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【Googleのロゴ】ハッピーハロウィーン

2014-10-31 00:45:48 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



ハッピーハロウィーン!

もちろん知ってる! blogもハロウィーン仕様だし(笑)
でも、一応Wikipediaで調べてみた!

ハロウィンあるいは、ハロウィーン(英: Halloween または Hallowe'en)とは、
毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている祭りのこと。

もともとは秋の収穫を祝い、
悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったが、
現代では特にアメリカで民間行事として定着し、
祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。

カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、
子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れて、
お菓子をもらったりする風習などがある。

とのことで、概要や歴史などの記載が続くけれど、
ちょっと風邪気味で眠いので、あとはWikipediaで!

このロゴ実は1種類ではなくて、Googleを開くたび絵柄が変わる!
一応全種類取ってみたつもりなのだけど・・・


魔女


かかし


追ってくるおばけ


これ何?


狼男?

検索画面のロゴはこの1パターンのみ



Happy Halloween


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【Googleのロゴ】ジョナス・ソーク生誕100周年

2014-10-28 00:19:41 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



ジョナス・ソーク生誕100周年!

すみません どなたでしょう?
毎度のWikipediaによりますと・・・

ジョナス・ソーク (Jonas Salk、本名:Jonas Edward Salk)は、
アメリカ合衆国の医学者。ポリオ・ワクチンを開発した。

ポリオ・ワクチン開発に際しては、
安全で効果的なものをできるだけ早く開発することだけに集中し、
個人的な利益は一切求めなかった。

テレビのインタビューで「誰がこのワクチンの特許を保有しているのか」
と、聞かれたのに対して、
「特許は存在しない。太陽に特許は存在しないでしょう。」と述べた。

なるほど! だからThank You Dr.Salkなんだね。゚(PД`q。)゚。

貧困のロシア系ユダヤ人家庭の生まれだそうなので、
とても苦労して医学を極めた方なのでしょう。
見返りを求めないのは、貧しい子供たちも救いたいという思いかも?

Thank You Dr.Salk



このロゴ、ホントにカワイイ

検索画面のロゴはこんな感じ!



Happy Birthday


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【cinema】『馬々と人間たち』(試写会)

2014-10-27 01:33:02 | cinema
'14.10.18 『馬々と人間たち』(試写会)@京橋テアトル試写室

cocoで当選! いつもありがとうございます! 全くノーチェックだったのだけど、このタイトルとチラシのビックリ映像に惹かれて応募。見事当選! よろこんで行ってきたー あ、ちなみに「うまうまとにんげんたち」と読むそうです!( ・Θ・)ゞピヨッ

ネタバレありです!

「アイスランドの田舎、独身中年男性コルベインは、愛馬グラウーナにまたがり、未亡人ソルヴェーイグの家へ向かう。その様子を双眼鏡で覗き見る村人たち。ソルヴェーイグの幼い息子、母親と共にお茶を楽しむ間、ソルヴェーイグの飼い馬ブラウンとグラウーナが恋に落ちてしまう。動揺したコルベインは・・・」という感じで始まる。まるでドキュメンタリーのような不思議な映画。馬と人間のエピソードをオムニバス形式で見せる。そのどれもが、あまりにも自分の日常とかけ離れていて興味深い。これは面白かった!

2014年アカデミー賞外国語映画賞アイスランド代表。2014年アイスランド・アカデミー賞(エッダ賞)主要6部門を受賞。昨年開催された第26回東京国際映画祭上映作品。アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品『春にして君を思う』や、永瀬正敏出演の『コールド・フィーバー』のフリズリク・ソール・フリズリクソンの製作で、監督はベネディクト・エルリングソン。エルリングソン監督は、劇作家としてアイルランドでは有名で、ラース・フォン・トリアー監督の『Direktøren for det hele(The Boss of It All)』に出演するなど、俳優としても活躍しているのだそう。今作が長編デビュー作で、脚本も担当している。

アイスランド映画は初めてかも? アイスランドはもちろん知ってたけど、寒い国だということと、ビョークくらいしか知らなかった。火山を有する島国で、首都はレイキャビック。監督ご自身はレイキャビック出身だけど、子供の頃に映画の舞台となったような田舎で過ごしたことがあったらしい。アイスランドはファミリーネームがなく、父親か母親の名前にson(息子)もしくは、dóttir(娘)を付けるのだそう。例えば、ベネディクト・エルリングソン監督の名前は"エルリングの息子のベネディクト"ということになるらしい!( ゚д゚)ホゥ そうそう! アイスランドは"世界平和度ランキング(Gobal Peace Index)"と"世界男女平等ランキング(The Global Gender Gap Index)"で1位なのだそう! それは誰がどう調べたんだろう?(笑) でも、平和なのは素晴らしいことだし、確か世界初の女性大統領はアイスランドで誕生したんじゃなかったっけ?

この映画の主役の馬々はアイスランド馬という種類だそうで、1100年以上交雑せずに純血種を守っているのだそう。馬の輸入は禁止されているため、アイスランドにいる馬はすべてアイスランド馬ということになるらしい。体重330~380kg、体高132~142cmと小型で、安定した歩きが特徴。9世紀末にノルウェーから渡来したと言われているそうで、現在アイスランド国内で約8万頭、全世界で25万頭が飼育されているとのこと。アイスランドの人々にとって家畜というより、家族のような存在なのだとか。公式サイトにあった監督インタビューでは、アイスランドで馬に乗ること、馬を所有することは普通のことで、いわば文化であると語っていた。俳優たちは皆馬好きで、馬に乗れ、馬を飼っている人もいるとか。ちなみに、役者さんたちは監督の友人で、女優さんの1人は奥様だそうだけれど、どなたなのかは不明(笑) ちょっと、話が反れたけれど、確かにこの映画で描かれている人間と馬の関係は、家畜の部分もあり、家族の部分もあり、それ以上の存在のようでもあり・・・ なるほどと納得!

馬の毛並みのアップから始まる。そのまま馬の背をなめるようにカメラが移動し、瞳のアップになる。いくつかのエピソードを描きつつ、それらが繋がってこの地方で暮らす人間たちと馬の関係を描いていくという感じ。一応の流れはあるけれど、明確なストーリーがあるわけではなく、ドキュメンタリー作品のような感じ。中心となるのはコルベインという独身中年男性と、ソルヴェーイグという未亡人。公式サイトにはキャスト紹介としてこの役を演じた2人しか載っていなくてビックリ! 大きなエピソードとしては4つ。冒頭で描かれるコルベインとソルヴェーイグの恋の顛末を大きな流れとして、そこに3つのエピソードが入って来る感じ。それぞれが、絡み合っているわけではないけれど、2人の心境の変化などが合わせて描かれる。淡々とした語り口のそれらは、時に残酷だったりするのに、何故かちょっと不思議で面白い。でも、コミカルなわけではない。

前述通り、コルベインの愛馬グラウーナ(♀)のアップから始まる。コルベインはなんとか彼女に手綱と鞍を着けようとする。なかなか着けさせないグラウーナ。それがまるで恋の駆け引きのように描かれる。そんな様子を、双眼鏡で覗く人々。乗馬服に身を包むコルベイン。ボタンが取れていることに気づき、自ら針を持ってボタンつけをする。実際そのシーンは描かれないけれど、彼にはボタンをつけてくれる妻がいないことが分かる。という感じで、特にセリフなどの説明はなく、映像で登場人物たちの状況を見せる感じ。ただ、この時点では単純に妻が不在なのか、独身なのかはまで分からない。その辺りは徐々に分かって来るけど、明確な説明はないので、コルベインが離婚したのか、死別したのか、結婚歴がないのかは謎のまま。まぁ、別に必要ないと言えばないのだけど(笑) でも、この感じで話が進むので、自分でいろいろ脳内補完しないといけない。まぁ、いけないってこともないけど、しないと分からないというか・・・ そういうのが苦手な人には合わないかも?

オシャレしたコルベインはグラウーナを走らせ、ソルヴェーイグの家に向かう。ここも特に説明もなく、彼が田舎道とはいえ車も走る道路を馬の背に乗り走っている姿を延々と見せる。彼女の家に着いて初めて、ここに向かっていたのかと思う感じ(笑) ソルヴェーイグの家では彼女と幼い息子、そして母親が待っており、コルベインを出迎える。それを向いの家から双眼鏡で覗く人々。向かいの家といっても徒歩で20分くらいかかりそうなほど離れている。そちらの方へ目を向けると、キラッと光ものがあるので、覗かれているんだなとコルベインたちも、観客も気づく感じ。要するにこの2人は半ば公認であり、関心の的でもあるということ。でも、4人でお茶するだけで、特に恋人同士の会話になるわけでもない。コルベインが彼女たちの招待を受けてやって来たのか、日常化しているのか分からないけど、オシャレしたのは彼女に会うためなのは間違いない。でも、もう一つグラウーナに乗るための儀式でもあるのかなと思う。

4人がお茶している間に、愛馬グラウーナの運命を変える出来事が! ソルヴェーイグの愛馬ブラウン(♂)が彼女に恋をしたのだった! 急激に発情してしまうブラウン。それに応えるグラウーナ。ヤバイ!と見ている側も思うわけです。遅々として進まない飼い主同士の恋よりも先に、愛馬同士の恋が盛り上がってしまったことに、見ている側も苦笑い(笑) 異変に気付いたコルベインが慌ててグラウーナを走らせようとするけれど、時すでに遅し! 柵を壊して愛しいグラウーナの元にやって来たブラウンが・・・ ということで、上に貼ったチラシのようなシュールな図となる。これは・・・(笑) 何とも気まずい状態になったコルベインが、向かいの家に目を向けると、先ほどキラリと光っていた双眼鏡が見えない・・・ そう、彼らは目撃したのだった。

