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映画『ホビット 思いがけない冒険』予告 HOBBIT:AN UNEXPECTED JOURNEY

2012-09-28 22:46:08 | 【動画】cinema
映画『ホビット 思いがけない冒険』予告 HOBBIT:AN UNEXPECTED JOURNEY


2012年12月14日日本公開の『ホビット 思いがけない冒険』予告編♪
これが最新なのかな? 登場人物が紹介されてるね
原作ちょっと忘れてるので、読み直そうかなぁ・・・
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【Googleのロゴ】Google生誕14周年

2012-09-27 00:51:27 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



Google生誕14周年!

動画になってる! スゴーイ

Happy Birthday!


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【動画】ニック・ピテラ 1人「レ・ミゼラブル」

2012-09-24 23:07:41 | 【動画】funny

【動画】ニック・ピテラ 1人「レ・ミゼラブル」



カテゴリーは"おもしろ動画"としているけど、これは感動動画!! 以前、「One Man Phantom of The Opera」(記事はコチラ)でご紹介したニック・ピテラ! 女性も含めて1人で歌うメドレー動画をYouTubeなどで発表している。



どうやらLes Misをというリクエストが多かったようで、コメントによると自身も25th TOUR版を鑑賞し感動したので、挑戦したというようなことが書いてある? よね?(←不安)



とにかく! スゴイ!! 「One Day More」とかスゴイ!! 「Epilogue/Do You Hear the People Sing?」は感動・・・


ということで動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))


One Man Les Miserables Nick Pitera Medley



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【nephews】甥っ子1号 & 2号 お墓参り

2012-09-24 00:00:00 | nephews
・・・【甥っ子1号 & 2号 お墓参り】・・・

お彼岸のお墓参り終了!ご飯のしたくして、お寿司待ちw 前回頑張ったので、草そんなに伸びてなかった(つω`*)テヘ 鶏頭が生えてたので、これは残したw Posted at 01:12 PM

スゴイ雨だったのでレインコート持参で大人たちは雑草抜いたり、掃除したりしてたけど、甥っ子たちは傘さして遊んでただけ(笑) でも、ちゃんと手を合わせてお墓参りしてた! エライ!

甥っ子1号&2号来てる☆はしゃぎ過ぎて、お父さん(弟)に怒られてばかり( ´艸`) 2号が大きくなってきたので、長靴の大きさあんまり変わらない… しみじみ… http://t.co/FCzqKGea Posted at 03:08 PM



ささやかだけど家で食事会。ふざけてケンカばかりして怒られっぱなし(笑) まぁ、男の子はこれくらい元気じゃないとね! 2人そろった長靴がかわいかったので激写 大きくなったなぁ・・・



http://twitter.com/maru_a_gogo


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【cinema】『ボス その男シヴァージ』(したまちコメディ映画祭 in 台東 2012)

2012-09-23 03:20:49 | cinema
'12.09.16『ボス その男シヴァージ』@浅草公会堂

これは見たかった! 大好きなインド映画というよりも、大好きなラジニ映画! したまちコメディ映画祭で上映されると聞けば行かなきゃでしょ! ということで、同じくインド映画大好きなbarumixと行ってきた~♪ 一緒に来ていた、まだ~むとtomocoさんと会場内で合流! 4人で見てきた!

*ネタバレありです!

「アメリカ帰りのシヴァージは、貧しい人々が教育や医療を無料で受けることができるようにと、学校と病院を作りたいと考えていた。しかし、それには地元の闇組織のボスや、政治家達への賄賂が必要だった。一方、美しく貞淑な女性タミルに一目ボレしたシヴァージは、あの手この手で彼女にせまるが・・・」という、高い理想を持った高潔な人物と、好きな女性にまっしぐらなあまり、非常識な行動を繰り返してしまう男という、全くの別人としか思えない性格を、1人のキャラとして設定し、強引に魅力的に見せてしまう感じが、まさにラジニ映画!! 3時間超たっぷりと堪能してきた! これは、ホントに見たかった正真正銘バカ映画! 何度も何度も言っている尊敬するMJこと、みうらじゅん氏言うところの、本人達は真面目に作っているけれど、結果バカになっている映画。まさに王道中の王道! こういうのが見たかった!

