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【cinema / DVD】『フッテージ』

2014-03-31 00:00:00 | cinema / DVD
『フッテージ』鑑賞
録画しといた『フッテージ』鑑賞。普通。サスペンスホラーだと思っていたら、そっちかーw 前半は面白かったけど、真犯人分かってからは、自分的にトーンダウン。ビックリシーンもイーサン・ホークの方がビックリしてるから、そんなに怖くないw スナッフフィルムの映像は好き! Posted at 04:08 PM



ホラーは怖くて見れないってことはないけど、好んで見るジャンルではない。見てみようと思ったのは、WOWOWのプログラムガイドのあらすじだと、サスペンスホラーっぽかったのと、イーサン・ホークが主演だったから。イーサン・ホークは特別ファンじゃないし、出演作もそんなに見ていないけど、なんとなく作品選びにこだわりがあるタイプに思えたので・・・

ネタバレありです! 結末にも触れています!

「スランプに陥った作家のエリソンは、再起をかけてある家に引っ越してきた。実はここは、行方不明になった末娘を除く家族全員が、庭の木で首を吊る事件が起きた家だった。屋根裏部屋で数本のフィルムと映写機を発見したエリソン。そこには一家惨殺事件の一部始終が記録されていた・・・」という話。うーん。これ前半は結構おもしろく見ていたのだけど、真犯人が分かってからは個人的には一気にトーンダウン・・・ なるほど、そっち系の話だったのね(´ω`;)

主人公はノンフィクション作家。以前ある事件の真相を暴く本を出版し、ベストセラー作家となった。どうやら警察の捜査ミスを指摘する内容だったようで、新居のある地区の保安官には露骨にイヤミを言われてしまう。最初の1冊こそベストセラーになったが、続く2作は全く売れなかった。エリソンの文才については不明だけれど、所謂まぐれ当りだったのかもしれない。でも、その栄光が忘れられないというところなのでしょう。ありがちではあるけれども、そういうものなんだろうとも思う。でもなぁ・・・ いくら本を書くためとはいえ、家族に事件のことは隠して、一家で首吊り事件のあった家に引っ越してしまうとか、そりゃ奥さんも怒りたくもなるでしょ! (笑)

屋根裏部屋で発見したフィルムは殺人が行われる様子を撮影した、いわゆるスナッフフィルムと呼ばれるもの。最初に見たのは今住んでいる家で起きた首吊り事件。両親と子供2人が頭から袋を被せられ、首にロープを掛けられている。ロープは庭の太い木の枝に結ばれている。この枝の反対側の枝が折れると、テコの原理で一家がくくられている枝が上がり、吊るされてしまう仕組み・・・ これは他殺だよね? でも犯人は映っていない。この映像は8mmビデオに収録されている。後に燃えてしまったフィルムを修復するために、エリソンが検索していたところによると、これはスーパー8(映画『スーパー8』の感想はコチラ)らしい( ̄ー ̄)ニヤリ そのザラついた質感の映像がまるで、無声映画かPVでも見ているような印象。いくら太い枝だとはいえ、大人2人と子供2人がぶら下がった時点で折れるだろうと思ってしまうけれど、そういうツッコミはなしで(笑) こんな感じのフィルムが数本。正確な名前は忘れてしまったけれど、"バーベキュー"とか楽しげなタイトルがついているわりに、手足を縛られて口をふさがれ、車のシートに寝かされて、火をつけられて生きたまま焼かれるとか!ヒィー(>ω<ノ)ノ

フィルムを見ていると、屋根裏で誰かが歩き回るような音がする。不審に思って通報すると、やって来た副保安官はエリソンのファン。こういう事件ものの本には必ず陰で協力する副保安官が登場する、自分はその"副保安官"になりたいと言う。わずかな手がかりしかないけれど、フィルムの事件を調べてくれるように依頼。実際に起きた事件であり、年代も場所もバラバラ。共通しているのは一家が惨殺され、一番幼い子供が行方不明になっていること。これらの事件の犯人が同一人物だとすると、70代になってしまう。まぁ、あり得ないことではないけれど(笑) 思えばこの時点で気づくべきだった・・・ でも、この謎解き部分はおもしろかった。犯罪マニアっぽい副保安官が意外に使える人物だったので、後のほとんどの捜査は彼がしたみたいになっちゃったけど(笑)

エリソンがスナッフフィルムを見て行くにしたがい、長男が夢遊病(?)の発作を起こしたり、幼い娘が壁に不気味な絵を描いたり、家の中で何者かの気配を感じたり・・・ その度、エリソンがものすごくおびえて、大きな音がしたりすると、文字通り飛び上がって驚くので、見ている側はどんどん冷静になっていく(笑) イヤ、例えばものスゴイ勢いでガツガツ食べる人と一緒に食事すると、食欲を失ってしまう感じのアレ・・・(笑) フィルムを見るために部屋が暗いのは分かるのだけど、エリソンは作家で昼間ずっと家にいるわけだから、何も家族が寝静まるのを待って見る必要もないと思うし、電気のなさそうな屋根裏部屋なら分かるけれど、廊下や他の部屋はビクビクしながら、スマホの明かりで探検してないで、電気をつければいいのでは?というツッコミもしてはダメなんでしょうね(笑)

さて、怪奇現象もどんどん激しくなり、エリソンには姿は見えていないけど、見ている側にはハッキリと子供の幽霊が見えているわけです。確かに不気味なんだけど、『エクソシスト』のリンダ・ブレアみたいなメイクで逆にあまり怖くない。でも、もう奥さんも当然ながらキレてるし、子供たちもどんどんおかしくなってるし、何より自分がもう限界ってことで、スナッフフィルムも燃やして、そのまま夜中に荷物まとめて、以前住んでいた豪邸に戻ってしまう。これで、一安心と思っていると、副保安官の調査により衝撃的な事実が分かる。

