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【play】「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー 2015」

2015-05-06 23:33:39 | play

 「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー 2015」

 
見ます (@ 東京芸術劇場 (Tokyo Metropolitan Theatre) - in 豊島区, 東京都)

 

 

今年で4年目となる「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー」 男女4人のキャストが、オーケストラをバックにミュージカル・ナンバーを披露するコンサート。2年目からは海外ゲストを迎え、初回ゲストはラミン・カリムルー(感想はコチラ)。昨年は春・秋の公演があり、春はRaminとブロードウェイ(BW)&ウエストエンド(WE)「オペラ座の怪人」ファントム役だったピーター・ジョバック。そして秋はミュージカル・ファン待望のJOJことジョン・オーウェン=ジョーンズ登場(感想はコチラ)! 今回JOJさん再び降臨! ということで、今年も感想をtweetしておいたので、補足しつつレポしたいと思います!( ・∀・ )ゞ


JOJさんは大好きですが、生で聴いたのは昨年の公演と、ソロコンサート(記事はコチラ)のみ。ミュージカル作品での演技は見てないし、ファンと言うのもおこがましい知識量と熱量。さらに、ミュージカルは好きですが、BWやWEはもちろん、日本でもあまり本数を見れていない。好みも偏りがあるので、知識も偏っているし不足しています。なので、あくまで備忘メモ的な感覚で書いております┏○ペコ

 

 【MMS2015】とりあえず、セトリ

 

 

【出演者】安蘭けい、中川晃教、新妻聖子、平方元基 【ゲスト】ジョン・オーウェン=ジョーンズ、コラブロ


以下、感想!( ・Θ・)ゞピヨッ


【MMS 2015 感想_1】まずはJOJさん。公演毎に違う1曲目はMotN。MMS2014での大感動を再び体験したくて3日ソワレに。ややアレンジ多め?soarでウットリしてBe~の圧倒されるのは相変わらず。客席で聴いている女性は皆クリスティーヌの表情してたはずw

 

JOJさんの歌う曲は、本編22曲中デュエットとコラボ含めて6曲。6組の出演者中最多


1曲目は全3公演で毎回変わる。最終公演である5月3日ソワレはMusic of The Night(「オペラ座の怪人」より)。WEファントムとして人気だったJOJさん。25周年を機に英国ツアー版として、ローレンス・コナーによる新演出版が上演されたけれど、その際同じくファントム役で人気のアール・カーペンターさん(先日の来日記事はコチラ)と共に、ファントムを演じた。MMS2014でMotNの破壊力はスゴカッタ! 緩急強弱高低自在のその歌声に酔わされ、Soar~でウットリして、Be~が会場中に響き渡り、数秒間無音状態に。終わった瞬間号泣した


今回はちょっとアレンジ多めな感じ、昨年聴いて自分も落ち着いて聴けたせいか、そこまで我を忘れるほどでもなかったけれど、クリスティーヌの気持ちが本当に良く分かる。この歌声を聴いてしまえば、やっぱり"音楽の天使"が現れたと思うだろうし、離れられなくなるでしょう。自分も含め会場の女性は絶対クリスティーヌと同じ気持ちになっていたハズ! ラストのNighーーーーーーーt!が好き ここをしっかり待って拍手する観客の皆さんも分かっていらっしゃる

 

 【MMS 2015 感想_2】TLのセトリ見た時はてっきり新妻さんだと思ったWYWSHAはまさかのJOJ!これはPOTO25のシエラの印象が強いから、女声がいいかなとも思うけど、繊細な歌唱が良かった!BHHはもう完全にJVJ!足元で丸くなるマリウスが見えた!さすがの一幕トリ。


最新アルバム「RISE」は買ってない Wishing You Were Somehow Here Again(「オペラ座の怪人」より)が収録曲であることを知らず、てっきり新妻聖子さんが歌うと思ってて、JOJさんが歌うと聞いてビックリ! tweetにもあるけど、やっぱり「オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン」(POTO25)でのシエラ・ボーゲスの歌唱が圧倒的で、印象の薄かったクリスティーヌ持ち歌を、一気に重要な曲に押し上げた。それもあって、やっぱり女声がいいかなとも思うけれど、良かったと思う。前半は切々とした感じで、盛り上がり部分まで全くよどむことがないのはさすがの歌唱。


Bring Him Home(「レ・ミゼラブル」より)は、これはもう安定の歌唱。先日、オリジナル・ジャン・ヴァルジャンこと、コルム・ウィルキンソンさんのBHHを生で聴いた(感想はコチラ)身としては、やっぱりコルムさんこそがJVJだと思うけど、JOJさんのBHHを聴けば、やっぱりJVJだと思う。でも、それはコルムさんの本物感とは違う、本物感だったりする。どちらもバリケードが見えるけど、その背景のバリケードは似てるけど違くて、それを入れ替えることは出来ないというか・・・ 何言ってるのか良く分からないけど  こちらもhomーーーーーe!としっかり発音する歌唱で、同じく最後まで待つ皆様。素晴らしい これは、気持ちよかろ(笑)

 

【MMS 2015 感想_3】これを聴きに行ったBui Doi スゴカッタ!それしか感想がないw JOJさんのBui Doiは聴衆に静かに、でも力強く訴えかける感じから始まり、熱が上がって行く。でも、単に感情が高ぶっちゃったんじゃなくて、そういう風に演説しようと思ってる感じ。完璧


これを聴きに行ったのです! 実は今回MMSはスルーする予定だった。ソロコンサートがあるなら、そちらに予算を回したいと思っていたので。でも、Bui Doi(「ミス・サイゴン」より)を歌うと知り、その時点では8月のソロコン発表はなかったので、絶対聴きたいと思いチケット取った。ある方に聴いて頂きたかったと思いながら聴いていたら、導入部コラブロのコーラス部分から泣けたけど、JOJさんまさかの動画撮影しながらの登場 ビックリしていたら、スッとジョンになって歌い始めて、またビックリ(笑) 


しかし、これはホントにスゴカッタ! 何故あんな風に登場して、この歌唱が出来るんだろ? この曲はベトナム戦争から帰還した、主人公の恋人クリスの友人ジョンが、米兵との間に生まれた混血児ブイドイの悲惨な現状を訴える曲。演説している設定なので、訴えかける歌唱はデフォルトだと思うけれど、JOJさんのBui Doiは話している間に感情が高ぶったというよりも、説得しようと思っている感じが強い気がする。こういう風に訴えようというプランがあるというような。こう書くとなんか偽善者みたいな感じだけどそうじゃない。救いたいという思いがあって、そのために説得しなきゃと思っているというか・・・ 上手く言えないけど、とにかく良かったということが言いたいわけです!(笑) イヤ、これはホントにスゴカッタ! コラブロとの掛け合いみたくなるところの、声量と歌唱が! 終わった瞬間号泣。涙が止まらなかった。

 

 【MMS 2015 感想_4】POTOは新妻さんも素晴らしかった!テンポ早めだったけど、ファントムが誘導してるのちゃんと分かる。Sing once again~から、うわー本物だと思ったw TIHYSはクリスへの思いが切なくて泣けた。前半の打ちひしがれてる感じがもう(ノД`)


The Phantom of the Opera(「オペラ座の怪人」より)は新妻聖子さんとのデュエット。これは新妻さんもJOJさんに負けない声量と歌唱で、聴きごたえがあった。この曲の見せ場はラストのクリスティーヌの声がどんどん上がるところだと思うけど、個人的にはファントムの歌い出し”Sing once again ~”が重要。JOJさんのここ圧倒的で、特にonceが素晴らしい! 続くMy powerも好き 本物感がハンパない! かなりテンポが早かったように思うけれど、2人完璧。新妻さんは大人な印象のクリス。ドレス姿も相まって、ゴージャスなデュエットだった。


昨年のソロコンでも披露したTill I Hear You Sing (「ラブ・ネバー・ダイ」より)。これはやっぱりRaminの歌唱が好きだけど、4 Stars(記事はコチラと、コチラ)でも、途中までしか歌ってくれなかったので、生で聴いたとは言い難い 前回もとっても良かったのだけど、今回特に感じたことは、とにかくクリスティーヌへの思いが切ないということ。「オペラ座の怪人」の10年後を描いた作品なので、ファントムは10年間ずっとクリスティーヌを思い続けていて、今は遠く離れて声を聴くことすら叶わない。その絶望感が伝わって来る。そして、君の歌を聴くまでと歌い上げる。Till I ~ の"I"も完璧。本編でのJOJさんはこの曲がラスト。ラストにふさわしい心のこもった歌唱だったと思う。感動

 

 【MMS 2015 感想_5】安蘭けいさんは、メモリーも良かったけど、蜘蛛女のキスが迫力があって素晴らしかった!2幕では歌い終わって、MC忘れて帰りかけて慌てる場面も笑いに変えて、MC部分でも盛り上げてくれて楽しかった♬


MMSといえばの豪華ドレス。安蘭さんの最初の青のドレスは素敵だった! ウェディングドレスのような白のドレスも素敵で、生花をあしらった髪飾りも素敵。MC時に平方元基さんに、カスミソウの量が増えて行っていることを指摘され、笑いを取る場面も。2幕でWith one look(「サンセット大通り」より)を歌い終わって、帰ろうとしてしまい、一緒にMCをしようと出てきた平方さんに「まだですよ~」と言われて慌てる姿も(笑) 「気持ちよくなって、帰ろうとしちゃった」とカラリと笑う姿が男前! 蜘蛛女のキス(「蜘蛛女のキス」より)の歌唱が素晴らしかった

 

  【MMS 2015 感想_6】中川晃教さんは歌唱法が独特で、それが自分の中でハマった曲は「君の瞳に恋してる」これはサビ部分を演奏するオケでゾクゾクしているところに、歌が被ってくるのが最高だった!新妻さんとの「世界が終る夜のように」も良かった。あの曲のラストの盛り上がりは好き。


中川晃教さんはお名前はもちろん知っていたのだけど、恥ずかしながら見るのは初めて。少し高めの声と、節回しが独特の歌唱法。上手く言えないけど、わりとブツブツ切る感じの歌唱っていうのかな・・・ 本来は正統派歌唱が好きなので、この歌唱はちょっと苦手。でも、ミュージカル大好き! 楽しくて仕方がない! というオーラが魅力的。キラキラブーツも素敵(笑) 君の瞳に恋してる(「ジャージー・ボーイズ」より)は素晴らしかった! あの、サビ部分をフルオケで聴けたのも鳥肌 世界が終る夜のように(「ミス・サイゴン」より)は独特の歌唱控えめで、この曲好きなこともあり感動。新妻さんも素晴らしかった!

 

  【MMS 2015 感想_6】新妻聖子さんは個人的にレリゴーが食傷ぎみで… 中川さんとの「世界が終わる夜のように」は良かった!これは泣きそうになった。そしてJOJさんとのPOTOが素晴らしかった!最高音もキレイで力強く、JOJファントムの誘導について行ってるのが伝わる。


新妻聖子さんも生で見るのは初めてかな? 細いのに声量があってビックリ! GOLD(「GLOD ~カミーユとロダン」より)が迫力があって良かったけれど、元の作品を未見なのでコチラの思い入れが少なくて申し訳ない JOJさんとのPOTOも素晴らしかったけど、個人的に一番印象に残ったのは、世界が終る夜のように。これはちょっと涙が出た。この曲の壮大な終わり方は胸が熱くなる。

 

 【MMS 2015 感想_7】平方元基さんは地声部分があまり好みではなかったのですが、中川さんとの「闇が広がる」では、その声が逆に合っていたように思う。とはいえエリザベート未見なのですが(o´ェ`o)ゞ MCでは安蘭さんのかすみ草にツッコミを入れるなど、楽しませてくれた。

 

細い! 王子様声とも言えるかもだけど、個人的に地声部分が苦手 声量もフルオケ相手だと足りないかも・・・ 闇が広がる(「エリザベート」より)は、その声が合っていた。曲数が少なかった分、MCで盛り上げてくれた

 

 【MMS 2015 感想_8】1幕一番感動したのは実はコラブロのSomewhere!WSSの中でも幻想的な場面だけど、5人の美しいハーモニーが素晴らしく、自分がどこにいるのか分からなくなるような感覚に。Starsがこうなるのか?!と驚き。そしてJOJさんとのBui Doi!!