後に、ソルヴェーイグが掟だからと言ってブラウンを去勢するシーンがあるし、映画の最後はホースマン&ホースウーマンが馬を追い込むシーンだったりするので、おそらく交配の時期とか相手とかルール的なものはあるのでしょう。少なくともこんな感じで交配してしまうのはダメなのかも。コルベインのショックは、愛馬がそんな形で交尾してしまったこと、よりにもよって相手が恋人の愛馬であったこと、それらを見られてしまったこともあるけれど、なんとなくグラウーナを奪われてしまったということもあるのかと・・・ ソルヴェーイグの家に向かう彼女との走りは、まるで恋人どうしのような楽しさだった。それは変な意味ではなく、家畜ということではなくて家族とか恋人とかかけがえのない存在ということ。彼にとってはグラウーナと共に走るという行為が、素晴らしい時間であったということ。その時間を共有できる相手というのは、それが人間ではなくてもかけがえのない存在だと思うので。その相手を、こんな形で汚されてしまったというのはあるのかなと・・・ 嫉妬とも違うけれど、神聖なものを汚されてしまったというような・・・ 2人が家に戻る間、全力疾走する姿はなんだかとっても切なかった。それは、その後に起きるであろう悲劇を予感したこともある。これが最後だというような・・・ 案の定、家に着いたコルベインはグラウーナを射殺してしまう。それも掟なのか、コルベインの気持ちの問題なのかは不明。個人的には後者かなと思った。

場面変わって中年男性ヴェルンハルズルが双眼鏡で海を見つめている。どうやらお目当ての船が出港してしまったらしい。慌てて愛馬ヤルブル(♂)に手綱をつけ、鞍もつけずに走り出す。海岸にやって来たヤルブルとヴェルンハルズル。なんとそのまま冷たい海の中へ!一体何?!と思うけれど、どうやら彼らは前述の船に向かっているらしい。でも、彼らが何故ここまで必死なのか分からない。かなり長くヤルブルが泳ぎ、必死にヴェルンハルズルがしがみついている様子が映し出される。正気?!(笑) 船員が気づいてリフトのようなものを下してくれる。そこに乗るヤルブル。船員の1人は馬が大好きらしく、ヤルブルを優しくいたわってくれるのがうれしい。船内に乗り込んだヴェルンハルズルが言った一言は「ウォッカを売ってくれ!」 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工ー こんな大変な思いをしてウォッカを買いに来たの?! しかも、ウォッカを仕入れて売るわけでもなく、あくまで自分が飲むためらしい・・・ イヤ、これは・・・(笑)

どうやらロシアの船だったらしく、船員たちがロシア語で強い酒だからそのまま飲むなと言われるけれど、ヴェルンハルズルは理解できないらしく。強いということは分かったものの、後半部分が分かっていないらしい。これはもしや?と思っていると・・・ 再び泳いで陸に戻り、家に帰る道すがらラッパ飲みし始めてしまう。そして、落馬して嘔吐、そのまま死亡してしまう。えー もう、ホントにウォッカを飲みたいというだけのために、自分だけじゃなくて馬まで命がけで海を泳いだの?! イヤもう死んでしまったのは自業自得だけど、ヤルブルにとってこれは虐待じゃないか?とか思うけど、見渡す限り店どころか隣家も遠く、娯楽などなさそうなこの村では、ウォッカを飲むというのは楽しみの1つなのだろうし、後に馬追いシーンでウィスキーもしくはウォッカの回し飲みをするシーンがあるので、寒さ対策とか何かあるのかもしれない。そして、バスなど交通機関もなさそうな土地柄、馬との結びつきは、日本の首都圏在住OLちゃんの想像以上に強いのだと思うものの、やっぱりちょっと呆然としてしまう。これは悲劇なのか喜劇なのか?

続いて、グリームルとエーギットールのエピソード。これちょっとよく分からなかったのだけど、グリームルはいつも彼の馬スキヨーナ(♀)とスキヨーニ(♂)を連れて、エーギットールの敷地を横切っていたってこと? で、それを嫌ったエーギットールが柵を設けて、それに反発したグリームルが柵を壊して通ったってことでいいのかな? 柵を張った部分がエーギットールの所有している敷地なのか、誰の敷地というわけではないけれど、自分の家の裏を通るなってことなのか? それによって全然違ってくると思うのだけど・・・ その辺りの説明がないので、一応後者で考えることにする。まぁ別にいいんだけど、前者だとグリームルは裁判で負けるよね?全然法律詳しくないけど(o´ェ`o)ゞ で、後者で考えた場合、勝手に柵を設置してしまうのもどうかと思うけれど、勝手に壊してしまうのもスゴイよね(笑) で、柵を壊されたことに腹を立てたエーギットールは、愛馬ならぬ愛車のトラクターに乗ってグリームルを追いかける。グリームルは呑気に一休みしつつ移動中。新たな柵が現れて再び切断。すると有刺鉄線が跳ね上がり、彼の顔面を直撃! 出血により視界を失ってしまう。馬に導いてもらい家に帰ろうとする道すがら、エーギットールのトラクターと衝突しそうになり、よけそこなったエーギットールのトラクターは横転、彼は亡くなってしまう・・・ えー?! なんということ・・・

実はあえて後回しにしたけれど、ヴェルンハルズルが亡くなった後、彼の葬儀が村の教会と思われる場所でとり行われた。そして、当然エーギットールの葬儀も同じ場所で行われる。何故あえて後回しにしたかというと、この2つの葬儀の間に、コルベインとソルヴェーイグの関係に変化があったから。グラウーナをあのような形で失ってしまい、コルベインはソルヴェーイグを避けていた様子。教会(?)は本当に狭い場所で、どちらの葬儀も参列者でギッシリ。コルベインは有力者なのか、単純に若者カウントなのか不明だけど、どちらの葬儀でも柩を担ぐ係りになっているため、参列者たちとは別に前方に座っている。参列者に横顔を向けて座るような形になっているため、後方に座っているソルヴェーイグからコルベインの顔がよく見える。ヴェルンハルズルの葬儀の際には、彼女の視線を感じているであろうに、彼女に目もくれない。柩を担ぎ彼女の近くを通る時ですら、あえて視線を送ることを避けている様子。もちろん、あからさまに態度に出してはいないけれど・・・ その後、遺族に挨拶をするため外で列を作っている時も、彼は彼女に視線を向けることはなかった。そして、そんな2人の様子を見てコルベインに接近する女性が現れる。この女性のことがイマヒトツ分からなかったのだけど、まぁライバルということで(笑)

そこでソルヴェーイグは意を決して、2人の関係がギクシャクすることになった原因、愛馬ブラウンを去勢する。その際、掟だからと愛馬にというよりも自分に言い聞かせるようにつぶやいていたけれど、この辺りのルール的なことがどうなっているのかは不明。重要なのは彼女が実施したということ。ブラウンにはかわいそうだけれど・・・ エーギットールの葬儀でも、ソルヴェーイグは同じ席に座り、同じようにコルベインを見つめる。それに気づきあからさまではないけれど、彼女の方に視線を動かすコルベイン。柩を担ぎ彼女の横を通る時も、こちらも大げさではないけれど彼女の存在を意識しているという意思表示。そして、遺族への挨拶を待っている時、間違いなく2人の視線が合う。コルベインは彼女の謝罪を受け入れたということなのでしょう。こういうセリフの説明は一切なく、映像の対比で2人の変化を見せるような作品が好きなので、とっても良かったと思う! 過不足なしという感じ。もちろん人によって過不足は違うと思うので、あくまで自分の好みとして、この過不足なし感はピッタリ!

長くなってきたけど、もう少し衝撃エピソードを語りたい。前述3つのエピソード全てに通行人として登場していたバックバッカーのファン・カミーリョ。彼はホーストレーナーを目指すヨハンナが、愛馬ロイズカ(♀)と共に、脱走した馬たちを見事な手際でまとめ上げ、さらに目を負傷して動けなくなっていたグリームル(お酒飲んでたけど・・・)も救出して、颯爽と走る姿に一目ボレ。イヤ、実際かっこよかった!それに引きかえ男たちときたら、お酒ばかり飲んで・・・ヤレヤレ┐(´д`)┌ 彼女に憧れたファン・カミーリョは、グリームルの息子オリが主催する乗馬観光ツアーに参加。でも、彼に割り当てられたのは老馬オールドレッド(♂)。彼らはツアーメンバーから遅れてしまい、道に迷ってしまう。夜になっても助けは来ず、雪が降り始めてしまう。このままでは死んでしまうと覚悟を決めて、アーミーナイフを取り出してオールドレッドに突き立てる。息絶えるのを待ってオールドレッドの腹を裂き、内臓を取り出して腹の中に潜り込む・・・ 壮絶!これはスゴイ・・・ でも、なんだかとって淡々としている。もちろん映画なのだから当然演出していると思うのだけど、ホントに記録映画のようで、まるでファン・カミーリョという人物の行動を、そのまま撮っているかのような・・・ 翌朝、ようやくオリたちに発見され号泣する彼の姿ですら、記録として映し出している感じというか・・・ でも、だからこそ見ている側も衝撃を受けつつも、淡々と受け止められた気がする。命の重さとかクドクド考えなくても、スッと入って来るというか・・・ 上手く言えないなぁ(´ェ`)ン-・・

