・*・ etoile ・*・

🎬映画 🎨美術展 ⛸フィギュアスケート 🎵ミュージカル 🐈猫

【cinema】『華氏119』(オンライン試写会)

2018-10-31 00:21:49 | cinema

2018.10.26 『華氏119』鑑賞@GAGAオンライン試写

 

GAGAオンライン試写に当選! 正直、そんなに興味があったわけでない😅 わざわざ出かける試写会は面倒だけど、オンライン試写なら自宅で見れるしいいかなくらいの感覚で応募。無欲の勝利で当選 ということで鑑賞。

 

 

ネタバレありです!

 

ドキュメンタリー映画なのであらすじはなし。突撃取材でおなじみのマイケル・ムーア監督がトランプ大統領に切り込むということで、今作が公開されたらトランプ王国崩壊との触れ込みだけど、そこまでの破壊力はないかなという印象。トランプ大統領誕生のからくりは興味深く、監督の故郷であるミシガン州フリントで起こったことには強い憤りを感じたし、監督のテーマの一つであるとも思われる銃規制についても十分問題提起している。そして、それらがトランプ批判につながっているとは思うけれど。

 

マイケル・ムーア監督作品は『ボーリング・フォー・コロンバイン』しか見ていない。特別好きな監督というわけでもないかな。毎度のWikipediaから作品の引用をしようと思ったのだけど無かった💦 公式サイトによると、作品のタイトルは監督の作品『華氏911』から引き継いだもので、119はトランプ大統領が勝利宣言をした日とのこと。アメリカのジャーナリストやキャスターなどがヒラリー・クリントン勝利を口にする中、ドナルド・トランプ勝利の可能性を示唆していた数少ない人物の一人だったのだそう。

 

トランプう勝利の可能性の理由としては、クリントン候補がペンシルベニア州、オハイオ州、ミシガン州、ウィスコンシン州というの選挙活動に積極的ではなかったこと。この4つの州は以前はイタリア、ロシア、東ヨーロッパからの移民が多く、以前は自動車産業で潤っていたが、現在は衰退し"ラスト・ベルト"と呼ばれている。長らく大統領を輩出してきた民主党はこれに対し何らの救済案も持たなかった。ヒラリー・クリントンは民主党の候補。トランプ候補はこの地で積極的に選挙活動を行ったそうで、その辺りが勝敗を分けると感じたとのこと。ちなみにマイケル・ムーアの出身地はミシガン州フリント。

 

とはいえニュースや新聞ではヒラリー・クリントン圧倒的勝利を予想しており、その様子が映像で見られるけれど、既に勝利しているかのような口調。この辺りも逆に働いたかなという気もしなくもない。特にどちらも支持していない人の中には、逆にこの風潮に違和感を覚える人もいたかもしれない。あえてそういう映像を集めているのでしょうけれど、涙を流してまでヒラリー・クリントン支持を訴える人々に恐怖を感じたりする。変な言い方だけど。自分はそこまで政治家を支持したことがないもので😅

 

ただ、トランプ陣営も勝利できるとは思っていなかったようで、開票当日クリントン陣営が大きな会場で勝利宣言を行う準備をしていたのに対し、トランプ陣営は質素なものだった。しかし、結果はトランプ勝利。これ自身は仕事中にBloombergで検索してたら、トランプ勝利を知ってビックリした覚えがある😲

 

とはいえ、どうやらヒラリー・クリントンが民主党候補に選出されたことにもからくりがあるらしい。どうやらクリントン候補はバーニー・サンダース氏にかなりの地区で負けていたとのこと。ただ、民主党としてはサンダース候補を政策が行き過ぎているということで、候補から外したという経緯があるらしい。民主党候補を発表する会場では、それぞれの地区がコールされると、その地区の代表者?がヒラリー・クリントンの勝利を叫ぶ。女性たちは歓喜の涙を流す。でも、ある1コマにサンダース候補がいくつか(数を失念)の州で勝利していたと書かれたメモを掲げた人がおり、これこそが真実だと言うのだった。恐ろしや😱

 

トランプ大統領誕生後のアレコレについては特に糾弾したりしていなかったけれど、監督として言いたかったことはトランプ大統領の人種差別発言によって、アメリカ国内に人種差別が広がっているということらしい。SNSに投稿されたと思われるレイシストたちの罵声や暴力の映像は恐怖を覚える。トランプ大統領の真意は不明だけど、人種差別が公認された、もしくは正しいことだと勘違いする人々が出てしまう可能性はあるし、事実出てしまっているということなのだとしたら恐ろしい😱

 

一方で、トランプ大統領について疑問を呈する政治家やキャスターたちも、犯罪者だとも糾弾する。それぞれの映像が映り、性犯罪者としての罪状が映し出されたりする。男性は名声とお金を手に入れると、何でもしてOKと思ってしまうのかしらね。特に性的なことに関して。女性蔑視も甚だしい😠

 

このままトランプ大統領周りのことで突き進むのかと思ったら、意外な方向へ向かう。ここからテーマが2つ現れる。1つはマイケル・ムーアのテーマとも言える銃問題。フロリダ州マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で起きた銃乱射事件の被害者である学生たちが立ち上がる様子を描く。先生に止められても銃廃止を訴えて高校生だけでなく中学生までデモに参加した。その人数がスゴイ。大きな舞台を組んでの集会も学生たちだけで企画したのだそう。かなりの規模。これはスゴイ。被害者エマ・ゴンザレスはトランプ大統領がいくら献金を貰っているのだと糾弾する。真偽のほどは分からないけれど、トランプ大統領が銃規制に対して反対の意見を示しているのは事実。

 

もう一つの問題については自分としてはショックを受け、強い憤りを感じた。監督の出身地であるミシガン州フリントで現在も起きていること。トランプ大統領と懇意にしているスナイダー知事が就任。フリントは五大湖に近く湖から水源を引いており水は豊かだった。しかし、スナイダー知事は水源をフリント川に変えてしまう。ハッキリ示されていたか忘れてしまったけれど、おそらく利権とか癒着なのでしょう。嬉々としてフリント川に水源を変える知事と関係者の姿に嫌なものを感じる。

