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【cinema】maru's BEST MOVIE 2018

2018-12-31 21:53:53 | cinema

🎬【cinema】maru's BEST MOVIE 2018🎬

 

今年も残すところ数時間。早過ぎる💦 特に今年は後半が早くてあっという間。12月って2週間くらいしかなかった気がする😵 今年は12月に入ってもレビュー書けてない鑑賞済み作品が2本あったり、1週間前に鑑賞した作品のレビューも書かなきゃで、ベストも出せるかと心配になったけど、せっかくなので頑張った!

 

今年は現時点(2018年12月31日20:18)で225本鑑賞で、そのうち試写会を含めた劇場鑑賞は23本。全体数は去年より15本増えて、劇場鑑賞数は5本減った💦 試写会当たってても行けなかった数が結構多くて残念だった😢 そしてより引きこもったとも言える。

 

今年も2018年日本公開作品限定。洋画と邦画を分けるほど見れていないので一括して選出。今年は劇場鑑賞ではなくてWOWOW放送時に鑑賞した作品も選出してしまったので、レビュー記事書けてなかったりしております😅 とりあえず直感で選んでみたので、後から良く考えると違ってくるかも? でも、1位は変わらないと思う。

 

ということで、maru's BESTをドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

1位:『ボヘミアン・ラプソディ

 

 

これはホント胸が熱くなった。バンドもの映画はよく見るので、だいたい同じような軌道をたどっていて、特に目新しいこともなかったのだけど、とにかくラスト21分のライヴシーンの臨場感がすごかった! キャストたちのなりきりぶりも見応えあった😃

 

2位:『スリー・ビルボード

 

 

 

劇場公開時に見逃していて、WOWOW放送時に鑑賞。なのでレビュー記事は書けてません💦 リンク先はまとめ鑑賞記事で、映画レビューサイトcocoの投稿レビューを載せてある。事件解決に向けて自分勝手な方法で突き進む主人公が、時には法を犯してしまったりと、登場人物たちが善と悪にキッチリ分けられないのがおもしろかった。どう決着するんだろうと思ったら、まさかのオチ。でも、爽快感があったりするのもおもしろかった。

 

3位:『ヘレディタリー 継承

 

 

珍しくホラー映画がランクイン。ホラー映画は怖くて見れないということはないのだけど、好んで見る方ではない。でもこれは劇場に見に行ってしまった。ホラー好きのお友達が絶賛してたのがきっかけ。結果これは劇場で見て正解! 音の使い方とかが上手いので、音響のいい劇場で見たのは怖さ倍増だったと思う。そして、夜中家で見てたら怖くてトイレに行けなくなったかも😅

 

4位:『ワンダー 君は太陽

 

 

 

難病ものではあるのだけど闘病生活ではなくて、好奇の目を向けて来る相手や、嫌がらせをする同級生に傷つきながら、家族の支えを受けて友情を育み、自分の居場所を切り拓いていく姿を押しつけがましくなく描いている。また、主人公だけでなくて、姉やその友人などの悩みも描いたことも良かったと思う。

 

5位:『search/サーチ

 

 

 

これは見ててホントに惹き込まれた。PC画面だけで展開するのは知ってたけど、アイデア勝負の作品かなと思ったら、まさかの展開でサスペンスとしても楽しめた。ただ、やっぱりこれは数年後に見たら全てが古くなってしまっていたりするのだろうから、今が旬というのもある😅

 

6位:『グレイテスト・ショーマン

 

 

これも劇場公開時見逃していて、WOWOW放送時に鑑賞。ということで、コチラもレビュー記事なし。リンク先はまとめ記事。ミュージカルシーンの迫力がすごく、人種問題や、障碍者問題についても描いていて、彼らの悲痛で強い叫びが印象的だった。主人公を美化することなく描いたことも良かったと思う。そしてやっぱり音楽がよかった。

 

7位:『メアリーの総て

 

 

今年最後の劇場鑑賞作品。見たばかりというのも順位に大きく影響したかな。映画の出来としては特別スゴイとは思わないけど、芸術が生まれた背景を描いた作品、特に作者が苦しんでもがいて生みだされる過程を描いた作品に弱い。無条件で感動してしまう😅 ということでランクインでございます。

 

8位:『カメラを止めるな!

 

 

今年一番の話題作。盗作疑惑などがあり、一応その件について書かれた記事も読んでみたところ、かなりグレーゾーンである気がしたので、選出はどうしようかなと思ったのだけど、やっぱりおもしろかったので入れておく😌

 

9位:『レディ・プレイヤー1

 

 

これは映画のオマージュたくさんで映画好きとしてはニヤリ😀だった。ゲームはムーミンの箱庭ゲームぐらいしかしないので、全然詳しくないのだけど、見ていて一緒にゲームをしているような感覚で楽しかった。そして、ラストのあのバトルは日本人としては、ガンダムやらゴジラやらうれしかった😌

 

10位:『きみへの距離、1万キロ

 

 

プーと大人になった僕』と迷ったのだけど、低予算で小品ながらじんわり心に響いて来たのでこちらを選出。遠く離れた女性の人生の危機を救うため、小さなロボットを駆使して助けるうちに、彼女に恋していくという発想がおもしろかった。ラストのちょっとファンタジックな感じも好き。

 

毎年入る猫枠は今年はなし。『旅猫リポート』は猫かわいかったのだけど、10位に入れる感じではなかったかな😅 この10作品以外にも良かった作品もあるし、順位も後日考えると変わるかもだけど、全体的なバランスなども考慮するとこんな感じかなと。

 

さて、今年も残すところあと2時間ちょい💦 早過ぎるし全然年の瀬感がない😣 今年もたくさん映画を見れて、平和に過ごせたことに感謝。今年もいろいろお世話になりました! 細々やっているブログだけど、日々訪問してくださってありがとうございます┏○ペコ 来年もよろしくおねがいいたします😃

 

よいお年を~

 

【参考:過去のmaru's BEST】

maru's BEST MOVIE 2017

maru's BEST MOVIE 2016

maru's BEST MOVIE 2015

maru's BEST MOVIE 2014

maru's BEST MOVIE 2013

maru's BEST MOVIE 2012

maru's BEST MOVIE 2011

maru's BEST MOVIE 2010

 

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【cinema】『メアリーの総て』

2018-12-31 02:24:09 | cinema

2018.12.21 『メアリーの総て』鑑賞@シネスイッチ銀座

 

これ試写会あったかな? 応募した覚えがない。ずいぶん前から見たいと思っていたので、公開翌週に女性は945円で見れる金曜日に見に行ってきた~

 

ネタバレありです!  結末にも触れています!

