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The Phantom of the Opera UK Tour 2012 - Bristol Hippodrome

2012-05-31 01:04:09 | 【動画】musical
The Phantom of the Opera UK Tour 2012 - Bristol Hippodrome



「オペラ座の怪人」UK TOUR版のTrailer!
現在、ロンドンのHer Majesty's Theatreで上演中の作品とは別に、
新演出版がイギリスを周っている!

既にご覧になったお友達の方々によりますと・・・

曲や場面は一緒だけど、かなり怪人とクリスティーヌの関係が密になっていたり、
怪人がかなりの場面に登場して、かっこよくなっていたり、
全体的により官能的になっているらしい! 見たい!!

ということで、ずっと動画を探していたのだけど、公式もイジメージ映像ばかり、
やっとほんの少し舞台映像が見れるTrailerが公開された!

ということで、ご紹介★ 見たい・・・
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【cinema】『ロボット』

2012-05-30 22:41:49 | cinema
'12.05.16 『ロボット』鑑賞@新宿バルト9

これは見たかった! 試写会ハズレて、ガッカリtweetしたら、同じくハズレてしまったrose_chocolatさんからお誘いが。もちろん行きますー♪ ってことで行ってきた。

*ネタバレありです!

「バシー博士は、婚約者サナの電話やメール、再三の訪問にも一切応えず、1体のロボットを製作していた。完成したのは博士にそっくりな外見を持つチッティ。正しく役立てるため、感情を持ったチッティは、サナに恋してしまい・・・」という話。これはおもしろかった! 文句なくおもしろい! と、言いたいところなんだけど・・・ ちょっと、期待が大きすぎたかなぁ・・・ イヤ、もちろん面白かったし、インド映画ならでわのバカ映画(←ほめてます!)要素も十分あって、楽しめたのだけど、自分が好きなインド映画のいい意味でどこへ行っちゃうのか? みたいな感じがなかったかぁ・・・ そして、なによりダンス・シーンをカットしてしまったのは痛かった

思い返すと1年以上前、TLに突如流れてきたtweetをきっかけにこの映画の存在を知り、しばらくして東京国際映画祭で上映されると聞きつけるもチケット取れず、試写会に応募するもハズレ・・・ と、1年以上にわたり公開を待っていたわけです! まぁ、それは勝手だけど(笑) ただ、その分期待が膨らみ過ぎてしまった部分はあると思う。インド映画とロボット?! スーパースター ラジニ・カーントがロボット?! そりゃ、おもしろいに違いない! どんな破綻した内容になっているのか? と期待が膨らまない方がおかしい(笑) もちろん破綻した内容というのは褒め言葉。いろんな要素を詰め込みまくり、一体どこへ向かうのかと思いつつ、最後に強引に収束するのがインド映画の良いところ。もちろん、これは最近ではあまり使われなくなった、マサラ・ムービーと呼ばれる作品の特徴なので、そうではない作品もあるとは思うけれど、ラジニ・カーント主演なのであれば、当然そちらの路線を期待してしまう。確かに、チラシにあるように”すごい!スゴい!凄い!!!!”とは思ったし、楽しかったのだけど・・・

冒頭から、不思議なデザインの研究所で、役に立たない助手2人とロボットを組み立てている博士が、ドライバーを使っているのが笑える。人類史上初となるような高性能ロボットなのに、そこはハンド作業で仕上げるんだね(笑) 博士のみシーンごとに髪とヒゲが伸びていくのも好き! ヅラとつけヒゲ感が丸出しなのもインド映画っぽくて(・∀・)イイ!! ロボットを仕上げてサナに会いに行くも、博士の冷たい仕打ちに婚約を解消すると言い出すサナとの、コミカルなやりとりもインド映画っぽくて好き。元ミス・ワールドのアイシュワリヤー・ラーイが美しい 彼女の、ちょっと怒った顔、呆れた顔、困った顔、それと交互に映されるスーパースターのニヤケ顔が胡散臭い(笑) ほめてます! これがインド映画だからね!

高性能ロボットはチッティと名づけられる。彼がロボットとしての能力を発揮する街でのあれこれは笑える。髪がボサボサになってしまったため美容院へ行く博士に同行。博士を待つ間、そこにあった雑誌全てを暗記してしまい、ついには電話帳を暗記。お客さん達の電話番号を次々答えるチッティ。試験勉強にその暗記力を使いたいと、チッティを借りて行ってしまうサナ。彼女のピンチを次々とロボット・パワーで救うシーンも、インドっぽいいい意味でのチープさで良かった。電車で襲われそうになるサナを、チッティが救うシーンも笑える。もちろん、笑わせようとは思っていなくて、真剣に作っている結果、笑える感じになっているのが、バカ映画として正しい。個人的にインド映画を見る時は、このバカ映画であることを求めて見ているので、このシーンは丸ごと好き。もちろん、ほめてます! 電車から落とされてしまったチッティ。バッテリーを勝手に補給する際の、細部のいい加減さもイイゾ! 何と、チッティの足元からは車輪が! そのまま線路を滑って行くけど、思いのほか遅い(笑) 列車に追いついたチッティは、何と列車の横っ腹を走る。この辺り既視感のある映像ではあるけれど、そのスピードの遅さに笑える(笑) ほめてます!

博士はチッティを量産化し、兵士として使いたいと考えている。人が殺しあわなくて済むというわけ。ロボットが戦うならOKという問題でもない気もするけれど、これで博士=正義の人となるザックリ感もいい。この計画は、チッティには善悪の判断がつかず、命令には全て従ってしまうという欠点があることで、却下されてしまう。そこはクリアにしとかないとダメでしょう・・・ というツッコミはなしで(笑) その会議の帰り道、博士とチッティは火事に遭遇する。次々、取り残された人々を救出するチッティ。人工皮膚は焼け落ちて、露出したロボット部分は『アイ、ロボット』みたい・・・ というツッコミもなしで(笑) ただ、ここでチッティが入浴中の少女を全裸のまま救出してしまい、それを恥じた彼女が錯乱して車に跳ねられ死んでしまったことで、一気に非難を浴びてしまう。何故、あんな時間に入浴?とか、逃げ遅れたとはいえ、服くらい着ていられなかったのか?という疑問はまだしも、チッティを責めるより、その映像を繰り返し流しているマスコミを止めないのは何故?というツッコミはしてもいいですか?(笑)

というわけで、この2つの出来事により、博士はチッティに人間の感情を教え始める。感情が芽生えたチッティは、あろうことかサナに恋してしまう。サナを守るため、彼女の頬を刺した蚊を見つけ出すシーンはメルヘンでかわいらしかったのだけど、チッティは次第に暴走し始めてしまう・・・ この辺り切なくもあり、ストーカーっぽくもあり。チッティは捨てられてしまったところを、博士にライバル心を燃やす恩師に拾われてしまうのだけど、ここからはとんでもないことに! このとんでもない感じは、インド映画っぽい大風呂敷あり、いい意味でのチープさありなんだけど、この辺りからあんまり笑えなくなった・・・ 恩師をアッサリ殺し自らを量産し始めたチッティは、サナを監禁。この近未来的デザインの部屋のデザインは好き。そこにサリー着用のサナっていうミスマッチも(・∀・)イイ!! 博士はもちろんサナ救出と、チッティ暴走阻止に奔走する。その辺りツッコミどころ満載ながら、普通な感じでインド映画らしさがなかったかも。もちろんVFXを駆使した画の迫力はすごかった。増殖したチッティも笑えた。ラジニ・カーントが増殖しているわけだからね(笑) ずらりと整列するチッティ達の中に、1人紛れ込んだ博士。冷や汗を流しながらも、何とかすり抜けける。でも・・・ このシーンは笑った!

