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【cinema】『夏美のホタル』

2016-06-30 23:25:29 | cinema

2016.6.26 『夏美のホタル』鑑賞@シネマカリテ

 

お友達のmigちゃんの弟さんで映画監督の片岡翔さんが、脚本を担当されたということで、これは見なきゃと思いつつ、6月仕事が忙しくてなかなか行けず この日を逃すと次週から昼間のみの上映になってしまうということで、急遽予定変更して行ってきた~

 

ネタバレあり? なし?

 

「写真科の学生河合夏美は将来のことや、同級生の恋人との関係に悩んでいた。父親の形見のバイクで、思い出の地を訪ねる。そこで知り合った人々とのふれ合ううちに、夏美の心は癒されていくが・・・」という話。じんわりと心にしみる作品だった。主演2人のさわやかさそのままの清々しい作品。

 

吉永小百合主演の『ふしぎな岬の物語』(未見)の原作「虹の岬の喫茶店」などでおなじみの、森沢明夫原作の同名小説の映画化。森沢作品は読んだことないので、本作も未読。『ストロボ・エッジ』(未見)の廣木隆一監督作品。監督の作品は『余命一ヶ月の花嫁』(感想はコチラ)と、『きいろいゾウ』(感想はコチラ)を見ていて、それぞれ心に残った。ちなみに『きいろいゾウ』の脚本も片岡翔さんが担当している。

 

河合夏美(有村架純)は写真学科の学生。同じサークルの仲間が賞を取ったり、恋人の相羽慎吾(工藤阿須加)のカメラマンになる夢をあきらめて、実家の酒蔵を継ぐかもしれないとの言葉に、心が揺れる。若いうちから焦って将来を決めて、可能性を摘んでしまうのはもったいないとも思うけれど、専門的な仕事であればあるほど、早めに将来の目標を決めた方がいい部分はあるかもしれない。そして、自分の才能に限界を感じているのであれば、見切りをつけるのもそれはそれで人生かもしれない。

 

夏美は父親(淵上泰史)の形見のバイクで、子供の頃連れてきてもらったホタルのいる川を目指す。初日はキャンプをしてホタルを待ったが成果が得られず、食料調達に訪れたたけ屋という店で、店番をしていた男性と知り合う。小学生の兄妹から"地蔵さん"と呼ばれているこの男性は福井恵三(光石研)で、工事現場での事故で半身不随となり、母親のヤスエ(吉行和子)と2人暮らし。ヤスばぁちゃんにスイカをふるまわれた夏美は、2人と意気投合。この家に泊めてもらうことになる。現代では結構ビックリな展開ではあるけれど、3人の人柄と田舎ののんびりした空気のおかげで、ほっこりした雰囲気になっている。実は地蔵さんが夏美に声をかけたのは理由があって、それは後の感動エピソードとなっている。

 

年齢的には夏美は地蔵さんの娘ぐらいなので、祖母、父、娘のような関係。その3人に、ちょくちょく遊びに来る小学生の兄妹が加わり、さらに疑似家族のような雰囲気。5人でホタルを探しに行く感じが好きだった。この兄妹が生意気なところがなくて、とってもかわいらしい。公式サイトになかったので、演じている子供たちの名前が分からないのだけど、2人演技上手かったと思う。自然な演技。そんな中、慎吾が夏美を追ってやって来る。駅に"つきざき"と書いてあったと思うのだけど、ここどこなのかな? エンドロールに千葉ってあったので、千葉県なのかな? 2車両くらいしかない電車でやって来た慎吾が「来ちゃった」って言ったの笑った 慎吾も泊めてくれないかと頼んだ時の、地蔵さんの反応が興味深かった。これは、単純にずうずうしいと思ったのではなくて、やっぱり娘が彼氏を連れてきた時の父親みたいな気持ちになっちゃったのかな? そんな気がした。

 

とはいえ、4人の生活もほっこり。ただ、地蔵さんの親友で仏師の雲月(小林薫)にイヤミを言われてしまうけれど、これに夏美が反論する形で、掃除をするなどの条件でお世話になっていることが説明されていて、見ている側も納得 共にバツイチどうしの地蔵さんと雲月さんは意外にいいコンビ。

 

ある出来事があって、地蔵さんの別れた妻美也子(中村優子)と、息子の公英(村上虹郎)との感動エピソードからの、夏美と父親の流れも良かった。慎吾はある決断をして、たけ屋を去ることになる。この時、駅のホームで慎吾を見送った夏美が、バイクで電車を追いかけるシーンが、田舎の風景とともに美しくて良かった。

 

一つの別れが再会を呼び、また繋がっていく。現代では夏美と地蔵さん、ヤスばぁちゃんとの触れ合いは、ファンタジーになりつつあるかもしれない。でも、映画の中ではとっても自然だったし、こういう出会いっていいなと思った。夏美たちが一方的にお世話になっているように見えるけれど、彼女たちの存在が、地蔵さんとヤスばぁちゃんの2人きりの生活に変化をもたらしたことは間違いない。人間関係は時々めんどうで、煩わしくなってしまう時もあるけど、やっぱり人は人と繋がって癒されたり、元気や一歩踏み出す勇気をもらったりするものなんだなと思った。そして、悩んだ時にじっくり悩めることは幸せなんだと思った

 