今回初めて聴いたCollabro。ヴォーカル・グループを聴く機会はあまりないけど、美しい歌声で感動。特に良かったのはSomwhere(「ウエスト・サイド物語」より)。とっても美しい瞬間だった。WSSでの幻想的なバレエ・シーンが脳内再生された(笑) そして、この日一番の感動JOJさんとのBui Doi。力強く美しいハーモニー。この世で一番繊細な楽器は人間の喉であるという言葉が、納得できた瞬間。

 

【MMS 2015 感想_9】EN全公演ODMなのだと思ってけど違ったのね?ODMは個人的にはJOJさんがアンジョも歌った去年の方が好きだったけど、こちらもスゴイ迫力!もう1曲?とJOJさんが言って、なんと「民衆の歌」これがまた素晴らしくて涙と震えが止まらなかった!

 

アンコールは絶対One Day More(「レ・ミゼラブル」より)だと思っていたので、前奏が鳴って( ̄ー ̄)ニヤリ  JVJ=JOJ、マリウス=中川晃教、コゼット=新妻聖子、エポニーヌ=安蘭けい、アンジョルラス=平方元基、ジャヴェール=コラブロの低音の方、ティナルディエ夫妻=コラブロ。昨年より人数が多いので最後の合唱は迫力大だったけど、JOJアンジョ聴きたかった! ODMはアンジョルラス重要なんだけど、平方さん声量が足りない


もう1曲?とJOJさんが言って、イヤイヤと手を振る安蘭さんをよそに、指揮者の梅田敏明さんに耳打ち。するとDo You Here  People Sing(「レ・ミゼラブル」より)の前奏ががが! ワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪ もちろんJOJアンジョの歌い出し。きちんとパート分けされていたので、急に決まったことではないと思ったけど、3日マチネのアンコール曲だったのね? この曲はやっぱり気持ちが盛り上がる。各パートを歌うキャストをガン見するJOJさんもツボ! ラストにふさわしい合唱で終了。2曲続けてレミからは泣くわ 素晴らしかった!! 


自分の席(1階LB前方)だと、時々音というか、声が割れて聴こえる時があって、ちょっとそれが残念だったのだけど、コンサート全体としては大満足。やっぱりフルオーケストラの演奏は気持ちいいし、それをバックに気持ちよさそうに歌うキャストの歌声も素晴らしい! とにかく、JOJさんのBui Doiが聴けて、それだけで幸せ お金下すの忘れてて、チケット買えなかったので、頑張って8月のソロコンサートチケット取る


そんなJOJさんのtweet

What a HUGELY enjoyable final concert here in Tokyo. Took a selfie during the finale!

 実はJOJさん歌いながらSelfieしてるのだけど、個人の方がたくさん写っているので、ここへの掲載は控えます! tweet内のリンクから行ってみてください


そしてなんと!


Karaoke + me + = A VERY NOISY ROOM

 

あの後、カラオケで歌ったの 楽しんでくれたようでなにより! 8月楽しみにしてまーす

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【play】「ミス・サイゴン」観劇@帝国劇場

2014-08-15 00:00:00 | play
「ミス・サイゴン」観劇
今日は「ミス・サイゴン」市村エンジニア残念だけど、筧エンジニア楽しみ終演後イベントあるみたいで、こちらも楽しみー Posted at 08:58 AM

2012年に新演出版に生まれ変わった「ミス・サイゴン」 とっても評判が良かったので、再演にあたりチケット取って行ってきた! 先行抽選で入手できたのは第2希望のA席。かなりの人気で、この日も1階席はほぼ満席!

見るよ市村さんへ応援メッセージを送ってきた!頑張れ市村さん http://t.co/uylHVdvqNm Posted at 06:06 PM


帝国劇場入口


市村エンジニア

プレビュー公演の数回に出演した時点で、早期の癌であることを公表し、休演宣言したエンジニア役の市村正親氏。エンジニアは日本初演から演じている役で、長年在籍していた劇団四季を退団後、最初に出演した作品ということで、ご本人にとっても大変思い入れのある作品だったのだそう。つい先日放送されたテレビ番組でも、エンジニア役に取り組む姿を見ていただけに、とっても悲しい・・・

内視鏡による手術も成功し、現在は療養中。劇場の一角にはメッセージを送るコーナーがあった。往復はがき状のメッセージカードは、半分にエンジニア姿の市村さんがプリントされている。真ん中で切り取るとハガキになる仕様で、持ち帰ってポストに投函もできるけれど、BOXが設置されていたので、その場で記入して投函しておいた。

ガンバレ市村さん!!

ここでイベントあるみたい? http://t.co/eqXYVI8NLN Posted at 06:03 PM


DREAMLAND


Obon de Saigon出演者

事前にメルマガ情報で特別イベントの企画があるのは知っていたので、早めに行って場所確認!! ここで行われるのだとするとかなり近くでキャストが見れるぞー((o(´∀`)o))ワクワク となったわけです(笑)

本日のキャスト http://t.co/cjY5ycft1z Posted at 06:06 PM


2014年8月14日夜の部のキャスト

金銭面の問題で、回数を見ることはできないし、題材的に辛い内容なので、あまり何度も見る気も・・・ ってことで、見るのは1回と決めていた。なのでキャストにはこだわった。と、いってもそんなに詳しいわけではないのだけど(o´ェ`o)ゞ ということで、自分のこだわりキャストは、エンジニア:市村正親、キム:笹本玲奈、クリス:原田優一、ジョン:上原理生。ジョンは岡幸二郎も気になったのだけど、「レ・ミゼラブル」のアンジョルラス役が素晴らしかったので。残念ながら市村さんは見られなかったけど、筧利夫さんも見たかったのでOK!


Miss Saigonバナー

キム&クリスhttp://t.co/gZ1BFmtlO2 Posted at 06:07 PM


昆キム & 上野クリス


知念キム & 原田クリス

幕間、泣いたどう考えても幸せな話じゃないのに、曲の素晴らしさや、キャストの素晴らしさで、圧倒される!まさか、"世界が終わる夜のように"で泣くと思わなかったいきなり涙が止まらなくてビックリ!タムがかわい過ぎてまた泣くみたいなw Posted at 07:40 PM

いろいろ言いたい部分は次に書くとして、まずはやっぱり力のある作品だと思った。そしてキャストの素晴らしさ。メインキャストはもちろん、アンサンブルが素晴らしい! 両親を目の前で殺され、たった1人でサイゴンに逃げてきた17歳の少女が、娼婦になるシーンが享楽的に描かれるのは、女性としてはやっぱり複雑。でも、そんな中で巡り合ったキムとクリスが、それでも愛や世界の美しさを歌う"世界が終わる夜のように"を聴いているうちに、涙があふれて止まらなくなってしまった・・・ これは自分でも意外だった。訂正! "世界が終る夜のように"でも泣いたのですが、最初に涙があふれて止まらなくなったのは、"サン・アンド・ムーン"だった! "世界~"は2人のデュエットといえばという曲だし、絶対泣くと思ってたんだけど、"サン・アンド・ムーン"で泣くと思ってなくてビックリしたのだった! イヤ、こちらも美しい曲ではあるけど・・・ まだ泣くの早くない?と思って(笑)

実はちょっと不安もあった。前回見たのは20年以上前。その時には楽曲の美しさ、実寸大のヘリコプターや、巨大ホーチミン像の登場などに感動したものの、キムの運命の理不尽さや悲しさもあって、作品にハマるところまでは行かなかったから。 まぁ、当時は繰り返し見るという感覚が自分の中になかったこともあったけれど、再演しても見に行かなかったのは、やっぱりちょっと引っかかるものがあったんだと思う。

【ミス・サイゴン②】実は初演で見て以来で、細かい部分は覚えてなかったなので演出の違いがあまり分かってないけど、セットが全体に暗くて、でも戦時中のサイゴンの混沌とした感じや、退廃的な感じが伝わる!クリスとキムの認識の違いも分かりやすいかも… Posted at 07:46 PM

正直に言うと、舞台でも映画でも戦争がテーマの作品はあまり見たくない。本当のことを知るべきだと思うのだけど、誰かが決定的に辛い思いをしたり、酷い目にあったりするのを見るのが辛くて・・・ なので、「ミス・サイゴン」も題材的にあまり惹かれるものではないのは事実。この作品のベースとなっている「蝶々夫人」については、あらすじを読んだだけでライラしてしまうほど。いくら時代をベトナム戦争時のベトナムに置き換えたとしても、アジア人蔑視、女性蔑視が見受けられるのは確か。前回見た時はキムと同世代だったこともあり、その辺りのことは漠然とした理解だったけど、大人になってから咀嚼すると暗い気持ちになってしまう部分があった。

ということで、不安半分期待半分な感じで見始めたわけだけど、やっぱりパワーのある作品だなと思った。「レ・ミゼラブル」の大成功を経て、同じく作詞:アラン・ブーブリル、作曲:クロード=ミシェル・シェーンベルク、製作:キャメロン・マッキントッシュが作り上げた。ロンドン初演は1989年。製作側の勢いもあっただろうし、時代の勢いもあったのだろうと思う。日本初演は1992年で、調べてみたら2012年の新演出版による再演以外にも、2004、2008、2009年に再演していた。イヤ、2011年に『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』を見るまで、ちょっとミュージカル熱が冷めていたので・・・ 2012年の新演出版はかなり気になったのだけど、結局スルーしてしまった。なので、新演出版についても調べてもいなかったので、今調べてもあまり情報が・・・ てっきり「オペラ座の怪人」新演出版、「レ・ミゼラブル」新演出版のローレンス・コナーによる演出なのかと思っていたけど、どうやら違うような? ダレン・ヤップという方の名前が出てくるけれど、この方は日本公演の演出補のようだし・・・ まぁ、いいのだけど、せっかくなのでちゃんと知りたかったし、きちんと記録として残しておきたかったので・・・訂正:やっぱり、ローレンス・コナー演出であっているようです!

初演の時のセットや衣装など細かいことは、ほとんど覚えていない。もともと明るい話ではないし、キムやエンジニアの職業柄夜のシーンが多いから、明かるい感じではなかったと思うけれど、より薄暗くなったというか・・・ よりリアルな感じになったように思う。といっても、ベトナムに行ったことがないので、詳しいわけではないのだけど・・・(o´ェ`o)ゞ ただ、アジアの混沌とした感じというか。エンジニアの店"ドリーム・ランド"も退廃的なムード。でも、ここの内装はそんなにアジアっぽくなかったような。これは米兵を意識してのことかな? ここでの"火がついたサイゴン"の迫力はすごかったし、このシーンと、2幕の"アメリカン・ドリーム"での女優さんたちのスタイルの良さにビックリ!