増殖したチッティたちは様々なものに擬態して、攻撃を仕掛けてくる。巨大な球体になって回転しながら銃を乱射したり、巨大な人になって走って追いかけてきたり。そこに意味があるのかは不明だけど、ここは『ターミネーター』や『アイアンマン』を手がけたハリウッドVFXチームの腕の見せどころ。見たかったコブラのフォーメーションは感動したけど、ハリウッド的要素が入ってしまったため、インド映画らしさが薄れてしまった感がある・・・

インド映画は好きで、本数はそんなに多くないけど、機会があれば見ている。ラジニ・カーント主演作品は『ムトゥ 踊るマハラジャ』『バーシャ! 踊る夕陽のビッグボス』『ラジニ・カーント★チャンドラムキ 踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター』『ヴィーラ 踊るONE MORE NIGHT!』を見た。今作も含めて、最初に見た『ムトゥ 踊るマハラジャ』と『ラジニ・カーント★チャンドラムキ 踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター』が好き。どちらも喜劇、悲劇、アクション、歌&踊りといろんな要素が含まれていて、そのバランスがいい。特に『チャンドラムキ・・・』は、この広げまくった話はどこへ行っちゃうんだろう?と思っていたら、最後に一気に収束する感じが強引。1つ2つ落としているエピソードもある気がするけど、そんなことは気にならない。そういう感じがインド映画の持ち味な気がするんだけど・・・ チッティ大暴走は確かにどうなるんだろうと思ったけど、それは普通のハリウッド映画にもあることだからね・・・

前述したけど、かなりの部分をカットされているらしい。多分、歌&踊りのシーンが主にカットされているのだと思うけれど、普通の場面でもぶつ切り感があった。で、声を大にして言いたいのは、インド映画から歌&踊りのシーンをカットしたらダメです! インド映画ファンの多くはそれを求めていると思うのだけど・・・ 自身のお目当ては間違いなく歌&踊り。意味もなく本編と一切関係ない風光明媚なところで歌い踊る。その唐突さと、いわゆるミュージカル・スターにはない、ほどよいゆるさの踊りが好きなのに・・・ もちろん、ほめてます! さる情報筋によると、今作ではマチュピチュで踊っているのだそう。それカットしちゃダメだからー。゚(゚´ω`゚)゚。ピー 確かに、インド映画は3時間近い作品が多いので、そのままだと上映しにくいのは分る。今作も大幅カットしても139分あるし。でも、例えば増殖チッティのフォーメーションの1つがカットされても、マチュピチュの踊りが見たかった。インド映画の良さはそれだからね・・・ だって、普通のシーンでは胡散臭いオッサンにしか見えないラジニ・カーントが、踊り出すと一気にかっこよく見えるし! サリー姿のアイシュワリヤーも美しいけど、ピッタリ衣裳にショートカットがすごいキレイ 全身黄金のC-3POみたいな中に人入ってる感丸出しのロボット達と踊るシーンは良かったな。適度にキレがあって、適度にキレがない(笑) スーパースターお顔大きめだけど、足細い!

キャストはほぼスーパースターとアイシュワリヤーの2人のみという感じ。まぁ、たくさん出てたけど(笑) 悪の道へ落ちてしまう恩師も、調子のいい助手2人も、脇役という感じ。前述したけど1994年のミス・ワールド アイシュワリヤー・ラーイが美しい! インド女優独特のむっちりボディが色っぽい。踊りシーンのピッタリ未来衣裳のスタイルの良さといったら! でも、チッティに色仕掛けするシーンのサリー衣裳も色っぽい。サリーって肌のチラ見せ感が、実はすごくセクシー。彼女の美しさにこの映画がかかっているとも言えるので、その辺りは見事! 演技も良かった。そして、やっぱりスーパースター タイトルよりも先にSUPERSTARとクレジットされるのは( ̄― ̄)ニヤリ そうそう!こうでなくっちゃ(笑) 1人2役で頑張っている。超絶に演技が上手いとも思わないし、胡散臭いオッサンにしか見えないのに、何故かいつも惹き込まれてしまう。そして踊り出すとカッコイイとすら思ってしまう。やっぱりそこはスーパースターなのでしょう。この映画2010年の作品らしい。『ヴィーラ 踊るONE MORE NIGHT』を見たのが2010年4月4日で、その時の記事にラジニ・カーント還暦祝いと書いてあるから、この作品を撮影していた頃は50代後半だったのか・・・ 確かに、以前に比べれば動きは少なかったけれど、それでも踊りにキレがある! 凄いぞスーパースター

うーん・・・ ものすごく貶してしまっているようだけど、つまらなかったわけではなく。楽しんで見てきたのだけど、個人的にはもっとインドっぽい題材の方が好きだったらしい。インドってIT業界の成長も目覚しく、確かに高性能ロボット作っちゃう一面もあるのかもしれないけれど、そこをサリー着用のインド文化とどう見せるのかってことが楽しみだった。前半部分ではその感じも味わえて面白かったのだけど、後半はインド感がほとんど感じられなくなってしまった。VFXも楽しめたけど、そうなると別に普通のアクション映画になってしまうし・・・ 街並みや家の内装なども、あまりインドらしさが感じられなかったし・・・ それが今のインドなのかもしれないけれど、ちょっと残念 ラストの切なさは、あのシーンを彷彿とさせつつ、チープな感じに終わったのは良かった。そして、やっぱり切なかった。゚(PД`q。)゚。

意外に痛いシーンや、残酷なシーンもあったり、チッティがビックリ計画をサナに迫ったりと、ダークな部分もあるので、誰にでも楽しめるように編集したというわりに、お子様向きではないかも。歌&踊りシーン好きなインド映画ファンの方は、ちょっと物足りないかも? とはいえ、インド映画好きの方オススメ! スーパースターラジニ・カーント、アイシュワリヤー・ラーイファンの方是非!

ちなみに、原題の「Endhiran the Robot」のEndhiranはタミル語でロボットのことなのだそうφ(・ェ・o)メモメモ

『ロボット』Official site


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【Googleのロゴ】ピーター・カール・ファベルジェ生誕166周年

2012-05-30 00:34:40 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!


ピーター・カール・ファベルジェ生誕166周年!

すみません・・・ どなたでしょう?
毎度のWikipediaによりますと・・・

ロシア名:カルル・グスタヴォヴィッチ・ファベルジェ
インペリアル・イースター・エッグで有名な宝石商。

インペリアル・イースター・エッグとは、
貴金属や宝石で作られたイースター・エッグのこと。

1885年アレクサンドル3世により、
工房がロシア皇室特別御用達に指名された。
最後の皇帝ニコライ2世は、
母と皇后アレクサンドラのため毎年2つ注文していた。
・・・のだそう。

インペリアル・イースター・エッグはいくつか見たことあるけど、
細工が細かくてホントに美しい!
このロゴの画もキレイ! 色のセンスが素晴らしい!
すごいぞGoogleの人

С Днём Рождения



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【cinema】『ファミリー・ツリー』(試写会)

2012-05-29 23:05:10 | cinema
'12.05.08 『ファミリー・ツリー』試写会@朝日ホール

rose_chocolatさんからのお誘い。気になっていたので、よろこんで行ってきたー♪

*ネタバレありです!

