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【cinema】『きいろいゾウ』

2013-02-27 02:28:01 | cinema
'13.02.20 『きいろいゾウ』鑑賞@楽天地シネマズ

見たかったのだけど、いろいろ重なってなかなか見れなかった。意外にも有楽町とか近場でやってないんだよね・・・ 楽天地シネマズで上映していることを知り、定時上がりで行ってきたー♪

*ネタバレありです! やや長文(o´ェ`o)ゞ

「出会って直ぐに結婚したムコとツマ。動植物と会話が出来るツマ。背中に大きな鳥の刺青があるムコ。それぞれ秘密を抱えていた。ある日、ムコ宛に届いた差出人名のない手紙が、2人の間に溝を作っていく・・・」という話で、これは感受性豊か過ぎる2人が夫婦になっていく話。良かった。ツマのキャラがダメという人もいるかもしれないけれど、個人的にはギリギリOK(笑) 正直、最初はダメかもと思ったけど、ツマの背景などが分かってくると、痛々しさやもどかしさを感じつつ、共感する部分もある。

見たかった理由としては、当blogで何度かご紹介したとおり、お友達のmigちゃんの弟さん片岡翔さんが脚本で参加しているから! ご自身でも映画監督をされていて『くらげくん』はPFFアワード準グランプリの他、7個のグランプリを含む13冠達成 かわいらしくてちょっと毒もある大好きな作品。翔監督ご自身も原作ファンという今作、楽しみにしてた。そして! もう一つ楽しみだったのは、お友達のmigちゃんがエキストラ出演していること! 見つけられるかドキドキ

最近話題の西加奈子さんの原作は未読。西さんの作品がということじゃないけど、例えば主人公の名前が無辜歩でムコ、妻利愛子でツマとか、ウケ狙いではないだろうけど、ちょっと"普通"であることをよしとしないような、個性の押し売りのような感じのする小説って苦手・・・ 実は、読んでみようと思い数ページ立ち読みしたのだけど、冒頭のカニのツマの不思議キャラぶりで挫折。時間がなかったこともあり結局買わずじまい。あくまで個人的な好みの問題です! 原作ファンの方ごめんなさい・・・ 冒頭シーンは原作どおり。カニがお風呂に浮かんでいると叫びながら全裸でムコさんのもとへ。うーん、ちょっと不安・・・ でも、2人でお風呂場へ行き茹で上がった小さなカニの画を見た時、小説で読んだとおりの画だったことに驚き、西加奈子さんが「エルムンド」に出演された時に語ってらしたことを思い出した。テレビ世代だからなのか、小説の題材になるシーンが画や動画で浮かぶそうで、この作品もカニがお風呂に浮かんでいる画が浮かび書き始めたのだそう。そう考えると、なんだか一つ一つのシーンがピタリとはまっていく感じがしてきた。

ツマの不思議キャラぶりが好きか嫌いかは別として、映画の冒頭としてのインパクトがあるのは間違いない。なにしろ、バックショットのみとはいえ宮崎あおいちゃんのヌードだし(笑) 2人が暮らしているのは三重県の田舎の築100年の古民家。ご飯もお釜で炊くような昔ながらの暮らし。よく言われる、田舎で自然に囲まれた生活こそが理想であり、都会での暮らしはストレスだらけだという考え方は好きではない。でも、見ていて癒されるのは確か。もちろん実際生活してみたら大変なこともあるのでしょうけれど・・・ 食事シーンでは何気ない会話が交わされるけれど、水着天気予報に注意が向いて、ツマの話にはうわの空のムコ。話を聞いてくれないことにちょっとふくれるツマ。この時点ではありがちな風景だけど、これは後の伏線。でも、会話することで癒される女性にとって、やっぱりうわの空でいられるのはちょっと辛い。自分も仕事で疲れた時は、人の話をうわの空で聞いちゃうことはあるので、男性の気持ちもとっても分かるけど、せめて少しはつきあって欲しいかも。洗剤が安かったとか、くだらないと思う会話であっても、中身じゃなくて会話をすることが重要。食卓の場面は繰り返し出てくる。2人の変化が良く分かるシーンとなっていて、使い方がおもしろい。食事はTVドラマ「高校生レストラン」(NTV)のモデルなった三重県立相可高等学校が担当したそうで、いわゆる普通の家庭料理でどれもおいしそう。

正直前半は、ツマの食事時のトマトの食べ方とか、ご近所のアレチさんから両腕を真っ直ぐ伸ばして回覧板を受け取る感じとか、内股で少し足を開いたたち方とか、不思議キャラ感がムリだと思う部分もあった。歯磨き中のムコさんと話ししながら庭に水をやるシーンは好きだったし、動植物と会話ができるという感じもダメじゃなかった。動植物と話せるというのは後の重要な伏線だと個人的には思っている。安藤サクラのブルテリアのカンユさんはよかった! カンユさんの名前の由来は何? 別にいいけど(笑) ムコさんは小説家。それだけでは食べていけないらしく、ケアハウスでバイトをしている。小説の売れ行きについては、後にムコが良好だというシーンがあるけど真偽の程は不明。ツマは専業主婦。2人とも関西弁を話すけど出身地は不明で、なぜこの家に住むことになったのかも不明。聞き逃したのかも? 後に語られるけど出会って直ぐに結婚してしまった2人は、結婚してからお互いのことを知っていくことになる。ムコがツマが心臓病で入院していたことを知らなかったことにショックを受けるシーンがあるけど、その辺りでさりげなく2人の感じを見せるのは上手いと思った。

ツマは子供の頃、心臓の病気で長く入院していた。一人ぼっちの寂しい夜、ツマは大好きだった絵本「きいろいゾウ」を読んでいた。月の光を浴び黄色い体になったゾウのお話。ツマは空想世界できいろいゾウと遊んでいた。ある日、きいろいゾウとの別れの日がやって来る。ゾウは普通のゾウに戻ってしまう。その翌日からツマは動物や植物と話せるようになった。多分、あることを象徴しているのだと思うけれど、それは後ほど・・・ 実はこの「きいろいゾウ」がムコとツマにとって深いつながりがあることが分かるのだけど、きいろいゾウの声が誰かってことを考えると、ファンタジー的なものとして受け取ってもいいだろうし、今現在ツマにとってきろいゾウはその人物なのだと考えてもいいのかも。個人的には後者だと思った。

ある日、ムコ宛に差出人名のない手紙が届く。怪しいといえば怪しいけど、直ぐにムコさんの昔の女性関係だと勘づいてしまうのが、女性の鋭いところであり悲しいところ。まぁ、男性からしてみたら厄介なんだろうけれど(笑) 気づかなければいい方がいいこともあるし、気づいてもさりげなく聞ければいいのだろうけど、夫婦だからって踏み込めない領域はある。だったら、話してくれるまでじっくり待てればいいのだけれど、なかなか簡単にはいかない。ということで、ツマは女性がやってしまいがちな「怒っています」という態度を取ってしまう。これ実際自分でもやってしまうことあるけど、いわゆる女子のカマかけ行動って、よっぽどそういうのに長けている人じゃない限り、99%男性には伝わらない気がする。もちろん怒っていることだけは伝わってるけど、何で怒られているのか分からない。分からないから何故怒っているのか聞く、そこでさっきの手紙は誰からだと聞ければいいけど、そもそもムコが悪いわけじゃないから怒るのも変、っていうか怒ってないし!ってなって言えない(笑) そもそも、その時点で言えるなら最初からさりげなく聞けるハズ。変に勘が鋭い分女性にはこんな葛藤があったりする。私だけ? だったらごめん

