'14.02.05 『ホビット 竜に奪われた王国』(試写会)@ニッショーホール
もう早く見たくて見たくて、試写会応募しまくった! そしてハズレまくった やっと海外NAVIさんで当選!! ありがとうございます! よろこんで行って来たー
そしてなんと! この記事書き終わらないうちにCheRishさんで、3D HFR試写会当選! 本日(2014.02.19)見てきたので、少し手直し&最後にHFRの感想を追加します!
ネタバレありです!ラスト及びPJカメオ出演シーンも書いてます!
「ドワーフの王国を取り戻すため、13人のドワーフ、魔法使いのガンダルフと共に、はなれ山を目指して旅を続けるビルボ。巨大グモに襲われたり、森のエルフに捕らえられたり、冒険の旅は続く・・・」って、あらすじ短い(笑) イヤ、だって3部作の2作目っていうことは、この作品でも終らないわけだし、そもそもRPGの元になったと言われる「指輪物語」(『ロード・オブ・ザ・リング』の原作)の、前日譚なわけだから、ストーリーをとうとうと語るような作品になるはずはなく、必然的にアクションシーンが多くなるわけで・・・ となると、その1つ1つをあらすじに書くわけにもいかず、こんな感じになるよと、まぁどうでもいい言い訳(o´ェ`o)ゞ 言い訳しているから、つまらなかったのかというと全くの逆! スゴイ楽しかった!! とにかく、ずっとドキドキしっぱなしで、顔がニヤニヤしっぱなし!
今作も前作同様3D HFRで撮影されている。HFRというのはハイフレームレートのことで、1秒間に48コマ撮影される技術のこと。通常は1秒間24コマだそうで、48コマというのはその倍。あまりよく理解できていないのだけど、動画というのは静止画像の連続なわけで、その静止画像を1秒間に48枚見せられるってことらしい。通常は24枚なわけだから、単純にその倍情報量が増えるということで、より滑らかで密度の濃い映像が見られることになるのだそう。特に3Dと組み合わされることにより、その効果を発揮すると言われているとのこと。応募した試写会の中には3D HFRでの上映もあったのだけど、全てハズレ 今回は2D字幕版での鑑賞となった。もちろんHFRではなく通常の24コマ。もちろんそれでも十分楽しかったのだけど・・・ つらつら何が言いたいかといえば、これはやっぱり劇場で、できれば3D HFRで見た方がいいということ! とにかく映像が素晴らしく、アクション満載なので!断言します!是非3D HFRで!(追記)
この『ホビット』シリーズは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(LotR)とリンクしている部分が多い。今作には登場しないけれどLotRの主人公フロドの伯父であるビルボは、当然ながらホビット庄のバギンズ屋敷に住んでいたし、裂け谷も出てくる。まぁ、時代が違うだけで同じ中つ国を旅しているわけだから当然。でも、ファンとしてはそこが楽しい! 前作の感想(コチラ)にも書いたけれど、例えばエルフが登場する際には、LotRで使われていたのと同じ曲が流れるので、誰が登場するのか分かってニヤリとなってしまう(笑) 今作では、スランドゥイルの闇の森や、湖の町など新たな土地に入るし、1人を除いてLotRの登場人物が新たに出てくることもないので、そういう意味でのニヤリシーンはあまりなかったけれど、最大のニヤリシーンは実は冒頭にあった!
冒頭、 雨が降る暗い町・・・ 見覚えがある町並みと思っていたら、ものすごく見覚えのある人登場! LotRファンならおなじみのPJことピーター・ジャクソン監督カメオ出演! そう!ここは『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』にも登場したブリー村! 実は『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』のPJカメオ出演シーンもここで、同じ登場の仕方をしている。あー!と叫びそうになった。って、指さしちゃったけど(笑) ブリー村といえば踊る仔馬亭。そうそう!ここでガンダルフと落ち合うはずだったのに、ガンダルフはダークサイドに堕ちたサルマンに捕らえられて来れなかったんだ・・・ そして、ここでアラゴルンと運命的な出会いをするんだった・・・ あの登場シーンはかっこよかった! 今作では回想シーン。ガンダルフがトーリンにはなれ山に向かうよう進言するシーンとなっている。うれしいのは、あの薄暗くてごちゃごちゃした踊る仔馬亭がキッチリ再現されていることと、ガンダルフが現れる前に、トーリンに鋭い視線を向けてくる男達の図。これ! そのうち1人がいたのは出窓のような場所で、そこから視線を向けてくるんだけど、ここ! ここはまさにアラゴルンがフロドたちに視線を向けていた場所だよね? その時のアングルが同じ! うれしい!! はい、どれだけLotRが好きかというアピールです!(o´ェ`o)ゞ
場面が変わって見張りをするビルボのシーン。忍びの者が必要だという流れからビルボ登場は好き! オークが来ないか見張っているのだけど、オークの他に発見した物がいる! 巨大な熊。勘のいい人ならピンとくると思うんだけど、自身はガンダルフが名前を言うまで分からなかった(o´ェ`o)ゞ 実は原作の記憶がほとんどない・・・ ビヨルンは熊に姿を変えることが出来る種族。人の姿の時はドワーフ嫌いで厳しいところもあるけれど、良い人物。ただ、熊に姿を変えてしまうと凶暴になってしまう。事実、ゴブリンたちも恐れをなしていた。間一髪逃げ込んだのはビヨルンの家というのが笑える。『ホビット』シリーズの良いところは、アクションシーンの後などにクスリと笑えるシーンがあったり、ちょっとホッコリしちゃう部分があること。テーマとしてはLotRの方が壮大だけど、それゆえ辛い部分も多い。ラストのフロドの旅立ちは、あれは実はハッピーエンディングなのだけど、そうは見えない悲しさと辛さがあるわけで・・・ と、また横にそれてしまった・・・(*´・∀・`*)ゞ
さて、ビヨルンから馬を借りドワーフ一行は闇の森の中へ。ここでガンダルフは別行動に。ガンダルフの別行動には意味があるし、慣れたけど(笑) 森といえば『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』のエントの戦いが印象的。あのシーンは大好き! あれこそファンタジーという気がする。エントは味方だったけれど、闇の森に潜んでいるのは巨大クモ ウンゴリアント。『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』で、フロドが襲われたアレ。と、度々LotRに絡めてごめんね(o´ェ`o)ゞ でも、やっぱりリンクしているし、その辺りも意識して作られていると思うので、この論調で行きます!(笑) この森には旅人を惑わす魔力のようなものがかかっているようで、道に迷ってしまう一行。ビルボも目の前を歩く自分の幻覚を見てしまったりする。だんだん苛立ってくるドワーフたち。1人辛うじて冷静を保っていたビルボは木に登ることを思いつく。木の上に出たビルボは、はなれ山の位置などを確認する。このシーンの映像も美しかった!
