【art】「国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ」@東京国立博物館本館
去年開催予定だったのが延期になり1年間待ってた! 一番見たかった仏様で、なんとか桜井の聖林寺まで行けないものかと計画していたのだけど、まさかの十一面観音様自らお出ましに! とはいえ、夜間開館していないし、いつ見に行こうか考えて、7月の4連休中に「法隆寺展」(感想はコチラ)「聖徳太子のこころ」(感想はコチラ)と併せて見に行くことに決定✨
#聖林寺展 会場入りした瞬間ドーンとおられるのだけど、まずはその他の感想から。 #光背残欠 は十一面観音様の光背で、身光部の中軸以外の多くの部分が失われているけれど、残された部分の装飾が美しく、きっと輝くばかりに美しかったのだと想像できる。この光背をつけたお姿を見たかった🥲 pic.twitter.com/YBbp1Xeg1B
— maru 𓆸 (@maru_a_gogo) July 24, 2021
「光背残光」
「光背残光」は「十一面観音菩薩立像」の光背の残りの部分とのこと。光背がないお姿しか知らなかったので、まさか部分だけとはいえ光背が残っているとは思わなかった! 光背なのでそれなりの大きさがあるのだけど、大部分が失われているため、光背の全体像も想像がつかないし、十一面観音様にどのようにセットされていたのか分からない🤔 でも、残った部分の装飾が美しくて、全体が残っていたらさぞかし素晴らしかっただろうと思う。
#聖林寺展 #大国主大神立像 がコミカルでかわいらしい。十一面観音様が元いた大神神社創建に大きく関わったとされているとのこと。大黒天の姿で表されることが多く、同一視されていたらしい? 狩衣と袴姿が神様らしくなく親しみやすい。
— maru 𓆸 (@maru_a_gogo) July 24, 2021
「大国主大神立像」
大国主大神は「十一面観音立像」が、もともとおられた大神神社創建に大きく関わったとされるとサラリと説明に書いてあったのだけど、大国主大神って神様だよね? 大神神社は神様が造られたということなのか?? 毎度のWikipediaによると、どうやら大神神社の祭神ということらしいけれど???🤔
どうやら大黒天(Wikipedia)の姿で表されることが多いそうなのだけど、この方は狩衣と袴姿なので大黒天とは違うのかな? と疑問だらけ😅
#聖林寺展 #地蔵菩薩立像 は、江戸時代は大神神社境内の大御輪寺で、十一面観音様とともに安置されていたのだそう。明治時代の廃仏毀釈で離れ離れとなり、現在は法隆寺蔵。密教彫刻とのことだけど、平安時代の特徴かとてもふくよかなお姿が印象的。
— maru 𓆸 (@maru_a_gogo) July 24, 2021
「地蔵菩薩立像」
江戸時代までは大神神社で十一面観音菩薩立像とともに安置されていた地蔵菩薩立像。現在は法隆寺におられる。平安時代の密教彫刻ということで、とてもふくよかなお姿。衣の造形も美しく、とてもありがたい優しいお顔。150年振りに十一面観音菩薩様と再会🥰
#聖林寺展 ずっとお会いしたかった #十一面観音菩薩 思っていたより大きく肉感的。どーんとした存在感なのにスッとした佇まいでもある。ひび割れが涙袋のように見えるけれど、本来は涼しげな目元。厳しいようでもあり、優しく見守ってくださっているようでもある。素晴らしい。気づいたら泣いていた🥲
— maru 𓆸 (@maru_a_gogo) July 24, 2021
「十一面観音菩薩立像」
ずっとずっとお会いしたいと憧れ続けていた仏様。小さな会場なので入った途端に見れるのだけど、遠目でも思ったより大きくてビックリ。肉感的であることは画像などでも感じていたけれど、大きさまでは分からなった。美しい蓮華座の上にスッキリとお立ちで、大迫力ボディなのに涼やかなお顔が圧迫感を感じさせない。でも、威厳がある。