不機嫌なままのツマをなんとかしようと海へ連れ出すムコ。オレンジ色のオンボロ軽トラで海へ。海へ行くような空模様にも見えないけれど、それが2人の胸の内を表しているかのよう。何とかツマのご機嫌を取ろうと、テレビで見たピラミッド内のクフ王の像に当たる光の話をするムコ。それと同じ光景を昨日屋根裏で体験したと語るツマ。ムコにしてみれば何故クフ王の話と、屋根裏の話が結びつくのかが分からない。まぁ、分からないよね。見ている側は実際にツマが体験しているシーンを見ているから、ツマがクモの言葉を聞き、さらに光が当たったこの家に昔暮らしていた人々の写真に、何かを感じたことは分かる。それがツマにとってクフ王のピラミッドの神秘と同じなのは分からないけど(笑) で、当然のように理解できなかったムコに対しキレ始めるツマ。ダッシュボードに乗せていた足をバタバタさせてキレる姿がスゴイ! さすが宮崎あおい。感受性が豊か過ぎるツマは、自分の中に湧き出した感情をどう出したらいいのか分からない。感情を上手くコントロールできなくて、ムコに対して怒っているみたいになってるけど、多分自分に苛立っている。小さい子供がよくやる感じ。ツマが何歳設定なのか不明だけど、若く見積もって20代前半。それにしても子供っぽいというか子供のまま。厄介だけど、ムコは不登校の大地君に「(学校休みで)ええなぁ」と屈託なく言ってしまえるツマが好きなので仕方ない。無邪気なのと子供っぽいのとは違うと思うけれど(笑) ただ、ここで感情をぶつけたことで、2人の間の溝が少し埋まり、ムコは胸にしまっていた秘密のうちの1つをツマに語る。

ムコにはかわいがってくれた叔母がいた。いつも物を無くしてばかりいる(だったかな?)ので、ない姉ちゃんと呼ばれていたこの叔母をムコは大好きだった。ある日、辛い恋に破れたない姉ちゃんがムコの家にやって来る。ただならぬ雰囲気を察したのか、何故かその日彼女を拒否する態度をとってしまった少年の日のムコ。そして、ムコは近所の森で首を吊って亡くなっている、ない姉ちゃんを発見する。これは辛い・・・ ない姉ちゃんが自ら死を選んでしまったのはムコのせいではないし、あの日ムコが普通に接していても、ない姉ちゃんが今も生きているとは限らない。でも、自分を責めてしまうよね・・・ こんな形で亡くなったのではなくても、残された者にはもっと何かしてあげられたのじゃないかという思いは多かれ少なかれ残る。ムコはこの傷を癒すために、さらに大きな傷を負うことになった。それは後に語られる。

自分の傷を話すことは勇気がいることだけど、もう少しお互い感じたことを口に出してしまえば、簡単なことのように思うけれど、そうはいかないのが歯がゆいところ。気持ちは分かる。ツマはムコが大切なあまり「オンボロ車買い換えればいいのに」ことさえ言えないってことなんだと思う。でも、それが言えないから、時々爆発しちゃうわけなんだけど・・・ ムコにも同じような思いはある。ムコは毎日日記を書いている。小説が全く書けない日も日記は書く。そんな時ツマは寂しい思いをするけど、男の人は1人になる時間が必要なんだと思う。そして、小説家であるムコにとっては話すより書く方が上手く言葉が出てくるのかもしれない。その手段を持たないツマは動植物と会話をするのだと思う。ある時ツマが日記を読んでいることに気づいた時から、2人は少しずつ"会話"が出来なくなってくる。ムコはツマが読んでいることを知りながら日記を書き続け、ツマは読んでいることに気づいていることを知りつつ読む。夫婦の設定を変えればいろんな物語ができそうだけど、2人にとっては辛いものになっていく。ツマが読んだページに押し花を貼ったりするのは、気づいて欲しかったんだろうし・・・

会話の無い食卓は重い空気。相変わらずおいしそうだけど、全てが冷めて感じるから不思議。セロリの浅漬けボリボリボリボリ・・・ この感じ分かる(笑) 男性はどうなのか分からないけど、女性は段々イライラして腹が立ってくる。相手に対してとか、自分に対してでもなくて・・・ ムコは東京行きの話をする。気持ちは分かるがタイミング悪っ(笑) 小説の仕事だと言うけど、手紙の主に会いに行くことは誰でも分かる。真意は別として。そしてツマはキレる。ムコから食器を奪うようにして流しへ。水を流しっぱなしにするツマ。水を止めるムコ。流すツマ。止めるムコ。ツマはグラスを掴みムコの手を打ちつけ始める。どんどん激しくなりグラスが割れたら、小鉢を掴み打ち続ける。耐えるムコ。血が流れる。とうとう「ツマ!」と叫ぶムコ。ハッと我に返るツマ。このシーンはスゴイ! やっていいことだとは思わないけど、ツマをわがままとだとは思わない。感受性が強くて感情のコントロールができないだけ。感情のコントロールなんて誰だって簡単ではないけど、ツマの感情の激しさは厄介。でも、だから無邪気でいられるわけで、それが魅力でもあるのだけど・・・ ムコは痛いし辛い。だけど、ツマの方が断然辛い。常にこんな状態ならDVだけど、感情が爆発したわけだから、心が壊れそうな状態なのはツマ。だからムコは黙って耐えて受け入れた。潮が引くまで・・・

なんだかいつもツマが怒っていてムコが耐えてるみたいになっちゃってるけど、決してそうじゃない。ムコがツマに救われる時だってちゃんとある。ケアハウスで担当している患者さんが亡くなっていることに気づいたムコ。もう少し早く気づけば助けることが出来たのではないかと自分を責める。ない姉ちゃんを救えなかったことへの思いがよみがえる。子供のように泣きじゃくるムコを、コタツを乗り越えて抱きしめるツマ。ずっとずっと抱きしめ続ける。

そしてムコはツマとちゃんと向き合うために、過去を清算しに行く。この過去が・・・ 大学生の頃、ムコは画廊で個展を開く緑と出会う。ない姉ちゃんに似ていて、繊細であやうげな緑に惹かれていくムコ。緑には夫と障害を持つ娘がいた。毎日のように緑のアトリエに通い、背中に鳥の絵を描かれるムコ。2人の関係がどこまでなのかは不明だけど、夫にとっては許せるものではない。夫はムコを責め、緑が最後に描いた鳥の絵を渡す。それが背中の刺青。緑の絵には色がなかったけれど、ムコは色をつけて彫った。それは責任を負うという思いなのかも。不倫をいいことだとは思わないけど、ムコだけが悪いわけではない。むしろ、若いムコに重荷を負わせた緑のほうが罪深い気がする。まぁ、どちらが悪いという問題じゃないし、ムコが自分を責めるのは変わらないと思うけど。実は差出人の無い手紙は夫から。あの後、娘を亡くした緑。心が壊れてしまった妻を救って欲しい。うーん。ワラにもすがるっていう夫の気持ちは分かるけど、ムコとの別れで壊れたならともかく、全ては終わった後でのことだからねぇ・・・ 正直、女優さんが苦手な方だったこともあり、ちょっと違和感があって、この後ムコが体を張っての熱弁やその後の展開も、ちょっと取ってつけた感があったかなぁ・・・