キャストは皆良かった。若い主演2人をベテラン俳優が支える感じ。地蔵さん役は大好きな光石研。若い女性にいきなり家に上がれなんてビックリ発言も、とっても自然に感じてしまう。お地蔵さま感はなかったけど、幼い兄妹に慕われている感じは分かる。辛い過去と現実を生きているのにとっても穏やか。普通の人を普通に演じるのって難しいんじゃないかと思う。さすがの演技。小林薫がちょっとクセのある雲月を好演。ひねくれているわけでもないし、若者たちに対して偉ぶりたい感じとも違う。嫌な人ってわけでもない。でもクセがある感じ。小林薫に合ってる(笑) ホメてます! ヤスばぁちゃんの吉行和子がさすがの存在感。ホントに普通のおばあちゃんでビックリ。あることで選択を迫られるけれど、息子を思う母親の気持ちが伝わって来た。同時に自分の気持ちも揺れていたのだと思う。きっと会いたかったはずだから。その辺りも感じさせて見事。

 

若い2人も良かった。工藤阿須加がさわやか。慎吾は穏やかで繊細なタイプっぽくて、プロを目指すか実家を継ぐかで悩んでいるけど、実家に帰ることが逃げに感じてしまうようなことがなかった。見た目は体育会系なのに、繊細な感じを感じさせたのは良かったと思う。スタイル良くてビックリ! 主演の有村架純が良かった。本当に普段もこういう子なんじゃないかというくらい自然だった。夏美は思っていることを臆せずハッキリと言うタイプだけど、そんなに感情表現豊かなタイプではない。でも、ちゃんと気持ちが伝わってきた。人好きのするタイプ。でも、ちゃんと人との距離も取れてる。その辺りのさじ加減も良かったと思う。

 

悲しい出来事もあったりするけど、とってもほっこりする作品。原作未読なので、この感じが原作によるものなのかは不明だけど、片岡翔さんの脚本によるものなのかなと思ったりもする。たんぽぽの綿毛が飛んで行くところとか、翔監督らしいなと思ったのだけど、これは原作にもあるのかな?(o゚ェ゚o)

 

夏美が訪れた田舎町の風景がいい。たけ屋は坂道の入り口にある感じで、店の入り口までが急な坂になっている。店舗裏の居住部分は庭も含めて田舎のおばあちゃん家感満載で、こちらもまたいい感じ。どちらも同じ家でロケしたのか不明だけど、よい店を見つけたなという感じ。ホタルを見に行く川も良かった。清々しい美しさ。ホタルのシーンは夏美と共にじんわり感動していたのに、前の席でビニールガサガサされて集中力そがれて悲しい 本当に美しいシーンだった。雄大な自然という感じではないのだけど、自然が寄り添ってくる感じ。これは映画館で見て良かった。

 

今ちょっと疲れてる人にオススメな作品。立ち止まって悩んでいいんだと思わせてくれる。有村架純ちゃんファンの方は言われなくても見てると思いますが、必見です 光石研さん、工藤阿須加くんファンの方も是非!

 

『夏美のホタル』Official site

コメント (2)
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【diary】『夏美のホタル』鑑賞(感想は後日)

2016-06-27 01:19:18 | dairy

【diary】『夏美のホタル』鑑賞(感想は後日)

 

 

 

 

 

ザックリした感想はtweetどおり。感想は後日UP予定。まだ『64 ロクヨン 前編』の感想書き終わってないけど、こっち先に書こうかな 頑張る!

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【Googleのロゴ】ファン・マヌエル・ファンジオ生誕105周年

2016-06-24 00:09:33 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



ファン・マヌエル・ファンジオ生誕105周年


すみません どなたでしょう?

毎度のWikipediaによりますと・・・


ファン・マヌエル・ファンジオ・デラモ(Juan Manuel Fangio Déramo)は、

アルゼンチンのレーシングカー・ドライバーである。

F1において5回のワールドチャンピオンに輝いているが、

これは2003年ミハエル・シューマッハに破られるまで、

46年間も史上最多記録を誇っていた。

ニックネームはエル・チュエコ(スペイン語で「がに股」の意味)。


とのことで・・・


1952年はシーズン前のモンツァのレースでクラッシュし、頸部を骨折し1年間欠場する。

一時は心臓も停止し再起不能とも言われたが、1953年にはマセラティから復帰を果たす。

最終戦イタリアグランプリでは、2年間無敗を続けたフェラーリを止める復活勝利を挙げた。


などということがありつつ・・・


1955年のル・マン24時間レースでの大事故を受けて

メルセデスがわずか2シーズンで撤退するまでの12レース中、

ファンジオは8勝を獲得し、2年連続ワールドチャンピオンとなった。


となりつつ・・・


1958年はマセラティがワークス活動を休止し、ファンジオは2戦のみに出場。

フランスグランプリを終えた後、47歳でF1からの引退を表明した。


とのことで、


その紳士的な人柄でライバルや後輩から尊敬を集めていた。

偉大な記録が更新されても、ドライバーの規範としてファンジオは根強く支持されており、

F1の歴代ベストドライバーという評価もなされている。


そしてなんと!


1958年2月、ファンジオはノンタイトル戦のキューバグランプリに出場するため

キューバの首都ハバナを訪れたが、

フィデル・カストロ指揮下の「7月26日運動」のメンバーにより、

宿泊先のホテルでピストルを突きつけられ、車で連れ去られた。


誘拐されてしまったそうなのだけど・・・


隠れ家での滞在中、実行犯たちはファンジオの人柄に魅了され、

ファンジオの方もストックホルム症候群のような連帯感を抱くことになった。

キューバ革命の樹立を経て、ファンジオが亡くなるまで両者の親交は続いたという。


( ゚д゚)ホゥ

そして・・・


「アルゼンチンの英雄」として多大なる敬愛を受けていたファンジオは、

国葬という形で手厚く葬られた。


とのこと


このロゴ、アメコミみたいでカワイイ

検索画面のロゴはこんな感じ



¡Feliz cumpleaños!

