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【cinema】『モンスター』

2004-11-24 01:34:27 | cinema

Franklinでバーガーを食べた後『モンスター』を見に行った。

 



2002年死刑執行された実在した全米初の女性連続殺人犯の話。 実際のアイリーン・ウォーノスの人生は映画より過酷だったようだけど、かなり悲惨な人生。 幼児期の性的虐待、父親の暴力と自殺、生きるために13歳で娼婦に・・・。 そういう部分は映画では導入部に示唆する映像と、アイリーンのセリフで見せるだけ。 映画で描かれるのはいかにしてアイリーンが連続殺人犯になったかということ。 生い立ちや彼女の置かれている状況が最悪だとしても、殺人を正当化することはできないし、やっぱり共感はできない。 でも、結局自分のことしか考えていないレズビアンの恋人セルビーの愛情が欲しくて犯行を重ねていく姿や、彼女に対して男性のように振舞う(振舞いたい)ばかりに虚勢をはり、揉め事を起こすアイリーンの姿はやっぱり哀しくせつない。 どうしてこんなことになってしまうのか・・・。 もちろんアイリーンのような生い立ちでも真面目に生きている人も沢山いるわけなのだし・・・。 恋人セルビーも非難されるべきだという批評をよく見かけた。 たしかにセルビーは誉められた人間ではない。 そして悲しいけど世の中こういう人は結構多い。 自分は誠実でありたいと思うけど・・・。 ただ既に成人し過酷な人生を歩むアイリーンと、まだ少女といえるセルビーでは「愛」の重さも意味も違うだろうしなぁ・・・。



かなり心が痛い映画だった。 主演のシャーリーズ・セロンも幼少期につらい体験があったんだそう。 美人女優が体重を増やしたり特殊メイクで醜くなって演技すると「体当たりの演技」と評価される傾向にあるけど、このシャーリーズは見事だったと思う。 セルピーのクリスティーナ・リッチが良かった。 裁判が終わって死刑が確定した後、まだ虚勢を張るアイリーンが哀しい・・・



劇中、アイリーンが最も幸せだった時にかかるjourneyの♪Don't Stop Believin'♪がエンドロールにもかかるのでやりきれなさ倍増・・・。 うまい演出だとは思うけど・・・。



『モンスター』公式サイト

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【music】ZEPPET STORE LIVE @ LIQUID ROOM

2004-11-22 10:31:35 | music

'04.11.19 LIQUID ROOMへZEPPET STOREを見に行ってきた。



恵比寿に移転してから行くのは初めて。 恵比寿駅から徒歩3分くらいなので、歌舞伎町に比べたら楽ではある。 でも、周りがちょっと寂しい・・・。 当たり前だけど中はキレイ。 仮設っぽい造りで、最近できたライブハウスに多い感じの印象。 キレイでシャレた感じ。 2Fにバーカウンターがあって丸テーブルとイスがありラウンジっぽくなっている。 ロッカーも2F。 会場は1Fなのでロッカーに荷物を預けたい人は一度2Fに上がってから下に降りないといけない。会場の広さは新宿と同じくらいに感じた。 音響はよかった気がするけど、上記のこと全部ひっくるめて新宿の方が好きだったなぁ~。 階段でグルグル登らないといけない不便さも含めて・・・。 壁の落書きとかもROCKを見に来たって感じがしたもんなぁ~。 でもアレは消防法ではありえない構造だけど・・・(涙)



本題のライブの感想! 私はこの人たちのファンで、曲もギターサウンドで好きだし、演奏も上手いと思う。 でも毎回思うのだけどなぜかグッとこない。 私自身、元々そんなにノリノリになるタイプでもないし、この人たちの曲も激しいタイプの曲もダイブしたりするような感じでもないんだけど・・・。
私とは何かがかみ合わないらしい(涙) でも、曲は好き。じゃぁCD聴いてりゃいいじゃん! と思うけど、やっぱり生がいいよなぁ~。


じゃぁどんなライブがいいのかっていうと難しいけど・・・。 見てる間頭の中空っぽになって、終わった後の燃え尽きた感じがするようなライブを求めているんだが・・・。 去年解散した大好きなバンドのライブはいつもそんな感じだった。 見に行くこちら側の気持ち自体が違うから、比べてはいけないと思うけど・・・。 はぁ・・・(涙)



ZEPPET STOREオフィシャルサイト

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【cinema】『キャンディ』

2004-11-16 14:51:35 | cinema

コレ! WOWOWで見逃して悔しくてTSUTAYAに行ったけど、ず~っとレンタル中で1ヶ月待ち。 やっと見れた。

 