実はフナッフフィルムに収められていた事件の被害者一家は、一つ前の事件の家に越してきて住んだ後、引越しをした先で事件に遭っている。そして、さらに別の家族が・・・ この法則が成り立つとすると、最後の事件はエリソン一家が住んでいた家での首吊り事件。そこから引越ししてしまったということは、エリソン一家は惨殺の連鎖に加わってしまったのではないか?というものだった。さらに、 フィルムなどに残されたマークの解読を依頼した、オカルト研究専門の教授からは、このマークは古代バビロニア王朝まで遡る、子供をさらい魂を食らう邪神ブグールのものだと言われてしまう。

そしてなんと、引越し前に焼却したはずのフナッフフィルムが屋根裏部屋で見つかるΣ(・ω・ノ)ノえっ?! そこには、「隠しエンディング」というフィルムが加わっていた。フィルムを見てみると、それぞれの家族の末っ子たちが、一家惨殺を実行している姿が映っていた。そう、この一連の事件は、ブグールが子供たちを操り起こしていたのだった。事件のあった家に、条件に合致した一家(子供が2人以上いる)が越してくると、屋根裏にスナッフフィルムを置き、それを再生するとブグールも再生されるってことなのかな? ブグールは次々に怪奇現象を起こし、同時に末の子供を誘惑する。怪奇現象を恐れて一家が引越しした時点で死亡フラグが立ち、越した先で末っ子が惨殺事件を起こす。そしてブグールはその末っ子の魂を食うということでいいのかな? と、字面で見るとおもしろそうなんだけどねぇ(笑)

イヤ、面白くなかったわけじゃないんだけど、前述したとおりサスペンス・ホラーだと思って見ていたので、犯人は悪魔でしたってオチだとホントにガッカリしてしまう。欧米人は幽霊などより、悪魔の方が怖いらしく、この悪魔オチはよく出てくる。オチなんだから悪魔モノですと宣伝してしまうとネタバレになってしまうけれど、予告編などを見るとサスペンス映画っぽいのに、見てみたら悪魔もしくは宇宙人オチだったりすると、もう本当にガッカリなわけです。日本人には悪魔ってあんまり馴染みがないから怖くないので、悪魔だったことが分かった時点で恐怖MAXにはなれず、逆にそのオチにしちゃったら何でもありじゃんと思ってしまう。ということで、初めからオカルト映画と知っていたら、よく出来ているなと思えたかもしれないけれど、残念ながらオチでガッカリしてしまったので、普通だなという感想になってしまった。

キャストはイーサン・ホークくらいしか知らなかった。副保安官役のジェームズ・ランソンがちょっぴり不気味でよかった。サスペンスホラーだと思っていたので、実はこいつが犯人か?と思えたのが良かった。って変なホメ方(笑) ヴィンセント・ドノフリオが出ていたみたいだけど、サッパリ覚えていない・・・ ほぼ、一人芝居と言っても過言ではないイーサン・ホークは良かった。おびえっぷりがハンパないし(笑) エリソンは作家なのであって、スーパーヒーローではないので、悪魔と対決!ということにはならないわけで、怯えながらもこの家に住まなくてはならないことに説得力を持たせたのはイーサン・ホークのおかげ。そして、彼の身勝手が一家惨殺と、末娘がブグールに連れ去られるという悲劇を招いてしまうわけだから、その辺りを適度にイラつかせなきゃならない。そういう意味でも良かったと思う。

スコット・デリクソン監督は『エミリー・ローズ』(感想はコチラ)の監督だそうで、なるほどそう考えるとオカルトなのかと・・・ まぁ、あれはオカルト現象なのか、精神病なのかという作品だったけど(´ェ`)ン-・・ 広いけれど、不気味な雰囲気をかもし出す家の画が良かった! 原題の『SINISTER』というのは、縁起の悪いという意味だそう。まぁ、確かにそうだけど、悪魔の棲む家に住んでしまったら縁起が悪いじゃ済まされないけど(笑) コワ━━━((;゚Д゚))━━━!!

オカルト映画に興味はあるけど一人で見るのは・・・という人も、決定的な惨殺シーンは出てこないので、安心して見れると思う!


http://twitter.com/maru_a_gogo


コメント (2)
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2014 W Mao Asada LP B.ESP

2014-03-30 22:55:00 | 【動画】MaoAsada
2014 W Mao Asada LP B.ESP



2014年3月29日世界フィギュアスケート選手権大会での、浅田真央選手のFPの演技。
FPもポエムなしのノーストレスEURO SPOT解説!

ソチ・オリンピックでは完璧な演技で日本中を泣かせた真央選手、
今回は2A-3Tの2Aで着氷が乱れ、3Tが入らず6種8トリプル達成はならなかったけれど、
それでも素晴らしい滑り!

メダルのかかった試合でこの演技は素晴らしい!!

しかし・・・ 3A、3F-3Lo、3F-2Lo-2LoがURとなんともモヤモヤ・・・
画面左上のジャッジスコアのカウンターでは、演技終了後は76.79あったTESが、
点数確定時にはなんと65.27・・・ 11.52も下げたよ・・・ もうどれだけいじめれば気が済むのよ?

EURO SPOT解説は絶賛の嵐! Amazing連発!
Lovely Smileって言ってるし
She is MEGA STARって言ってるよ!! そうなの! そうなのよー!!

試合後のインタビューで引退を決めていると確信!
もう、楽になっていいよ! アイスショーで好きなスケートを楽しんで滑って欲しい!

