【動画】「キャッツ」48時間限定公開!
毎週金曜日にYouTubeのチャンネルで公開中のアンドリュー・ロイド=ウェバー作品。第7弾は「キャッツ」!!
満を持して登場した「キャッツ」について、詳細はWikipediaを見ていただくとして、ザックリと説明しておくと、英国の文学者で詩人T・S・エリオット(Wikipedia)の「キャッツ - ポッサムおじさんの猫とつき合う法」(Wikipedia)の詩にアンドリュー・ロイド=ウェバーが曲を付けミュージカル化したもの。
1981年5月11日にウエストエンドのニューロンドンシアターで初演。世界中で大ヒット。ちなみに初演時にはサラ・ブライトマンが「メモリー」のソプラノパートを歌う子猫を演じていた。
今回公開されるのは1998年にデヴィッド・マレット監督によるスタジオ収録版。これBlu-ray持っていて何度も見ているのだけど素晴らしいです! グリザベラはオリジナルキャストのエレイン・ペイジ。劇場猫ガス役でジョン・ミルズが出演していたり、ガスを紹介するジェリーロラム?で「レ・ミゼラブル」ロンドン初演マダム・ティナルディエ役スー・ジェーン・ターナーの姿も😲
ミュージカルにはいくつか種類があって、先週の「天才執事ジーヴス」のように芝居の中に歌唱が入るパターン、「オペラ座の怪人」「ラブ・ネバー・ダイ」のように全編歌のパターン、歌唱にダンスが加わるパターンもあり、それぞれの比重も様々。今作の「キャッツ」は歌とダンスの比重が高い作品。
そもそもが詩集がベースになっているので、明確なストーリーがあるわけではない。一応、天上に昇るジェリクル・キャッツを選ぶという筋はあるものの、その他は数匹の猫たちの紹介をつないでいるだけ。もちろん、根底には哲学的とも言えるテーマがあったりするけれど😌
そんなわけなので、明確な物語を持たない作品として、歌唱そしてダンスが重要な役割を果たしている。物議をかもしてしまったトム・フーパー監督版『キャッツ』(感想はコチラ)について、自分が不満に思ったのはダンスシーンの見せ方だった。
で、前置きが長くなりましたが、今回の映像はスタジオに舞台と同じセットを組んで、役者たちも舞台と同様の全身タイツに猫メイクで歌って踊っている。映画版では体のラインが生々しすぎると不評だったけれど、さらにピッタリとした全身タイツ姿。でも、これがとても重要なのは今作を見れば分かると思う!
ダンスって全身使って踊っているので、体のラインが見えるのってとっても重要。もう何度も何度も言っているけど、ダンサーが踊っているのに顔や上半身ばかり映すのって本当に意味がない!😠 もちろん、表情も見たいけれど、足元や全身を映さないのって、ピアニストの顔ばっかり映してるのと同じことだと思う。
そういうわけで、今作はそういう不満がほとんどなく、とても素晴らしい作品となっております。そして楽曲がどれもス素晴らしい。「メモリー」はやはり傑作✨ これは是非是非見て欲しい!
現地時間の毎週金曜19:00に配信されてきた企画ですが、残念ながら「キャッツ」で終了とのこと😢 最後にふさわしい作品。日本時間は午前3時からなので生で見るのはちょっと大変だけど、48時間視聴可能なので後からでも是非! 自分はBlu-rayで先に見る予定✨
CATS The Musical - FULL STAGE SHOW | The Shows Must Go On - Stay Home #WithMe
5月18日午前3時まで視聴可能!
追記
やっぱり「キャッツ」は何度見てもいいわ😃 猫が好きということもあるけど、個性的な猫たちの姿は人間にも当てはまる。それぞれ個性があるからやっかいな時もあるけど、自分と違っているから楽しい。でも、本当の姿はそう簡単に分かる者じゃない。その辺りのことが押しつけがましくなく描かれている。
ジリアン・リンの振り付けが素晴らしく、役者たちのダンスもスゴイ! 顔ばかり映されるストレスもない。スタジオ内なのにセットの再現度もスゴイ。楽曲が美しく役者たちの歌唱も素晴らしい。これからも繰り返し鑑賞したい作品。
ということで、配信は終了したけれど一部動画が公開されているので貼っておく😌
'Memory' Elaine Paige | Cats The Musical - Stay Home #WithMe