・*・ etoile ・*・

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【cinema】『オールド・ボーイ』

2004-12-19 01:00:29 | cinema

'04.12.15 Mと『オールド・ボーイ』鑑賞。

自腹で映画を見て批評する某監督が大絶賛していた映画。 それとは関係なく元々見に行く予定だったんだけど。 あまりの大絶賛ぶりに少々興ざめしつつ見に行ってみた。

感想は・・・。 いくらなんでもここまでするかね? 元々は日本のマンガだけど監禁される原因自体が違うので、ラストは全然ちがう内容になっているらしい(マンガは未読) 。 何気ない言動が人を傷つけその人の人生まで変えてしまうことがある。 ということを言わんとしているのだろうけどそれにしてもやりすぎだろうと。 やりすぎだから映画としておもしろいのだろうけど・・・。

話としては面白いし良く出来てると思う。 突拍子もない話なのだけど原作がマンガだったり映画の中の話としてはアリだろうし。 前半主人公が監禁されている描写はすごく面白かった。 ホントにあんな感じになっちゃうんだろうなと思うし。 犯人自体は結構早い段階で画面に登場するんだけど「誰」なのかは分からない。 その謎解きまでは面白かったんだけど、オチが分かってしまってからは急速におもしろくなくなった。 犯人の監禁理由に納得できないんだよねぇ。 同情はするけど共感できない。 たしかに某監督が言うようにギリシャ悲劇ではある。 もろにエイディプス・コンプレックスだし。 だけど「ギリシャ悲劇やねぇ」としみじみ感動するほど美しいかな? 映像は美しかったけど・・・。 犯人がやり場のない怒りを主人公のオ・デスに向けることで生きてこれたというのは分かる。 でもやりすぎだよなぁ・・・。 ミドがかわいそうすぎる!

どこら辺から話を変えたのか不明だけど、その原作マンガの設定だろうと思われる15年にわたる監禁ってところが面白くて、オチが私にはダメだったので・・・。 悲劇だとは思うけどヤッパリ「それでここまでする?」って気持ちがどうしても残る。

映画としては良く出来てるし、主演のチェ・ミンシクの演技はすごい。ただ衝撃シーンはその衝撃具合もあいまってやりすぎに感じた。


『オールド・ボーイ』オフィシャルサイト

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【cinema】『ブラウン・バニー』

2004-12-15 17:08:06 | cinema

公開時に見逃していた。 早速レンタル。

 



セリフはあまりなくて映像で見せるって感じ。 主人公のバドがバイクのレーサーってことも冒頭部分のレース映像と、店員の女の子との簡単なやり取りで見せるとかそんな感じ。 淡々とバドが次のレース開催地へ向かうシーンが続く。 一種のロードムービーなのか、フロントガラス越しに延々続道路の映像がかなりの割合で映し出される。 バドと一緒に淡々と旅してる感じ? 正直ちょっと退屈だった。



バドは何人かの女性と関わりを持とうとするけど結局自分がダメで・・・。 途中、ある家を訪ねてバドはLAで幼馴染のデイジーと同棲していたこと、二人の間に「子供が生まれるところだった」事が分かり、その口調から今はその関係が壊れていることが分かる。 その後砂漠でバイクを走らせるバド・・・。 何かありそう。 でもまだ淡々とした感じ。



そしてLAでデイジーと暮らした家に着く。 隣人からとがめられるほど執拗にドアをたたき彼女の名前を呼ぶバド。 バドが感情をあらわにするのは初めて。メモを残すとデイジーが訪ねてくる。 そしてバドは彼女にある行為を要求する。 感情の高まりとともにバドも開放されて真実が明らかになる。



このシーン。 デイジー役のクロエ・セヴィニー体当たりの演技! とかいってその行為ばかり取り上げられていたけど(カンヌでブーイングとか・・・)でも必要だとは思った。 映像そのものの赤裸々さとかは別として・・・。 バドは結局デイジーよりも自分自身を責めてるわけで、デイジーもそれが分かったからこそあの行為なんだと思うし。



監督、脚本などほぼギャロがこなしている。 この映画=ギャロの恋愛観なのかは知らないけど。 まぁ自作自演だからそうなんだろうね。 完全なるオレちゃん映画なんだけど、オチを見たとき「やられたぁ」と思ってしまったんだ罠。 なんというかギャロのやるせなさ加減というか、ダメさ加減にちょっと反応してしまったり・・・。


映像がきれいだった。



the brown bunny オフィシャルサイト

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【cinema】『END OF THE CENTURY』

2004-12-06 14:41:30 | cinema

'04.12.03 Sと。

 

 

時間がギリギリでゆっくり食事はムリってことでラーメンに決定。以前Yに連れて行ってもらったはしばやんに行こうとしたのにたどり着けず天下一品へ・・・。 う~んイマイチ(涙)



お腹も満たされたのでシネセゾンへGO。せっかくポップアート展に行く前に1度来て整理番号もらったのにみんな入ってるし空いてるし(笑)



イヤROCKだね。 PUNKだね。もうね「よくこの状態でバンド続くよね」という状態じゃないよね。 ジョーイなんてよく生きてたねって感じでしょう。 強迫観念障害(?)で同じ動作を何度も繰り返したり。 ディーディーはまた別の意味でよく死ななかったねという感じだし。 まぁ最期は案の定overdoseだけど・・・(涙)



メンバーの仲は最悪だけど、まぁ当時のROCKやPUNKの人なんてこんな感じだったんだろう。 個性と個性のぶつかりあいだろうし。 それがないとダメだと思うし。 だって面白くないもん優等生のPUNKなんて! しかし売れなかったんだね~ まぁ同じような曲ばっかだからな・・・。 でも、売れてたらもっと早く解散してただろうな。 売れないからやめられなかったんだろう。 なんとなくそう思う。 でも自分たちのスタイルを貫いたのはカッコいい! まぁそれしか出来ないって話もあるが(笑)



10年以上ほどんど口をきかなかったジョーイが癌に倒れた時、やっぱり気になったって語るジョニーはよかったな。 どうして?の問いに「自分でもわからない」って・・・。 でも気にならなかったら人間じゃないな。 いくら憎みあってても20年以上一緒にやってきたんだし。 「開拓者は報われない」ってジョーイのセリフも名言だな。 すご~く分かる。 なんだかんだ言ってもPUNKのスタイルを作ったのはRAMONSなのにね(涙)



Sはいたく感動してTシャツ買ってた。 グッとくるものがあったな。 ダメダメだけどカッコいいわ・・・(笑)



END OF THE CENTURY オフィシャルHP

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