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【play news】シエラ・ボーゲス in パリ 「オペラ座の怪人」記念公演出演

2016-06-21 23:16:00 | play news

【play news】シエラ・ボーゲス in パリ 「オペラ座の怪人」記念公演出演

 

 

 

「オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン」のクリスティーヌ役などでおなじみのシエラ・ボーゲスが、10月にパリで行われる「オペラ座の怪人」にクリスティーヌ役で出演するらしい。今年10月にロンドン初演から30周年を迎える「オペラ座の怪人」。どうやら、これを記念して作品の舞台となるオペラ座があるパリで、初めて上演されるらしい。パリ公演についての詳細が分からないので、公演期間などは不明なのだけど、シエラが出演するのは30周年記念公演らしい。公演はフランス語で行われるらしいけれど、記念公演の詳細も不明なので、今後ファントム役なども特別キャストが組まれているのか、フレンチ・キャストにシエラのみ特別ゲストとして出演するかも不明。

 

この作品の作曲者ALW卿こと、アンドリュー・ロイド=ウェバーが世界最高のクリスティーヌと称するシエラのクリスティーヌが、パリで見られるなんて素敵すぎる! もちろん行けないけど、この公演も映像化してくれ----- 

 

今のところ集められた情報はここまで。詳細分かり次第また記事にする予定!( ・Θ・)ゞピヨッ

 

Sierraが引用していたBroadway.comの記事URLはコチラ

School of Rock's Sierra Boggess to Headline The Phantom of the Opera in Paris|Broadway Buzz|Broadway.com

 

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【Googleのロゴ】夏至 2016

2016-06-20 23:21:08 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



夏至 2016


毎度のWikipediaによりますと・・・


夏至(げし、summer solstice)は、二十四節気の第10。

北半球ではこのが一年のうちで最も日の出から日没まで)の時間が長い。

五月中(旧暦5月内)。


現在広まっている定気法では太陽黄経90度のときで6月21日ごろ。

ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間を夏至とし、

それを含む日を夏至日(げしび)と呼ぶ。

恒気法では冬至から1/2(約182.62日)後で6月22日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の小暑前日までである。

西洋占星術では、夏至を巨蟹宮かに座)の始まりとする。


とのこと。


通常日付が変ると同時に変更になるロゴだけど、

今回は変な時間に変更になっていたような・・・


ロゴの名前が

first-day-of-summer-2016-northern-hemisphere

となっているので、

北半球が夏至になった瞬間に変わったってことかな?

Wikipediaの日付表によると、

6月20日の22:34だったのかな?

謎・・・ (´ェ`)ン-・・

 

このロゴかわいいけど、何故この季節にイチゴ?

そして何故リス?

夏至と関係あるのかな?

 

検索画面のロゴはこんな感じ


よい夏至の日を~


 

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【Googleのロゴ】お父さんありがとう!

2016-06-19 00:09:06 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



お父さんありがとう!


6月第3日曜日は父の日。

毎年書いてるけど、Wikipediaによりますと・・・


父の日(ちちのひ)は、に感謝を表す


とのこと。

これだけ?(笑)


どうやら、国によって違うようだけれど、

基本的には6月第3日曜日なのかな?

この日になった由来は・・・


1909年アメリカワシントン州スポケーンのソノラ・スマート・ドッドが、

手1つで自分を育ててくれた父を讃えて、

教会牧師にお願いして父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われている。


最初の父の日の祝典は、その翌年の1910年6月19日にスポケーンで行われた。

当時すでに母の日が始まっていたため、彼女は父の日もあるべきだと考え、

「母の日のように父に感謝する日を」と牧師協会へ嘆願して始まった。

 

1916年、アメリカ合衆国第28代大統領ウッドロー・ウィルソンは、

スポケーンを訪れて父の日の演説を行い、これにより父の日が認知されるようになる。

 

1966年、アメリカ合衆国第36代大統領リンドン・ジョンソンは、

父の日を称賛する大統領告示を発し、6月の第3日曜日を父の日に定めた。

1972年になり、アメリカでは正式に国の記念日に制定される。

 

とのことで・・・

 

母の日の花がカーネーションなのに対し、父の日の花はバラ

ソノラ・スマート・ドッドが、父の日に父親の前に白いバラを供えたからとされている。


なるほど~


毎年、動画だったり凝ったロゴだった気がするけど、今年はとってもシンプル。

でも、なんだかホッコリする


検索画面のロゴはこんな感じ


そういえば、今朝亡父の夢を見た。

なんとなくじーん

 

お父さん、ありがとう

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【dairy】『64 ロクヨン 後編』鑑賞(感想は後日)

2016-06-18 23:26:04 | dairy

【dairy】『64 ロクヨン 後編』鑑賞(感想は後日)

『夏美のホタル』行く予定だったのだけど、残業で間に合わず、急遽こっち見る!! (@ TOHOシネマズ 日本橋 - in 中央区, Tōkyō-to)

 

かなり自分が写り込んじゃってますが 6月18日から24日まで、シネマイレージ会員は1,100円鑑賞できるので、その時見ようと思っていたのだけど、この日見る予定だった映画の上映には微妙に間に合わない時間に  ってことで、アプリDL割引使ってコチラを鑑賞🎵

 

『64 ロクヨン 後編』おもしろかったけど、前編の方がおもしろかったかな。解決方法はあれでいいの?とも思うけど、映画や小説ならOKかな。ラスト原作と違うらしいけど、どの辺りから違うんだろう?キャスト良かった!特に永瀬正敏と緒形直人

 

『64 ロクヨン 後編』64犯人は予想通り、H14も予想通りだけど、実行犯がまさかあの人とわ!どちらも声が重要だから、あのキャスティング?前編のチラシちょっとネタバレしてる気が

 

ザックリした感想はtweetどおり。感想は今前編書いてるからその後。頑張る

 

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【Googleのロゴ】カール・ラントシュタイナー生誕148周年

2016-06-14 23:26:52 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



カール・ラントシュタイナー生誕148周年

すみません どなたでしょう?