ともあれ・・・ 金メダルはうれしい!

3度目の世界女王おめでとう!

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Mao ASADA (JPN) -SP-WC2014

2014-03-29 01:46:27 | 【動画】MaoAsada
Mao ASADA (JPN) -SP-WC2014



で! さっきから怒涛の更新をしているのは、この動画をUPしたかった!
イヤ、ソチFPももちろんUPしたかったんだけど、どうしても思い入れが強くて・・・
なかなか記事に出来なかったんだよねぇ(o´ェ`o)ゞ

2014年3月27日さいたまスーパーアリーナにて開催中の、
世界フィギュア選手権大会2014女子シングルSPの浅田真央選手の演技!

神演技キタ━━━(゜∀゜)━━━!!

ソチでは不本意な演技となってしまった真央選手、
世界選手権ではなんとしてもリベンジしたいということで、
「ソチでは悔しかったんだ、ソチでは悔しかったんだ!」と言い聞かせ頑張ったとのこと!

もう、ますます上手くなってる! ふわふわスケーティング!
3A認定加点1.80! 3F加点0.80渋い・・・ 3Lo-2Lo加点1.10!
スピンは3つともレベル4、ステップもレベル4で全て加点!

78.66点は自身PBと共に世界歴代最高得点!!

イヤ・・・ 正直もっと高くていいから! 演技構成点(PCS)が8点台とか低過ぎ!
何故、このふわふわ超絶スケーティングがSS(Skating Skills)が8.96は有り得ないだろう!

しかもこの動画塩分一切なしのEURO SPOT!
3A降りた瞬間Wow!と絶叫! 演技後「これは世界歴代最高得点更新するね!」って言ってる!
でしょ?!でしょ?! 某テレビ局はクレーム入るまで世界歴代最高得点って言わなかったね

ともあれ、真央選手が笑顔で終れてよかった!
スピンの途中からニコニコ笑顔!

FPもこの勢いで頑張れー!!

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【動画】浅田真央選手 ソチ伝説のフリー ~ アングルの違う映像を同時再生

2014-03-29 00:55:30 | 【動画】MaoAsada

【動画】浅田真央選手 ソチ伝説のフリー ~ アングルの違う映像を同時再生



で! 先ほどUPしたソチオリンピック女子シングルFPでの、浅田真央選手の演技別アングルとの同時再生動画! 別アングルの方が3Sとかもキレイに着氷しているの見れていいんだよねぇ


このアングルのみのもUPしたかったのだけど、見つからない でも、同時再生することで、いろいろよく見えてくる部分があるかも?


ということで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))


浅田真央(mao asada) ソチ伝説のフリー ~ アングルの違う映像を同時再生

何度見ても素晴らしい



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【動画】浅田真央選手 ソチオリンピック FS

2014-03-29 00:48:40 | 【動画】MaoAsada

【動画】浅田真央選手 ソチオリンピック FS

 

 

もう今更なんだけど、いろいろいい動画ないかと探したりしてて遅くなっちゃった💦このアングルイマヒトツなんだよねぇ


2014年2月22日未明(現地時間21日夜)ソチで行われた、ソチ・オリンピック 女子シングルFP! 浅田真央選手は前日のSPで全てのジャンプにミスが出て、16位とメダルはほぼ絶望的な状況・・・ 後は、オリンピック前から真央選手自身が何度も言っていたように、集大成として自身がやりきったと思える演技をするのみ!



図らずも第2Gでの滑走となったため、少し夜更かしすれば視聴可能な時間帯となった。ほぼ日本中が見守ったといっても過言ではないのでは? どうやら、この時間帯としては異例の火力発電1基分の電力を消費したとか?(笑)



とまぁ、こんなのん気なことを書いていられるのも、浅田真央選手が神演技を披露したため! 3A、3F-3Lo、3Lz、2A-3T、3S、3F-2Lo-2Lo、3Loの6種8トリプル全て着氷! 3F-3Lo、2A-3TのそれぞれのセカンドがURとなっているけれど、これは3回転の回転不足なのでクリーンとは言えないけれど、8トリプル跳んでいるのです! しかもこの判定はイチャモンレベル! 織田信成元選手も「めっちゃ足りてるやん! どこ見とんねん!」と言っていたし(笑)



スピン1つ目が少しヒヤッとしたけど、超絶ステップからのコレオスパイラルがこれまた超絶! 3Aで拍手、3F-3Loで絶叫!3Lzでガッツポーズ! 2A-3Tでも拍手、苦手の3Sでキター! 3F-2Lo-2Loで涙を流し、3Loで涙腺決壊! ステップからは号泣・・・ そして真央選手が涙をこらえる姿に嗚咽


よかった! 本当に良かった!! 真央選手が笑顔でオリンピックを終えられた良かった! だってそれじゃなきゃあんまりだもの・・・ 点数低すぎるけどね これこそ150点以上出さなきゃ嘘だよ(*`д´)

 

ということで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

Mao Asada skates to Sergei Rachmaninoff in Sochi 2014 | Music Monday


神演技おめでとう そして感動をありがとう

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【play】「ラブ・ネバー・ダイ」鑑賞@日生劇場

2014-03-27 00:00:00 | play
「ラブ・ネバー・ダイ」鑑賞(感想は後日?)
見ます!予約した席が見切れ席ってことで、急遽引き換えになった(´・∀・`)エー (@ 日生劇場 (NISSAY THEATRE)) http://t.co/l6hv1yjIk2 http://t.co/qZ3QACPNGq Posted at 06:04 PM



