【event】BEYOND MAO ASADA ICE SHOW 大千秋楽
2023年7月17日、浅田真央ちゃんのアイスショー「BEYOND」の大千秋楽公演を見てきた! 昨年9月の神奈川公演(感想はコチラ)と、11月の江戸川公演(感想はコチラ)、そして今年3月の立川公演(感想はコチラ)に続く4回目となるおかわりBEYONDです
BEYONDについての詳細は過去記事に書いたので、さらりと記載しておく。浅田真央ちゃんが現役時代に使用した曲やプログラムを再構築し、10人のスケーターと共に90分間ノンストップで見せるアイスショー⛸
見てから5ヶ月以上経ってしまったので、記憶があいまいになってしまっている部分もあるけど、ツイートに追記する形で記事として残しておく。
#BEYOND大千秋楽 2023.07.17㊊
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) July 24, 2023
見て来たー❗️
素晴らし過ぎてなかなか消化し切れず、投稿遅くなった💦
全員神がかってて素晴らしかったー!#BEYONDTheFinal pic.twitter.com/cBmhdlO7Ty
猛暑だった今年、当日も暑かった💦 通年リンクでの公演だと、ずっと氷を張っているためかなり寒くて夏でもダウン着用、ひざ掛け必須なのだけど、立川公演は通常はスケートリンクではない会場のため、外気温の影響を受けて会場内はかなり暑く、ブラウスでも汗をかくほど💦
真央ちゃんはじめとした出演者たちもかなり暑かったのではないかと思う。そんな中、さらに会場をヒートアップさせる熱い熱い演技が披露された。
大千秋楽に立ち会えた喜びと、もう終わってしまう寂しさ、そして公演の素晴らしさに大感激😭
ホントに素晴らしかった!!
#BEYOND大千秋楽 全プログラム好きだし、楽しいし、素晴らしい!
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) July 24, 2023
でも、この日の「シェヘラザード」はすご過ぎた!
過去3回見たけど今回が一番すごかった!
完全に空気が変わってアラビアンナイトの世界だった😭😭😭#BEYONDTheFinal
真央ちゃんが現役時代に使用した曲のそれぞれをイメージした世界を旅するような演出で、ニューヨークだったり、スペインだったり、白鳥に姿を変えられた娘のいる湖だったり。
真央ちゃんが滑っていてもいなくても、どのプログラムも楽しくて美しい。90分間次々と繰り広げられるパフォーマンスは全部が見どころ。
本当にそのとおりなのだけど、そんな中でも柴田嶺くんと滑る「シェヘラザード」が神がかっていた!
バレエの「シェヘラザード」を元にしたナンバーで、王の寵姫ソベイダが金の奴隷を誘惑するシーンを演じる。登場シーンからすべてが見せ場という感じではあるのだけど、床に手を突き頭を下げる嶺くんの寸前で止まるシーンは、やや遠くはあったものの、初めてしっかり見えたこともあり思わず声が出てしまった! スゴイ迫力!
嶺くんは選手時代ペアの経験があるけれど、この演目はアイスダンス寄りな気がする。アイスダンスは本当に難しくてスケーティングが上手い選手じゃないとできないそうで、2人ホントに上手いので見応えがある。
千秋楽公演の後、嶺くんが真央ちゃんのインスタに、このプログラムは自分の宝になったという趣旨のコメントをしていたけれど、本当に宝物のようなプログラム。
大変な努力を重ねた結果だと思うけれど、だからこそ見る者の心をつかむ。本当にこの演技を生で見れてよかった😭
#BEYOND大千秋楽 真央ちゃんが滑らないプロも、スケーターの個性が感じられ見応えあり!