毎度のWikipediaが・・・ あった!

Wikipediaによりますと・・・


カール・ラントシュタイナーKarl Landsteiner)は、

オーストリア・ハンガリー病理学者血清学者ABO式血液型を発見した。


とのことで・・・


1900年ABO式血液型を発見、翌1901年11月14日に論文を発表。

なお、ラントシュタイナーが発見したのはAB型以外の3つであり、

発表時点ではA型B型C型としていた。

これにより、1930年ノーベル生理学・医学賞を受賞している。


1908年にウィーン大学の病理学の教授となり、

同年ポリオの病原体、ポリオウイルスを発見した


1922年ニューヨークロックフェラー研究所に加わり、

1937年にはラントシュタイナーとその弟子アレクサンダー・ウィーナーRh因子を発見。


血液型だけじゃなくて、ポリオウイルスも発見していたのね( ゚д゚)ホゥ

Rh因子っていうのは、血液型のRh+とかいうアレかな?


そしてなんと・・・


1997年から2002年ユーロ流通開始まで発行されていた

1000オーストリア・シリング紙幣に肖像が使用されていた。


お札になっていたのね~


ロゴはてっきり血液型ごとに画面展開するかと思ったけど、

しなかった


検索画面のロゴはこんな感じ


Alles Gute zum Geburtstag!

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【cinema / DVD】2016年5月鑑賞まとめ

2016-06-12 22:56:33 | cinema / DVD

【cinema / DVD】2016年5月鑑賞まとめ 

 

ちょっと遅くなってしまったけど、5月の映画鑑賞記録まとめを更新。5月はGWなどもあったので、結構本数見れた。

 

ということで、鑑賞記録をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

 


#86.『毛皮のヴィーナス』(2016年5月1日鑑賞)

coco投稿

『毛皮のヴィーナス』おもしろかった!

二人芝居でこんなに引き込まれるなんてスゴイ!

女優と脚色家の立場の逆転、芝居と現実の逆転がおもしろく、性描写はないのに官能的。

全体的にSM。セリフもシャレてる。

主演2人の演技が素晴らしい!



#87.『イニシエーション・ラブ』(2016年5月2日鑑賞)

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『イニシエーション・ラブ』オチがある宣言されてからの鑑賞だけに、

全部とはいかないまでも、伏線は拾えたので、オチは何となく分かった。

まぁそれしかないしw

小説だと生きるトリックだと思うけど、映像化頑張ったと思う。

前田敦子良かった。



#88.『6歳のボクが、大人になるまで』(2016年5月3日鑑賞)

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『6才のボクが、大人になるまで。』ホントに邦題そのままw

特別大きな事件もなく、家族のアレコレで約3時間見せちゃうのはスゴイし、

飽きないのもスゴイ。

12年間かけて撮影した試みはおもしろいけど、

サラッと流れていくので気づきにくいかも?



#89.『レヴェナント 蘇りし者』@TOHOシネマズ市川コルトン(2016年5月4日鑑賞)

感想はコチラ

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『レヴェナント 蘇えりし者』何という映像!カメラワーク!

なかなか復讐しなくてビックリしたけど、

壮絶サバイバルを見ているだけなのに飽きないのはスゴイ。

俳優の演技が素晴らしい!

デカプーこれだけやればアカデミー賞納得!

大画面で是非!



#90.『パレードへようこそ』(2016年5月5日鑑賞)

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『パレードへようこそ』ラストとってもベタな感じになるけど実話というのがスゴイ。

重いテーマだけど、ユーモアを交えて描いているので重くなり過ぎずに見れる。

厳しい現実もきちんと描いて、ラストはハッピー。

こういうの好き。


『パレードへようこそ』ラストとってもベタな感じになるけど実話というのがスゴイ。

重いテーマだけど、ユーモアを交えて描いているので重くなり過ぎずに見れる。

厳しい現実もきちんと描いて、ラストはハッピー。

こういうの好き。



#91.『アイヒマン・ショー』@HTC有楽町(2016年5月6日鑑賞) 感想はコチラ

coco投稿

『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』4ヶ月に渡る裁判を記録した実話。

誰もがアイヒマンになり得ると考える監督。

それがハンナ・アーレントの悪の凡庸に繋がったのは感慨深い。

裁判までホロコーストのは真実が知られていなかったのは驚いた


『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』マーティン目当てだったけど、

実際の裁判映像は見応えがあり、ホロコーストの映像は辛過ぎたけど見てよかった。

マーティンやっぱり上手い!