「ハワイで弁護士をしているマット。カメハメハ大王に繋がる先祖から引き継いだ広大な土地の信託管理も任されている。妻と2人の娘の4人家族。自分の信念に従い、家族に接しているつもりだった。でも、妻がボートの事故で意識不明となり、家族の心が離れていたことが分り・・・」という話。意図したわけではないけど、母の死を乗り越える父親と子供達の話が続いてしまったけれど、こちらも良かった。どちらも、コメディタッチで重いテーマをサラリと描いていて、重くなり過ぎずに見れる。家族の再生という普遍のテーマを、気負うことなく描いてて、感動。゚(PД`q。)゚。ってことはないけど、じんわり豊かな気持ちになれる映画だった。

カウイー・ハート・ヘミングスの同名小説が原作。ちなみに小説原題は「THE DESCENDANTS」で子孫達という意味。映画の原題も同じになっている。原作は未読なので、どの程度忠実に映画化されているのか不明だけど、どうやらハワイが舞台になっているのはそのままらしい。脚本も手がけたアレキサンダー・ペイン監督は、ハワイが舞台であることが重要であると感じたそうだけど、それは本当に正しいと思う! この映画が、よくある家族再生の話にならなかったのは、さまざまな要素があると思うけれど、ハワイが舞台であるということがとっても大きいと思う!

冒頭、マット自身のナレーションで、「楽園に住んでいるから悩みなどないだろうと言われるけれど、ハワイに住んでいたって悩みはある。サーフィンしまくっているだろうと言われるけれど、自分はサーフィンなんて15年もしていない。」というようなことが語られる。まぁ、よく考えればそうなんだろうけど、やっぱりハワイといえばそういうイメージ。日本からハワイに移住する方の多くは、自然に魅せられてサーフィンや、独特のハワイ文化や、自然を求めて行かれる方が多いと思うし・・・ マットのようにハワイで生まれ育った人にとっては、ハワイの魅力は普通のことであって、生きていく上での悩みは同じなのかもしれない。でも、見る側にとっては、やっぱりハワイといえば楽園というイメージ。だから、彼らの普通の悩みもどこかのんびりとしたものに思えてしまう。見ている側にゆったりと、心の余裕を持たせる作用があったことは間違いないと思う。マットには悪いけれど・・・(笑)

冒頭からマットの奥さんが昏睡状態であることが分る。どうやら、ボートのレースか何かに出場している時の事故だったらしい。サーフィンなどもする活発な女性だったようだけれど、事故が起きたとき同乗していた男性はチャラい・・・ 母親の病状により情緒不安定になった次女スコッティは、学校で問題行動を起こす。病室の母親の写真を撮り、コラージュを作ってしまったり・・・ この辺り『幸せへのキセキ』でも、息子ディランが不気味な絵を描いたり、問題行動で退学になっていた。小学校にカウンセラーを置くなど、アメリカって子供のメンタル・サポートに関して進んでいる印象があったけど、意外に厳しくてビックリ・・・ まぁ、スコティは退学にはなっていないし、ご家庭でも注意してあげて下さいということだけど・・・

別の島の寄宿学校にいる長女アレクサンドラは、地元の高校を退学になった経緯がある。彼女が反抗的なのは思春期独特のものでもあるけど、母親の浮気を目撃してしまったから。この母親の浮気相手探しが物語を引っ張って行くことになる。幼いスコッティには理解できないことだし、あまり詳しく聞かせたくないとの配慮もあり、浮気相手探しはアレクサンドラと彼女の幼馴染シドを中心に行うことになる。この3人の組み合わせもおかしい。シドのイマドキ男のキャラに最初はムカつくけど、だんだん彼の存在がよい中和剤になったりする。義父と話す時には特に・・・

妻の父親は、マットが妻に対して冷たかったと散々イヤミを言う。どうやら、彼が広大な土地を持っていて、それなりの財産があるのに、弁護士収入だけで生活していることが、娘に苦労させていたと思っているらしい。実際そう言ってたし(笑) 娘を思う気持ちは分るけど、弁護士収入だけで生活するというのは、マットの考え方であって、別に間違っているわけではないと思うのだけど・・・ まぁ、ハッキリ描かれてはいないけれど、あまり家庭を顧みなかった部分はあるのだと思うので、その辺り不満に思っている部分もあるのだとは思うけれど・・・ あまりにマットを責め立てるので、シドが「そんな言い方はないだろう!」と怒鳴るシーンがある。ちょっと、いいぞと思っちゃったり(笑)

なぜ義父に対してシドが反論してくれたのがうれしかったかといえば、昏睡状態の妻に対してあまり同情できなかったから・・・ マットとの間のことはよく分らないし、放っておかれたことが寂しかったのだとしても、不倫の言い訳にはならないと思う。仮に、本当の恋に落ちたのだとしても、相手には妻子もいるのに、離婚を迫るというのも・・・ 妻でもあるけど、母親だからね! 趣味でボートに乗ったり、マリン・スポーツを楽しむことは、よいことだと思うけれど、同乗のチャラ男の言葉を信じるならば、彼の制止も聞かず自らムチャな操縦をして事故を起こしたというし・・・ 彼女自身は昏睡状態の姿のままだし、回想シーンがあるわけでもないから、それぞれが語る情報だけで判断しているので、何とも言えないけれど。ただ、彼女が妻として母としてダメだったかどうかは、家族が決めること。彼らにとってかけがえのない存在であったことは間違いない。裏切られたと知っても、マットは彼女とやり直そうと考えたわけだし。

浮気相手がバカンスに出かけたカウアイ島は、マットが信託管理している土地のある島。浮気相手の家のオーナーは彼のいとこだったりと、ちょっと偶然も重なるけれど、マットとアレクサンドラが彼の家に乗り込んでいくのは、コミカルでおもしろかった! この浮気相手は不動産業界ではやり手みたいだけど、残念な人だった。奥さんは美人でよくできた人なのに・・・ 何故こんな男と?と思うけれど、それは人それぞれ。その辺りも良かったかな。マットとしては複雑か・・・ マットは妻が本気で愛した相手ならば、最期にお別れをさせてあげようと、病室に見舞いに来て欲しいと告げるため彼を探していた。ちょっと優等生過ぎる気もするけれど、妻にとって良い夫ではなかったという反省も含めてのことなのかも・・・ まぁ、もちろん浮気相手は来れるはずもなく、意外な人物が現れる。浮気相手の妻。彼女の気持ちを考えると、ホントにやり切れないけれど、彼女の態度は立派だったと思う。この後、あの家族がどうなってしまうのかは謎だけれど・・・

先に書いてしまったけれど、妻は回復の見込みがないということで、生命維持装置をはずす選択をしてはどうかと医者に告げられる。マットは悩むけれど、この提案を受け入れることにする。彼女自身に意識はないわけだけど、この状態を長く続けさせるよりは、家族の納得がいく形で逝かせてあげようと考える。娘達も最初はショックを受けるけれど、父の決断を受け入れる。家族がそれぞれ、意識のない妻と別れを告げるシーンは泣ける。全員を映すわけではないので、泣きながら病室から出てくるシーンのみだったりするけれど、それでもやっぱり泣ける。家族が幸せだった時、どんな風に過ごして来たのかは分らないけれど、例え心が離れてしまっていても、母親であり妻だから・・・ マットが怒りをぶちまけるのもちょっと良かった。彼にも言い分はあるわけだから。もちろん妻にもあるでしょう。でも、永遠にお互いの思いを伝えることは出来なくなってしまった。それはやっぱり悲しいことだし、切ないこと・・・ 親子3人が妻の意思にしたがって、海に散骨するシーンは美しかった。ここもハワイの海ならでわ。