ツマとムコ、緑と夫を含めて4組の夫婦もしくはカップルが出てくる。音読のミスを笑われたために不登校になってしまった大地と、複雑な生い立ちから孤独な洋子の小学生カップル。ただし、大地はツマに初恋中(笑) 毎日のように遊びに来るアレチさんと認知症の奥さん。それぞれ、相手に伝えたい思いがあるのに届かない、もしくは上手く伝えられないということを描きたいんだと思うけど、ちょっと多い気も。 幼い2人の感じは好きだった。

きちんと過去と向き合ったムコ。ツマとの出会いのシーンは好きだった。アニメっぽい画も好き。家で待つツマ。ずっと父親のように導いてくれた庭の木の声が聞こえなくて、1人で不安に押しつぶされそうになる。月に向かって「ムコさんを返してください」と言う宮崎あおいがスゴイ! そしてツマのもとに・・・ ここ原作と違うそうで、原作未読なので分からないけど、このファンタジーっぽい感じは好き。ツマの待つ家に帰ってきたムコ。以前のとおりの朝。カンユさんがやってくる。ツマは普通に話しているけれど、見ている側にはカンユさんの声は聞こえない。要するにツマは特殊能力のある人ってことではなくて、自分と会話してるってことだよね。二重人格ってことではなく・・・ 上手く言えないけど。こちらに聞こえなくなったってことは、ツマがそこに頼らなくてもムコと向き合えるようになったってことだと思ったんだけど、違うかな? まぁ、勝手にそう思っとく(笑)

キャストについては、もうずいぶん長文なので流し気味に(笑) アレチさんの柄本明は友達のようでもあり、父親のようでもあり、さすがの存在感。大地の濱田龍臣くんはラブレターがかわいかった。ちょっと背伸びする感じ。洋子の浅見姫香ちゃんは足が長くてビックリ! 生意気な感じがかわいくていい。声の出演が意外に豪華。カンユさんの安藤サクラおもしろかった。ソテツの大杉漣が抑えた演技で良かった。クモで高良健吾くん出ててうれしい そして主役2人。ムコさんの向井理はずっと食わず嫌いだった(笑) この役良かったと思う。繊細過ぎるムコさんを頼りなく思ったりしなかったのは向井理のおかげ。宮崎あおいはやっぱり上手い。不思議キャラがはまり過ぎちゃうかなと心配してた。初めの頃こそダメかもと思ったけど、いつの間にかツマの不安とか感情が上手くコントロールできなくて辛い感じに共感してた。厄介な人になりかねないツマに共感させちゃうのはさすが!

画が好き! ツマとムコが暮らす古民家は実際住むのは大変だと思うけど、1ヶ月くらい滞在したい(笑) タイルを埋め込んだテーブルとか、ちょっとずつかわいく暮らしている感じが好き。ほとんど音楽とか使ってなくて、気まずい食卓のシーンとか「シーン」って音が聞こえるくらい静か。そういうのも面白い。絵本「きいろいゾウ」の部分は西加奈子さんの絵でアニメになってる。コレ好き! その方がツマの切なさが伝わる。

2時間超とやや長めだけど飽きてしまうことなく見れた。セリフが良かった。特に上手く言葉に出来ないセリフ。翔監督らしさ出てたと思う。エンドクレジットにお名前見つけてちょっと感動

ちょっとファンタジーっぽい恋愛もの好きな方オススメ。宮崎あおい、向井理ファンの方必見!

個人的ミッションは無事完了! migちゃん無事発見!([+]Д・)

『きいろいゾウ』Official site


コメント (8)
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【cinema / DVD】『ヒューゴの不思議な発明』

2013-02-25 00:00:00 | cinema / DVD
・・・『ヒューゴの不思議な発明』・・・
『ヒューゴの不思議な発明』観了!好き好きー!!最初はベン・キングスレー怖過ぎと思ってたけど、それが後半に生きてくる。さすがの演技!お伽噺っぽい感じなのも好き!!オートマタの外見があんまりなのもイイw エイサくんと、クロエちゃんがカワイイ☆画が素晴らしい!! #映画 Posted at 05:01 PM



「最愛の父を亡くし、駅で時計係をしている飲んだくれの叔父に引き取られたヒューゴ。今は使われていない駅員の休憩室に隠れ住み、戻らない叔父に代わって時計のネジを巻き、食料を盗んで暮らしていた。ヒューゴにはどうしても完成させたいものがあった。そのため彼は構内のおもちゃ屋から部品を盗んでいた。ある日、店主の老人に見つかってしまい・・・」という話。これは好き! 昨年のアカデミー賞では作品賞ノミネート。マーティン・スコセッシ監督が監督賞を受賞したのも納得! ブロガーさんたちの評判も良くて、見たいと思っていたのだけど見逃してた・・・ これは、映画館で見るべきだったと後悔!

冒頭から映像がスゴイ! パリの街並みから駅に向かって飛行機に乗っているか、鳥になったかのような映像。この時点では人々や建物はとってもアニメっぽい。これって3D上映されたんだっけ? 3D前提だからなのか不明だけど、以降街並みなどはとってもアニメっぽい。ヒューゴがいる所のみリアルな映像になったりするけど、全体的にはアニメっぽいかな・・・ それが作品全体をお伽噺っぽくしてて、少年が1人で駅で暮らしているという設定すら、お伽噺のような感じにしている。この感じは好き。お伽噺っぽいからといって子供っぽいということでもない。

ヒューゴはおもちゃ屋の店主に部品を盗んでいたことを見つかってしまう。ポケットの中身を出すように言われ、しかたなく小さなノートを渡す。中には機械仕掛けの人形の設計図のようなものが描かれていた。驚く老人。誰がコレを描いたのかと尋ねるけれど、答えようとしないヒューゴ。強情な子供だと店主は怒るけれど、店主がそこまでノートを返さないのも頑固過ぎるだろうと見ている側は思う。この駆け引きも後の伏線となっている。

実はこのノートを描いたのはヒューゴの亡くなった父親。母親を早くに亡くしたヒューゴは、父親と2人暮らし。時計の修理店をしながら、美術館にも勤めていた父親は、ある日美術館の倉庫の奥から作りかけの機械仕掛け人形(オートマタ)を持ち帰る。2人で修理する楽しい日々。でも、ある日父親は美術館の火事で亡くなってしまう。叔父に荷物をまとめて一緒に来るよう言われたヒューゴは、唯一つオートマタだけを持って駅で暮らすことになったのだった。何故、ヒューゴがきちんと老人に話さないのかと若干イライラもしたけれど、父親との大事な思い出を壊されたくなかったのかもしれない。

ノートを返してくれない老人の後を追い、とうとう彼の家までついていってしまうヒューゴは、彼の養女であるイザベルと出会う。以後、彼女の協力と自分の粘りでヒューゴは老人の店でおもちゃ修理の手伝いをすることになる。頑固で笑顔なども見せない老人だけど、師弟というよりは祖父と孫のような雰囲気。てっきりこの老人が祖父なのだと思っていたら、なんとビックリな展開に!