 

「19世紀ロンドン。書店を営むアナーキストの父の指導を受けながら作家を夢見るメアリー。夢見がちな彼女を継母は理解出来ず折り合いが悪い。父のすすめでスコットランドの親戚の元に身を寄せる。そこで詩人のパーシー・シェリーと出会い恋に落ちるが、彼には妻子がいた。父の反対を押し切り駆け落ちした2人だったが・・・」という感じで、これは「フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス」(Wikipedia)を執筆したメアリー・シェリー(Wikipedia)の話。ちょこちょこ設定を変えている部分があるようだけれど、ドキュメンタリーではなく映画として考えればOKかと。これは結構好きだった。

 

ハイファ・アル=マンスール監督作品。サウジアラビア出身の女性監督。監督の作品は『少女は自転車に乗って』を見ていて、好きな作品だった。作品について毎度のWikipediaから引用しておく。『メアリーの総て』(メアリーのすべて、原題:Mary Shelley)は、2017年に公開されたアイルランド・ルクセンブルク・アメリカ合衆国の恋愛映画。ハイファ・アル=マンスールが監督を務め、エル・ファニング、メイジー・ウィリアムズ、ダグラス・ブース、ベル・パウリー、ベン・ハーディが出演している。2017年9月9日にトロント国際映画祭でワールド・プレミアが開催され、2018年5月25日にアメリカ、7月6日にイギリスで公開された。日本では同年12月に公開される。

 

当初、映画のタイトルは「A Storm In the Stars」だったが、2017年1月に「Mary Shelley」に変更された。ストーリーはオーストラリアのシナリオライターであるエマ・ジェンセンの脚本を基にしている。ジェンセンはスクリーンNSWとスクリーン・オーストラリアから援助を得て脚本を書き上げ、アメリカのユナイテッド・タレント・エージェンシーがプロデューサーのエイミー・ベアーに売却した。2014年2月28日にハイファ・アル=マンスールが監督に起用された。

 

2014年7月30日にエル・ファニングがメアリー・シェリー役に起用された。2015年3月20日にベル・パウリーがクレア・クレアモントに起用された。5月8日にはダグラス・ブースがパーシー・ビッシュ・シェリーに起用され、ハンウェイ・フィルムズ(英語版)が製作及び映画の国際販売のために参加することが発表された。2016年2月19日にベン・ハーディの起用と、パラレル・フィルムズのアラン・モロニーとルース・コーディがプロデューサーとして参加することが発表された。3月2日にトム・スターリッジ、メイジー・ウィリアムズ、スティーヴン・ディレイン、ジョアンヌ・フロガットの起用が発表された。2016年2月20日からダブリンで主要撮影が始まり、3月7日からはルクセンブルクで撮影が行われた。

 

2017年9月9日にトロント国際映画祭でワールド・プレミアが開催された。IFCフィルムズとカーゾン・アーティフィシャル・アイがそれぞれアメリカ、イギリスの配給権を取得した。2018年4月28日にトライベッカ映画祭でアメリカ・プレミア上映が行われた。

 

Rotten Tomatoesでは112件のレビューが寄せられ支持率40%、平均評価5.4/10となっており、Metacriticでは26件のレビューが寄せられ49/100のスコアとなっている。

 

とのことで、あんまり評判がいいとはいえないのかな? 個人的には結構好きだったのだけど、それはやっぱり100分de名著で「フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス」(記事はコチラと、コチラと、コチラと、コチラ)を見て、内容だけでなく解釈も知っていたこともあるのかも。そして、ベネディクト・カンバーバッチ主演の舞台版(感想はコチラ)を映画館で見たこともメアリー・シェリーに興味を持った理由。この舞台ダニー・ボイルの演出で、とっても見やすくて分かりやすかった。そして何よりベネディクト・カンバーバッチとダブル主演のジョニー・リー・ミラーの演技が素晴らしく、怪物の思いが伝わってきた。原作読んでみたいと思いつつ、結局未だに読めていないのだけど、まぁストーリーは知っているのでOKかと。前置きが長いけど、とにかくこんな作品を18歳で生み出したというメアリー・シェリーに興味があったわけです。

 

冒頭は墓地。本を読んでたんだっけ? 物語を考えてたんだっけ? とにかく墓地で物語の世界に没頭しているメアリー(エル・ファニング)。メアリーが物語を書くことは知っているわけだから、当然小さい頃から本が好きだっただろうと予測はしているので、この導入部は彼女の本好きアピールとしてすんなり入ってくる。映像が幻想的で美しい。

 

家に戻ると早速継母(ジョアンヌ・フロガット)に嫌味を言われる。家の手伝いを何もしなかったのだから仕方がないけど、メアリーが後にシェリーと駆け落ちした理由の一つにこの継母との不仲があるので、この辺りは興味深い。

 

後にメアリーのセリフで明らかになることだけれど、先に書いてしまう。メアリーの母親メアリー・ウルストンクラフト(Wikipeida)はフェミニストの先駆者と呼ばれた女性だったけれど、メアリー出産時に死去。父親で著名なアナーキストであるウィリアム・ゴドウィン(Wikipeida)(スティーヴン・ディレイン)は、継母メアリー・ジェイン・クレアモントと再婚した。2人の間には妹のクレア(ベル・パウリー)と弟が生まれている。2人ともメアリーになついていて、妹は後にいろいろ問題を起こす。この妹の行状については創作の部分もあるのかな?