道が分かったとドワーフたちに呼びかけるも返事がない。足元にはくもの糸・・・ ウンゴリアントキタ━━━(゚∀゚)━━━!!ってことで、気づけばグルグル巻きにされたドワーフたち。ビルボもグルグル巻きにされてしまうけど、間一髪剣を突き立てる! ここでウンゴリアントが「つらぬきやがった・・・」と言ったことで、この剣はスティング(つらぬき丸)になったのね! もう、ホントに原作読んだのか?(笑) ここからビルボ大活躍! 指輪をはめて姿を隠したビルボを探すウンゴリアント。ウッカリ指輪が外れてしまって、必死で探しているところに、赤ちゃんグモが現れて指輪を踏みそうになる。本来のビルボならば赤ちゃんを見逃したかもしれない。でも、彼は赤ちゃんを殺し、指輪を手に「僕のだ」と言う。得意げに。指輪に捕らわれている証拠。原作でもこういう描写あったかな・・・ もう一度読み直そう! さて、ウンゴリアントを1人で退治したビルボは、グルグル巻きドワーフたちを助けていく。全員助けたところで・・・
レゴラスキタ━━━(゚∀゚)━━━!! ちょっと老けましたね・・・ 闇の森のエルフたち登場!彼らに捕らえられてしまうドワーフ一行。連れて来られたのは闇の森のエルフの王であり、レゴラスの父スランドゥイルの王国。スランドゥイルは前作『ホビット 思いがけない冒険』で、トーリンの祖父を裏切った眉毛エルフ。LotRの初期の頃のギムリのエルフ嫌いは、この方の裏切りによるもの。この旅にはギムリの父グローインも参加しているからね! エルフは最も美しく賢い種族とされているけれど、一方で不老不死なので人の死が理解できないなど、温かみに欠けることは事実。まぁ、ガラドリエルやエルロンド父さんが、ちょっと人間というか他種族よりなのかもしれないけれど・・・ ただ、スランドゥイルは今回も、トーリンに取引を持ちかけたりするし、それを断られると顔が崩れるという映像が入っているので、エルフの中ではダークサイドなのかも。トーリンが取引を断ったため、ドワーフたちは牢に捕らえられてしまう。
ここでの重要人物は、エルフの女戦士タウリエル。これは原作には登場しないオリジナルキャラ。闇の森のエピソードを広げるためと、女性キャラを増やすため、PJと共同脚本のフラン・ウォルシュが作り上げたのだそう。今シリーズとLotRに出てきたメインキャラクターのエルフは王族だけど、タウリエルは戦士で身分は低いのだそう。身寄りのない彼女はスランドゥイルに引き取られたらしく、レゴラスとは幼馴染。身分が違うため、彼女はレゴラスに対して恋愛感情はないが、レゴラスは彼女に惹かれている。何故、彼女が重要人物なのかといえば! どうやら、ドワーフのイケメン担当キーリとの間に恋が芽生えたらしいので! 前作からお気に入りだったキーリ。牢の前を通りかかったタウリエルとの会話シーンが良かった! 2人がとっても合っていることが、よく分かる。そんな切なげな表情で見つめられたら、タウリエルじゃなくても惚れちゃう
たくさんある早く見たかった理由の1つにバッチさんのスマウグがあったのだけど、個人的にはそのシーンと同じくらい見ごたえがあって楽しかったのが、ドワーフ脱出大作戦! 指輪で身を隠して1人牢を逃れたビルボの活躍で、解放されたドワーフたち。お酒を飲んで眠り込んだエルフがいびきをかくのはちょっと似合わなくて違和感あったけど、彼らが寝込んでくれなきゃ逃げられないので細かいことはこの際よし!(笑) ビルボが考えた作戦は、樽に入って急流を下るというもの。みんなを逃がした後、うっかり川への入り口閉めちゃって、慌てるビルボの演技がかわい過ぎるマーティン! ホントにビルボそのもの。闇の森のエルフからは逃れられたものの、オークに襲われてしまうドワーフたち。激流にもまれながら戦う姿が笑える! もちろんホメてます! もう、楽しくて楽しくて! 水門でせき止められてしまった樽ドワーフたち。水門を開けるレバーを発見するキーリ。飛び移り必死で水門を開けようとするキーリに襲い掛かるオーク。なんとかレバーを動かすことに成功するけど、足にオークの矢を受けてしまう。これが後に重要ポイントに!
駆けつけたレゴラス、タウリエルとエルフたちの援護もあり、なんとか全員逃げ切ることができたけれど、タウリエルはオークがキーリの足に射ち込んだ矢には毒が仕込んであり、命が危ないことを知る。彼を救うために闇の森を出るタウリエル。恋するレゴラスは彼女を追う。まぁ、正直レゴラスがタウリエルを好きって設定はいらない気もするけれど、2人の異種間の恋にさらに障害が加わるのもありだし、LotRでレゴラスがドワーフに好意を持っていなかった理由付けにもなる。タウリエルがキーリのケガのことを知ることになったのは、生け捕りにされたオークをレゴラスとスランドゥイルが尋問したから。ほとんど表情を変えないエルフだけど、暴言を吐くオークに静かに怒り、首を撥ねるシーンのリー・ペイスの演技はよかった!