とにかく話としては単純明快! シヴァージが貧しい人々に教育と医療を受けさせることと、慎ましやかな昔ながらのタミル女性との結婚という、自身の夢をかなえるまでの話。それを3時間超で描く。もちろん『ロボット』公開時のように、ダンスシーンのいくつかをカットしてしまうというようなことはなく、バッチリ踊りも入っている。『ロボット』と同じシャンカール監督なのだけれど、ずいぶん違う印象。初めてラジニ映画を見る人にとっては『ロボット』の方が見やすいかも。本作は『ロボット』より前に製作、公開されたらしく『ロボット』が公開されるまでは、興行収入1位だったのだそう。さすがスーパースター★ラジニカーント! ちなみに今回はマサラシステムでの鑑賞。マサラシステムというのはインド人の鑑賞方法で、インド人は鳴り物を鳴らしたり、踊ったり歌ったりしながら鑑賞するのだそう。事前に動画を見せられたけど、ラジニ映画お決まりのオープニングSUPER STARが1文字ずつ画面に現れると大騒ぎ! スクリーンに踊る観客達が映っちゃってる(笑) 映画見てないじゃんとも思いますが、どの見方が正しい見方ということでもないので、インド式がこうなのであれば、それはそれでアリ。何度も言うけどバカ映画なので、そういう部分も楽しんじゃった者勝ち! 先着200名にクラッカーが配られて、好きなところで鳴らしてよいとのこと。先着200名には入れないだろうから、100キンで購入しようかと思ったけど、浅草って100キンないのね・・・ ということで残念ながらクラッカーはなしだけど、SUPER STARのところでは拳を振り上げ喜びを表現してみた(笑) ダンスシーンでは立ち上がって踊っていた人もいたけど、さすがにそれはムリだった・・・(o´ェ`o)ゞエヘヘ

ということで、だいぶ話が映画自体からそれてしまったけれど、何が言いたいかといえば、インド映画といってもいろいろあるので、一概には言えないけれど、いわゆるマサラムービー、特にラジニ映画に関しては、難しいことは考えず、どれだけ荒唐無稽であるかということや、ツッコミどころ満載な部分も楽しんじゃおうということ! 劇場でクラッカーを鳴らしたり、立ち上がって踊るのは日本ではなかなか難しいけど、そんな気持ちで鑑賞するべし!←誰?!(笑)

ということで、映画に話を戻す! 以前、ラジニ映画鑑賞時に書いたかもしれないけれど、ラジニ映画の魅力は、こんなに話広げて一体どうなっちゃうんだろうというくらい、散らかっていたエピソードたちが、後半一気に収束してしまうこと。それもかなり強引に(笑) そして、登場時にはうさん臭いオッサンにしか見えなかったラジニが、とんでもなくカッコよく描かれていること。それカッコイイか?!というような設定も、ラジニ=カッコイイということになっているのが好き! アメリカから帰って来た時、長めの前髪をスローでファサッとした後、ガムを自分の手の平にぶつけて口に入れる芸を披露! もちろんラジニ素敵シーンなのだけど、これが素敵かどうかってことで、もちろんバカなんだけど、このガム芸は少しずつ形を変えて、しばしば登場する(笑) そういうキメポーズとか、キメネタみたいのがいちいちあるのがラジニ映画って感じて大好き まぁ、中にはこういうネタがダメという方もいるかと思うけれど・・・ 映画の中でシヴァージは色が黒いからとタミルにふられてしまうエピソードがあるけれど、インドでも色が白いということは美しいとされているようで、色黒で裕福層出身ではないラジニが映画スターとなったことが、スーパースターとして崇める理由でもあるのだそう。インド人にとってのイケメンがどんな感じなのかは不明だけど、少なくともラジニはイケメンではないと思う。オッサンだし(笑) そんなラジニがスーパースターであり続けている理由は、演技力やスター性はもちろん、その努力で現在の地位をつかんだことに、インドの人々は夢や憧れを見ているんでしょう(・∀・)ウン!!

3時間超だけどストーリーはあらすじ通り(笑) 貧しい人々のため大学と病院を建てたいと思っているシヴァージは早速行動開始するけど、彼の故郷チャンナイではアーディセーシャンが事業を牛耳っており、役人達の間では不正がはびこっていた。何をするにも賄賂が必要。インドが本当にこんな感じなのかは不明だけど、似たようなことはどこかの国でも行われているんでしょう(*`д´) ただ、あまりにもあからさまで明る過ぎるってだけ(笑) 資金を聞かれて20億って答えるけど、20億ルピーなのか20億ドルなのかは不明。インドの、特にタミル地方の経済事情や不動産事情には全く詳しくないけれど、20億ルピーで大学と総合病院はムリなんじゃ・・・? 財団を設立するって言ってたから、ちゃんと考えてのことかも知れないけれど、その辺りの危なっかしさも魅力(笑)