 

メアリーは夜中眠れない時には父の蔵書をこっそり読むような読書家で、自身も父の指導のもと物語を書いたりもしているようだけれど、この辺り実際のメアリーもそうだったのかは不明。やはり母親の影響もあるのか同じ父親の血を引いていても、妹と弟には読書好きの傾向はないらしい? ただ、後のことを考えると映画では描かれていなかったけれど、妹も文学的素養があったのかもしれない。

 

いよいよ継母との折り合いが悪くなったことを苦慮し、父親はメアリーをスコットランドの親戚?の家に滞在するよう手配する。お金持ちらしくお屋敷に住んでいて、同じ年ごろのイザベル・バクスター(メイジー・ウィリアムズ)もいる。このイザベルも母親を亡くしているせいか、意気投合し仲良く過ごす。この頃イギリスで流行っていたのか、イザベルは母親の霊と会話するため降霊術をするなどと言ったりする。こういう背景がオカルト的なものを生み出す土壌になっているのかもしれない。

 

さて、このスコットランド滞在中にメアリーは運命の出会いをする。屋敷の主が催したパーティにパーシー・シェリー(ダグラス・ブース)が招かれたのだった。一目でお互い感じ合うものがあり、シェリーの詩の朗読を聞きさらに心惹かれるメアリー。2人は直ぐに恋に落ちる。後に発覚してメアリーは大変ショックを受けることになるのだけど、この時シェリーが既に結婚していたことは知識として知っていたので、てっきりメアリーも知っているのかと思ってた。でも、シェリーも21歳と若く、メアリーが誤解してもしかたないかも? とはいえ周りには知っている人もいたと思うけれど、当時の倫理観みたいなものがどうだったのかは分からない。

 

2人の仲は公然となりつつあったけれど、そんな中ロンドンから手紙が届く。内容はハッキリと言われないけれど、どうやら妹の病状が重いので早く帰れというものらしい。急いで帰ることにするけれど、イザベルにシェリーへの伝言を残すことも忘れない。ところが、帰ってみるとメアリー不在で退屈していた妹の仮病であった。楽しい時間を奪われてしまったわけだけれど、メアリーは笑って許す。実際はどうだったのか不明だけど、この映画ではメアリーはこの妹に大変悩まされることになるのだけど、常に彼女を突き放すことなく赦していたのは意外だった。まぁでも姉妹ってそういうものか。でも自分だったらちょっと許せないかな~😕

 

しかし、今度はシェリーがメアリーを訪ねて来る。とはいえ、名目上は尊敬する父親のゴドウィンを訪ねてということらしい。これは2人が出会った時にも言っていたことなので、ゴドウィンを崇拝しているというのは嘘ではないのだと思う。ゴドウィンに教えを乞いたいと言い、指導料を支払うと申し出ている。ゴドウィンとしては詩人としてのシェリーの才能は買っていたものの、その行状についてはよく思っていなかったっぽい? メアリーとの仲を心配していた様子。

 

そんな時、メアリーをハリエットという女性が娘を連れて訪ねて来る。彼女はシェリーの妻で連れているのは彼の娘だと言う。当然ながらハリエットはシェリーと別れて欲しいと言い、彼がしょっちゅう女性問題を引き起こしているとも言う。これが実際にあったことなのかは不明。もしあったとして、後半の言葉がメアリーの胸にどの程度響いたのかも分からない。

 

メアリーは当然ながら激怒。シェリーに詰め寄る。この時、父親も同席していたよね? たしかもう教えることはできない的なことを言っていたような気がする。シェリーの弁明としては若気の至りであり、愛しているのはメアリーだけだといういうこと。浮気男の言い訳はいつの時代も同じなのね。とはいえ、結婚したのが5年前ということは16歳だったのか! いくら19世紀のこととはいえ、やっぱり父親になるには早い。シェリーは後に父親に勘当されてしまうのだけど、どうやら実家は裕福な貴族らしいので、甘やかされて育った傲慢な若者なのでしょう。嫌な人物というわけではないのだけど、総てにおいて考えが甘いのは否めない。ただまぁ16歳だからねぇ。とはいえ、これらもあくまで映画上でのことであり、実際のシェリーがこんな人物だったのかは不明。Wikipeidaによると当時としては破天荒な思想の持ち主ではあったようだけれど、今作でメアリーの継母に色情狂と言われるほど女性関係にだらしなかったわけではないような? 別にかばう気はないけれど😒

 

2人は未婚のまま家族として暮らすと宣言し、父ゴドウィンを激怒させる。結果、2人は駆け落ちすることにするが、妹のクレアも一緒に連れて行ってほしいとついて来る。これは実際についてきたそうだけれど一体なぜ? 姉の駆け落ちに着いて行くっていうのはどういう心理なんだろう? メアリーは置いて行けないと言うけれど、継母はクレアの実母なわけだし、決して裕福なわけではないけど、貧困というわけでもないのに何故? その辺りちょっと知りたいところでもあった。イヤ、この妹が良くも悪くもカギを握る人物なので。

 

実際は大陸へ駆け落ちした後、イギリスへ戻って来たようだけれど、映画では大陸へは行っていない。Wikipediaでは"大陸"としか書いていないので、どこの大陸なのか不明なのだけど、「フランケンシュタイン」でも怪物がアフリカに行くと言っているので、アフリカ大陸なのかな? アメリカに渡ったなら戻って来なさそうだし。リビングと寝室、そして次の間がある部屋はシェリー自身の持ち物なのかな?次の間を妹のクレアが使い、シェリーとメアリーは寝室を使う。決して広いとはいえないけれど、日本人の感覚からしたら1人暮らしならば十分広い。この駆け落ち騒動により父親から勘当されて、仕送りを打ち切られたと言っていたので、それまでは資金援助があったらしい。当時の21歳が社会的にどんな位置づけなのか不明だけど、学生でもないのに援助があったのは、実家が裕福なだけでなく、詩人という職業の不安定さもあるのかな。

 

実際のメアリーも継母との折り合いが悪かったことも駆け落ちの理由の一つであったようだけれど、映画では本当にゴドウィン家内に居場所がなかった。メアリーの奔放さや感受性の豊かさが、狭い家の中に押し込められ、"女性らしさ"を押しつけてくる継母との関係は決して分かり合えない気もする。とはいえ、当時の価値観からしたら継母が間違っているというわけでもない。ただ、見ている側としても、これはもう家を出るしかないじゃないかという閉塞感を感じていたので、製作側の意図としてはそういう演出なのだと思う。

 