イザベルと一緒に書店に通い、店主の老人と友達になったり、カフェのテラス席で飼い犬にじゃまされながらも、愛をはぐくむ老紳士と老婦人など観察したりしつつ、おもちゃ屋で働きながらオートマタ修理を続けるヒューゴ。駅には警備員がいて、その内の1人は獰猛な犬を連れた義足の男。孤児院で育った彼は、浮浪児は孤児院で育つべきとの考えから、ヒューゴを捕まえることに執念を燃やしている様子。そんな彼も花屋の娘に恋していたりする。ほとんどの場面が駅構内か、店主の自宅など数箇所で話が進む。でも2時間超なのに飽きてしまうことがない。朝、活気のある構内。人々がのんびり過ごす昼。夕方にはまた人々が帰ってきて、そして夜静寂に包まれる。そんな中、一生懸命オートマタを修理するヒューゴが健気でカワイイ。

修理が完成したオートマタを動かすには、ハート型の鍵が必要なことが分かる。実はこの鍵はイザベルが持っている。ご都合主義な気がしないでもないけど、この後もっとスゴイことが起きるので、別に気にならない。ハート型の鍵で動き出したオートマタが描き出したのは、父親が大好きだったジョルジュ・メリエスの『月世界旅行』の一場面。そこにジョルジュ・メリエスの名前を見つけたイザベルにより、おもちゃ屋店主こそメリエスだということが分かる。映画の父と呼ばれるジョルジュ・メリエスは実在の人物。映画でも紹介されていたとおり、そもそもは自分の劇場を持つほどの人気奇術師だった。リュミエール兄弟の活動写真を見て感激し、私財を投げ打ってスタジオを設立。斬新なアイデアを持って次々映画を製作。人気を得た。しかし、第一次世界大戦が勃発。終戦後、大きな悲劇を体験した人々には、メリエスの作風は受入れられなかった。メリエスは映画製作を辞め、自ら撮影したフィルムのほとんどを焼いてしまったというのも実際の話。おもちゃ屋店主をしていたのも事実。映画のラストではメリエスを讃える上映会が開催されているけど、これも実際にあったらしい。生活は苦しかったけれど、映画組合が施設を設立し、メリエス一家を入居させたため、晩年をここで過ごすことができたのだそう。この辺りのことは今作と併せて放送された、ドキュメンタリー映画で語られていた。このドキュメンタリー映画も当時の映像が満載でおもしろかった。

映画では失意の底にいるメリエスを立ち直らせようと、メリエス研究家の教授の力を借りて、『月世界旅行』を上映する。イザベルの養母は元女優でメリエスの作品の主演女優であることも分かる。これも事実。メリエスの作品はフィルムに手で彩色したカラー作品! もともとの映像にさりげなく養母を合成しているのがおもしろい。メリエスを傷つけてしまうのを恐れて、最初は上映に反対する養母。でも、見てしまえば楽しくてついつい笑ったりしてしまう。そこにメリエスが現れて、感動し昔の情熱を取り戻すのは、王道中の王道だけどやっぱり感動する。書き忘れていたけど、そもそもオートマタを作ったのはメリエス。彼にオートマタを見せようと、駅に戻ったヒューゴ。そこでまた一波乱あるのだけど、こちらも王道の中の王道で解決。ハッピーエンドとなる。

キャストも豪華。メリエス役はベン・キングスレー。気難しくて、ちょっぴり怖いけど、実は繊細で優しい心の持ち主である感じをさすがの演技で表現。苦手なサシャ・バロン・コーエンが警備員役。やっぱり、大芝居部分が苦手だったけど、彼はその生い立ちゆえ、自分が正しいと思うことをしているけれど、視野が狭い上に真面目なためやり過ぎてしまっているのだと思わせたのは良かった。父親のジュード・ロウも短い出演シーンながら、キッチリ印象を残す。ジュードも私生活ではお父さんだものね・・・ イザベルのクロエ・グレース=モレッツは安定の演技。クロエちゃん上手いのに全然嫌味がないのは何故なんだろう? ヒューゴのエイサ・バターフィールドはとにかく瞳の美しさが印象的。粘り強く、1人で生きる強さを持つ少年だけど、冒頭のメリエスとのやり取りなどは強情でイヤな子にもなりかねない。事実、メリエスはそう言ってる(笑) でも、そうなっていないのはエイサくんのおかげ。健気でカワイイ。そうそう! 個人的には書店の店主役でクリストファー・リーが出演していたのがうれしかった! すでに演技をしているのだか、いないのだかわからない独特の存在感。パリが舞台だけど英国紳士然とした佇まいがさすがリー様

画が美しく、そして楽しい! 迷路のように入り組んでいて、まるで一つの街のような駅構内がイイ。大人にとっては交通の手段に過ぎないけれど、ヒューゴにとってみればここは家であり、街なんだよなと思ったりする。メリエスの登場により、映画創世記を知ることが出来て映画好きにはたまらない! とにかく見ていて楽しくて幸せな気分になる。かわいくて、ちょっぴり辛くて、でも最高にハッピーになれる。見終わった後、甥っ子達に見せてあげたくて、即翌日の吹替え放送予約した(笑) 映画好きとしても大満足! さりげなくジャンゴ・ラインハルトとか出てくるのもニヤリ

お伽噺っぽいドキドキわくわくのファンタジー好きな方オススメ! 映画好きな方是非!!

『ヒューゴの不思議な発明』Official site


http://twitter.com/maru_a_gogo



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【cinema / DVD】『瞳は静かに』

2013-02-24 20:12:43 | cinema / DVD
・・・【HDD発掘鑑賞会②】『瞳は静かに』・・・
【HDD発掘鑑賞会②】『瞳は静かに』おもしろかった。ただ、軍事政権下のアルゼンチンのことが分からないので、大人達の関係とか活動などか分かりにくいかった。アルゼンチンでも若い人は分かるのかな?主人公の少年の瞳の美しさが印象的。彼はこの後どんな人生を歩むのか… #映画 #movie Posted at 07:53 PM



「1977年軍事政権下のアルゼンチン。8歳のアンドレスが主人公。両親は別居中で、母と兄と貧しいけれど楽しく暮らしていた。母の恋人は反体制運動をしていて、母にビラを預ける。勤務先の病院で、秘密警察による暴行を受けたと思われる女性患者を目撃し、動揺した母親は車に轢かれて亡くなってしまう。祖母の家で父と祖母の兄と暮らすことになったアンドレスは、大人の世界を見ることになる・・・」という話。

ザックリした感想はtweetどおり。アルゼンチン軍事政権下であるということはハッキリとは描かれない。舞台となっているのも地方の町。小さな世界で展開する。母親が預かったものについても、周りの大人達がドキドキしているだけで、幼いアンドレスには分からないという描写なのかもしれないけれど、見ている側にも伝わりにくい部分がある。多分、政治的にまずいことだろうと想像はつくけれど・・・ 夜中にアンドレスが窓から見てしまうリンチにしても、秘密警察による取締りなのだと知ったのは他の方のblogだったり・・・ ちょっと説明不足な部分もある。そもそも、あまり世界的市場を視野に入れて撮っていないのかもしれないけれど、アルゼンチンでも当時を知らない若い世代は分かるのかな? 知識として知っているのかしら?