 

しばらくすると子どもたちの体調が悪化。体内から鉛が検出された。鉛は一度体内に入ると生涯抜けることがないそうで、このまま鉛を摂取してしまうと脳にも障害が出てしまうレベルだという。病院で働いていたある女性は、ジェシー郡の保険局からデータの改竄を強要されたと告白。鉛の数値が3.5以上は危険だが、子どもたちの中には14などという数値の子も。でも、それを全て3.5以下に改竄し、何の問題もないとフリント川からの水源を変えなかった。しかし、ゼネラルモーターズの工場で自動車に異常がでると、GMの水源のみ変更したのだそう! ひどい😠

 

その後、レジオネラ症で亡くなる人が出て来る。これは水質汚染が原因と考えられる。いくらデモをしたり抗議をしても水源を変えることをしない。水質汚染が問題となっている土地を買う人はおらず、引っ越しすることも出来ない。そうだよね。何故、引っ越さないのかというのは、余裕のある人の言葉で、日々の生活にも困窮している人々にとって、引っ越し資金などないということ。

 

そんな中、バラク・オバマがやって来る。住民たちは熱狂的に迎える。オバマ元大統領ならば自分たちを救ってくれるはずだ。ところが、演説中に喉が乾いたから水を持ってきて欲しいとオバマが言い出した辺りから、住民たちの表情が変わる。パフォーマンスではなくて本当に喉が渇いたのだと言うオバマだけれど、運ばれてきたコップの水で唇を濡らしはしたが、飲み込むどころか口に含むこともしなかった。住民たちは失望する。これは酷い😡

 

マイケル・ムーアはスナイダー知事宅を訪れ、知事に面会を求めるけれどもちろん出て来るはずもない。すると、マイケル・ムーアは給水車から水を知事宅へ向けて放水を始める。これはまぁ、見ている側もこの知事には腹が立ったから胸のすく思いもあったし、笑える感じではあったものの。これをしたから何かが変わるわけでもないし、突撃取材がおなじみの監督としては、こういう方向ではないパフォーマンスを期待するところではある。

 

しかし、フリントに起きた悲劇はこれだけでなかったのだった! なんとフリントの市街地を舞台に軍事演習が行われたのだった。実弾を使用。市民たちには事前に一切通達なしで行われたそうで、その映像を見る限り戦場にしか見えなかった。もちろん銃口が市民に向けられることはないでしょうけれど、流れ弾に当たることはあるだろうし、何よりその恐怖といったら。アメリカって想像以上に酷いね。

 

さんざん酷い状況を見せられて来たわけだけど、最後は少し希望が持てる感じになっている。現実を嘆いてばかりはいられないとばかり、女性たちが立ち上がっている。その中の1人、ヒスパニック系のアレクサンドリア・オカシオ・コルテスは立候補。各家を一軒一軒回る地道な選挙活動に同行。明るく前向きに語る彼女は力強く魅力的。この方、ニューヨーク中間選挙の予備選で民主党のベテラン候補を抑えて当選を果たしたのだそう。

 

映画は銃乱射事件の犠牲者エマ・ゴンザレスのスピーチで終わる。犠牲者の名前を上げ、彼らはもう友達にデブと言えないというような、〇〇はもう××出来ないという内容の演説。これは胸を打つ。でも、全く響かない人も大勢存在することも事実。感動したからといって、では即銃廃止とならないところに根深い問題があるわけだし。

 

まだまだ、細かいことでいろいろ書いていないことはあるけど、映画を見て自分が強く感じたことはこの辺り。とにかく、銃規制を訴える少年少女たちの姿と、ミシガン州フリントで起きていることの印象が強く。トランプ大統領の問題とあまり結びつかなかった。ただ、ブッシュ大統領辺りから歴代大統領が、こんな政策を取ったからこうなった的な描写があったので、トランプ大統領だけではなく、アメリカ全体の問題を浮き彫りにしたかったのかなとは思う。

 

とはいえ、トランプ大統領はヒトラーに言動が似ているという分析を専門家の方がしていたから、反トランプであることは間違いないと思う。

 

ただ、結構展開速度が速く、銃規制問題とフリント問題が交互に描かれたりするので、ちょっと頭の切り替えや整理が必要。自宅の小さなパソコンで、お酒を飲みながら見てしまったので、ちょっと集中力が切れたりしてついて行けてない部分がある。映画館で集中して見た方がいいかも。そしてある程度知識があった方がいいのかもしれない。

 

自身は大統領選挙の方法が複雑だなと思ってはいたけれど、選挙人制度(選挙人(せんきょにん)とは - コトバンク)についてもよく知らなかった。そもそもの選挙人制度は奴隷制度のある州のためのものだったそうで、マイケル・ムーア監督としてはこれを廃止すべきだと考えているのだそう。とはいえ、今回の大統領選挙では全米で1億人の人々が選挙に行かなかったそうで、その辺りも問題だったりするのかな。日本も選挙に行かない人多いし。

 

いろいろ興味深く見たけれど、この映画が公開されたからと言って、トランプ王国が崩壊するということはないかなという印象。ただ、女性たちや若者たちが気づき始めていること、そして立ち上がっていることが、今後どう働いていくのかということは示唆していると思う。良い方向に向かうのか、悪い方向に向かうのか。

 

前述したとおりマイケル・ムーア監督作品は今作と、『ボーリング・フォー・コロンバイン』しか見ていないので、これがいわゆるマイケル・ムーア節なのか分からない。『ボーリング・フォー・コロンバイン』についても記憶が薄れてしまっているし。でもまぁ、いろいろ知れたことは収穫だったなと思う。

 

内容が内容だけに憤りを感じる部分は多いけれど、スピード感があって見ていて苦ではない。トランプ政権のアレコレが見たいと思うと肩すかしかな? でも、見て損はないと思う。