日生劇場に来たのは久しぶり! 劇場内のことは内装とか記憶にあったけど、ロビーの感じとかすっかり忘れちゃった(o´ェ`o)ゞ 段差があんまりなかった記憶があって、チビッコなので前が大きな人だと見えなくて辛い・・・ ということで、初のグランドサークル席を予約。乗り出すように見たらいいかなと思い、グランドサークルの左端1番前のチケットを購入。



チケット出して入ろうと思ったら、見切り席になるので受け付けで対応しますとのこと・・・ セットを組んでみたら半分くらい見えないことが分かったため、振り替えの席を用意したとのことなんだけど、前方ではあるものの左端・・・ これ見えるのか? 席についてみたらなるほど両端にかなり大きなセットがあって、舞台奥は見えないかも。この位置でも、見切れてしまう部分があった。常に右の方を向いてみるような形だったけれど、舞台が上の方なので人の頭がじゃまになってしまうことはなし。真ん中の方の席でも大丈夫だったかな? 次回の参考にしようφ(・ェ・o)メモメモ

濱田クリスの日を取ったのだけど、平原クリスだ!でも、とっても評判いいから楽しみ♪初こども店長! http://t.co/38SsDy2a0a Posted at 06:05 PM

キャスト自体には特別こだわりはなかったのだけど、やっぱりオリジナル「オペラ座の怪人」の日本版初代ファントムとういうことで市村正親さん、クリスティーヌは濱田めぐみさんもあまり合っているように思えなかったのだけど、平原綾香さんはちょっと不安だったので(ごめんなさい)ので濱田めぐみさん、ラウルは橘慶太さんを全く知らなかった(ごめんなさい・・・)ので田代万里生さんの日を取ったつもりだったんだけど・・・



キャスト表を見たらクリスティーヌが平原綾香になってた。濱田クリスも評判良かったけど、実は平原クリスの評判がとっても良くて、見てみたかったなぁと思っていたところだったので、これはうれしい誤算! 今、キャスト予定表見ると最初から平原綾香となっているので、間違えてた? まぁ、いいか(笑) グスタフを選んだ覚えがないのだけど、加藤清史郎くんで、こちらは「レ・ミゼラブル」で見れなかったのでうれしい

しかし、未だに慣れない「ラブ・ネバー・ダイ」 三人称単数現在でLOVEはITに置き換えられるから、本当は「Love Never Dies」で「ラブ・ネバー・ダイズ」が正しいんだけど、ダイズがDiesで"死"に結びつきにくいか・・・ でも、ちょっと気持ち悪いんだよねぇ(。-`ω´-)ンー

以下、感想tweetをどうぞ!( ´∀`)つ

【LND幕間】素晴らしい!なんて妖しく美しい!!とにかくセットと衣装が芸術的!BD版ではデコっぽかったけど、これはアールヌーボーだね!メグたちのショーの衣装の色合い!グラデーション素晴らしい!そしてTBUのサイドショー!妖しく美しい!素晴らしい!! Posted at 07:57 PM

【LND幕間②】正直、あの難曲を歌いこなせているのは、平原綾香と笹本玲奈くらいかなー?でも、演技力で補って余りある!ないたー!2幕も楽しみ♪ Posted at 07:56 PM

【LND感想】2幕もよかったのだけど、やっぱりこの作品はTBUだなぁ… 録音だったけど(、ン、) ラストも感動的なんだけど、メロドラマだから… でもでも!平原クリスのLND!素晴らしかった!!歌が上手いのは知ってたけど、ここまでとは!高低全て言葉が聞き取れる!素晴らしい!! Posted at 09:27 PM

【LND感想②】BD版を踏襲しつつ、さらにブラッシュアップされたセットと衣装が素晴らしい!!細部まで手を抜いていない!日本人にフロックコートはムリだと思っていたら、燕尾服っぽかったり、ロングコートっぽいのになっててカッコイイ!クリスの孔雀衣装が美し過ぎて軽くめまいw Posted at 09:31 PM

【LND感想③】市村ファントムは歌はやっぱり辛い… 聴き取れない部分あり… ただ、やっぱりファントムなんだよねぇ… さすが初代ファントム!全てがファントムだった。平原クリスは可憐な中にも力強さがあってすごく良かった!さすがALW卿のお気に入り!玲奈メグかわいい!そして切ない! Posted at 09:34 PM

【LND感想④】鳳ジリーは声が出てなかった… でも、ジリーの威厳と、裏切られた哀しさが良かった!万里生ラウル良かったけど、やっぱりちょっと若いかなぁ… オリジナルラウルくらいだものねぇ… ちょっと部が悪かったかも? 清史郎くん良かった!!歌はたどたどしとこもあるけど、カワイイ! Posted at 09:39 PM

【LND感想ラスト!】イヤ!これやっぱり生で見てよかった!!ストーリーは確かにメロドラマだけど、あの妖しくも美しい世界は生で見なきゃ!!あー!誰かと語りたい!!w Posted at 09:42 PM

【LND感想追加!】音楽の素晴らしさを言うの忘れてた!生オケで聴く楽曲はどれも素晴らしい!ただ、日本語歌詞は悪くないけど、乗りにくかったかも… オリジナルの楽曲が時々入ってくるのも好き!セット1つ不満はクリス肖像画が… なんでイコン画みたいにしちゃったんだろ?! Posted at 10:40 PM



ザックリした感想はtweetどおり! 別記事書きたいと思っているけど、書くもの溜まっちゃって・・・ ここに追記するかも?

http://twitter.com/maru_a_gogo


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映画『グランドシネマ 坂東玉三郎 日本橋』予告編

2014-03-25 00:30:02 | 【動画】cinema
映画『グランドシネマ 坂東玉三郎 日本橋』予告編


3月21日、前日にオープンしたTOHOシネマズ日本橋で見てきた!