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) July 24, 2023
悠良ちゃんのSay Hey Kidのコケティッシュさ。
レオニーちゃんの目力と迫力、実丘ちゃんのかわいらしさ、渚沙ちゃんの小悪魔感と4人それぞれのカルメン。#松田悠良 #小山渚沙 #今原実丘 #小林レオニー百音 pic.twitter.com/SgQYKB540A
真央ちゃんメインのショーではあるけど、全部の演目に出演できるわけもなく、当然ながら真央ちゃん抜きのナンバーもある。BEYONDのスゴイところは全員に見どころが用意されていて、それらが全てスケーターの個性を最大限に引き出していること。
群舞主体のグループナンバーでも、それぞれの個性が出る振付がされているけれど、ソロを担当することが多い今井遥ちゃん以外で、女性キャストがメインの演目が松田悠良ちゃんの「Say Hey Kid」と、女性キャストがメドレーで演じる「カルメン」
「Say Hey Kid」は、おそらくニューヨークを舞台とした作品で、松田悠良ちゃん演じる女性が男性たちを翻弄する。フューシャピンクのミニのスカートの下に、黄色いふわふわした羽根のようなものがついている衣装がカワイイ。悠良ちゃんにとても似合っている。
衣装もさることながら、男性たちを手玉に取る悠良ちゃんがコケティッシュ。とても好きなプログラム。
「カルメン」は、真央座長と嶺くんの渾身の「シェヘラザード」の直後。雷鳴とともに暗転した後、登場するのは小林レオニー百音ちゃん。目力が強い! 恵まれたプロポーションでダイナミックなスケーティング。あのアラビアンナイトの世界から一転スペインへ! これは素晴らしい。
今原実丘ちゃんはかわいらしいカルメンで、小山渚沙ちゃんのカルメンは小悪魔的。それそれ個性的でとても良い。
タンバリンを手にした今井遥ちゃんも加わり、全員で踊るフィニッシュもとても好き。
#BEYOND大千秋楽 男性プロはシュニトケ:タンゴが好き。
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) July 24, 2023
繊細なエルニ、タッカーくんの小粋さからの、岳斗先生の大人の色気😍
ケガの優くんも少し登場した幻想即興曲と愛の夢はグループで滑る魅力が最大限に発揮されていている。#田村岳斗 #中村優 #山本恭廉 #エルネストマルティネス
男性のグループナンバーもカッコイイの多いのだけど、特に好きなのが「シュニトケ:タンゴ」
この「シュニトケ:タンゴ」はジャンプ修正中だったことと、真央ちゃん自身も衣装に迷いがあり何を着てもしっくりこなかったと後に語っていたように、毎試合衣装チェンジしたりと、何かピタリとはまらない感じだったのだけど、タチアナ・タラソワの振付が素晴らしく、埋もれさせてしまうにはもったいないプログラム。
大人の色気を感じさせるプログラムで、今の真央ちゃんで見たい気もするけれど、この演目を再構築して男性スケーターに割り当てたのはさすが。
繊細なエルニことエルネスト・マルティネス、タッカーこと小林恭廉くんのキレのある小粋さにウットリしていると、田村岳斗先生の大人の色気で全部持ってく感じがとても良い😍
グループナンバーでは、リフトやバラバラの動きをするフォーメーションのある「幻想即興曲」や、真央ちゃんとキャストたちが挨拶を交わす「愛の夢」は群舞ならでわで素晴らしい。
#BEYOND大千秋楽 遥ちゃんと嶺くんのラベンダーが素晴らしくて鳥肌。情感たっぷり。映像も美しい。
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) July 24, 2023
現役時代から清楚な佇まいなのに豪速だったけど、さらに磨きがかかった遥ちゃん!また見れて良かった🥹#BEYONDTheFinal #今井遥
BEYONDの前の"浅田真央サンクスツアー"にも参加していた今井遥ちゃん。ふんわりとした印象とは裏腹に豪速スケートは現役時代から有名だったけど、さらに磨きがかかり本当に素晴らしかった。
特に柴田嶺くんと滑った「ラベンダーの咲く庭」は男女の出会いから別れを描いたナンバーで、その一部始終を情感たっぷりに演じて素晴らしい。
フィギュアスケートは芸術性も問われるスポーツで、その辺りが魅力なのだけど、何故か女子は表現力=色気と思われているふしがあり、大人の演技をしたいと選手自らも語ることが多いけれど、10代の少女が大人の女性なわけがなく、こういう情感というのはそれなりの経験を重ねなければできないものだと思う。
もちろん恋愛をしなければならないとか言っているわけでななく、人生はいろんな経験の積み重ねなので、例えば恋愛に限らず映画を見るとか、本を読むとか、芸術に触れるとか、もちろんアイスショーを見るとか、そういうことも経験の一つ。
競技なのだから得点差をつけなければならないし、そのためにはジャンプやスピンなどのエレメンツが必要だし分かりやすい。年齢的にそれら全てを限られた時間内で高得点を得られるレベルで実施するのは難しくなってくる。でも、曲や演目のテーマを表現するには、それなりの理解力が必要で、それには経験がものをいうのではないかなと思う。
ベテラン選手を大切にしないというか、直ぐに世代交代を煽るけれど、フィギュアスケート選手はアマチュアなのだから、部外者であるマスコミが主導してアイドルを作る必要はないし、ましてや選手に引導を渡すことなどあってはならないと思う。
つい話がそれてしまったけれど、今井遥ちゃんの円熟した演技を見てそんなことを考えていた。
#BEYOND大千秋楽 BEYONDで重要な役割を果たした嶺くんと岳斗先生。
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) July 24, 2023
嶺くんは何と言ってもペアプロ挑戦を可能にしてくれた立役者。シェヘラと白鳥をありがとう🥹
44歳やまさん大活躍!白鳥の後チャルダッシュって凄すぎ!ロットバルトがやまさんで良かった😭#柴田嶺 #田村岳斗 #BEYONDTheFinal
もちろんメンバー全員なくてはならない存在だけど、特に柴田嶺くんが全公演ケガなく出演してくれたことは本当に感謝したい。
ご本人も語っていたように浅田真央をリフトするということは、国の宝をリフトすることなので、そのプレッシャーはとてつもなかったと思う。しかも「シェヘラザード」や「白鳥の湖」など、嶺くんがいないと成り立たないプログラムが、最大の見せ場となっているので、本当に出演してくれてよかった!
ソロパートでの演技も素晴らしかった。現役時代は存じ上げなかったのだけど、本当に素晴らしいスケーター。
もう一人の立役者は田村岳斗先生。本田武史先生と同時期に日本男子を引っ張った1人。もちろん存じ上げていたし、コーチとしてのご活躍も拝見していた。
そんな岳斗先生のBEYOND参加を知った時には驚愕! 裏事情は詳しくないのだけど、どうやら想定していたキャストが降板してしまったのかな? かなり切羽詰まっての登板だったようで、公演初日まで1ヶ月くらいしかなかったらしい💦
YouTubeのご本人公式チャンネルで語っていたとおり、やっぱり声がかかったことは嬉しかったのだろうし、やりたいと思うものなのだろうなと思う。元アスリートだし。
神奈川公演はツアー初期の頃だったので、ジャンプの軌道に入るたびドキドキしていたけれど、千秋楽公演ではミスする気がしなかったのはさすが!
長身で美しい容姿なこともあるけれど、とにかく登場すると華がある。あのロッドバルトは本当にかっこよかった! 岳斗先生じゃなければ醸し出せない大人の魅力だった。
参加してくださってありがとうございました! 真央ちゃんも心強かったと思います😌
#BEYOND大千秋楽 そして座長!ノーミス!!
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) July 24, 2023
全部素晴らしかったけど、終盤に渾身のカプリース!!
客煽りも含めて最高だった🥹
現役時代からずっと見てきて今が一番上手い!
キャスティング、構成、衣装や映像などイメージ実現への人選含めたプロデュース能力。
本当にすごい人だよ😭 #浅田真央
そしてなんといっても座長の浅田真央のすごさ!
真央ちゃんのショーだから真央ちゃんがメインになるのは当然なのだけど、それはそれだけ出番が多いということ。ソロ、ペア、群舞とほぼ出ずっぱり。現役の頃から体力がスゴイと言われていたけど、この内容を1日2公演とかどういう体力なの!