この次のtweetでつぶやいているけど、今回見て感じたのはクリス側の視点が明確になったこと。これは自身が大人になったからってだけではなく、演出上もそうなっているという気がするのだけど、違うのかな? これも後のシーンに出てくることにつながるのだけど、クリスは国のためにアメリカ人としての誇りを持ってベトナム戦争に参加した。彼の中では正しいことをしているつもりだった。でも、帰国したら戦争反対という空気。この辺りのことはベトナム戦争のことを詳しく調べなきゃならないと思うのだけど、ちょっと時間もないし長くなるので、毎度のWikipediaを貼っておく! とにかく、帰国したけれど歓迎されるどころか白い目で見られてしまったクリスは、居場所を失って再びサイゴンへ。てっきりクリスが兵士なんだと思っていたので、サイゴン陥落や、大使が引き上げる情報も知らないってどういうこと?と思っていたけど、大使館のドライバーだったんだね・・・ それにしても、大使が引き上げる時期を知らないっていうのもどうかと思うけど・・・ 急に決まったから? まぁ、そのツッコミはいいか(笑) そんな中、「全て終わりだ、ごみ溜めだ」っていう気持ちでいたところにキムと巡り合ってしまった。で、当然キムも、初演時キムと同世代だった自分も、クリスの思いを"愛"だと思ったわけです。もちろん、愛情もあったでしょうが、最初にキムに一緒に暮らそうって言った時、クリスは間違いなく結婚は考えてなかったね・・・ でも、キムは一緒に暮らす=結婚だと思った。それは文化の違いもあったと思うし、恋愛に対する考え方の違いもあったし、キムの現在の状況もあった。

初演の時はキムに感情移入して見ていたので、自分もクリスの一緒に暮らそう=結婚だと思ってしまった。だから、2人の仲を裂いたのは戦争なのだと思っていた。もちろん、それはそうなのだけど、今回改めて見てみると、この時点でクリスはキムに恋しているけれど、生涯の伴侶とまでは考えていなかったと思う。志願して国のために戦ったプライドを傷つけられた彼は、キムを守るということでプライドを保とうとしていたのだと思う。もちろん、それも愛情だし、無意識下でのことだと思うけれど・・・ 一方キムは、戦争で両親や家を失い、たった1人でサイゴンに出てきた。そこで、知り合った年上のアメリカ兵士にすがってしまう気持ちはよく分かる! もう、キムにはクリスしかない。だから、キムはクリスと一緒にアメリカに行けば幸せになれると考えてしまう。それも分かる。でも、本当にそうなるかは誰にも分からない・・・ そんなことを考えていたら、幸せなはずの"ウェディング"シーンも切なくて。・゚・(ノД`)・゚・。

ウェディングシーンは以前と感じが違うなと思っていた。何で出席してる男の人たちは無関心な感じで、フォー(?)食べたりしてるんだろうと・・・ 終演後のイベントで分かったのだけど、旧演出ではクリスが買ったキムの家という設定だったけれど、新演出では開店前のドリームランドで行われている。だから、男性たちは式に出席しているわけではなくて、開店の準備をしているのだそう。自分で買った家であの儀式をされたら、さすがにこれは結婚式か?って気づくけど、開店前の店でのあの感じだったら、キムが結婚するつもりだとは思わないかも。曲の意味が分からなくて、婚礼に歌う歌だとキムに言われてビックリする演出は以前はあったかな? これは演出なのか、原田優一の演技なのかは不明だけど、やっぱりあくまで2人の"結婚"に対する考え方が違うということを印象付ける意図はあるということなのでしょう。そして、それも悲劇の一因でもある。クリスがその気だったら、キムの出国手続きなども、もう少し早く手続きしたと思うので・・・

2人の前にトゥイが現れるのは全く覚えてなかった! 結婚式に乱入してたんだね?! そんなドラマチックな展開を覚えていないとは・・・ 2人でトゥイを追い返し"世界が終る夜のように"を歌うと場面が変わり、一気に不穏な雰囲気に。巨大なホー・チ・ミンの頭像(?)が出現! 以前は全身像だったけど、頭部のみの方が異様さがましたような・・・ その頭部の前でドラゴンダンサーたちが歌い踊る。かなりアクロバットなこのダンスシーンは、ケガ人も出ているようで、まさに迫力満点。この、強烈なアジア風味を好きか嫌いかってこともあると思う。でも、この迫力はスゴイ! そして現れるエンジニア。3年の月日が経っていた・・・ えー?!そうだったっけ?! ヘリコプターは?!とか思っていたら、そういえばヘリコプターは2幕だったと思い出した。そう、あれは回想シーンだったんだ・・・ トゥイはかなり出世しているみたいだけど、実際どういう地位なのかは疎くて分からない・・・ 戦争モノ苦手なので、大尉>中尉>少尉なのは分かるけど、大佐と大尉どっちが偉いのかサッパリ エンジニアにキムを探すように言うんだった! そうだった・・・ なぜ覚えていないのか・・・

そして、現在のキムとクリスの妻エレンが、それぞれクリスを思って歌う「今も信じてるわ」のシーン。以前見た時はやっぱりエレンを好きになれなかった。女性って例えば浮気した旦那や彼氏が悪いのに、相手の女性のことを憎む傾向にある気がする。やっぱり取られたって思うからかな? キムの恋愛の障害としか見れなかった。演出の違いもあると思うけど、やっぱり視野が足りてなかったんだろうな・・・ でも、実際のキムとクリスの壮絶な別れのシーンは2幕で出てくるわけだから、初見だと誰?!とはなるよね(笑) 実はクリスはキムが死んでしまったと思っていたわけで、その事やサイゴン陥落などの体験で、いわゆるPTSDになっているわけで、そういう状態の苦しみを支えていたのはエレン。エレンはクリスがベトナム戦争に行ったことは知っているし、そこでの体験が彼を苦しめていることは分かっているらしい。でも、何に傷ついたのかは分かっていないし、キムの存在も知らないわけで、そう考えるとそばで苦しむ夫を救えない、しかも悪夢らしいとはいえ自分ではない女性の名前を呼ばれるのは辛い・・・ 今回、一番見方が変わったのがエレンだった。

さて、キムは難民キャンプ的なところにいるのかな? 何人かの男女と共に住んでいる感じ。そこにエンジニアがトゥイを連れて来る。ここのトゥイの泉見洋平の演技が良かった! トゥイは親が決めたキムの婚約者だけど、アメリカ兵と対立するベトコンの象徴でもあるわけで、以前の演出にはキムに対する執着が、ややストーカー的というか、欧米人がアジア人に対して感じているであろう、無感情というか・・・ 上手く言えないな・・・ 欧米でも昔は親の決めた相手と結婚していた時代もあっただろうし、この時代でも完全に自由恋愛のみではなかったとは思う。でも、恋愛して結婚するというのが普通だったのだろうと思う。よく知らないので憶測だけど・・・ そういう意味では、親の決めた結婚を頑なに守る感じを、理解できないものとして捉えている部分はあるのかなと・・・ 欧米人、特にアメリカにとってベトナム戦争は敗北するはずはなかったのだと思うので、ベトナムに負けた(もちろんベトナムだけに負けたわけではないけれど・・・)ことを理解出来なかっただろうし、それはいわゆるアジア人は理解できないということにしないとバランスが取れないのかなと・・・ その象徴がトゥイという人物なのかと思っていた。なので、前回トゥイに感じていたのはキムに対して愛情もあるだろうけれども、それは"俺のもの"という部分が大きい印象。今回はその"俺のもの"は"=守るべきもの"という要素が加わっているように思う。そして、やっぱりトゥイはキムを愛していたのだと思う。2人がどんな間柄だったのかは描かれていないけれど、きっとトゥイは幼い頃からキムを自分の妻となる人物として愛してきたのだと思う。だから、「戦いながら見たよ、嫁いでくる夢を」と歌っているんだよね? 彼にとってはキムとの人生が心の支えだった。このトゥイとキムのシーンは切なかった・・・ ここで、トゥイと一緒に行けたら幸せになれたかもしれないのに・・・

後ほど追記!

【ミス・サイゴン③】後半も良かった前見た時はずっとキムがかわいそうと思っていたけど、クリスやエレンの気持ちもよく分かった?「アメリカ人ならやれたはず」だったんだよね?でも、誰もがスーパーヒーローなわけじゃない… しかし、なんとかならなかったのか…? Posted at 10:05 PM


【ミス・サイゴン④】辛い結末なので、すぐまた見たい!!とはならなかったけど、やっぱりこの作品は好き!でもでも!やっぱり違うよキム!!とか思ったり?ベトナム戦争や、あの時代のアメリカをよく知らないので、エラそうなことは言えないけど、あの頃のアメリカンドリームは特別だったんだろう… Posted at 10:10 PM

【ミス・サイゴン⑤】キャストみんな良かった!筧さんは経験ありとはいえ、短期で見事エンジニアのしたたかさ、笑の中に感じる哀しさ、笹本キムは可憐な中にも強さかあって良かった!原田クリスはキムを守ることで、自分を保っている感じが切ない木村エレンも良かった!あと、トゥイの人!! Posted at 10:17 PM

(2014.12.17 ブログ移転にあたり、備忘メモが残っている記事につき、追記しようと考えているけれど全部は無理 ただし、この記事は書きたいと思っているので、とりあえず備忘メモを残しておく!

【気になった点】調べる!
①WE&BWエンジニア役はアジア系? フランス人とのハーフの設定なので・・・
②当時のベトナムについて(戦争前後)
③アメリカンドリーム→アメリカ人ならやれたハズ! 人種差別的? 逆にプレッシャー?

全てを調べて追記に反映するかは謎ですが・・・(o´ェ`o)ゞ)

イベント待ち!キャスト通る側で待機!!スゴイ近い http://t.co/AzfA8GPMT4 Posted at 09:06 PM


イベント待ち

【ミス・サイゴン イベント①】期間限定イベント9回目は「ウェディングDAY」ということで、キム&クリスのウェディング場面に登場するキャストが登壇!裏話やウェディングソングを披露。どうやら、初演時は4層だったコーラスが、2012年に3層になり、今公演でまた4層に戻ったのだそう! Posted at 12:05 AM

【ミス・サイゴン イベント②】最高層担当はイヴォンヌの磯貝レイナ。今回登壇したキャストの中で1人アオザイではなかった。実は初日に急遽変更になり、他のキャストもビックリしたのだそう。3層も素敵だったけど、やっぱり4層の方が迫力があるし、素敵! Posted at 12:08 AM

【ミス・サイゴン イベント③】結婚式で記念撮影をするシーン。実は演出家から変顔をするように言われているそうで、キム以外のキャストは変顔もしくは、変なポーズをしているのだそう。キム役笹本玲奈は知らなかったらしいw Posted at 12:10 AM

【ミス・サイゴン イベント④】女性キャストに混じり登壇した中田洋介は、結婚式でウェディングソングを歌っている間に、麺を食べているウェイター役。本当に食べているそうで、基本はうどん。健康を考えて、たまにはラーメンやフォーが出るそうで、具も変わるそうだけれど、中には酷い具も・・・ Posted at 12:13 AM

【ミス・サイゴン イベント⑤】ワースト3は、昆布巻き、2位が忘れた・・・ つゆを吸ってしまった天ぷら?1位はジョン役岡幸二郎持参の辛いラーメン。ちなみに本日は笹本玲奈のたこ焼き。当ててたお客さんいた!たこ焼きはおいしかったけど、つゆを吸ってしまっていたそうw Posted at 12:16 AM

【ミス・サイゴン イベントおまけ】事前に名前と座席番号を記入、ロンドン公演版グッズが4名に当たる抽選が、イベント内で行われた。見事にハズレ。・゚・(ノД`)・゚・。 Posted at 12:18 AM



http://twitter.com/maru_a_gogo


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【play】「War Horse」観劇@東急シアターオーブ

2014-08-09 00:00:00 | play
「War Horse」観劇
幕間!パペットがスゴイ!!本物の馬みたい!! (@ 東急シアターオーブ (TOKYU THEATRE Orb) - @theatre_orb in 渋谷区, 東京都) https://t.co/jo09U1kWT2 http://t.co/1cCiXvItTP Posted at 08:21 PM




素晴らしかった舞台なので映画よりもアッサリ風味だったりするけど、とにかくパペットがスゴイ!!小刻みに震えたり、小首を傾げるだけで、ジョーイが怯えたり、怒ったり、喜んだりが伝わってくる!これは生で見てホント良かった!! http://t.co/bVxUpwZRtS Posted at 10:02 PM



【ウォー・ホース感想②】アルバートの人も良かったけど、ミュラー大尉良かった善良な人が戦争で失いかけた人間性をを取り戻す姿に感動ラストはやっぱり感動! Posted at 10:08 PM

【ウォー・ホース感想③】セットはシンプルだけど、舞台上の雲のような形のスクリーンに、背景などを映す演出が良かった。雲になったり、塹壕から見た空になったり… Posted at 10:10 PM