一方、樽ドワーフたちは、湖の町のバルドと出会う。バルドはルーク・エバンス。イケメン枠(笑) 彼の機転により湖の町に入ることが出来たドワーフたち。湖の町では統領が私腹を肥やし、これに抵抗し密かに活動するバルドを敵視していた。実は、このバルドは弓の達人で、彼の祖父がスマウグに一矢を浴びせ、首の後ろの鱗を剥がしたのだった! これ、多分LotRの原作「指輪物語」の元ネタの1つである、ワグナーの「ニーベルングの指輪」や、その元ネタである「ニーベリンゲンの詩」のジークフリートの弱点と同じ。不死身の身体となる水(だったかな?)を浴びたジークフリートは、その時背中に1枚の葉がついていたことに気づかなかった・・・ 無敵の強さを誇ったジークフリートだけど、敵にそのことを知られてしまい、葉によって隠れてた部分に矢を射抜かれて亡くなってしまう。と、続編である『ホビット ゆきて帰りし物語』のネタバレになっちゃうかもだけど(o´ェ`o)ゞ ただ、おそらく今作ではバルドの祖父GJとなるはずのその一矢は、龍を倒せなかったということで批難され、バルドたちも不遇な状況となっている。
この辺りちょっと理解しにくかったのだけど、よそ者であるということでドワーフたちは、湖の町の人々から追われていたのかな? 追い込まれたのは領主の館前。トーリンは領主と、はなれ山の財宝を湖の町と共有するので、自分たちを行かせて欲しいと話す。領主の館に押し寄せた、湖の町の人々を前に、熱く演説するトーリンがカッコイイ! リチャード・アーミテッジの良く響く低音は魅力的。不思議な髪形の領主はスティーブン・フライが演じていて、ムカつくけど憎めない(笑) どうやら、この国には古い言い伝えのようなものがあるらしく、正確な文言は忘れてしまったのだけど、ドワーフたちがはなれ山を取り戻そうとすると、湖の町が焼かれるという主旨の内容だった。それを思い出したバルドは、彼らの出発に反対するけれど、財宝に目がくらんだ領主は協力を宣言する。ここまでも、コミカルシーンを交えつつの、アクションシーン満載。この湖の町は、文字通り湖の上に築かれた町で、通路のようなもので家々が繋がっている。狭い通路などで繰り広げられるアクションシーンは楽しい。常にどんよりとした町の雰囲気もいい。これは後の伏線なんだろうな・・・
さて、いよいよ出発という段階になり、キーリの足の具合が良くないことが発覚! すでに顔色も悪く、息も絶え絶え。足手まといになるからとトーリンから、町に残るように言われてしまう。連れて行って欲しいと懇願するけれど受け入れられず、彼を1人残すことに強く反発した兄のフィーリと、年若い彼らの後見人的役割のドワーフも残ることになった。まだ13人の名前と顔が一致してないのです・・・ トーリンはドワーフの王となるべき存在だし、フィーリとキーリは甥っ子だからこそ、皆の足手まといになることをよしとしなかったのでしょう。それは、分かる。そして、きっとこの2手に分かれることには意味があるのだと思う。でもでも、ちょっとWikipediaで調べたら驚愕の事実が! あぁだから、今回フィーチャリングなのか・・・ フラグ立ったということ? キーリの容態はどんどん悪化、そんな状況の中オークが襲って来る。そこに現れたのがレゴラース!(アラゴルン口調で(笑)) そしてタウリエル。そうそう、言い忘れていたけどレゴラスといえばの、オークを使ったスケボーは今作もあります! キーリが心配なタウリエルは、レゴラス1人にオークを任せてキーリを探す。命からがら寝坊して遅刻したボフールが探してきた王の草を奪うように取り、エルフパワーを使って彼を救うタウリエル。LotR旅の仲間でアルウェンがフロドの命を救ったアレ! フロドが肩に負った傷は、アングマールの大王がつけたものなので、傷が完全に癒えることはなかったのだけど、キーリの傷はオークの毒なので、おそらく完治するのでしょう。でも、フラグが立ったのであれば(´ェ`)ン-・・ ただ、朦朧とした意識の中、タウリエルの姿を見た彼は、夢か現実かの区別がつかず、彼女に対する思いを語ってしまう。彼女の手に触れながらの、このセリフは王道ながらキュンとなる。胡桃の枕に寝ていたけども・・・
さて、はなれ山に向かったトーリン一行。秘密の扉の前に立つ。エルロンド父さんに解読してもらった月光文字によれば、秋の最後の光が鍵穴を照らすハズなのだけど、夕日が沈んでも鍵穴は発見出来ず・・・ チャンスは1回きり。諦めて山を降りていくトーリンたち。ビルボは諦め切れない。何か見落としているかもしれない。その時1羽のツグミが現れ、岩に木の実を打ちつけ始める。月光文字の最初の文言は「ツグミが叩く時・・・」ではなかったか? 大声でトーリンを呼ぶビルボ。声は届かない? そこに月光が射す。現れる鍵穴。鍵はトーリンがどこかに捨てるように落として去ったはず!ようやく見つけたのに、取り損なって崖から落としそうになる、鍵を踏みつけて止める足!トーリンたちが戻ってきたのだった。まぁ、分かりきっていることとはいえ感動。
トーリンがドワーフの王国エレボールを取り戻すためには、アーケンストーンを取り戻す必要がある。アーケンストーンはエレボールの地下にある財宝の山の中。でも、そこにはスマウグがいる! ビルボが忍びの者として同行することになったのは、スマウグに気づかれないように、アーケンストーンを取って来るため。いよいよ活躍の時が来たわけだけど、バーリンとのやり取りは意外にもコミカル。2人とも上手い。笑いを取る演技をくどくやるのではなくて、それぞれのキャラに合った演技をすることが、なんとも言えないかわいらしさを出している。もちろんPJの演出も上手いのだと思う。さて、地下に辿り着いたわけだけど、もう笑ってしまうくらいに黄金の山! この黄金の山は2Dの方が輝きがあったかな・・・ 3Dは全体的に映像は暗めの印象。いくらアーケンストーンが一目でそれと分かる輝きを放っているからといって、せいぜいソフトボール大の石をたった一人で見つけるなんて絶対に不可能!というツッコミはなしで! 当然見つけますから(笑) そして、バーリンがアップで「龍を起こすな」と念押ししたからには、当然起こす(笑)