アンソニー・ラパリアも素晴らしかった



#92.『ベニシアさんの四季の庭』(2016年5月8日鑑賞)

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『ベニシアさんの四季の庭』京都大原の古民家で、

自然を愛し穏やかに暮らすベニシアさん。

生い立ちや娘さんのことは知っていたけど、旦那さんの件は知らなかった。

辛いことを乗り越えての穏やかさだったのね。

ご家族の勇気にも敬意を表したい。



#93.『インサイド・ヘッド』(2016年5月11日鑑賞)

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『インサイド・ヘッド』ピクサーにしてはドタバタ抑え目で個人的には見やすかった。

怒りや悲しみ不安などの感情はやっかいだけど、それぞれに意味があり、

コントロールできた時、一つ大人になれるってことを分かりやすく描いていて、

楽しく見れた。



#94.『リピーテッド』(2016年5月11日鑑賞)

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『リピーテッド』オチ自体は分からなかったけど、犯人は早い段階で想像はつく。

一日しか記憶が持たないという設定はおもしろいが、

都合よく記憶がよみがえる部分も。

話としては普通だけど、主演3人の演技のおかげで惹き込まれて見た。

ラスト好き。



#95.『イントゥ・ザ・ウッズ』(2016年5月12日鑑賞)

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『イントゥ・ザ・ウッズ』ミュージカル作品をを映画化。

賛否両論だけど自分は楽しめた。

後半かなりシニカルになってしまうけど、ミュージカルって楽しいだけじゃないし。

ソンドハイムの曲がいいし、出演者の歌と演技が良くて2時間超飽きずに見れた。



#96.『シンデレラ』(2016年5月13日鑑賞)

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『シンデレラ』ド直球な実写化。映像が美しい。魔法シーンはワクワク。

舞踏会での色とりどりのドレスの中、シンデレラの青のドレスが美しい。

おとぎ話を踏襲しつつ、自立した女性として描いたのもいい。

リリー・ジェームズ、ケイト、ヘレナ良かった!

 

 

#97.『マルタのことづけ』(2016年5月15日鑑賞)

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『マルタのことづけ』孤独な女性と、偶然知り合った余命僅かな女性と、

その子供たちとの触れ合いを描く。

大きな事件が起きるわけでもなく、淡々と日常が描かれるのに、

飽きることなく見てしまう。

マルタがとっても素敵で、彼女の言葉が心にしみる。



#98.『フレンチアルプスで起きたこと』(2016年5月20日鑑賞)

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『フレンチアルプスで起きたこと』おもしろかった。

ついつい嫁目線で見ていて、たしかにそれは許せないなとか思っていたら、

ラストにまさかの・・・

これはなかなか皮肉が効いている。

あの家族どうなるんだろう?

嫁はアレ自覚してない気がする。



#99.『イロイロぬくもりの記憶』(2016年5月27日鑑賞)

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『イロイロ ぬくもりの記憶』良かった。

共働き夫婦に雇われたフィリピン人メイドと、雇い主の息子が反発しつつ、

触れあっていく姿を、それぞれの問題を絡めて描く。

大きな事件が起きなくても、生きていくのはなかなか大変。

ラストの感じもイイ。



#100.『世界から猫が消えたなら』@TOHOシネマズ市川コルトン

感想はコチラ

coco投稿

『世界から猫が消えたなら』猫と健目当てで見たけど良かった。

寿命を一日延ばすために世界から消えたモノ。

モノにはそれにまつわる大切な人との思い出がある。

どうしても消せなかったモノには、自分がこの世に生まれた証が詰まってた。

その思いに涙。


『世界から猫が消えたなら』キャベツ役のバンプがかわいかった!

タオルでくるまれた姿が(゜∀゜)ラヴィ!!

おとなしく自転車のカゴに入ってる姿も好き

佐藤健のピュアさも良かったし、原田美枝子が素晴らしい!



#101.『シグナル』(2016年5月29日鑑賞)

coco投稿

『シグナル』映像や不思議な世界観、超人的能力の感じは好きだったし、

やりたいことは分かるのだけど、見終わった感想は、で?!だったw

つまらなくはないけど、おもしろくもないかな〜

あと防護服が似合いすぎるよローレンス・フィッシュバーン!



#102.『ラスト・ボディガード』(2016年5月30日鑑賞)

Twitter投稿

『ラスト・ボディガード』WOWOWジャパンプレミア。

PTSDで軍を辞め、武器商人の妻子のボディガードになった男。

熱心であるがゆえ、妻に惹かれていく。

話としてはありがちで、何が描きたいのかも微妙かな~

マティアス・スーナールツが切なくて良い。

ラストのあれは現実?妄想? 



#103.『海街diary』(2016年5月30日鑑賞)

coco投稿

『海街diary』鎌倉の古民家で姉妹3人が異母妹を迎えて暮らす日常。

普通の人の普通の暮らしにもやっぱりいろいろあるわけで、

それを淡々と語る感じは好き。

桜の中を同級生の男の子と自転車で走るシーンなど映像も美しい。

役者の演技も良かった。



#104.『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』(2016年5月31日鑑賞)

coco投稿

『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』

アクションシーンは相変わらず見応えがあるし、

笑わせどころもキッチリ笑えて面白い。

その辺りがメンバー増えて今度どうなるのか?社長いるから大丈夫かw

アーロン1回のみで残念。



#105.『リトル・ミス・サンシャイン』(2016年5月31日鑑賞)

coco投稿

『リトル・ミス・サンシャイン』思っていたよりドタバタだったけど、

それぞれの問題や家族愛がしっかり描かれていて良かった、

ポール・ダノとアビゲイル・ブレスリンがカワイイ!

24のクロエ出ててビックリ!