 

『華氏119』公式サイト

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【動画】宇野 昌磨選手 スケートカナダ 2018 EX

2018-10-30 20:52:38 | 【動画】ShomaUno

⛸【動画】宇野 昌磨選手 スケートカナダ 2018 EX⛸

 

 

カナダのケベック州ラバルで開催されていたスケートカナダ2018での宇野昌磨選手のEX演技。優勝者ということでトリの1つ前での演技。その大会によってトリが変わるけど、今回はペア優勝者だった。これ珍しいかも。優勝者はアンコールあるけど、それもなし。なんだかアッサリ😅

 

ジャンプは3Sと2Aだけだったかな。昌磨にとっては全く難しいジャンプではないので楽々着氷。ジャンプをあまり跳ばないということは、ステップだったり表現で見せるということ。今季EXはジャズを使用。ジャズは苦手だけど成長につながればということで選んだそうだけれど、これがとってもいい!

 

昌磨は踊れる人だし音の取り方が上手い! カッコイイ振り付けもたくさん入っていて飽きさせない。何より男らしい色気が増した。この辺りが成長ということなのかな😌 後半ヴォーカルが入ってから盛り上がり、競技時間短縮のためFSから外れてしまったクリムキンイーグル! そしてスピンでシメまでの流れがカッコイイ✨ これイイね シーズン後半にはさらにカッコイイプログラムになりそう! 衣装も素敵😍

 

ということで動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

宇野 昌磨 - Shoma Uno (JPN)┃Ex┃2018 GP Skate Canada [FHD]

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【Googleのロゴ】ハロウィン 2018

2018-10-30 20:48:18 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!

 

 

ハロウィン 2018

あれ? ハロウィンって10月31日じゃなかったっけ?🤔

 

またしても、0時20分ごろまで確認したのに、

その後の更新💦 困る😣

 

毎年してるけど、毎度のWikipediaから引用

ハロウィン、あるいはハロウィーン(Halloween または Hallowe'en)とは、

毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられているのこと。


もともとは収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったが、

現代では特にアメリカ合衆国民間行事として定着し、

祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。


カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、

子どもたちが魔女お化け仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがある。


キリスト教の祭ではない。

ハロウィンに対しては、本体キリスト教にとっては異教徒の祭りであったことから、

キリスト教教会においては、容認から否定まで様々な見解がある。


とのことで、概要、歴史など情報盛りだくさん💦

後はWikipediaを見てくれ!


このロゴ、ゲームになっている。

ゲーム超下手だけどやってみた!


▶をクリック

ゲームの説明が始まる

なるほど!

ふむふむ🧐

火の玉を集めて◀に従って部屋に入れてみる

おっ✨

これってオンラインゲームみたいになってるってことかな?

グリーンチームとパープルチームで対戦するらしい

了解です( ・Θ・)ゞピヨッ

パープルに取られないように気をつけながら火の玉を集めて部屋に入れる

その際、チーム同士で交錯すると加算されるっぽい?

結果はパープルチームの勝利で負け😭

チーム内で3番目に活躍できたのかな?

ゲーム苦手だけど楽しかった😃✨


検索画面のロゴはこんな感じ



渋谷で一般の軽トラックが倒されるという事件が起きた。

ハロウィンの本来の意味と全然かけ離れたバカ騒ぎはどうなんだろう?

楽しむことはいいことだけど、ルールは守らないとね🤨


Happy Halloween🎃

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【dairy】『華氏119』鑑賞(感想は後日)

2018-10-28 22:19:17 | dairy

🎬【dairy】『華氏119』鑑賞(感想は後日)🎬

 

 

GAGAオンライン試写に当選 ということでパソコンにて鑑賞。テレビでの見方が分からないもので💦

 

 

ザックリした感想はTweetどおり。感想は後日UPする予定だけど、『seatch / サーチ』の後にしようかな。公開前だからこっち先に書くか悩み中。『旅猫リポート』も書かなきゃだし💦 頑張る!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【動画】宇野昌磨選手 スケートカナダ 2018 FS

2018-10-28 21:40:14 | 【動画】ShomaUno

 ⛸【動画】宇野昌磨選手 スケートカナダ 2018 FS⛸

 

 

 

カナダのケベック州ラバルで開催中のスケートカナダ2018での宇野昌磨選手のFS演技。SPではまさかの3A転倒で2位スタート。気合入りまくりのFS演技だったとのことで、わくわくしながら動画検索。

 

冒頭4Sはきれいに着氷したけれどUR判定。これは厳しいね。GOEは-0.10点。続く大技4Fもきれいに着氷し、3.77点の加点。さらに4Tも着氷して2.99点。4T-2Tも着氷し2.99点の加点。ここまでURは取られたものの4回転ジャンプを全て着氷。残り3本からが後半ということで基礎点1.1倍。3Aはきれいに着氷して2.74点の加点。しかし、続く大技3A-1En-3Fのサードジャンプで転倒💦 回転不足は取られていないものの、-2.74点。そして最後のジャンプ3S-3Tもセカンドジャンプで転倒💦 こちらも回転は認定されているものの-2.15点。そして転倒による減点2点。これはちょっと痛い😣

 

スピンは3つのうち2つでレベル4を獲得。取りこぼし1つに抑えたのは良かったとして、ステップは相変わらずレベル3だな。何がいけないのかしら?🤔

 

しかし、全体的に気合の入った演技だった。「月光」は力強いけれど静かで、盛り上がりのある曲ではないので高い表現力が求められると思う。正直、初戦のロンバルディア杯やジャパンオープンでは、まだしっくり来ていなかったように思うけれど、今回とても良くなっていると思う。昌磨は踊れる人なのでそういうプログラムの方が合うかもしれないけれど、これが仕上がったらとても素敵なプログラムになるのではないかな。期待大✨

 

今季から男子のFSは4分30秒から4分へ時間が短縮された。ジャンプ1本少なくなっているとはいえ、ジャンプの助走に取れる時間が短くなるそうで、4回転を4本組み込んだプログラムでは体力的にそうとうキツイらしい。後半転倒してしまったのは体力が持たなかったのかな? 滑り終わった後かなりきつそうだった。まったくISUはルール改悪しかしないと怒り心頭だけれど、決まってしまったものは仕方がない。みんな頑張れ!