そして、もう一つの問題にも決断の時が・・・ カメハメハ大王の娘(だったかな?)が、マットの曾祖母だったかで、一族の代表としてマットが信託財産となっている土地の管理をしてきた。その土地を開発業者に売却しようというのが、親族会議の一応の決定であって、マットもそのつもりでいた。あとはどの業者に売るのか・・・ でも、この土地が素晴らしく美しい。右奥が低い崖になっている入り江。特に何があるわけではないけれど、手つかずの自然が残っている。開発業者の手に渡れば、おそらくリゾート地として開発されることになる。確かにそれは、お互いにとって金銭的な利益を生むかもしれないけれど、この土地は先祖代々受け継がれたものであり、この自然を後の世代に残すことが自分達のすべきことなのではないかと考える。ベタな展開だとは思いつつ、あの自然を守りたいと思う。リゾート開発も自然と上手く共存できる方法もあるかもしれない。でも、人間の手が入らない自然を残していくことは、これからの重要課題な気がする。ハワイに行っても、グァムに行っても同じようなリゾート風景だったら、つまらないと思うのだけど・・・ マットが残したいと思ったのは、やっぱり彼がこの風景に癒されて、心打たれたからだと思う。

キャストは、主演のジョージ・クルーニーと、久々見たボー・ブリッジス以外は、あんまり知らなかったけど、みんな良かったと思う。次女のスコッティのアマラ・ミラーは演技自体が初めてだそう。特別上手いとも思わなかったけど、カメラの前で自然に振舞えること自体スゴイと思う。お姉ちゃんのアレクサンドラとは全く似てないけど(笑) アレクサンドラのシャイリーン・ウッドリーは少年のようにキリッとした美少女。思春期独特の潔癖さが感じられて良かった。ちょっと生意気だけど、それがマットの支えにもなっているからOK。その感じをイヤな子になることなく演じていたと思う。この少女期の美しさを映像で残せたのは、彼女にとっても良かったのではないかと思う。美人になると思うけれど、ちょっと険が出ちゃうタイプの気もする・・・ 余計なお世話だけど(笑) 浮気相手の妻役のジュディ・グリアも良かった。出演シーンはわずかだけど、頭の良い女性であることを感じさせる。美しくて明るい、そして賢いこの妻と別れるはずがないと思わせる。この妻がいるのに浮気するかね?と思ったし(笑)

実はジョージ・クルーニーってあんまり好きじゃなかった。カッコイイといわれるのは分るけれど、濃い顔が好みじゃないのに、映画の役でも私生活でも、恋多き男って感じがどうも好きになれない。まぁ、私生活のことは、余計なお世話なのだけど(笑) 出演作もジョージ・クルーニーだからという理由で、あまり見る気がしなかったり・・・ ちょっと失礼か(笑) ようするに食わず嫌いだったわけだけど、この役は良かった。こういう、ちょっとダメな普通の男の役、意外に合っている気がする。まぁ、このマットは家庭を顧みなかったかもしれないけれど、ダメ男だったわけじゃないし、映画の中では情けない部分もありつつも、普通の男の人として頑張っていたし。その辺りを上手く演じていたと思う。娘達にも、妻の浮気の件も、そして彼女の死にも、真剣に向き合おうとしている。それが、きちんと伝わってきたし。頑張っているからこそ、クスッと笑える感じも自然だった。この演技は素晴らしい!

マットが心打たれた入り江の景色もそうだけれど、普通の住宅街である彼らの家ですら、ハワイ・マジックがかかって、ゆったりした空間に思える。映し出されるのは観光地としてのハワイばかりじゃないけれど、のんびりした空気感が画面から伝わってくる。テーマとしてはかなり重いのに、ズッシリ感じなかったのは、サラリとコミカルに見せつつ、感動させた脚本や演出、そしてキャストの演技の上手さもあるけど、ハワイのおかげという部分は絶対ある! ハワイアンを中心とした音楽もイイ! ハワイ行きたくなった

デート映画、家族連れ、お友達どうし、もちろん1人でも、じんわり感動できてオススメ! ジョージ・クルーニーファンの方、ハワイ好きの方是非!

『ファミリー・ツリー』Official site


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【動画】ザ・会議室 総集編

2012-05-29 18:49:10 | 【動画】MJ

【動画】ザ・会議室 総集編



こんな番組あったのね! 知らなかった・・・ 全30本以上あるみたいで、関連動画にどんどん出てきてるけど、さすがに全ては紹介できないので、総集編のみUP!


ということで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))


ザ・会議室 総集編




これも後で見てよう・・・ MJ侮れないわ(´゜∀゜`;)

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【cinema】『幸せへのキセキ』(試写会)

2012-05-27 02:17:09 | cinema
'12.05.22 『幸せへのキセキ』試写会@一ツ橋ホール

yaplogで当選。いつもありがとうございます! 予告見てすごく気になってた。楽しみに行ってきたー♪

*ネタバレありです!

「半年前に妻を亡くしてから、何もかも上手く行かないベンジャミン一家。心機一転新居探し。幼い娘ロージーが気に入ったのは、動物園つきの家だった・・・」という話。これ良かった。予想通りに展開して、予想通りに終わるけど、じんわり感動してしまう。感動。゚(゚´ω`゚)゚。って感じではないけど、見終わった後笑顔になってしまう作品。『幸せへのキセキ』って邦題はあんまり好きじゃないけど、キセキ部分がダブル・ミーニングになっている。原題は『WE BOUGHT A ZOO』で、そのまま(笑) 邦題に"幸せ"ってつくの安易な気がして好きじゃないけど、確かに幸せな気持ちになれた。

知らずに見たけど、これ実話ベースの作品だった! イギリスのガーディアン紙で日曜大工のコラムを書いていたベンジャミン・ミーの同名小説が原作。妹さんのススメで動物園を購入。彼が動物園を買う決心をしたのは、様々な理由があったけど、一つは閉鎖されてしまうと、半数の動物が処分されてしまうから。動物園を購入してから、開園までのひきこもごもが書かれているようだけど、原作は未読。ちょっと調べてみたところ、奥さんが亡くなったのは動物園に住んでから。ベンジャミン氏は動物達の存在に心が浄化されたと語っている。彼が救った命が、彼を救うことになったわけだけど、その辺りのことは映画の中でも描かれている。「Ben's Zoo」のタイトルで、2008年にBBC2でドキュメンタリー番組が放送されたそうなので、イギリスでは有名なのかも。チラシにミー氏と子供達の写真が載ってた! 子供達は似てる。ミー氏はマット・デイモンというより、ブルース・ウィリス似(笑) 彼らは現在もイギリスでダートムーア動物園を経営しているのだそう!