さて、映画はホースマン&ホースウーマンたちが馬を追うシークエンスで終わる。ここも特に説明がないので、想像するしかないのだけど、村の代表たちが放牧していた馬を、品評会的な場所へ誘導するってことでいいのかな? 選抜なのか自由参加なのか不明だけど、少なくともブラウンに乗ったソルヴェーイグの参加は、他のメンバーは知らなったっぽい。ソルヴェーイグとの仲がギクシャクしていた間に、コルベインに接近していた女性は、当然おもしろくないわけで・・・ コルベインと並んで歩こうと2人で取り合い。もちろん、張り合っているのはコルベインにも他のメンバーにも分かっているのだけど、2人もメンバーもそれには気づいていない態なのがおかしい(笑) ウィスキー回し飲みの取り合いとかニヤニヤしちゃう(。・w・。) ププッ いくつかに分かれて馬を追うことになり、まんまとコルベインと2人きりになることに成功したソルヴェーイグ。なんと馬そっちのけで、コルベインに迫り始める。そして、馬の前で激しくセックスしてしまう2人。その姿を双眼鏡で覗くライバルの女性。シュール(笑)

映画は、何事もなかったように全員で馬を柵の中に追い込んで、そこに人々が集まって来て、馬と人間が入り乱れた風景で終わる。明確なストーリーがあるわけでなないけど、淡々と見せられてきた各エピソードから、エゴとか、欲望とか、生や性への渇望などが見えて来た。そしてそれは自然なことで、別に悪いことじゃない。監督がインタビューで"動物の中から見た人間、人間の中の動物を描きたかった"と語っていたことを後から知り納得! まさに、そういう映画だったと思う。少なくとも自分にとっては。

キャストは公式サイトにはコルベイン役イングヴァル・E・シグルズソンと、ソルヴェーイグ役シャーロテ・ボーヴィングの紹介しかなかった。映画サイトなどではヘルギ・ビョルソン、ステイン・アルマン・マグノソンの名前があったけど、何役なのか不明。前述した法則によると、どちらも男性のようではあるけれど・・・ソルヴェーイグ役シャーロテ・ボーヴィングはデンマークの女優さんだそうで、コルベイン役イングヴァル・E・シグルズソンは、アイスランドを代表する俳優とのこと。彼は今作で2014年エッダ賞で主演男優賞を受賞したのだそう。2人とも素晴らしい演技だったと思う。だって演技って思えなかったもの! もちろん、初めて見るからということもあったと思うけれど、他の俳優さんたちを含めて、ドキュメンタリー映画を見ているかのようなリアリティ。でも、そこにどこかコメディとまでは言わないけれど、可笑しさを感じさせる。全員良かったと思う!

アイスランドの自然がスゴイ! もの言わぬ馬たちの演技(?)もスゴイ! 前述の監督インタビューの中で、監督が強調していたのは、エンドクレジットでも書かれていた通り「動物たちは全く傷つけられていません」ということ。ご自身も撮影監督、そして俳優たちも馬好きなホースマンたちだったそうで、馬たちの表情の変化は、カメラの後ろに友達やライバルの馬を配置して引き出したのだそう。各エピソードの冒頭の馬の瞳のアップは、馬を静止させるため、脚を1本持ち上げて3本脚で立たせたのだそう! チラシにもなっている交尾シーンや、海を泳ぐシーンも実際に馬が演じていて、ワンテイクで撮影。撮り直しがきかないため交尾のシーンはカメラ5台で撮影したとか。90%が実写ということだけど、馬のお腹の中に入るシーンはどうやって撮影したんだろう? もちろん作り物だよね(笑)

とにかく不思議な映画。見る人を選ぶ作品とは思わないけど、セリフも少なく背景説明とか一切ないので、自分でいろいろ想像しながら見る作品。なので、映画を見慣れていないと辛いかも? でも、そもそもこの作品を見たいと思う人は映画好きな人な気がする。このタイトルとチラシだし(笑) ダメな人もいると思うけど、個人的には好き! いつもはオススメするタイプの人を書いているのだけど・・・ どんな人にオススメするべきか・・・?(´ェ`)ン-・・

アイスランドの自然に興味がある方、日常と離れた世界を見たい方オススメ! 馬好きな方是非!!

『馬々と人間たち』Official site


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The Most Epic Safety Video Ever Made #airnzhobbit

2014-10-24 00:26:30 | 【動画】funny
The Most Epic Safety Video Ever Made #airnzhobbit



『ホビット』シリーズとのコラボでおなじみニュージーランド航空の新作!

要するにシートベルト着用などの機内アナウンス動画だけど、
毎回とっても凝っている!

今回はいよいよシリーズ最後ということで出演者が豪華!

【俳優】
イライジャ・ウッド(フロド役)
ディーン・オゴーマン(フィーリ役)
シルヴェスター・マッコイ(ラダガスト役)

【スタッフ】
ピーター・ジャクソン監督
リチャード・テイラー

あと、ナオユキ・シミズさんという方が本人役で、
クレジットされているのだけど・・・
すみません どなたでしょうか?

あとは、NZ航空スタッフとファンの方々!

いやー! もうニュージーランド行きたい!!

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【cinema】『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

2014-10-19 04:21:31 | cinema
'14.09.22 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』@TOHOシネマズ六本木ヒルズ

先日、『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(感想はコチラ)とどちらを見るか悩んだ作品。結局、先行上映ってことで猿惑にしたけど、やっぱりこっちも見たい!ってことで、ポイント溜まって1本見れるので、歯医者さんの帰りに見てきたー

ネタバレありです! 結末にも触れています!

「1988年、母親を亡くしたその日、宇宙船にさらわれたピーター・クイル。26年後、宇宙海賊ラヴェジャーズの一員となったクイルは、惑星モルグからオーブを盗み出す。その直後からオーブを巡り、さまざまな人物(?)から追われるハメになり・・・」という話。これは面白かった! 正直、惑星や宇宙人たちの名前が難しい上に、特に説明する気もないらしくどんどん進むので、前半はこれは無理かもと思った でも、主要キャラが集結した辺りからどんどん面白くなった! これはホント楽しかった!

毎度のWikipediaによりますと・・・ マーベルコミックスの同名のスーパーヒーローを題材とし、マーベル・スタジオズが製作、ウォルト・ディズニー・スタジオが配給したアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画とのこと。全然知らなかったのだけど、アメコミといえばのマーベルは、マーベル・スタジオズというテレビ・映画製作会社を作っていたんだね?! っていうか『ブレイド』(1998年)から共同製作してるし、『アイアンマン』(2008年)からは独立製作もしているのね?! アメコミファンや映画ファンの方々からしてみれば、何を今さらという感じだと思うけど、製作会社のこととか全然疎くて(o´ェ`o)ゞ 原作についても全く知らなかった。映画評論家の町山智浩氏によると、原作は超マイナーだそうで、それでも全米公開時に多くの人が見に行ったのは、マーベル・スタジオズ製作作品に対する期待値によるものだそう。なるほど~

冒頭、少年が文庫本サイズくらいあるウォークマンで音楽を聴いているシーンから始まる。予備知識なしで見たので、このオープニングにビックリ! え?ギャラクシーではないの?! 少年がいるのは病院。病室では大人たちがベッドを囲んでいる。特に説明はなくても患者の死期が迫っていることが分かる。祖父らしき人物から病室に呼ばれる少年。母親が彼にプレゼントを渡す。母親が求める手に触れることが出来ない少年。一瞬、悲しそうな表情を浮かべて母親は息を引き取ってしまう 泣き叫びながら病室から外へと飛び出し、膝をついて地面に倒れ込むようにして泣き出してしまう。その姿にもらい泣き。・゚・(ノД`)・゚・。 と、そこへ現れた宇宙船?! そして、彼をさらい宇宙へと飛び立ってしまう・・・ えー?!(*`ロ´ノ)ノ

場面は一気に変わって26年後の惑星モルグ! すっかり大人になった主人公が、オーブという球体を盗み、モルグ星人とのチェイスとなる。繊細で純粋そうだった少年が、すっかり逞しくなっている。ハンターとしての腕は良さそうだし、決して悪い人物ではなさそうだけど、いい人とも言い切れないような・・・ たった今彼のために涙を流したのに、この軽い感じは一体?! という感じで、グイグイ話に引き込んじゃうのが上手い!

展開も早いし、前述したとおり惑星の名前とか登場人物の名前が難しいので、この作品の舞台となる"世界"のことがイマヒトツ理解できていないのだけど、サノスという人物(?)が宇宙征服しようとしていて、彼はガモーラとネビュラという2人の血の繋がらない娘を養女とし、手先として使っている。宇宙征服にはオーブが必要なのでロナンという人物(?)に手に入れるように依頼するが、ロナンはそれを手に入れたらサノスを裏切り自らが宇宙征服をしようと考えている。クイルをさらったラヴェジャーズのリーダー ヨンドゥもオーブを狙っており、クイルを惑星モルグに派遣するも、彼はそれを売ってしまおうと考えて惑星ザンダーへやって来る。そこにオーブを狙うガモーラ、賞金稼ぎの遺伝子改造アライグマ ロケットと、その相棒で木のヒューマノイド グルートがクイルを追っているということでOK? 自分で読んでてもよく分からない┐(´∀`)┌ヤレヤレ

前述したとおり、惑星モルグでのクイルの戦いぶりは軽快といえばそうなのだけど、ちょっと軽いところがあって、その戦い自体を楽しんでいる風だったので、あの少年とのギャップにビックリ! 彼がさらわれてからの26年間のことはほとんど語られないので、どんな風に過ごしてきたのか謎なのだけど、どうやらヨンドゥは(彼なりに)クイルをかわいがって育てたらしい。とはいえ、母を亡くしたばかりの少年が、いくら(ヨンドゥなりに)かわいがってもらったとはいえ、こんなにアッサリ地球に未練もなく宇宙生活を(クイルなりに)満喫していることが、ちょっとビックリ。これは自分が苦手な自信過剰で、無謀なことが冒険でカッコイイと勘違いして、人を巻き込む迷惑タイプの主人公か?!と心配になった。

でも、クイルの船(宇宙船)の中には、あの日聴いていたカセットテープを再生するための、明らかに手作りと思われるプレイヤーがあったり、ウォークマンを携帯していたりして、常にテープを聴いていることが分かるとホッとする。26年間も聴いてたらテープが摩耗しちゃうだろう!というつっこみはなしで(笑) 彼はこの状況を受け入れて楽しんでいるけれど、決して母親のことを忘れたわけではないらしい。地球に帰りたいと思っているのかは分からなかったけど、少なくとも良い思い出として彼の中にあるようで、ちょこちょこ地球ネタが出てくる。もちろんクイルが地球にいた1988年までのネタなので、オバちゃんとしては( ̄ー ̄)ニヤリ ケヴィン・ベーコンネタは笑った(笑)

でも、クイル自信過剰男疑惑についてはなかなか晴れず。でもこれも、惑星ザンガーでのガモーラ、ロケット&グルードとのチェイスの果てに4人(?)とも逮捕されてしまい、不本意ながら利害関係が一致し、連携して脱獄を企てるシークエンスで払拭されることになる。楽しいシーンなので詳細は避けるけど、ロケットに騙されてある物を持ってくる。そのマヌケさと、ちゃんと任務を遂行する能力があることを見せるこのシーンは好き。しかもサラッとしてるのがイイ! なるほどこういう人物なのか!と一気に好感度UP。まぁ、好青年とは言い切れないキャラだけど(o´ェ`o)ゞ

この刑務所で5番目のメンバーとなるドラックス・ザ・デストロイヤーと出会う。ロナンに妻と娘を殺された彼は、ロナンと彼の仲間であると思われるガモーラを憎んでいたけれど、ロナンに復讐するために行動を共にする。自分の復讐に固執するあまり、ロナンをおびき寄せてしまい、結果オーブを奪われて宇宙を窮地に追い込んでしまう。まぁ、窮地に陥ってくれないと、彼らが正義のヒーローとして立ち上がれないし、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーにもならないので、困るのだけど(笑) ヒーローモノにありがちな、足を引っ張ってしまう人物を責めたりしないということもなく、きちんと彼の責任であると言及していたのは珍しいように思うけど、個人的には良かったと思う。自分の気持ちや事情を優先してはダメな時もある! だから、反省したドラックスはクイルたちと戦う決心をするわけだし。

ガモーラは血の繋がらない妹ネビュラに襲撃され、酸素ヘルメット(?)なしで宇宙空間に投げ出されてしまう。クイルは彼女を救うためヘルメットを彼女に被せ、意識を失ってしまう。彼らをクイルの養父ヨンドゥが救う。このシーンの手前ちょっといい感じになっていた2人。続編では恋人になったりするのかな? まぁ、いいけど(笑) 紆余曲折あってヨンドゥにオーブを取り戻す約束をすることで、解放されたクイルとガモーラは、ロケット、グルート、ドラックスと共にクイルの船に乗り込む。この船に向って宇宙船内の通路のようなところを、クイルを中心に5人(?)並んで歩く時に流れる曲がThe RunawaysのCherry bomb! 何故ここで?! これは笑ったー(笑)


このシーンでCherry bomb

ロナンは惑星ザンダー上空へダーク・アスター号で侵攻。ザンダー星の軍隊ノバ・コーズ、ラヴェジャーズ、そしてクイルたちが迎え撃つ。この時のジョン・C・ライリー演じるローマン・デイを中心とした、ノバ・コーズの船隊がダーク・アスター号を文字通り包囲する映像はスゴイ! ノバ・コーズが包囲網でロナンの注意を引きつけている間に、クイルたちはダーク・アスター内部に侵入することに成功する。ガモーラはサノスを裏切りロナンと組んだネビュラと対決、クイルはロナンと対峙する。しかし、ロナンは圧倒的な強さを発揮。そこへロケットが船ごと突っ込んで来る! このシーンのアライグマのCGが素晴らしい!! ちゃんと決死の覚悟で突っ込んで来るアライグマの顔になってた! ダーク・アスター号ごとザンダーに墜落するクイルたち。彼らを守ったのは、"I'm Groot"しか言わず、クイル追跡の場面でも水をがぶ飲みしてしまう、おとぼけキャラのグルート! 彼はその手足を伸ばし、球体となってクイルたちを包み込み、文字通り体を張って彼らを守ったのだった。このシーンは泣いた。・゚・(ノД`)・゚・。

ロナンはオーブを使いザンダーを破壊しようとするけれど、クイルのダンス作戦により気を取られていた間に、ロケット&ドラックスによって倒される。クイルはオーブを掴むけど、それは強烈なパワーを放ち、1人では耐えられられない。ガモーラ、ドラックス、ロケットらがそのパワーを共有し、それをロナンに向けて放射し倒すことに成功する。これ良く考えるととってもヒーロー的なシーンなのに、ちょっぴりおかしいのがイイ! 彼らは人々の拍手喝采を受ける。

クイルはオーブをヨンドゥに渡すけれど、もちろん偽物(笑) 本物はノバ・コーズに託される。クイルたちはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとなり、新たな冒険へ旅立って行く。そこには、一部がダーク・アスター号から回収され、若木として芽を出したグルートも同乗していた! そして、クイルは26年間開けることのなかった、あの日母親からプレゼントされた包みを開ける。そこには、母親が作成したベスト盤テープが入っていた! これはクイルと一緒に笑顔になってしまう! よく考えるとクイルって36歳くらいの設定なんだよね? だから、自分の運命とか地球への思いとか、もちろん母親への思慕とか、辛い部分を乗り越えて、自分の中の大切なものとして受け入れているんだよね。少年の心を失ってはいないけれど、彼はやっぱり大人になっているという、この描写は良かった! そして、フラワーロックみたいになってグルートがいるのもうれしかった!(笑)

キャストはノバ・コーズの隊長ローマン・デイにジョン・C・ライリー、そのリーダーにグレン・クローズ、宇宙の遺物を収集するコレクターにベニチオ・デル・トロなど意外に豪華。ベニチオ・デル・トロ久々に見た! タイトル・クレジットで名前が出た時、del Toroってとこだけ見てギレルモ・デル・トロ監督が出演するのか?と思ってしまうほど久々(笑) ガーディアンズもガモーラのゾーイ・サルダナは全身緑だし、ロケットのブラッドリー・クーパーもアライグマだし、グルートのヴィン・ディーゼルも木だし、しかも"I'm Groot"しか言わないし(笑) 特別ファンではないけど、ブラッドリー・クーパーをアライグマの声として使うなんて贅沢!でも、すごく良かった! いいアライグマとは言い切れないロケットを、時に切なく、そしてかわいく演じていたと思う。ブラッドリー・クーパーの表情もCGに取り入れられたそうだけれど、モーションキャプチャーを演じたのは、ジェームズ・ガン監督の弟ショーン・ガンとのこと。ヴィン・ディーゼル"I'm Groot"は、このセリフを場面に応じて演じ分けていたのがスゴイ!

唯一素顔の主人公クイルのクリス・プラットが日本では一番知名度が低いかも? 実はキャスティング・ディレクターからプラットを推薦されたジェームズ・ガン監督は、当時彼がテレビドラマで太めのキャラを演じていたため、キャスティングを断っていたらしいけれど、諦めきれないディレクターが会う機会をセッティング。会ってみたら気に入って即決したらしい。まぁ、多少の脚色はあるかもだけど(笑) でも、30代半ばになっているのに、少年の心を失なっていない主人公の雰囲気にとっても合っていたと思う! 実はこの役、ジョエル・エドガートン、ジャック・ヒューストン、ジム・スタージェス、エディ・レッドメインがテストを受けると報じられ、ザッカリー・リーヴァイ、マイケル・ローゼンバウム、そしてジョゼフ・ゴードン=レヴィットが候補に上がったのだそう! うーん、JGLファンでエディ・レッドメインも好きだし、2人演技上手いけどこの役のイメージじゃないなぁ・・・ 少年の心を失わない感じをコミカルに、でも決してバカっぽくなく、地球人であった記憶を失わないためなんだと思わせた演技も良かったし、その雰囲気にも合っていたと思う。ご本人が語ったハン・ソロとマーティ・マクフライを混ぜ合わせた感じだったかどうかは不明だけど・・・(o´ェ`o)ゞ

『ホビット』シリーズのエルフ王スランドゥイル役でおなじみのリー・ペイスが出演しているのは知っていたけど、何役か知らなかった。でも、声ですぐ分かった! あの声独特だものね。っていうか、声に特徴がないとこの役辛いかも・・・ 『ローン・レンジャー』のジョニー・デップの白塗りメイクを、さらにバージョンアップしたようなメイクだし(笑) 実はクイル役でオーディションを受けたそうだけど、全然違うと思うょ(´ェ`)ン-・・ これはロナンで大正解! あの長身と重低音と、どこかアニメ的な感じがピッタリ。そうそう、サノスの声とモーションキャプチャーを演じているのはジョシュ・ブローリン!ノン・クレジットらしいけど何故?(。´・ω・)?

とにかく、スピード感あふれる展開! 説明的なセリフなどもほとんどなしで押し切っちゃう感じがスゴイ! グイグイ引き込まれて楽しい CGもスゴイし宇宙が舞台なのに、どこか懐かしいのは、主人公の中に1980年代の地球があるから。主人公が聴いてる音楽が作品内にも使われていけど、母親のベストセレクションだから'70年代サウンドなのかな? その使い方も好き! ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー出撃シーンにCherry bomb!だもの(笑)

そうそう! ジェームズ・ガン監督もサカール人役でカメオ出演しているのだそう! 後、ロブ・ゾンビがラヴェジャーズ・ナビゲーターの声、セス・グリーンがハワード・ザ・ダックの声でカメオ出演。そして、マーベル作品カメオ出演と言えばのスタン・リーはザンダー人で出演しているのだそう! 全然気づいてなかった(笑) どうやら日本語吹替えを広瀬正志氏が担当しているそうなので、セリフもあったらしい!∑(*゚ェ゚*)

泣いて、笑って、ドキドキして、感動して、泣いて、そして( ̄ー ̄)ニヤリで終わるって最高 続編作る気満々みたいで楽しみ!

とにかく楽しい映画見たい方おススメ! チビッコも楽しめると思うけど、これは大人の方が楽しめる作品だと思う! '70~80年代の音楽好きな方是非!!

そうそう! マーベルといえばのエンドロール後のおまけ映像もあり! っていうか、映画始まる前にエンドロール後も映像があるって字幕出たのに帰っちゃう人いてビックリ!! まぁ、興味なかっただけかもしれないけど(笑) というわけで、お楽しみに

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』Official site


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【Googleのロゴ】トール・ヘイエルダール生誕100周年

2014-10-06 00:51:56 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



トール・ヘイエルダール生誕100周年!

すみません どなたでしょう?
毎度のWikipediaによりますと・・・

トール・ヘイエルダール(Thor Heyerdahl ノルウェー語発音)は、
ノルウェーの人類学者、海洋生物学者、探検家。

筏(いかだ)船のコンティキ号でペルーのカヤオ港から、
南太平洋のツアモツ島まで約8,000kmの航海を行ったことで有名。

当時はポリネシア人の起源は謎とされており、
ヘイエルダール自身も調査を行った。

1947年、ヘイエルダールとそのチームは、
南米のバルサ材およびその他の地元の材料を用い、
インカ時代の船を模したコンティキ号を建造。
ペルーからイースター島への航海に挑戦した。
巨石文化がインカ帝国から海を渡ってイースター島に伝えられ、
同島に残るモアイ像が作られたことを実証しようとしたのである。
コンティキはインカ帝国の太陽神ビラコチャの別名。
いかだは、インカ帝国を征服した当時の、
スペイン人たちが描いた図面を元に設計された。

なるほど・・・ この辺りがロゴにモアイ像がいる理由なんだね?
漂流実験の続きや、評価についてはWikipediaで!( ・Θ・)ゞ

このロゴ動画になっていて・・・


モアイ像が・・・


遠景になって、掘り下げられていき・・・


全身が出た!

検索画面のロゴはこんな感じ



Gratulerer med dagen!


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【music】「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー 2014秋」

2014-10-05 18:04:09 | music
「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー 2014秋」
見ますー今日のJOJさんは凄いらしいw (@ Bunkamura オーチャードホール in 渋谷区, 東京都 w/ @j_kindan) https://t.co/VatjkpFPBi http://t.co/47yyx0LRZK Posted at 06:43 PM



さて、先日のソロコンサート「ザ・ミュージカル・コンサート」(感想はコチラ)で、その素晴らしさに魅了されたJOJさんが出演する「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー 2014秋」 今年で3年目で4回目の公演。基本は男女4人のキャストたちがオーケストラをバックに、ミュージカルナンバーを披露するコンサート。2年目から海外ゲストを迎えた。最初のゲストはRamin!(感想はコチラ) 実は、今年の春にも開催されていて、その時のゲストもRaminと、WEそしてBW「オペラ座の怪人」でファントム役を演じたピーター・ジョバックさんだった。チケット取ってたのに体調崩して行けなかった。・゚・(ノД`)・゚・。

そして、今年は秋にも公演! ミュージカルファン待望のJOJさんご出演! しかも2日公演! 自分はバレエのお稽古があるので、初日のみしかチケット取っていなかったのだけど、今にして思えば、お稽古休んでも見に行けばよかった・・・ JOJさんことジョン・オーウェン=ジョーンズさんは、史上最年少の26歳で「レ・ミゼラブル」のジャン・ヴァルジャンを演じた人! その後、長く演じたWE「オペラ座の怪人」のファントムが絶賛され、降板した現在もJOJファントムのファンは多い。先日「ザ・ミュージカル・コンサート」で、そんなJOJさんを初めて生で聴いて、本当に素晴らしくて、今度は大きなホールだし、生オケだしってことで期待値上がって出かけた! ロビーでお会いしたManonさま&Paisleyさまから、担当者の方が「今日のJOJさんはスゴイですよ!」と、おっしゃっていたとお聞きして、もう期待値MAX! そして、本当に素晴らしかった!!

以下感想tweet と、暑苦しい感想追記です!( ・Θ・)ゞ

【MMSセトリ】まずはセトリ http://t.co/3BjXR3xDXQ Posted at 11:25 PM



そうそう! JOJさんのソロコンサートの記事にも書きましたが、JOJさんについては今回初めて生で拝見し、その素晴らしさにすっかり魅了されましたが、にわかファンなので全く詳しくはありません。ミュージカルは好きですが、海外どころか日本国内でも本数をあまり見れていませんし、知識も偏っていて、そもそも不足しています!

補足が必要だと思ったり、自分が知りたいことについては、一応調べて書くつもりですが、間違った情報を載せてしまうわけにはいきませんので、JOJさん情報や、WE & BWミュージカル事情についての情報はあまり出てこないと思います あくまで自分が感じたことを書いていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします┏○ペコ

【MMS JOJさん編①】まず2曲目でいきなり登場しての「Love Changes Everything」にビックリ!リハツイで歌うのは知ってたけど、まさかここで?!来るって分かってても、Off into the world we go~でキターってなった!しかしまだ序の口! Posted at 11:31 PM

オープニングは「マンマ・ミーア!」から、JOJさんはまさかの2曲目! JOJさん自身がリハーサル動画をtweetしてて、そこで歌っていたのが、Love Changes Everything(「アスペクツ・オブ・ラヴ」より)! この曲大好きなので、とっても楽しみにしていた! まさか2曲目で歌うとは思ってなくてビックリ! でも、考えてみると出演者が5人だから、歌う曲数は少ないものね・・・

この曲は「アスペクツ・オブ・ラヴ」というミュージカルの中で、主人公の青年アレックスが歌う曲。サー・アンドリュー・ロイド=ウェバー作曲のこの作品は、4人(後に5人)の男女の10数年に渡る恋の話。WEオリジナル・アレックスは、「レ・ミゼラブル」オリジナル・マリウスだったマイケル・ボールさん! 劇団四季でも過去公演していて、初演時のアレックスは石丸幹二さん! この件誰も全く触れてなかったね・・・アレ?(o゚ェ゚o)

WE初演版のCDを持っていて、マイケル・ボールさんの美声にウットリしていたものだけど、この作品の曲どれもが美しい! 英語版のWikipediaしか見つからなかったのだけど、これによると本国イギリスでも2010年に再演されただけなんだね・・・ ちょっともったいないなぁ・・・ また見たい!

前置きが長いわけだけど、素晴らしかったってことが言いたいわけです! JOJさんがこの作品に出演したことがあるのか不明なのですが、本当に最初のLoveと歌い出した時点からゾクゾクした! 自分の中ではCDで聴いていた、初演時の若々しいマイケル・ボールさんの美声で歌い上げるイメージだったけど、JOJさんの大人な感じも良かった! 恋すること、人を愛することの素晴らしさを歌っている曲なので、基本老若男女誰が歌ってもおかしくないのだけど・・・ JOJさん版は自分が今恋の中にいるというよりも、既にそういう体験をして"恋ってそういうものだよ"って歌っているような・・・

静かに始まって、同じフレーズを繰り返しつつ、徐々に盛り上がっていく曲だけど、特にtweetにもあるOff into the world we go~から、ラストにかけてが好き! そして、最後の歌い上げが素晴らしい! ホントにどんな言葉でも聞こえてくる!

【MMS JOJさん編②】笹本玲奈さんとのデュエットも良かったのだけど、何といっても1幕は「Anthem」! 実はチェス見たことなくって、なので歌詞の意味とか理解出来ているわけじゃないのだけど、とにかく高低緩急強弱大小自在!←上手く表現できない・・・ とにかくスゴイです! Posted at 11:37 PM

笹本玲奈さんとのCome What May(「ムーラン・ルージュ」より)も素晴らしかった! 笹本玲奈さんもJOJさんに負けじと頑張っていて、お互い相乗効果になっていたと思う。その後、玲奈さんとのデュエットどうでしたか?の質問に「(笹本玲奈さんが)かわいくて、スーツケースに詰めて持って帰りたいよ!」的な発言で笑いを取っておりました(笑) そうそう、下の方にtweetしておりますが、ソロコンでも言っていた「(膝の辺りに手をかざし)こんな小さな頃から日本に来たかった」も言っておりました! でも、今回は通訳さんもいるからサラリと流されがち・・・(´・ω・`)

1幕でのJOJさんラストはAnthem(「チェス・ザ・ミュージカル」より) この「チェス・ザ・ミュージカル」は未見。タイトルは知っていたのだけど、内容についても全く知らなかった。ということで、これは毎度のWikipedia等で調べてみた! チェスっていうのは、あのチェス! 舞台となるのは冷戦時代のイタリア。チェスのチャンピオンであるアメリカ人のフレディが、国際大会に出場するため恋人フローレンスと共にイタリアへやって来る。挑戦者はソ連人のアナトリーで、マネージャーはなんとKGB。息詰まる攻防戦を繰り広げる2人に、世界中から注目が集まる。焦りから悪態をつくフレディに、フローレンスは愛想を尽かし、アナトリーと恋に落ちてしまう。そして、アナトリーは亡命を決意する。ザックリした第1幕のあらすじはこんな感じで、第2幕はその十数年後の3人の姿が描かれているそうだけど、Anthemが歌われるのは1幕最後なので、後半については割愛(笑) そう、Anthemはアナトリーが亡命に際して歌う曲!

Anthemのそもそもの意味は"聖歌・讃美歌"だけど、この曲はアナトリーが祖国を捨てて自由に向かう思いを歌っているわけだよね? ミュージカル自体を見ていないし、歌詞も読んでいないので、これから亡命することについて歌っているのか、亡命後にこれからの人生を思って歌っているのか分からないのだけど、少なくともAnthemなのだから賛歌ではあるのでしょう。

歌の前に山崎育三郎さんのMCが入り、多くのアーティストにカヴァーされているけれど、最も評価されていて人気があるのはJOJさんのAnthemだと紹介。既にソロコンサートでも聴いていたけど、やっぱり今回の方がいい! 前日朝15時間寝たので10代のようだ!とtweetしてたので、Jet lagによる影響がなかったのが大きいと思うけど、大きな会場で思い切り歌えるという部分もあったかもしれない。それに生オーケストラをバックに歌うのは気持ちよかったのかも? あくまで個人的な推測ですが(o´ェ`o)ゞ

とにかく第1幕から素晴らしい歌唱を披露してくださいました! 幕間にお会いしたManonさまも感激の涙を浮かべていらした。ManonさまはJOJさんの大ファンでいらして、英国内での観劇だけでなく、ソロコンサートも何度もご覧になっていらっしゃる方。そのManonさまが「今まで聴いた中で一番素晴らしいAnthemだった」とおっしゃってました!まさか日本で、しかも初JOJさんなのに、ご本人比でも最高レベルの歌唱が聴けるなんて何という幸運!!

【MMS 幕間】イヤあんまり素晴らしいので、シャンパン飲んでしまいました(o´ェ`o)ゞ 飲まずにいられないですって! http://t.co/if9ttujkno Posted at 11:40 PM



幕間のホワイエで、Manonさまと第1幕の感想などお話させて頂いて、こんなにスゴイJOJさんはめったに聴けないとお聞きし大興奮! 自分の感性で感動できないのか?と思ったりもするけど、JOJさんを見るのが初めての自分にとって、他に比較がないわけで、とっても貴重な機会であることを知り、より感動を深めたり2幕への期待で興奮してしまったわけです! そんな訳で、興奮してシャンパン飲んでしまいました(o´ェ`o)ゞ

【MMS JOJさん編③】2幕はじめは「オペラ座の怪人」オケの演奏が素晴らしくて酔いしれていると、MotN!これはすごかった!ホントに歌で操られるというか、Soarで夢見心地にされて、Beで圧倒されて、そして最後のNigh~tで包み込まれているような・・・ 終わった瞬間号泣! Posted at 11:45 PM

絶対来るだとうと思っていた「オペラ座の怪人」! 2幕はオーケストラによる演奏からスタート! やっぱり自分の中で「オペラ座の怪人」は別格! 何が?と聞かれたら困るし、曲の美しさだと言えば、他のミュージカルでも美しい曲はたくさんあると思うのだけど、聴くたびに陶酔してしまう・・・ そもそも19世紀末パリ!みたいな世界好きだし(笑)

オーケストラの演奏が終了するとJOJさん登場! もちろんMotN(Music of the Night「オペラ座の怪人」より)です! 既にソロコンサートでも聴いていて、あの時も素晴らしかったのですが、体調面でイマヒトツかなと思う部分もあった。でも! 今回バッチリです!! とにかく、Anthemについてのtweetにも書いておりますが、高低緩急強弱大小自在! ソロコンでもMMSでも聴きたくて聴けなかったBui Doi(「ミス・サイゴン」より)をコンサートか何かで歌っている動画を、YouTubeで見てみたのだけど、その時感じたことがJOJさんの魅力を自分なりに説明するのにピッタリな気がしたので、ちょっと脇にそれるけど書いてみる。

Bui Doiはアメリカ帰国後、主人公の親友ジョンが、ベトナム戦争時に生まれた米兵との混血児ブイドイ救済を訴えて歌う曲。歌詞にその気持ちを込めるのはもちろんだし、プロの歌手であれば曲に沿ってきちんと歌うのも当たり前のこと。それは皆出来ているハズ。でも、何が違うんだろうと考えていた・・・ まず感じたことは、力いっぱい歌い上げることが、歌の上手さではないのだということ。ミュージカルの曲は歌い上げる系が多いと思うし、それが醍醐味でもあるのだけど、JOJさんの歌い上げにはとっても余裕があった。もちろん手を抜いているわけじゃなく! 目いっぱいギリギリまで歌い上げられれば、もちろん感動するのだけど、コンサートなどの場合、逆にそれでノレない場合もある。置いてきぼりになってしまうというか・・・ その辺りのコントロールが絶妙なのかなと思った。あくまで"歌"を聴かせたいのであって、"自分"を誇示したいわけじゃないというか・・・ もちろん職業柄売込みは大切だし、皆自分の声や歌唱力にプライドを持っていると思うけれど、だからこそドヤらないというか、ドヤらずとも伝わることを知っているというか・・・ 序盤の抑えて歌うところ、だんだん盛り上がって感情を込めるところ、そして最後の歌上げまで、全て言葉が聞こえて来て、そこで?ってところで緩急強弱高低つけてくる。でも、大幅にアレンジしてしまっているわけじゃない。その「そこで?」が重要なんだけど、それがどこかってことは説明できない でも、本当に歌の上手い人というのは、こういうことかと思ったわけです。うーん・・・ 文章力がなくて思ったことの半分も言えていませんが、要するにそんな感じです(笑)

で、MotNに戻ります! 何故、わざわざBui Doiの動画を見た感想を書いたかと言えば、MotNはこの曲やLove Changes Everythingのように、だんだん曲が盛り上がって、歌い上げて終わる曲ではないから。静かに囁くように始まって、盛り上がる部分もあるけど、最後のロングトーンも歌い上げ系ではなく静かに終わる。それはこの曲がファントムが愛するクリスティーヌを、その歌声で酔わせる曲だから。「オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン」(POTO25)を見て初めて分かったのは、決してただウットリさせてるだけではないということ。あの時のRaminは歌唱がちょっと定まらない部分もあったけど、それでもキチンと伝わってきた。そして、それはSierraの演技のおかげでもあった。ファントムがこうしたいと思う通りに反応しているのがとっても良く分かったので。

何故、わざわざPOTO25のRamin&Sierraのことを持ち出したかと言うと、2人のおかげでMotNの存在理由が分かった上で、今回のJOJさんの歌唱を聴いてみて、本当にこの曲の意味が理解できた気がしたから。当たり前だけど、単純にファントムの持ち歌だということでは断じてなく、この曲でファントムに身も心も委ねて、そして"新しい世界"を見せられてしまったからこそ、クリスティーヌは怯えながらもファントムから離れられないわけなんだよねきっと・・・ 本当にそれが良く分かった。まずは優しく歌ってウットリさせて、Soar~で催眠状態に、その後少し高圧的に脅してみたりしつつ、新しい世界の広がりを見せて、そしてBe~で圧倒し、最後は包み込むように昇華させる。これは・・・ もう、本当におこがましいけど、あぁクリスティーヌはこんな気持ちになったのかと・・・ 特にSoar~とBe~では、途中でオケが演奏を止め、オーチャードホールがJOJさんの声のみという状態に! これは素敵な演出で、終わった後は本当に号泣してしまった・・・

【MMS JOJさん編④】2幕ラストはもちろんBHH!これもソロコンより良かった!バリケードが見えるというか、とにかくもう今自分がどこにいるのか分からなくなるレベル!こんな感覚になることってなかなかない!これ聴けてホントに良かった!JOJヴァルが見たい!! Posted at 11:49 PM

自分の中でのもう1本の別格作品「レ・ミゼラブル」 その主人公ジャン・ヴァルジャン最大の見せ場BHH(Bring Him Home「レ・ミゼラブル」より) 娘として育ててきたコゼットが恋したマリウスを救うため、彼が立てこもったバリケードにやって来たヴァルジャンが、彼を救って欲しいと歌う曲。先日のソロコンサートの記事にも書いたけれど、元々はコゼットのためにマリウスを救おうと思って来たけれど、国を思い革命に殉じようとしている若者たちの姿を見て心打たれ、マリウスだけでなく彼らを心から救いたいと思ったのじゃないかと・・・ なので、これはヴァルジャンの"個"を捨てた、魂レベルでの祈りの曲なのだと思う。改めてそう感じた!

「レ・ミゼラブル」を最初に見たのは実はWEだった。人生初の海外旅行はパリ・ロンドン。憧れていたパリは夢のようで、その興奮のままロンドンへ。パリより重厚な印象のロンドンで、明日帰国するという夜「レ・ミゼラブル」を見た。今ではその時の舞台の様子はほとんど覚えていないけど、ものすごく感動して号泣したことは覚えている。興奮冷めやらず、帰りの飛行機の中では頭の中でDo you hear the pople sing?がグルグルグルグル回ってた。劇団四季の「キャッツ」や「オペラ座の怪人」は既に見てたけど、ここまで感動したミュージカルは「レ・ミゼラブル」が最初だった。見たのはロンドンだったのに、そこはパリだった! それと同じことがこの日起こった。そんな感覚だった! そう、こういう感覚を味わいたくて、劇場に足を運ぶんだよね・・・ でもそれは、そんなに簡単に得られるものじゃない! だからこそ貴重で至福の時間!!

【MMS JOJさん編⑤】アンコールはOne Day More!これは全員素晴らしかったのだけど、この大好きな曲でJVJだけでなく、アンジョパートも聴けたのがウレシイWill you take your place with me~?からのOne day more----!が神! Posted at 11:56 PM

BHHの余韻もそこそこに4人が舞台に戻って来てご挨拶・・・ JOJさん来年また来たいって言ってくれたのは、決してリップサービスじゃないって信じてる! 信じてる! 信じてるから生きていく!(今も信じてるわ「ミス・サイゴン」より)←(o´ェ`o)ゞ 一度、退場して直ぐにアンコール!

アンコールはODM(One Day More「レ・ミゼラブル」より)! これがまた素晴らしかった! ヴァルジャンはもちろんJOJさん! マリウスは山崎育三郎さんで、コゼットが濱田めぐみさんだったのでちょっとビックリしたけど、そういえばエポニーヌは笹本玲奈さんの持ち役だった! 濱田めぐみさんがマダム・ティナルディエを歌ったのがまたビックリだったけど、この歌い分けが見事でどちらも素晴らしかった! 石丸幹二さんがジャヴェールだとすると、アンジョルラスは誰?!と思っていたらJOJさんキタ━━━━(*゚∀゚*)━━━━!! JOJさんは確かWEアンジョルラス経験者だったよね? tweetにもある通り、アンジョのWill you take your place with me~?から直ぐOne day more----!が神だった! 一瞬でアンジョからJVJに!

どうやら、JOJさんのファンの方が運営されているTwitterアカウントJohn Owen-Jones Newsさんが、両方のパートを歌うのはとってもレアなことで、7年ぶりです!とtweetされてたー! ワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪

JOJnews's tweet
@JOJnews :I hope you guys realize how RARE it is to see John performs both Valjean & Enjolras parts in One Day More. Last time was 7 years ago. #MMS Posted at 01:19 AM

何度も足を運んでもめったに聴けない神レベルの歌声を聴けた挙句、さらに7年ぶりのレアなアンジョを聴けるなんて、なんて幸運なんでしょう!! JOJさん本当に日本を気に入ってくださったのならウレシイ!

JOJ's tweet
@johnowenjones :My last night and final concert in Tokyo tonight. I've loved every second of it. Hopefully I'll be back next year. Kanpai! Posted at 07:03 PM

@johnowenjones :I've had a pretty unforgettable time here in Tokyo. Amazing place and people and I can't wait to come back here. Flying to Geneva tomorrow! Posted at 02:49 AM

とtweetして下さっていたので、きっと日本での公演を楽しんで下さったのでしょう! そして、きっと再来日してくれると信じてる!←もう、やらない(笑)

MMS感想:日本人キャスト編
【MMS 皆様編①】JOJさん以外のメンバーも素晴らしかった!まず素晴らしかったのが石丸幹二さんのTIHYS!まさか歌うと思わなくてビックリ!これホントに良くて絶対LNDファントムやって欲しい!絶対素敵ファントムになると思う(・∀・)ウン!! Posted at 11:59 PM

今回、日本人キャストで一番感動したのは石丸幹二さんのTIHYS! 日本版の歌詞は「ラブ・ネバー・ダイ」(感想はコチラ←書きかけ、でももう追記ムリ)でも聴いているのだけど、石丸さん良かった! 市村ファントムは歌唱そのものよりも、演技で見せるファントムで、本当にファントムだったけど、石丸さんのこの歌を聴くと是非「ラブ・ネバー・ダイ」のファントム演じて欲しいと思った! スタイルもいいし絶対素敵ファントムになると思う! 是非見たい!! お願いします!!(人'д`o)

【MMS 皆様編②】山崎育三郎さんのWGWも良かった!若いクリスの苦悩が伝わって来る。笹本玲奈さんは「命をあげよう」が良かった!キムとして聴いたばっかりだったので、舞台がよみがえって来た!石丸さんとのAIAOYがJOJさんのMtoNで抜け殻で記憶になくてビックリした!残念過ぎる! Posted at 12:09 AM

山崎育三郎さんの歌声を生で聴くのは初めて。写真で見ているよりも男っぽくてビックリ! 今年の「ミス・サイゴン」にはキャスティングされていなかったけれど、以前クリス役を演じたこともあってWGW(Why God Why「ミス・サイゴン」より)は良かった! 正直、先日JOJさん版を聴いていたので、見劣りしちゃうかも?と思ったけれど、ご自身がまだ若いこともあって、若いクリスの苦悩が伝わってきた。

笹本玲奈さんは先日「ミス・サイゴン」(感想はコチラ←書きかけ・・・ 絶対続き書く!!)でキム役を演じるところを見たばかり。なので、きっとご自身の中にもキムがまだ存在しているのだと思う。これも素晴らしかった!

石丸さんとのAIAOY(All I Ask Of You「オペラ座の怪人」より)は、この曲絶対誰かが歌うだろうと楽しみにしてたのに・・・ 直前のJOJさんのMotNが素晴らし過ぎて、抜け殻になってしまって全然頭に入ってないのです・・・ ごめんなさい 石丸幹二さんは劇団四季版ラウルだった方なので、これは久々に聴きたかったのに・・・(´・ω・`)

【MMS 皆様編③】濱田めぐみさんは「イカれた帽子屋」もかっこよかったのだけど、やっぱり日本語で歌ったDefying Gravityが素晴らしい!去年の英語版も良かったけど、やっぱり日本語だと感情の込め方が違うのかな? そして全員でのOne Day More素晴らしかった! Posted at 12:14 AM

濱田めぐみさんは石丸さんと共に初回から参加されているのかな? 濱田さんはとにかくその歌唱力と声量に毎回ビックリ! "イカれた帽子屋"(「アリス・イン・ワンダーランド」より 感想はコチラ←追記できてないけど、もうムリ)は、作品中で演じているところも見ていたので、その迫力がすごかった! ホントこれカッコイイ! でもやっぱりDG(Defying Gravity「ウィキッド」より)が素晴らしい! MMS2013の時も素晴らしかったのだけど、今回は日本語歌詞だったので、余計に伝わってきた! ホントに素晴らしかった!!

MMS感想:総括など
【MMS 総括】詳しくないけど音がとっても良かったと思う。2階席1列目左よりの席だったけど、オケと歌が一つになってホントに素晴らしかった!やっぱり生オケ素晴らしい!オーケストラ、キャスト全てがどんどん最高レベルに上がって行くのが分かるっていうか・・・ あの場にいれて本当に幸せ! Posted at 12:21 AM

音響に関しては全く詳しくないし、絶対音感があるわけでもないので、全然偉そうなことは言えないのですが、少なくとも自分が座っていた2階1列目ではオーケストラと歌がズレてしまったりすることはなかったし、オーケストラの音で歌声が聴こえないということもなかったと思う。少なくともJOJさんに関してはどんな小さな声でも聴こえてきた!

今回実感したことは、やっぱり生オケはイイってこと! 某劇団では生オケを廃止化したいという動きもあるようで、それには様々な事情があると思うし、作品によっては生オケに向かない(ダンスがメイン等)もあると思うけれど、やっぱり自分が好きな「オペラ座の怪人」や「レ・ミゼラブル」のような曲の比重が多くて、重厚感のある作品は、生オケで聴きたいなぁと・・・ その相乗効果って絶対あったと思うので!

そして、日本人キャストたちの素晴らしさが、JOJさんの本気を引き出した部分もあるだろうし、JOJさんの実力が日本人キャストたちをもっと高めた部分はあると思う! 本当に素晴らしい舞台だったと思う!

【MMS こぼれ話】JOJさん「こんな小さな頃から日本に来たかったんだよ」っていうの気に入ってるらしいw Posted at 12:22 AM

先日のソロコンサートでもMCで言っていた(笑) 膝の辺りに手をかざして、こんな小さな頃から日本に来たいと思ってたんだ!って感じ。今回は息子ちゃんの話はなし。通訳さんが入ったからかな?

しかしね・・・ スマート体系の日本人キャストたちと一緒にポコポコ歩いて来る熊体型のあの人が、あんな歌を歌うって・・・ そのギャップがスゴイ! ポコポコ出て来て、スゴイ歌声披露して、人を泣かせて、またポコポコ帰っちゃうしw Posted at 12:25 AM

これホントにね・・・ ちょっと失礼な感じになっちゃってるけど、ホントにポコポコ登場して来る(笑) で、あの歌声を披露して、またポコポコ帰っちゃう・・・ これは見てもらわないと伝わらないなぁ(o´ェ`o)ゞ

SDのJOJさん
焦り過ぎてあまりいい写真撮れなかったのですが、素敵笑顔以外のSDでの写真をUPしておきます!





ロビーで感想など話して、そろそろ帰ろうかという話になったところで、Manonさま(>Manonさま、お世話になり、ありがとうございました!)がSDへ行くとおっしゃって、私も行きたいです!!ってことで、皆でSDへ! 既に人だかり! ツーショット写真はNGだけど、写真はOKみたいだったので、頑張って撮ってみた(笑) JOJさんの前に少し隙間ができたので、握手してください!(一応英語で(笑))とお願いしたら、握手してくださいました――!ヽ(・∀・)ノ 大きくて温かい手でした!

「ザ・ミュージカル・コンサート」でピアノを弾いていたジョン・クォークさんと共に、車に乗り込んでホテルに向かうまでお見送りしました。SD経験がほとんどないので、他の役者さんたちがどんな感じか分からないのだけど、とっても紳士的な対応だったと思う! 素敵

【おまけ】JOJ's tweet
RT @johnowenjones: Really enjoyed the first half of the concert. Now enjoying the amazing view from my dressing room in Bunkamura. http://t.co/g19hBYO6x4 Posted at 12:41 AM


from JOJ's tweet

あの「Anthem」歌った後でこんなツイしてたんだ?!w >RT Posted at 12:42 AM

1幕楽しかった! 今はこの素晴らしいBunkamuraの楽屋からの眺めを楽しんでるよって感じでしょうか? まさかあの「Anthem」歌って、人を泣かせた直後にこんなtweetしてたとわ・・・(笑)

http://twitter.com/maru_a_gogo


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【動画】Miss Saigon 25th Anniversary Gala Finale

2014-10-05 00:46:57 | 【動画】musical

【動画】Miss Saigon 25th Anniversary Gala Finale



West Endで上演中のMiss Saigon。その25周年を記念するガラコンサートが開催されたらしい!