とはいえ、無邪気だった少年が大人の汚い部分や、美しく優しかった母の女の部分を知り、大人になりきれず息子に対して愛情表現できない父親に反発し、優しいけれど厳格な祖母を疎ましく思っていくのは分かる気はする。そして、それがとんでもない方向に行ってしまうのは、映画としてはおもしろい! 父親が大人になりきれないもの、要するにこの祖母なんだよね・・・ もちろん、祖母が悪い人なわけではないのがまた厄介(笑)

祖母役のノルマ・アレアンドロは見たことあるなと思ったら『最終目的地』のセレブ・マダムの人だった。アンドレスのコンラッド・バレンスエラくんは、映画初出演だそうで600人の中から選ばれた逸材。とにかく瞳の美しさが印象的。初めは無邪気でキラキラしていた瞳が、最後はとって恐ろしいことになる・・・ タイトルに瞳が入っているのは邦題で、原題は『アンドレスはシエスタなんてしたくない』だけど、やっぱり瞳が重要なんだと思うので、よくぞオーディションを受けてくれましたという感じ(笑) 原題だと長いし、分かりにくい気もするけど、シエスタをしたくなかったから、いろいろ垣間見ちゃう話なので、原題のままの方がいい気がするけど・・・

アンドレスはあの後どんな人生を送るんだろ・・・ そう思わせたラストは好き。

『瞳は静かに』Official site

http://twitter.com/maru_a_gogo


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【cinema / DVD】『人生はビギナーズ』

2013-02-24 00:00:00 | cinema / DVD
・・・【HDD発掘鑑賞会①】『人生はビギナーズ』・・・
【HDD発掘鑑賞会①】『人生はビギナーズ』じんわり感動。よく考えたら重いテーマを、ちょっとファンタジーっぽいフワフワ感で描いているのがいい。クリストファー・プラマー素晴らしい!個人的には間借人の方がグッときたけど、オスカー受賞は納得!!アーサーがかわい過ぎ!! #映画 Posted at 07:47 PM



「母親を亡くした直後、父親からゲイであることをカミングアウトされたオリヴァー。しかも父は末期のガン。ショックを受けた彼は、あるパーティーで女優のアナと出会う。一歩踏み込むことに臆病なオリヴァーは、アナに惹かれていくが・・・」という話。おもしろかった。マイク・ミルズ監督は重い話をポップな映像で見せている。苦手と感じる人もいるかもしれないけれど、個人的には好きだった。マイク・ミルズ監督の作品は『サムサッカー』しか見てないけど、あれも割りと好きだった。

母親を亡くしたばかりだというのに父親が末期ガンで、さらにゲイだという事実を知らされるなんて、いくら38歳だからといって普通でいられるわけもない。約40年間自分と母親をだまし続けたのかと怒りもわいてくると思う。父親がカミングアウトしたのは余命わずかだと知ったからで、残りの人生を悔いなく生きたいと思ったから。その部分も含めて自分勝手だと思うところもあるけれど、気持ちはよく分かる。後から考えれば、これは父親からのオリヴァーへのメッセージだったのだと思うし・・・

オリヴァーはデザイン会社に勤めているのかな? いつもイラストのようなものを描いている。それが彼の心情を表していて、おもしろいし分かりやすい。38歳の男性が例えば友人などに話していたら、しっかりしてよと思ってしまうような内容だったとしても、実際心には浮かぶ不安や不満なわけで、共感する部分もあって、この見せ方は好きだった。イラストがポップでカワイイのもイイ。もちろん彼には友人もいて、何かと心配してくれる。この友人の男性があまり目立たないけど、とってもいい人なのも個人的にツボ。アーサーとのくだりが特に好き(笑)

そしてオリヴァーはある仮装パーティーで女優のアナと出会う。この出会いもかわいくて好き! 喉を痛めて医者から喋ることを禁じられていた男装のアナと、フロイトに扮したオリヴァーの患者として筆談する。彼女に好意を持つオリヴァー。アナの豪華なホテルの一室で楽しい時を過ごす。父親との関係に悩む彼女を大切にしたいと思いつつも、自信が持てず一歩踏み込めない。そして、結局逃げてしまう。

父親には男性の恋人が出来る。病室にも毎日のように訪ねて来る恋人に幸せそうな様子。そして、最終ステージに進んだガン。これ以上の治療は苦痛を与えるだけとの判断で、自宅に戻ることになる。初めて父親の本当の姿を知り、きちんと向き合う親子。同性愛者に対して今ほど理解のなかった時代、父は精神科医にかかったりして"普通"になろうと努力し、悩んでいた。そんな時、オリヴァーの母親からプロポーズされた。彼女はゲイであることを承知で結婚したのだった。彼の"病気"を直せると思っていた。でも、お互い努力したけれど、結局ゲイであることは変わらなかった。それでも、父は人として母親を愛していたことは間違いない。時代が違うということもあるけど、愛している人がゲイだった場合、たとえ理由はどうであれ男性としての夫を求めてしまったら不幸だよね・・・ 母もそこは分かっていながら、いつもどこか寂しかったのだと思うけれど、これもまた愛の形だとは思う。その辺り、わりとサラリと描いているのはよかった。

父がカミングアウトして、積極的にパートナーを探したのは、自分のためだけではなくて、オリヴァーに対して自信をもって恐れずに進めってことが言いたかったのだと気づく。父の生き方から勇気を貰ったオリヴァーはアナのいるNew Yorkへ向かう。結局、行き違ったりするのだけど、このオリヴァーの必死さも素敵。かっこ悪いけど愛おしい。いくつになっても自分に自信なんか持てないし、映画の主人公みたいに軽やかに恋したり、さっそうと困難に対処したりなんか出来ない。悩んだり、苦しんだりして当たり前だし、かっこ悪くていいんだってことを、ポップにサラリと見せてて良かった。タイトルにもつながる。

父親の飼い犬だったアーサーがかわいい! すごい寂しがり屋で、いつもオリヴァーの近くから離れない。アナと出会ったパーティーにも寂しがって鳴くので置いて行けず、結局連れて行ってアナと話す間友人にずっと抱っこしてもらってた(笑) もちろんアナと会う時もいつも一緒。オリヴァーは時々アーサーにツッコミ入れられたり、背中を押されたりする。もちろんそれは自分自身の言葉なんだと思うけど。

キャストはみんな良かった。ユアンはこういう役やらせたら上手い。ちょっとイライラするところもあるけど、なんだかとっても共感してしまう。アナのメラニー・ロランがかわいい。あのふわくしゅヘアはブロンドで、小顔だからこそ合うんだよね・・・ 黒髪だと重くなっちゃう。ちょっと不思議キャラでもあったけど、とってもコケティッシュに演じていたと思う。そして、なんと言っても父親のクリストファー・プラマー! この役でアカデミー助演男優賞獲ったけどさすがの演技。最初は、なんて父親だと思わせておいて、実は自ら実践することで息子に勇気を与えたいんだと、特に説明がなくても納得してしまう説得力。素晴らしい!

画がポップなんだけど、どこか暗くて寂して好き。ちょっとヲタクっぽいというか・・・ アナの豪華なホテルの部屋も好きだけど、New Yorkの部屋がカワイイ! あの部屋住みたい。電話でアナが素敵だと言ってたバスルームが見たかった・・・

家族愛や恋愛物お好きな方オススメ! ユアン・マクレガー、メラニー・ロラン好きな方是非! クリストファー・プラマー好きな方必見!!

『人生はビギナーズ』Official site

http://twitter.com/maru_a_gogo


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【Agatha】2013.02.22 猫の日のアガサ

2013-02-23 00:00:00 | Agatha
【猫の日のアガサ】
【猫の日のアガサ】本日2.22(にゃんにゃんにゃん)で猫の日ってことで、アガサとハグしたかったけど、寝てたのでおあずけ… 起こしてごめんにゃ(=・ω・=)にゃ~☆ http://t.co/bgIbhKPcev Posted at 07:30 PM


【猫の日のアガサ】

【猫の日】こんなふうに薬飲んでくれたら楽なのにな? #猫の日 http://t.co/KdxYxjAa6R Posted at 07:32 PM


こんな風に飲んで欲しい!