と、つらつら原作について書いたのは、原作から変更されている部分が、話を分りやすく盛り上げて、感動させるポイントになっていると思ったから。実際のベンジャミン氏の人生が平坦でつまらないということではなくて、実際には半年以上の出来事を2時間で見せるわけだから、濃縮されてもいるけれど、不特定多数の人々の心に訴えかけなければならない映画としては、足りない部分もあったんだと思う。実際のベンジャミン氏も奥様の死を乗り越えているけれど、本作も家族が母の死を受け入れる話でもある。でも、動物園を再開する話でもあるわけだから、映画としては既に母が亡くなっているところから始まっている方が、見ている側には分りやすい。大きな出来事が複数あると、それだけ注意力が必要になって、集中力が途切れがちになってしまう。実際の息子さんはまだ幼かったみたいだけど、思春期の少年にして、彼とベンジャミンがお互いの接し方に悩み、そして分かり合うことで、家族の再生を描いている。それがなくても感動する映画になるとは思うけれど、彼とエル・ファニング演じるリリーとの初恋がまたよいのでOK。ということで、くどくど書いてるけど、設定変更でより分りやすく、感動的になっているのではないかと思うわけです(笑)

一家が動物園を経営することは分っているわけだから、見ている側にも余裕があることもあると思うけれど、ベンジャミンは直情的な部分はあるけれど、一度決めると諦めずに進むタイプ。でも、安易に決めてしまっているわけではないので、彼の冒険がムチャだと思ったりせず、彼と一緒にチャレンジしている感覚になれる。多分、結果的に彼のチャレンジが失敗したとしても、バカなことをしたなとは思わない気がする。上手く言えないけど・・・ ちょっとしたセリフとかシーンで、彼の性格や思いがちゃんと伝わってくる。例えば、冒頭の困難続きの場面もコミカルでありながら、彼がちゃんと考えて対応しようとしているのが分る。でも、時々キレちゃう。そのさじ加減もいいので、とっても共感できる。見せ方が上手い。そして、やっぱりマット・デイモンは上手い。彼の基本は真面目で、でも適度に気楽というか、何とかなるさ的な部分が、見ている側に希望を与える。あまりに行き当たりばったりじゃ話しにならないし、あまりに熱血でもついて行けない。その辺りも程よくていい。

スタッフ達のキャラもいい。この辺りはどの程度脚色してるのか不明だけど、こちらも不思議過ぎず、適度に真面目で、適度に適当な感じでいい。スカーレット・ヨハンソン演じるケリーがやや堅いタイプだけど、おそらくこの後ベンジャミンとの間に恋が芽生えるであろう感じを含めて、適度に女性らしくていい。まぁ、スカちゃんなので、どうやったって色っぽくはなっちゃうけど、動物の世話でほとんど外出できない生活をする飾り気のない女の子。ちょっと気は強いけど、正しいことを言う。ベンジャミンより大人に見える(笑) さり気なく子供達の面倒を見てくれるシーンもあって、母親としても合格! とまぁ、そんなに簡単ではないと思うけれど・・・

その他のメンバー達は基本コミカル要素であって、そこまで焦点を当てていないので、ゴチャゴチャすることがなくて良かった。ケリーの他にもう1人重要なのが、エル・ファニング演じるリリー。息子のディランの初恋相手。彼女の方が積極的。思春期真っ盛りなので素直になれない部分もあるけど、逆に大人に対してよりも自然に話が出来る感じも分る気がする。毎日4時にサンドウィッチを持って来てくれるという、ちょっと2人だけの秘密的なことが甘酸っぱくて(・∀・)イイ!! この2人の恋もかわいくて良かった。身長以上にリリーの方が大人だけど、それがまたいい。ドアのメッセージも良かった。リリーの勇気と、ベンジャミンの助言が、ディランの"20秒の勇気"を引き出す。たった20秒でいい。でも、20秒が運命を分けてしまうこともある。このセリフは好き!

肝心の動物園経営は思ったとおり難航する。実際も動物が脱走なんて騒ぎもあったらしけれど、グリズリー(熊)が逃げちゃうシーンは、本来ならば射殺されかねない状況ながら、コミカルでスタッフ達がボスを認めるきっかけにもなっている。とはいえ、よくある素人なんかにって反発はほぼなし。彼らも仕事やお給料が欲しいので、基本オーナーは大歓迎だけど、状況が状況だけに諦めムードなだけ。でも、暗い感じではなく、あくまでコミカルなのもいい。彼らとのエピソードなども、ある程度は実話に基づいているのだとは思うけれど、基本は脇に徹して描かれている。その辺りの見せ方も上手い。

実際は家自体がかなり荒れていて、住むまでに大変苦労したようだけど、その辺りはキッチンの汚さに3人で呆然としているシーンでコミカルに見せるだけ。あくまで動物園の再開と、家族の再生に絞っている。動物園についても前述の脱走など、いくつかのエピソードをコミカルに見せる以外は、主に資金繰りに関する部分に焦点を置いているのも分りやすかった。動物のことはベンジャミンだけじゃなく、見ている側もほとんどが素人なのだから、学んで行く上での面白エピソードがあれば伝わるし、ベンジャミンがやるべきことは多いけど、最重要課題は資金繰りだし(笑) 資金繰りについてはちょっとご都合主義的に解決するけど、それで冷めてしまうことはない。ベンジャミンの性格や人柄を考えると、冒険資金を貯金しておいてくれた奥さんの気持ちも分る。奥さんについてハッキリとした回想シーンがあるわけではないのに、何故か奥さんのことを知っている気がして、納得してしまう。まぁ、貯金は普通な気もするけど(笑) 実際には、奥さんの貯金があったのか、会計士のお兄さんがいらっしゃるのか不明だけど、感動エピソード 動物園を続けられるというだけじゃなくて、夫婦の絆を感じる。

妻を亡くして半年・・・ 一番辛い時かも。家族が亡くなった直後って、やることがいろいろあって、悲しんでいるヒマがない。でも、ある程度落ち着いてくると、その人だけがいなくなった日常を生きて行くことになる。その人がいない前提の、これからの人生を考えていくには、愛する人の不在を受け入れなくちゃならない。もちろん頭では理解しているけど、心はその人を求めてしまう。その葛藤が大変・・・ 動物園では老いたトラが死を迎えようとしている。苦しむ様子から安楽死させるべきだと主張するケリー達スタッフ。希望を捨てたくないと、死を受け入れられないベンジャミン。苦しんでいるのに延命したいと思うのは、人間のエゴだと言われ、考え込んでしまう。猫を飼っている身としては、いずれやって来る別れの時を思って切なかった。ここは泣けた・・・ こういう場合、動物園では安楽死を選んでいるのか、そもそも安楽死が正しい選択なのか分らないけど、ケリー達の言う"時が来た"というセリフは心にスッと入ってきた。ベンジャミンは安楽死を認める決心をする。この死を受け入れられたことで、真のオーナーになれたのだと思う。そして妻の死も受け入れられた。彼女にも時が来たのだということ。

妻との思い出が溢れてベンジャミンが泣いてしまうシーンは、この映画の音楽を担当したヨンシーのシガー・ロスのThinking Friendshipを流して撮影されたそうで、マット・デイモンはこの曲を聴いて心揺さぶられて泣き出したのだそう。これをきっかけに彼はそのシーンごとに合うシガー・ロスの曲をかけて撮影に臨んでいたそうで、それを見た監督のキャメロン・クロウがヨンシーに曲を依頼。今回の音楽を担当することになったのだそう。それぞれのシーンに合ってて良かった

親子の関係も良かった。おしゃまなロージーがかわいい。本当にお人形さんみたい。パンにチョコクリームぬりながら、兄のディランのことをベンジャミンと話すのが、ちょっと生意気だけどかわいい。彼女の存在に癒されているのはベンジャミンだけじゃない。まだ幼いけれど健気でしっかりしたロージーとは自然に振舞えるけど、思春期のディランとの関係に悩んでいる。ケリー相手につい弱音を吐いた一言が、偶然聞いてしまったディラン傷つけてしまう。それをきっかけに思いをぶつけ合う2人。このシーンのベンジャミンのセリフは、決してカッコイイものばかりじゃないけど、逃げずにちゃんと向き合っているのが分る。そして、動物園は自分の夢だけど、お前の夢にもしたいんだと言う。このセリフいいなぁ。何故、動物園なのかってことは関係なく、何のためにやっているのかということが分れば、ディランだって受け入れられる。どんな言葉を選ぶかも大切だけど、まずは逃げずに向き合うってことが大切なんだと思った。このシーンは良かった。