いわゆるマサラムービーと呼ばれるインド映画は、だいたい3時間超でインターミッションが入る。インターミッションの前はコミカルに展開し、後半はシリアスに展開して散らばっていたエピソードが、半ば強引に一気に収束してハッピーエンドになることが多い。その強引さが好き(笑) この映画も前半は役人達とのドタバタや、タミルへの一家あげての猛アタックが描かれる。このタミルというのは~タミルと、もう少し長い名前だったのだけど、登場時に紹介されたきり字幕ではずっとタミルとなっていたので、タミルと呼ばせていただく(笑) 言い忘れていたけど、シヴァージにはなにかと世話を焼いてくれる叔父さんがいる。ラジニ映画では子分だったり、友人だったり、親類だったりちょっとお調子者の協力者がいる。彼のおかげでややこしいことになる場合もあるけど、助けられることもある。この叔父さんがシヴァージの身を案じてお嫁さんを探そうということになり、慎ましやかな昔ながらのタミル人女性がいいと言うシヴァージに、そういう女性ならお寺にいるだろうってことで連れて行ってくれた。何件目かのお寺で一目ボレしたのがタミル。で、もうストーカーとかいうレベルじゃない猛アタックぶり(笑) タミルが勤める楽器店に来て大暴れなんてことは当たり前という感じで、叔父さんだけでなく両親もそろってタミルの家に押しかけて上がり込み、親睦を深めようと嫌がるタミルと両親をよそに強引にトランプを始めてみたり、お茶を出せと言ってみたり(笑) 逆に強引にタミル一家を自宅に招き、食が進まない彼らの口に食べ物を押し込む始末。しかもシヴァージはすでに生まれてくる子供の服まで用意しているし(笑) こんなビックリ接待をしたのに、タミルが結婚を承諾し、得意のダンスシーンへ! ほー、ここで結婚かと思っていたら・・・(笑)

前半はほぼこんな感じで展開するけど、もちろんこのままで終わるはずもなく。アーディセーシャンの陰謀により破産してしまう。裁判で全てを失ったシヴァージにコインを渡し物乞いになれと言い放つアーディセーシャン。絶望と屈辱で怒りの表情を浮かべるシヴァージのアップで静止。多分ここでインターミッション。

ここからはシヴァージの復讐と、タミル地方だけでなく、インド全体の貧しい人々を救うため、学校と病院の建設、シヴァージ財団の設立に邁進していく。のだけど・・・ そこはラジニ映画。かなり強引! 確かにアーディセーシャンのしたことは汚いし、裏金は罪になるとは思うけれど、それをネタに恐喝しちゃダメだし(笑) 確かにお金自体はクリーンになったかもしれないけれど、やり方は間違いなくクリーンではない。各地で妨害に遭うけれど、賄賂を要求する有力者達をOFFICE ROOMに送り込むのも・・・(笑) これは立派な犯罪なのでは?というツッコミはもちろんしない! だってそのバカさが好きなのだから(笑) 悪いことをして貯めたお金だから、こういう手段でもかまわないという大雑把さが好き! そして、一応シヴァージは全てが終わったら自首するつもりではいるし・・・(。´・д・)エッ?!

したコメのサイトで見かけた、坊主頭のマトリックスポーズはなんだろうと思っていたら! まさかの展開! あれだけ汚い手を使ってきたアーディセーシャンなのであれば、シヴァージを逮捕させることも可能だし、彼の命を狙ってくるのも当然。そこでシヴァージは一計を案じる。この作戦もよく考えるとかなり危険でツッコミどころ満載だけど、そこはまぁよし。そして、彼はハゲ頭ボスとして甦る! このハゲ頭ボスっていうのは自分で言ってた(笑) タミル語はもちろん分からないので、字幕が上手いだけかもしれないけど。でも一番笑ったかも(笑) そして、このハゲ頭ボス=シヴァージが大活躍! このアクションシーンは、マトリックスみたいで迫力大! ケガしないように布が敷いてあるのは見逃してね!(人'д`o) 最後は字幕でシヴァージが元の自分に戻り、自首し罪を償ったことが紹介される。あれ? 最後の対決シーンで人刺しちゃってた気がするけど・・・(笑) そうそう! 言い忘れてたけど、シヴァージはタミルと結婚する。いつの間にタミルがシヴァージを好きになっていたのかが若干微妙ではあるけれど、彼が色黒だから結婚したくないと言って、シヴァージに美白作戦をさせてしまったのも、実は彼の身を案じてのことだし、彼が逮捕されるきっかけを作ってしまうのも、シヴァージを愛しているから。いつの間に(笑)