たいした記事ではありませんが、一応猫の日記念ってことで! この日の記事はアガサの毛の色♪ ロシアンブルーだけど、毛はグレーだしw

http://twitter.com/maru_a_gogo


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【動画】メリル・デーヴィス & チャーリー・ホワイト FD 「オペラ座の怪人」

2013-02-22 22:06:22 | 【動画】figure skate

【動画】メリル・デーヴィス & チャーリー・ホワイト FD 「オペラ座の怪人」


「devis white phantom」の画像検索結果


YouTubeからオススメされた♪
バンクーバー・オリンピック・シーズンオのFDは「オペラ座の怪人」だったんだね~

この動画はオリンピックのではないけど、これ素晴らしい!!
鳥肌立った!

MOTNはマイケル先生かな?


Davis & White FD Phantom of the Opera 2010



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【Googleのロゴ】エドワード・ゴーリー生誕88周年

2013-02-22 00:11:02 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



エドワード・ゴーリー生誕88周年!
すみません・・・ どなたでしょう?

毎度のWikipediaによりますと・・・

エドワード・ゴーリーはアメリカの絵本作家。シカゴ出身。
道徳や倫理観を冷徹に押しやったナンセンスな、
あるいは残酷で不条理に満ちた世界観と、
徹底して韻を踏んだ言語表現で醸し出される深い寓意性、
そしてごく細い線で執拗に描かれた
モノクロームの質感のイラストにおける高い芸術性が、
「大人のための絵本」として世界各国で熱心な称賛と支持を受けている。

のだそう・・・ そのままコピペ(o´ェ`o)ゞエヘヘ

BW舞台「ドラキュラ」の衣装・セットデザインを担当、
1977年のトニー賞を受賞している。

ジョージ・バランシンの熱心なファンだったそうで、
ニューヨーク・シティ・バレエ団の公演は欠かさず通ったとのこと。

子供の頃から猫好きで、生涯猫と共に暮らしたそう。
だからロゴが猫なんだね

検索画面もほぼ同じ



Happy Birthday


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【Googleのロゴ】ニコラウス コペルニクス生誕540周年

2013-02-19 00:11:16 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



ニコラウス コペルニクス生誕540周年!
540周年てスゴイな∑(*゚ェ゚*)

コペルニクスはもちろん知ってる! 地動説の人だよね?
たしか以前クラクフで銅像を見たような・・・

一応、毎度のWikipediaで調べてみた(笑)

ニコラウス・コペルニクスはポーランド出身の天文学者。
当時主流だった地球中心説(天動説)を覆す、
太陽中心説(地動説)を唱えた。
これは天文学史上最も重要な再発見と言われている。

天文学者の他に知事、長官、法学者、占星術者、医者でもあった。
(長官って何の長官?!)
1,000ズウォティ紙幣に肖像画が使われていたとのこと。

ちなみにポーランド語名はミコワイ・コペルニク
あれ?(o゚ェ゚o) 全然違うね(笑)

今回の検索画面のロゴは同じだった



Wszystkiego Najlepszego w Dniu Urodzin!


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【cinema】『ゼロ・ダーク・サーティ』(試写会)

2013-02-14 03:18:52 | cinema
'13.02.07 『ゼロ・ダーク・サーティ』(試写会)@よみうりホール

yaplogで当選。いつもありがとうございます! 重そうだし難しそうだと思いつつ、ジェシカ・チャステインなので見たかった! でも、試写会じゃないと見なくなっちゃう気がして、バレエのお稽古サボって行ってきたー♪

*ネタバレありです! 作戦の核心部分にも触れています!!

「2001年9月11日のアメリカ同時多発テロから2年、アルカイダの首謀者であるオサマ・ビンラディンの行方を追うCIAは、いまだに成果を挙げられずにいた。そんな中、派遣された女性分析官マヤ。10年に及ぶ歳月の中、親友を失い命の危険を感じながらも、狂気にも似た執念で追い詰めていく・・・」という話で、実話ベース。おもしろかった! どの程度、実話なのかは不明だけど、まるでドキュメンタリーを見ているかのようなリアリティ。そこ見せちゃっていいの?というところまで出てくる。約2時間40分と長いけど、全く飽きることなく一気に見てしまった。

冒頭9.11から始まる。映像は無く音声のみ。助けを求める人々の声で、あの時の惨状を伝える。実際にはアルカイダとアメリカの関係は、もっと以前からいろいろあったわけだから、ここから描くってことの不公平感みたいのはあると思うけど、あくまでマヤが闘ったのは"テロ"を阻止したいからなのだということなのだろうと理解。実際の音声を使ったとは思えないけど、どうなんだろう? かなりリアルで聞いているのが辛くて涙が出た。アルカイダとアメリカの間にどんな確執があったとしても、テロによって奪われるのは罪なき人々の命。それは9.11だけに限ったことではない。やっぱり阻止しなければならないと思うし、それには首謀者を捕まえなければと思ってしまう。この導入部の効果はあると思う。

9.11から2年後、新人分析官のマヤがCIAイスラマバード支局に赴任する。アメリカ大使館内にあるCIAビンラディン追跡班で、そこではアマルという男に対する拷問が行われていた。チラシに載っていた軍事ジャーナリスト黒井文太郎氏の文章によると、当時CIAは"ブラックサイト"と呼ばれる秘密収容所を少なくとも8カ国以上に設置し、捕縛したテロリスト容疑者を偽装民間機で移送し収容、米国内では違法となる可能性のある拷問まがいの方法で、拘束者から情報を引き出していたのだそう。このアマルというのはアルカイダの中でも比較的大物である人物の甥。彼から聞き出したいのはビンラディンに繋がるであろう側近の情報。この時点ではその存在すらつかめていない。後に問題となり、拷問まがいの尋問はできなくなるのだけど、これはかなり酷い。タオルを顔に被せ、上から水を注ぎかける。アマルは息をすることが出来ない。それでも口を割らないアマル。両腕を吊られて放置されても、小さな箱に押し込められても、何も知らないと言い張る。最初は拷問に顔をしかめていたマヤも、相手に面と向かって詰問するまでになっている。とはいえ、冷血だと噂されていただけあって、ほとんど動揺することはなかったのだけど。どんなに痛めつけても根を上げないアマルに、担当官のダンは疲弊する。いくら仕事とは言っても、相手を拷問し続けるのは相当なストレスだと思う。マヤが作戦の変更を提案し、食事をしながらのインタビュー形式にすると、アマルは話始める。側近の名前はアブ・アフメド。もちろん偽名。アラブ系の名前に詳しいマヤは、偽名を即座に見抜くものの、アマルもそれ以上のことは知らなかった・・・

と、こんな感じでわずかな情報は得るものの、成果が上がらないという状況が続く。ほんの少しのヒントや進展のあるエピソードが描かれて、数年後に話しが飛ぶ。都度、"2年後"などのクレジットが出るので混乱してしまうことはない。マヤや同僚達と一緒にイライラしたり、ガッカリしたりするけど、それが後に生きてくる。ただ、個人的には中東系の名前が覚えにくかったことと、アルカイダの組織的なことが分かりにくかったため、マヤ達には当然分かっていることが、よく分からないまま進んでいるという状況があったことは事実。まぁ、自分の勉強不足だし、そもそもCIAのエリート分析官に分からないことが、分かるわけないのだけど(笑) いちいち理解していく必要もないのかもしれないけれど、一応謎解きの要素もあるのだと思うので、見ている側にも知識があればおもしろさが違ってくると思う。自身は2005年7月7日のロンドン同時爆破事件も、そういえばあったと思い出すようなレベルで、マヤと同僚ジェシカが唐突に豪華なレストランで食事をするシーンが出てきたなと思ったら、2008年9月に起きたイスラマバードのマリオット・ホテル爆破テロ事件だったという呑気さ(o´ェ`o)ゞ 死者54名、負傷者266名という大惨事なのに。でも、日本にいるとねぇ・・・ モデルとなった分析官も実際に巻き込まれたのかは不明だけど、この見せ方は上手いと思った。