 

188.38点。トータル277.25点で逆転優勝🎊 次回は11月9日のNHK杯。日本開催だから時差ボケがキツイ昌磨にはいいのでは?

 

そういえばFSも衣装変わったね。白と黒の悪くはなかったけど、ちょっと子どもっぽいイメージだった。大人っぽいけど色味がやや地味かな😅

 

ということで動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

11 Shoma UNO FS 2018 Skate Canada

優勝おめでとう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【cinema】『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』

2018-10-27 23:28:10 | cinema

2018.05.04 『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』鑑賞@TOHOシネマズ錦糸町

 

これ、すごく見たくて試写会応募したけどハズレたのか、習い事している木曜日で泣く泣く諦めたのか今となっては分からない。とにかく、GW真っ只中の公開初日に見に行ってきた~

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「オリンピック出場を目指すトーニャ・ハーディングは、支配的な母親から逃れるため結婚した夫と暴力を振るいあう仲。とはいえ彼なりにトーニャを愛する夫は、トーニャのライバルであるナンシー・ケリガン襲撃事件を起こしてしまい・・・」というのはあらすじというより紹介という感じかな。今から20年以上前の事件だし、当時フィギュアスケートは今以上にマイナーな競技だったから、覚えていないどころか知らない人も多いかもしれない。自分はスケオタ(フィギュアスケートオタク)なのでもちろん知っているし、スケオタだからという理由で今作も見ている。とはいえ、フィギュアスケートの知識がなくても人間ドラマとしても面白い作品となっていた。

 

毎度のWikipediaから引用しておく。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(アイ トーニャ しじょうさいだいのスキャンダル、I, Tonya)は2017年にアメリカ合衆国で公開された伝記映画である。監督はクレイグ・ガレスピー、主演はマーゴット・ロビーが務めた。

 

2016年3月21日、トーニャ・ハーディング役にマーゴット・ロビーが起用されたとの報道があった。6月14日、クレイグ・ガレスピーが本作のメガホンを取ると報じられた。10月21日、クラブハウス・ピクチャーズとラッキーチャップ・エンターテインメントが本作に出資すると報じられた。12月12日、ミラマックスが本作の全米配給権を購入したと発表した。13日、セバスチャン・スタンが本作に出演することになったという報道があった。15日、アリソン・ジャニーの出演が決まった。2017年1月9日、ポール・ウォルター・ハウザーが起用されたと報じられた。同月中にはジュリアンヌ・ニコルソンの出演も決まった。

 

2017年1月下旬、本作の主要撮影がジョージア州のメイコンで始まった。スケートリンクでのシーンの撮影はメイコン・コロシアムで行われた。

 

2017年9月8日、本作はスペシャル・プレゼンテーション部門に出品されていた第42回トロント国際映画祭でプレミアを迎えた。ミラマックスが売却した配給権をめぐって、ネットフリックスやCBSフィルムズ・ライオンズゲート、ネオンが激しい争奪戦を繰り広げたが、最終的にネオンが配給権を獲得した。

 

2017年12月8日、本作は全米4館で限定公開され、公開初週末に26万4155ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場20位となった。2018年1月19日には公開規模が799館にまで拡大され、公開週末に286万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング13位となった。

 

本作は第42回トロント国際映画祭で観客賞次点1位を獲得するなど極めて高い評価を得ている。第90回アカデミー賞では主演女優賞、編集賞などでノミネートを受け、アリソン・ジャニーが助演女優賞を受賞した。本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには250件のレビューがあり、批評家支持率は90%、平均点は10点満点で7.8点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「マーゴット・ロビーとアリソン・ジャニーの名演のお陰で、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は悲劇的な要素への目配せを忘れることなく、実際にあった物語の中にユーモアを見出している。」となっている。また、Metacriticには44件のレビューがあり、加重平均値は77/100となっている。

 

えー。諸事情により見てから5ヶ月以上経ってしまった。もう書くのは諦めようかとも思ったのだけど、スケオタ視点での感想があった方が面白いかもしれないと思い、レビューを残しておくことにした。いつものように「ネタバレありです! 結末にも触れています!」の断り書きを入れているけれど、もう忘れてしまったシーンも多く、順番もきっちり覚えているわけでもない。なので、今度ばかりは本当に各シーンごとの説明と感想を入れ込む形での記事は書けない。イヤ、ホントに。ということで、最初に概要をまとめて書いて、その後に自分の感想をまとめて書くという形にしようと思う。と、毎度どうでもいいと思うけれど、断り書きとして書いておく😌

 

まだ少女のトーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)が母親のラヴォナ・ゴールデン(アリソン・ジャネイ)にスケートリンクに連れてこられるところから始まる。母親としてはトーニャにフィギュアスケートを習わせようと、強引にダイアン・ローリンソン(ジュリアンヌ・コルソン)にトーニャの滑りを見せようとしているらしい。ダイアン先生は断るけれど、強引にことを進める母親。何故この母親がトーニャの才能を見抜いたのかは描かれないので不明なのだけど、根負けしてトーニャの滑りを見た先生は彼女の申し出を受けてしまうわけだから、幼い頃から才能があったのでしょう。とはいえ、実際この通りだったのかは不明だけど。とにかく、この母親が凄くて、人にお願いしているのに上から目線だし、汚い言葉を使うし最悪。練習中のトーニャがトイレに行きたいといっても行かせず、漏らしてしまえば罵倒するというような毒親。演じるアリソン・ジャネイが素晴らしく、本当に憎らしい。でも、どこか憎めなかったりもする。後に本人の映像が出てくるけど、髪型なども似せているので本当にそっくりでビックリ😲