個人的に意外だったのは、ドラゴンの造詣。日本人の感覚からすると、蛇のように胴体が長いイメージ。身体のわりに小さな手足がついていて、ひらひらと空を飛ぶ姿を想像してた。どちらかというと、巨大なトカゲもしくは恐竜のような感じ。飛ばない時には歩いたりする。今回、声を演じるのはバッチさんこと、ベネディクト・カンバーバッチ。お目当ての1つでもある。当初は声の出演のみの予定だったけれど、バッチさんの希望で竜の動きをモーションキャプチャーで演じたんだとか。自分も動いた方が演じやすいというのもあるけど、今作でも同役を演じているLotRのアンディ・サーキスのゴラム成功も大きいのかもしれない。撮影風景の動画を少しだけ見たけれど、這って歩くような動きだった。その時も別に違和感があったわけじゃないけど、スマウグの姿になってみると、なるほどと納得。日本のように神秘的な存在というわけでもないらしく、こちらも少しコミカルな印象。といっても、コメディタッチで演じたり、演出しているわけではない。その辺りがビルボのマーティン・フリーマンを含めて上手い! 2人のやりとりは若干長さは感じるものの、飽きてしまったりイライラすることはない。
ドラゴンが怒り出す寸前、逃げ出すことに成功したビルボ、駆けつけたトーリンと遭遇。ドラゴンが来るから逃げようと言うビルボに、アーケンストーンは手に入れたのかと詰め寄るトーリン。そんな場合じゃないと言うビルボに、さらに詰め寄るトーリン。たしかに、それを手に入れるためにやって来たのだし、ドワーフの王国を取り戻すためには不可欠なものだから、気持ちは分かるのだけど、ビルボの命よりも優先してしまっている感じは、権力と欲に捕らわれて王国を滅ぼしてしまった祖父と同じ過ちを、トーリンが犯してしまう危険性を表している。アーケンストーがどうなったかについては、今作では語られずに終るけれど、ビルボがハッキリ答えなかったということは・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
他のドワーフたちも現れて、脱出作戦練る。しかし、どんだけ広いんだエレボール。地下の迷宮。この映像はスゴイ! 3つのグループに分かれて撹乱しつつ、ドラゴンに見つからずに外に出られる扉に向かうが、扉は塞がれてしまっており、絶望的な状態・・・ このまま死を待つのはイヤだと奮起するトーリンとドワーフたち。悲壮な覚悟もドワーフたちの小さくてガッシリした体型ゆえか、どこかコミカル。そして、現れたのがエレボールの真髄、製錬所! 製錬所が息を吹き返すシーンは圧巻でありながら楽しくてワクワク! チビッコも喜ぶハズ。火を起こすためにスマウグをおびき寄せ、火を吐かせるなんて王道だけど拍手したくなる。エレボールの巨大さからしても、地下を埋め尽くす財宝の量からしても、その繁栄振りが分かるけれど、小さなドワーフたちの製錬所が巨大過ぎやしないかとも思ったり(笑) でも、これはやっぱりスゴイ! デブのボンブールが鎖にぶら下がるのが楽しい。トーリンの合図でビルボがレバーを引くと、液体が流れ出し、ドラゴンを襲う。苦しむドラゴン。煮えたぎった黄金が溝を流れていく。ドラゴンを大広間に誘い出せと指示を出すトーリン。溝を流れる黄金に板を使って乗っていくなんて、燃えちゃわないのか?とか、熱過ぎるだろうとか思ったりもするけれど、絵的には楽しいのでOK!
大広間に誘い込むことに成功したドラゴンは、湖の町を焼き払ってやると言い出す。町には行かせないと叫ぶビルボ。泣ける・・・ トーリンの大きな声が響く。トーリンが合図すると巨大なドワーフの戦士像が現れ、その型が外されると、さらに黄金のドワーフ像が! 今、黄金のドワーフ像を作ってどうする?!と思っていると、像が崩れて黄金が流れ出てきた(笑) 黄金を浴びるドラゴン。全身金色でキレイ! やった!! と思ったのだけど、ドラゴンの鱗はとても硬く、その身を守っている。ドラゴン死なず・・・ 怒り狂うドラゴンは湖の町へと向かい飛び上がっていく。舞い上がりながら黄金を散らす映像が美しい! 本物の復讐を見せてやると飛び立って行き、ビルボの呆然とした表情で終了・・・ えー?!ここでーー?!
イヤ、3部作だから途中で終ることはもちろん知っていたけど、前作では一応オチはついていたのに・・・ まさか、こんな感じで終ってしまうとは・・・ これで1年後は辛すぎます!!
キャストについては、記事の中にちょこちょこ入れたし、もうかなり長文なので割愛! ちょっとオーランド・ブルームの顔が四角くなっていたことと、せっかく華麗な戦闘シーンが用意されているのに、あまり華麗に見えなかったのが気がかり・・・ 13人のドワーフたちのキャラも分かりやすくなってる。といっても、まだ全員見分けがついてないけど・・・(o´ェ`o)ゞ
とにかく映像がスゴイ! どのシーンも中つ国! そして、これは是非3D HFRで見て欲しい! 前回来日時にPJがインタビューで答えていた通り、最初から3Dで公開することを想定して作っているので、3Dで見ることによって奥行きが感じられるように撮られている。画面の手前に枝とか、建物の一部が映っていたり、誰かが前を横切ったり・・・ HFRで上映できる映画館が限られているそうだけれど、できれば是非!
前作を見ていること前提に作られていて、特に説明的な映像もセリフもないので、今作だけ見ても分からないと思う。でもまぁ、いきなり今作から見る人もいないと思うので大丈夫かな(笑) 前作も楽しいので、今作見るために見てみるのもいいと思う! 前作見た方是非! 『ホビット』ファンの方、急いで----!!