キャストはラジニとシュリヤー・サランくらいしかクレジットがない。あの大学の先生役の人見たことある気がするんだけど・・・ 登場シーンでクラッカー鳴らしてた人いたし。でも誰だか不明・・・ 叔父さん役の人のお調子者具合がよかった! シヴァージの指示でトゥクトゥク(インドでは何て言うんだっけ?)で税務署の門を行ったり来たりするシーンは笑った~ シュリヤー・サランは美女! インドの女優さんは皆目鼻立ちパッチリの濃いメイクも映える美女で、ムチムチボディの方が多い。シュリヤーもムッチリしてはいるけれど細い。スタイル抜群! 実物は映画よりさらに美女だった そして、ラジニカーントはやっぱりSUPER STARだった! ホントに! 現在63歳。本作は2007年公開なので、撮影当時は50代! でも、絶対30代以下の設定だと思う。お前もそろそろ結婚しないとって言われていたし・・・ どう考えてもオッサンにしか見えないのに、いつの間にかカッコよく見えてしまう。バイクのハンドル部分に脚を乗せて、寝転んで登場するなどというバカとしか思えない登場シーンも、何故かカッコよく思えてしまう。イヤ、バカだけど(笑) さすがに『ムトゥ踊るマハラジャ』の頃から比べれば、踊りのキレはなくなったし、上半身しか動いていないシーンも多い。でも、踊り出したらカッコイイ もちろんバカだけど(笑) このカッコイイ!でもバカだけどっていうのがラジニの魅力なのだと思うし、そこが好きで見に行っちゃうんだよね(・∀・)ウン!!

大好きなダンスシーンも満載! 今回は世界の名所には行ってなかったし、風光明媚なところで踊るシーンもあまりなかった。むしろ近未来的なセットで踊ったり・・・ その辺りはシャンカール監督の好みなのかな? ドイツで踊ってたシーンでの金髪ラジニは良かった♪ あと海賊みたいな衣裳とか。風光明媚なところで腹踊りみたいのもすごかった! お腹にラジニの顔が描いてある(笑) ラジニ映画のダンスシーン好きとしては大満足! やっぱりコレがないと♪

例のラストの字幕で、シヴァージの功績が紹介された後、彼により格差社会が改善されたインドは飛躍的な発展をとげ、2015年には先進国入りしG8ならぬG10になっている! 最後の言葉「夢はきっとかなう!」に爆笑、そしてちょっと感動 なんてカワイイ人達なんだ! 好き また見たい!!

歌って踊ってのインド映画が好きな方、アクション映画好きな方オススメ! ラジニカーント好きな方必見です!!

『ボス その男シヴァージ』Official site



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Les Miserables - Extended First Look

2012-09-22 17:02:39 | 【動画】cinema
Les Miserables - Extended First Look


年末最も楽しみにしている映画!
あのミュージカルLes Miserablesを豪華キャストで映画化!

キャストのインタビュー映像がUPされたのでご紹介♪
うわー!! 見たい見たい!!

25周年エポニーヌのサマンサ・バークスのOn My Own素晴らしい
マリウスのエディ・レッドメインの歌声が聴きたかったけど、
コゼット、コゼ~ット♪だけだ・・・

これ絶対素晴らしい予感!! 楽しみ
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LOOPER - Official Trailer - In Theaters 9/28

2012-09-20 01:06:31 | 【動画】cinema
LOOPER - Official Trailer - In Theaters 9/28


ジョゼフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリス共演が話題の映画!
トロント映画祭のオープニング作品でもあった♪ 2013年1月日本公開予定!

2042年の殺し屋Joeがジョゼフで、彼の元に送られてきたターゲットは30年後の自分だった!
この30年後のJoeがブルース・ウィリス!! 30年後ハゲちゃうのか・・・

映像的にはカッコイイ!! 早く見たーい
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【cinema】『テイク・ディス・ワルツ』

2012-09-18 01:00:50 | cinema
'12.09.05 『テイク・ディス・ワルツ』@ヒューマントラストシネマ有楽町

コレ見たくて試写会応募したけどハズレ 評判良かったので、見たくてジリジリしてた! レディースデイに見てきたー♪

*ネタバレありです!