【ウォー・ホース感想④】カテコで撮影OKなの忘れてて、慌ててiPhone起動したけど、トップソーンぶれぶれ http://t.co/ZDvQ2ce2B5 Posted at 10:13 PM





【ウォー・ホース感想⑤】ジョーイはウマく撮れたかな?馬だけに← http://t.co/61G4ykGsQJ Posted at 10:14 PM




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【play】「ラブ・ネバー・ダイ」鑑賞@日生劇場

2014-03-27 00:00:00 | play
「ラブ・ネバー・ダイ」鑑賞(感想は後日?)
見ます!予約した席が見切れ席ってことで、急遽引き換えになった(´・∀・`)エー (@ 日生劇場 (NISSAY THEATRE)) http://t.co/l6hv1yjIk2 http://t.co/qZ3QACPNGq Posted at 06:04 PM



日生劇場に来たのは久しぶり! 劇場内のことは内装とか記憶にあったけど、ロビーの感じとかすっかり忘れちゃった(o´ェ`o)ゞ 段差があんまりなかった記憶があって、チビッコなので前が大きな人だと見えなくて辛い・・・ ということで、初のグランドサークル席を予約。乗り出すように見たらいいかなと思い、グランドサークルの左端1番前のチケットを購入。



チケット出して入ろうと思ったら、見切り席になるので受け付けで対応しますとのこと・・・ セットを組んでみたら半分くらい見えないことが分かったため、振り替えの席を用意したとのことなんだけど、前方ではあるものの左端・・・ これ見えるのか? 席についてみたらなるほど両端にかなり大きなセットがあって、舞台奥は見えないかも。この位置でも、見切れてしまう部分があった。常に右の方を向いてみるような形だったけれど、舞台が上の方なので人の頭がじゃまになってしまうことはなし。真ん中の方の席でも大丈夫だったかな? 次回の参考にしようφ(・ェ・o)メモメモ

濱田クリスの日を取ったのだけど、平原クリスだ!でも、とっても評判いいから楽しみ♪初こども店長! http://t.co/38SsDy2a0a Posted at 06:05 PM

キャスト自体には特別こだわりはなかったのだけど、やっぱりオリジナル「オペラ座の怪人」の日本版初代ファントムとういうことで市村正親さん、クリスティーヌは濱田めぐみさんもあまり合っているように思えなかったのだけど、平原綾香さんはちょっと不安だったので(ごめんなさい)ので濱田めぐみさん、ラウルは橘慶太さんを全く知らなかった(ごめんなさい・・・)ので田代万里生さんの日を取ったつもりだったんだけど・・・



キャスト表を見たらクリスティーヌが平原綾香になってた。濱田クリスも評判良かったけど、実は平原クリスの評判がとっても良くて、見てみたかったなぁと思っていたところだったので、これはうれしい誤算! 今、キャスト予定表見ると最初から平原綾香となっているので、間違えてた? まぁ、いいか(笑) グスタフを選んだ覚えがないのだけど、加藤清史郎くんで、こちらは「レ・ミゼラブル」で見れなかったのでうれしい

しかし、未だに慣れない「ラブ・ネバー・ダイ」 三人称単数現在でLOVEはITに置き換えられるから、本当は「Love Never Dies」で「ラブ・ネバー・ダイズ」が正しいんだけど、ダイズがDiesで"死"に結びつきにくいか・・・ でも、ちょっと気持ち悪いんだよねぇ(。-`ω´-)ンー

以下、感想tweetをどうぞ!( ´∀`)つ

【LND幕間】素晴らしい!なんて妖しく美しい!!とにかくセットと衣装が芸術的!BD版ではデコっぽかったけど、これはアールヌーボーだね!メグたちのショーの衣装の色合い!グラデーション素晴らしい!そしてTBUのサイドショー!妖しく美しい!素晴らしい!! Posted at 07:57 PM

【LND幕間②】正直、あの難曲を歌いこなせているのは、平原綾香と笹本玲奈くらいかなー?でも、演技力で補って余りある!ないたー!2幕も楽しみ♪ Posted at 07:56 PM

【LND感想】2幕もよかったのだけど、やっぱりこの作品はTBUだなぁ… 録音だったけど(、ン、) ラストも感動的なんだけど、メロドラマだから… でもでも!平原クリスのLND!素晴らしかった!!歌が上手いのは知ってたけど、ここまでとは!高低全て言葉が聞き取れる!素晴らしい!! Posted at 09:27 PM

【LND感想②】BD版を踏襲しつつ、さらにブラッシュアップされたセットと衣装が素晴らしい!!細部まで手を抜いていない!日本人にフロックコートはムリだと思っていたら、燕尾服っぽかったり、ロングコートっぽいのになっててカッコイイ!クリスの孔雀衣装が美し過ぎて軽くめまいw Posted at 09:31 PM

【LND感想③】市村ファントムは歌はやっぱり辛い… 聴き取れない部分あり… ただ、やっぱりファントムなんだよねぇ… さすが初代ファントム!全てがファントムだった。平原クリスは可憐な中にも力強さがあってすごく良かった!さすがALW卿のお気に入り!玲奈メグかわいい!そして切ない! Posted at 09:34 PM

【LND感想④】鳳ジリーは声が出てなかった… でも、ジリーの威厳と、裏切られた哀しさが良かった!万里生ラウル良かったけど、やっぱりちょっと若いかなぁ… オリジナルラウルくらいだものねぇ… ちょっと部が悪かったかも? 清史郎くん良かった!!歌はたどたどしとこもあるけど、カワイイ! Posted at 09:39 PM

【LND感想ラスト!】イヤ!これやっぱり生で見てよかった!!ストーリーは確かにメロドラマだけど、あの妖しくも美しい世界は生で見なきゃ!!あー!誰かと語りたい!!w Posted at 09:42 PM

【LND感想追加!】音楽の素晴らしさを言うの忘れてた!生オケで聴く楽曲はどれも素晴らしい!ただ、日本語歌詞は悪くないけど、乗りにくかったかも… オリジナルの楽曲が時々入ってくるのも好き!セット1つ不満はクリス肖像画が… なんでイコン画みたいにしちゃったんだろ?! Posted at 10:40 PM



ザックリした感想はtweetどおり! 別記事書きたいと思っているけど、書くもの溜まっちゃって・・・ ここに追記するかも?

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【play】「レ・ミゼラブル」2013 @帝国劇場

2013-05-22 12:10:51 | play
・・・「レ・ミゼラブル」観劇・・・
見るよー♪ http://t.co/epThxw5qpz Posted at 05:49 PM



最後に「レ・ミゼラブル」の舞台を見たのは何年前だろう? 確実に10年以上前だと思う・・・ 最初に見たのはWest End(WE)でまだ10代だった! ミュージカルもほとんど見てなかったし、原作も子供用に簡略化された「ああ無情」を読んだだけだった。しかも、それすらほとんど忘れていて、ジャン・バルジャンがパンを盗んだことしか覚えてなかった(o´ェ`o)ゞ でも、West Endで初めて見て、言葉も分からないのに号泣してしまった 帰国前夜に見たのだけど、帰りの飛行機の中ではずっと"民衆の歌"のDo you hear the peoples sing~?が、グルグルグルグルずっと頭の中で鳴ってた。

その後、東宝版レミを何回か見て、もちろんその都度感動してたのだけど、あの時の感動までは至らず。何でも最初に受けた衝撃はなかなか越えられないね・・・ とはいえ、もうほとんど覚えてないのだけど(o´ェ`o)ゞ そんなわけで、直近で見たのは東宝版で間違いないのだけど、これまたあんまり覚えてない たしか岡アンジョルラスで超かっこよかった気がするのだけど・・・ イヤ、なにしろ「オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン」を見るまで、ちょっとミュージカル熱が冷めていたもので・・・(o´ェ`o)ゞ

で、何故急に見に行くことにしたかと言えば、最近ミュージカル熱が再燃していることと、今年から新演出版になるというので、見てみたいなと思っていたところ、会社の福利厚生でチケット斡旋があったから。S席13,500円が10,000円で見れるというので、Yuwee誘って行ってみることに♪

本日のキャスト!上原アンジョだったー☆ http://t.co/xvzzUFES5U Posted at 06:09 PM


2013.05.21の出演者

で、以前記事にも書いたけれど、降板やケガでの休演などが相次いでいるジャン・バルジャン役。選択肢はキム・ジュンヒョン氏か吉原光男氏しかなかった。そもそも、今のミュージカル界についても全然詳しくないし、2人とも評判良かったのでそんなに気にしていなかった。

で、個人的にとっても重要なのがアンジョルラス! 映画版『レ・ミゼラブル』の記事にも書いたけど、個人的には作品の成功はどれだけカリスマ性のあるアンジョルラスを配役できるかってことにかかっていると思っている。イヤ、もちろんジャン・バルジャンの物語なわけだから、バルジャンが重要なのは間違いないんだけど、一幕のラストOne Day Moreで終わって、二幕学生達の革命シーンで始ることを考えると、作品の盛り上がり部分は、学生達に負うところが大きいと思っていて、そのリーダーであるアンジョルラスがどれだけ魅力的かってとっても重要!

正直言うと、一人で革命だと突っ走って、周りの人間を巻き込むタイプの人は苦手。その人にだっていろいろ事情はあるのに、腰抜けだみたいなこと言っちゃう場合はホント無理。アンジョルラスはそのタイプに近いと思うけれど、例えばRaminのアンジョルラスには闇雲に突っ走ってしまうのではなく、それぞれの立場も考慮しているけれど、今は革命を起こすべきだと考えている感じが伝わる。強制はしないけれど、自分を信じて着いて来ると思っているというか・・・ まぁ、Raminはカリスマ性の塊だからねぇ(笑) それに二幕で革命の失敗を悟った時「子供ある者と女達は去りなさい」って言ってるし・・・

で、前置きが長いわけだけど、そういうわけでアンジョルラスの配役が自分の中でとっても重要だったと言いたいわけです! で、評判の良かった上原理生くんからチケット取ることに。しかし、意外にも日程などが合わず、一度は挫折しかけたけど、ミュージカル仲間のお友達のアドバイスを聞きつつ、上原アンジョルラスの日にしたわけです!で、キャスト表見てチケ取ったわけだから、当然といえばそうなのだけど、生の舞台は何が起こるか分からない! まして、トラブル続きだったし・・・ ということで、当日キャスト表見て安心したってことた言いたいわけです!ε-(。・д・。)フー 我ながら長いし、熱弁w でも、ホント下の方でtweetしてるの載せてるけど、今作を見る上でかなりの比重を置いてる「群れとなりて-------!」が、裏声になることもなく、ものすごい声量で響き渡った瞬間は鳥肌だった!

