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【cinema】『恋に落ちる確率』

2005-01-26 16:15:15 | cinema

'05.01.19 S子&Nちゃんと鑑賞。

 



シネセゾン渋谷は水曜日が男性も1,000円で見れるので結構混んでた。



デンマーク映画ってパっと浮かばないけど見たことあったかな? 以前WOWOWでやってた「キングダム」(最近スティーブン・キングのリメイク版が放送されてた)を見てたくらいかなぁ。 前半はホラーだったのに後半どんどんバカになってきて、面白がってたら中途半端なとこで放送終了になった気が・・・。



若い監督は映像に凝ってスタイリッシュな作品にしたかったようで、それは成功してると思う。 全編においてそんな感じが伝わってくるけどイヤではない。 「運命の女性と出会った主人公。 彼女との恋を選ぶと今までの自分の存在自体がなくなってしまう」というストーリー。 予告の映像が良くてストーリー的にもサスペンス的なのを想像してたけど恋愛映画だった。 時間軸をずらして同じ場面をシチュエーションを変えて繰り返したり、前の場面に戻ったりが頻繁なので分からなくなる人もいるかもしれない。 そんな設定じゃないのにデンマークの街並みが近未来的な感じに見えたのはそのせいかもしれない。 あとは映像によるものか・・・。



マリア・ボネヴィーという女優さんが運命の女性アイメと、現在の恋人シモーネの2役を演じていた。アイメは謎めいていて、シモーネはかわいらしい感じ。 多分男の人はどちらにも惹かれるんでしょう。 主人公はかなり優柔不断なんだけど、同じ女優が演じてるってことはどちらを選んでも運命の女性ということなんだろうと思った。



自分の存在が消えるエピソードとして、アパートの部屋に入れないってシーンがあるんだけど、他人が住んでるとかじゃなくてドアが小さくなってるっていうのが好き。 それも小さすぎず大きすぎずの絶妙な大きさ。 主人公の俳優はちょっとゴツイ感じの顔で好みではないけど、彼があまり表情も変えずに演じているのがよかったかも。 あと優男的な感じの人だと優柔不断さにイライラしてきちゃうかも。



アイメの夫の小説家がナレーションをしている。 プロローグではただのナレーションだと思ったけど。 エピローグで種明かしが(?) あれは作家の・・・。 ってオチでいいんだよね?



『恋に落ちる確率』Official site

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【cinema】『ネバーランド』

2005-01-20 11:50:51 | cinema

'05.01.16 地元のシネコンで『ネバーランド』鑑賞。

 



ジョニー・デップ大好き。もちろん顔も好きだけど演技上手いし。 上手いけどあざとさがないと思う。 『パイレーツ・オブ・カリビアン』なんかはあえてあざとく演じてる感じがするけど。 まぁ、ジェリー・ブラッカイマーものだから作品に合わせてってことなんだろう。 でもアカデミー賞候補になったんだっけ(笑)



劇作家ジェームズ・バリがそのモデルになった少年一家とのふれあいの中で生まれた「ピーター・パン」を上演するまでを描く感動ストーリー。 ジョニデは抑えた演技。 でも空想しがちでナイーブなバリを上手く演じていたと思う。 その他の出演者もジュリー・クリスティやダスティン・ホフマンなど演技派ぞろい。 ただ祖母役のジュリーはともかく興行主のダスティン・ホフマンを生かしきれていない気がしないでもない。



ピーター役の子供は前評判どおり良かった。 優等生のハーレー・ジョエル・オスモント君みたくならないといいけど。 雑誌とかで好評だった長男ジョージ役の男の子もよかった。 評判の彼が30秒で少年から大人になるシーンはたしかに良かった。 男の子にはそういう瞬間が必要なんだよねきっと。 どーでもいいことだけど『ボーイズ・ドント・クライ』の時のヒラリー・スワンクに似てた。 末っ子マイケルの凧揚げシーンは感動的。 マイケルの走ってる後ろ姿がかわいくて泣けた(涙) ラストのネバーランドのシーンも良かった。



そう・・・。 子役たちも含め役者の演技もいい。 コスチュームプレイなので衣装も素敵。 個人的に大好きなイギリスが舞台なので映像もいい。 脚本も演出も悪くない。 やっぱり涙してしまったし でも何となく後に残らないというか・・・。 いい映画なんだけど・・・。 物足りないワケじゃないし完璧すぎてつまらないっていうのでもない。 よく出来たお料理をいただいたんだけど何が一番おいしかったのか印象がない感じ。っていうのは贅沢な感想なのかな?



『ネバーランド』Official site

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【cinema】『カンフーハッスル』

2005-01-18 15:10:11 | cinema

'05.01.08 baruと『カンフーハッスル』鑑賞。 主演&監督のチャウ・シンチー舞台挨拶つき。

 



前作『少林サッカー』がバカで面白かったので今回も楽しみにしてた。 カンフー映画はほとんど見ないからよく分からないんだけど、全盛期のスターたちを監督自ら口説き落として出演してもらったんだとか。 去年見た『マッハ!』(この映画もバカで大好き)はCGなしワイヤーアクションなしが売りだったけどコレは両方使っているよね? どこまでが本人たちの技なのか分からないけど、みんないい感じでオッサン&オバサンなのにすごい体のキレ。 そしてポーズが決まってる! 特に28年ぶりに映画に出演した大家のオバさん! 彼女の必殺技最高。



いろんな種類のカンフーが出て来るんだけどよく分からない(涙) 個人的に好きだったのは琴を奏でる2人組の暗殺者。 デザイン(?)的に好きだった。 でもそんな技は無いんだそう。 まぁ当たり前か(笑)



全体的に細かなギャグを含めてどこから真面目で、どこまでがバカなのか分からない感じがいい。 まぁ、バカなんではあるんだけど・・・。 唇のシーンとかも一見バカなんだけど伏線になっていたりとか・・・。 ちなみに一番好きなのが唇が腫れ上がって苦しんでいるシーン そこまでかなりバカシーンが続いて、苦しんでるシーンに移るとかなり辛そうで深刻な感じで撮られているのに唇がっ(笑) そしてプルプルプルプルっという効果音が(爆) そういうのが絶妙☆



チャウ・シンチー演じるシンは終盤までチンピラのままなんだけど、最後にスゴイことになった。 CMでもおなじみ建物が巨大な手の形にくり抜かれたりとか。 シンが真の力というか善に目覚めるシーンもとぼけた感じなのがよかった。 おもしろかった☆



上映終了後に舞台挨拶。 右端ではあったけど4列目をゲトしたのでかなり良く見えた。 細くて意外に小柄。 そして真面目そうな雰囲気。 もちろん通訳だけど真面目にきちんと答えてる印象。 チンピライメージは皆無。 デジカメ忘れて行っちゃってケータイで撮ったけど古いから画像が・・・(涙)



『カンフーハッスル』Official site

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【cinema】『スーパーサイズ・ミー』

2005-01-07 10:49:59 | cinema

'05.01.03 Yと『スーパーサイズ・ミー』鑑賞。

 



事前に金券ショップで前売チケをゲトして15:10~ の回を見ようと14:15くらいにはシネマライズに着いたんだけど既に列が出来ている・・・。 まぁ座れる位置ではあるけどあと30分以上並ぶのね・・・。 でも待たされたおかげでいい席ゲト。



全米では肥満が深刻な問題なんだそう。 若年層特に子供の肥満が問題だとか。 スタイルのいいハリウッドスターやセレブの映像ばっかり見てるからよく知らなかったけど・・・。 監督兼主演(被験者)のモーガン・スパーロックが、少女2人が「肥満になったのはファーストフードのせい」と訴訟を起こしたことに興味を持ち、1ヶ月間マック以外の食事は取らないという実験に乗り出すドキュメンタリー。って話だけ聞くとバカバカしい内容を想像しがちだけどしっかりデータを取ったり、全米の小学校の給食問題を取り上げたりとかなりちゃんとした内容だった。



体に悪いという結果が出るだろうと予想はしてたけど結果は・・・。 現在34歳のスパーロック監督は実験前はむしろ同年代の平均より良い健康状態だった。 それが体調の変化とともに表情まで変わってしまう。



1日3食マックしか食べないという人はかなり稀だとは思うけど。 アメリカでは週3~5回食べてるなんていう人は結構多いらしい。 それはちょっと食べ過ぎだろうとは思う。 しかもドリンクのスーパーサイズって約2リットルあるんだそう! でも、日本も人ごとじゃなくなりつつあるんじゃないかな? コレってたまたまマックだっただけで他の外食産業(バーガーに限らず)だってダメなものは多いだろうし・・・。 怖かったのはどうやら中毒になるらしいということ。



アポなしで有名な某監督のように一方的に糾弾するのではなく、あくまで実験のデータや専門家の意見や知識をふまえて作っているのでイヤな印象はない。 それにとても分かりやすかったしおもしろかった。



ファーストフードをあまり食べない私としては個人の責任では思うところもあるのだが、子供に対する影響を考えるとちょっと問題だなと思う。 学校給食にはビックリした。



『スーパーサイズ・ミー』オフィシャルサイト

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【cinema】『ベルヴィル・ランデブー』

2005-01-06 17:14:40 | cinema

'05.01.02 『ベルヴィル・ランデブー』鑑賞。

 



フランスのアニメ映画なんだけどもう独特の雰囲気。 まずキャラクターがちょっとキモイ・・・。宮崎アニメやディズニーを見慣れてる人にはどうなんだろう? 私はこのキモカワ具合がとっても良かった。



ジョセフィン・ベイカーやフレッド・アステアと思われる人たちのパブみたいなとこのショーから始まるんだけどこれはまったく関係なし。 おばあちゃんと孫のお話。 セリフがほとんど無くて。 孫もおばあちゃんもキャラクター的には全然かわいくない。 さらわれた孫をおばあちゃんが救う話と聞いていたから、てっきり孫は子供なんだと思ったら大人だし。 これがまたものすごいデフォルメされた孫だし。



孫が子供の頃からホントに無気力で。 何かにちょっと興味を示してもすぐ溜息。 その感じもキモカワでいい。 孫を心配するおばあちゃんも無表情だし。 犬も無表情だし。 でもこの無表情具合がいい。



おばあちゃんはさらわれた孫を追ってなんと足こぎボートで嵐の海を渡る。 でも無表情。 三つ子のおばあちゃんと出会って一緒に活躍するんだけど全員無表情。 三つ子なんて食事カエルだし。 とにかく悪趣味一歩手前って感じのキモカワ具合が絶妙。 だっておばあちゃん足の長さ違うし。 その説明も必要性も一切ないんだけど。 深読みすれば「体が不自由でもおばあさんでも頑張ればできる」と言いたいのかな?



でもそういう悪趣味一歩手前な感じが背景っていうか、ベルヴィル街並みの見事さとあいまって良かった。 随所で爆笑ではないんだけどクスッっと笑っちゃう感じとか。 絶妙だったな。



とにかく全体的にセリフが少なくて説明的な描写などもほとんどない。 でも、おばあちゃんは無表情に黙々と孫を救いに行くんだけど、逆にすごい愛情の深さを感じる。 まったく反応の薄い孫をもてあましてるわけでも突き放してるワケでもない。 そういう感じがおしつけがましくなくてすごく良かった。 でも子供向けではないかもなぁ・・・。



コレ大好きなロシアアニメ『チェブラーシカ』と同じKLOCK WORXが配給。



『ベルビル・ランデブー』オフィシャルサイト

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【nephews】家族で初詣

2005-01-04 02:29:11 | nephews
'05.01.01 A HAPPY NEW YEAR

ということで弟一家がやってきた。 お節料理とお嫁ちゃん手作りのお煮しめをいただく。 私はサーモンのロミロミを作った。 ただサーモンと野菜を切ってオリーブオイルとお塩で和えるだけだけど(笑) でもおいしかったし・・・。 お煮しめもGOOD!

地元にちょっと有名なお寺がある。 ウチから歩いて10分ぐらい。 とりあえず乾杯ってことでアスティ飲んでダウンしてしまった母親(ホントは飲めない)を残して初詣に行くことに。 道中甥っ子は終始ごきげん。 無事お参りをすませた帰り、ママに抱っこされたまま石段を降りるとき揺れるのが面白いらしく大笑い。 かわいい。

おみくじ結果:末吉。 しかも「外見ばかりを磨いて見た目はよいが、内面が何か欠けてはいませんか?」とのこと・・・。 まぁ、それはそうだと思うけど・・・


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【cinema】『ターミナル』

2005-01-03 01:41:49 | cinema

'04.12.26 地元のシネコンで『ターミナル』を鑑賞。

 



最近のスピルバーグの映画ってとりあえず楽しめるけど何故か心に残らないものが多い気がする。 細かなギャグとかたまにあざといと思いつつも笑っちゃったりするし、ホロリとする場面もある。 でも何も残らないっていう感じ・・・。



祖国でクーデターが起こったためにアメリカから入国拒否されるビクター。 空港管理責任者の思惑に反してある約束を果たす為に9ヶ月間空港にとどまることになる。 さまざまな人たちと触れ合って、最初は彼をやっかいものと思っていた人たちの心をとらえていくっていうお話。 ビクターが言葉の通じない空港の中で右往左往する様や、お金の稼ぎ方を覚えて生活が少しづつ安定してきたり、友達が出来たりする過程は楽しめる。 だけどある事件をきっかけに空港内のアイドルのようになってしまったり、ラストにしてもどうも御伽噺的だよなぁ・・・。 ビクターの約束を果たさせる為にインド人の友人の行動とか空港内大行列とか・・・。 ビクターの果たしたい約束っていうのは感動とまでいかないけどいい話だとは思うし、ジーンとこないではなかった。 それはわざわざ来ないとダメなのか?と思ってしまったりもするが・・・。 ただねぇ・・・。 ラスト直前のあの御伽というか昔の青春ドラマみたいな感じで興ざめしてしまった。



ビクターはトム・ハンクス。 上手いとは思う。 ただ私の中で演技は上手いと思うんだけどちょっとあざとい気がする俳優っていうのがいる。 例えばロビン・ウィリアムスとか。 トム・ハンクスもちょっとそんな香りがするんだよなぁ・・・。 でもビクターがトム・ハンクスだったからまぁまぁ楽しめたのか、別の人がやっていたらもっと楽しめたのかって考えると微妙に分からないけど・・・。



映画は娯楽って考えるとこういう感じのものがあってもいいとは思う。 何も残らないけど・・・。



ターミナル オフィシャルサイト

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【cinema】『エレファント』

2005-01-01 02:45:33 | cinema

公開時見逃したのでTUTAYAでレンタル。

 



すごく良かった。 ある高校での銃乱射事件が起きるまでが淡々と描かれる。 事件を起こす少年2人を含めた何人かの生徒の日常が独特の距離感で映し出される。 ホントに”その時”がくるまでは普通の日常。 それぞれ、例えそれがコチラから見たら取るに足らないものであっても何らかの悩みや問題を抱えていたとしても、それを含めて普通の日常。 その日常がカメラが彼らの一員であるかのような目線というか視点で描かれていて、深追いもしないし説明しすぎたりもしない。 そういう描き方が「現代人の距離感」みたいなものを感じた。



ジョンとイーライが廊下で挨拶を交わすシーンを、それぞれの側から繰り返して描いたりと、視点の取り方(生徒の一員であるかのような視点)はそのままに対象者を変えつつ交差させる。 そのことでラスト”その時”に彼らの運命の明暗が生きてくることになる。



事件を起こす2人の少年の事件直前のシーンは視点が違っていたように思う。 もっと別のところから捉えているというか第三者的というか・・・。 うまく言えないけど・・・。 2人が「キスしたことないんだ」ってキスするシーンは切なかった



事件のシーンは抑えた感じが逆にすごく怖かった。 映画は事件の途中で終わる。 2人が何故銃乱射をするという”ある一線”を越えたのか?は本当に理解するのは越えたことがないと無理なのかもしれない。 やっぱり殺人犯には共感はできないし・・・。 でも形(言葉)にならないけどくるものがあった。



コロンバイン高校の銃乱射事件に関しての映画は『ボウリング・フォー・コロンバイン』が有名だけど、両方見た感想としてはこっちの方が全然くるものがあった。 私はあまり声高に正論を叫ばれるより、冷静に淡々と伝えらる方が心に響くタイプの人間みたいだ。



ジョン役のジョン・ロビンソンとアレックス役のアレックス・フロストが良かった。



エレファント オフィシャルサイト

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