「料理研究家の夫と結婚5年目になるフリーライターのマーゴは、取材先でダニエルと知り合い楽しい時間を過ごす。彼に惹かれるものを感じつつも、その日別れて終わりだと思っていた。でも、偶然にもダニエルは向かいに住んでおり・・・」という話。これは良かった。結構、残酷というか真理かもしれないけれど、身近な題材だけに見ていて辛くなっちゃう部分を、とってもポップな画で見せる。だけど、ポップ過ぎてもいない。だからふざけてる感じはしない。そのさじ加減が絶妙。監督は女優のサラ・ポーリーで、長編作品はこれで2本目。スゴイ才能だと思う。

見たいと思った理由は、サラ・ポーリーが監督していたから。前作『アウェイ・フロム・ハー』は未見だけど、女優としてのサラは好きだったので・・・ といっても『死ぬ前にしたい10のこと』と『あなたになら言える10のこと』しか見ていないけど(笑) 特に『あなたになら・・・』は、ほとんどセリフもないのに上手いなぁと思った覚えがある。2作ともイザベル・コイシェ監督だけど、今作もどことなく似ているような・・・ とはいえ、『死ぬまでに・・・』はガン、『あなたになら・・・』は内戦時の暴力によるPTSDと、かなり重いテーマを扱ってる。今作のテーマはそこまでじゃないけど、普通の人の普通の悩みとしては、こっちの方が厄介かも・・・ どちらも重いテーマをサラリと描く感じは好き。どこかポップな感じもイイ。

ダニエルとの出会いは観光パンフレットを書くための取材旅行。観光客向けの寸劇で、姦通罪の男を鞭打つ役に選ばれたマーゴ。目立つことはしたくないと断るけど聞き入れられず、しかたなくペシペシすると、真面目にやれという野次が飛ぶ。迷惑だと感じながらも気になるマーゴ。空港で何故か車椅子に座り搭乗手続きをしてもらうマーゴを発見するダニエル。しかも、機内の席は隣・・・ 脚悪くないよね?と絡んでくるダニエル。最初は時々脚が痛くなると言い訳していたけど、乗換えでどこかへ行ってしまうのではないかと不安だと告白するマーゴ。オレの寝顔見てたよね?とか、結構自信満々で上からな発言が多いダニエル。ムカッとしつつもつい笑ってしまうマーゴ。見る前からマーゴがこのダニエルと浮気してしまうことは知っていたので、2人が急速に惹かれて行く感じは分かるのだけど、正直ダニエルのキャラが好きになれない この自信満々で上からな感じも、彼のアプローチの仕方であって、半分冗談であることも分かってはいるのだけど・・・ 実際、自分が言われたらマーゴみたいに笑っちゃうとは思うけど、好きにはならないなぁ。なっちゃったりして(笑)←どうでもいいか・・・(o´ェ`o)ゞエヘヘ

マーゴには料理研究家の夫ルーがいる。チキン料理の本を出版するため、毎日家でチキン料理を作っている。朝、目覚めると「目玉をくりぬいちゃいたいくらい好き」とか言い合う2人。朝食の用意をしつつもイチャイチャ(笑) イヤ、結婚5年目でも仲がよくていいじゃないかと思うわけですが、ちょっと子供っぽい印象・・・ この子供っぽいってところが、この作品の鍵になってくるのかなと思う。実はこのイチャつき2回印象的なシーンがある。新しいチキン料理開発中のルーにからみ始めるマーゴ。最初は笑いながら仕事中だからと言っていたルーも、あまりにマーゴがしつこいためキレてしまう。するとマーゴは夫から相手にされないのは辛いというようなことを言い泣き出してしまう。この相手にされないというのは、要するに性生活のことらしい。言葉遊びに付き合ってくれたり、窓越しのキスなどにも応えてくれるけれど、セックスには積極的ではないということなのかと。もちろん、そこも含めて結婚生活だと思うし、自分は求めているのに応じてもらえないのは、ものすごく傷づくことだとは思うけれど、こればかりは気持ちが一致しないとねぇ・・・ なかなか難しい問題ではある。