奈良時代の東大寺造仏所(コトバンク)の製作。願主は智怒王(Wikipedia)と言われており、木芯乾漆造り。木芯乾漆というのは、木で大まかな形を作り、その上に漆と木屎漆を塗って整形する手法。なので、木彫より表情が出しやすかったりするのかしら? お顔はもちろん、すっと垂らした右手の指の美しさ! 背中も美しい! 背中もみれるのは360°展示のおかげ。
とにかく神々しいお姿。コロナ禍の日本をお守りくださいと思ったら泣いてた😭
#聖林寺展 今この十一面観音様が見れるのは廃仏毀釈で壊されないよう、檀家さんたちが聖林寺に運び隠したから。かなり大きな仏様を運ぶのは大変だったと思う。またそれを守った聖林寺もすごいし、その姿に心打たれ即座に御堂を作り安置したフェノロサもスゴイ!そりゃ泣くよ😭
— maru 𓆸 (@maru_a_gogo) July 24, 2021
この十一面観音様は大神神社の境内にあった大御輪寺に上記の地蔵菩薩立像と一緒に安置されていた。明治政府が行った神仏分離(Wikipedia)により、大御輪寺が神社(現大直禰子神社)となることが決定。慶応4年(1868)5月16日、廃仏毀釈(Wikipedia)の動きを怖れた人々が聖林寺に運び、聖林寺も守って来た。
明治20年(1887)布につつまれたままの十一面観音様を、聖林寺を訪れたフェノロサが解禁。その美しさに心打たれ厨子を寄進し、人々に公開した。厨子の内部には滑車がついていて、いざという時に運び出せるように可動式になっているのだそう。フェノロサが日本美術にもたらした功績は大きい。
とにかく、様々は人々の尽力で、今自分が拝見できている幸せを感じて涙が止まらない😭😭😭
#聖林寺展 そして1年延期にも諦めず開催してくださってありがとうございます😭150年ぶりの再会を見れて感無量😭😭😭
— maru 𓆸 (@maru_a_gogo) July 24, 2021
本来は昨年開催される予定だったけど、新型コロナウィルスの影響で1年延期となった。諦めずに開催して下さったことに感謝している。主催者、関係者の皆様ありがとうございました🙏🙏🙏
十一面観音様が他県にお出ましになるのは初めて。ガラスケース内ではあるけど360°拝見できる機会は貴重中の貴重! 離れ離れとなっていた仏様たちと150年振りの再開を見届けられて幸せな企画展だった。
毎度しつこいけど、本物を見れる機会があるなら、絶対に本物を見るべき! 法隆寺展とVR聖徳太子のこころと併せて見るのオススメ💕
🎨国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ:2021年6月22日ー9月12日 @東京国立博物館本館
#聖徳太子と法隆寺 #聖徳太子のこころ #聖林寺展 お土産✨
— maru 𓆸 (@maru_a_gogo) July 25, 2021
ポストカード×2を2セットと #トーハクでVR法隆寺 でツイートしていただいたステッカー✨
そして大好きな #柿バター これオススメ🤗 pic.twitter.com/QBcv4Gi9kp
お土産はまとめて公開。「聖徳太子と法隆寺展」ではポストカード2枚。「聖徳太子のこころ」ではハッシュタグつけてツイートしてもらったステッカー、そして「聖林寺展」ではポストカード2枚と柿バター! この柿バター以前も東博の企画展で購入して、めちゃめちゃおいしかった! 今回もあるかもと期待してた✨ まんまとあったので2個購入! おすすめです💕
柿バターこれです!
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#聖徳太子と法隆寺 の会場である平成館の休憩室には、本館で展示中の国宝十一面観音菩薩立像のレプリカが展示されている。本物はもちろん撮影禁止だけれど、こちらは撮影🆗 pic.twitter.com/0ixIFbYrKW
— maru 𓆸 (@maru_a_gogo) July 24, 2021
平成館の休憩室にはレプリカが展示されていた。今回の紡ぐプロジェクトで製作されたのかな? 製作風景をNHKの番組で紹介していたのだけど、詳細を失念💦💦 とてもよく出来ているけれど、印象として少し小さめな気がするけど違うかな? 本物の十一面観音様は撮影禁止だけど、こちらは撮影OKなので是非!