動物園は、イジワル検査官のドキドキ検査も含め、ちょっぴりご都合主義的な感じもありつつ、開園に漕ぎつける。開園間際に記録的な豪雨に見舞われるなど、ベタな展開がありつつも感動的。実際もこうだったのかは不明だけど、雨上がりの、快晴の動物園の画がキレイ。動物達を時に獰猛に、時にコミカルに自然に撮っている。全体的に画がキレイ。

キャストが良かった。リリーのエル・ファニングが上手い。ディランに対する恋心が全身に出ちゃってる感じとか、思いを伝えるさじ加減が自分でもつかめていない感じが伝わってきた。そして、カワイイ。お姉ちゃんのダコタ・ファニングも上手いけど、個人的にはエル・ファニングの演技の方が好きかも。ベンジャミンの兄役のトーマス・ヘイデン・チャーチも良かった。独特のあのお顔でベンジャミンを心配する姿がコミカルで笑える。ほめてます! 兄も最終的にはスタッフになったのか? アドバイスの内容がケリーをものにしちゃえとかそんな感じなので、いい加減な人だなぁと思っていたら、会計士だった(笑) 妻の隠し金庫の件では大活躍! 適当なことを言っているようで、ちゃんと弟を心配している感じが良かった。ベンジャミンの子供達もかわいくてよかった

スカーレット・ヨハンソンも良かった。飾り気のないジーンズ姿ながらスタイルいいのが分る! 女らしい体型。うらやましい・・・ サバサバした性格ながら色気がでちゃうのもスカーレット・ヨハンソンならでわ。ベンジャミンとの恋を予感させる役どころなので、それが良い具合に作用している。彼女にあんな風に見つめられて、ときめかない男性はいないでしょう(笑) 28歳女性の普通の悩みをサラリと感じさせつつ、でしゃばり過ぎないスタンスも良かった。そして! やっぱりマット・デイモンは上手い!脚本や演出がいいこともあると思うけれど、いい年をして夢ばかり追っているムチャな男にはなっていない。ベンジャミン自身も悲しみから立ち直れないでいるわけで、でも子供達の問題にも向き合おうとする姿が、共感できる。親だからって完璧じゃないし。って、子供いないけど自分(笑) 不器用な感じも程よくて、ベンジャミンをヒーローにし過ぎることなく演じている。そんなに説明的じゃないのに、彼の性格や思いが伝わってくるのは、マット・デイモンのおかげ。ちょっと冒険しちゃった普通の男性を自然に演じているのがさすが!

素敵なシーンがたくさんあった。セリフ自体が他の人のセリフの引用だったり、伏線だったりして素敵。ラストシーンのセリフは( ̄― ̄)ニヤリ このラストシーンはおとぎ的だけど良かった! ベンジャミンとスタッフが園内のカフェに集ってビール飲んでるシーンが楽しそうで、試写会後に同行のtomocoさんと生ビールで乾杯しちゃった(笑)

デート映画としても、家族連れでも、お友達と一緒でも、もちろん1人でも楽しめる映画。じんわり感動して幸せな気持ちになれる。オススメ! マット・デイモンとスカーレット・ヨハンソンのファンの方、是非!

『幸せへのキセキ』Official site


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【Googleのロゴ】ロバート・モーグ生誕78周年

2012-05-23 12:07:15 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



ロバート・モーグ生誕78周年!
すみません・・・ どなたでしょう?
毎度のWikipediaによりますと・・・

アメリカの電子工学者で、モーグ・シンセサイザーの開発者だそう!
なるほど、それでシンセサイザー! Googleの"le"ちょっと苦しい・・・

どうやら先生の電子楽器開発や思考について映画化されたそうで、
この映画『MOOG(モーグ)』は、
2005年に日本でも渋谷で単館上映されたのだそう!

ちなみに先生の愛車は、トヨタ・スプリンターカリブ

Happy Birthday


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【Googleのロゴ】金環日食

2012-05-21 01:08:21 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



金環日食!

明日、正確には今日2012年5月21日は、
日本の広範囲で金環日食が観測できる日!

金環日食とは、太陽に月が重なり指輪のように見える日食のこと、
日食についてはWikipediaで!(笑)

東京近辺で見られるのは、午前7時35分頃!
どうか見られますように!(人'д`o)


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【art】「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」鑑賞@Bunkamura ザ・ミュージアム

2012-05-21 00:00:00 | art
おはよ☆今日はこれから渋谷でダヴィンチ展!その後、『別離』見ます♪ Posted at 09:24 AM

朝一でこれ見た!開場して20分もしないで着いたけど、けっこう混んでた… ダヴィンチ自身の絵は少ないのだけど、ほつれ髪の女が素晴らしい!顔か光を放っていたよ! http://t.co/qWy2bbbJ Posted at 04:31 PM



前売買って全然行けてなかった。「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」となっているけど、ダ・ヴィンチ自身の作品は、構想のみを含めても10点もない。ダ・ヴィンチの絵画だけに留まらない才能は素晴らしいと思うし、絵も構図や表情の美しさ、柔らかさはスゴイと思うけれど、あんまり好みではなかったらしい・・・ 今回、見に行って分った(笑)

デッサン力、構図、表現力はさすが! 今回の目玉「ほつれ髪の女」の弟子による模写があって、それも素晴らしいと思っていたのだけど、後から本物を見れば、その差は歴然! 顔が浮かび上がって見える! 何という優しい表情・・・

今回のもう一つの目玉「岩窟の聖母」これは、弟子との共作なのだそう。「岩窟の聖母」といえば、『ダ・ヴィンチ・コード』でもおなじみのルーブル美術館収蔵のものが有名、あとはロンドンのナショナル・ギャラリーにもある。今回展示の作品は個人蔵! これを2、ナショナル・ギャラリー版を3とされることが多いのだそう。"無原罪の御宿り"を題材としているとのことだけど、何のことかは不明・・・ 後で調べてリンクしとく(笑) 3作を見比べているわけではないので分らないけど、色が濃く暗めな印象・・・ なので余計、聖母マリアの顔や首の白さが浮き立つ。この顔の表情がまた素晴らしい!

うーん。見てよかったとは思うのだけど、心を揺さぶられる作品はなかったかなぁ・・・ あんまり、宗教画は好みではないので・・・ 「ほつれ髪の女」は素晴らしかった! これだけでも見る価値ありかなぁ・・・



★ダ・ヴィンチ 美の理想:~6月10日@bunkamura
レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想


http://twitter.com/maru_a_gogo


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【cinema】『ダーク・シャドウ』(ジャパン・プレミア試写会)

2012-05-19 04:47:54 | cinema
'12.05.12 『ダーク・シャドウ』ジャパン・プレミア@TOHOシネマズ六本木

yaplogで当選。いつもありがとうございます! 残念ながらレッドカーペーット・イベントはハズレてしまったけど、ジョニデ&バートン舞台挨拶つき試写会が当たったのでウレシイ リンツで原宿店限定ソフト食べてから行ったら、15時の時点ですでに右端後ろから2列目の席しか残ってなかった・・・ でも、見れればOK!