家とか女性とかいう概念から解放された喜びからか、クレアとともにお酒を飲み怠惰な生活をするメアリー。そんな様子にシェリーは苦言を呈し、父親からの支援が打ち切られたことを告げる。詩作の前金も世間の評判をおもんぱかってか貰えない。このような状況に陥ったことで、メアリーは生活を改めるが、妹のクレアは相変わらず怠惰に過ごす。この時代女性が職業を持つことは難しかったとはいえ、居候しているだけでも見ていてイライラするのに、どうやらこの妹はシェリーと男女の仲になっている様子。シェリーはクレアを連れて外出したりするようになる。この妹役のベル・パウリーは『ロイヤル・ナイト 英国女王の秘密の外出』でも奔放で羽目を外しまくるアン王女を演じていて、ハラハラさせたけど本当に上手い。

 

市場に買い物に出かけたメアリーは、貴重な初版本を売ろうとしている父親に会う。父親はメアリーの粗末な身なりを見て、お前の選んだ道なのだから精一杯生きろというようなことを言い、初版本は売らずに去って行く。メアリーに気づく前は、お金になるなら何でも売る的なことを言っていたので、シェリーからの収入がなくなり困窮しているということなのでしょう。

 

ある日、シェリーが急に引っ越しをすると言う。なかなか広い家で調度品も豪華。メイドまでいる。どこにそんなお金が?と思うけれど、後に父親の土地を担保にお金を借りたことが判明する。実際もそうだったのかは不明だけど典型的なダメ男。そんなことは知らないメアリーたち。それでもメアリーは節度ある生活をしようとするけれど、妹は享楽にふける。相変わらずシェリーとも関係を続けているようだけれど、後に3人で出かけた劇場でジョージ・ゴードン・バイロン(トム・スターリッジ)と出会い、取り入ろうと考える。クレアがバイロン卿の子供を産んだことは事実らしいけれど、こんなにいろいろな面でだらしのない人だったのかしら? とにかく品がない。

 

メアリーたちは引っ越し祝いにとパーティを開くけれど、シェリーの友人男性1人しか来ない。この人物が誰なのか失念してしまったけれど、メアリーに興味津々の様子。後日、シェリーがクレアと出かけている隙に家にやって来て、どうやらメアリーに迫ったらしい。そのことをシェリーに訴えると、駆け落ちする前に自由恋愛だと話し合ったのだから、自分が誰と恋愛しようとOKだし、メアリーが誰と恋愛しても構わないと言う。当然、メアリーは反発し、自分にはシェリーしかいないと言うけれど、シェリーはそれは意に反するという態度。うーん。それは自由恋愛なのではなくて、自分勝手であり、見境がないというのでは?

 

とはいえ、メアリーは身ごもり女児を出産する。この子の名前は何だったかな? クレアだった気がしたけど違ったかな? シェリーも女児誕生を喜ぶが、育児疲れのメアリーをいたわるそぶりでクレアの部屋に行ってしまう。最低の男だし、最低の女だな。実際のメアリーたちの暮らしがどんなだったのかは不明だけど、こんな生活は地獄だわと思っているとさらに辛い出来事が。

 

借金取りに追われて夜逃げする羽目になり、冷たい雨の中熱のある赤ん坊を連れて逃げなければならない。行先は元住んでいた家。なんとか逃げて来るけれど、赤ん坊は亡くなってしまう。実際、メアリーは最初の子を生後11日で亡くしているようだけれど、こんな風に亡くなってしまったのかは不明。この日からメアリーはベッドから起き上がることもままならなくなってしまう。シェリーがいくら慰めても埋まることのない空洞が出来てしまったかのようだった。実際がどんな感じだったのかは不明だし、当時は今より乳児が亡くなる率は高かったでしょうし、さらに当時の死生観も今とは違うと思う。でもやっぱり母親が子供を亡くすというのは本当に辛いことだと思う。

 

メアリーが少しずつ回復してきた頃、妹のクレアがスイスのバイロン卿の屋敷に行こうと誘う。クレアは自分は妊娠していると告げる。メアリーは誰の子なのかと蔑むけれど、クレアは自信満々に当然バイロン卿の子だと言う。本当かしら? 実際のクレアがシェリーとも関係を持っていたのかは不明なので、バイロン卿の子供で間違いないのでしょう。

 

バイロン卿は急に押しかけてきて迷惑というようなことを遠回しだけどあからさまに言うけれど、とにかく受け入れてはくれる。そこには医師のジョン・ウィリアム・ポリドリ(ベン・ハーディ)もいた。5人は享楽的な日々を過ごすが、その中でもメアリーとポリドリは他の3人とは距離を保っていた。2人はまともな感じ。

 

この享楽的な感じは意外に長い尺で映される。バイロン卿の屋敷で皆で怪奇譚を書こうということになり、それがきっかけで「フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス」が生まれたということは知っていたので、他にも滞在者がいたのだろうと思っていたし、こんなにダラダラと享楽的に過ごしていたとは思わなかった。

 

ある日、シェリーに手紙が届く。シェリーはショックを受けて部屋に引きこもってしまう。そんな中、何きっかけだか忘れてしまったけれど、クレアがバイロン卿に対して自分を恋人だと言うと、バイロン卿は冷たくクレアは恋人などではなく遊びだと言い捨てる。ほらね。そんな品のない行動を取っていたら、こんな人には見下されるに決まっているとか思っていると、クレアは伝家の宝刀であるバイロン卿の子供を身ごもっていると言う。すると、子供の養育費は払うけれど妻にするつもりはないと切り捨てる。ショックを受けたクレアはその夜シェリーの部屋に忍んでいく。まったくこの女😠

 

前夜、クレアとシェリーが共に過ごしたであろうことも察知しているメアリー。そんな彼女にシェリーは妻のハリエットが入水自殺したという連絡があったと告げる。実際にハリエットは水死していて、自殺だと考えられているのだそう。そもそもシェリーとは不仲であったそうだし、死亡時には別の男性の子供を宿していたとのことなので、映画から受けるメアリーのせい的な印象とは違うのかもしれない。

 

これを聞いてメアリーはここを引き上げる潮時だと宣言。3人は家に帰る。そしてメアリーは小説を書き始める。それは猛烈な勢いだった。実際のメアリーはバイロン卿の屋敷で執筆しており、さらにシェリーの助言を受けつつ書いたということだし、さらにこの時男児を妊娠していた。「100分de名著」では、この妊娠が大きな影響を与えたのではないかと言っていた気がする。つまり「フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス」は創造主と被創造者(っていうのかな?)の話であり、それは新たな命を生み出す性としての自分に対する畏れがあったのではないかということだった。そしてそれは自分にとってとっても腑に落ちるものだった。なので、メアリー自身が創造主なのだと思っていた。でも、今作のこれまでの過程と、そしてこの作品の産みの苦しみを見ていると、なるほどメアリーは怪物なのだと思った。

 

この時代の女性たちは人権がないに等しかった。女性に生まれたくて生まれてきたわけではないのに、女性だからという理由で虐げられる自分。それを愛されたいのに愛されない怪物に重ねていたのかなと。「フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス」は、初のSF小説とも言われているそうだけれど、実は愛についての話であるということ。そのことを考えたら自然に泣いていた😢

 

小説は完成し、読み終えたシェリーは感動。自分が出版社に持ち込むと言う。しかし、メアリーは毅然とした態度で、これは自分の小説だから自分が持ち込むと言う。実際はどうだったのか不明だし、この時シェリーが手柄を横取りしようとしていたのかは分からないけど、彼が自分が持ち込むと言ったのは、女性が持ち込んでも受け付けてもらえない現実を知っていたからかもしれない。事実、作品に興味を持ってもらえても、女性だからと言う理由で出版は断られ続ける。やっと出版にこぎつけるも、名前は伏せシェリーの献辞?をつけることが条件だった。

 

シェリーは喜んで書くと言うけれど、それはメアリーが受けた屈辱を全く理解していないということだった。メアリーは絶望しシェリーに対して怒りをぶちまける。それからシェリーは帰ってこなくなった。妹のクレアは家に帰った。1人になったメアリーをポリドリが訪ねて来る。バイロン卿の提案がきっかけで、ポリドリは吸血鬼を題材に小説を書いた。これを出版社に持ち込んだところ、バイロン卿の作品として出版されてしまったと話す。もちろんバイロン卿は自分の作品ではないと否定したけれど訂正されることはなかったのだそう。酷い。今でもこういうことはあるのかもしれないけれど、この当時は著作権などもなかっただろうから、平気でこんなことがまかり通っていたのでしょう。

 

そんな中、父親のゴドウィンから「フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス」の出版を祝う会への招待状が届く。場所は実家の書店。裏口からこっそり覗くと、男性客が集まっており、シェリーが姿を現す。著者はシェリーだと思っている人々は拍手喝采で迎える中、シェリーはスピーチを始める。この本を書いたのは自分だと思っている人がいるけれど、それは真実ではない。自分はこの本を改めて読んで、作者に対して自分がしてきたことに思い至ったと語る。それを裏口から見ていたメアリーは涙を流す。そして見ている側も涙を流していた。

 

芸術が生み出すためには作者はこんなにもがき苦しむのかと思ったら泣いていた。実際のメアリーがこんなに苦しんで書いたのかは不明だし、物語や芸術品のイメージが自然に頭にわいてくるような天才もいるでしょうけれど、悩んだり辛い思いをした末に芸術が生み出されるという話に弱い。

 

映画はこのシーンで終わり、エンドロールでメアリーとシェリーが結婚したこと、29歳でシェリーが事故死するまで一緒に暮らしたこと、バイロン卿はクレアの娘に養育費を支払ったこと、ポリドリは結局「吸血鬼」が彼の作品とは認められず自殺してしまったこと、この「吸血鬼」を元にブラム・ストーカーが「ドラキュラ」を書いたこと、メアリーはその後男の子を出産したこと、53歳で亡くなったことが表示される。シェリーはボートが沈没して亡くなったそうだけれど、数年しか一緒にいられなかったのね。

 

キャストはみな良かったと思う。クレア役のベル・パウリーはたまたま見た2作が、享楽的なことに弱くだらしのない役だったこともあり、そんな人にしか見えなくなってしまった。それだけ上手いということ。バイロン卿のトム・スターリッジも身分の高い金持ちにありがちな身勝手さを、気持ちの悪い感じに演じていてよかった。ホメてます。父親ゴドウィンのスティーヴン・ディレインも良かった。ポリドリのベン・ハーディは『ボヘミアン・ラプソディー』(感想はコチラ)のロジャー・テイラー役の人だったのね? 髪型や衣装もあるけど全然別人でビックリ😲

 

シェリーのダグラス・ブースも良かったと思う。実際はどうだったかは別として、今作のシェリーはダメ男。彼の言動にメアリーと共に絶望的な気持ちになるのに、魅力的であるのは分かる気がすると思わせたのはダグラス・ブースのおおかげ。とはいえ、コスチューム・プレイ好きなのだけど、コスチューム・プレイの"美男子"の好みが合わない😣

 

そして、メアリーのエル・ファニングが良かった。今作で描かれているメアリーとほぼ同じ年頃なこともあり、とってもリアルだったと思う。メアリーは確かに軽率な行動をとったかもしれないし、それが彼女を苦しめたかもしれないけれど、それゆえにあの傑作を生みだしたのだとしたら、結果オーライとは思わないけれど、そういう形で花開かせたのはメアリーの知性や強さ。その辺りの成長を見事に演じていたと思う。

 

セットや衣装など映像が美しかった。特に、メアリーの隠れ家的な墓地が幻想的で美しい。実際のメアリー・シェリーや、作品が生まれた背景など実際と違っている部分もあるかもしれないけれど、今作として描きたかったのは"女性"であることの辛さや難しさ、そしてその魂の叫びなのかなと思うので、その辺りは伝わって来た。それを描く手段として自らの中に溜まった澱を"怪物"とするというアイデアはとてもよいと思う。芸術が生み出される瞬間に立ち会えるのもうれしい😃

 

女性はきっと好きなんじゃないかな。息苦しさを感じている女性にオススメ。エル・ファニング好きな方是非!

