気ままに

大船での気ままな生活日誌

岸辺のアルバム

2020-08-21 10:22:37 | Weblog

おはようございます。災害級の炎暑もあと少しのようですね。

今朝のぼくのいつもの散歩道。うれしい発見があり、でもかなしい発見もあったので、テレビドラマ風にタイトルも”岸辺のアルバム”としゃれてみました。

砂押川沿いのさくら道の桜は昭和11年に松竹大船撮影所の開設記念に植えられた。もう86年もたつ。スタート地点の橋の名前も松竹2号橋。

松竹橋から上流方面を眺めるとなんとカルガモが!数えると5羽。ぼくがしばらく追っていたカルガモ親子の子供たちに違いない。ここは、あの滝からだいぶ上流になる。もう、すっかり親離れをしてここまで来て朝食をとっている。1羽、少ないが、きっと、いつもお母さんの傍にいた子だろう。とにかく、朝散歩でこの橋から見るのは初めて!うれしい発見だった。

近くに寄って、見る。

そして、次の橋。橋のたもとの酔芙蓉A嬢とその向こうの古株B嬢。

今日も50以上の花を咲かせるA嬢。すっかり花形役者になった。

向かいの古株B嬢。こちらも負けずに花数を増やしてきた。むかしは花形だったが、脇役を見事に演じている。

この橋に名前はない。コロナ橋にしようかな。

反対側の岸辺を歩くと、衝撃の目撃。なんと、桜が枯れている。それも、昭和11年生まれのソメイヨシノではなく、八重桜の関山。枯れたソメイヨシノの跡に植えられたので、まだ中年の星のはず。この暑さのせいもあるかも。一時的であればいいのだが。がんばって来春、芽を出して!でも、幹はコロナカミキリにくわれたのかボロボロ。桜も人間と同じ。一寸先は闇。

さびしい目撃のあとはうれしい目撃。今まで気づかなかったが、たぶん数年前植えられた酔芙蓉がこんなに花をつけるようになった。大物新人を発見!楽しみが増えた。酔芙蓉C嬢。A,B,C嬢では味気ないので、そのうち女優さんの名前をつけてあげることにしよう。原節子、岸恵子世代は桜につけているので、酔芙蓉は小百合世代かな。次回に発表します。

藤井聡太、中年の星を破り、二冠へ!十代で八冠も夢ではない。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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長谷川路可/よみがえる若き日の姿

2020-08-20 14:12:29 | Weblog

こんにちわ。

藤沢アートスペースで表記の展覧会が開かれている。はじめての画家の展覧会は面白い。ぼくは伝記物が好きということもあり、画家の生い立ちに興味がある。この展示場は、藤沢ゆかりの画家を紹介する場であるので、長谷川ももちろんそうである。

路可が10歳のとき両親が離婚して、母、長谷川たかと共に、都内から藤沢に移り住む。母の妹、長谷川ゑいが鵠沼で、文人宿として知られる東屋を経営していたので、そこで手伝いをすることになったのだ。少年時代からここで過ごした。中庭には小舟を浮かべるほどの池があり、鵠沼海岸も望める素晴らしい宿屋だった。谷崎、龍之介や実篤ら白樺派らがここで逗留し、文人サロンになっていたが、白樺派と縁のある岸田劉生も逗留している。劉生が写生に出掛けるときには、ついていって、仕事ぶりを見ていたそうだ。

16歳で暁星中学に進学、夕方からは清輝の主宰する白馬会洋画研究所に通う。17歳で洗礼を受け、洗礼名はルカ。これがペンネームの元になったようだ。19歳(大正5年、1916年)で、東京美校に進学、日本画科で松岡映丘に師事。本当は洋画をやりたかったが、母親に反対され、日本画なら許すということだったそうだ。

卒業後、1921年から1927年にかけてヨーロッパに留学。1920年代のパリといえば、エコールドパリ。モディリアーニ、パスキン、シャガールら錚々たる画家がパリに居た。そして、寝室の裸婦キキを描いて有名人になっている藤田嗣治も居た。藤田を頼って、留学中の小林古径、前田青邨、青山義雄も集まっていた。路可もグループに入る。そのときの集合写真も展示されている。写真撮影は禁止だが、無料でりっぱな冊子を頂ける。


丸印、左から青邨、藤田、路可、古径

さて、路可はこのパリ画壇でサロン・ドートンヌで入選するなど活躍した。1923年、従弟の長谷川欣一ともにブルターニュに移り、静かな環境の中、”或る朝”など3作品を制作、いずれも入選作品となった。

