にて

 
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11月11日のはじまり

2012-11-11 22:30:06 | Weblog
11月11日のはじまりは、朝焼けだった。







11月11日は、大相撲九州場所のはじまりでもあった。



恒例の大相撲九州場所予想は、明日にさせていただきます。

11月11日(PM)11時11分11秒に就寝させていただきます。
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はじまりは国芳/江戸スピリットのゆくえ

2012-11-11 11:09:06 | Weblog
横浜美術館で11月3日から始まった、この展覧会を楽しみにしていた。何故なら”はじまりは国芳”で、そのあと、ぼくの好きな弟子筋、(主なところを挙げると)、芳年、年方、清方、深水と続き、”おわりは巴水”まで総出演するというのだから、もう絶対、見逃すわけにはいかないのだ。

もう少し詳しく、紹介すると、さらに、こんなビッグネームが、国芳一家だったのかと驚かされる。展示構成とそれぞれの章に現れる画家たちの名の一覧をお示ししよう。清水の次郎長一家にも負けない子分衆でしょう(笑)。実際、国芳は親分肌で、たくさんの直弟子たちが集まったようだ。

第1章:歌川国芳と幕末明治の絵師たち
   (歌川国芳、歌川芳虎、歌川芳艶、歌川芳藤、落合芳幾ほか)
第2章:歌川国芳と日本画の系譜
   (河鍋暁斎、月岡芳年、水野年方、鏑木清方、鰭崎英朋ほか)
第3章:歌川国芳と洋風表現:五姓田芳柳とその一派
    (五姓田芳柳、五姓田義松、渡辺幽香ほか)
第4章:郷土会の画家たちと新版画運動
   (鏑木清方、寺島紫明、伊東深水、川瀬巴水、笠松紫浪ほか)
 
(以上はホームページより)

国芳については、今年は没後150年ということもあって、六本木での国芳展をはじめ、いくつかの展覧会が開催され、ぼくも観に行っているので、ここでも再会作品が多かった。国芳といえば、武者絵、役者絵、美人画、そして天保の改革で役者や遊女が描けなくなれば、(うるせいことを言う奴らだ、じゃあ俺が変わろと)子供絵や猫や金魚を擬人化したり、判じ絵を描いたり、江戸市民から喝采を受けた。

何でも目を光らせている人だから、当時、入ってきた洋画からもヒントを得た絵も描いている。たとえば、”近江の国の勇婦於兼”。馬が洋風だし、背景の山もアルプスのよう。こういう芽から、明治の洋画家、五姓田芳柳一派が育っていくのだ。

国芳 近江の国の勇婦於兼

渡辺幽香 幼児図


月岡芳年は、国芳の一番弟子といってもいい存在で、やはり、師匠同様、幅広い分野で活躍した。現在、原宿でも芳年展が開催中で、前期展を、とくに血みどろ絵を中心に鑑賞してきたが(汗)、その一番の絵は後期展示になっていた。それが、ここで展示されていたので、もう浮世絵太田記念美術館の後期展は行かなくてもいいかと思う(爆)。もちろん美人画にも、とてもいいものがあり、これらが年方、清方へと脈々とつながっていくのだ。

芳年 いたそう


芳年の弟子、年方の絵は観る機会が少ないので、いくつかみられよかった。清方の、”先師の面影”で年方の真面目そうな人柄を知ることができる。清方の肖像画は深水が描いているが、そっくりであった。清方の展示作品は、浜美所蔵と清方記念館所蔵のものが多く、馴染みのものだった。後期展には、”刺青の女”など、ぼくの好きな福富コレクションが入ってくるので、楽しみだ。

清方 春のななくさ

清方 遊女

深水 清方先生肖像


そして、清方の弟子筋による新版画の時代。深水らお馴染みの作品がずらり。小早川清、山川秀峰も。川瀬巴水、寺島紫明までみられ、大満足の展覧会であった。後期はお正月明けにでも行くことにしよう。

小早川清 ほろ酔い


川瀬巴水 木場の夕暮




歌川国芳 ”宮本武蔵の鯨退治”



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