【Hatchi】さようなら、はっちゃん
2023年12月23日撮影
2024.08.16(金)01:20AM はっちゃんは永眠しました。
急に暑くなった6月中旬。突然、声が出なくなってしまった。
6月20日(木)病院へ。元野良猫のはっちゃんは、猫風邪を引いたことがあったのだろうとのこと。
猫風邪はウィルス感染が原因で、一度引いてしまうと、ウィルスが体内に残り続け、季節の変わり目など体力が落ちてくるとぶり返すのだそう。
それは以前から言われていて、はっちゃんは甘えてゴロゴロすると咳き込んでしまうことが多く、そのことを相談すると、上記の説明がされ、経過観測ということで、定期的に診ていただいていた。
去年と今年に膀胱炎になってしまったり、体重が落ちたり、心配なことはあった。
ただ、保護後に太って5キロ以上になってしまって、ごはんを変えたこともあり、標準体重になってきているのだと思ってしまった。
2020年11月30日撮影(この頃5キロ超)
2021年3月30日撮影(この頃も約5キロ)
2021年5月9日撮影
治療としては抗生物質を注射して様子見、二週間後に経過を見せに行くということになった。
でも、ごはんを食べなくなってしまって、二週間を待たずに再度病院へ。
レントゲンを撮ったところ、気管支が狭くなっており、肺に炎症があった。肺炎というほどではないけれど、この状態は良くないと言われてしまった。
今思うと、この時リンパ腫の可能性もあると言われたかもしれない。あまりよく覚えていない。
今できることは抗生物質を注射することとのことで、これ以降は毎週多いときは週に3回抗生物質と栄養剤を注射していた。
車を持っていないので、通院は自転車。こうなることを予測していたわけではないけど、今年購入した猫用リュックに入って背負われての通院は、自転車で5分程度の距離でも、病身のはっちゃんには辛かったと思う。
8月に入る頃には、ごはんをほとんど食べられなくなってしまった。咳き込んでえずいたり、時には吐いてしまうことも。
再度レントゲンを撮らないと状態が分からないけど、今のはっちゃんの体力ではレントゲンを撮れない。そして、ここからの回復は厳しいとも言われてしまった。
今考えるとかなりハッキリと現状を告げられていたのに、どこか現実感がないというか、実感がわいていなかった。
とにかく今できることは全てやりましょうということで、今までとは違う抗生物質と栄養剤を注射、家では酸素室を用意することになった。
8月9日(月)に病院に行ったのが最後で、自力でおトイレに行ったのもこの日が最後。そして、ずっと酸素室に入ったままとなった。
この日からずっと酸素室の横に添い寝。定期的にお水で溶いたエナジーちゅーると、お水をシリンジで与える。この約1ヶ月はっちゃんはエナジーちゅーるとお水で生きてきた。
時々、発作のように咳き込んで、胃液?を吐いてしまうことがあったけれど、最期の数日は穏やかに過ごせた。
先生には毎日のように電話でご相談していて、酸素室の効果があって小康状態を保っており、苦しくはないと思うとのことだった。
2024年8月12日撮影(生きている最後の写真)
でも、やっぱりその時は来てしまった。
8月15日(木)25:00(16日 1:00)過ぎ、酸素室の敷パッドが汚れていたので取り替えようと、はっちゃんをシートごと酸素室から外に出した。
咳き込み始めた。
これまでとは違うと感じ、もう逝かせてあげようと思った。
ゆっくり体なでながら
「はっちゃんのタイミングで逝きな」
「怖くないよ」
「ありがとう」
などと声掛けをした。
安心したかは分からない。でも、少しもがくような仕草をして、スーッと息を引きとった。
本格的に具合が悪くなってからは、苦しかったと思うけれど、最期はあまり苦しまずに逝けたと思う。最期まで健気ないい子だった。
埋葬はどうしようか考え、民間業社なども含めいろいろ調べたところ、市のセンターに持ち込むと、焼いてくれて収骨も可能であることが分かり、8月17日(土)に施設へ弟に車で連れて行ってもらった。
空きがあったのが翌週の8月24日(土)で、この日に収骨するのであれば16時~16時半の間に来て欲しいとのことで、時間的に無理だったので、その翌週の8月31日(土)に収骨することになった。
少し間が空いてしまってかわいそうだったけれど、その間きちんと預かってくださった。
8月24日(土)はとても良い天気で、市の花火大会だった。青空に昇って行けて、夜には花火が上がって、とても良い供養になったと思う。
しかもこの日、8月24日は先代猫アガサの誕生日。自分にとって特別な日になった。
8月31日(土)に骨壺を持参して施設へ。
銀色のトレイに頭からしっぽの先までキレイに並べてくださっていた。収め方もご指南くださり、きちんと収骨することができた。自治体によっては合祀のみだったりするようなので、これはとてもありがたかった。
動物病院の先生にも大変お世話になり、ご迷惑もおかけしたので、菓子折りを持ってお礼に行ってきた。
再度レントゲンを撮れなかったのではっきりはしないけれど、リンパ腫だったかもしれないとのことだった。リンパ腫だったら余命数週間と聞くし、そうだったのかもしれない。
はっちゃんは頭が良くて、とても健気な子で、「トイレ出たよー!」など強く主張することもあったけれど、甘えたいと思っても、「このくらい甘えてもいいかな?」、「このくらい近くに行ってもいいかな?」と考えながら甘えているみたいだった。
2023年6月22日撮影(こんな感じで控えめに甘えてくれた)
もちろんそれは、はっちゃんが慎重な性格だからなのだけど、その感じが健気でかわいかった。
抱っこも膝に乗ることもなかったけど、はっちゃんなりに甘えてくれた。去年から今年にかけての冬には、ホットカーペットでくつろいでいると、そっと横に寝てくれるようになっていた。もう少し時間があったら、もっともっと甘えてくれたかもしれない。
2022年7月22日撮影
8年前の夏、ある日突然勝手口に現れたはっちゃん。3年間お外で頑張って、毎日毎日通ってきたはっちゃん。
2019年3月21日撮影(この年8月28日保護)
ウチの子になって5年。ずっとずっとかわいかったはっちゃん。
2023年7月25日撮影
ありがとう!
この記事だけは、今年中に書いておきたかった。
なんとか間に合ってよかった🙂
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