レミWi-Fi☆ http://t.co/KZ11iF9fkN Posted at 08:07 PM



イヤ、別にそれだけなんだけどw なんとなくうれしかったから(o´ェ`o)ゞ 使えないけどね(笑)

感想:第一幕
幕間!やっぱりレミ大好きだー!!最初のダッダーンだけで鳥肌!吉原バル声量がスゴイね!上原アンジョかっこいい!←これ行ってなかった(>ω<、) Posted at 09:42 PM




やっぱり自分にとって「レ・ミゼラブル」は特別な作品だなぁ・・・ 映画版の冒頭で音楽が鳴った時点で泣いたけど、このダッダーンだけでホント鳥肌! 今年から新演出版ということで、劇場に入った瞬間からかなり印象が違う・・・ といっても、前回見たのが10年近く前だからあんまり覚えてないんだけど・・・

旧演出版では舞台が回転する仕組みになっていて、周りのセットが変わるのと同時に、この部分が回転することによって場面転換をしていたように思う。セット自体はわりとシンプルだったように思うんだけど違ったかなぁ・・・ もちろんバリケードのセットとかはすごかったんだけど、なんとなく新演出版の方がより原作に近く作りこんでいる印象だったので・・・

で、新演出版を見て分かったことは映画版『レ・ミゼラブル』は新演出版に基づいて製作されたのだということ。来年Broadway(BW)で復活するのは新演出版らしいけれど、本家WEでは今も旧演出版でのロングラン公演が続いている。映画はてっきり旧演出版なんだと思い込んでいたので、印象が違うとビックリしたけど、新演出版だったんだね。

感想:第二幕
良かったー!どちらかというと、旧演出の方が好みだけど、新演出もいいね♪ アンジョ脚引っ掛けがないのがなー(>ω<、) 吉原バルあんまり年とらないけど、ラスト良かった!涙が止まらなかった!やっぱりこの作品スゴイわ!! Posted at 10:56 PM



旧演出版ではアンジョルラスは砦が落ちた後、ぐるりと回転するとバリケードに脚をひっかけてぶら下がっていた。旧演出では遺体となって荷車で運ばれていて、この時にちょっと逆さの名残がある感じ。脚ひっかけかっこよかったのだけど、やっぱり危険だからなのでしょうかね? あと、ちょっとアンジョルラスが目立ち過ぎるってこともあったのかも? 主役はあくまでバルジャンなので・・・

吉原バルジャンとっても良かった! 特に仮出獄中の荒ぶる感じとか、体も大きいからか包み込む具合がもう。゚(●'ω'o)゚。ウルウル 無骨で誠実なバルジャン。そしてお父さんバルジャン。コゼットの父。マリウスの父。でも、あんまり老けない(笑) でもラスト召されるシーンがもう号泣!

【レミ鑑賞メモ】新演出版、映像の使い方がいい!特にジャベ自殺。ただ、時間経過と何所にいるのかが分かりにくいかも?以前見たより全体的に感情表現豊か、日本語も自然。個人的に最重要なアンジョ「群れとなりてー!」がかっこよくてうれしい!吉原バルはお父さんバルである。 Posted at 11:37 PM



セットは大幅に変わったのだけど、どこがと言われるとなかなか難しい(笑) 最初の労働がまず海っぽく、2~3人で船を漕いでるみたいな動き。旧演出だとつるはし的なものを振り下ろしているような動きだった。市長バルジャンが経営している(ファンティーヌが働いている)工場も、女性たちが大きなテーブルでコチラを向いて作業している形に。パリの街並みもすごく立体的。マリウスとコゼットが初めて会うシーンは、とっても狭い路地である感じが増した。バルジャン宅は2階があって、マリウスが訪ねた時コゼットは2階の自室にいて、彼に気づいて降りて来るという演出。回転舞台じゃなくなった以外では、その辺りが大きく違うところかな? あと、観客席の方まで張り出してセットが組んであるので、役者さんが客席近くで演じていたりする。エポニーヌが直ぐ近くで歌っていたり・・・ バリケードはあまり変わってない気がする・・・

舞台後ろをスクリーンのように使っている。まぁたいていは空とかセットの補足だったりするけど、例えばバルジャンがマリウスを救出する際に通る地下道。移動すると地下道の映像が動いて、距離感が出るとか・・・ 一番ビックリしたのはジャベールの自殺シーン。橋から飛び降りるのだけど、ジャベールが飛び降りると、なんと宙を舞う。舞うってまぁ踊ってるわけじゃないけど、要するに宙づりになる。すると映像ガーッと下がって行く感じで、落下している感じがリアル。その前までバルジャンと話してて、舞台上を歩いて歌い出して橋のセットが出て来るのに、いつ宙づりの準備をしたんだろ? これは本当に不思議だった!

全体的にとっても感情表現豊か。結構後ろの方の席だったけど、しっかり感情が伝わって来る。全体的に濃い。上手く言えないけど、旧演出の方が歌に忠実というか・・・ 歌ってる感じだった気がする。新演出ももちろんほぼ歌なんだけど、セリフを言うということに重きを置いているというか・・・ セリフを言うように歌っているというか・・・ うーん 上手く言えない・・・(´・ω・`)

日本語歌詞に関しては、ホントにいつも大変だと思う。日本語ってホント音に乗りにくい。例えばI Love Youは3音で、"あなたを愛しています"って伝えられるけど、日本語では3音では"あ・な・た"しか入らない。そもそも英語で歌うことを前提に作られてる(レミの場合はフランス語だけど・・・(o´ェ`o)ゞ)曲に、歌詞の意味をそこなわないように、限られた文字数で歌いやすいように歌詞を乗せなきゃならない。しかも、レミって結構英語でも早口の部分が多い気がする。それが以前見た時は、ちょっと不自然というか歌いにくそうだった部分が変更になっていたり、普段あまり使わない言葉使いが直されていた。例えばアンジョルラスの僕らにゃ大きな使命があるのだ~が、僕らには大きな~に変わってた。某翻訳家じゃないんだから、"僕らにゃ"なんて言わないし(笑) それはとっても良かったと思う。なくなっちゃって残念な歌詞もあったけど・・・

ただ、全体的にやっぱり旧演出の方が好みではある。どこかやっぱり品がある気がする。新演出が下品ってことじゃないし、もちろん新演出も好き! でも、旧演出も見たくなる。で、多分旧演出見ると新演出見たくなる気がする(笑) 要するにどちらもイイってことなんだけど(o´ェ`o)ゞ

ラストはやっぱり素晴らしい! キリスト教徒ではないので、カトリックの国であるフランスの、しかもビクトル・ユゴーが生きた時代、罪を赦されて神に召されるということが、どういう意味を持つのか自分は分かっていないけど、でもこのラストで、バルジャンが赦されて全ての重荷を下ろしたのだということはとっても伝わる。その事だけで感動してしまう。これは本当に本当に素晴らしい作品! 何度見ても大きな感動に包まれて涙が止まらない。そしてまた見たくなる。

素晴らしい

【レミ鑑賞メモおまけ】ガブはこども店長じゃなかった Posted at 11:56 PM

イヤ、この日ガブローシュだった鈴木知憲くんも良かったし、以前は毎回ガッカリだったリトル・コゼットも近貞月乃ちゃんも良かった。とくにリトル・コゼットって毎回発声が劇団ひ○わり仕込みみたいな感じで、とっても違和感だった。そういうのはなかったし、2人とも歌すごい上手い!ってほどではなかったけど、良かったと思う。ただ、TVで「民衆の歌」を歌ったこども店長こと加藤清史郎くんの歌声が評判だったのと、話題性として見てみたかっただけ。ごめんよ・・・

で、これロビーにあったDVDのチラシ!小さいけどラミンジョ発見!!ラミンジョ見たいー! http://t.co/Hrj5Zb9zA9 Posted at 11:01 PM
おんd

小さいけどラミンジョ!

イヤ、だからこれもそのままなんだけどw ちなみに丸印がラミンジョ あ、一応書いとくけど、ラミンジョっていうのはRaminが演じるアンジョルラスのこと! カリスマ性の塊でございます(゚∀゚)ラヴィ!!


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【play】「オペラ座の怪人」@電通四季劇場海

2013-05-04 00:00:00 | play
・・・【観劇】劇団四季「オペラ座の怪人」・・・
新橋へー☆これから「オペラ座の怪人」見に行くよ♪佐野ファントム楽しみO(*・ω・*)O゙ゥキゥキ Posted at 11:50 AM

昨年2月以来の鑑賞。前回見たのは『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』を見て大感激! blogやtwitterで知り合ったミュージカル友達とお会いして、ちょうどその日「オペラ座の怪人」を見てきた方々の、高井治ファントム vs 佐野正幸ラウルのファントム経験者同士の対決が熱い!と聞き、見たくなって行ってきたのだった。

その時の感想はコチラに書いたけれど、淡々とした演出が苦手であったことと、若干クリスティーヌに不満があったものの、お2人のファントム&ラウルはとっても良かった。で! さらにお友達たちの間でとっても好評だったのが佐野ファントムだった。実は佐野正幸氏は25年前の初演からこの作品に出演している。最初はヘアドレッサー役だったかな? ご本人の作品に対する思い入れも強いそうで、ちょっと音域や声量などがキビシイ部分はあるけど、とにかく全身全霊で演じるファントムなのだそう。それを聞いて見てみたいと思っていたのだけど、そもそも登板回数が少ないのでなかなか巡り合えなかった。前回、登場した時には見逃してしまって後悔した・・・

で、前置きが長いわけだけど、ようするに佐野正幸氏がファントムにキャスティングされたので、是非とも行きたいと思ったということが言いたいわけです。チケットのこととかよく分からなかったので、お友達にいろいろ教えてもらっているうちに、チケットまで取っていただいちゃった(o´ェ`o)ゞ というわけで行ってきたー♪

到着!! http://t.co/DeFSasKYDh Posted at 12:33 PM


ファントム階段

カレッタ汐留到着! この階段スゴイね! さすがに上りは脇のエスカレーターを使ったけど、下りはないので帰りは降りてきた。降りてる時は見えないから普通の階段だけど(笑)

佐野ファントム&苫田クリスでしたー☆ http://t.co/63JYQXeEMS Posted at 12:52 PM


2013.05.03 出演者

前述したとおり佐野ファントムを見に行っているのだから、当然出演してくれなきゃ困ります!(笑) イヤ、今週の出演キャストを発表しているのだから、よっぽどのことがなければ出演するとは思うけれど、意外に急な変更があると聞いていたので、着いてキャスト表見るまで心配だった

クリスティーヌは前週に出演していた方の評判が芳しくなく、この週に見たのも苫田クリスだったから。苫田亜沙子さんは見たことなかったけど、他の方のblogを拝見すると評判がいいので期待大! とりあえず一安心(*´-д-)フゥ-3

ダロワイヨ作オペラ・ガルニエ。砂糖菓子で作ってるんだって!! http://t.co/iSBJe35V8U Posted at 12:53 PM


ダロワイヨ製 ガルニエ宮

早めに着いたのでグッズを見たりしてたら、こんなのがロビーにあった! 大好きなオペラ・ガルニエをあのダロワイヨが砂糖菓子で作ったのだそう! これスゴイ

見るよー☆良い席!前に大きな人来ちゃったけど(>ω<、) http://t.co/sb14Nh6lEI Posted at 12:59 PM


2013.05.03 チケット

取っていただいた席はオーケストラ・ピットがあるので、実質前から5列目。中央やや左寄りだけど、さすが「オペラ座の怪人」をこよなく愛するお友達! この左寄りってことに意味があるのですよ! ゚+。ゥフフ(o-艸-o)ゥフフ。+゚

感想_第一幕
【幕間メモ】佐野ファントムの手の動きが美しい!ロングトーンとか時々キビシイけど、セクシーで切ない怪人!苫田クリス美しい声、やっぱりお人形演出だけど、全体的に淡々とした演出だから合ってる。演技も良い。そして巨乳!!メグがカワイイ! Posted at 02:36 PM

感想をどうやって書こうかと悩んだのだけど・・・ とりあえず気になった点からあげておく。あくまで劇団四季版「オペラ座の怪人」について気になったこと限定。

①クリスティーヌの髪型(ヅラ)&化粧はどうにかならないのか・・・
うーん・・・ まぁ、余計なお世話なんだけど、あくまで写真やYouTubeでの判断だけど、WE版やBW版のヅラってもう少し自然な気がするんだけど・・・ カールしてる前髪が似合う人はあんまりいないと思うし、それがあんなに分厚いのは何故? もう少し薄くすればいいのに・・・ 長さが短いのは背が低い日本人に合わせてかもしれないけど、あんなに細かいウェーブで量が多いと、もうドレッド・ヘアだよ・・・ あと、化粧・・・ まぁ、舞台化粧なので仕方がないと思うんだけど、ゴテゴテし過ぎてより"和風"になっちゃってる気が・・・ 苫田さんの記者会見などの画像を見たけど、素顔はかわいらしい方なのに・・・

②クリスティーヌは「ハンニバル」でポワントでは立たないのか?
去年見たのが10年ぶりくらいの鑑賞だったので、以前のクリスティーヌ役がどうだったのか不明だけど、写真などを見ると初期のクリスティーヌはポワントで立っているような・・・ 去年の高木美果さんもポワントで立ってなかったので、彼女が立てないだけなのかと思っていたけど、苫田さんもトウシューズではなくバレエシューズ着用だったので、四季版ではポワントで立たないのがデフォルトなのかと思っただけ・・・

③淡々とした演出はやっぱり苦手・・・ アンマスクドのお怒りシーンでも"型"を感じてしまう
前回見た時は2列後ろの右端だったため、やや斜めから見る感じだった。だから役者さんの表情も見えにくかったので、より淡々とした感じに見えてしまった。今回は正面から見ることができたので、役者さんたちが表情豊かに演じてるのは分かった。そして何度も言うけど私は『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』の映像を見過ぎだと思う。だから、あの劇場公開版のRaminのガンガン怒ってるお怒りや、Sierraの怯えっぷりなどが焼きついているためか、歌っているお怒りには怒りは感じないし、絶望もやっぱり感じない。イヤ、もちろんミュージカルなのだから歌うのが正しいと思うのだけど、クリスティーヌが怒られてる途中で回転するとかないなぁ・・・ そもそも、そういう演出なのかもしれないけど、どうもそこに四季の"型"って感じの抑え気味の演出を感じてしまって、役者さんたちが窮屈に思えてしまう。もう少しエモーショナルに演じてもらった方がいいと思う。25年前の初演時には確かに日本人は人前で感情を露わにするのは苦手だった。それはする方も、される方も。今でももちろんそういう部分はあるし、それが日本人の美徳でもある。でも、海外公演観劇経験のある人も増えているからねぇ・・・ 物足りなく感じる人もいるのでは? 個人的には物足りず。

④席は重要!

