【art】「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」鑑賞 @東京都美術館
世界最高峰の美術館の一つスコットランド国立美術館のコレクションを紹介する企画展。見たい企画展いっぱいあって、どうしようかと思っていたのだけど、ポスターにもなっているレイノルズの作品が見たくて行って来た!
#スコットランド国立美術館
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) July 3, 2022
つぶやけてなかったけど先週行ってきた💦
そんなに混んでなくて自分のペースで見れて良かった。
余裕があって見やすい展示。 pic.twitter.com/bSWNhANdaz
#スコットランド国立美術館
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) July 3, 2022
お目当てはポスターにもなってるレイノルズの #ウォルドグレイヴ家の婦人たち 三美神を意識して描かれている?透き通るような肌が美しかった✨
モネの #エプト川沿いポプラ並木 は晩春を描いているそうだけど光の柔らかさが良かった。
ジョシュア・レイノルズ「ウォルドグライヴ家の貴婦人たち」
ジョシュア・レイノルズ(Wikipedia)の作品は見たことがあるのかもしれないけど、意識して見たのは今作が初めて。第4代オーフォード伯爵ホレス・ウォルポール(Wikipedia)の依頼で描かれたそうで、ギリシャ神話の三美神(Wikipedia)をモチーフにしているのではないかとのこと。
左からアンナ・ホラティア、エリザベス・ローラ、シャーロット・マリアの三姉妹。注文主のホレス・ウォルポールは3人の大叔父にあたるそうで、嫁入り前の三姉妹のお見合い写真的な意味合いがあったのではないかとのこと。
そう考えると右のシャーロット・マリアはあまり顔が見えていなくて大丈夫なのか?と思うけれど、うなじの美しさが際立っているし、伏し目がちなエリザベス・ローラも、右を向いているアンナ・ホラティアも顔全体が見えているわけではない。これはあえて見せない部分を残して、男性たちの興味を引こうということなのかも🤔
ロココ調の衣装や髪型にも目がいくけれど、とにかく3人の肌の美しさがスゴイ。もう透きとおるような陶器のような白い肌。特段色っぽいポーズを取っているわけではなく、日常の風景ではあるのだけど、そこはかとなく感じられる色気。でも、とても品がいい。これは本当に素晴らしかった✨
クロード・モネ「エプト川沿いのポプラ並木」
クロード・モネ(Wikipedia)は1891年晩春から秋にかけて23点描いたそうで、今作は晩春とのこと。となると、描き始めた頃の作品ということになるのかな。そろそろ夏になる頃ということ? エプト川の辺りの気候がどんな感じか分からないのだけど、爽やかな空気感まで感じられるのはさすがだなと思う。
#スコットランド国立美術館
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) July 3, 2022
ミレイの #古来比類なき甘美な瞳 のモデルは子役のベアトリス・パックストンだそうだけど大人びた表情。
今回良かったのはゴーガン #三人のタヒチ人 聖書モチーフらしい?ゴーガン苦手だったけど再発見✨
コンスタブルとターナーが並んで展示してあってニヤリ🤭
ジョン・エヴァレット・ミレー「古来比類なき甘美な瞳」
「オフィーリア」で有名なジョン・エヴァレット・ミレー(Wikipedia)は好きな画家。好きなわりにミレイってツイートしちゃってて、それだと「落穂拾い」の方になっちゃうね💦
今作は子役のベアトリス・バックストンがモデルとのことで、このタイトル「古来比類なき甘美な瞳」は、エリザベス・バレット・ブラウニング(Wikipedia)の詩『カタリーナからカモンイスへ』の一節なのだそう。悲恋モノだそうだけれど、なぜこのタイトルにしたのだろうか? 汚れなき瞳とかなら分かるのだけど🤔
ポール・ゴーガン「三人のタヒチ人」
ポール・ゴーガン(Wikipedia)は何となくゴッホを裏切った画家というイメージがついてしまって😣💦 実際はゴッホの呼びかけには(お金のためとはいえ)彼しかいなかったわけだし、2人の個性がどうであれ、画家どうしが一緒に暮らすというのは、あまり現実的ではないように思うので、ゴーガンばかりが一方的に悪いわけではないとは思うけれど。
そいういう先入観が影響していたもしれないけれど、タヒチを描いた作品もあまり好みではなかった。でも、今回この「三人のタヒチ人」がとても良く見入ってしまった。
1895~1901年に2度目に訪れた際に描かれた作品で、キリスト教が題材に西洋と非西洋を描いた作品なのだそう。果実を持った左側の女性は、聖書に登場する誘惑するタイプで、右側の女性の結婚指輪は義務と責任を表しているとのこと。あれ?でも指輪右手にはめてるよね?🤔
とにかくこの左の女性の視線にくぎ付けとなってしまった。誘惑されてしまったのでしょうかね😅 ツイートの順番的に最後から2番目の紹介となったけれど、今回の企画展では今作が一番好きだった。
#スコットランド国立美術館
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) July 3, 2022
撮影ポイントに使われている #アメリカ側から見たナイヤガラの滝 が大迫力❗️ 展望台に小さく男女が描かれている。
点数は多すぎず少な過ぎずサクッと見れて良かった✨
お土産はポストカードとコラボキューピー pic.twitter.com/Pgg94V194j
東京都美術館では、物販コーナーを出たスペースに撮影コーナーがあることが多く、今回は最終展示作品「アメリカ側から見たナイヤガラの滝」のパネルが展示してあった。
フレデリック・エドウィン・チャーチ「アメリカ側から見たナイアガラの滝」
ということで、最後の作品はフレデリック・エドウィン・チャーチ(Wikipedia)の「アメリカ側から見たナイヤガラの滝」 かなり大きな作品だけど、唯一の大作とのこと。1840年代後半にナイヤガラを20点以上描いたそうで、現地でのデッサンや写真をもとに描いたのだそう。
今作は、つつましい家庭出身でアメリカで財を成したスコットランド人のジョン・スチュワート・ケネディ(Wikipedia)が母国に感謝を込めて寄付したとのこと。
作品の大きさもあって大迫力で、水が落ちる音まで聞こえてきそうだった。左の真ん中あたりに展望台にいる2人の男女が描かれていて、それがナイヤガラの大きさを感じさせる。これは素晴らしい。
不勉強でチャーチの事は全く知らなかったし、おそらく作品を見たのも初めてだけど、圧倒された作品だった。
お土産はポストカードと、コラボキューピー。これは軍服? かわいくて思わず買ってしまった😅
ルネサンス期から印象派まで見応えのある企画展だった。金曜日の夜間で日時指定もあり空いていて、大きめの作品が多いこともあり、見やすい展示だった。
感想書くのが遅くなってもうとっくに終わってしまったけど、見て良かった企画展だった。
スコットランド美術館 THE GREATS 美の巨匠たち:2022年4月22日~7月3日 @東京都美術館
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