 

母親はウェイトレスをしながらトーニャを育てている。一応、育てている。何人も男性と暮らしたりしていたようだけれど長続きはしていない様子。相手の男性も一癖ある人物ばかりっぽい。中で1人トーニャをかわいがっていたのが本当の父親だったのか? そうは思わなかったのだけど。とにかく、彼が去る時に自分も連れて行って欲しいと懇願するけど、それはできないと断られてしまう。何となくその言い方が、本当の父親ではないからのように感じた。要するにトーニャとしては母親と一緒に居たくないと思ったわけで、さらに見ている側としては、彼に連れて行ってあげて欲しいと思ってしまうほど酷い母親だということ。だって10代になった頃には包丁を投げてトーニャを怪我させているからね! この時、この男性に助けられていたら、彼女の人生はどうなっていたのか? 普通の女の子の幸せがあったかもしれないけれど、オリンピック選手にはなれなかったでしょう。後の出来事を考えると、どちらが幸せだったのか🤔

 

そんな毒親から逃れるため、トーニャは10代のうちに結婚してしまう。もちろん母親は結婚に反対。結婚式当日にあの男はダメだとトーニャに言っているシーンがあるので、母親としては一応娘のためを思ってのことなのでしょう。そして、この勘は当たっている。

 

前述したとおり、今作はドキュメンタリー方式になっている。なので、今までの場面についても事前にトーニャや母親がインタビューに答えている場面が挿入され、その後それに関連する場面が映し出される。こう書くと再現VTRのような印象だけど、そういう感じでもない。実はこの夫ジェフ・ギルーリー(セバスチャン・スタン)が、今作の最大のテーマである"ナンシー・ケリガン殴打事件"の首謀者。この事件に至った経緯について、2人の疑似インタビュー映像を交えて描いていくのだけど、要するにそれぞれの言い分を聞いているわけだから、同じ事柄でも全く逆のことをそれぞれが言うこともあるわけで、その辺りを考慮しつつ再現したシーンを見て行く感じ。

 

で、お互いの言い分を総合すると、どちらもDV気質があるという感じかな。自分ではトーニャのせいだと言い訳しているけど、ジェフがトーニャに暴力を振るったことは間違いないらしい。まぁ、人間なのでつい手が出てしまうことが絶対にないとは言えないけれど、それでもやっぱり女性に暴力を振るうのはダメでしょう。この時点でジェフが良い夫でないことは分かる。とはいえ、トーニャのほうも暴力を振るうし、この夫は彼なりにトーニャを愛しているらしいことが伝わってくるのが不思議。この人ちょっと天然というかバカなんだよね。というか、この映画の通りだとすると、事件にかかわった人はみんなバカなんだけど。このバカというのは天然っぽいってこと。

 

一方、トーニャはスケートでどんどん頭角を現していく。ジャンプが得意なトーニャは当時の女子では高難度だった3Lz(トリプルルッツ)を普通に跳んでいたらしい。そしてとうとう1991年の全米フィギュアスケート選手権で、アメリカ人女子として史上初の3A(トリプルアクセル)を成功! これはスゴイ! しかし得点が伸びない。当時は6点満点方式で、技術点と芸術点それぞれを6点満点で評価し、その合計得点で順位を争っていた。この芸術点がいつも低い。そもそも好みの問題もあると思うけど、品のいいタイプではないトーニャは、いわゆる清楚な衣装ではなく、奇抜な衣装やROCKなどの楽曲で演技。これが審査員にウケないらしい。ある日、審査員の1人をつかまえて理由を聞くと、しぶしぶながら自分たちの好みに合わないと言われてしまう。

 

実は見てからこれだけ時間が経っても、絶対に感想記事をアップしようと思った理由がコレ! 確かに審査基準は必要だと思うけれど、"スポーツ競技"なのにその評価基準が、審査員の主観であり"好み"でなされているということ。これがかねがね自分がフィギュアスケートの採点方式について疑問に思っている部分だったから。よくぞこのシーンを入れてくれました!と思ったので。

 

フィギュアスケートの採点については、ジャッジには分厚いルールブックが配布されるそうで、スケオタさんの中にはそれらをジャッジ並みに読込み理解している人もいて、そのレベルで考える自身は全く詳しくない。だからエラそうなことは言えないのだけど、そんなレベルの自分でも現行の状況に関して疑問に感じることが多々ある。確かにフィギュアスケートは芸術面を競う競技でもあるので、同じ種類のジャンプを実施した場合に、A選手の方がB選手よりも美しく跳んだならば、A選手に出来栄え点(GOE)が加算されるのは分かる。でも、A選手よりもB選手の方が難しいジャンプを、素人目にはA選手の難易度の低いジャンプと遜色なく着氷した場合には、B選手の得点が上回ってしかるべき! それがスポーツでしょ? なのに、ジャッジの"主観"で美しく実施したと判断されたA選手の難易度の低いジャンプの方が、難易度の高いB選手のジャンプの得点を上回ってしまうということが起こっているのがフィギュアスケートなわけです。それはスポーツとしておかしくないですか?ということを、長年フィギュアスケートを見続けているスケオタさんたちは言っているわけです。

 

これ普通におかしいと思うのだけど。例えば体操競技でも美しさは求められているけれど、フィギュアスケートほどモヤらないのは、誰もが納得する運営がなされているからだと思う。以前からそういう傾向にあったけれど、最近特に酷いと感じる。特に、今回のルール改正においては、誰も試合で成功していない4A(4回転アクセル)を除けば、一番難易度が高く現行跳べる選手の少ない4Lz(4回転ルッツ)の基礎点を下げた。これはGOE加点狙いで難易度の高いジャンプを跳ばない(=跳べない)選手への配慮では?と言われても仕方のない愚行と思う。何故、難しいことに挑戦する選手が報われないのか? それは勝たせたい選手がいるからでは? もはやスポーツとして終わっている。現行のルールがそうなっているので、ルールに適応して難易度の低いジャンプを美しく実施している選手に文句をつけているわけではない。ルールがおかしくないかと疑問を呈しているわけです。