或る朝

路可は1924年から松本亦太郎らの敦煌莫高窟などの西域絵画の模写事業に参加し、3年にわたりベルリン民俗博物館からはじまり、大英博物館、ルーブル美術館などに保管されている古画を、125点も模写し、日本に送った。現在、これらは、東大、芸大、東博などに分蔵されている。

婆羅門像(模写)

西域壁画の模写を通じて壁画への関心が高まり、フレスコの画法も学ぶ。その後、生涯をかけてフレスコ画、モザイク壁画を追及していく。日本に本格的にフレスコやモザイクを伝えたパイオニアとして評価されているそうだ。

フレスコ画

イタリアの思い出(1958)

神輿ぶり(1966)

そして、ぼくは知らなっかったが、1964年、東京五輪の開催された旧国立競技場のメインスタンドの上の一対のモザイク壁画を路可が制作した。左側に相撲の神様、野見宿禰像(勝利)を、右にギリシャの女神像(栄光)。この下図が展示されている。

勝利

栄光

この壁画は、現在、新国立競技場の東ゲート両脇に移設されているとのこと。是非、見に行かねば。

藤沢市は、傷んでいた路可の作品、自画像など6点を修復した。今回の展覧会はそれらのお披露目を兼ねている。

夫人像

裸婦

自画像

とても素晴らしい展覧会でした。

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夕焼けをながめる風流な蝉

2020-08-19 22:39:14 | Weblog

こんばんわ。

夕焼けをながめる風流な蝉。ほらね。

でも、風流というわけではなく、もう鳴くだけ鳴いて、この世の仕事を終えて、明日にでもあの世に旅立とうというさいごの姿。もう鳴いていない。全力を出し切って7階まで舞い上がり、ようやっと壁にしがみついているのだ。

夕日が沈み・・

夕焼けが現れる。

次第に暮れてゆく。

このとき蝉が飛んできた。

そして、あの町 この町 日が暮れる。

今朝の酔芙蓉。一気に倍増!

古株

夕方の酔芙蓉。夕焼けのように赤くなっていた。花の命は短くて・・一日一生。

今日は東博へ。半沢直樹の銀行本店か!

今日の特別展は着物展!

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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和巧絶佳/令和時代の超工芸展 その3

2020-08-19 08:46:09 | Weblog

おはようございます。

パナソニック汐留美術館の和巧絶佳/令和時代の超工芸展、第3章の作品をお届けします。

第1章 和 日本の伝統文化に根差した工芸美
第2章 巧 手わざの限界のその先にある工芸美
第3章 絶佳 素材が生み出す工芸美の可能性

第3章 絶佳 素材が生み出す工芸美の可能性

新里明士

1977年君津市生まれ。早大美術クラブで陶芸に出会う。その後、多治見市陶磁器意匠研究所で専門的技術を学ぶ。光と磁器の関係性を問い続けている。全面に透かし彫りされた「蛍手」が生み出す光と空間の魔法が特徴。

光器

光蓋器

安達大悟

1985年愛知県生まれ。美大では意匠そのものに関心があったが、染めを始めてからは、論理的思考で制作方法を考えるようになった。金沢卯辰山工芸工房で学び、現在、専門員に。奈良時代の夾織にルーツをもつ板締め絞りを中心に、にじみを活かした「テキスタイルならではの模様作り」をテーマにしている。

酒井直樹

1973年、群馬県に生まれる。藝大では鍛金を学び、その後、金沢卯辰山工芸工房へ。独立後は金沢21世紀美術館などのグループ展に多数参加。直線的な把手が印象的な鉄瓶、錆びた鉄の素材感と余白の美による洗練された形態が美しい。鍛造りによる鉄の新しい表現として、オブジェとしても現代生活になじむ作品が特徴。

湯湯のこもるカタチ

monochrome

橋本千毅

1972年、東京都に生まれる。筑波大学芸術専門学群で学び、2000年から2年間、東京文化財研究所にて漆工品の修復に携わる。富山の岩瀬に工房を構え、独立。下地、塗り、蒔絵、螺鈿、平文などすべての作業を自身で行う。まさに、蒔絵と螺鈿の細工が織りなす玉虫色の小宇宙。とても気に入った。

蝶牡丹螺鈿蒔絵箱

花蝶螺鈿蒔絵箱

寶相華蒔絵箱

薔薇螺鈿箱

黄金虫蒔絵箱

螺鈿鸚鵡

佐合道子

1984年、三重県に生まれる。金沢美術工芸大学で学んだあと、東京国立近代美術館などのグループ展に参加する一方、2012年には「ALFAROMEO I AM GIULIETTA THE DRIVE ART」プロジェクトに参加し、2019年金沢美術工芸大学にて博士号取得。自然物を始めとする身の回りのいきものを子細に観察し、”いきものらしさ”をテーマに土の可塑性を生かした動きある作品を作り出している。

玉華蓋付飾箱

還る

とこしえ

これで本展覧会シリーズの完と致しまする。ほんとにどの作品も途方もない時間と手間をかけてつくられているのが一目でわかり、それだけでもひれ伏してしまう、土下座もの(笑)。 その上、うつくしい煌びやかであったり、哲学的であったりと、素晴らしい作品ばかり。作者の名前を憶えておいて、また、どこかで個展でもあったら、楽しませてもらおう。早速、一昨日は金魚絵師の深堀隆介展を見てきましたよ。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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藤沢でアート

2020-08-18 21:36:31 | Weblog

こんばんわ。

最近、どの図書館もコロナ制限座席がすぐ埋まってしまうため”避暑地”に利用できない。今日はふと思いついて、図書館で借りた司馬遼太郎の街道をゆくシリーズのモンゴル紀行を携えて、辻堂のテラスモール湘南へ行った。ここには休憩用の椅子が各階にたくさんあるのだ。首尾よくいい座席を見つけ、ここで読書。とても面白い。読み終えたあと、感想文でもと思っている。

そのあと、映画でもと思ったが、とくにこれはというのがなかったので、近くの藤沢浮世絵館へ。まだ、御上洛東海道と幕末の浮世絵展が継続中だったが、何度、見ても面白い。今日は未報告の藤沢美人をご紹介しましょうか。

藤沢美人といえば、何てったって、あの照手姫。

でも、ちょっと怖い照手姫。

可愛い藤沢美人も。

今回は、下の階の藤沢アートスペースで二つの展覧会も開催されていた。ここではいつも藤沢ゆかりの作家の展覧会なのだが、今日は長谷川路可展と藤沢美人の大山エンリコイサム展。前者はのちほど詳しくレポする予定だが、ここでは、山本さんの作品をひとつ、ふたつ。山本さんは慶應義塾大学環境情報学部(湘南藤沢キャンパス)を2007年に卒業し、東京藝術大学の大学院を修了後、現在はニューヨークを拠点に国際的に活躍している。

白と黒の線が無数に入り乱れ疾走するモティーフ「クイックターン・ストラクチャー」(QTS)。これは、都市の壁や地下鉄にエアロゾル塗料やマーカーでかかれたライティングのヴィジュアルから、線の動きのみを抽出して再構築した作家独自の表現とのこと。写真撮影もOKということで撮ってきた。

今朝、お月見19連勝を逃したが、昼間は素晴らしい藤沢美人とアートで挽回することができた。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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お月見18連勝で止まる 18連勝全記録

2020-08-18 10:03:45 | Weblog

おはようございます。

朝からさびしい話題ですみません。7月31日からはじまったお月見の連勝記録が18でとまりました。

今朝の月の出は午前4時頃。日の出は午前5時頃なので、月のみえる時間は1時間弱、それも新月直前の糸のような細い月。晴れていても、検出(笑)がなかなか難しいのに、ちょっとでも曇っていればアウトと19連勝目ははじめから気の抜けない一戦だった。

月の出がはじまる午前4時にベランダに出る。晴れていれば、金星が輝いているはず。しかし、明けの明星の姿は見えない。東の空を隈なく探しても、糸のような月は現れてこない。

ただ、雲が動いている様子はわかったので、ひょっとしたら、ちらりとでも、見られるかもとがんばった。念を入れたが、いつものようにお月さまは反応してくれなかった。

夜が明けると、こんなに厚い雲が覆っていた。これでは、絶対無理。今頃の月は太陽に近く、昼間は絶対に見えないので、ここで降参。

それでもお月見18連勝は平成記録15連勝を越え、令和元年の22連勝に次ぐ歴代2位の大記録。ここに全記録を残しておこうと思う。

18連勝(8月17日)

17連勝(8月16日)

16連勝(8月15日)

15連勝(8月14日)