約10年間を2時間40分で見せるわけだから、当然はしょることにはなるわけで、数年単位で話が飛ぶことは前述したとおり。その間、先輩のダンが心身ともに疲弊し中東を去ったり、上司がカイル・チャンドラーからマーク・ストロングに変わり、赴任当時は埃だらけで殺風景だったマヤのオフィスも、シャレてこそいないけれど本国のそれと変わらぬクオリティにはなっている。マヤの外見に関しては10年の歳月は感じなけれど、彼女の内面には変化が生じている。冷血で友人もいなかったマヤにも、同僚ジェシカという親友ができる。最初、このジェシカはマヤに対してライバル心を持っているというか、よく思っていないような感じがしていたのだけど、考えすぎだったのかな? マリオット・ホテル爆破事件では2人で食事中に巻き込まれてしまうけれど、事件を描くためのあえての設定かなと思ったくらい、親友感はなかった気がしたのだけど・・・ まぁ、最初は快く思っていなくても、お互いの能力を認めれば仲良くなることはあるだろうし、常に危険にさらされているような状況で、日本の平和なOLちゃんの親友観が当てはまるわけでもないし、そもそも人それぞれだし・・・ と、前置きが長いのだけど、ようするにこの親友ジェシカが2009年12月に起きたチャップマンCIA基地自爆テロ事件に巻き込まれて命を落とす。このシーンの見せ方はわりと王道。ジェシカは大物と会えることに興奮していて、警備を解くことを懸念する兵士達にも耳をかさない。これは特別なのだと主張し強行してしまう。そして悲劇。彼女は3人子供の母親だった。

この自爆テロは実際に起きているし、7名のCIA要員が死亡しているのも事実。ジェシカのモデルとなった同僚の女性もいたのかもしれないけれど、マヤ(のモデル)と親友だったのかは不明。blogを含む一部サイトにはマヤのモデルとなった女性の名前が載っているところもあるけれど、CIAが彼女の名前を必死で隠しているのは、NBCネットワークの「TODAY」が報道したように男尊女卑で冷遇しているから(←真相は不明)という以前に、命の危険があるからなのでしょうから、当blogでは記載は避けることにする。映画によると一度リストに載ったものは、一生暗殺対象者だそうだけれど・・・ ということで、前述のマリオット・ホテルの件についても同様に、2人が親友であり、事件現場に居たのか不明だけど、そうした方が見ている側にとっても親切だと思った。若い女性が"仕事"とか自ら信じた"正義"ってことだけで突っ走るには、あまりに大きな敵であることは、見ている側にとって現実味がなくなってしまう場合があるけど、親友を殺されたことからより拍車がかかるっていうのは、共感できる部分が生まれる。もちろん、それなしで突き進む感じもおもしろいと思うけれど・・・

10年の間にCIAの内部でもビンラディンは既に死亡しているのではないかという空気が流れている。そんな中、一人の女性分析官からある情報がもたらされる。マヤに憧れて中東にやって来たというこの女性が見つけたのは、ある人為的ミス。アブ・アフメドの本名はイブラヒム・ザイードで、8人いるの兄弟はみな良く似ていた。実は、CIAはビンラディンの側近であるアブ・アフメドの写真を入手していたのだが、捕虜の1人が語った自分が遺体を埋葬したという言葉を信じ、死亡したものとしてしまい、その後の調査で見逃していたのだった。死んだのは兄弟のうちの誰かで、彼は生きているのではないか? そこから話が動き出す! 母親の家の電話番号を入手。彼が携帯電話を入手したことを知れば、その周波数(だよね?)を探知して、彼の車を特定。そこから、アボッターバードの豪邸を突き止める。ここはおもしろかった! 混雑する中東の街中で、白の高級車を乗り回すザイード。用心のため移動しながら電話をしているため、なかなか発見できないイライラを、中東の人々がごちゃごちゃと歩く姿を見せることで、見ている側の気持ちも煽る。ザイードの車が走り出す。各地に配置した人々から、次々通過したという連絡が入る。この際、あの中東独特の服装で、ボーッと道端に座っていると、まさか彼らがCIAのために働いているとは思えないのも面白い!

ザイードが豪邸に住んでいることはつかんだものの、そこにビンラディンが潜伏している確証はない。ビンラディンの潜伏先としては、山間部などの何もない場所か、都市部なのではないかと考えられていたそうで、未だに彼の指令を受けたと思われるテロが起きていることを考えれば、都市部にいなければ組織を動かせないのではないかとマヤは考えていた。アボッターバードは彼女が考える条件に一致している。周囲を3~5mの高い塀に囲まれた屋敷を、衛星映像(?)で監視する。男性が2人、女性が3人居ますと言われて映像を見せられるけど、さっぱり分からない(笑) 洗濯物などから推測しているそうだけど、これも・・・ さすがプロ。で、男性2人、女性3人という組み合わせで暮らしていることは中東では考えられないそうで、もう1人男性がいるはずだということになる。めったに外に出ない1人の男性が確認される。用心深く木の下しか歩かないこの男性こそビンラディンなのではないか・・・ みなの胸にもその思いが広がるけれど、確証はない。上層部からのGOサインが出ないまま時間だけが過ぎていく。苛立つマヤが上司の部屋の窓ガラスに経過した日数を毎日書き換えていくのが笑えるシーンにはなっているけど、さすがに100日を超えると見ている側もイライラしてくる。長官がやって来て会議が開かれる。上司や先輩のダンは、30~60%の確率だと言うけど、マヤは100%だと言い切る。そして「カナリアを投下する」とGOサインが出る!

カナリアとはネイビーシールズ・チーム6(通称:DEVGRU)隊員のこと。毎度のWikipediaによると、ネイビーシールズとはUnited States Navy SEALsのこと。SEALsはSE=Sea、A=Air、L=Landを表していて、Seal=アザラシとかけているのだそう。何故アザラシ? アメリカ海軍の特殊部隊で、水中戦を得意とする。任務は通常2~4人、1小隊は14~16人。混同されがちな海兵隊とは任務も性質も異なる。中東地域担当はチーム3(極東アジアはチーム5) 本部はバージニア州バージニアビーチリトルクリーク。海軍もしくは沿岸警備隊のいずれかに所属していて、アメリカの市民権を有する17~28歳の男性で、ASVABテスト合格者が入隊条件とのこと。彼らの活躍についてはWikipediaで見ていただくとして、精鋭中の精鋭部隊であることは間違いない。彼らの前に立ち、今回の作戦を告げるマヤが男前! ビックリしたのは彼らが集められたのがエリア51だったこと! しかも、彼らに用意されたのはステルス・ヘリ。っていうのかな? エリア51ってあのエリア51だよね? 宇宙人研究が行われていると噂されていることでも有名だけど、現在はステルス戦闘機の開発を行っているのでなないかと言われていて、極秘中の極秘なんだと思ってた。撮影は一切禁止で、不審行動をとると警告なしで発砲されるって聞いたことがある気がするけど・・・ ヘリが格納されている倉庫しか映ってなかったし、もちろん本物のエリア51で撮影しているわけではないと思うけど、ここにステルス機があるって言っちゃっていいの?とビックリしたけど、あまりその問題に触れている記事見かけないから大丈夫なのかな? まぁ、そんなに詳しいわけではないので、取り越し苦労なのかもしれないけれど(笑)