で、2回目がルーが仕事の電話をしているシーン。仕事をもらっている相手からの電話らしいので、明らかにルーより相手方が立場的に上、そんな電話の最中にちょっかいを出すマーゴ。少しのいたずらならいいけれど、電話中のルーの口の中に手を入れたりと、いくらなんでもやり過ぎ! ルーはなんとかつくろって会話を続行。ここはルー役のセス・ローゲンの腕の見せ所ではあるけれど、夫が仕事の話をしている時にじゃましちゃダメでしょう! これは絶対ダメ! 自分がされたらホントに怒る(*`д´) でも、ルーは怒らない。不思議に思いながら見ていたけれど、多分これは上記の1回目のシーンでのことがあるから、強く言うことができなくなってしまったのかなと思った。マーゴを甘やかしているというよりも、そういう愛し方なんだと思う。上手く言えないけど・・・ 単純に気が弱いとか、子供っぽいマーゴが好きという部分もあると思うけれど、そういうことよりも自分が飲み込んでしまうというか・・・ 自分さえ我慢すればいいと思っているわけではないし、何か問題があったら自分が変わっていこうと思っているのとも違う。ただ、飲み込んじゃう・・・ 本人は別にそれでストレスを感じてるわけでも、優越感を感じてるわけでもない。もしかしたら不安だったのかも。最初の方でアル中の姉と口ゲンカしているシーンがあったけど、マーゴとはケンカっぽいのは上記のシーンくらい。あえてケンカする必要はないけど、よく考えたら会話らしい会話もあまりないかも・・・

ルーとは対照的にズバズバと言いたいことを言ってくるダニエル。ダニエルが家の前にいるのを確認しタイミングを見計らって家を出るマーゴ。マーゴの意図なんてお見通しのダニエル。彼はいちいち見抜いてるってことを言ってくる。決して自分からマーゴの領域に入ってきたりしないけど、マーゴの策略にまんまと乗ってきて、でも君が誘ってきたからって言う。ちょっとズルイ(笑) マーゴが人妻である以上、簡単に手を出さないってことに関しては、当然のこととはいえ立派だとは思うけど、彼の場合そういうのとも違う気がした。上記の発言や態度についても、彼の作戦というか話術なのは分かっていたけど、正直ダニエルが好きになれなかった。確かにマーゴが聞いたとはいえ、昼間のカフェでセックス描写を嬉々としてする男なんて信用できない(笑) だから、マーゴの選択がちょっと意外でもあったのだけど、これはダニエルだからという選択でもないのかも・・・ 人力車で生計を立てているダニエル。誘われてルーと2人彼の人力車に乗るシーン、彼の腕や背中の筋肉、首筋を流れる汗に"男"を感じているシーンがあるけれど、結局そういう部分を求めているのかなと思う。結局、その後ダニエルとしたことってセックスばっかりだし・・・

マーゴが仕事しているシーンって、冒頭の取材シーンと、ダニエルを気にしつつPCいじってるシーンが1回あるくらいなので、彼女の仕事の比重がよく分からないのだけど、基本的に特に何もしてない。そういうシーンを描いてないってこともあるけど、パーティー開いてるか、ルーとイチャイチャしてるか、ダニエルと遊んでるか。義姉と行った水中エクササイズの途中でプールでおしっこしちゃったり・・・ ちょっと、子供っぽいというか、どうなんだろうと思ってしまう。深く考えたりすることをしたくない人なのかな?とか思うけど、子供のままの自分から抜け出せないってことだと思う。どんなに子供っぽい行動をしても、周囲が笑って許してしまうから・・・ 普通に考えて28歳の女性がプールの中でおしっこしちゃったら、恥ずかしくていられないと思うけど、彼女は子供のように笑うだけ。周囲もしょうがないわねって感じ。そうかー?! 彼女が大人になりたいと思っていたとも思わないけど、子供のままでいたいと思っていたわけでもないと思う。でも、大人になれないんだと思う。子供のように仕事のじゃまをしてもルーも怒ってくれなくなったし・・・ いつも泣きそうな顔しているのが印象的で、いつも満たされないってことなんだと思う。