アラン・アーキンの早い退場もビックリw



ということで、5月鑑賞は全部で20本。劇場も3本見に行けたし満足。なのだけど・・・ WOWOW放送の録画分がどんどん溜まっちゃって、いくら見ても追いつかない 

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【cinema】『世界から猫が消えたなら』

2016-06-11 02:23:09 | cinema

2016.05.28 『世界から猫が消えたなら』@TOHOシネマズ市川コルトン

 

佐藤健目当てでプレミア試写会応募したけどハズレ 猫好きとしては気になっていたけど、DVDでいいかなと思っていた。ごめん 母親が見たいというので、TOHOシネマズのアプリDL特典400円割引利用して同行してきた~←これ期間中なんどでも使えてウレシイ

 

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「函館で郵便配達員として働く僕は、ある日激しい頭痛で意識を失ってしまう。医者に告げられた病名は脳腫瘍。余命わずか。呆然としながら家に帰ると、自分とそっくりの男が部屋にいた。悪魔と名乗るその男は、世界から1つ物を失くす代わりに、寿命を1日延ばしてくれると言うのだが・・・」という話。これはやっぱりファンタジーなんでしょうかね? ちょっとツッコミどころはあったけれど、個人的には楽しめた。とはいえ、1,000円くらいで見たかったかなという印象。まぁ、1,400円で見てるんだけど

 

同名小説が原作。毎度のWikipediaによりますと、作者の川村元気(Wikipedia)が、幼い頃に飼っていた猫が突然姿を消した体験と、大人になってから携帯電話をなくした体験、それぞれの時に感じたことから着想を得て、執筆したのだそう。LINE公式アカウントで初の連載小説として発表され、2012年10月25日にマガジンハウスから単行本が刊行された。2013年本屋大賞にノミネートされ、8位(145.5点)となった。2013年7月20日にはラジオドラマとして放送された。2014年9月18日に小学館から文庫版が刊行され、同時に実写映画化されることが発表される。映画は2016年5月14日に全国東宝系で公開された。とのことで、実はLINE公式アカウントは途中から読んでた。のだけど・・・ 実はあまり覚えていない 確か、最後の部分については書かずに終了した気がする。Wikipediaのあらすじを読んだ感じでは、若干の変更と追加部分はあるものの、基本的には原作に忠実に映画化されているっぽい?

 

映画は前カゴに猫を乗せて主人公の僕(佐藤健)が自転車を走らせるシーンから始まる。そこにナレーションが被って来る。「あなたは信じないかもしれないけれど、これは僕に起きた本当の出来事です」  シーン変わって主人公の日常。郵便配達員らしい。特別やる気に燃えている風ではないけれど、気さくに声を掛けたりする普通の青年。仕事を終えてDVDレンタルショップへ。レジの男性をツタヤと呼ぶと、タツヤだと言い返される。借りていたらしいDVDを返却すると、今日はコレだとツタヤ(田岳)がDVD入りのレンタル袋を差し出す。あれ?お金は? 女性店員のミカ(石井杏奈)がこのやり取りを見てヤレヤレという顔をしているので、2人は友人で、このやり取りは日常茶飯事なのかも? レンタルショップを出て、自転車を走らせていると、突然頭に激痛が走り、転倒してしまう。あら?!

 

シーン変わって診察室。医者から末期の脳腫瘍であり、いつ亡くなってもおかしくない状態だと宣告されてしまう。泣き叫んで大暴れしているシーンが入るけれど、これは妄想。実際は淡々と受け止める。ナレーションでも語られていたけど、こういう場合あまりのショックに淡々としてしまい、明日から仕事どうしようとか、食べかけのあれはどうすれば?とかどうでもいいことを考えてしまうと聞いたことがある。全体的にファンタジーなので、この辺りをリアルにしようと考えているわけではなさそうだけど、案外そういうものなのかもしれない。そんな感じで家に帰ると、家には自分とそっくりな男が待っていた。僕とは違ってまくしたてるように話すこの男。呼び名はどうでもいいと言うので悪魔ということになった。意外にこのやり取りが長いけれど、要するにこの悪魔と取引して、この世界からモノを1つなくす代わりに、寿命を1日延ばしてもらうことになる。

 

最初に失くしたのは電話。最後に1回だけ電話を使っていいと言われ、必死に考えた相手は元カノ。翌日、会うことになったらしく、喫茶店で思い出話。2人の出会いは彼女(宮崎あおい)の間違い電話。電話から漏れ聞こえる音楽で、僕が『メトロポリス』を見ていることを当て、その後映画の話に花が咲いたらしい。会っていた時には照れて話せなかったことが、電話だとたくさん話せたようで、なんだか電話をするためにデートしていたみたいだと話す。そのわり後のシーンで南米旅行していてビックリした∑(*゜ェ゜*) でも、この不器用な感じはいいなぁと思った。大切なことは目を見て話した方がいいとは思うけれど、電話越しであってもコミュニケーションが取れているならOKかと。特に重要な話はなかったように思うけれど、この再会が後に感動的なシーンにつながるのは良かったと思う。彼女と別れた後、市電の中で突然電話が消える。CGを使った映像は可もなく不可もなくという感じ。今までスマホをいじっていた人たちは、特に疑問を感じることもない様子。この世から電話が消えてしまったので、彼女との出会いの機会もなかったわけで、2人に関係するものも消えるし、彼女の中から僕の記憶も消える。そこも遡って消えちゃうのと思ったけど、これは後の伏線。

 

次に消えるのは映画。ちなみに僕は消すものを選べない。決めるのは悪魔なのだけど、これも後の伏線。彼女は古い名画座で働いており、その建物の上に住んでいる設定。当然、映画館も消えてしまうのだけど、今回関係してくるのはツタヤことタツヤ。ツタヤとの出会いは大学で、きっかけは映画。僕は数人の友人グループにいたっぽいけど、いつも一人で映画関連の本を読んでいるツタヤが気になり声を掛けたのが始まり。僕は映画は好きだけれど、ツタヤほどマニアックなタイプではなので、彼から一方的にウンチクを聞くというような感じ。ツタヤが好きな映画を見たことがなかったため、DVDを貸してくれたことがきっかけで、見終わると"見るべき映画"を貸してくれるようになる。2人でいる時間が多くなり、自然と2人は親友になった。この関係もいいなと思った。2人でいた時に映画以外のことを話したのかは分からないけれど、映画を選ぶということは僕のことを理解しているということ。