14連勝(8月13日)

13連勝 8月12日(下弦の月)

12連勝(8月11日) 

11連勝(8月10日)

10連勝(8月9日)ここは一瞬の月。勝星を拾った。

9連勝 8月8日(寝待月)

8連勝(8月7日、居待月)

7連勝(8月6日、立待月)

6連勝(8月5日、十六夜月)

5連勝(8月4日、満月)

4連勝(8月3日、小望月)

3連勝(8月2日、十三夜)

2連勝(8月1日)

初日(7月31日)

今回はエースの背番号18でおわったが、次回は新月の翌第一夜から二十八夜まで、江夏豊の背番号で完全数の28連勝を目指したい。明日が新月なので、スタートは明後日の夕方から。

それでは、みなさん、今日も一日、暑い暑いと、お元気で!

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和巧絶佳/令和時代の超工芸展 その2

2020-08-17 20:58:44 | Weblog

こんばんわ。パナソニック汐留美術館の和巧絶佳/令和時代の超工芸展、第2章の作品をお届けします。

第1章 和 日本の伝統文化に根差した工芸美
第2章 巧 手わざの限界のその先にある工芸美
第3章 絶佳 素材が生み出す工芸美の可能

第2章 巧 手わざの限界のその先にある工芸美

池田晃将 

1987年千葉県出身。美大で漆制作の基礎を学び、卒業後は3年間、金沢卯辰山工芸工房で修業。独立後はアニメ、サブカルチャー、CGなどに着想を得て、デザインし、デジタル数字を模した形の装飾が特徴。螺鈿では、貝殻にレーザーを当て、数字を一つ一つ切りだし、貼り付ける。螺鈿と蒔絵の装飾で彩られた、極小デジタルの迷宮。

電光十進玉箱

一部拡大

数式配列檎棗

百千電脳図飾箱

紫電絡操文飾箱

山本茜

1977年、石川県に生まれる。上村松園に憧れて、大学で日本画を学ぶ。古画の模写の中で仏像や仏画に使われる”截金”に関心をもち、人間国宝の江里佐代子に師事。截金ガラスの技法を確立した。源氏物語54帖の各場面からイメージを引き出すことをライフワークとしている。

截金硝子香合 無我

源氏物語シリーズ第19帖 薄雲(雪明り)

源氏物語シリーズ第40帖 御法

流衍

言の葉

見附正康

1975年、石川県に生まれる。九谷焼技術研修所を卒業後、福島武山氏に師事。2007年に独立した。1ミリ幅に何本もの線を描く技法は現代アートの分野で高く評価されている。赤絵細描の絵付師が生み出すエキゾチックな細密文様の世界。

赤絵線描華紋香水瓶

赤絵線描小紋合子

髙橋賢悟

1982年、鹿児島県に生まれ。鈴木長吉の”十二の鷹”に感動し、大学で鋳金を学ぶ。真空加圧鋳造の技術で生み出される、超極薄鋳造のアルミニウムからなる花と生命。アルミの現物鋳造で制作した小花で動物の頭部を形成する作品が多い。生と死がテーマ。「驚異の超絶技巧! 明治工芸から現代アートへ」展に選出され作品が全国の美術館を巡回。

花信風

アダムとイブ

(つづく)

では、おやすみなさい。

いい夢を。


みなとみらいZOOから(そごう横浜)

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お月見18連勝 明けの明星と共に

2020-08-17 09:35:50 | Weblog

おはようございます。

災害級の酷暑の中、みなさん、お元気におすごしでしょうか。さて、少しでも涼しい話題、のんきなトピックスということで、お月見連勝記録の件。

”夜明け前が一番暗い”といいますが、午前4時は真っ暗。その真っ暗な空にはもう、二十七夜の細い月と、その斜め上に、明けの明星(金星)がこうこうと輝いている。これで、7月31日から続くお月見18連勝を達成!

月と金星

金星

しばらくすると、夜が明ける。明けの明星と月。昨日より少し離れた位置に。

夜明けの空の紺色のグラデーションがステキ。

さらに明るくなる。金星はやっと見える程度に。

明日は、新月前の二十八夜の細い細い月という難関。4時起きし、是非19連勝を!

いつもの酔芙蓉。暑さに負けず、花数はぼくの連勝記録に合わせて、18個も(笑)。

突然ですが、福田美蘭の見返り美人。

今日はもうひとつの酔芙蓉を紹介します。先輩格に当たる古株で、ぼくが15年前に引っ越してくる前からのものです。背丈、花数とも後輩に追い抜かれていますが、のんびりとした余生をおくっています。写真の奥の方の株です。

今日は七つも咲かせました。

大谷翔平、今日は1安打。筒香は3号ホームラン。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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和巧絶佳/令和時代の超工芸展

2020-08-16 22:03:46 | Weblog

こんばんわ。

新橋のパナソニック汐留美術館で面白い現代工芸美術展が開かれている。和巧絶佳/令和時代の超工芸展和巧絶佳とは?現代日本の工芸作品の三つの傾向、日本の伝統文化の価値を問い直す「和」の美、手わざの極致に挑む「巧」の美、工芸素材の美の可能性を探る「絶佳」を組み合わせた言葉とのこと。それぞれの章に、12名の作家の素晴らしい作品がずらりと並ぶ。壮観でした。おまけに写真撮影も自由ということで、文句なし。ぼくの知らない作家も多かったので、作家の略歴も一緒に。

次のような章立てになっている。順にご紹介します。

第1章 和 日本の伝統文化に根差した工芸美
第2章 巧 手わざの限界のその先にある工芸美
第3章 絶佳 素材が生み出す工芸美の可能

第1章 和

舘鼻 則孝

1986年東京生まれ。大学では染織を専攻、江戸時代のファッションリーダー、花魁に関心をもつようになる。卒業制作で花魁の高下駄とヨーロッパの革のブーツを融合したHeel-less shoesを制作した。ほかに花魁の簪、日本刀、木版画、香文化などの日本文化を再解釈し、現代の表現として再生、現代と過去をつなぐことを課題としている。

作品一覧

 Heel -less Shees

Camellia Fields 

椿の花を散らしている。鎌倉の覚園寺でみた光景がこの作品の原点になっているとのこと。花の姿のまま散る椿は潔い死と感じている。生と死はこの作家のテーマ。

 Embossed Painting 

桑田卓朗 

1981年広島生まれ。学生時代、ストリートダンスに熱中。卒業後、陶芸の修行。現在、茶碗を中心に造形を展開。ポップな色彩の作品は海外で高い評価を得ている。日本文化のアイコン的存在の茶碗を通して現代の文化や造形、表現を新たに生み出している。

それぞれ、黄緑化粧白金彩梅華皮志野垸とか、桃色化粧白金彩梅華皮志野垸とかの作品名がついているが、ここでは省きます。

深堀隆介 

1973年愛知県生まれ。美大を卒業後、ディスプレイの会社に入ったが、スランプに陥り、もう美術を止めようと思ったが、自宅の金魚鉢の金魚のうつきしさに心を奪われた。それは7年前、夏祭りの金魚すくいで得たものだった。それ以来、金魚を描くようになった。透明樹脂にアクリル絵の具で重層的描く方法を編み出し、立体的でまるで生きているような金魚にした。ぼくはこの作家の展覧会を平塚美術館で見ている。素晴らしい金魚たちだった。ここでは、ほんの一部が展示されている。

四つの桶

金魚酒

百舟

今、横浜そごうで、深堀隆介/金魚愛四季(いとしき)展が開催されているので、明日にでも、見に行こうと思っている。

第2章以下は次回に。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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朝焼け空でお月見17連勝

2020-08-16 09:30:46 | Weblog

おはようございます。

今日のお月見のチャンスは日が昇る前までのわずかな時間。午前5時前にベランダに立つと、うつくしい朝焼け空が!

朝焼け空の中を探すと、もうすっかり細くなったお月さまが目に入る。

よく見ると明けの明星(金星)も近くに。

これで、5月30日からつづくお月見17連勝、達成

そして、時がたつにつれ、消え入るように。

日が昇ると、すっかり見えなくなってしまった。

不滅の大記録22連勝まであと五つ。しかし、難関が待っている。19連勝目の18日の日の出前のわずかな時間に出る細い月。それを乗り越えても、19日の新月は休みとしても、20日の日の入り直後のわずかな時間のお月さま。この二つを乗り越えれば、一気に行くのでは!田淵の背番号22を超えたならば、江夏の背番号28までは!今日は大谷翔平の背番号17です。明日はエースの18へ。

酔芙蓉、今日も連勝記録に合わせて17個、咲く!

昨日の美人姉妹はすっかり酔いつぶれていた。

今日もまた、ぴちぴちした美人姉妹がデビュー。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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