内容なんて全然なくて、ただただお色気おバカ映画なんだけど、ものすごい豪華キャスト。おかしな(って全員おかしいんだけど)詩人役でリチャード・バートン。 主人公の家の庭師役でリンゴ・スター。 途中助けてもらう空軍のキャプテンにウォルター・マッソー。父親の手術(しかも公開手術)を担当する医者でジェームス・コバーン。 その病院の理事長にジョン・ヒューストン。 そしてニセインド僧にマーロン・ブランド! その他シャルル・アズナブールとか・・・。 よくこのメンツがこんな映画に・・・。



タイトルのキャンディっていうのは主人公の女子高生の名前。 このエヴァ・オーリンっていう女優さんはよく知らないんだけど、とにかくロリータっぽい感じでキュート。豪華男優たち(しかもすでにみな立派なオッサン)がまさに常軌を逸した行動に。キャンディの魅力に振り回されてってふれこみだったけど、キャンディに会わなくても全員オカシイ(笑) でも更にキャンディに会って常軌を逸してしまうんだけど・・・(汗) キャンディは常にあっという間に服を脱がされてしまうんだね。 もちろんそれだけじゃすまないけど。



とにかくおバカなんだけど、キャンディー役のエヴァ・オーリンの魅力と、衣装のエロキュートさと、映画全体のポップさ、サイケさが最高。



ラスト、シーツをまとったキャンディが草の上をドンドン歩いて、上記の男性たちとすれ違うたびにシーツに赤い花模様が浮かぶのが素敵☆




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【cinema】『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』

2004-11-12 13:35:26 | cinema

『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』デジタルリマスター版を見てきた。

 



デジタルリマスターって公開当時の画像状態に戻すってことらしい。 公開当時の状態なのかはよく分からなかったけどキレイな画像だった。 さすがデジタルリマスター!



しかし、やっぱり人形や背景やよく出来てるな~。 人間の子供がイマヒトツかわいくないのもいいし。 サリーの表情とかもそうだし、すべての動きも滑らかだ・・・。 まぁ10年前の映画だからそんなに「よくあの当時にこんな映像をっ!」っていうほど昔でもないけど・・・(笑)



クリスマスタウンの楽しく健全な感じより、やっぱりハロウィンタウンのあの感じはいいよなぁ~。 ジャックが喜々としてプレゼント配ってる時なんて、おかしくもあり悲しくもあり。 当のジャックはすぐ立ち直るけど(笑) とにかくハッピーで、でもどこかせつなくて、キモかわいくて最高★



そして気づいてなかったけど、ジャックの歌ってダニー・エルフマンだったんだぁ。 音楽担当は知ってたけど・・・。 元バンドマンだったらしいけど、テノールのいい声だったのでビックリ! しかし、やっぱり音楽いい。



本編前に『ヴィンセント』『フランケンウィニー』とういう短編2本を上映。 『ヴィンセント』は自分が往年の怪奇映画スターヴィンセント・プライス(『シザーハンズ』の博士役)だと思い込んでいる7歳の少年のアニメ映画。 ナレーションをヴィンセント・プライス本人が担当してる。



『フランケンウィニー』は少年が事故死した愛犬を甦らせたことにより騒動が起こるという話。 ちょっと怪奇モノ+ヒッチコックみたいな感じだけど、どこかおかしいという、まさにバートン!甦った愛犬スパーキーがフランケンシュタインみたいにツギハギでクビにネジがっ(爆) 少年役はバレット・オリバー(『ネバーエンディングストーリー』バスチアン役)くん。懐かしい(涙)今どうしてるのだろ??



『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』オフィシャルサイト


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【cinema】『SAW』

2004-11-11 14:40:08 | cinema

『SAW』を見てきた。

 



面白かった☆ 目覚めたら老朽化したバスルーム。対角線に鎖でつながれた2人の男。 中央に自殺した男の死体。 生き残るにはゲームを解かなければならない。



映像に凝ってあざとかったり、『裏窓』のパロとかでニヤリとしたりとか、ところどころ突っ込みどころはあるけど飽きなかった。 スピード感というか勢いかな? ヤッパリ・・・。 ラストのどんでん返しも今思うと「それはムリがあるだろう」と思うけど、あの瞬間は「やられた!」って思ったしなぁ。 オチとしても特に新しくはないと思うけど・・・。 最初に気にはなるんだけど、話に引きこまれているうちに、忘れてしまうというか・・・。 バスルームの2人のやり取りだけでもクギ付けになってしまう。 オチの前にすごい衝撃シーンがあるしなぁ・・・。 で、最後に「やられた」と。



主演のリー・ワネル(『マトリックス リローデット』アクセル役)が脚本も書いたんだそう。 その映画学校時代の友人が監督。 そういう若さの勢いというか変な言い方だけど「怖いもの知らず」的な・・・。 そういうのが上手く作用しているような気がした。 上手く表現できないけど・・・(涙)



ちなみに「SAW」にはいろんな意味がかけてあるソウ(爆)



『SAW』オフィシャルサイト


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