【レッドカーペット生中継】
18時10前開場。レッドカーペット・イベントの生中継あり! 18:00頃スクリーンが会場に切替わり、クリス・ペプラー登場。諸注意など説明。レッドカーペットには、バーナバスやアンジェリークに扮した人達が入場。日本人ゲストも何人かいたみたいだけど、紹介されなかったり、音声が途切れたりで、確認できたのは平原綾香のみ。あと、多分桐谷健太くん。

で、18:10頃ティム・バートン登場! レッドカーペットに入れなかった人達の所にも行ってサイン&握手! この日は風が強かったので、おでこが丸出しに! かわいい(笑) 配置としてはステージに向かって半円形にレッドカーペットが敷かれ、円の中に当選者の方々がいて、その周りを歩く感じ。外周部分にマスコミ関係者がいる感じかな?

バートン監督登場からしばらくして、一台の車が止まる。ジョニー登場―! お得意のネイティブ・アメリカンっぽいファッション。カッコイイー ジョニーも入れなかった人達からサイン&握手。いいなぁ・・・

マスコミ・インタビューが長い・・・ まぁ、1つ1つはそう長いわけでもないんだけど数が多いから・・・ ドン小西もいた。「あなたのファッションは素晴らしい」とか言ってたけど・・・ やっと当選者の方々の元へ。でも1/3くらいでストップ。多分、時間の関係でとりあずステージバックに写真撮影後、2人はステージ裏へ。クリス・ペプラーの紹介で、せり上がってくる2人。カッコイイ

インタビュー ちょっと記憶が・・・
Q:テレビドラマの映画化ですが?
T:テレビ版はジョニーもファンだった。
Q:8作目のコラボだが?
T:ジョニーは毎回別のキャラになるから、8人とも別人。今回はヴァンパイア!
Q:よみがえらせたい人物は?
J:ヴァン・ゴッホ

もう少し話していたけど、そんなに長くはなかった・・・ ちなみに、サプライズは映画の中でも登場する幽霊になるということ。ヴァンパイア映画ということで、血の色から赤にしたそうだけど、伝わったかな?

【ジャパン・プレミア試写会】
で! 19:00過ぎ。いよいよ! クリス・ペプラーの紹介により、お2人登場―!! ジョニーカッコイイ! スタイルいいわー 胸のはだけっぷりがスゴイ! 大サービス!

インタビュー こちらも、ちょっと記憶が・・・
Q:8作目のコラボだが?
T:ジョニーは毎回別のキャラになるから、8人とも別人。今回はヴァンパイア!(2回目)
Q:日本に来てくれてありがとう・・・ ←だったかな?
J:日本に来れてうれしい。震災の支援をしたいと思っている。

って、ほぼこんな感じで、正味10分くらい・・・ お2人はこの後、レッドカーペットに戻って、ファンサービスを続けたのだそう。素敵

さて! 映画の感想 ネタバレありです!

「イギリスから海を渡り、メイン州の海岸で水産業を興したコリンズ家。長男バーナバスはイケメンで優秀。メイドのアンジェリークと深い仲。しかし、彼は運命の女性ジョゼットと恋に落ちる。魔女であるアンジェリークは、バーナバスをヴァンパイアに変え、地中深く埋めてしまう。200年後、偶然掘り起こされたバーナバスは、長い眠りから覚めると、世界は一変していた・・・」という話。面白かった。ツッコミどころ満載だったりするけれど、ジョニデ&バートン作品のファンとしては、そんなところも楽しい。正直、バートン節は健在だけど、毒が足りない気はするけれど、まぁOK。でも、バートン作品が苦手だと合わないかもしれない。

一言で言ってしまえば、相変わらず(笑) 確かにバートン監督がおっしゃるとおり、ジョニーは演技上手いし、それぞれのキャラを演じ分けてはいると思うけれど、こう毎回白塗りで不思議キャラだと、見ている側の脳内がマンネリ化(笑) 思い出して比べてみれば『チャーリーとチョコレート工場』のウォンカと、バーナバスは全然違う人物だけど、くくりとしては"白塗り"だからね(笑) でも、個人的にはそんな感じも好き。

1960年代後半、全米で大人気だったドラマを映画化。ドラマの大ファンで今作への出演を熱望し、自らバートン監督に電話したというミシェル・ファイファーによると、当時としては結構セクシーな番組だったらしいけど、なんとソープオペラと呼ばれるお昼の番組だったらしい! この番組のファンだったのは、ティム・バートン監督とジョニー・デップも同じ。実はテレビ・シリーズのクリエーターだったダン・カーティスは、映画化を考え始めた当初から、バーナバス役にジョニーを考えていたそうで、2000年代に入って本人に話を持ちかけたのだそう。前述どおり自身もファンだったジョニーは、今作で製作にも加わっている。もちろんドラマ版は未見なので、今作がどのくらい原作にそっているのか不明。公式サイトのプロダクション・ノートによると、バーナバスとアンジェリークのキャラは同じっぽい。ヴィクトリアの比重が、もう少し重めなのかな? まぁ、今作でも最終的には重要なんだけど・・・

どうやらオリジナルではTVシリーズ放送開始から、ほぼ1年経って登場したというバーナバス・コリンズ。今作では冒頭から登場。メイドのアンジェリークはバーナバスを愛し、結婚を望んでいるけれど、彼にその気はない。でも、彼女の魅力にはあらがえない。自分をないがしろにするバーナバスに業を煮やし、魔女能力を発揮してバーナバスの両親を殺害。彼がジョゼットと恋に落ちると、彼女を誘導して自殺させ、絶望して後を追ったバーナバスを不死身のヴァンパイアに変身させてしまう。さらに村人をたきつけ、生きたまま棺におさめて地下深く埋めてしまう・・・ パーッと見せるこれらのシーン。ほとんどが夜のシーンなので、黒が印象的。1770年代当時、地位のある男性が使用人の女性に手を出しても、不道徳だと責められることは少なかったのだろうし、逆に使用人との結婚はあり得ないと考えられていたのではないかと思う。でも、現代を生きる身としては、自業自得な部分はあるなと(笑) まぁ、だからといってかなりヒドイけど。ジョゼットがかわいそう

シーンが変わって1972年、列車に乗る少女。これから住み込み家庭教師の面接に向かう様子。本名は忘れてしまったけれど、車内ポスターからヴィクトリア・ウインターと改名する。当時のファッションについては、そんなに詳しくないけど、ちょっと古風で地味な印象。夢見がちなかわいい少女に見えるけれど、暗さを感じる。悲しい生い立ちの彼女は、最後には重要人物であることが分る。舞台となる1972年の冒頭が、ヴィクトリアのシーンだったので、てっきり彼女が話を引っ張るのかと思ったら、そうではなかった・・・ 実は運命の女性なのに、存在感が薄かったのが残念・・・ よみがえったバーナバスは彼女に惹かれるけれど、彼女がバーナバスに惹かれている様子が、あまり感じられなかったので、ラストがちょっと唐突な気も・・・ でも、回想シーンで全ての説明がつくようになっていて、その辺りもバートン節である気もするけれど。

時代を超えた愛とか、家族(一族)のつながりを描く作品ではあるんだけど、その辺りについては見せたものから汲み取ってくれという感じで、いちいち説明的なシーンやセリフはほとんどない。建設工事により掘り出されたバーナバス。彼は一族の没落ぶりを悲しむ。一族の末裔として、何とか踏ん張っているのがエリザベス。その娘で15歳のキャロリンは反抗期。エリザベスの弟ロジャーは遊ぶことしか頭にない。その息子のデイビッドは母を亡くしてから奇行が目立つ。イベントでジョニーたちへのサプライズは、彼の幽霊の扮装を真似たもの。デイビッドのカウンセリングのため雇われたけど、酒びたりのホフマン博士、屋敷が広すぎてほとんど仕事をしていない使用人ウィリー。あと、途中からどうなったか覚えていないおばあちゃん(笑) 以上がコリンズ邸で暮らす人々。エリザベス以外はかなり濃いキャラなんだけど、そんなに不思議な感じがしないのは、逆にバートン・マジック?