 

長々とフィギュアスケートのルールや運営について愚痴を書いてしまったけれど、まさにトーニャ・ハーディングが"勝たせてもらえなかった"理由が、ジャッジの"好み"であり"主観"だと彼女本人がジャッジから言われたわけだからね。おそらく、トーニャ本人に取材した中で、このエピソードがあったから入れただけで、制作サイドにフィギュアスケートの闇を暴く意図はないと思うけれど、少なくともおかしな話だとは思ったのじゃないかな。あくまで個人的な感想。

 

ただ、Wikipediaにあったフィギュアスケート・ジャーナリストの評価によると。本作ではハーディングは母親と元夫の両方から虐待を受ける無垢な被害者として描かれているが、リレハンメル五輪当時から現場でハーディングを取材してきたアメリカのベテラン記者たちの間では、本作で描かれているハーディングは彼女本人を知らない第三者が創り上げた虚像だという批判的な声が圧倒的である。ノンフィクションライターの田村明子は、本作で強調されているほどハーディングがジャッジから冷遇され不当な評価を受けてきたとは思えないとしつつ、ケリガン襲撃事件は世間を揺るがせた事件ではあったがハーディングはコミュニティサービスという形で償いもすませており、その意味では事実はどうあれ本作のようにハーディングに同情的な視点で作られた映画もあっても良いのではないかとしている。とあるので、真相はいかに? でも、無垢な被害者とは描かれていないと思うけど。母も夫もヒドイが、ハーディングも相当だなと思って見てた。

 

どうやら主演のマーゴット・ロビーは、かなりのシーンを吹き替えなしで滑ったようだけれど、さすがにジャンプについては吹き替えだと思う。見てきた時点での記事(コチラ)でも、感想Tweetに書いてるけど、ちゃんと跳んでいた。このちゃんと跳んでいたというのは、ジャンプの種類としてきちんと跳び分けていたという意味。ちゃんと3Lzのエッジで跳んでいたし、その他のジャンプもそれぞれの跳び方で跳んでいる。スケオタなのでジャンプの見分けはつきますので。これはうれしかった! イヤ、バレエ映画とか見てても上半身や顔ばかり映して、全身や足元がほとんど映らないって普通にあるので。踊りは全身だろうと! そういう意味で、しっかりとジャンプの種類を把握して撮ってくれたことがうれしい! スケートシーンにストレスは全く感じなかったし、試合のシーンは臨場感があってよかった。

 

さて、大きく脱線してしまったけれど、いよいよ核心部分について書いていく。ここに1人重要人物が登場する。事件以前からチラチラ登場しているのだけど、夫の親友ショーン・エッカート(ポール・ウォルター・ハウザー)という人物。この人もしかしたら何かしら障害があるのかしら? どう考えてもニートなのに、自分は世界中でスパイをしていたなどと語ったりするのは、もはや天然というレベルではないような? で、夫のジェフはショーンの言動に度々振り回されるのに、何故か彼と一緒にいる。腐れ縁ってことなのか、他に友人がいないからなのか。見ていてイライラする人物ではあるのだけど、どこか憎めない。

 

1994年リレハンメル・オリンピック代表選考会である全米選手権を前にして、トーニャには最大のライバルがいた。ナンシー・ケリガン(ケイトリン・カーヴァー)。映画によると彼女こそ、審査員が愛する優雅で品のある選手ということらしい。当時からフィギュアスケートは好きだったけど、テレビでやっていれば見るという感じで、今ほどの情熱をもって見ていたわけではない。詳しくはWikipeidaを読んでいただくとして、1992年のアルベールビルオリンピックで銅メダルを獲得、因縁のリレハンメルでは銀メダルを獲得しているから、有力選手であったようだけれど、殴打事件の被害者としてしか記憶がない。たしかスパイラルが得意で、高く上げたフリーレッグを手で持つスタイルのスパイラルがケリガンスパイラルという名前なので、おそらく彼女の得意技だったと思われる。

 

映画ではお互いライバル視しているような描写があったように思うけれど、実際はどうだったんだろう? 現在のフィギュアスケーターたちは皆仲が良く、よいライバルとして切磋琢磨していると聞くけど、まぁライバルはライバルだからね。そんなこともあり、トーニャは自分がオリンピック代表に選出されるためには、ケリガンの存在が邪魔になると考え、それを夫のジェフに訴えていた。そして、夫のジェフがそれをショーンに相談し、ショーンがケリガンを襲撃しようという計画を思いついたというように描かれている。実際はどうだったのかは不明。ショーンのインタビューとしてはその辺り認めていたと思うけれど、なにしろ自分は世界中でスパイ活動をしていると語るような人物なので。

 

とにかくショーンが実行犯を雇ったことは間違いないらしい。これがまた残念な人物。運命の1994年1月6日全米選手権当日、実行犯はナンシー・ケリガンの脚を殴打。しかし、アクシデントや事前調査の甘さなどにより、あっさり捕まってしまう。これにより、事件の首謀者はトーニャ・ハーディングの夫であることが判明。論点はトーニャ自身が関与しているのかということに。しかし、皮肉なことにこの事件によりトーニャの人気が爆発する。彼女の不幸な生い立ちなども同情を買った部分もあるし、華麗なフィギュアスケートにそぐわないヒールキャラが受けた部分もあったのかも。マスコミはトーニャ VS ケリガンを煽り、トーニャのもとには連日マスコミが押し寄せる。ケリガンに対して「直接対決してぶっ潰す」的な発言をしてて笑ったけど、これエンドロールで実際の映像が流れてビックリ! ホントに言ってた!😲

 