これ、素晴らしかった!!
近々、別blogに記事UPする予定!

坂東玉三郎と高橋惠子の競演が見事
明治の日本の品の良さが素晴らしい!

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【art】「板谷波山の夢見たもの」鑑賞@出光美術館

2014-03-22 00:00:00 | art
「板谷波山の夢見たもの」@出光美術館
見たかった板谷波山見る!! (@ 出光美術館 w/ 2 others) http://t.co/vPHakfFEHp http://t.co/AYdeCkc55I Posted at 04:50PM



2時間近く時間潰さなきゃってことで、出光美術館で「板谷波山の夢見たもの」が開催中なのを思い出す! 見たいと思ってて行きそびれてた・・・ 電話で確認したら祭日だけど金曜日なので19:00まで開館しているというし、お財布の中に割引券入っていたのも発見したので、見に行くことに!

「板谷波山の夢みたもの」素晴らしかった!!初期の作品から、自身の作品を確立し、さらに新たな高みへ!波山の歩みがよく分かる。空いてたので、自分のペースで見れてよかった! http://t.co/72ysYrlFzQ Posted at 06:52 PM

後ほど追記!


出光美術館からの夕景

板谷波山の夢みたもの:2014年1月7日~3月23日@出光美術館
板谷波山の夢みたもの|出光美術館


http://twitter.com/maru_a_gogo


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【Googleのロゴ】春分の日!

2014-03-21 23:45:48 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



春分の日!だった昨日・・・
間に合わなかったょ。゚(゚´ω`゚)゚。ピー

一応、毎度のWikipediaで調べてみた!

春分の日(しゅんぶんのひ)は、日本の国民の祝日の一つであり、
春分日(天文観測により春分が起こるとされる日)が選定される。

通例、3月20日から3月21日ごろのいずれか1日。

しばしば、「昼と夜の長さが同じになる。」といわれるが、
実際は昼の方が長い。詳細は春分を参照のこと。

また、本項において、国民の祝日となる日を「春分の日」、
天文学上の春分が生じる日を「春分日」と区別する。

とのこと・・・ なるほど!

その他、詳しくはWikipediaで

これ動画になっていて・・・

再生ボタンでスタート!


Gの字の人が水をやると・・・


Gが生えてきた!
さらに水をやると・・・


oが生えてきた!
さらに水をやると・・・


eとoが!
さらに・・・


lも生えて、花が咲いた!


gが自分に水をかけると・・・


gにも花が咲いてGoogle!

カワイイ

ちなみに検索画面のロゴも同じ!



よい春分の日を!
終ったけど・・・(o´ェ`o)ゞ


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【cinema】『猫侍』

2014-03-17 03:12:02 | cinema
'14.03.08 『猫侍』@109シネマズ川崎

気になっていたのだけど、意外に上映館が少なくて迷ってた。初日はDVDが配布されたそうだけど、2週目は玉之丞トートバッグが配布されるということで盛り上がり、お友達のワッピーさん&イベリコブタさんご夫妻に便乗して行ってきたー

ネタバレありです!

「幕末。元加賀藩剣術指南役斑目久太郎は、リストラにあい江戸で就活中。江戸ではネコ派の相川一家とイヌ派の米沢一家が対立していた。ある日、米沢一家の若頭 三郎太から、相川一家の飼い猫玉之丞を斬ってほしいという依頼を受けるが・・・」という話。まぁ、このあらすじからも分かるとおり、時代劇の形をとっているけれど、いわゆる時代劇とはちょっと違う(笑) ということで、ツッコミどころは満載だけど、肩ひじ張らずに見る感じの映画。そういう意味では、おもしろかった。何より猫がカワイイ! もう久太郎とともに猫に癒されまくり!

2013年10月から全国15局ネットで放送されたドラマの映画化。これ、当blogでも紹介してて、絶対見ようと思っていたのに見逃してた・・・ 連続ドラマ見る習慣がない上に、BSだったもので(o´ェ`o)ゞ 今年のお正月に一挙放送していたので、録画したけどまだ見れていない。一挙放送だったから、1話ずつ区切れてないから結構つらいんだよね 1話ずつ分割できないのかしら?チャプター分割じゃなくて。って、映画と関係ない話になっちゃった(笑) 映画化されたからには、好評だったのか、そもそも連動企画だったのかは不明だけど、ドラマと映画は主人公の設定は同じだけど、話の内容自体は別物らしい。なので、映画単体で見ても楽しめる。

前述したとおり、ドラマ版は見ていないので、映画版のみの感想。主人公の斑目久太郎は無双一刀流の免許持ちで、百人斬りの「まだら鬼」と呼ばれる剣豪。ただし、訳あって浪人の身。映画の中では解雇理由となるシーンが紹介されているけれど、詳しいことは語られない。妻と娘を残して江戸へ向かい、江戸で就活中。紹介状を手に、ある大名屋敷に日参するけど、温水洋一扮する門番に門前払いされている。この辺りもコミカルで楽しい。ドラマ版では貧乏を極めるも、武士としてのプライドが許さず、傘作りの内職はなかなか手を出せない設定だったそうだけれど、映画版ではデフォルト設定となっている。まぁ、時間ないし(笑) 一応、設定としては口下手で、いつも眉間にシワを寄せた怖い顔をしているため、ちょっと距離を置かれている人ということになっている。