『ホビット 竜に奪われた王国』Official site
もう早く見たくて見たくて、試写会応募しまくった! そしてハズレまくった やっと海外NAVIさんで当選!! ありがとうございます! よろこんで行って来たー
そしてなんと! この記事書き終わらないうちにCheRishさんで、3D HFR試写会当選! 本日(2014.02.19)見てきたので、少し手直し&最後にHFRの感想を追加します!
ネタバレありです!ラスト及びPJカメオ出演シーンも書いてます!
「ドワーフの王国を取り戻すため、13人のドワーフ、魔法使いのガンダルフと共に、はなれ山を目指して旅を続けるビルボ。巨大グモに襲われたり、森のエルフに捕らえられたり、冒険の旅は続く・・・」って、あらすじ短い(笑) イヤ、だって3部作の2作目っていうことは、この作品でも終らないわけだし、そもそもRPGの元になったと言われる「指輪物語」(『ロード・オブ・ザ・リング』の原作)の、前日譚なわけだから、ストーリーをとうとうと語るような作品になるはずはなく、必然的にアクションシーンが多くなるわけで・・・ となると、その1つ1つをあらすじに書くわけにもいかず、こんな感じになるよと、まぁどうでもいい言い訳(o´ェ`o)ゞ 言い訳しているから、つまらなかったのかというと全くの逆! スゴイ楽しかった!! とにかく、ずっとドキドキしっぱなしで、顔がニヤニヤしっぱなし!
今作も前作同様3D HFRで撮影されている。HFRというのはハイフレームレートのことで、1秒間に48コマ撮影される技術のこと。通常は1秒間24コマだそうで、48コマというのはその倍。あまりよく理解できていないのだけど、動画というのは静止画像の連続なわけで、その静止画像を1秒間に48枚見せられるってことらしい。通常は24枚なわけだから、単純にその倍情報量が増えるということで、より滑らかで密度の濃い映像が見られることになるのだそう。特に3Dと組み合わされることにより、その効果を発揮すると言われているとのこと。応募した試写会の中には3D HFRでの上映もあったのだけど、全てハズレ 今回は2D字幕版での鑑賞となった。もちろんHFRではなく通常の24コマ。もちろんそれでも十分楽しかったのだけど・・・ つらつら何が言いたいかといえば、これはやっぱり劇場で、できれば3D HFRで見た方がいいということ! とにかく映像が素晴らしく、アクション満載なので!断言します!是非3D HFRで!(追記)
この『ホビット』シリーズは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(LotR)とリンクしている部分が多い。今作には登場しないけれどLotRの主人公フロドの伯父であるビルボは、当然ながらホビット庄のバギンズ屋敷に住んでいたし、裂け谷も出てくる。まぁ、時代が違うだけで同じ中つ国を旅しているわけだから当然。でも、ファンとしてはそこが楽しい! 前作の感想(コチラ)にも書いたけれど、例えばエルフが登場する際には、LotRで使われていたのと同じ曲が流れるので、誰が登場するのか分かってニヤリとなってしまう(笑) 今作では、スランドゥイルの闇の森や、湖の町など新たな土地に入るし、1人を除いてLotRの登場人物が新たに出てくることもないので、そういう意味でのニヤリシーンはあまりなかったけれど、最大のニヤリシーンは実は冒頭にあった!
冒頭、 雨が降る暗い町・・・ 見覚えがある町並みと思っていたら、ものすごく見覚えのある人登場! LotRファンならおなじみのPJことピーター・ジャクソン監督カメオ出演! そう!ここは『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』にも登場したブリー村! 実は『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』のPJカメオ出演シーンもここで、同じ登場の仕方をしている。あー!と叫びそうになった。って、指さしちゃったけど(笑) ブリー村といえば踊る仔馬亭。そうそう!ここでガンダルフと落ち合うはずだったのに、ガンダルフはダークサイドに堕ちたサルマンに捕らえられて来れなかったんだ・・・ そして、ここでアラゴルンと運命的な出会いをするんだった・・・ あの登場シーンはかっこよかった! 今作では回想シーン。ガンダルフがトーリンにはなれ山に向かうよう進言するシーンとなっている。うれしいのは、あの薄暗くてごちゃごちゃした踊る仔馬亭がキッチリ再現されていることと、ガンダルフが現れる前に、トーリンに鋭い視線を向けてくる男達の図。これ! そのうち1人がいたのは出窓のような場所で、そこから視線を向けてくるんだけど、ここ! ここはまさにアラゴルンがフロドたちに視線を向けていた場所だよね? その時のアングルが同じ! うれしい!! はい、どれだけLotRが好きかというアピールです!(o´ェ`o)ゞ
場面が変わって見張りをするビルボのシーン。忍びの者が必要だという流れからビルボ登場は好き! オークが来ないか見張っているのだけど、オークの他に発見した物がいる! 巨大な熊。勘のいい人ならピンとくると思うんだけど、自身はガンダルフが名前を言うまで分からなかった(o´ェ`o)ゞ 実は原作の記憶がほとんどない・・・ ビヨルンは熊に姿を変えることが出来る種族。人の姿の時はドワーフ嫌いで厳しいところもあるけれど、良い人物。ただ、熊に姿を変えてしまうと凶暴になってしまう。事実、ゴブリンたちも恐れをなしていた。間一髪逃げ込んだのはビヨルンの家というのが笑える。『ホビット』シリーズの良いところは、アクションシーンの後などにクスリと笑えるシーンがあったり、ちょっとホッコリしちゃう部分があること。テーマとしてはLotRの方が壮大だけど、それゆえ辛い部分も多い。ラストのフロドの旅立ちは、あれは実はハッピーエンディングなのだけど、そうは見えない悲しさと辛さがあるわけで・・・ と、また横にそれてしまった・・・(*´・∀・`*)ゞ
さて、ビヨルンから馬を借りドワーフ一行は闇の森の中へ。ここでガンダルフは別行動に。ガンダルフの別行動には意味があるし、慣れたけど(笑) 森といえば『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』のエントの戦いが印象的。あのシーンは大好き! あれこそファンタジーという気がする。エントは味方だったけれど、闇の森に潜んでいるのは巨大クモ ウンゴリアント。『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』で、フロドが襲われたアレ。と、度々LotRに絡めてごめんね(o´ェ`o)ゞ でも、やっぱりリンクしているし、その辺りも意識して作られていると思うので、この論調で行きます!(笑) この森には旅人を惑わす魔力のようなものがかかっているようで、道に迷ってしまう一行。ビルボも目の前を歩く自分の幻覚を見てしまったりする。だんだん苛立ってくるドワーフたち。1人辛うじて冷静を保っていたビルボは木に登ることを思いつく。木の上に出たビルボは、はなれ山の位置などを確認する。このシーンの映像も美しかった!
道が分かったとドワーフたちに呼びかけるも返事がない。足元にはくもの糸・・・ ウンゴリアントキタ━━━(゚∀゚)━━━!!ってことで、気づけばグルグル巻きにされたドワーフたち。ビルボもグルグル巻きにされてしまうけど、間一髪剣を突き立てる! ここでウンゴリアントが「つらぬきやがった・・・」と言ったことで、この剣はスティング(つらぬき丸)になったのね! もう、ホントに原作読んだのか?(笑) ここからビルボ大活躍! 指輪をはめて姿を隠したビルボを探すウンゴリアント。ウッカリ指輪が外れてしまって、必死で探しているところに、赤ちゃんグモが現れて指輪を踏みそうになる。本来のビルボならば赤ちゃんを見逃したかもしれない。でも、彼は赤ちゃんを殺し、指輪を手に「僕のだ」と言う。得意げに。指輪に捕らわれている証拠。原作でもこういう描写あったかな・・・ もう一度読み直そう! さて、ウンゴリアントを1人で退治したビルボは、グルグル巻きドワーフたちを助けていく。全員助けたところで・・・
レゴラスキタ━━━(゚∀゚)━━━!! ちょっと老けましたね・・・ 闇の森のエルフたち登場!彼らに捕らえられてしまうドワーフ一行。連れて来られたのは闇の森のエルフの王であり、レゴラスの父スランドゥイルの王国。スランドゥイルは前作『ホビット 思いがけない冒険』で、トーリンの祖父を裏切った眉毛エルフ。LotRの初期の頃のギムリのエルフ嫌いは、この方の裏切りによるもの。この旅にはギムリの父グローインも参加しているからね! エルフは最も美しく賢い種族とされているけれど、一方で不老不死なので人の死が理解できないなど、温かみに欠けることは事実。まぁ、ガラドリエルやエルロンド父さんが、ちょっと人間というか他種族よりなのかもしれないけれど・・・ ただ、スランドゥイルは今回も、トーリンに取引を持ちかけたりするし、それを断られると顔が崩れるという映像が入っているので、エルフの中ではダークサイドなのかも。トーリンが取引を断ったため、ドワーフたちは牢に捕らえられてしまう。
ここでの重要人物は、エルフの女戦士タウリエル。これは原作には登場しないオリジナルキャラ。闇の森のエピソードを広げるためと、女性キャラを増やすため、PJと共同脚本のフラン・ウォルシュが作り上げたのだそう。今シリーズとLotRに出てきたメインキャラクターのエルフは王族だけど、タウリエルは戦士で身分は低いのだそう。身寄りのない彼女はスランドゥイルに引き取られたらしく、レゴラスとは幼馴染。身分が違うため、彼女はレゴラスに対して恋愛感情はないが、レゴラスは彼女に惹かれている。何故、彼女が重要人物なのかといえば! どうやら、ドワーフのイケメン担当キーリとの間に恋が芽生えたらしいので! 前作からお気に入りだったキーリ。牢の前を通りかかったタウリエルとの会話シーンが良かった! 2人がとっても合っていることが、よく分かる。そんな切なげな表情で見つめられたら、タウリエルじゃなくても惚れちゃう
たくさんある早く見たかった理由の1つにバッチさんのスマウグがあったのだけど、個人的にはそのシーンと同じくらい見ごたえがあって楽しかったのが、ドワーフ脱出大作戦! 指輪で身を隠して1人牢を逃れたビルボの活躍で、解放されたドワーフたち。お酒を飲んで眠り込んだエルフがいびきをかくのはちょっと似合わなくて違和感あったけど、彼らが寝込んでくれなきゃ逃げられないので細かいことはこの際よし!(笑) ビルボが考えた作戦は、樽に入って急流を下るというもの。みんなを逃がした後、うっかり川への入り口閉めちゃって、慌てるビルボの演技がかわい過ぎるマーティン! ホントにビルボそのもの。闇の森のエルフからは逃れられたものの、オークに襲われてしまうドワーフたち。激流にもまれながら戦う姿が笑える! もちろんホメてます! もう、楽しくて楽しくて! 水門でせき止められてしまった樽ドワーフたち。水門を開けるレバーを発見するキーリ。飛び移り必死で水門を開けようとするキーリに襲い掛かるオーク。なんとかレバーを動かすことに成功するけど、足にオークの矢を受けてしまう。これが後に重要ポイントに!
駆けつけたレゴラス、タウリエルとエルフたちの援護もあり、なんとか全員逃げ切ることができたけれど、タウリエルはオークがキーリの足に射ち込んだ矢には毒が仕込んであり、命が危ないことを知る。彼を救うために闇の森を出るタウリエル。恋するレゴラスは彼女を追う。まぁ、正直レゴラスがタウリエルを好きって設定はいらない気もするけれど、2人の異種間の恋にさらに障害が加わるのもありだし、LotRでレゴラスがドワーフに好意を持っていなかった理由付けにもなる。タウリエルがキーリのケガのことを知ることになったのは、生け捕りにされたオークをレゴラスとスランドゥイルが尋問したから。ほとんど表情を変えないエルフだけど、暴言を吐くオークに静かに怒り、首を撥ねるシーンのリー・ペイスの演技はよかった!
一方、樽ドワーフたちは、湖の町のバルドと出会う。バルドはルーク・エバンス。イケメン枠(笑) 彼の機転により湖の町に入ることが出来たドワーフたち。湖の町では統領が私腹を肥やし、これに抵抗し密かに活動するバルドを敵視していた。実は、このバルドは弓の達人で、彼の祖父がスマウグに一矢を浴びせ、首の後ろの鱗を剥がしたのだった! これ、多分LotRの原作「指輪物語」の元ネタの1つである、ワグナーの「ニーベルングの指輪」や、その元ネタである「ニーベリンゲンの詩」のジークフリートの弱点と同じ。不死身の身体となる水(だったかな?)を浴びたジークフリートは、その時背中に1枚の葉がついていたことに気づかなかった・・・ 無敵の強さを誇ったジークフリートだけど、敵にそのことを知られてしまい、葉によって隠れてた部分に矢を射抜かれて亡くなってしまう。と、続編である『ホビット ゆきて帰りし物語』のネタバレになっちゃうかもだけど(o´ェ`o)ゞ ただ、おそらく今作ではバルドの祖父GJとなるはずのその一矢は、龍を倒せなかったということで批難され、バルドたちも不遇な状況となっている。
この辺りちょっと理解しにくかったのだけど、よそ者であるということでドワーフたちは、湖の町の人々から追われていたのかな? 追い込まれたのは領主の館前。トーリンは領主と、はなれ山の財宝を湖の町と共有するので、自分たちを行かせて欲しいと話す。領主の館に押し寄せた、湖の町の人々を前に、熱く演説するトーリンがカッコイイ! リチャード・アーミテッジの良く響く低音は魅力的。不思議な髪形の領主はスティーブン・フライが演じていて、ムカつくけど憎めない(笑) どうやら、この国には古い言い伝えのようなものがあるらしく、正確な文言は忘れてしまったのだけど、ドワーフたちがはなれ山を取り戻そうとすると、湖の町が焼かれるという主旨の内容だった。それを思い出したバルドは、彼らの出発に反対するけれど、財宝に目がくらんだ領主は協力を宣言する。ここまでも、コミカルシーンを交えつつの、アクションシーン満載。この湖の町は、文字通り湖の上に築かれた町で、通路のようなもので家々が繋がっている。狭い通路などで繰り広げられるアクションシーンは楽しい。常にどんよりとした町の雰囲気もいい。これは後の伏線なんだろうな・・・
さて、いよいよ出発という段階になり、キーリの足の具合が良くないことが発覚! すでに顔色も悪く、息も絶え絶え。足手まといになるからとトーリンから、町に残るように言われてしまう。連れて行って欲しいと懇願するけれど受け入れられず、彼を1人残すことに強く反発した兄のフィーリと、年若い彼らの後見人的役割のドワーフも残ることになった。まだ13人の名前と顔が一致してないのです・・・ トーリンはドワーフの王となるべき存在だし、フィーリとキーリは甥っ子だからこそ、皆の足手まといになることをよしとしなかったのでしょう。それは、分かる。そして、きっとこの2手に分かれることには意味があるのだと思う。でもでも、ちょっとWikipediaで調べたら驚愕の事実が! あぁだから、今回フィーチャリングなのか・・・ フラグ立ったということ? キーリの容態はどんどん悪化、そんな状況の中オークが襲って来る。そこに現れたのがレゴラース!(アラゴルン口調で(笑)) そしてタウリエル。そうそう、言い忘れていたけどレゴラスといえばの、オークを使ったスケボーは今作もあります! キーリが心配なタウリエルは、レゴラス1人にオークを任せてキーリを探す。命からがら寝坊して遅刻したボフールが探してきた王の草を奪うように取り、エルフパワーを使って彼を救うタウリエル。LotR旅の仲間でアルウェンがフロドの命を救ったアレ! フロドが肩に負った傷は、アングマールの大王がつけたものなので、傷が完全に癒えることはなかったのだけど、キーリの傷はオークの毒なので、おそらく完治するのでしょう。でも、フラグが立ったのであれば(´ェ`)ン-・・ ただ、朦朧とした意識の中、タウリエルの姿を見た彼は、夢か現実かの区別がつかず、彼女に対する思いを語ってしまう。彼女の手に触れながらの、このセリフは王道ながらキュンとなる。胡桃の枕に寝ていたけども・・・
さて、はなれ山に向かったトーリン一行。秘密の扉の前に立つ。エルロンド父さんに解読してもらった月光文字によれば、秋の最後の光が鍵穴を照らすハズなのだけど、夕日が沈んでも鍵穴は発見出来ず・・・ チャンスは1回きり。諦めて山を降りていくトーリンたち。ビルボは諦め切れない。何か見落としているかもしれない。その時1羽のツグミが現れ、岩に木の実を打ちつけ始める。月光文字の最初の文言は「ツグミが叩く時・・・」ではなかったか? 大声でトーリンを呼ぶビルボ。声は届かない? そこに月光が射す。現れる鍵穴。鍵はトーリンがどこかに捨てるように落として去ったはず!ようやく見つけたのに、取り損なって崖から落としそうになる、鍵を踏みつけて止める足!トーリンたちが戻ってきたのだった。まぁ、分かりきっていることとはいえ感動。
トーリンがドワーフの王国エレボールを取り戻すためには、アーケンストーンを取り戻す必要がある。アーケンストーンはエレボールの地下にある財宝の山の中。でも、そこにはスマウグがいる! ビルボが忍びの者として同行することになったのは、スマウグに気づかれないように、アーケンストーンを取って来るため。いよいよ活躍の時が来たわけだけど、バーリンとのやり取りは意外にもコミカル。2人とも上手い。笑いを取る演技をくどくやるのではなくて、それぞれのキャラに合った演技をすることが、なんとも言えないかわいらしさを出している。もちろんPJの演出も上手いのだと思う。さて、地下に辿り着いたわけだけど、もう笑ってしまうくらいに黄金の山! この黄金の山は2Dの方が輝きがあったかな・・・ 3Dは全体的に映像は暗めの印象。いくらアーケンストーンが一目でそれと分かる輝きを放っているからといって、せいぜいソフトボール大の石をたった一人で見つけるなんて絶対に不可能!というツッコミはなしで! 当然見つけますから(笑) そして、バーリンがアップで「龍を起こすな」と念押ししたからには、当然起こす(笑)
個人的に意外だったのは、ドラゴンの造詣。日本人の感覚からすると、蛇のように胴体が長いイメージ。身体のわりに小さな手足がついていて、ひらひらと空を飛ぶ姿を想像してた。どちらかというと、巨大なトカゲもしくは恐竜のような感じ。飛ばない時には歩いたりする。今回、声を演じるのはバッチさんこと、ベネディクト・カンバーバッチ。お目当ての1つでもある。当初は声の出演のみの予定だったけれど、バッチさんの希望で竜の動きをモーションキャプチャーで演じたんだとか。自分も動いた方が演じやすいというのもあるけど、今作でも同役を演じているLotRのアンディ・サーキスのゴラム成功も大きいのかもしれない。撮影風景の動画を少しだけ見たけれど、這って歩くような動きだった。その時も別に違和感があったわけじゃないけど、スマウグの姿になってみると、なるほどと納得。日本のように神秘的な存在というわけでもないらしく、こちらも少しコミカルな印象。といっても、コメディタッチで演じたり、演出しているわけではない。その辺りがビルボのマーティン・フリーマンを含めて上手い! 2人のやりとりは若干長さは感じるものの、飽きてしまったりイライラすることはない。
ドラゴンが怒り出す寸前、逃げ出すことに成功したビルボ、駆けつけたトーリンと遭遇。ドラゴンが来るから逃げようと言うビルボに、アーケンストーンは手に入れたのかと詰め寄るトーリン。そんな場合じゃないと言うビルボに、さらに詰め寄るトーリン。たしかに、それを手に入れるためにやって来たのだし、ドワーフの王国を取り戻すためには不可欠なものだから、気持ちは分かるのだけど、ビルボの命よりも優先してしまっている感じは、権力と欲に捕らわれて王国を滅ぼしてしまった祖父と同じ過ちを、トーリンが犯してしまう危険性を表している。アーケンストーがどうなったかについては、今作では語られずに終るけれど、ビルボがハッキリ答えなかったということは・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
他のドワーフたちも現れて、脱出作戦練る。しかし、どんだけ広いんだエレボール。地下の迷宮。この映像はスゴイ! 3つのグループに分かれて撹乱しつつ、ドラゴンに見つからずに外に出られる扉に向かうが、扉は塞がれてしまっており、絶望的な状態・・・ このまま死を待つのはイヤだと奮起するトーリンとドワーフたち。悲壮な覚悟もドワーフたちの小さくてガッシリした体型ゆえか、どこかコミカル。そして、現れたのがエレボールの真髄、製錬所! 製錬所が息を吹き返すシーンは圧巻でありながら楽しくてワクワク! チビッコも喜ぶハズ。火を起こすためにスマウグをおびき寄せ、火を吐かせるなんて王道だけど拍手したくなる。エレボールの巨大さからしても、地下を埋め尽くす財宝の量からしても、その繁栄振りが分かるけれど、小さなドワーフたちの製錬所が巨大過ぎやしないかとも思ったり(笑) でも、これはやっぱりスゴイ! デブのボンブールが鎖にぶら下がるのが楽しい。トーリンの合図でビルボがレバーを引くと、液体が流れ出し、ドラゴンを襲う。苦しむドラゴン。煮えたぎった黄金が溝を流れていく。ドラゴンを大広間に誘い出せと指示を出すトーリン。溝を流れる黄金に板を使って乗っていくなんて、燃えちゃわないのか?とか、熱過ぎるだろうとか思ったりもするけれど、絵的には楽しいのでOK!
大広間に誘い込むことに成功したドラゴンは、湖の町を焼き払ってやると言い出す。町には行かせないと叫ぶビルボ。泣ける・・・ トーリンの大きな声が響く。トーリンが合図すると巨大なドワーフの戦士像が現れ、その型が外されると、さらに黄金のドワーフ像が! 今、黄金のドワーフ像を作ってどうする?!と思っていると、像が崩れて黄金が流れ出てきた(笑) 黄金を浴びるドラゴン。全身金色でキレイ! やった!! と思ったのだけど、ドラゴンの鱗はとても硬く、その身を守っている。ドラゴン死なず・・・ 怒り狂うドラゴンは湖の町へと向かい飛び上がっていく。舞い上がりながら黄金を散らす映像が美しい! 本物の復讐を見せてやると飛び立って行き、ビルボの呆然とした表情で終了・・・ えー?!ここでーー?!
イヤ、3部作だから途中で終ることはもちろん知っていたけど、前作では一応オチはついていたのに・・・ まさか、こんな感じで終ってしまうとは・・・ これで1年後は辛すぎます!!
キャストについては、記事の中にちょこちょこ入れたし、もうかなり長文なので割愛! ちょっとオーランド・ブルームの顔が四角くなっていたことと、せっかく華麗な戦闘シーンが用意されているのに、あまり華麗に見えなかったのが気がかり・・・ 13人のドワーフたちのキャラも分かりやすくなってる。といっても、まだ全員見分けがついてないけど・・・(o´ェ`o)ゞ
とにかく映像がスゴイ! どのシーンも中つ国! そして、これは是非3D HFRで見て欲しい! 前回来日時にPJがインタビューで答えていた通り、最初から3Dで公開することを想定して作っているので、3Dで見ることによって奥行きが感じられるように撮られている。画面の手前に枝とか、建物の一部が映っていたり、誰かが前を横切ったり・・・ HFRで上映できる映画館が限られているそうだけれど、できれば是非!
前作を見ていること前提に作られていて、特に説明的な映像もセリフもないので、今作だけ見ても分からないと思う。でもまぁ、いきなり今作から見る人もいないと思うので大丈夫かな(笑) 前作も楽しいので、今作見るために見てみるのもいいと思う! 前作見た方是非! 『ホビット』ファンの方、急いで----!!
『ホビット 竜に奪われた王国』Official site