で、全米選手権が何位だったか忘れてしまったけど、トーニャは出場権を獲得する。ナンシー・ケリガンも同じく出場権を獲得。リレハンメルオリンピックではSPで出遅れ、臨んだFSでは6分間練習の間にスケート靴に問題が発生。これは紐が切れちゃったのかな? 必死に結びなおそうとするけれどうまくいかない。コールされてから2分以内にリンクに登場しないと失格になってしまうため、応急処置で演技を開始するも、最初の3Lzが1Lzとなり、泣き出してしまう。演技を止めてジャッジ席に向かい、足を持ち上げてスケート靴の異常を訴える。演技のやり直しが認められ、きちんと処理をして再度出場。Wikipeidaによると、演技の順番が入れ替えられたそうで、前倒しになっていった選手たちは大変だったね。再度登場し演技開始、冒頭の3Lzは成功するも、3Aは1Aとなってしまう。8位入賞という結果となった。ナンシー・ケリガンは銀メダルを獲得。

 

この時の映像は見たことがある。確かに泣きながらジャッジ席に足をドーンと載せて訴えてた。確か、衣装も買えなくて手作りだったりしたので、ファンの人がプレゼントしてくれた衣装だったんじゃなかったかな? 実況の人が言ってた気がする。いつもより品が良かったような。スケート靴の問題はアクシデントなのでかわいそうなのだけど、どうしてこう問題が起きる(起こす?)かね。自分はナンシー・ケリガン殴打事件については、リレハンメルオリンピック前に知っていた気がするから、世界的なニュースになったのだと思う。そんな中、ハーディング VS ケリガンに注目が集まったのに、まさかの結末。ナンシー・ケリガンの演技を全く覚えていないし、優勝者は誰だったのかも覚えてない。そう考えると、ある意味話題をさらっちゃったのかも。ハーディングの順位は覚えてなかったけど、あの足ドーンは覚えてるからね。そんな記憶の残り方でいいのかと思うけれど😅

 

オリンピック後、ケリガン殴打事件の本格的操作が始まったのかな。とにかく、トーニャはこの事件について世間の注目を浴びることになる。もちろん悪い意味で。家にはマスコミが押し掛ける。そんな中、母親が現れ中に入れて欲しいと懇願する。最初は拒否するけど、やはりそこは母娘ドアを開けてしまう。正確なセリフはもう覚えてないけど、母親は珍しくトーニャに優しい言葉をかける。トーニャとともに見ている側も心揺さぶられる。思わずハグしようとした時、母親がレコーダーを隠し持っているのを発見してしまう。激怒するトーニャ。これはヒドイ。でも、母親はレコーダーの件と今言ったことは別だという趣旨のことを言っていた。一瞬だから違うくらいのセリフだと思うけれど、その時のアリソン・ジャネイの表情が素晴らしく、その感じからすると今作としては、母親はそこまで鬼畜ではないということにしたいのでしょう。この出来事が本当にあったことなのか不明だし、実際の出来事だとして実母の本心はわからないけれど。

 

トーニャはケリガン殴打事件について司法取引をし、有罪であると認めることで3年間の執行猶予、500時間の奉仕活動、罰金16万ドルとなったそうで、本人としてはそれで済むと思っていたらしい。実際は、全米スケート協会は、1994年全米選手権での優勝と1999年までの公式大会出場権やコーチになるための権利を剥奪した。トーニャとしてはこれが一番辛かったようで、スケートを取り上げられたら自分には何もないと泣き叫ぶ。そりゃそうだね。でも、そのスケートを汚してしまったことも事実。映画をそのまま信じるならば、直接彼女が手を下したわけでも、指示したわけでもないけれど、それでも陰謀があることを知っても止めなかったのは間違いないからね。

 

その後、プロボクシングに進んだらしく。試合の場面になる。何度倒されても起き上がる。そして、何度目かに立ち上がるシーンで映画は終わる。なんだか逞しい。完全にイロモノという感じだけど、生きてくためには仕方がない。エンドロールで現在、息子と静かに暮らしていると伝えられたと思う。幸せになれたのならいいのだけど。何故このタイミングで映画が作られたか謎だけど、また波風立たなければいいけれど。全米で公開されてから1年近く経つけど、特別ニュースもないので大丈夫なのかな? しかし、映画内でのビックリ発言が、実際にされている映像がエンドロールで流れてビックリ😲

 

キャストはみな良かった。夫のセバスチャン・スタンや、その悪友ショーンのポール・ウォルター・ハウザーも良かったし、コーチのジュリアンヌ・ニコルソンも素敵だったけれど、もうこれは主演2人に尽きるという感じ。トーニャ役のマーゴット・ロビー良かった。ご本人を知っているので、正直マーゴット・ロビーでは品が良すぎる感じもするけれど、かなり体を張って頑張っていた。ジャンプはさすがに吹替ていると思うけれど、スケートシーンもこなしたとか? 良かったと思う。

 

とはいえ、母親ラヴォナのアリソン・ジャネイがスゴイので、持っていかれた感がある。まずその見た目のインパクトがスゴイわけなんだけれど、実際の映像を見るとそっくり。その役作りもビックリだけど、存在感が絶大。画面に出ていない時でもトーニャを支配している感じが伝わる。かなりの毒親なのに、正しいことも言ったりするのであなどれない。その感じを的確に表現。アカデミー賞助演女優賞は納得😌

 

1990年代の衣装や髪型、セットも良かった。そして何よりスケートシーンが迫力があって良かった。実はかなり重いテーマが潜んでいると思うけれど、コミカルタッチで見せることが、事件自体のどこか間抜けな感じや、トーニャ・ハーディングという人を表している気がする。

 

見てから5ヶ月以上経ってしまったので、もう既にDVDも出てると思う。フィギュアスケート好きな方は楽しめると思う。母と娘の話として見ても楽しめると思う。

 

『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』公式サイト

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【art】「写真展 木村伊兵衛 パリ残像」@日本橋三越本店 新館催物会場

2018-10-27 22:39:50 | art

📷【art】「写真展 木村伊兵衛 パリ残像」@日本橋三越本店 新館催物会場📷

 

 

日本橋三越本店で木村伊兵衛展が開催されるということで楽しみにしていた。三越カード持っているので企画展は入場無料。TOHOシネマズ日本橋で『search / サーチ』見る前に見に行ってきた!