斑目久太郎が百人斬りの剣客であることを聞きつけた米沢一家の若頭三郎太が依頼したのは、相川一家の愛猫玉之丞を斬って欲しいというもの。どうやら、玉之丞には猫好き大名家の猫との婚礼話が持ち上がっているらしく、それを阻止したいということらしい。とにかく、ここのやり取りがおもしろい! 斑目久太郎は無口で必要な時以外はほとんど喋らないのだけど、心の声は結構おしゃべり(笑) これを、そのまま口にしてしまったら、いろいろ問題はあると思うけれど、少なくとも怖がられることはないと思う。三郎太たちの挙動がバカっぽいので"帰ってもらおう"と心でつぶやきながら、無言で扉を閉めちゃう。それでも、相手が勝手にいいように判断して、話が進んでしまう。「ちょっと上がらせてもらいます」と三郎太が家に上がろうとすれば、"え?!上がるの?!"と心で言いつつ、いつもの怖い顔で振り向く。すると三郎太が怖がって上がってこないとか・・・ 上手く言えないな・・・ もちろん、久太郎は上がって欲しくはないわけだけど、お前ごときが上がって来るんじゃない!と怒っているわけではない。むしろ、それは困るな的な気持ちなのに、勝手に誤解されてしまう。そのギャップを笑う感じ。なるほど、こういう作品なのね・・・ 好き

結局、前金三両、成功したら更に二両という申し出に負け、この依頼を受けた様子。まぁ、受けてくれないと猫侍になれないからね(笑) 米沢一家の手はずどおり、忍び込む久太郎。玉之丞はお姫様が住むような部屋で暮らしており、専用の女中までいるVIP待遇! しかも、用心棒の猫番が見張りをするという厳重さ。アッサリ猫番に見つかってしまう久太郎。でも、この猫番、剣の腕は確かだけれど、仕事は一切やる気がなく、お金のためなら平気で裏切るという男。さすがに剣豪らしく、久太郎の腕を見抜いたのか、斬りたければ勝手にどうぞとばかり引き上げてしまう。この島崎新右衛門は、最後まで斑目久太郎に絡んでくることになる。

さて、いざ斬るべし!斬るべし!!斬るべしー!!!と乗り込んだ久太郎だが、振り向いた玉之丞のつぶらな瞳に斬ることはできず、長屋に連れて帰ってしまう。後日、結果報告を受けに来た三郎太に、庭の墓を見せて玉之丞を無事に斬ったことにしてしまう。三郎太が帰った後、押入れから出てきた玉之丞を抱き上げると、なんと玉之丞がウィンク! これ予告編でも使われてて、久太郎の「萌ぇ━━゚*。(o゚д゚o)。*゚━━!!」という声が被っているけど、ホントに萌ぇ萌ぇ・・(*'д`*)ハァハァ・・(笑) これ実はCGではなくて、玉之丞役の3匹の猫ちゃんたちの1匹、メインで演じているあなご本人がウィンクしているのだそう。笑っていいともに出演した北村一輝が語っていた。映画ではこの時点では萌ぇ━━゚*。(o゚д゚o)。*゚━━!!とまではなっていなくて、カワイイと思いつつも、飼う気はない。でも、野良猫をそのまま飼ってしまった経験のある人なら分かると思うけど、猫って人なのか家なのか分からないけど、自分でここに住むって決めるんだよね。そして、その人が猫(自分)を好きかどうかちゃんと分かってる。ということで、玉之丞は久太郎と暮らすことに決めたわけです。

ここからしばし、久太郎と玉之丞のほのぼのした暮らしぶりが続く。朝、目覚めたら胸の上に乗っている玉之丞。なんとおしっこまでしちゃってる(´゚Д゚`)ンマッ!! まぁ、うっかりウチのアガサを自室に閉じ込めてしまった時、ベッドの布団の上にされてしまったけれど、基本猫ってスプレー行為じゃないかぎり、おトイレ以外でおそそうしてしまうことはめったにない。でも、ここはやっぱり入れておかないとね(笑) しかも玉之丞は、久太郎が日参している仕官のための紹介状の上にもウンチを・・・ その度、「猫は外」と言いつつ外に出すのだけど、ちゃっかり戻ってくる玉之丞。分かる分かる! 猫ってそうだもの! 意外に傘作りの才能を発揮する久太郎だけど、せっかく作った傘をボロボロにしてしまう玉之丞。しょうがない! 猫って開いた傘の下にもぐったりするの大好きだもの。しかも紙大好きだし(笑) 愕然とする久太郎に、つぶらな瞳で見上げてくる玉之丞。あぁ、叱れない・・・ 叱れないけど、このままでは困るということで、籠に玉之丞を入れ捨てに行く。煮干を置いて去るも、どうにも気になる・・・ 気になって戻るけれど、玉之丞はいなくなっていた。眉間にシワの表情は変わらないけど、心配な様子。そう、もう玉之丞を好きになってる。生き物と関わってしまえば、こうなってしまうよねぇ・・・ しかも、相手はどうやら自分を気に入っているのだもの。犬ほど愛情表現は豊かじゃないけど、警戒心が強く神経質な猫が、寝ている久太郎のお腹に乗ったということは、久太郎が大好きだということ!