 

ツタヤには脳腫瘍で余命わずかであることを伝えた。最期に見るべき映画を貸して欲しいという僕に激しく動揺するツタヤ。最期の一本なんて選べるわけがない。もちろん、その動揺は親友の余命を知ってしまったから。僕が帰った後、棚をひっくり返す勢いで映画を探しているシーンがある。ミカに何をしているのか聞かれ、僕に貸す映画を探しているんだが見つからないと言う。あいつが死んでしまうなんてと言いながら・・・ このシーンは演じる田岳の演技が良くて泣けた 結局ツタヤが探していたDVDが見つかったのかは不明で、作品が何だったのかも分からない。僕が最期に見るべき映画がなんだったのか知りたいけれど、映画としては見せないままでOKだと思う。映画を消してしまったので、レンタルショップは本屋に変わり、ツタヤとの出会いもなくなる。教室で読んでいるのは映画関連本ではなく小説。僕はツタヤを見るけど気にもとめていない様子。彼女の映画館も変わってしまう。アレ何に変わったのか忘れちゃった 

 

さて、僕の家族のことについて。兄弟はなく一人っ子のようで、母さん(原田美枝子)は既に他界。時計職人の父さん(奥田瑛二)とは確執がある様子。父さんは寡黙で頑固。愛情表現が致命的に下手なタイプ。母さんは病院で亡くなった。父さんは見舞いにも来ず、死に目にも会えなかった。そのことで僕は父さんを責め、以来家を出て距離を置いているらしい。父さんは母さんの亡骸に「直ったぞ」と言いながら懐中時計を差し出す。後に僕が生まれた時も病院には来ず、母さんの懐中時計を直していたらしいシーンが入るので、この不器用過ぎる父さんは、自分の愛情を妻の懐中時計を直すことに向けているらしい。変な言い方だな(笑) 自分が取り乱してしまったり、感情をあらわにしてしまうことが怖いのかなと。でも、ちゃんと赤ちゃんの僕に「生まれてきてくれて、ありがとう」と言ってはいたので、うれしかったことは間違いない。病状が進んだ母さんを車いすに乗せて、3人で海へ行った時には、2人の写真を撮ろうとして、感情がこみあげてしまい、手が震えてしまう。きっと本当は気持ちが優しい人なのでしょう。でも、それを見せることをよしとしない。そして、母さんはそれをちゃんと理解していたのでしょう。実は時計も消えてしまうのだけど、これについてのエピソードはなかった。これは何故なんだろう?

 

唐突にアルゼンチン旅行の場面が入ったのはどこだっけ? 彼女とつき合ってた時、アルゼンチン旅行に行ったらしく。宿で知り合ったバックパッカーの日本人男性トムさんから、観光名所やお店などを教えてもらったりして仲良くなる。レストランで食事をして、いろんな話を聞く。ホテル代を踏み倒していたりするトムさんだけど、放浪の旅の話は、なかなか勇気が出ないタイプの自分にとって興味深い話ではある。ただ、このトムさんが2人の目の前で交通事故に遭い亡くなってしまい、それにショックを受けた彼女がイグアスの滝でズブ濡れになりながら「生きてやる!」と叫ぶのは、なんだな唐突な気がした。トムさんの生き方は楽しそうではあるけれど、それが"生きている"ことだとは特別思わなかったので・・・ そう叫んだ彼女は結局、普通に日本で暮らして、特別何かを始めたわけでもないらしいし・・・ もちろん、普通の人の普通の生活だって"生きている"わけだし、もちろんそれはかけがえのない人生。だけど、映画でこれだけのシーンが差し込まれたのであれば、その後を期待してしまうよね? あと、電話の方が饒舌に話せる2人が、アルゼンチン旅行していたことにビックリ。映画が好きな2人は『ブエノスアイレス』のロケ地に行ったり楽しんではいたけれど、特別アルゼンチンでなければならない理由も語られていなかったので。イヤ、全然いいんだけど(笑) でも、アルゼンチンて飛行機で数十時間かかるよね? 重複するけど、会っている時はあまり上手に話せなかった2人が、長時間2人きりで過ごすことになる海外旅行、しかもアルゼンチン旅行をしていたのが、なんとなくイメージに合わなかったので。イグアスの滝が見れたのはうれしかったけど(笑) そういえば観光客が1人もいなかったけど、これは営業時間外にロケしたのかしら?←別にいいけど(笑)

 

さて、いよいよ猫を消すことになる。現在、キャベツという名前の猫を飼っている僕。このキャベツともう一匹重要な役割を果たす猫がいる。小学生の頃、レタスの箱入りで捨てられていた子猫を拾う。優しい母さんは拾ってきたことを責めたりせず、自分は猫アレルギーだから飼えないと言うけれど、僕が名残惜しそうにしている姿に飼ってくれることになる。名前は段ボール箱からレタス。僕もとってもかわいがったけれど、レタス効果か母さんの猫アレルギーが治ってしまう。この小学生の僕役の男の子が、佐藤健に似ててビックリ。似てる子選んだのかな? 数年経って少年から佐藤健になった頃、レタスが病気になってしまう。そして、なんと母さんまで・・・ 病名は言っていなかったようだけれどガンかな。母さんはレタスと共に闘病するけれど、レタスは母さんの腕の中で死んでしまう。心配する僕に母さんが言う「やっと苦しくない所に行ける」というセリフに泣いたー もちろん、母さんの病状に重ねてのセリフだけれど、1年4ヵ月前に見送った愛猫アガサのことを思い出して、同行した母親と共に号泣 アガサ苦しかったのかな

 

 

レタスを失い気持ちが弱くなったのか、母さんの病状が悪化し寝込むようになる。ある夜、猫の鳴き声に気づいた僕は、キャベツの箱に入った子猫を見つける。この子がキャベツ。後に種明かしがあるけど、「今度はキャベツか?」のセリフで、見ている側は父さんが母さんを元気づけるためにしたことだと気づく。母さんは絶対気づいたし、たぶん僕にも分かっていたはず。でも、きっと僕は悲しさや辛さを父さんにぶつけていたのかもしれない。

 

キャベツがいなくなってしまい必死で探す僕。見ている側は、この時点で猫が消えてしまったのかどうかは分かっていないので、ちょっとドキドキ。かなり取り乱してキャベツを探す僕。もちろんキャベツに対する愛情ではあるわけだけど、キャベツという存在に繋がる両親の思い出を考えると、この場面は切なかった。結局見つからずアパートへ戻って来ると、なんと入口のポストの上にちょっこり座っているキャベツ発見! ホッとしてポストを覗くと、彼女からの手紙。それは、以前病床の母さんが僕に渡そうとした手紙だった。母さんが死んでいこうとしていることを受け入れられない僕は、手紙を受け取ることを拒否してしまっていたのだった。どうやら母さんは彼女に託していたらしい。電話エピソードで再会した後、彼女が送ってくれていたのだった。手紙に書かれていたのは、僕の素敵なところ。感動的な場面ではあるし、原田美枝子の語りも良かったのだけど、ちょっと泣かせようとするあざとさを感じてしまった。

 

そうそう! この後部屋に戻ったシーンで、キャベツをタオルでくるんで洗濯バサミで止めてる画が映る。カワイイと思っていたら、これキャベツ巻としてネットで話題になってた。佐藤健も実家の猫ちゃんのキャベツ巻をLINEで披露するなど、話題になってた。

 

コレね🐈 

 

そう、猫には猫という存在だけでなく、両親との大切な思い出が詰まっていた。僕にはこれ以上大切な人たちとの思い出を失うことは出来なかった。そして、僕はあることに気づく。悪魔は自分自身なのだと。辛い現実から逃避するために、僕が作り出した妄想って解釈でいいのかな? その辺りについては、僕のセリフだけで、今までのことが実は妄想だったというようなシーンはなかった。それは良かったと思う。それを入れるとクドいし・・・

 

そして、冒頭部分につがなる。そう、僕は父さんの元に向かっていた。死を受け入れた僕は、父さんとちゃんと向き合い、そしてキャベツを託しに行ったのでしょう。死ぬことは怖いし、死を受け入れるのは大変なことだと思う。でも、僕は自分の中の"悪魔"によって死を受け入れることができたということなのでしょう。実際、そんなに簡単ではないと思うし、見ていたエピソードで乗り越えられるものなのか?と思ったりもするけれど、普通の人の普通の人生にとっての大切な人達と、その思い出という点では良かったかな。共感とは違うかもしれないけれど、分かりやすかった。そして、僕はもうすぐ死んでしまうのに、とても清々しい気持ちになる終わりだったと思う。

 

キャストは良かった。愛情表現が下手過ぎる父さんの奥田瑛二は、セリフにはない妻や息子を思う気持ちを表現していて見事。彼女の宮崎あおいはやっぱり上手い。間違い電話の相手にどんどん話しかけちゃうという、一歩間違えばどうかしている役を、不思議ちゃんになることなく、しっかりとした女性にしていたと思う。まぁ、さすがの宮崎あおいでも滝のシーンは唐突に感じたけれど ツタヤの濱田岳が良かった。ほぼ無表情の映画オタク。人に見るべき映画を貸すなんて、かなり上から目線なのに、コミカル演出もあいまって、全然イヤミがなく、それがツタヤの個性だと感じさせた。最期の一本を探すシーンが素晴らしい。母さんの原田美枝子がさすがの演技。若い頃もそのまま演じているけど、ちゃんと若く見える! 不器用な父さんの愛情もちゃんと分かっている。日本の優しいお母さんという感じ。泣かせる演出の手紙も、白けてしまうことがなかったのは、原田美枝子のおかげ。

 

お目当ての佐藤健も良かった。この僕のようなアグレッシブではない、ちょっと一歩引いてるような役合ってる。なので悪魔の方は見てる方がちょっと照れたり(笑) でも、悪魔の方も良かったけど。LINEで配信されていた小説を読んでいた時、僕にあまりいいイメージがなかった印象なのだけど、映画の僕は結構好きかも。それは佐藤健だからなのか?あれ?(o゜ェ゜o)

 

舞台がどこか特定されていなかったように思うけれど、ロケ地は函館。レトロな感じにしたかったようで、実家の時計店や、彼女の務める名画座の昭和感がスゴイ。ちょっとやり過ぎな気がしなくもないけど、僕の部屋の感じは好きだった。そのレトロな感じと、アルゼンチンの対比をしたかったのかもしれないけれど、やっぱり唐突だったかなぁ。映画好きとしては映画がカギになるのはウレシイ。そして猫がカワイイ! キャベツを演じたのはバンプ。レタスは何ちゃんだったのかな? 子猫時代の子たちもかわいかった~

 

公開されてから2週間後に見て、感想書くのもほぼ2週間かかっちゃったので、そろそろ上映館時間も少なくなってきてるかも? 個人的には、キャッチコピーの今年一番泣ける映画ではなかったけれど、じんわり感動できる作品ではある。猫目当てでもカワイイ姿が堪能できると思う。佐藤健ファンの方はオススメしなくても見に行っているよね(o´ェ`o)ゞ ということで、佐藤健ちょっと気になるという方是非!

 

『世界から猫が消えたなら』Official site

  

コメント
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