これは上にも書いたけれど、やっぱり役者さんの表情が見えるというのは大きい。感情の入り方が全然違う。一幕ラストの天使像もバッチリ見えたし近い! シャンデリアも頭上! 多分、今までの観劇歴の中では、前の方の席で見たこともあったと思うのだけど・・・ 覚えてない

⑤鈴木涼太ラウルはザ・二枚目!

とにかくスタイルが良くて、少し足を開きスッと立つ立ち姿がかっこよくザ・二枚目なラウルだった。台詞を喋る時の声がちょっと苦手だったけど。歌も上手いし演技もいい。演技もザ・二枚目。ただし、若干浮き気味な気も・・・ 若干ね(o´ェ`o)ゞ

⑥佐野ファントムのMOTNの手の動きが素晴らしい!

佐野ファントムはInsolent Boy!から怒ってて良かった。声量は言われていた通りちょっと足りない。美しい声というわけでもない。MOTNのラスト"夜の調べのなかで~"のロングトーンも伸びない。でも、とにかく佇まいが美しいファントム。手の動きがセクシー。何度も何度も力説してきたけど、ファントムは手! Raminファントムにやられてしまった理由の1つは手の動きのセクシーさ。佐野ファントムの細く長い指が、セクシーに意思を持って動く。これは素晴らしかった。そして、かっこいいファントム。でも、この一幕のこかっこよくてセクシーなファントムの印象が覆ることになる。まぁ、覆りはしないんだけど・・・(笑) 天使像で嘆く演技からのお怒りも良かった!

感想_第二幕
終わった!後半良かったー!全員力が入っていた!佐野ファントム素晴らしかった!!ファントムはずっとクリーチャーだったんだね。そう扱われてきたから、自分も人としての愛情を持たなかった。でも、クリスに人として愛され、人として愛せたから、人間になれた。ラスト良かったねって言ってた自分w Posted at 03:55 PM

二幕に入るとすごいパワフルだった! 以前見た時に感じた"型"という感じは、一幕ではやっぱり感じていた。実は、二幕でもそういう部分は多少あったけど、全員とっても感情が入ってた!

最初にスゴイと思ったのは、下のtweetにもある「マスカレード」での蝶衣装の女性ダンサーの方。高速ピケターンでビックリして、その後のアチチュードがビシッと決まって感動! 決めポーズに迫力のあるダンサーは大好き! イヤ、やっぱり見せる職業なわけだから、例えハッタリであったとしても重要! 上手く言えないけどw

苫田クリス一幕ではまだお人形演出だなと思っていたけど「墓場」は良かった! 四季の歌詞は"天国のパパ、パパに会いたい"という導入部もそうだけど、"今は冷たくてお墓の中"って歌っているので、これだと完全に父親に対して歌ってる感じ。現WEクリスティーヌの1人であり、オーストラリア版(BD版)「Love Never Dies」のクリスティーヌでもあったAnna O'Byrneが、父親への思いを込めて歌ったと語っていたので、もちろんそういう要素はあるのでしょうけれど、ここはやっぱりPhantomに向けて、決別するというか、きちんと立ち向かわなければと決意する歌なんだと思っている。そういう意味で、苫田クリスとっても良かったと思う。

そしてPONR! セクシー!! 今まで見た四季キャストの中では、このお2人が断然セクシーだと思う。苫田亜沙子がベビーフェイスなのに巨乳っていうこともあるのでしょうが、とにかく2人ともこの曲の意味をよく理解されてるんだと思う。四季版はどうやらBW版の演出と同じらしく、YouTubeで見た今年3月のSierraのPONRも、ファントムの手を取った後、右→左→両腕バーンはやってなかった・・・ これYouTubeで調べてみたけど、どうやらWEしかやってないっぽい。これ好きなんだけどなぁ・・・ だってこれそういう意味でしょ? クリスティーヌは既に一度、MotNでその時の官能を味わっているけど、この曲ではもっと能動的にその時のことを歌っているわけで・・・ ファントムの伸ばした手を取った瞬間2人は結ばれたわけだよね。で、両腕バーンでファントムが官能を味わうと・・・ だから、これやって欲しいんだけどなぁ。まぁ、仕方ないw

そしてFinal Lair! 良かった! 3人ともギリギリで、Point of No Returnな感じがとっても伝わってくる。でも、一番良かったのはやっぱり佐野ファントム! 佐野ファントムもう倒れちゃうんじゃないかというくらいギリギリ! そして、壊れっぷりがスゴイ! 一幕のMotNなどのちょっと気取ったフランス紳士然とした印象はどこへ?!という感じ。そして気づいた! 佐野ファントムの一幕のあの姿は、ファントムの精一杯の虚勢だったのであって、彼は結局"クリーチャー"だったのであり、愛情を求める"子供"だったのだと・・・ 生まれた瞬間から誰からも愛されなかった人生。人間ではなく"クリーチャー"として扱われてきた人生。だから、彼は自分がどんなに"人間"になろうとしても、結局そうはなれなかった。Point of No Returnを超えた今、虚勢を張っている余裕がなくなったファントムは、彼本来の姿をさらけ出している。クリスティーヌに外されたのは、顔の仮面だけじゃない。

そして、クリスティーヌはそんな彼の本当の姿を見て、心から"憐れあなた"と思った。それは同情や憐れみじゃなくて、もっと母性的で人間的な。この人を救いたいというような思い。そして、その思いを伝えるすべとして、ファントムにキスをして、彼を抱きしめたんだね・・・ 当blogに何度も書いたように、日本語の歌詞は音に乗らない、一音に入る文字数が少ないなどの制約があって、さらに歌うことを考えると意訳になってしまう。"絶望に生きた、憐れなあなた、今見せてあげる、あたしの心"もいいんだけど、"Pitiful creature of darkness... What kind of life have you known? God give me courage to show you. You are not alone!"って、ホントにファントムの人生の全について歌っているものね・・・ でも、この英語の歌詞を知っているからってこともあるけど、きちんと伝わってきた!

そして、全身全霊を込めてのキス! ココこのシーンのために左側であるってことが重要なのです! なぜなら、このキスは舞台向かって左側(下手側)で演じられるから。この作品はこのシーンのために2時間があったと言っても過言ではないくらい最重要シーン! ファントムが初めて人間として愛された瞬間であり、人間になった瞬間。そう、人は人に受け入れられて、初めて自分が"人間である"ってことを受け入れられるんだよね・・・ 当たり前のように親から愛されてきたから、自覚はなかったけれど、これまで普通に自分が人間であると思っていたけど、それはとっても幸せなことだったんだ・・・

指輪を返すために戻ってきたクリスティーヌにファントムは初めて"Christine,I love you."と歌う。ここは日本語歌詞もそのまま。それこそ映画やドラマの中で、何百回と聞いてきた言葉だけど、こんなに切なく美しい"I love you."はないんじゃないだろうか・・・ しぼり出すように歌う佐野ファントムが切ない でも、tweetにもあるとおり、人間になれてよかったね!と思っている自分に気づく。そんなことを思ったのは初めて。これは新鮮な驚きだった。

というわけで、素晴らしかった佐野ファントム! 感想追記遅くなっちゃった(2013.06.14)から、もう東京千秋楽・・・ 高井ファントムももちろん良かったのだけど、佐野ファントムには今までとは違ったファントム像を見せてもらった。機会があったら是非見てほしいなぁ・・・

感想_おまけ
そうえばマスカレードでスゴく上手いダンサーの人いた!高速ピケターンでびっくりして、主役そっちのけでずっと見ちゃったw アラベスクが美しいかった!!赤い死登場待ちでクリスの隣の女性ダンサーの人… どなたかしら? Posted at 04:50 PM

えと、孔雀イメージ(多分)の衣装の方。ピケターンっていうのは、舞台を横に移動しながら両足揃えたまま回転するターン。これが高速ですごいキレがあってビックリ! その後は、クリスティーヌとラウルが踊っているのに、2人そっちのけで彼女ばかり見てしまった。そして、tweetではアラベスクって書いちゃったけど、実際はアチチュード。片足で立ち、もう片方の足の膝を曲げて後方に上げるポジション。アラベスクは膝を伸ばしたポジションを言う。これがビシッと決まってかっこよかった! 小柄だけどダンスにキレがあって、ポジションがキレイ。どなたか不明だけど注目です!

・・・BEER GARAGE・・・
劇場向かいのお店で、こんな時間からビール♪ 1人でビール飲めるようになったんだなぁ←自分! http://t.co/szad7ciPe0 Posted at 04:09 PM


スペイン風オムレツ(520円) エスタミネ(890円)

ちょっと寝坊してしまって、お昼ちょっとしか食べられなかったので、お腹が空いてしまった(笑) ってことで、四季劇場海を出ると真正面にあるBEER GARAGEに引き込まれるように入ってしまった(o´ェ`o)ゞ 前回の鑑賞時にManonさまと入ったことで、気持ちが大きくなっていたこともある! ランチや夕食を1人で食べたことはあるけど、1人飲みは初めて!

頂いたエスタミネは権威ある英国の国際ビール品評会「ブルーイング・インダストリー・インターナショナル・アワーズ2011」のラガー部門で金賞を受賞したのだそう! 伝統的な下面発酵製法で6週間発酵させて造り上げているそうで、こちらの系列のお店でしか飲めないとのこと。そりゃ飲まなきゃでしょ! ってことで1人で(*´ω`)o∪∪o(´ω`*) フルーティーで飲み応えあり! おいしい♪ ってことで大満足

こちらのお店、観劇チケット半券で10%OFFになるよ!

Belgian Beer & Tapas BEER GARAGE:
港区西新橋3-7-1 ランディック第2新橋ビル2F
tel:03-6860-3250

ダイヤモンドダイニング|Belgian Beer & Tapas BEER GARAGE

http://twitter.com/maru_a_gogo


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【play】「スリル・ミー」@銀河劇場

2013-03-24 00:00:00 | play
変な天気… 今日はこれから天王洲へー!「スリル・ミー」見るよーヽ(o・ω・o)ノ ランラン♪ Posted at 01:53 PM

天王洲アイルの銀河劇場で開演中の「スリル・ミー」を見に行ってきた! 以前、気になると話していたら、都合により行けなくなってしまったお友達の代わりにと、お声がけいただいた。元ネタについては以前調べたことがあったけど、それ以外は一切の予備知識なし! 「Kも見るの?」と言う質問にも「Kって何?」と聞いちゃうくらいの知識のなさ(笑)

一応、説明しておくと「スリル・ミー」は役者2人とピアノ1台で演じられるミュージカル作品。2人のペアが3組あり、Kというのは韓国ペアのこと。韓国ペアの評判が高いけど、この日見た松下洸平×柿澤勇人も人気のある組なのだとか。この回が2人の千秋楽だったので満席だった。

見ます!! http://t.co/lieeiciRUX Posted at 03:31 PM



舞台がせり出しているので最前列。やや右よりの席だけど、舞台の端の方まで来るので、一度柿澤くんと目が合ってしまって、ドキドキしてしまった(笑) イヤ、普通に目が合っちゃうくらいの近さ!