どっちつかずの関係にケリをつけようと、ダニエルは引っ越して行ってしまう。40年後に灯台で再会しようと約束する際、それくらい夫に尽くしたら赦されると思うのって言っていた時点で、マーゴの気持ちのある部分で夫に対して"尽くしている"と思っている部分があるということ。それは普通のことだと思うけど、その部分が"子供でいること"なのかなとも思った。そんな自分を"女"として扱ってくれてる気がしてダニエルに惹かれたのかも。でもねぇ・・・ 結局、ルーと分かれてダニエルを選ぶけれど、時が経てば最初のドキドキは失われてしまうわけで、誰が相手でもそれは同じ。ルーとダニエルそれぞれと暮らしている時に、同じシーンが出てくる。歯磨きをしている彼らの横のトイレで、マーゴは用を足し始める。自分では絶対にあり得ないシーンだけど、2人は何事もなかったように歯磨きを続ける。でも、ルーはそのままその場に残るけど、ダニエルは少し経つと出て行ってしまう。この後、アル中の義姉が騒ぎを起こし、電話で呼び出されたマーゴはルーと再会する。そして、再びルーに惹かれる。でも、ルーにキッパリ拒絶される。何でも受け入れて、子供のように愛してくれたルーに物足りなさを感じて、セクシャルな部分を刺激して女として見てくれるダニエルに惹かれたけれど、ほとぼりが冷めてしまえば、大きく包んでくれたルーが懐かしい。気持ちはとっても分かるけれど、それじゃ子供のまま。この辺りのことを3回のおしっこで表現してるのかなとは思う。でも、マーゴ人前でおしっこし過ぎ(笑)

そして印象的なのが、遊園地のアトラクション。室内で2人乗りのカートに乗る。天井から棒で繋がったそのカートは、自身もクルクル回転しつつ、他のカートにぶつかりそうになりながら動く。マーゴはこのアトラクションが大好きで、ダニエルを誘って乗りに行く。乗っている間は楽しそうにキャーキャー騒いでいるけど、終わってしまった瞬間泣きそうな顔になる。彼女にとって人生もこうであって欲しいのかも。でも、自分では意識していないから、そう出来ていない。いつも刺激的で楽しい人生を送りたいから、彼女は無意識にそれをルーやダニエルに与えてもらおうとしていた。でも、本当にそういう人生を送りたいなら、自分が動かなきゃダメ。自分が動くから人から刺激をもらえるんだと思うし・・・ このシーンはそういうことを表しているんだと思うけど、選曲(テレビにより仕事を奪われたラジオ・スターを歌ったバグルスの「ラジオ・スターの悲劇」!)も含めて見事! このコースターが好きってことは、マーゴも無意識には問題の本質に気づいているんじゃないかってことなんだと思う。なので、ラストもこのコースターのシーンとなっている。1人ぼっちで乗っているこのラストは、ダニエルとの別れを示唆しているのだと思うけれど、個人的には彼女がやっと"自分"で生きなきゃダメなんだと気づいたのかなとも思った。相変わらず泣きそうで、つまらなそうだったけど(笑)

キャストはみんな良かった! 義姉役のサラ・シルヴァーマンはコメディ女優さんらしいけど、アル中でどうしようもない役を見事に演じていた。彼女がマーゴに言うセリフが全てという気がするので、このシーンはお前が言うなと思いつつも納得(笑) ダニエルのルーク・カービーはちょっと濃いめのイケメン。あんまり好みじゃなかったし、この役やっぱり好きになれない。でも、ギリギリ彼の切なさを拾えたのはルーク・カービーのおかげ! ミッシェル・ウィリアムズはこういう役をやらせたらハマるねぇ・・・ いつも悲しげで、危なげでほっとけない感じ。個人的には好きなタイプではないマーゴに、自分を見つけてしまい、共感できる部分を感じさせたのは、ミッシェル・ウィリアムズのおかげ。やっぱり演技上手い。いつも泣きそうな顔が見事! そして、セス・ローゲン!! 主役のミッシェル・ウィリアムズを差し置いて、最後に残していたのは本当に素晴らしい演技だったから。ルーは本当に普通の人。確かに彼は夫としては物足りなかったかもしれないけれど、でも彼は彼なりに刺激を与えたりしていたんだよね。もう、シャワーのエピソードが切なくて。゚(゚´ω`゚)゚。ピー 80歳になるまでやるつもりだったんだよね 実はルーはどのシーンもちゃんとマーゴのこと見てるし、マーゴのこと気に掛けてる。マーゴもそれは分かってるんだけど・・・ ホントにこのルー役のセス大好き! 全然物足りなくない(笑) いろいろ切なかったけど、やっぱりキッパリ拒絶するシーンが、一番切なくて良かったかな。このセス・ローゲンは素晴らしい!!