一方、玉之丞を斬られてしまった(斬ってないけど)相川一家は、玉之丞の代わりとなる白猫を探し回っていた。どうやら、玉之丞は親分の飼い猫だけど、大名家との縁組を積極的に進めているのは、若頭の山田源七郎らしい。必死に探し出した白猫はオス! それじゃダメだろうと思うけれど、急に大名が玉之丞に会いに来ちゃったりと、急場をしのぐためには致し方なく・・・ ということで、引き続き代わりの猫を探しつつ、以降はこの子が仮玉之丞ということで、以前のように女中に世話をさせて、新たに猫番として前場新助を雇うことになる。玉之丞を討ち取ったと思い込んでいる米沢一家は、親分の愛犬甚太郎の犬番として、相川一家の猫番であった島崎新右衛門を雇っている。抗争は相変わらずの様子┐(´-д-`)┌

久太郎は玉之丞が痩せたことに気づく。久太郎が与えるエサを食べていない。猫は煮干!と与えてみるも食べない・・・ 大き過ぎるのかと砕いてみるけど食べない・・・ サンマを与えてみるけど食べない・・・ 焼いてみたけど食べない・・・ ならばとっておき、月1回のお楽しみである大福を与えてみるけど、もちろん食べない(笑) ということで、困った久太郎が街を歩いていると、相川一家の屋敷の門が開いている・・・ ついつい忍び込んでしまった久太郎。猫の世話をしていた女中が、玉之丞(偽)と共に牢に入れられているのを発見! 2度と斬られたり、逃げられたりすることがないように、世話係の女中もろとも牢に入れられていたのだった。猫のエサを教えてもらう久太郎。そこに現れたのが猫番。抜刀するまでもなく、猫番を追い込んでしまう。圧倒的な力量。女中を解放した久太郎だったが、空気を読んだ女中は久太郎の長屋に来てしまう。そこで、女中は玉之丞(本物)と再会! 彼女からエサをもらい、食べ始める。どうやらコレ馬肉だそうだけれど、江戸時代のお金持ちは愛猫に馬肉を与えていたのかな? ちょっと調べてみようφ(・ェ・o)メモメモ

女中だけではなく、猫番までもが久太郎を訪ねてくる。実は彼は父の仇討ちをするべく、名前も分からない仇を探している身。江戸時代は、親や兄弟などを殺された場合、藩に願い出て仇討ち許可証を貰い、仇討ちをすることが可能だった。理不尽に殺された家族のためにというのはもちろんだけれど、実はこれ家を断絶させないためとか、そういう要素もあったと何かで見た気がする・・・ 仇討ち許可証を貰って藩を出た者は、本懐を遂げるまで帰れない。とはいえ、いくら日本が狭いといっても、たった1人の仇を探し出すのは容易ではない。その間の費用は当然自費で、親戚などから援助があればよいけれど、なければ浪人の身の上で仕事をしながら、仇を探さなければならず、なかなか大変で、家族を理不尽に殺されたのであれば、何としても敵討ちをと思うけれど、例えば斬られても仕方がないというような場合、仇討ちするモチベーションを保つのが大変だという内容だったような・・・ント・・σ( ・´_`・ ) で、猫番の前場新助は理不尽に父親を殺されたようで、仇討ちをする気満々なわけだけど、残念ながら剣の腕がなかった ということで、剣術を教えて欲しいと久太郎を訪ねてきたわけなのだけど、もちろん久太郎にはそんな話を受ける気はなく断るけれど、新助は諦めない。

ひょんなことから新助の仇は島崎新右衛門であることが分かるけれど、島崎新右衛門はスゴ腕。新助はあっけなくあしらわれてしまう。お前の父親には何の恨みもないが、金のために斬ったまでだと言われ、より悔しさや情けなさが増すけれど、残念ながら、勝てる相手ではない。そこに、居合わせた久太郎が何故か立ち合う羽目になり、島崎新右衛門の首元に剣を突きつけ、とどめを刺すという段階で、何故か躊躇する久太郎・・・ 彼の脳裏に浮かんだのは、切腹の場面。久太郎は介錯人として立ち合っていた。切腹の正しい作法としては、腹の左側に短刀を突き刺し、そのまま右へ腹を割き、斜め左上に向かってさらに割き、最終的に元の位置に下ろすという直角三角形を描くと聞いたことがある。ちょっと、痛い描写でごめん ただ、これは大変な苦痛が伴うため、よほどのことがない限り、腹に短刀を突き刺した時点で、介錯人が首を斬り即死させる。正確には首の骨を折るらしい・・・ って、また痛い描写を・・・ 詳しくは描かれないのだけど、久太郎は介錯をすることが出来なかったらしい。彼が何故介錯できなかったのかの説明が一切ないので、単純に人を斬ることをよしとしなかったのか、切腹した武士が知人だったなどの理由があったのかは不明。ただ、久太郎はこの失態で、役職を罷免されてしまったらしい。まぁ、前述したとおり、実際はお腹を切るだけでは、なかなか死ねないため、苦痛を避けるために介錯人がいるわけだから、介錯してあげないと、逆にかわいそうだと思うのだけどね・・・

罷免されて仕事を探すため、妻と娘を残して江戸に出てきたわけだけど、士官先は未だに見つからない。口下手で自分の感情を上手く表せない久太郎は、妻と娘がなじみの薬屋に託して届く手紙に返事を書くどころか、手紙を読むこともできない。生真面目過ぎるのでしょう・・・ こんな甲斐性のない自分には、家族に愛される資格はない。もしくは、2人から決定的な拒絶の言葉を聞いてしまうのが怖かったのかも? 久太郎は見た目の怖さからは考えられないくらい、優しくて繊細。ちょっと不器用過ぎるけれど・・・ この辺りをきちんと描いていることで、ふざけてばかりいる作品にはなっていない。

さて、相川一家と米沢一家の抗争に乗じて、米沢一家の愛犬甚太郎を人質に取った前場新助は、島崎新右衛門との果し合いを申し出る。相手にならないと言いながらも、仕方なく立ち合う島崎新右衛門。一方、女中お梅と共に米沢一家にさらわれてしまった玉之丞のため、江戸の町を駆け抜ける久太郎。俺は何故こんなに走っているのだと思いつつ、足は止まらない。この、袴の裾をたくし上げて疾走する北村一輝はかっこよかった!