 

『メアリーの総て』公式サイト

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【Googleのロゴ】大晦日 2018

2018-12-31 00:25:38 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



大晦日2018


毎年やってる気がするけど、Wikipediaから引用

 
 

大晦日(おおみそか)は、1の最後の日。

天保暦旧暦)など日本太陰太陽暦では12月30日、または12月29日である。

現在のグレゴリオ暦新暦)では12月31日

翌日は新年1月1日)である。

大つごもりともいう。

日本では、年神を迎えることにちなむ行事が行われる。


とのことで、名前の由来としては・・・


旧暦では毎月の最終日を晦日(みそか)といった。

晦日のうち、年内で最後の晦日、つまり12月(または12月)の晦日を大晦日といった。

元々“みそ”は“三十”であり、“みそか”は30日の意味だった。

ただし、月の大小が年によって変動するので、実際には29日のこともあった。

後の新暦の12月31日を指すようになった。


とのこと😌

行事としては・・・


大晦日には、様々な年越しの行事が行われる。

年越しの夜のことを除夜(じょや)とも言う。

かつては、除夜は年神を迎えるために一晩中起きている習わしがあり、

この夜に早く寝ると白髪になる、皺が寄るとかいった俗信があった。


何故白髪? そして皺?🤣


検索画面のロゴはこんな感じ


よい大晦日を~

 

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【art】「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」@Bunkamura ザ・ミュージアム

2018-12-29 23:55:32 | art

🎨【art】「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」@Bunkamura ザ・ミュージアム🎨

 

 

 

 

2018年最後の金曜日。今年はこの日で仕事納め。月末金曜日だからTOHOシネマズのLINEクーポンあるかな?と期待したけどなし😢 いろいろ考えて、そういえば「ロマンティック・ロシア」が見たかったのだと思い出す。美術館に確認すると通常の金曜日と同じく21時まで開館しているとのこと。お昼休みに大黒屋でチケットゲットして行ってきた😃 

 

定時上がりして行ったので17:40頃に着いた。会場内はそんなに混んではいないけど、思ったよりも人がいた。でも、並ばないと見えないということはめったになく、自分のペースで見ることが出来た😌

 

Bunkamura30周年を記念しての企画展ということで、ロシア国立トレチャコフ美術館所蔵の作品を展示。国立トレチャコフ美術館について少し紹介しておく。毎度のWikipediaによりますと、パーヴェル・ミハイロヴィッチ・トレチャコフとセルゲイ。ミハイロヴィッチ・トレチャコフの兄弟が、自邸に開いたギャラリーから始まり、今では国内最大級の美術館となっているとのこと。

 

いつものように感想Tweetしておいたので、それに補足する形で記事にしておく。作品紹介は特に気に入った数点のみとなっております😌

 

 

ロシア絵画については全然詳しくない。以前、東京都庭園美術館でロシアの絵本を展示する企画展を見たことあるけど、この規模でロシア絵画を見るのは初めてかも。ロシアといえば元社会主義の国ということで、なんとなく堅苦しい絵画をイメージしていたのだけど、とにかく色彩が美しく写実的な画風で驚いた。特に風景画が美しく、他のどこにもない風景が印象的。

 

 

イワン・シーシキン「雨の樫林」

 

シーキンとTweetしちゃってるけど、正しくはイワン・シーシキン(Wikipedia)。シーシキンの「雨の樫林」はかなり大きな作品。当然最初は森の木々や、傘をさす2人に目が行くけど、惹きつけられたの手前に描かれている水たまり。この水に雨が落ちている表現がスゴイ! 

 

イワン・シーシキン「正午、モスクワ郊外」

 

こちらもイワン・シーシキンの作品。画面の3分の2が空という大胆な構図。そしてその雲の写実性と美しさにビックリ😲 本当にふわふわした雲。そして稲穂かな? この黄金色の稲穂と、中央に民族衣装を着た人たちがかわいらしい。

 

シーシキンは、画家は自然を熱心に学ぶべきで、写生をする際には空想を交えてはならないと語ったのだそう。ということは、シーシキンの作品は画家が見た風景そのままということなのかな。

 

セルゲイ・スヴェトスラーフスキー「モスクワ美術学校の窓から」

 

セルゲイ・スヴェトスラーフスキーのWikipediaはなし。モスクワ美術学校の生徒だった時に毎日見ていた風景なのだそう。 手前に見えているのは聖フロルス・聖ラウルス聖堂の丸屋根と鐘楼なのだそう。この雪景色と聖堂の丸屋根の美しさが気に入り、ポストカード購入してきた。

 

ニコライ・サモーキシュ「トロイカ」

 

ニコライ・サモーキシュもWikipediaはなし。彼は学生を競馬や騎兵隊学校へ引率したと自分メモに書いてあるのだけど、それはこの絵を描くためなだったのかな? 彼は絵を描くのに写真機だけでなく映画カメラも使用したのだそう。この躍動感? 飛び出し感がスゴイ!

 

 

イワン・クラムスコイ「月明りの夜」

 

イワン・クラムスコイ(Wikipedia)は美術評論家でもあり、トレチャコフのコレクションにも助言をしていたらしい。イリヤ・レーピンの師でもあり、2人は年齢差を超えて友情を育んだのだそう。今展でもレーピンによる「画家イワン・クラムスコイの肖像」が展示されている。

 

今作では幻想的で魔法のようなものを表現したかったそうで、元の名前も「魔法の夜」だったらしい。確かに月明りの中に浮かび上がる白いドレスの女性は幻想的で美しい。これは今展で一番大きな作品だったと思う。

 

イワン・クラムスコイ「忘れえぬ女」

 

今作の目玉であり、自身のお目当てでもあったクラムスコイの「忘れえぬ女」。「見知らぬ女」とも呼ばれているらしいけれど、こちらの名前の方が素敵かも。この作品が発表された時、この女性が誰なのか話題になったそうで、アンナ・カレーニナではないかと言われたこともあったのだそう。

 

最初に惹きつけられるのはやはりその目ヂカラ。馬車の上からぶしつけな視線を送る人間を軽蔑しているようでもある。その気品と気位の高さが印象的。この表情が許されるのは美女だけだからね。でも、よく見ると襟元からお腹にかけてと、袖のあたりにあしらわれた毛皮やリボンの質感など写実的で細かい。背景をあえてぼかして描くことで、女性の存在感が増している。これはやっぱりスゴイ!

 

 

で、この展覧会に行きたかった理由がこのツイート。#名画で学ぶ主婦業 というハッシュタグでつぶやかれた一連の作品の中で、ダントツにおもしろかったのがコレ! この勝ち誇り方!🤣

 

 

何故か45点の展示と思い込んでいた💦 だったらサクッと見れそうだなと思って行ったら72点あった。そんなに1点1点じっくり見たわけじゃないけど、メモ取りながら見てたら2時間くらいかかった。大きな絵もたくさんあり見応えがあった。

 

いつも展示リストを貰って感想などメモ取りながら見るのだけど、この展示リストが作品名より画家の名前が先に載っているのが見づらく、さらに展示の順番と違っているもの混乱した。展示スペースの構造上順番を変えざるを得ないようなのだけど、図録との一致を優先させないで、展示順と一致させて欲しかった😣

 

 

 

今展に行きたかったもう1つの理由が公式マスコットであるチェブラーシカとのコラボグッズ。「忘れえぬ女」の帽子被っちゃってるぬいぐるみは絶対欲しくて、同じくマントまで着ちゃってるチケットホルダーも買う予定。ところが! なんとマトリョーシカになっちゃってるキーホルダーを発見! これ980円だし・・・ イヤ、でも買わないと後悔する! と買ってしまった😅

 

とはいえ、自身の部屋は北欧インテリアにしているので、この忘れえぬチェブは真珠の耳飾ミッフィーや牛乳を注ぐミッフィーらと共に、別の部屋で本棚におさまっております😌

 

 

以前は美術展に行くと図録を購入していたのだけど、収納スペースの都合により断念💦 その代りに気に入った作品のポストカードを購入することにしている。たまに好きだった作品のポストカードがないこともあるのだけど😅 今回は3点ともあってよかった!

 

ということで、今年最後の美術展は大満足で終了😃

 

🎨国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア:2018年11月23日~2019年1月27日 Bunkamura ザ・ミュージアム

国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア|bunkamura

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【Googleのロゴ】Happy Holidays! Day-3

2018-12-25 00:09:46 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



Happy Holidays!


ということで3日目😌

検索画面にはこんな動画が

Happy Holidays - Andy Williams


検索画面のロゴはこんな感じ

これは毎日同じなのか?🤔


Happy Holiday

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【動画】宇野昌磨選手 第87回全日本フィギュアスケート選手権大会 FS

2018-12-24 23:26:16 | 【動画】ShomaUno

⛸【動画】宇野昌磨選手 第87回全日本フィギュアスケート選手権大会 FS⛸

 

 

大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで開催された全日本フィギュアスケート選手権大会での宇野昌磨選手のFS演技。SP後のインタビューで足に何かしらの問題を抱えているらしいけれど、言い訳したくないからと伏せていた昌磨。前日の公式練習に姿を見せなかったそうで、とても心配していた😣


冒頭の大技4Fを着氷! プロトコルを見ていないので正式な数値は分からないのだけど、テレビ画面上のカウンターではGOE1.28点の加点。 本来冒頭は4Sなのだけど4Fに変更して、次のジャンプを3Sに変更。これは着氷がやや乱れ-0.36。続く大技4Tは着氷が大きく乱れて-4.18点。ジャンプの乱れが続く。やはり脚の影響かと思ったら、4T-2Tをキレイに着氷! 3.26点の加点。後半1.1倍になる3本の最初3Aも着氷して3.20点。続く大技3A-1En-3Fも着氷! 3.09点の加点。最後は3S-3Tだけど、3Loに変更。これは3Tが抜けてしまった時にジャンプの重複を避けるためかな? 1.68点の加点。後半のジャンプが全て成功し、加点がついたことは大きい!


スピンは全てレベル4を獲得し、それぞれ0.96点、1.70点、1.63点。ステップもレベル4で1.46点の加点。ただし、この加点はカウンター上のものなので最終的なGOEは不明。得点は187.04点。合計289.10点はシーズンベスト。全日本3連覇達成


試合後、トレーナーさんに足首をぐるぐるにテーピングされている映像が入り、インタビューでは椅子が用意されていた。昌磨自身は恐縮して大丈夫ですと言っていたけど、結局座ってインタビューを受ける。どうやら、SPの6分間練習ではなくて、朝の公式練習で足首を捻挫してしまったとのこと。SP演技後は歩けないほどで、翌日病院へ行きMRIを撮り捻挫の診断を受けた、昌磨によると無理をしても痛みは出るけれど今後に支障はないということだし、トレーナーさんのメンテナンスを受けたら痛みが引いて来たので、FSに出場することにしたとのことだけど、おそらく先生はそんな言い方はしてないと思う😅 昌磨の予想では全治2週間らしいけど、きちんと先生やトレーナーさんの指導のもとゆっくり治療して欲しい😌


全日本で優勝したので3月の世界選手権出場決定!  おめでとう🎊

 

ということで動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

SHOMA UNO 宇野 昌磨 FS - 2019 JAPANESE NATIONALS, 1st Place

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【Googleのロゴ】Happy Holidays! Day-2

2018-12-24 00:40:47 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



Happy Holidays!

2日目ということかな?


検索画面にはなぜかこの動画が

Bing Crosby - Happy Holiday



検索画面のロゴはこんな感じ


Happy Holiday!


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【Googleのロゴ】Happy Holidays!

2018-12-23 00:17:32 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



Happy Holidays!


検索画面ではHappy Holidaysの検索結果が表示されるのだけど、

英語版Wikipediaがあったので日本語翻訳して引用しておく😌


ハッピーホリデー」とは、クリスマスやホリデーシーズンの間または

その前に北米で一般的に使用されている話し言葉または挨拶のグリーティングです。

ハッピーホリデーまたはハッピーホリデーはまた参照するかもしれません:


とのこと😌

最後の":"はなんだろね?


このロゴ保存する際、

"holidays-2018-northern-hemisphere-day-1"

となっていたので、クリスマスまで続くのかな?


検索画面のロゴはこんな感じ


Happy Holidays!😃


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【動画】宇野昌磨選手 第87回全日本フィギュアスケート選手権大会 SP

2018-12-22 22:21:33 | 【動画】ShomaUno

⛸【動画】宇野昌磨選手 第87回全日本フィギュアスケート選手権大会 SP⛸

 

 

現在、大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで開催中の第87回全日本フィギュアスケート選手権大会での宇野昌磨選手のSP演技。直前の6分間練習で3Aがパンク💦 着氷時に大きく開脚してしまい、その後脚を気にする様子が見られた。1番滑走だった昌磨は、それ以降ジャンプを跳ぶことなく演技に入った。

 

心配したけど4Fはキレイに着氷。GOE3.61加点がついた。続く大技4T-3Tは無理せずセカンドを2Tに。こちらも2.8点の加点。後半の3Aは流れがあって素晴らしかった! フジテレビが導入したアイスコープによると、この飛距離は3.54mあったとか😲 スピンは2つともレベル4を獲得。それぞれ0.87点、1.35点の加点。ステップもレベル4で1.23点の加点と全ての要素で加点を獲得!

 

PCSは8点台の要素もあったけれど、概ね9点台を獲得。全体的にやはり脚が痛いのかなと懸念される動きもあったけれど、それでも気迫のこもった演技だった。珍しく演技終了直後に力強いガッツポーズ! 今季パーフェクトな演技ができていなかったので、アクシデントにも関わらずノーミスで出来たというのはうれしかったのでは?

 

演技後のインタビューで脚のことを聞かれると、言い訳にしたくないのでFSが終わるまで言及しない発言。漢だねぇ😀 FSまで中1日あるので、脚の状態がよくなるといいのだけど😌

 

この衣装あんまりよくないな🤔

 

ということで動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

Shoma Uno - 2018 Japanese Nationals SP

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【cinema】『サバービコン 仮面を被った街』(試写会)

2018-12-22 02:06:00 | cinema

2018.05.01『サバービコン 仮面を被った街』(試写会)@神楽座

 

これも見てたのに感想記事書いてなかった作品。この頃試写会などで数本見たので後回しになってた。

 

ネタバレは多少あるかも?

 

閑静な新興住宅地で起きた強盗殺人事件と、新たに引っ越してきた黒人一家の襲撃事件をからめて描く。えーと、これピーター・バラカン氏のトークイベント付だったのだけど試写会当日の記事に書いたかな? その時のお話だと、この黒人一家主撃事件は実際に起こったのだそう。

 

ジョージ・クルーニー監督作品。そもそもはコーエン兄弟の脚本で、強盗殺人事件の部分のみだったらしい。その脚本を映画化するにあたり、 その実際の黒人一家襲撃事件を絡めて描こうと考えたそうなのだけど、それが良かったのかは微妙かも😞

 

ある一家の家に強盗が入る。父親のガードナー・ロッジ(マット・デイモン)に起こされて息子のニッキー(ノア・ジュプ)が階下に行くと、ダイニングテーブルには車いすの母ローズ(ジュリアン・ムーア)と叔母マーガレット(ジュリアン・ムーア2役)と2人組の強盗がいた。強盗は全員を縛りクロロホルムを嗅がせる。ローズだけが過剰摂取で死んでしまう。しかし、この悲劇は実は・・・という話が主軸で、その後ガードナーが悪戦苦闘するさまが描かれる。この辺りはコーエン兄弟の脚本らしく、コミカルでありながらシュール。ジュリアン・ムーアのバカ女ぶりや、マット・デイモンのメガネ姿での奮闘も時々クスッと笑ってしまったりと楽しめたのだけど、おもしろいかというと微妙で、黒人襲撃事件を描かずに、この話自体を掘り下げたらもっと面白くなったのかも不明。

 

黒人襲撃事件についても触れておくと、この強盗殺人事件が起きた一家の隣に越してきたのがマイヤーズ一家。この辺りはサバービコンという新興住宅地で、住んでいるのは中流家庭の白人たち。そこに黒人一家が越してきたことでさざ波が起きる。初めは眉をひそめる程度だったのに、夜中に騒音を立てたりして次第に嫌がらせがエスカレートしていく。そしてとうとう襲撃事件編と発展してしまう。

 

舞台は1959年で、この頃は人種差別が今よりもずっと酷かったわけで、マイヤーズ家としてもある程度の嫌がらせは覚悟してたと思われ、騒音を立てたり罵声を浴びせたりする白人たちに対しても、取り乱すことなく立派な態度だった。実際の事件の一家がどんな人たちだったのかは不明だけど、今作の一家は模範的な人々で、新興住宅地に家を買う財力を有しており、当然の権利として移り住んできたのに、黒人というだけでこの仕打ちはどうかという問いかけだと思うので、それはとっても伝わったし、何も悪いことをしていない彼らの家が焼かれた時には怒りを感じた😠

 

とはいえ、この2つの話が絡むことはほとんどない。比重としては強盗殺人の方が大きいので、時々差し込まれる黒人一家のエピソードにも混乱してしまうことはないのだけど、絡めて話を進めているわけではないので、それぞれ上手く作用していない気がする。

 

黒人一家が越してきた時点で、何故か強盗殺人被害者一家の叔母がこの家の息子に黒人少年をキャッチボールに誘うように言う。息子は躊躇しているのに強引に誘わせる。この描写が何を意図しているのか分からない。まぁ、大人たちの思惑はよそに2人は友達になって行くし、ラストシーンではこの2人によって印象的な構図が映し出され、監督としてはこれを描きたかったのだろうと思う訳なのだけど、ただそこに導くために友達になるきっかけを入れたってことなのかな? やけに意味深に感じたのだけど🤔

 

キャスとは前述したとおりマット・デイモン、ジュリアン・ムーア、オスカー・アイザックなど豪華で、それぞれ好演していたと思う。子役のノア・ジュプ君は『ワンダー 君は太陽』(感想はコチラ)で主人公の友達役でも好演していた。美しい瞳が印象的✨

 

ジョージ・クルーニーは監督に専念ということで出演はなし。監督作品は『ミケランジェロ・プロジェクト』を見ている。あれは好きだった。『グッドナイト&グッドラック』は評価が高いし、赤狩りが題材ということで興味があるので見てみたいと思っている。おもしろくなかったわけではないのだけど、ジョージ・クルーニーって軽めの色男役多いのでそういうイメージあるけど、実際はとっても真面目らしいので、コーエン兄弟の作品は合わなかったかも。コーエン兄弟の作品が不真面目というわけではないのだけど、感性が違うと違う物になってしまう。ただまぁ、こういうのは化学反応的なものだから、それで良い物が生まれればそれはそれでよいのだけど。今回はちょっと違ったかな🤔

 

1950年代のいわゆるミッドセンチュリーモダンなセットや、その頃のファッションが素敵だった。ジュリアン・ムーアの青みピンクの口紅とかメイクも興味深い😙

 

もうとっくに上映も終わっているし、DVDはレンタル開始しているかね? ほとんど評判にならなかった気がするのでどうなんだろう?

 

あくまで個人的な感想なので、合う合わないは人によって違うと思うので、興味があったら見てみても良いかも😌

 

『サバービコン』公式サイト

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