前置きが長すぎるわけですが、2011年5月1日0:30am(Zero Dark Thirty)作戦決行! このシーンを見ている間はホントに複雑だった。ビンラディン潜伏先にたどり着くまでは、不謹慎ながらわくわく感を感じつつも、マヤたちがいくら頑張っても作戦の成功はこの人たちにかかってるんだなとか考えて、頼もしく思ったりちょっと複雑だったりしてたけど、彼らが到着してからの映像がホントにリアル。まるで自分も作戦に加わっているかのような感覚。当然、反撃もあるわけで、突入する側も命がけ。命がけでこんな仕事をする人たちってどんな精神状態なんだろう。これは映画だから撃たれた人も死んではいないわけだけど、実際はビンラディン本人を含めて5人が亡くなっているんだよね・・・ 自分の中では人を殺すことなんて考えられないけど、この人たちは仕事としてそれをしている。そのことを考えるとちょっと感慨深い。暗視カメラの見えにくい映像が、いっそう自分も参加している錯覚を起こす。この豪邸では22人が生活していたそうで、ビンラディンの息子や孫もいる。怯える子供達にさすがに訓練されている隊員たちも、戸惑いを見せる。もちろん、それで乱れてしまうことはないのだけど、子供は守ろうとする姿に感動すると同時に、この子供達にとってはテロリスト達は父であり、祖父だったのだと思うと複雑な気持ちになる。罪を憎んで人を憎まずというけれど、さすがにビンラディンにより失われた多くの命を思えば赦せるものではない。でも、誰かの大切な人であったことは間違いないわけで、そう考えるとやりきれない。ビンラディンを最初に撃った兵士が、あまりに重要人物なだけに動揺してしまうけれど、その気持ちも良く分かる。重要人物だろうが人を殺して平気でいられるわけはないと思うし・・・

作戦は無事成功。前述したとおりビンラディン本人を含む5人が殺害された。実際はどうだったのか不明だけど、ビンラディン殺害後も歓声などは一切上がらず、粛々とパソコンなどの資料を押収していく。遺体を収容しヘリでバグラム空軍基地に戻るネイビーシールズ隊員たちの顔には、重大な任務をやり遂げた達成感も、高揚感もないのが印象的。基地内で遺体を確認したマヤは、一人軍用機内で涙を流す。彼女の胸に去来したのは、もちろん安堵感など様々な思いだろうけれど、その表情からこの作品が伝えたかったのは"虚しさ"なんじゃないかと個人的には思った。実際自分が感じていたのも虚しさだったので。"正義"って何だろうっていうか・・・ イヤ、もちろん世界中でテロ事件を起こしていることに関して、これを阻止することは間違いなく正義であって、いくら彼らがジハード(聖戦)だと言っても、何の罪もない人々の命を奪うことは許されないわけだから、マヤたちのしたことが間違いだと言うつもりはもちろんない。でも、国際的に指名手配された犯罪者ビンラディンもアルカイダ側からみたら正義の人なんだよね・・・ 信じてることが違うから、それは単なるテロ行為ですと説明しても、彼らにとってはジハードなのであって、それも含めて"正義"なのだし。妻にとっては夫であり、子にとっては父であり、孫にとっては祖父であり・・・ でも、テロで犠牲になった名もなき人々だって、誰かの大切な人だったし、夢があったはず! とか、いろいろ考えてたら何が正しくて、何が正義なのか分からなくなってしまった。イヤ、頭では分かっているけど、視点が違えば答えも違ってくるし、その相容れなさに虚しさを感じるということが言いたいわけです。

役者さんたちの演技がスゴイ! 先輩ダンのジェイソン・クラークは『パブリック・エネミーズ』に出てたみたいだけど覚えていない。拷問まがいの尋問で自らも疲弊していく感じを自然に演じていたと思う。ジェシカのジェニファー・イーリーはマヤの親友でありながらも、少しライバル心をのぞかせる感じがよかったと思う。彼女が大手柄だと舞い上がってしまったのは、意識していたかどうかは分からないけど、そういう部分はあったと思うので。マヤにつつかれて板ばさみとなる管理職2人。ジョゼフ・ブラッドレイのカイル・チャンドラーと、ジョージのマーク・ストロングもよかった! マーク・ストロングは出てるの知らなくてビックリ! マーク・ストロング好きなのでうれしい そして、マヤのジェシカ・チャステインが相変わらず上手い! 『ツリー・オブ・ライフ』『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』と、テレビドラマ「オリエント急行殺人事件」しか見てないけど、毎回全然違う。顔つきから違うからスゴイ。マヤは分析官としては優秀かもしれないけれど、理想的な人物でなない。暴走してしまう可能性もあるし。孤独だし・・・ モデルとなった女性分析官がNBCの報道のように冷遇されているのには、本人の激しい気質や、同僚に対するライバル心むき出しの態度にあるとも言われているそうで、たしかに映画の中の重要な局面ではあの激しさも必要だとは思うけど、デスクワークとかしててあの気性だと回りも辛いかも(笑) と、そういう欠点にもなりうる、彼女の激しい気性を、この気性があったからやり遂げられたと見せたのはさすが! 真相は知らないけれど、監督のキャスリン・ビグローが映画化したいと思ったのは、分析官が女性だったからじゃないかなと勝手に思っている。女性だからこそ突っ走れる、最後の最後で肝が据わるってことあると思うので、その辺りのことをきちんと演じていたと思う。ラストの表情で、この映画が言いたかったことを表していると思うので、この演技は見事。

もちろん映画的演出やウソも含まれていると思うけれど、とにかく全てがリアル。見ている側にもマヤたちと同じく憤りや、苛立ちを感じさせるのがスゴイ。アメリカ側から描いているから、ビンラディンやアブ・アフメドは容疑者で敵だけど、観客をそういう風に誘導したりはしていない。なにより、アメリカ万歳!じゃなかったのが良かった。ラストのマヤの表情を見て感じたことが、見た人それぞれの映画や事件に対して感じたことなんだと思う。決して結論を委ねているわけではないけど、その終わり方もよかったと思う。危険も孕んでいるとは思うけれど・・・

CIAなど諜報活動モノ好きな方オススメ! オサマ・ビンラディン殺害の真実を知りたい方必見! ジェシカ・チャステイン好きな方是非!

*ウサマ・ビンラディン、ビンラーディンなど様々な表記がありますが、映画字幕や公式にあったとおりオサマ・ビンラディンとしています ←別にいいか(笑)

『ゼロ・ダーク・サーティ』Official site


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【Googleのロゴ】バレンタインデー、ジョージ・フェリス生誕154周年

2013-02-14 00:23:30 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



バレンタインデー、ジョージ・フェリス生誕154周年
すみません・・・ どなたでしょう?

毎度のWikipeidaによりますと・・・
ジョージ・ワシントン・ゲイル・フェリス・ジュニアは、
アメリカ合衆国の技師で、現在普及している観覧車の発明者。
1893年シカゴ万博で世界初の機械式観覧車を建設。
英語で観覧車をFerris Wheelと言うが、Ferrisは彼の名前に由来。

クリックすると、彼の検索画面しか出ないってことは、
別にバレンタインデーは書いただけなんだね(笑)

ちなみに検索画面のロゴもカワイイ



Happy Birthday


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