結果、前場新助と島崎新右衛門の間に割って入ってしまう久太郎。久太郎と立ち合いたかった島崎新右衛門はやる気満々だけど、久太郎が言うのは「猫を返せ!」(笑) おお、人身売買事件があろうが、自分の象を取り返すことしか頭になかった『トム・ヤム・クン』(感想はコチラ)のトニー・ジャーのようだ(笑) イヤ、人身売買は被害者がいるから、もう少しそこに怒りを感じて!と思うけれど、やくざ者同士の抗争なんて久太郎には関係ないし。玉之丞を返してもらい(ホントは久太郎の猫じゃないけど・・・(笑))胸に抱くも、島崎が斬りかかってくるからには相手しなければならず・・・ 途中、玉之丞を落としてしまいそうになり、隙を与えてしまうけれど、この前のお返しと止めを刺さない島崎。この殺陣はかっこよかった! 殺陣とか剣術については全く詳しくないから、この剣さばきや殺陣が専門家から見たらどうなのかは不明だけど、片手で猫を抱いたまま、剣豪と立ち合うとかカッコイイ! ちゃんと久太郎がスゴ腕剣客であることが描かれているのがイイ! しかし、玉之丞というか、あなごちゃんだけど、よくおとなしく抱っこされてたなぁ・・・ ホントこのシーン好き! かっこよさとかわいさ。たかが猫、されど猫。守るべきモノがある人は強い!

キャストは津田寛治が相川一家の若頭役で出ててビックリ。まぁ、ビックリすることもないけど・・・(o´ェ`o)ゞ イヤ、津田寛治好きなので。まぁ、別に津田寛治じゃなくてもいい役だったけど、バカバカしくなってしまいがちな、話をバカバカしさを残しつつ、どこかでホロリとさせる話にしなきゃいけないわけで、そういう意味でリアリティーがないといけない。その辺りは、よかったと思う。インタビュー映像で、まさにその辺りのことに気をつけたと語っていた、米沢一家の若頭三郎太役の戸次重幸にも言えること。本人たちは大真面目であるという部分を笑う感じなので、そこにあざとさがあってはダメ。そういう意味ではキャスト全員よかったと思う。米沢家親分の小野寺昭の猫アレルギー描写は余計だった気もするけれど・・・ ちょっとあざとかった気が・・・

そして、もう北村一輝と玉之丞役のあなご、若さくら、大人さくらに尽きるという感じ! 特にメインで演じてたあなごのかわいさと言ったら・・・ 自分を斬りに来た久太郎を見上げた表情が素晴らしい!! これは斬れないだろうと誰もが思う表情じゃなきゃダメなわけで、そういう意味で完璧! そして殺陣の間のあのおとなしさ! 北村一輝のことが大好きで、その信頼ぶりはトレーナーさんがやきもち焼くほどだったとか。うん、ホントに信頼してなきゃ、あれだけ暴れているのにじっとしているわけがない。いい関係が築けていたんだなと感じて、ホントに好きなシーン。強面というほど怖くはなかったけれど、常に眉間にシワで固く口を結んだ顔の久太郎を演じた北村一輝。その、心の声が笑える。温水門番に追い返されると、やけ酒を飲み店で寝てしまう久太郎。「また、やっちゃった・・・」とかカワイイ面も(笑) そのギャップが大切だということを、きちんと理解して演じているのが伝わってくる。物言わぬ時でも、背中が雄弁に語る。玉之丞をカワイイと思っている感じ。妻と娘を愛しているけれど、それゆえ距離を置いてしまう感じ・・・ その寂しさ、悲しさ・・・ きちんと片付いている久太郎の部屋だけれど、男所帯の臭いまで感じられて見事。

原案・脚本・プロデュースの3役をこなした永森裕二氏は、この作品を作るきっかけとして、街から野良犬が消えたことをあげている。なんでも生きてていい空気が街から消えたと感じていた、でも野良猫は生きていた。ほっとして、野良猫が生きてる街はいいなと思い、ふと200年前も同じだったのではないかと考えた。現在と同じ、もしくはそれ以上に人間社会のシガラミ、時代なりの矜持にがんじがらめになった侍が、猫に癒されていたとしたら・・・ 天下無双の剣豪・生きるのが下手、家族愛を表現できない、そんな侍と猫の作品を考えたのだそう。なるほど・・・ 確かに野良犬はいなくなったよね・・・ 今のチビッコたちは日本に野良犬がいたなんて知らないんだろうね。野良猫の一生は過酷。平均寿命は2年だそう・・・ 栄養失調による病気、交通事故、保健所に送られ殺処分・・・ 地球は人間だけが生きる場所じゃないのに・・・ 野良猫にも生きる権利はある。そして、その存在が自分を癒してくれることもある。コミカルな中にもホロリとさせられたのは、そういう思いが根底にあるからなんだね

日光江戸村でロケされたそうだけど、江戸の町がとっても親しみやすい。結局、人も猫も斬らない。誰も斬らない侍の話だけど、きちんと剣豪であることが分かるシーンもあって、スカッとする! カッコイイ姿が見たいのであって、なにも人を斬るシーンが見たいわけじゃないし・・・

とにかく、猫がカワイイ! 猫飼ってる人なら、そうそう猫ってこうだよねと思ってしまう。猫好き北村一輝が猫に対する注意書きをし、スタジオ内に貼りだしたそうで、猫を愛する現場だったことが画面からも伝わってくる!

軽い時代劇見たい方オススメ。北村一輝ファン必見! 猫好きは絶対見てー!!ニャd(d゚∀`=)♪

『猫侍』Official site


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