濃いキャラ達の印象が薄いのは、よみがえったバーナバスと、アンジェリークのキャラが濃過ぎるから。白塗り、目の下クマ、長い指&爪に、時代錯誤ないでたちという外見のバーナバスもさることながら、今やコリンズポートの実権を握る、ゴージャス美女アンジェリークの存在がすご過ぎ(笑) 金髪で真っ赤な口紅。スポーツカーを乗り回す。バーナバスに対する執着がスゴイ! 時に憎しみ、時に愛情、その激しさが笑える。演じるエヴァ・グリーンが完璧美女だけに大迫力。ちょっと彼女に持ってかれた感があるかも。バーナバスがあの手この手で対抗策を講じても、ことごとく踏み潰されるわけだから、それでいいのだとは思うけれど・・・

話としては200年後によみがえったバーナバスが、時代錯誤な言動を繰り広げつつ、没落した家業を建て直し、一族の絆を取り戻し、運命の恋を手に入れるということなので、複雑な話ではない。ご本人がヴァンパイアであることも、コメディー要素の方が強く、そんなにことを複雑にしているわけではない。だから後はどう見せるか。オリジナルは未見なので、バートン監督がどの程度原作の持ち味を生かしたのかは不明だけど、要するにバートン節。コミカルな中に毒を含んだ感じ。ただ、その毒が年々薄れているような・・・ 確かにバーナバスが、仲良くキャンプ・ファイヤーを囲んだヒッピーの若者達を襲うシーンは毒があったけれど、もっとこう・・・ 例えば『チャーリーとチョコレート工場』で、イッツ・ア・スモール・ワールドみたいな踊る人形が燃えちゃって、登場人物も見ている側も(´д`)ってなっちゃう感じが大好きなんだけど、そういう部分が少なかったように思う。

とはいえ、小ネタや大ネタ(?)満載。小ネタまずはカメオ出演から。バートン作品といえばのクリストファー・リー! リー様もちろん出てらっしゃいます! バーナバスの催眠術にかかってしまう漁師役。この時の手の動きは、バーナバスのキメポーズでもあるんだけど、長い爪の妖しい手の動きと言えば『ロード・オブ・ザ・リング』のサルマン! 多分、意識してると思うんだけど・・・ 大ネタはアリス・クーパー。昔、開催していた舞踏会の代わりにと開いたライヴ・イベント。キャロリンのアドヴァイスにしたがって呼んだのがアリス・クーパー! もちろん本人が出演。「ドワイト・フライのバラード」と「ノー・モア・ミスター・ナイス・ガイ」を歌っている。このシーンにはオリジナル・キャストの4人がカメオ出演しているのだそう。オリジナル見ていないので、自身は全く分らなかった ちなみに出演しているのは、ジョナサン・フリット、ララ・パーカー、キャスリン・リー・スコット、デイビッド・セルビー。個人的に好きだったのは、アンジェリークの会社の会議室に飾られている歴代社長(全員アンジー)の肖像画。それぞれの時代の衣裳で描かれているけど、2代前の社長の絵が、タマラ・ド・レンピッカのタッチで描かれている! 確かにその頃はアール・デコの時代。タマラ・ド・レンピッカはその頃人気のあった女性画家。これは( ̄― ̄)ニヤリ

キャストは豪華。ご本人自ら出演交渉したというミシェル・ファイファー。相変わらずキレイ。ちょっと怖い感じが魔女っぽいので、てっきりラスト実は・・・ってなるのかと思ったら、それはなかった。一族、家族を守ろうと孤軍奮闘する姿はたくましいけど、女性らしさを失っていないのもいい。ちょっと疲れてるけど(笑) そのエレガントな感じはさすが! 酒びたりのホフマン博士は、バートン作品といえばのヘレナ・ボナム・カーター。アンジェリーク役かと思ったわなんて語っていたそうだけど、いつもダルそうで、若さと美しさに執着するホフマン博士を好演。でも、この役あんまり生かされていない気も・・・ 血のくだりとか、ラスト・カットがあるから、そんなこともないか(笑) このシーンの表情好き。キャロリンのクロエ・グレース・モレッツも、反抗期の少女を憎たらしくえんじていて、さすが! 後半、意外な事実が分るけれど、それもそんなに生かされてないような・・・ でも、笑顔がかわいいのでOK。こういう役ばっかりだけど大丈夫かな? 『キャリー』もやるそうだし・・・ 余計なお世話だけど(笑)

やる気のない使用人ウィリー役のジャッキー・アール・ヘイリーが良かった。ちゃっかりしててるけど、主人のピンチには駆けつける真面目な一面もいい。本人は普通に話しているのに、コミカルで笑えちゃうのはさすが! 彼の存在には癒された。アンジェリークのエヴァ・グリーンが大熱演。バーナバスを憎く思いながらも、まだ愛している感じを、コメディータッチで演じている。ゴージャス美女。完全にこの映画持ってったと思う。この熱演はあっぱれ! そして、バーナバスのジョニー・デップ。やっぱりジョニー上手いんだよね・・・ バートン監督の言うとおり、確かに8人とも別人ではある。あるんだけど、やっぱり白塗りデフォルメの外見がこうも続くと辛いかなぁ・・・ 個人的にはジョニーのファンだし、白塗りキャラも好きなので、今回も好きだったんだけど、ジョニーもしくはバートン監督のファンじゃないと同じに思えるかも。イヤ、ファンだから見る目があるのよってことではなくて、確かにジョニーの演技はそれぞれ違っているけど、結局白塗りでしょって思ってしまう人もいるかもってこと。でも、それを楽しみにしている人もいるわけだから、難しいところ・・・ 悩ましい(笑)

と、なんだかけなしているみたいだけど、バートン&ジョニデ作品のファンなので、若干マンネリ感を感じながらも、楽しかった! いつもながらの作り物感満載な画が好き 1970年代の架空の街コリンズの街並みがおもしろい。広すぎて手入れの行き届かないコリンズ屋敷のセットが豪華! バカバカしい仕掛けも笑える。'70年代の若者の部屋って感じのキャロリンの部屋も好き。鳥かごを半分に切ったみたいな吊りイスとか、毛足の長いふわふわ絨毯とか キャロリンが聴く'70年代ROCKも(・∀・)イイ!! 「トップ・オブ・ザ・ワールド」に乗って街の様子をスローで見せるシーンが、ちょっと毒があって笑えて好き。盟友ダニー・エルフマンの曲もΣd(゚∀゚d)イカス! CMでもちょっと流れるエレクトーンのシーンとか、ベタなのもジョニー上手いから笑えた。日光に弱いため、サングラス、手袋着用で日傘をさして出かける姿がマイケルみたい(笑) 1772年の衣裳も、1972年の衣裳も素敵。ホフマン博士の大きな柄のワンピースとか着てみたい

うーん。他にも書きたいことがあったように思うけれど、もういいか(笑) 決して面倒になったわけではありません! ストーリーとか、セットとか、キャストとか、音楽とか、アリス・クーパーとか(笑) いろいろ見どころあるけど、もうバートン映画!

ちょっとグロいシーンもあるけど、デート映画にもいいと思う。試写会では前の席にチビッコが座ってたけど、飽きてたっぽい。お子様には向かないかと・・・ バートン&ジョニデのファンの方是非!

『ダーク・シャドウ』Official site


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