どれも本当に本当に素晴らしくて、素晴らしいという言葉すら陳腐に聞こえるほどなのだけど、やっぱりすごかったのは終盤の「カプリース」
これはバンクバーオリンピックシーズンのEXだった。あの当時、なぜか日本のマスコミはこぞって浅田真央選手を子供っぽいからライバル選手に勝てないなどと報道し、ワイドショーなどでもフィギュアスケートに詳しいわけでもない芸能人たちが同調。自分の周りでもそれを鵜呑みにしている人が多かった。
真央ちゃん自身が一番辛い思いをしたと思うけれど、ファンも辛かった。
でも、このBEYONDで真央ちゃんはとても力強く、美しく、そして楽しそうに「カプリース」を舞っていた。ツアー中4回生で見ることができたけれど、いつもずっとそうだった。
真央ちゃんはBEYONDしたんだね。もっと前にBEYONDしていたのかもしれない。でも、それをハッキリと見せてくれた。そう思ったら涙が止まらなかった😭
千秋楽公演、真央ちゃんは全ての演技で完璧だった。ジャンプもノーミス。「カプリース」を滑り終わった後、とてもうれしそうに観客を煽って拍手や歓声を要求。本当に楽しかったし、楽しそうだった。
真央ちゃんのことはジュニアの頃から知っていたけど、本格的にファンになったのは14歳でシニアに上がってから。そこから引退までずっと見てきた。3Aばかり取り上げられていたけれど、浅田真央はトータルパッケージの選手だった。
ジャンプはLzにエッジエラーがあったけれど最終的には克服したし、スピンやステップも最高レベル、難があるように言われ続けた表現力だって、バンクーバー当時のSPとFSのケリガンスパイラル1つ切り取っても、全く違うことが分かると思う。あんな選手はなかなかいない。
でも、今が一番上手いと思う。その上手さは試合で優勝するということとは違う。それには前述したとおり全てのエレメンツでレベルを取る演技を限られた時間内で行わなければならないから。そうではなくて、見せるということの上手さ。もちろんスケーティング技術の向上も含めて。
宇野昌磨選手が今目指しているのは、その見せるという部分の向上を、試合という枠組みの中で達成したいということなのかなと思う。達成出来たらとてつもないことだけれど、きっとできるから頑張って欲しい!
また話が反れましたが😅
サンクスツアーの時にも思っていたけれど、BEYONDでより驚いたのは、真央ちゃんのプロデュース能力の高さ。もちろん全部一人だけでやったわけではないけれど、任せられる人を選べるというのもプロデュース能力だと思うので。
ファンを公言している浜崎あゆみさんのコンサートから着想を得たという、映像を使ったショーの構成が本当に素晴らしくて、例えばスケーターが滑ると花弁が舞うとかいう細かい部分もそうだし、「白鳥の湖」のバレエとフィギュアスケートのいいとこ取りのような演出とか。
そしてスタッフさんたち含めたキャスティング能力の高さや人脈の豊かさ。
本当にすごい人だよ浅田真央。だいぶ年下だけど心の底から尊敬する。真央ちゃんのファンで本当に良かった。
#BEYOND大千秋楽 事前のメンバーへのサプライズ練習🤫 pic.twitter.com/kz9xQiCawZ
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) July 24, 2023
画像は開演前のコソ練風景。アンコールでメンバーに声掛けするというサプライズ企画。練習頑張って本番もしっかり声掛けしてきた。喜んでもらえてよかった🥰
#BEYOND大千秋楽 グッズ展示が素敵✨
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) July 24, 2023
あとこんな子いた😆 pic.twitter.com/t5G06W8QTi
サンクスツアーはピンクやお花のイメージだったけど、BEYONDは黒とゴールドのイメージ。ゴージャスではあるけれど、下手をすると下品になりかねない。でも、とっても素敵✨
この子は立川立飛のゆるキャラなのかな? たっぴくんだからそうだよね? 会場になったアリーナ立川立飛は、2024年9月に完成予定のMAO RINKの直ぐ近く。
たっぴくんとはこれからもご縁があるのかな? よろしくお願いいたしますー🙇
#BEYOND大千秋楽 配布された冊子。
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) July 24, 2023
メンバー手書きのメッセージ。
みんな字が上手い😳 pic.twitter.com/UUpdAwzI0i
千穐楽公演で配布された冊子。メンバー手書きのメッセージが掲載されている。こういう心づかいがうれしい。そしてみんな字が上手い!
千穐楽公演はライブ配信された。会場にいたので当然見れなかったのだけど、アーカイブ配信ありということで、翌日から配信終了まで繰り返し見た。5回見た。ホント最高だった!
BEYONDのツアー中、自分が見れなかった公演も、行かれた方のツイートで楽しめた。ホントに幸せな時間だった。
BEYOND MEMBER
浅田真央 田村岳斗 柴田嶺 今井遥 小山渚紗 中村優 山本恭廉 松田悠良
今原実丘 小林レオニー百音 エルネスト・マルティネス
感動をありがとう!
遅くなってすみません🙇