先日、TLでこのガラコンサートが日本時間の10/4早朝、BBC Radio 2で放送されるとの情報が流れて来て、お気に入りに入れておいたのに忘れてしまった


そんな中、オリジナルキャストのLea Salongaさんが、カーテンコール映像と思われる映像をtweetしてくれた! Leaさんはもちろん、オリジナルエンジニアのJonathan Pryceさん登場がウレシイ!!

ということで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))


Miss Saigon 25th Anniversary Gala Finale


Miss Saigon公式の動画なので映像もキレイ!

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【drama】「ブロードチャーチ ~殺意の町~」(全8話)鑑賞

2014-10-01 00:00:00 | drama
「ブロードチャーチ ~殺意の町~」(全8話)鑑賞
「ブロードチャーチ」全8話見終わった!これ面白い!!まさかの結末にビックリ!その後の感じもまたよかった!WOWOWの英国ドラマハズレなしだな(・∀・)ウン!! 続編放送決定してるみたいだから楽しみ♪ Posted at 10:08 PM



英国ITVで視聴率34.2%をたたき出したクライム・サスペンス作品「ブロードチャーチ ~殺意の町~」がWOWOWで放送になるというのでチェックしてた。自身は未見だけど、海外ドラマ好きさんの間で大評判の「ドクター・フー」10代目ドクター役デヴィッド・テナント主演というのも話題の1つ。しかも、これ全8話一挙放送! スゴくないですか?! ということで、視聴しつつ全話録画。途中まで見て、残りをやっと見終わった!

ネタバレありです!結末にも触れています!

「海沿いの町ブロードーチャーチで11歳の少年ダニエル・ラティマーが殺害される事件が起きる。赴任したばかりのアレック・ハーディ警部補が、ベテランではあるが殺人事件を担当するのは初めてのエリー・ミラー刑事とともに捜査に乗り出す・・・」という感じの話で、平和な田舎町で起こった少年の殺害事件をきっかけに、隠されていた人々の意外な秘密が明らかになっていくストーリー。ありがちと言えばそうなんだけど、やっぱりこういう話はおもしろい!

英国版「ツイン・ピークス」と呼ばれていたようだけれど、そこまで不思議な感じじゃない(「ツイン・ピークス」大好きだけど) 多分、冒頭遺体が発見されるところから始まるところや、町中のほとんどの人を皆が知っているというような土地で起きた殺人事件であること。登場人物たちの関係が入り組んでいること。不倫、軽犯罪、親子関係、隠された過去などが絡みあっている部分に加え、被害者の声が聞こえるという人物が登場するからかも?

主人公はアレック・ハーディ警部補。今回の件と似たような事件で致命的なミスを犯し(実は彼のミスではないことが後に判明)左遷のような形でブロードチャーチにやって来る。しかし、それはエリー・ミラー刑事のポストを奪う結果に。ぶっきらぼうでズバズバと思ったことを言うハーディ警部補に、初めは嫌悪感を持つミラー刑事。洋の東西を問わずよくある組み合わせだと思うけれど、なかなか魅力的。WOWOWの海外ドラマは基本吹替版のことが多く、今回も吹替版。なので、役者本人の演技とはどうしても違ってしまうけれど、2人とも良かったと思う。声優さんも含めて。ハーディ警部補には前回の事件でのトラウマがあり、それにより不整脈となってしまっており、健康に問題を抱えている。それは刑事としても致命的なので、その辺りが主人公のやさぐれ感や孤高の感じに一役買っている。

前回の事件の失敗は、結局同僚の刑事だった妻が、不倫中に車を盗まれたことが原因。ハーディ警部補は娘に母親の不倫を知られたくないために、自分がミスを被った。離婚し娘とも離れて暮らすことに。その結果不整脈となってしまった。同僚のミラー刑事は主夫の夫と2人の息子がいる。長男のトムはダニーの親友だった。被害者のダニーは配管工の父親と母親、姉そして祖母の5人家族。父親のマークが17歳、母親のべスが15歳の時に姉のクロエが生まれている。表面的には家族に問題はなかったけれど、ダニーは父親との関係に悩んでおり、マークに殴られたことでショックを受けていた様子。事件当夜アリバイのなかったマークが疑われるけど、若くして父親になったマークは窮屈さを感じホテル経営者の女性と浮気していたことが分かる。その事とダニーを殴ってしまったことをマークは一生悔やむことになる・・・

新聞配達のバイトをしていたダニーを雇っていた老人ジャックには前科があった。未成年者と過ちを犯して1年服役していた。そのことが地元記者でエリーの甥っ子の意図とは別の形で新聞記事になってしまい、住民たちの怒りは一気にジャックへ向かう。彼が少年たちに関心を持っていたのも疑惑のもとになってしまった。ジャックは15歳の少女に恋をした。服役後その娘と結婚した。息子も生まれたが妻の運転する車で事故を起こし、息子を亡くしてしまった。そして結婚生活も壊れた・・・ その傷を癒すためにブロードチャーチに移って来たのだった。翌日、ジャックの自殺遺体が発見される・・・ 無実のジャックを追い込んでしまったことで、自らを責める刑事たち。そして犯人・・・ って感じで話が進む。こう書くと、2時間の映画にもまとめられそうな感じだけど、それを約1時間で全8話のドラマにすることで、じっくりと描いている。もちろん、ミスリードさせる部分もあったりするのだけど、この犯人はちょっと読めなかった。その人物の設定からすると、反則とまでは言わないけど、まさかって人ではあったので・・・ まぁ、いつもは、謎解きしながら見ていくんだけど、それぞれの人物に付随する話がおもしろくて、ついつい犯人捜しをしなかった部分もある。それくらい話に引き込まれる!

一体誰が犯人なんだろうと思っていると、犯人側からアプローチして来る。1度目は逃げられてしまう。これが流行りの愉快犯なのかと思うけどそうではない。決め手となったのはこの犯人が使ったダニーのスマホ。ダニーのスマホからはメールが2人にしか送信されていなかった。1人は親友トム、そして犯人。その事に気づいたハーディ警部補は犯人が誰なのか確信する。ミラー刑事をダニーの遺体があった海岸に呼び出し、「よくやってくれた」とねぎらってから犯人のもとに向かう流れが切なくて好き! ここで自分も犯人が分かった。

そう、犯人はミラー刑事の夫ジョー・ミラー。トムとダニーが親友で家も近かったため、家族ぐるみの付き合いをしていたラティマー家とミラー家。ダニーは父親と上手くいかないことをトムだけでなく、ジョーにも相談していた。2人きりで会う機会が増えるにつれ、ジョーはダニーに恋心を抱くようになった。ダニーの遺体に性的な痕跡はなく、ジョーもそういう関係は否定しているけれど、ダニーがジョーの恋心に気づき、もう会いたくないと言ったことで逆上してしまったジョーが思わず首を絞めて殺してしまったというのが真相。イヤ、まさか事件の担当刑事の夫が犯人だとは・・・

興味深かったのは犯人が逮捕された後もきちんと描いていたこと。衝撃の犯人が分かったところで終わるパターンも多いかと思うけれど、この犯人は関わった人々の心にショックを与えることになる。夫が犯人だったミラー刑事は当然だけど、家族ぐるみの付き合いだった被害者一家、そしてミラー刑事の同僚だった刑事たち・・・ その全てが衝撃を受け、そして受け入れようとする姿まで描いたことがとても良かった。ミラー刑事が容疑者の1人スーザンの過去に触れ、娘を性的虐待していた夫のことを「なぜ気づかなかったの?」と責めるシーンがある、犯人逮捕後ケリーに同じことを言われるミラー刑事。痛烈な皮肉のようにも思うけれど、何故かそういう風には取れなかった。ミラー刑事もまた被害者なのだというような・・・ 上手く言えないけれど・・・

大きな崖のある海沿いの町。その風景も素晴らしく、ロンドンなどの大都会では感じられない、イギリスの庶民の家庭風景とかも良かった。住民のほとんどが顔見知りというような地域の、良い面と悪い面が巧みにストーリーに反映していて良かった。何より妻に裏切られて娘も失い、あえて着た汚名とはいえ仕事に失敗、そして心臓病がある主人公が魅力的! デヴィッド・テナントの神経質そうな雰囲気と合っている。

始めから見直してみると、冒頭から伏線が張ってあるのが良く分かって面白い! 出勤する父親が次々挨拶して行く人物たちは全員主要な登場人物。何かしらの形で事件に絡んでくる。基本、いわゆる"悪い"人間は出てこない。なにかしら欠点を抱えているけれど、根っからの"悪"というわけではない。大手新聞社に転職後、事件記事を書かせてもらえない女性新聞記者が、意気込んでやって来きたり、新聞社に転職希望している地元記者で、ミラー刑事の甥っ子が、スクープを狙って事件を引っ掻き回すのかと思ったりするけど、そういう側面はあるものの、彼らも決して記事のためならば何でもするというような人物ではない。そういうのも良かったと思う。

とにかく、面白くて全8話一気に見てしまった! 結末が分かって2回目に突入しても面白い! 番組終了後、続編放送決定と出ていた! 早く見たい!!

そうそう! 上のtweetをしたらWOWOW総合さんから@コメントが!

@WOWOW_SOGO :@maru_a_gogo こんにちは。「ブロードチャーチ~殺意の町~」のご視聴ありがとうございます。このあとも海外ドラマが充実ですのでお楽しみにo(´∇`*)♪⇒http://bit.ly/1mNQ4YP #wowow Posted at 11:16 AM

再放送ありです!

ブロードチャーチ ~殺意の町~:10月18~20日@WOWOWプライム
ブロードチャーチ ~殺意の町~|ドラマ|WOWOWオンライン


http://twitter.com/maru_a_gogo


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