アル中問題とか、大人になりきれない感じとか、夫婦間や男女間の幸福感や満足感のズレとか・・・ とにかく、よく考えると普遍的で重いテーマを扱っている。軽いタッチとも思わないけれど、ポップな画とポップな曲で見せるので、重くなり過ぎずに見ることが出来る。どこかレトロな感じのマーゴの家のインテリアとか好き。ダニエルがエッチ描写する時のカフェの内装が素敵 マーゴが青、ダニエルが紺の服で、その後ろにエメラルドグリーンのレトロなウォーターサーバー、その左上に真っ赤な飲み物のボトルを配した画がポップでカワイイ! マーゴが着る服はあまり好みじゃないし、意外に露出度多いから絶対着れないけど、見ている分にはポップな色使いがカワイイ! 意外に露出度多い感じもマーゴの危うさを表しているのかも?

書くのとっても遅くなっちゃったから、もう上映終わっちゃったかな? 好きか嫌いか分かれる作品とは思わないけど、女性なら好きじゃなくても感じるところがあるんじゃないかと思う。オススメ!

『テイク・ディス・ワルツ』Official site


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【cinema / DVD】『灼熱の魂』

2012-09-18 00:00:00 | cinema / DVD
・・・『灼熱の魂』鑑賞・・・
昨日は3時間超のマサラムービーを堪能したにもかかわらず、求めていたスーパースターラジニ・カーント正統派バカ映画の反動か『灼熱の魂』を見てしまい、その重さにグッタリ… サスペンス・タッチでおもしろかったんだけど、水丸さんのネタバレうっかり聞いちゃってたからなぁ… #eiga Posted at 01:50 PM



ザックリした感想はtweetどおり。WOWOWで放送されたのを録画して見た。WOWOWシネマには、映画放送時にいくつか枠がある。これはW座という枠内で放送された。W座という映画館から招待状が届くという趣向。招待状は小山薫堂氏の文章に、安西水丸氏のイラスト入り。本編放送前後に、お2人のトークがある。本編終了後は、視聴者も鑑賞後という設定なのだから、当然といえば当然なのだけど、ネタバレがある。偶然、この部分のみ見てしまって、水丸氏の第一声がこの映画の核心中の核心だった・・・

突然亡くなった母親の遺言で、存在も知らなかった父親と兄を探すことになった双子の姉弟。どこかハッキリ語られないけれど中東の国。次々、明らかになる母の壮絶な人生。そして、驚愕の真実に辿り着く・・・ 中東といえば宗教的な対立。キリスト教徒の母が、ムスリムの若者と恋に落ち、双子の兄に当たる人物を身ごもったのが全ての始まり。人を愛する思いは誰にも止められない、たとえ"神"の力をもってしても。でも、それは宗教や政治に縛られていない人間の考え方なんだよね・・・

宗教的な対立による内戦、囚人虐待、母と子、父と子・・・ それらを通して人間の愚かさや、業、罪、そしてそれを超えた"赦し"を描いているのだけど、ストーリー自体は双子の"父"と"兄"探しで進む。なので見ている側も謎解きをしているような感覚で引き込まれて、その重さをあまり感じずに見ることができる。

ただ、これ前述したように私がオチを知ってしまってから見たからかも・・・ 弟が驚愕の真実を知らされるシーンもさることながら、何故母が死に至ったかっていうシーンが衝撃的なので、知らずに見てたらたぶんズシーンと来たと思う・・・ イヤ、そりゃ死んでしまうわ・・・ なんという運命・・・

オチを知って見ていたので、真実を双子に知らせることの是非をずっと考えてた。これを知らせるべきなのか・・・ でも、母親の手紙を読んでみると、やっぱりこれは伝えなきゃならなかったんだなと思った。母親に愛された記憶がない2人、そしてもう1人。母は自らの罪ゆえに彼らを上手く愛せなかった。でも"彼"を赦すことによって、自分も赦されたと思ったのでしょう。だからこそ"彼"にも双子にも「愛している」と言えたのだと思う。

とっても重いし、重いままなので、もう1度見る勇気はないけれど、これはやっぱり見てよかったと思う!


http://twitter.com/maru_a_gogo


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【Googleのロゴ】クララ・シューマン生誕193周年

2012-09-13 00:19:46 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



クララ・シューマン生誕193周年!
もちろん知ってるよ♪
シューマンの奥さんで、女流ピアニストだよね?

一応、毎度のWikipediaによりますと・・・

クララ・ヨゼフィーネ・シューマンは、
ドイツのピアニストで、作曲家。
ロベルト・シューマンの妻としても有名。
ロベルトの死後、ブラームスとの恋愛が取りざたされたが、
確たる証拠はなしとのこと・・・(●゚ェ゚))フムフム

最後の100マルク紙幣に肖像画が印刷されていたのだそう!

Alles Gute zum Geburtstag


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