・*・ etoile ・*・

🎬映画 🎨美術展 ⛸フィギュアスケート 🎵ミュージカル 🐈猫

【music】「ヴォイス・オブ・ウエストエンド 2023」鑑賞 @ Bunkamura オーチャードホール

2023-02-27 00:20:00 | music

【music】「ヴォイス・オブ・ウエストエンド 2023」鑑賞 @ Bunkamura オーチャードホール

 

 

前回見たのは2019年1月11日(記事はコチラ) もう紆余曲折あり過ぎて分からなくなってしまったのだけど、たしか翌年の2020年も企画があったと思うけど、コロナ禍で延期から中止に、それからメンバー変更もありつつ企画が立ち上がっては延期からの中止を経て、ようやく今年開催となった!

 

男女2名ずつのウエストエンドで活躍する俳優たちが、主にミュージカルナンバーを披露するコンサート。今回のメンバーは以下のとおり。

 

ジョン・オーウェン=ジョーンズ:代表作「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」

ケリー・エリス:代表作「ウィキッド」

アナ・オバーン:代表作「オペラ座の怪人」「ラブ・ネバー・ダイ」

アリスター・ブラマー:代表作「ミス・サイゴン」

 

さらりと書いているけど、本当にすごい人ばかり! 例えば、JOJことジョン・オーウェン=ジョーンズは史上最年少の20代で「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャンに抜擢された人で、ケリー・エリスはウエストエンドとブロードウェイの「ウィキッド」でエルファバを演じた人だったり。

 

とはいえ、ミュージカルは好きだけど、予算等の都合でそんなに本数を見れていない。実は「ウィキッド」も見ていない💦 なので、そんなに詳しくないのだけど・・・

 

いつものように感想ツイートに追記する形で記事として残しておこうと思うのだけど、本当に素晴らしいコンサートで大感動したけど、見てから少し時間が経ってしまったのと、「エリザベート」配信を見まくって、記憶が上書きされてしまった部分があり、サラリとした感想になるかと思います🙇

 

 

 

 

 

オーチャードホールでコンサートを見る場合、2階席か3階席を取ることが多い。1階席は段差がほとんどなくて、背が低い自分としては、前が少し背が高い女性でも舞台が見えなくなってしまうので💦 今回もB席3階席での鑑賞。

 

何が言いたいかというと、3階席でも楽々届くどころか、マイクが少し割れて聴こえてしまうくらいの声量! あれ?割れて聴こえたのは自分の耳の問題ですかね?🤔 歌い上げる部分はもちろんだけど、囁くように歌う部分でも全部歌が聴こえるのがスゴイ!

 

ミュージカル俳優がコンサートでミュージカルナンバーを歌う場合、どこまで役に入って歌うものなのかは、人それぞれなのかもしれないけれど、とにかく世界を作ってしまうのがスゴイ!

 

コンサート形式なので、基本は一人が歌い終わると、次の人が出てきて歌うのだけど、前の人がものすごいパフォーマンスをして出来上がった空気の中出てきて、歌い出したらガラリと空気を変えてしまう。

 

それは、JOJやケリーさんのようなベテランだけでなく、まだ若いアリスターも同じで、やはりウエストエンドの第一線で活躍している人たちはスゴイなと思う。もう、スゴイしか言えないの悔しい💦

 

 

 

 

2023年2月3、4、5日の3日間で3公演が行われ、毎日少しずつセットリストが変わったようで、上の画像は最終日のセトリ。事前情報では、この日アリスターが「アンセム」を歌うとのことだったのだけどなかった😢

 

それぞれが歌った曲は全部演じたことがあるんじゃないかな? 少なくともツイートで上げている曲は、それぞれの持ち歌だと思う。なので、説得力がスゴイ!

 

アリスターは『ミス・サイゴン 25周年記念公演』(感想はコチラ)のクリスなので、「Why God Why」がやっぱり良かったのだけど、こちらも持ち歌の『レ・ミゼラブル』の「Empty Chairs at Empty Tables」が良かった! 品がいいのでとても似合う。

 

今回のお目当てはアナの「Love Never Dies」 ラミン&シエラのオペラ座25周年コンビで初演した『ラブ・ネバー・ダイ』は、ちょっと残念な幕切れになってしまったけれど、オーストラリアで生まれ変割った。その公演でクリスティーヌを演じたのがアナだった。孔雀のような衣装で歌うシーンはBlu-rayの映像(感想はコチラ)でも鳥肌ものだった。これは本当に神々しかった。素晴らしいソプラノ✨

 

JOJとアナが「The Point of No Return」を前日歌ったとの情報があり、めちゃめちゃ聴きたいと思ったのだけど、毎日セトリが違うなら無理かもと諦めていた。なので、JOJが曲紹介したときは嬉しかったー!

 

この日のJOJの「The Music of the Night」がまた素晴らしくて、もうクリスティーヌじゃなくてもトランス状態になってしまうくらい凄かった! 続いて「The Point of No Return」! 実は『オペラ座の怪人』で一番好きな曲。とってもギリギリで官能的に歌ってくれて大満足! しかも、リプライズの部分まで歌ってくれたのうれしい😭 

 

前回も聴いたけれどケリーさんの「Defying Gravity」が大爆発🔥 本当に力強い歌唱と声! 上手く言えないけどドーンっと突き抜ける感じ。これを生で体験できて本当に幸せ🥰 しばらく拍手が鳴りやまなかった。

 

ここまででも十分すごかったのだけど、大感動ポイントはアンコールにあった。上のセトリでは「Do You Hear The People Sing?」となっているけれど、これは学生パートのではなくてエンディング部分! バルジャンがコゼットとマリウスに看取られながら、迎えに来たファンティーヌに導かれ召される。

 

イヤ、これ全員持ち歌なんですかね? 全員衣装もつけてないし、マイク持って立って歌っているのに、もうラストシーンの映像が見えたよー😭😭😭

 

終演後、音楽監督&指揮を担当したジョン・クオークさんも加えたトークショーがあり、あらかじめ募集していた質問にそれぞれ答えてくれた。疲れているのにきちんと答えてくれて、とっても楽しかった(正確な答えを覚えていないので、内容は割愛します🙇 )

 

もう、とにかく最初から最後まで、楽しませたい!!っていう思いが伝わる素晴らしいショーだった! 最高

 

The Voice of the West End 2023

 

JOJ' Twitter

 

アンコール1曲目の「For Good」の時かな? JOJさんの呼びかけでスマホのライトを点けて振ったのだけど、その時の自撮り。

 

そして、👆のJOJのツイートをアリスターが引用リツイート

 

Alistair's Twitter

 

また来てねー

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【art】「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展」鑑賞 @ 東京都美術館

2023-02-24 00:58:25 | art

【art】「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展」鑑賞 @ 東京都美術館

 

 

東京都美術館で開催中の「エゴン・シーレ展」、シーレをメインとした企画展は30年ぶりとなるそうで、とても楽しみにしていた。開始一週間後の2月3日(金)見に行ってきたー

 

いつものように感想ツイートに追記する形で記事として残しておく。あと、「ぶらぶら美術・博物館」で紹介された内容(マーク&太字表記)も、残しておく。

 

 

 

 

 

 

ルドルフ・レオポルドとエリザベート・レオポルド夫妻は、現代ほど評価されていない1950年代から約50年にわたって、220点以上のエゴン・シーレ作品を集めた。夫妻のコレクションはレオポルド美術館私設財団へ寄贈され、それをベースに2001年にレオポルド美術館が開館したのだそう。今回はそのうちの50点が来日

 

エゴン・シーレ(Wikipedia)についてもザックリと。1890年ウィーン近郊で生まれる。15歳の時に父親が亡くなり、裕福な叔父に引き取られる。16歳の時にウィーン美術アカデミーに合格。その後、クリムトの影響を受け1910年にアカデミーを辞める。モデルで恋人のワリー・ノイツェル(Wikipedia)と暮らしていたノイレングバッハで事件を起こすも、その後アトリエの向かいで暮らすエーディトと結婚。しかし、1918年にスペイン風邪で28歳で死去。

 

シーレは病んでいると思われがちだが、病んではいない。わざわざ亡き父親の思い出の場所に行って悲しんだりと、中流家庭のロック好きのような行動をしている。ただ、当時はオーストリア・ハンガリー帝国が崩壊寸前で社会全体が不安であった。

 

クリムトのモデルだった16歳のワリーと出会い、モデルであり恋人として、母親の故郷であるクルマウに移住するも、2人が未婚の同棲カップルであったことや、ヌード作品などが物議をかもし、3カ月で追い出されてしまう。

 

後にノイレングバッハに移住するも、シーレを慕う14歳の家出少女を泊めたことが発覚し、少女の父親が有力者だったため警察の捜査が入り、作品が猥褻であるとのことで逮捕され、20日間拘留されてしまう。

 

ノイレングバッハ事件と呼ばれるこの拘留中、ワリーが毎日差し入れを持って面会に来て、絵を描いたりと自由に過ごしていたが、やはりショックを受けて自画像へと向かう。これが唯一の辛い出来事といえる。

 

しかし、シーレは後にノイレングバッハのアトリエの向かいに住んでいた一家の娘エーディトと結婚する。ワリーが労働者階級の出身だったため、結婚は中流階級の女性がいいというのがその理由。しかも、ワリーにその後も関係を続けようと持ち掛けるも、当然ながら拒否される。その後、ワリーは従軍看護師に志願し、1917年に猩紅熱で死去。

 

 

 

「菊」エゴン・シーレ

 

万国博覧会などをきっかけに、世紀末ヨーロッパを席巻したジャポニズム(Wikipedia)。シーレの師匠でもあるグスタフ・クリムト(Wikipedia)も影響を受けたことで有名だけど、シーレもとは知らなかった。まぁでも、師匠が影響を受けたなら、当然ながら弟子も影響を受けるか😅 

 

この「菊」は日本美術の影響として紹介されていた。自分としてはゴッホの「ひまわり」っぽいタッチだなと思ったけど、ゴッホも日本美術にガッツリ影響を受けているし🤔

 

この背景は銀なのかな? 金箔を用いたクリムトに対して、銀のクリムトと呼ばれているのだそう。

 

 

「ほおずきの実ある自画像」エゴン・シーレ

 

個人的には「ほおずきの実のある自画像」の方が構図的に浮世絵っぽいかなと思った。まぁ、このシーレはかなり斜に構えてはいるものの、目線はこちらに向けているけど、浮世絵ってあまりこちらに目線向けてることないので、その辺りは違うかもだけど。ほおずきの描き方が日本美術っぽいかなと。装飾的というか・・・🤔

 

一番のお目当てはメインビジュアルともなっている今作だったのだけど、思ったよりも小さなめな作品ながらやっぱり訴えてくるものがあった。ただ、そこから感じたのは、以前から言われていたような"狂気"とか"孤独"というのとは違った。上手く言えないけど自我のようなもの。

 

作品に添えられた説明によると、当時のウィーンでは"自我"がブームだったそうで、シーレもその影響か自画像を200点も描いたのだとか。200点てそれはちょっと狂気を感じる😅

 

強いまなざし。頭と体がねじれているけれど、肩の斜めの線とほおずきのバランスなど構図的にとても考えられている。肌にはいろいろな色が使われているけれど、とても写実的。

 

シーレは自画像や写真を多く残している。ナルシスト的な部分もあったとは思うが、世紀末ウィーンでは自己を見つめる表現主義が流行った。時代的な流れもあったのではないか。

 

実は「ほおずきの実のある自画像」には対となる作品がある。「ワリー・ノイツェルの肖像」がそれで、当時の恋人であった人物。ノイレングバッハ事件でかいがいしく世話をしてくれたワリーへの感謝の意味もあったのではないか。また、この事件の後、シーレは自画像を多く描くようになった。

 

 

風景画コーナーは撮影可能。シーレといえば自画像や裸婦というイメージだったので、風景画って意外でビックリしたのだけど、チェスキー・クルムロフやノイレングバッハ、トリエステ、トラウシン湖、ヴァッハウ地方、ケルニテ地方など、結構風景画を残しているらしい。

 

自然を擬人化したり、実際の景色を組み合わせて別の風景に仕上げたりしているそうで、色彩と配色に関心があったのではないかとのこと。

 

 

「ドナウ河畔の街シュタインⅡ」エゴンシーレ

 

「モルダウ河畔のクルマウ(小さな街Ⅳ)」エゴン・シーレ

 

風景画はどれもとても良かったのだけど、一番好きだったのがこの「モルダウ河畔のクルマウ(小さな街Ⅳ)」だった。 なんとなく、びっしり家が並んでいる構図がセザンヌっぽい印象も受けたのだけど、「ほおずきの実のある自画像」の肌のように、いろいろな色が使われている壁の感じがおもしろい。

 

このクルマウというのは母親の故郷で、どうやら閉鎖的な街で、あまり歓迎されなかったようだけれど、風景としては気に入ったのか繰り返し描いているらしい。画面の下に風景と自画像を組み合わせた図柄が描かれているそうで、1960年代に発見されたとのこと。

 

追放されたクルマウの風景。ありえない視点で描かれている。家を積み重ねることで高さを出すことで奥行きがギュッと縮まっていて、全体的に装飾的になってる。

 

手前の黒い部分はモルダウ川で、画面を多くしめる家との水平と垂直のバランス、屋根をワントーンで抑え、壁や窓がカラフルになっていて、構図などかなり考えられているが、おそらくセンスで行けてしまっているのではないか。

 

「小さな街Ⅲ」エゴン・シーレ

 

「丘の前の家と壁」エゴン・シーレ

 

「小さな街Ⅲ」も好きだった。この一見デッサンが狂っているように見える構図も、配置と配色でまるで絵本のようなかわいさ。シーレの風景がをもっと見てみたいと思った。

 

風景画は今回のオススメ。シーレ作品でオークションで過去最高価格がついたのは実は風景画。「カラフルな洗濯物のある家"郊外Ⅱ"」という作品で、32億円で落札されている。

 

 

「クルマウの家並み」エゴン・シーレ

 

「ランゲン・アム・アールベルク近くの風景」エゴン・シーレ

 

「クルマウのクロイツベルク山麓の家々」エゴン・シーレ

 

デッサンの時点で独特の線がでているけど、こうやって見てみるとしっかりと形などをとらえていることが分かる。やっぱりとても上手い。でも、このデッサンだけ見たらシーレの作品だとは分からないかも。

 

「荷造り部屋」エゴン・シーレ

 

シーレは1914年に第一次世界大戦に徴兵されている。「荷造り部屋」は兵役中に描いたそうで、室内を緻密に描いている。当時、24歳とまだ若いけれど、28歳で亡くなってしまうので、画業の後半と言える。このころから自然主義的表現に変わったのだそう。

 

徴兵されたものの、配属されて行く先々の上司が大変理解があって、事務的な任務についていたこともあり、絵を描いて過ごしていた。さらに妻エーディトの同伴も許され、軍人なので食料も豊富で、とても恵まれた生活をしていた。

 

 

「横たわる金髪の裸婦」エゴン・シーレ

 

1914年の徴兵と1915年の結婚で新たな表現を得たと言われており、1918年にクリムトが亡くなり、3月に開催された第49回ウィーン分離派展(Wikipedia)ではシーレの作品がメインとして展示され、一躍人気画家となったのだそう。

 

この時期の裸婦像がエゴン・シーレ作品としてよく知られているのかな? 何となくシーレといえば裸婦というイメージ。そして線がゴツゴツしていて、丸みのある女性らしいラインではない印象だった。

 

「横たわる女」を見ても、同じような感想だったのだけど、実は写実的だった。それが分かったのはデッサン画の「横たわる金髪の裸婦」がめちゃめちゃ上手かったから。ちゃんと形としてとらえた上で、ああいう表現になっているんだということが腑に落ちた。

 

当たり前のことなんだけど、デッサンと作品は違うということなんだよね。漠然と理解していたことが、こうやって自分の中で具体的に腑に落ちた時が、美術作品を見ていて楽しい瞬間であったりする。

 

1918年クリムトが亡くなり、オスカー・ココシュカもグスタフ・マーラーの妻との不倫に破れウィーンを去っている。そんな中、「第49回ウィーン分離派展」はシーレ大会となっている。今回展示のポスターも自分で手掛けており、中心に座っている。悲劇の人生ではない!

 

とはいえ、幸せは長くは続かず、妊娠6ヶ月の妻エーディトがスペイン風邪で亡くなり、看病していたシーレもその3日後に亡くなっている。

 

1918年はクリムトが亡くなり、シーレも亡くなり、オーストリア・ハンガリー帝国も滅亡している。華やかなウィーンの終焉。不安、芸術運動、国の崩壊と師匠の死と共に死ぬ。時代の不安を象徴する運命的な画家だった。

 

 

 

 

夜間開館のある金曜日の17:30-18:00入場のチケットを購入。18:00少し前に入場。それなりに混んではいたけれど、例えば「ほおずきの実のある自画像」にしても、並ばないと見れないというようなことはなくノンストレス。コロナ対策不要になっても日時指定続けて欲しいなー

 

シーレ作品以外にも、クリムトやオスカー・ココシュカ(Wikipedia)、コロマン・モーザー(Wikipedia)など、世紀末ウィーンの芸術家たちの作品が100点以上見れて楽しかった。

 

鑑賞後、ぶらぶら美術博物館や山田五郎さんのYouTubeを拝見し、エゴン・シーレが苦悩の人生を歩み夭折した悲劇の天才ではなかったことに驚愕! でも、こうして記事を書きながら思い出してみると、山田五郎さんの「中流家庭のロック好き」という発言がしっくり来る。

 

もちろんシーレはシーレなりに悩んだりしたと思うし、大きな不幸がなければ芸術家ではないということもない。そして、女性遍歴含めて、波風立たない人生だから、あえて波風を起こそうとしているのとも違うように思う。上手く言えないのだけど、ずっと思春期みたいな・・・ うーん、上手くまとまらないな💦

 

まぁ自我とか自分探し的なことって若者のものだし。そういう意味で日本の若い人にとっても刺さるというか、共感しやすいんじゃないかと思う。中流家庭のロック好きな感覚。現状に不満があるわけじゃないけど、何かを見つけたいみたいな。

 

そういう時期をとうに過ぎた身としては、懐かしくも歯がゆい感じがとても楽しかった😊 あくまで個人的な感想。

 

 

 

 

お土産は「ほおずきの実のある自画像」と「菊」のポストカード。どちらもとても気に入った作品。

 

レオポルド美術館 エゴン・シーレ展:2023年1月26日~4月9日 @ 東京都美術館

レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【art】「マリー・クワント展」鑑賞 @ Bunkamuraザ・ミュージアム

2023-02-19 23:06:25 | art

【art】「マリー・クワント展」鑑賞 @ Bunkamuraザ・ミュージアム

 

 

開催を知ってから絶対見たいと思っていた企画展。なかなか時間が合わなくて、諦めかけたのだけど、どうしても見たくて最終日に見に行ってきたー

 

1960年代のストリートカルチャーを牽引したマリー・クワント。当時の女性の服装を一変させたデザインだけでなく、型紙の販売など女性起業家のパイオニアでもある。

 

そんなマリー・クワントの1955年から1975年にかけてを、ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館から来日した約100点の作品で見せる画期的な企画展✨

 

残念ながら閉幕してしまったけれど、いつものように感想ツイートに追記する形で、感想記事として残しておく。

 

 

 

 

マリー・クワント(Wikipedia)は25歳だった1955年に夫と共に若者向けのブティック「バザー」を開店。丈の短いスカートを”ミニスカート”として発売すると大ブームとなり、当時の女性たちの服装を一変させ、スウィンギング・ロンドンと呼ばれる1960年代のロンドンのストリートカルチャーを牽引した。

 

また、女性たちがパンツをはくのは、カジュアルもしくはプライベートとされていた当時に、パンツスタイルをファッションとして提唱したり、例えば「イングランド銀行」では、男性親族の書面がないと女性は口座を開けなかったことへの皮肉を込めるなど、女性解放にも一役買った。

 

その辺りのことは作品に添えられた説明によっても分かる仕組みになっていたし、作品自体からも伝わってくるものがあった。でも、すべて革新的で強烈な個性やメッセージが込められていても、女性たちの着やすさなども考慮されたデザインで、どれも女性らしくてとても素敵だった。

 

代名詞でもあるミニスカートの"ミニ"は大好きな英国車miniからとったそうだけど、この名前ってマリー・クワントが考えたものだって知らなかったのでビックリ! そして自分もmini好き。

 

しかし、ガブリエル・シャネル(Wikipedia)が、女性をコルセットから解放し、クリスチャン・ディオール(Wikipedia)がニュールックで戦後の女性を解放したけれど、まだまだ女性たちは抑圧されていたんだね😢

 

 

ジャージやPVCなど洋服に使わない素材を取り入れたり、今また復活している大きな襟のブラウスなど、次々新しいことに挑戦していく様子がとてもよく分かった。

 

個人的にとても画期的だと思ったのは型紙の販売。自身は裁縫が壊滅的にダメなので、型紙を購入しても洋服が出来上がる気が全くしないのだけど、得意な人なら楽しみながらマリー・クワントデザインの洋服ができるのは絶対楽しいと思う!

 

1966年~1972年までに発表された化粧品のボトルや、マニュキュアボトルなどが展示されていたけれど、シンプルな形のボトルにデイジーマークのみのプリントなど、余計なものをそぎ落としたデザインで、今見ても古くないどころか、新作だと言われても信じちゃうレベル。完璧!

 

出口付近にあったカラータイツの展示。青や紫にキラキララメ! めちゃめちゃかわいい😍 自分が履いていたのはマリー・クワントではなかったけど、ラメ入りカラータイツにANNA SUIのフューシャピンクのヒールとかで出かけてたなー! 懐かしい😆 

 

 

入口と出口のポスターは撮影OK ミニスカートといえばこの方ツイッギー(Wikipedia)。このポスターはミニスカートじゃないけど😅 でもこのネクタイとベストとメンズ要素の組み合わせだけど、それぞれの形や大きさ、短めのキュロットでめちゃめちゃ女性っぽい。

 

ツイッギーのショートヘアや、アイラインとつけまつげバッチリの目元、細い眉毛、ヌードカラーのリップのメイクも超絶カワイイ😍 そもそもツィッギーってやせっぽちっていう意味じゃなかったっけ? 女性らしい体型ではないモデルから最高にキュートな女性らしさを引き出すのスゴイ。

 

とにかく全部ポップでかわいくてカッコイイ! 最高に楽しい企画展だった! 行ってよかった

 

 

 

 

物販コーナーも欲しいものばかりで困った💦 トートバッグとか超絶かわいかったのだけど、予算や年齢との兼ね合いもあり断念😅

 

事前調査で絶対欲しいと思っていたデイジーマークのマグネットとピンバッジ、あと紅茶入りの缶ケースを購入。この紅茶なかなかおいしかった😋 

 

そしてポストカード3種。真ん中のポストカードはパティ・ボイド(Wikipedia)とローリング・ストーンズ! カッコイイ😍

 

 

併設のミュージアムショップでも英国フェアということで、英国ヴィンテージピアスやヘアピンなどがあって、どれもかわいかった! デイジーマークっぽいピアスを購入。

 

最終日ということで図録が売切れてしまっていたのだけど、どうやら同じ地下にある書店には在庫があったらしい💦 帰りの電車内でツイッター見て知った😣 欲しかったなー

 

渋谷では再開発計画が進んでおり、Bunkamuraザ・ミュージアムも次回の「マリー・ローランサン展」をもって休館となる。ザ・ミュージアム広すぎず、狭すぎず見やすくて好きな美術館なのだけど、再開後はどんな感じになるのかな。楽しみ

 

 

 

上の画像2点は一足先に1月31日をもって営業を終了した東急本店のディスプレイ。小さなウィンドウなのだけど、いつも開催中の企画展を紹介していて、毎回センスが良くてドキドキしてた

 

時代の流れだから仕方のないことかもしれないけれど、こういう楽しみがあるのも百貨店の良さなんだけどな・・・😢

 

ちょっと最後にしんみりしてしまったけど、最高に楽しかった素敵な企画展だった

 

マリー・クワント展:2022年11月26日~2023年1月29日 @ Bunkamuraザ・ミュージアム

マリー・クワント展 - Bunkamura

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【art】「パリ・オペラ座 響き合う芸術の殿堂」鑑賞 @ アーティゾン美術館

2023-02-13 01:13:53 | art

【art】「パリ・オペラ座 響き合う芸術の殿堂」鑑賞 @ アーティゾン美術館

 

 

アーティゾン美術館で開催された「パリ・オペラ座 響き合う芸術の殿堂」展を見てきた! 開催を知ってから絶対見たいと思っていた企画展。期待大で行ってきた

 

いつものように感想ツイートに追記する形で感想記事として残しておく。

 

 

 

 

今展は、パリ・オペラ座に特化し、ガルニエ宮を中心をとして、その起源となるルイ14世の時代から近代まで、バレエとオペラを中心に、絵画、彫刻、衣装、ポスター、楽譜など、フランス国立図書館をはじめとして約250点の作品を展示! まさかのボリュームで時間が足りない💦

 

若かりしルイ14世(Wikipedia)は自身も衣装をつけて踊るほどのバレエ好き。たしかバレエって"イタリアで生まれて、フランスが整えて、ロシアで花開いた"と言われているんじゃなかったかな?

 

その"フランスが整えて"の部分を担ったのがルイ14世で、たしかバレエの基本中の基本である足のポジションを考えたのがルイ14世だったと思う。衛兵を各ポジションで立たせたことが始まりだったような🤔

 

そんなルイ14世が1661年に創設した「王立舞踊アカデミー」を起源として、1669年にパリ・オペラ座が設立された。いくつか劇場を経て、1861年ナポレオンⅢ世(Wikipedia)によるパリ大改造の際、無名の建築家シャルル・ガルニエ(Wikipedia)の設計で、現在のパリ・オペラ座が建築された。1989年、バスティーユにオペラ座が設立され、パリ・オペラ座はオペラ・ガルニエもしくはガルニエ宮と呼ばれる。

 

ルイ14世の時代から現代までのパリ・オペラ座の歴史を見せるということは、要するにオペラとバレエの歴史を見せるということで、その中にはヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wikipedia)も含まれるわけで、やっぱりこれは本当にすごいなと。

 

 

「バレエの授業」エドガー・ドガ

 

パリ・オペラ座のバレエといえば、絶対外せないのがエドガー・ドガ(Wikipedia)。オペラ座の稽古場に通い詰めてダンサーたちを描いたことで有名。そんな作品の中でも「バレエの授業」は人気。

 

中央で杖をついて話しているのが有名なジュール・ペロー先生(Wikipedia)で、先生の話をまじめに聞く子、おしゃべりする子、手前の子はなんとピアノの上に座って背中をかいている😅

 

その感じがリアルでちょっとほほえましい。当時の彼女たちの状況を考えると複雑ではあるけれど、少なくともここに描かれている女性たちには悲壮感はない。意外とたくましく生きていたのかもしれない。

 

とはいえ、それはドガが富裕層で、その視点だったこともあるかも。

 

 

「舞台袖の3人の踊り子」エドガー・ドガ

 

「踊りの稽古場にて」エドガー・ドガ

 

「右手で左手を持つ踊り子」エドガー・ドガ

 

撮影可能コーナーがあるわけではなく、ところどころに撮影OKな作品が展示されている感じなのだけど、ドガの作品コーナーは特に多かった印象。ドガ好きとしてはうれしい✨

 

ブロンズ作品はドガの死後アトリエに残された150点の蝋彫刻のうち、73点を鋳造工エブラールによってブロンズ鋳造されたものなのだそう。

 

手前の「右手で左手を持つ踊り子」は、あまりバレエで足を持って踊ることはないので、これはストレッチ的なことかな? 後ろに小さく写っているのは「右足で立ち、右手を地面にのばしたアラベスク」となっているけど、ここまで前傾しているとパンシェかも。

 

ブロンズ鋳造したのはドガではないとなると、これはドガ作品ということになるのかしらね?🤔

 

 

 

 

「オペラ座の仮面舞踏会」エドゥアール・マネ

 

今作はエドゥアール・マネ(Wikipedia)の代表作と言われているのだそう。舞台となっているのは1821年以来ル・ペルティエ通りにあった旧オペラ座(ル・ペルティエ劇場)で、そこで開かれた仮面舞踏会を描いている。

 

当時の仮面舞踏会はお金を払えば誰でも入れたそうで、裕福な男性と女優、踊り子、高級娼婦の出会いの場となっていたのだそう。おそらくそれは暗黙の了解だったのでしょうけれど、それを赤裸々に描いていしまった今作は物議をかもし、1874年のサロンに出品し落選となってしまったとのこと。

 

たしかに中央付近に描かれた青いブーツの女性と紳士の雰囲気は、"この後"を感じさせるし、画面上部に描かれた2階のバルコニー部分から除く女性の足も象徴的ではある。

 

現在の感覚では、そういう意図があると分かって見ても、特段スキャンダルとは思わないけれど、当時としては大変に物議をかもす作品だったのでしょうかね🤔

 

 

「オペラ座の仮装舞踏会」エドゥアール・マネ

 

仮装舞踏会が題材のこちらもル・ペルティエ劇場が舞台。正面玄関からロビーを見ているという構図だそうなのだけど、人物の配置は「オペラ座の仮面舞踏会」と似ている。

 

でもタッチがずいぶん抽象的。描かれたのは同じ1873年のようだけれど、どちらが先に描かれたのかな? 何となく仮面舞踏会が最初で、サロンに落選してこちらが描かれた気がするのだけど・・・

 

こちらの仮装舞踏会はアーティゾン美術館が所蔵しており、仮面舞踏会の方はワシントン、ナショナル・ギャラリー所有。この二作品が並んで展示されるのは大変貴重な機会ということだけど、二作を並べてみるとタッチの違いが想像を掻き立てられてとても興味深い。

 

これは見れて本当に良かった!

 

「ハムレット役のフォールの肖像」エドゥアール・マネ

 

今回、マネの「ハムレット役のフォールの肖像」という作品も展示されており、そこに描かれているジャン・バティスト・フォール(Wikipedia)というバリトン歌手はマネ作品のコレクターで、「オペラ座の仮面舞踏会」を持っていたことがあったのだそう。

 

ちなみに、この「ハムレット役のフォールの肖像」は、サロンに出品したものの落選。フォール本人も気に入らず受け取らなかったのだそう。多分、リアルに描きすぎたからではないかとのこと😅

 

 

 

 

「『パ・ド・カトル』を踊るカルロッタ・グリジ、マリー・タリオーニ、ルシル・グラーン、ファニー・チェリート」

アルフレッド・エドワード・シャロン

 

個人的に作品を描いたアルフレッド・エドワード・シャロン(Wikipedia)よりも、描かれた人物たちの方に興味がある。「パ・ド・カトル」というのは4人の踊りで、当時の4大バレエダンサーが「バレエの授業」に登場したジュール・ペロー先生の台本・振付の作品。

 

昨年、NHKで放送された「バレエの饗宴」で、中村祥子、菅井円加、水谷実喜、永久メイの4人が踊るのを見た。とても優雅でありながら、それぞれがテクニックを披露して、とっても良かった。これは当時の人たちも感動したと思う!

 

ちなみに、この絵の中央に描かれているのがマリー・タリオーニ(Wikipedia)で、「ラ・シルフィード」で主役を演じるため初めてポワントで立った人物。そして、ポワントで立つために必要なトウシューズが展示されていて大興奮!

 

今はやめてしまったけど数年前まで大人バレエを習っていて、一応自分もトウシューズを履いていたのだけど、現在のトウシューズとは全然違っていてビックリ!

 

生地はサテンなのでそこは変わっていないと思うし、リボンがついているのも同じ。ただしリボンが細くてついてる位置もかなり前なので、どこで結んでいたんだろう? 

 

最大の違いはつま先部分がフラットになっていないこと。バレエダンサーは自分でつま先で立ってはいるのだけど、それを補助するようにつま先の先端がフラットになっており、その周辺が固められていて、イメージとしては筒状の中に足を入れている感じ。

 

さらに足の裏に靴底のような部分があって、つま先で立つとそこが添え木のような役割をしてくれるので、初心者でもバーなどにつかまれば立てるようになっている。立つだけならば😅 プロのダンサーは底部分をカットしたりして、自分でカスタマイズするらしい。

 

靴底部分を見ることはできなかったのだけど、一応固めてはあるっぽかった。でも、あの先細りでフラットになっていないつま先でどうやって立ってたんだろう?🤔

 

 

「バレエ・リュス公式プログラム(『シェヘラザード』のスルタン役の衣装デザイン)

レオン・バクスト

 

レオン・バクスト(Wikipedia)は、セルゲイ・ディアギレフ(Wikipedia)が主宰したバレエ・リュス(Wikipedia)で舞台美術などを担当した芸術家。

 

このバレエ・リュスというのは「ロシア・バレエ団」という意味なのだけど、アンナ・パブロワ(Wikipedia)やヴァーツラフ・ニジンスキー(Wikipedia)などの伝説的ダンサーだけでなく、クロード・ドビュッシー(Wikipedia)などの作曲家、アンリ・マティス(Wikipedia)やパブロ・ピカソ(Wikipedia)などの芸術家も巻き込んだ、一大芸術家集団だったわけです!

 

それがもうこの公式プログラムだけでも分かるくらい、衣装、装飾品、舞台美術、それらを描いた絵画など、もうすべてがドキドキするくらい美しい✨

 

浅田真央ちゃんの「BEYOND」(記事はコチラコチラ)で感動した「シェヘラザード」(Wikipedia)も、このバレエ・リュスで活躍したミハイル・フォーキン(Wikipedia)が、ニコライ・アンドレイェヴチ・リムスキー=コルサコフ(Wikipedia)の曲をもとに振り付けた作品がベースとなっている。

 

会場内では「シェエラザード」がかかっていて、それもとても良かった。

 

 

金曜日は20時まで開館しているということで、会社帰りに18時入場の日時指定でチケットを購入。会社から徒歩で10分あれば行けるので余裕だなと思ったら、全く仕事が終わらず💦 入場できたのが19時近くになってしまった💦💦

 

混んでいなかったので人気の作品でも待ち時間などなく見れたのだけど、200点を超える作品展示のどれもが素晴らしく、一つ一つじっくり見たいものばかり。

 

最後は駆け足状態になってしまって、近代のものは流し見になってしまったのが残念。これは2時間でも足りなかったと思う。よくぞここまで集めましたというくらい素晴らしすぎる企画展だった!

 

ギリギリまでの鑑賞を優先したため、ミュージアムショップが閉まってしまい、お土産は買えず😢

 

「勝利の女神」クリスチャン・ダニエル・ラウホ

 

会場を出て出口に向かう途中に展示されていた大理石の彫刻。作者のクリスチャン・ダニエル・ラウホ(Wikipedia)のことは全く知らなかったのだけど、とても美しい作品で閉館時間が迫っていたけど思わず撮影✨

 

 

日本橋高島屋の近くのビル内にあるアーティゾン美術館。立地もいいしビル自体が新しいのか全体的にきれい。内装もスタイリッシュモダンな感じでめちゃめちゃ素敵✨ 

 

感想書くの遅くて終わってしまったの残念💦 オペラやバレエに詳しくない人が見ても楽しめる素晴らしい企画展だったので、超絶オススメしたかったのに😢

 

パリ・オペラ座 響き合う芸術の殿堂:2022年11月5日~2023年2月5日 @アーティゾン美術館

パリ・オペラ座 響き合う芸術の殿堂 ー アーティゾン美術館

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【cinema / DVD】2023年1月鑑賞まとめ

2023-02-12 17:28:22 | cinema / DVD

【cinema / DVD】2023年1月鑑賞まとめ

 

鑑賞レビューを書く時間がないDVDやTVで鑑賞した映画の記録を残しておきたいってことで、レビュー投稿している映画サイトcocoの投稿をもとに残しておく企画。

 

ということで感想をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

 

#1.『きさらぎ駅』@WOWOW(2023年1月1日鑑賞)

coco投稿

アレがこうなりましたか。

そもそもは文字での実況というのが想像力を掻き立てられたわけだけど、

プロットだけ借りた別モノにしたのは良かったかも。

怖くはないけどチープ感含めて楽しめた😃

 

 

#2.『紅い服の少女 第一章 神隠し』@WOWOW(2023年1月2日鑑賞)

coco投稿

アレがこうなりましたか。

そもそもは文字での実況というのが想像力を掻き立てられたわけだけど、

プロットだけ借りた別モノにしたのは良かったかも。

怖くはないけどチープ感含めて楽しめた🤗

 

 

#3.『世界で一番美しい少年』@WOWOW(2023年1月4日鑑賞)

coco投稿

予想してたけど重かった。

想像以上に辛い生い立ちと、周りの大人たちの酷さに辟易。

ヴィスコンティの鬼畜さは怒りしかない。

芸術という名のもとに何をしてもいい訳じゃない。

日本での扱いも悲しかった。

幸せになって欲しい。

 

 

#4.『紅い服の少女 第二章 真実』@WOWOW(2023年1月10日鑑賞)

coco投稿

前作よりさらに怖さが薄まった気もするし、クリーチャー化などいろいろ気になるけど、楽しめた。

前作の方が好みだけど、今作の方が楽しかったかも。

 

 

#5.『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』@WOWOW(2023年1月11日鑑賞)

coco投稿

主人公の迷走や無鉄砲さ含めて楽しめた。

パワハラっぽい上司にも悩みがあって、お互い理解し合う感じも良かったし、

サリンジャーの登場具合もいい。

衣装やセットがとても好み。

Mクアリーはじめ俳優たち良かった!

 

 

#6.『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』@WOWOW(2023年1月15日鑑賞)

coco投稿

名優ティムロスが引っ張り、人探しで謎解き要素もあり、辿り着いた事実も重いが、乗り切れず。

あの日直前にいた場所がサラリと受け入れられてるけど、そこ含めて衝撃で同情できず。

 

 

#7.『地下室のヘンな穴』@WOWOW(2023年1月19日鑑賞)

coco投稿

タイトルどおりヘンな映画。

穴も電子もどちらも"若さ=失われたもの"への執着なのかな?

笑って見てるうちに、ちょっと怖くなったり。

そしてまさかのヘンなところで日本登場に苦笑😅

 

 

#8.『前科者』@WOWOWオンデマンド(2023年1月20日鑑賞)

coco投稿

ドラマ版から対面の仕方など疑問に思う部分もあったけど、

役者たちの演技が素晴らしく引き込まれた。

特に若葉竜也がスゴイ!

個人的に有村架純の声と話し方がとても好き。

保護司について知れたのも良かった。

 

 

#9.『コーダ あいのうた』@WOWOW(2023年1月22日鑑賞)

coco投稿

良かったのだけど期待値上げすぎたかも。

夢を追うことも生活の基盤がなくては成り立たないので、

主人公に頼る気持ちは分かるけれど、そこの描写がちょっと両親の勝手に見えてしまった。

でもやっぱり最後は感動😭

 

 

#10.『コーヒーが冷めないうちに』@Netflix(2023年1月25日鑑賞)

coco投稿

ファンタジーなので設定のツッコミはなしとしても、前半のドタバタ感でダメかもと思った😅

でも、中年夫婦のエピソードで締まってきて、さすが芸達者な役者さんたち。

まあでも、全体的に普通かな。

 

 

#11.『ハナレイ・ベイ』@WOWOオンデマンド(2023年1月27日鑑賞)

coco投稿

原作未読。

親子だから言えないこともあるし、愛憎渦巻くこともある。

いつか分かり合えたのかは分からないけど、突然その機会を奪われた時、

どうやって向き合っていくのか考えさせられた。

観光地でないハワイの自然に癒される🌴

 

 

#12.『柘榴坂の仇討』@BS日テレ(2023年1月27日鑑賞)

coco投稿

うーん💦

時代が変わっても忠義と信念を貫く主人公と、それを支える妻、相手にとって不足のない仇。

いい話だけど乗り切れない。

役者も悪くないけどしっくりこなかった。

あと中井貴一と広末涼子が夫婦に見えなかった😅

 

ということで、2023年最初の鑑賞まとめ記事。1月は12本を鑑賞。見たかった映画の試写会が当たっていたのだけど、残業になり見に行けなかった💦 新作の劇場鑑賞なし。今年は何本見に行けるかなー💦

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする