'06.02.22 続けて『空中庭園』を見る。
実はこっちが気になって見に行った。小泉今日子の演技が話題だったし、個人的には板尾さんが気になった。
「隠し事はしないというルールの京橋家。しかし家族はそれぞれに秘密を持っていた。ある日、その均衡が破れて…」という話。う~ん。そもそも隠し事が一切ないっていう設定が不自然であるとう前提の映画なわけだから、その日常が空々しいのは当り前。見ていてすごく居心地の悪い一家団欒も狙いなのだからOK。でもなぁ…。
ダンナの板尾さんの隠し事は浮気。ソニンはある意味キーパーソンだから分かるけど、永作の役の意味が分からない。あれは必要かな? ソニンも…。いい意味で安っぽい女ってことで愛人役はあってる。とっくに夫の愛人だと気づいている小泉今日子と同じ食卓の下で足絡めあいも…。その後のブチギレシーンの伏線ではあるけど古っ! 階段での絡み合いとかもちょっとね…。角田光代の原作は未読。なので原作どおりのシーンなのかは不明。例え原作どおりにしてももう少し何とかならなかったか? 板尾さんは演技はイマヒトツだけど飄々として役にはあってた。
小泉今日子は前半の笑顔の無表情が怖くてよかった。ブチギレシーンは面白かった。普通ブチギレるのは理不尽なことをされて耐え切れなくなるからで、この映画での理由も小泉今日子側から見ればそう。でもオチがある。オチ自体は別に斬新だったり意外だったりというのことはないけど、実はだれでも陥りがちなんじゃないかと思う。小泉今日子の役でのそれはかなり誇張してあるけど…。それは気に入った。見終わった後、今までの出来事の中で自分も同じような間違いをしていたんじゃないか? とかちょっと考えさせられたし。
映像的に凝ろうとしてあざとい時もあるし、何回か出てくる画面が回転するシーンは若干気持ち悪くなった。でもまぁ、オチで考えさせられたのでよかったんじゃないかと思う。
『空中庭園』公式サイト

「隠し事はしないというルールの京橋家。しかし家族はそれぞれに秘密を持っていた。ある日、その均衡が破れて…」という話。う~ん。そもそも隠し事が一切ないっていう設定が不自然であるとう前提の映画なわけだから、その日常が空々しいのは当り前。見ていてすごく居心地の悪い一家団欒も狙いなのだからOK。でもなぁ…。
ダンナの板尾さんの隠し事は浮気。ソニンはある意味キーパーソンだから分かるけど、永作の役の意味が分からない。あれは必要かな? ソニンも…。いい意味で安っぽい女ってことで愛人役はあってる。とっくに夫の愛人だと気づいている小泉今日子と同じ食卓の下で足絡めあいも…。その後のブチギレシーンの伏線ではあるけど古っ! 階段での絡み合いとかもちょっとね…。角田光代の原作は未読。なので原作どおりのシーンなのかは不明。例え原作どおりにしてももう少し何とかならなかったか? 板尾さんは演技はイマヒトツだけど飄々として役にはあってた。
小泉今日子は前半の笑顔の無表情が怖くてよかった。ブチギレシーンは面白かった。普通ブチギレるのは理不尽なことをされて耐え切れなくなるからで、この映画での理由も小泉今日子側から見ればそう。でもオチがある。オチ自体は別に斬新だったり意外だったりというのことはないけど、実はだれでも陥りがちなんじゃないかと思う。小泉今日子の役でのそれはかなり誇張してあるけど…。それは気に入った。見終わった後、今までの出来事の中で自分も同じような間違いをしていたんじゃないか? とかちょっと考えさせられたし。
映像的に凝ろうとしてあざとい時もあるし、何回か出てくる画面が回転するシーンは若干気持ち悪くなった。でもまぁ、オチで考えさせられたのでよかったんじゃないかと思う。