柿澤勇人サイン入りチラシ


松下洸平サイン入りチラシ

終演後、座席番号による抽選で2名に主演2人のサイン入りチラシが当たるというもの。見事に外れました(笑)

・・・「スリル・ミー」感想・・・
「スリルミー」柿松ペア鑑賞してきた!元ネタの事件以外、一切の情報なしの初見だったけど良かった!事実はこんなに切なくも、美しくもないのでしょうが… でも、登場しない少年を思い怒りを感じたのも事実。それを感じさせた演出&演技が素晴らしい!ピアノも良かったー☆また見たい!! Posted at 11:52 PM

*ネタバレありです!

ザックリした感想はtweetどおりなのだけど、せっかくだから追記!! 前述したとおり"松下洸平×柿澤勇人"ペアで鑑賞。この作品は1924年5月21日に起きた"レオポルドとローブ事件"を元にしたミュージカル作品。この事件について詳しくはWikipediaを見ていただくとして、ザックリ説明すると共に裕福なユダヤ人家庭出身のネイサン・フロイデンソール・レオポルド二世(Nathan Freudenthal Leopold, Jr.)と、リチャード・アルバート・ローブ(Richard Albert Loeb)による少年の誘拐殺人事件。2人は同性愛の恋人どうしで、ニーチェの超人思想の信望者であった。2人はただスリルを味わいたいために、犠牲者を誘拐し殺害したことが世間の反感を買ったが、死刑反対の立場であった弁護士クラレンス・ダロウの12時間に及ぶ弁論が功を奏したためか、終身刑+99年の懲役となった。

Wikipediaとその他のサイトを読んだだけなので、実際の2人の役割分担がどんな感じだったのか、2人の関係がどうだったのかは不明だけど、お互いが対等の立場で事件を起こしている印象。この作品では"私"が"彼"を愛してしまい、"彼"から離れられないがために、引きずられるようにして事件に加担してしまうという風に描かれている。なので、実際の事件でレオポルドとリチャードが担った部分や、事件の手がかりとなった部分などの役割分担が、異なって描かれていたりする。でも、それが"私"の切なさとなっていて、後のどんでん返しを際立たせていて良かった。実際の事件というのは、映画やドラマのように切なくも美しくもないものだし・・・

舞台は30数年後、仮釈放申請を行った"私"に対しての審問による回想という形で進行する。高校時代から気まぐれで冷たい所のある"彼"に特別な思いを抱いていた"私"。2人が大学で再会するところから悲劇が始まる。たびたび"私"の元に現れては、気持ちを弄ぶかのように消えてしまう"彼"を自分のものにしたいと思うようになっていく。再会の場面から"私"の思いは同性愛的なものだということは分かるけれど、"私"を自分の思うとおりにしようとキスするシーンで決定的になる。"彼"は"私"の思いを知っていて、自分に従わせようとしているのだなと見ている側は思う。

ニーチェの超人思想について詳しくはWikipediaを読んでいただくとして、概要としては「自身の善悪観が世界に屈服しない生き方の推奨(己の価値観=全て)」ということらしい。まぁ、言いたいことは分かるのだけど、その部分をきちんと理解して正しい"自身の善悪観"を持てる人なら問題ないのだけど、このレオポルドとリチャードのような「自分はスゴイ人間だ」という根拠のない自信の裏づけになっちゃう危険を孕んでいるのも事実。実際の事件では2人ともこの思想の信望者だったようだけど、この作品では"彼"のみがこの考えにとらわれていて、それにより"私"を事件に巻き込むという風に描いている。この辺りも分かりやすくてよかったと思う。実際はお互いが担っていたであろう部分を、それぞれに寄せたことで分かりやすくなった。

多くの猟奇殺人がそうであるように、初めは小さな事件から起こしていく。2人は倉庫に放火をしてスリルを味わう。2人は血の契約を交わす。犯罪を犯した2人が決して離れないようにするためだけど、この契約が後に2人の運命を大きく変えて行くことになる。そして"彼"は放火では味わえないスリルを求めて殺人を計画する。"私"は契約とそして"彼"に対する思いから事件に巻き込まれていく。その時歌われる「戻れない道」は切なかった。戻りたいけれど、あまりに遠くに来てしまった・・・

2人が事件を起こす様子については、"彼"が犠牲者を自分のスポーツカーに誘い込むところが魅力的。この"彼"のような根拠のない自信家は大嫌いなタイプだけど、惹き込まれてしまう気持ちは分かる。それには圧倒的な魅力がないとダメ。正直、個人的に柿澤勇人にはそこまでの魅力は感じなかったのだけど、実際には登場しない犠牲者が見えてしまったので演技は良かった思う。誘拐した犠牲者を殺害する場面は描かれないけど、血のついたロープを見せることでそれが起きたことが分かる。やってしまったと歌う2人の高揚感。許されることではないし、この高揚感に共感してしまうのはどうかと思うけれど、ドキドキしてしまう。でも、2人の絆や超人であることの証明のために、犠牲になった命のことを思い、ふざけるなと思っていたのも事実で、その辺りの2人を魅力的にし過ぎないのも上手いと思った。

"私"はメガネを落としてしまったことに気づく。犠牲者の死体も発見される。怯える"私"の弁護をすると言い出す"彼" "彼"の傲慢さがここでも描かれている。自分を優秀な人物で、人の死を操れる超人だと思っている。"彼"の狂気を感じさせる。"私"が現場で落としてしまったメガネが証拠となって事件が発覚したのは実際と同じ。ただ、ここには実は秘密があった。実は"私"は"彼"が裏切るであろうこと、"彼"が自分を求めていないことを知っていた。それでも"彼"を求める"私"は、彼を道ずれに死のうと思った。永遠に"彼"を自分のものにするために。だからわざと証拠を残した。メガネを現場に残しただけじゃなく、顔を焼いた塩酸のビンの指紋も拭かなかったし、頭を殴ったハンマーも始末しなかった。血の契約書も残っている。"私"は"彼"と死刑になろうとしていたんだと思う。

皮肉にも裕福な"私"の父親が雇った敏腕弁護士のおかげで終身刑+99年の刑となる。それでも隣の房に"彼"がいることに"私"は幸せを感じていたのだろうか? 現在の"私"の告白から"彼"は刑務所内で同じ囚人からナイフで刺されて死んだことが分かる。"彼"のことを語る"私"の口調は淡々としている。ラスト僕達は共犯者と歌われるけれど、結局"私"は"彼"を手に入れることが出来たとは思えない。切なさともちょっと違う感覚が残る。

同性愛者の方に偏見はないけれど、同性愛を扱った映画などを好んで見る方ではない。恋愛の対象が同性だというだけで、気持ちは同じだと思うけれど、自分自身に同性を思う気持ちがない以上、感情移入しにくい部分があるから・・・ でも、この作品は同性愛じゃなきゃダメ。実際の2人がそうであったからじゃなくて、"私"に共感させるには"彼"を愛しているからだということ、"彼"と永遠に結ばれようとしたのだということが重要なんだと思うので・・・ それは既に恋愛を越えた感情じゃないかと思うけれど、"彼"の抱えた問題が弟を溺愛する父親との確執であることの説明がされているけれど、"私"の動機については"彼"への思いしかないので、見ている側への説明として同性愛であるというのは分かりやすいと思う。

舞台中央に開閉するスロープがあり、向かって左に"彼"の部屋、右に"私"の部屋がある。舞台奥にバルコニーのような2階部分があり、ここにグランドピアノが置いてある。伴奏はこのピアノのみというシンプルさ。それだけに濃密な時間。ピアノがとっても良かった。主演2人も良かった。柿澤勇人には個人的には前述したような圧倒的なカリスマ性はまだ感じなかったけど、彼に惹かれてしまう気持ちは分かる。父親の愛情を渇望し、弟に対する劣等感から自分を超人だと思いたい気持ちも伝わる。歌も上手い。松下洸平は繊細な演技が良かったと思う。シンガーソングライターとのことだけど、歌唱が少し弱い気がしないでもなかった。でも、"彼"を求めるあまり犯罪に手を染めていく感じを好演していたと思う。

もしかしたら"私"が今語っていることも真実なのか?と思ったりした。実際の2人も最終的には罪をなすりつけ合ったらしいし、"私"の話しか聞いていないわけだから。"私"が語った話ほど切ない話ではなかったのかも。そう思わせたのも良かった。

2011年の初演から複数ペアで上演されていたそうだけれど、これは他のペアも見たくなる! 実際、この日Kペアをご覧になった方達によると、演出が違っているそうで、2人の関係が対等なのだとか。演技なども細かいのだそう。見てみたい!

★「スリル・ミー」:2013年3月14~24日 @銀河劇場
「スリル・ミー」Official site

・・・212 BAGLE&COFFEE・・・


ナッツクリーム+ブレンド(690円)

終演後、地下の212 BAGLE&COFFEEでお友達たちとお茶。あまり時間がなかったのが残念だけど、あんな話こんな話楽しかった♪

212 BAGLE&COFFEE

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【play】「オペラ座の怪人」@電通四季劇場海

2012-02-25 00:00:00 | play
四季劇場の中、全然電波入らなくてツイできなかった… 先週オススメされたキャスト高井ファントム&佐野ラウルだったー☆ http://t.co/hvVbFnmL #pikubo Posted at 11:24 PM



先日のオフ会で、ちょうどその日鑑賞されたお2人が、高井治 VS 佐野正幸のファントム経験者同士の対決が熱かった! しかも、高井ファントムにはRamin効果で感情表現が豊かになった気がするとのこと! ものすごく気になった・・・ その後、twitterでも盛り上がり、勢いでチケ買ってしまった(笑)

最近の当blogの記事といえば、『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』の話題ばかりだけど、実はそもそも「オペラ座の怪人」が好きになったきっかけは劇団四季の公演から。WEやBWと違い、1~2年のロングランの後、各地でロングラン公演を行うため、戻ってくるたび見ていた。でも、いつも何か物足りなかった・・・ 約10年前に赤坂ミュージカル劇場(現ACTシアター)で見た際、A列の最前列だったけど、S席がビックリするくらいガラガラで、閑散とした状態での観劇だった。つまり、自分の前がほとんど空席だった。

キャストの方々はもちろん手を抜くことなく、素晴らしい演技をしてくれたのだけれど、そもそもの四季版のこの作品の演出が感情を抑え気味だったため、その距離感も作用して感情移入しにくく、1つ1つの場面が"型"という感じがしてしまった。歌舞伎を通り越して能のイメージ・・・ この時にはそこまで考えなかったし、腑に落ちてもいなかったのだけど、多分この演出が苦手だったんだと思う。ごめんなさい! あくまで個人的な好みです!

思えば、この公演から「オペラ座の怪人」熱は冷めていった気がする。自分がこの作品に求めていたイメージがどこまで形になっていたかは微妙だけど・・・ 期待したシューマッカー版の映画も自分は満足できなかった。これもあくまで個人的な感想。映画ファンの方ごめんなさい

で、昨年POTO25に出会った! WE版やBW版を何度もご覧になった方々によると、この公演は本公演とは演出が違っていて、別モノであるとのことだけれど、ほとんどの記憶が四季版で、しかもその記憶もおぼろげになってきた自分にとって、この公演はまさにキタ━━━(゚∀゚)━━━!! という感じだった。特にRaminとSierraのPOTO、MOTN、PONR! 全てが自分が求めていたファントム&クリスティーヌだった! これもあくまで個人的な意見・・・

なので、正直とっても不安だった・・・ チケット取った後も・・・

この席、天使像のファントム全く見えなかった(涙)高井さん声量スゴイ!いい声!高井ファントムには日本の… 妖怪… 違うな… 日本のクリーチャーの悲しみが感じられた。佐野ラウルかっこよかった! http://t.co/NvrS5R5D #pikubo Posted at 11:28 PM



tweetにもあるとおり、高井さんの声量、声の厚み、美しさ、朗々とした歌唱。素晴らしかった! 高井ファントムを見たのは初めてだったので、Ramin効果が出ていたのかは不明だけど、感情表現も豊かだったと思う。tweetにも書いたけれど、高井ファントムには日本の妖怪というか、クリーチャーを感じた。自分でもよく分らないけれど、地下でファントム・フェイスで佇む高井ファントムを見て、唐突に"耳なし芳一"という言葉が頭に浮かんだ(笑) 小泉八雲の「怪談」の・・・ 芳一自身は妖怪ではないけれど、そういう切なさや悲しさ、そして暗さを抱えた日本の怪談を思わせる。やっぱり日本人なんだなと思った。そういう部分も面白かった。

佐野さんのラウルはとってもノーブル。品があって、クリスティーヌを愛する紳士。実年齢をお聞きしてビックリしたけれど、身のこなしが美しく若々しい。全く気を抜いたところがなく、全てに神経が行き届いている。細過ぎる気もするけれど、背が高く姿勢がいいので見栄えがする。

で、ここからは正直に書きます! クリスティーヌの高木さんは歌は良いのですが、終始無表情で感情のないお人形さんの印象。どうやらこれは四季版演出の伝統らしいけど、以前見たクリスティーヌはもう少し感情表現していたような・・・ まぁ、いつも弱いと思っていたので、そういう演出だったとは思うけれど。あと、高木さんはポワントでは立てないようで、トウシューズではなくバレエシューズだったのが、個人的にちょっと残念 クリスティーヌはバレエ・ダンサーでもあるので・・・ もちろん、歌や演技が重要なので、冒頭のわずかなシーンでポワントで立てないからといって、演じる資格なしとまでは思わないけれど(笑) 全体的にお人形クリスティーヌに徹していたので、四季版演出がそうなのであれば、演出に忠実に演技されているので、素晴らしいと思うけれど、個人的にはお人形演出はやっぱり物足りなく感じた。

劇団四季の発声法はセリフの1つ1つがきちんと聞き取れて素晴らしいけれど、やっぱり"型"という気がしてしまう。全体的に感情を押さえいる印象で、例えば支配人を演じたお2人は背が高くてスタイルがよく、容姿も素敵だったので、その個性を生かした演出や演技をしてもいいように思うけれど、そうはしていなく淡々とセリフを言っている印象。イヤ、下手なのではなくて上手いんです! セリフはきちんと聞こえるし、歌も上手い。でも、淡々としている・・・ そういう演出だから。そもそも、スター制を取らないので、誰が演じても大きく変わらないというところを目指しているのもあるのでしょう。一応、この場面ではこの動きというのは全世界共通で、勝手に変えてはいけないのだろうけれど、四季版は感情を押さえた演出ということなのかな。例えば同じく去年見た「CATS」では、そんな印象はなかったので、おそらくこの作品は意図的にそうしているのだと思う。勝手な憶測だけど・・・

あと、PONRの両腕バーンは四季はやってないんだね・・・ これは何で入れてないのかな? YTでWE版のGina Beck & JOJもやってたから、WEはやってるんだよね? これは入れないと・・・ だって、コレそういう意味だよね? 個人的にコレはかなり残念だった(涙)

RaminやSierraをはじめとしたキャストたちの演技も、RAHの大きさに合わせたものだろうし、あのテンションも3公演だからだろうと思うので、劇場の大きさや毎日公演していることを考えれば、単純にバレエ・ダンサーの数だけとっても、POTO25の豪華絢爛さと比べてしまうのは間違っているのは分っている。そして、私は多分あの公演の映像を見過ぎだと思う。それを差し引いて考えても、やっぱり個人的にこの"型"という感じの演出は苦手かも・・・ 別モノとして楽しむところまで至らず・・・ 多分、頭が固いんだと思う。ごめんなさい! キャストの方々や四季版演出がダメだと言っているわけではなく、個人的に合わなかったというだけです! 気を悪くされた方がいらしたらごめんなさい

あと1つ単純な疑問として、10列目の右端で見たけどtweetにもあるとおり、天使像の怪人が全く見えなかった。これはA席なので見えない部分があっても仕方ないと思うけど、2つ隣の席はS席だったけど見えたのかな? 個人的に見えないように感じたので、S席でそれはどうかと思ったんだけど・・・ まぁ、余計な心配(笑)

オペラ座の怪人|劇団四季


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【play】「Cats」@横浜キャッツシアター

2011-06-06 00:00:00 | play
横浜へー♪『Cats』を見に行くのー♪しかも回転シーーート♪(←ミュージカル調で♪) Posted at 10:37 AM

いきなりバカtweet(笑) お友達のまっつあんこさんが、S回転席が思いのほか取れてしまったとtweetしてて、何人かの方が余っているなら引き取りますというRTしてらしたので便乗。同じくRTされてたrose_chocolatさんと、では一緒に行きましょうということになった。だってS回転席ですよ

会場入り!回転シート着席しましたー♪舞台上がっちゃたー☆ http://p.twipple.jp/ESD6w Posted at 12:52 PM


横浜キャッツシアター

S回転シートというのは前4列が舞台とともに回転するシート。なので、通常の客席とは別にセットの裏側に座席がある。席に着くためには一度舞台上に上がらなければならない。何気なく上がってしまったけど、よく考えたらこれすごいことだった! だってあの「Cats」の舞台に上がってしまった! 「Cats」を観るのは今回で10回目だけど、S回転席は初めて。これはスゴイ迫力! 最前列は舞台と1mも離れてないと思う。4列目のほぼ真ん中の席だったけど、猫達がホント近くで大迫力! 彼らが踊ったり、舞台に駆け上がるたび席も揺れる。なんという臨場感♪

『Cats』観了!スゴイ感動! http://p.twipple.jp/dCemR Posted at 03:47 PM


キャッツといえば猫の目!

感動・・・ グリザベラが"メモリー"で、「お願い私にさわって、私を抱いて光と共に」と歌い上げ、その直後に子猫のシラバブがその手を取るシーンで毎回涙・・・ グリザベラは元娼婦猫で、今は年老いて見る影もなくなってしまっている。どういういきさつで娼婦になったのかは不明だけど、確かに敬われる職業ではない・・・ 美しかった頃の彼女がどんな風で、他の猫達とどのように関わっていたのかも分からないけれど、大人の猫達は彼女を蔑んでいる。でも、彼女の心の叫びを聞いたとき、真っ先に彼女に触れたのが子猫であるというのがいい。清らかな者が、穢れた者を救う・・・ 感動

でも、今回意外にも泣いてしまったのは最後の曲で、オールドデュトロノミーが「その時あなたは猫を唯一の名で呼べる」と歌った時。子供のように猫を唯一の名で呼びたいなぁと思ってしまった。この辺りが哲学的であると云われる所以なのかなぁ・・・ まぁ、哲学的ってどんな事を言うのかよく知らないけど(笑)


階段に猫達の名前が!

階段に猫達の名前が書かれていた。これはスゴイ素敵だと思う。劇場のスタッフの方達もきびきびとしていて、とっても感じが良かった。休憩中の女子トイレには誘導係の方まで! 素晴しい 「Cats」自体も客いじりというか、ファンサービスにあふれた作品だからね。始まる前、上演中、休憩明け、ラストと客席に猫達が降りてきて客いじり。上演前には席の近くにランパスキャット(多分)が来てくれたし、休憩明けには席の後ろでボンバルリーナが、女子の靴を取って匂いをかぐというアドリブ(笑) ラストにはグリザベラに握手してもらったし、ジェニエニドッツに頭を触ってもらった。他にもいろいろ来てくれたんだけど名前と猫が思い出せない(涙)

『Cats』スゴイ良かった!エリオットの哲学的な詩をサラリと曲に乗せたのは素晴らしい。しかし、あんなに踊って歌が全く乱れないのはスゴイなぁ。止まっていると、かなりの息遣いなのだけど… メモリーはやっぱり感動!シラバブがグリザベラの手を取るシーンではいつも涙… Posted at 04:53 PM

『Cats』マキャビティを歌うお2人。ディミータとボンバルリーナ(?)すごいセクシー!グリドルボーンも良かった!男性ではマンゴジェリーが良かったな スタイル良くて(笑) Posted at 04:58 PM



ザックリした観想はtweetどおり。一応、別記事で感想書く予定なんだけど、書けるだろうか・・・(笑) とにかく 「Cats」は何度見てもいい。また観たい!

まっつあんこさんありがとうございまーす

劇団四季 作品紹介(ステージガイド) キャッツ

ウチのCat アガサ(熟女) http://p.twipple.jp/4zzeS Posted at 07:35 PM


キャッツつながりでウチのアガサ!


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コメント (2)
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【play】「レ・ミゼラブル25周年コンサート」鑑賞@BShi

2011-04-10 00:00:00 | play
「レ・ミゼラブル25周年コンサート」鑑賞@BShi
録画しておいた「レ・ミゼラブル25周年コンサート」鑑了!感動!コンサートなので衣装は着てるけど、マイクの前で歌うだけ。でも、泣ける… 作品とキャストの力!スゴイ迫力!ラストはオリジナル・キャスト登場!あの場に居たかった(>_<) Posted at 07:39 PM



「レ・ミゼラブル」は大好き。日本でも何回も見たし、20年近く前に行ったロンドンでも見ている。日本で見るより先にロンドンで見たのだけど、英語も全然分からないのに号泣した。やっぱり作品の持つ力だな・・・ どの曲も素晴らしいと思う。ロンドンで英語で見てるのにフランスを感じた! 日本で見るとさすがに日本人で日本語なのでパリを感じるのは難しいのだけど(笑)

ヴィクトル・ユゴーの原作は小学生の頃、児童文学で「ああ無常」を読んだだけで、ジャン・バルジャンがパンを盗んだことしか覚えてなかった(笑) ロンドンで見た後きちんと読み直した。正直、5冊あるうちの1冊分はカットできるんじゃないかなというくらい長かった(笑) 銀の燭台をくれる司教様の説明が延々と続き、ジャン・バルジャンが登場するのは1巻の半分過ぎたあたり・・・ 途中の巻でも半分以上がクリミア戦争の説明だし(笑) あと、女性をちょっとバカっぽく描き過ぎなところが不満だけど、まぁ時代的にしかたないか・・・

つらつら書いたけれど、とにかくミュージカル版「レ・ミゼラブル」はミュージカル作品の中でも1、2を争うくらい好きな作品。衣裳もセットも素敵だけど、今回はコンサート形式なのでセットはなし。舞台上にはマイクがセットされていて、主要キャストやアンサンブル達はそれぞれの場面で出てきてマイクの前で歌う。一段高いところにオーケストラ・ピッドが設けてあり、さらにその上にはおそろいのTシャツ姿のコーラス隊がいるという配置。このコンサートのために選抜されたキャスト達についてはあまり知らなかったけれど、かなり豪華キャストらしい。「ミス・サイゴン」のオリジナル・キャストだったレア・サロンガがファンティーヌ役で出ていてビックリ。確か以前、同じ形式で行われた10周年コンサートではエポニーヌを演じていたような・・・ ビデオに録ってると思うので探してみよう! とにかく、選りすぐりのキャスト達と、スゴイ人数のコーラスのおかげで大迫力! コンサート形式ながら全ての場面を演じてくれたし、最後には1985年のオリジナル・キャスト達が出演し、全員で"One Day More"を熱唱! これはスゴイ迫力。生で見たらスゴイだろうなぁ・・・ うらまやましい!


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