 

木村伊兵衛については名前は知ってるけど全然詳しくないので、Wikipediaを貼っておく😌 ライカ使いの名手と呼ばれていたんだね。木村伊兵衛の作品は以前、六本木のFUJIFILM SQUAREで見ている(記事はコチラ)けど、その時は沖縄と秋田がテーマだった。今回はパリ✨

 

17:40頃着いたけど空いてた。デパートの催物会場内の展示スペースということで、点数もそんなに多くはない。でも思ったよりあったかな。空いているので自分のペースで見れた。結構じっくり見たつもりだけど、30分もかからず見終わる。せっかくなのでもう一度見ようと入口に戻ったら結構混んでた💦 なので、18時過ぎからは混んでくるのかな?

 

展示は1954-55年に撮られた作品。パリがメインだけど、シャンボールやパリ郊外でも撮影されている。パリは変わらないのかと思ったけど、やっぱりそんなことはないよね😅 どれも昔の映画の一コマのよう。特に作品の説明書きなどがないので、モデルも使っているのか不明だけど、一部マヌカンを写した作品と、ミシェル・モルガンの映画撮影合間の作品以外は一般の人と思われる。64年も前の人々で、ほとんどの人がもう亡くなっていると思うと感慨深い。10歳くらいの子供たちも74歳くらいなのだものね😲

 

どの写真もオシャレで、そして生き生きとしている。シャンゼリゼのキラキラした感じや、モンパルナスの雑多でちょっと薄汚れた感じまで写す。今でもパリは花の都だけれど、あの当時の日本人にとってパリは憧れだったのだろうな。きっとキラキラした気持ちで撮っていたに違いない。今にも人々が動き出しそう。


とっても気に入った写真は、ちょっとオードリー・ヘプバーンに似たマヌカンを写した写真。ツイードのコートを脱ごうとしているようなポーズで写っているのだけど、着ているワンピースもコートも、メイクも、そしてマヌカンの表情もどれも素敵✨ これのポストカード欲しかったのだけどなかった💦

 

カメラの展示はなかったけれど、木村伊兵衛が使っていたのと同じFUJIFILMの富士カラーフイルムが展示されていた。富士フイルムで撮ってたんだね😌

 

展示最後にあった木村伊兵衛プロフィールにプリントされてた写真は、梯子に上って写真を撮る木村伊兵衛をアンリ・カルティエ=ブレッソンが撮影したもの。この写真はテレビで見たことあるけど、とても微笑ましくて好き😌

 

映像展示はなし。混んでいなければ30分程度で見れちゃう規模だけど、これは見て損はないと思う。とてもオシャレな気分になる。オススメ

 

📷写真展 木村伊兵衛 パリ残像:2018年10月24日~11月5日 @日本橋三越 新館7階催物会場

写真展 木村伊兵衛 パリ残像|日本橋三越本店|三越 店舗情報

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【動画】宇野昌磨選手 スケートカナダ 2018 SP

2018-10-27 21:56:45 | 【動画】ShomaUno

⛸【動画】宇野昌磨選手 スケートカナダ 2018 SP⛸

 

 

 

現在、カナダのケベック州ラバルで開催中のGPS第2戦スケートカナダでの宇野昌磨選手のSP演技。うーん💦 朝一でTwitter確認したら88.87点で2位とのことでビックリ😲 こりゃ転倒したなと思ったら案の定。

 

冒頭の大技4Fはきれいに着氷。GOEも3.93点の高い加点がついた。続く4T-3Tではセカンドでバランスを崩す。これ4Tが回り過ぎちゃったとかかな、既に3T飛ぶ前にバランス崩してるっぽい。GOE-2.31点。そして昌磨本人が得意だと言う3Aでまさかの転倒。かなり派手に転んで壁に激突😣 これはGOE-4.0点で、転倒による減点1点の他に、壁に当たったことによる減点1点もつくのかな? 

 

ステップは最近レベル3どまりが多いけれど、今回スピンがフライングキャメル以外はレベル3と取りこぼし。これは痛い💦 とはいえ、体のキレが悪い印象はなかったし、しっかり踊れていると思う。衣装チェンジしたのね? この方が男らしくていい気はするけれど、もう少しキラキラしててもいいかなと思う。ちょっと地味かも。

 

88.87点で2位。1位とは7点差だけど、FSがきちんとまとめられれば十分逆転可能だと思う。ガンバレ!

 

ということで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

Shoma Uno 2018 Skate Canada SP

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【dairy】『旅猫リポート』鑑賞(感想は後日)

2018-10-27 21:35:17 | dairy

🎬【dairy】『旅猫リポート』鑑賞(感想は後日)🎬

 

 

 

何となく想像はついたものの、猫映画とあっては見なきゃ! 試写会応募しまくったけどハズレ💦 シネマイレージウィークに鑑賞。

 

 

ザックリした感想はTweetどおり。感想は後日UPする予定だけど、1本書きかけで『search / サーチ』と『華氏119』もオンライン試写で見ちゃったので、書くの溜まっちゃったよ💦 どうする? とりあえず頑張る!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【dairy】『search / サーチ』鑑賞(感想は後日)

2018-10-27 02:37:46 | dairy

🎬【dairy】『search / サーチ』鑑賞(感想は後日)🎬

 

 

 

試写会応募したけどハズレ💦 公開初日がシネマイレージウィークで1,100円で見れるってことで早速行ってきた!

 

 

ザックリした感想はTweetどおり。これネタバレなしで見た方が絶対いいと思う! 感想は後日ネタバレありで書く予定。3本書けてないうち1本もう直ぐ終わるからその後。明日もう1本見る予定だから頑張らないと💦 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする