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【art】「北斎とジャポニズム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」

2018-01-21 00:11:45 | art

🎨【art】「北斎とジャポニズム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」🎨

 

 

絶対に見たいと思って前売券買ってたのにまたもや閉幕ギリギリ💦 追い込まれないとやらない性格。あとまぁ、20時までやってる金曜日に行きたいとなると、どうしても日程が限られてくるのもある。←言い訳(o´ェ`o)ゞ

  

 

 

江戸時代の絵師 葛飾北斎(Wikipedia)が、ジャポニズムにわく西洋の芸術家たちに与えた影響を見てみようという企画展。個人的に北斎は特別好きな絵師というわけではない。浮世絵は美人画の方が好きなので、鈴木晴信(Wikipedia)や喜多川歌麿(Wikipedia)の方が好き。でも、富嶽三十六景(Wikipedia)を初めとした作品を見れば、その構図の大胆さにやっぱりすごいと思う。北斎漫画(Wikipedia)の楽しさも好き。大好きな映画『パンズ・ラビリンス』(感想はコチラ)に出て来るペイルマンと同じ形状の妖怪を、北斎が出版した本の中に見かけた覚えがあって、画像を探すのだけど全然見つけられない💦 

 

国立西洋美術館はB1からB2へ移動して、さらにB1に戻って、1Fへ上るっていう導線。これ結構疲れる💦 会場もそんなに広くなくて、思ったより混んでいたこともあるけど、狭い展示スペースだと混み合ってしまう。会場入って直ぐは、北斎が紹介された出版物。展示品自体が小さいこともありいきなりの列💦 これは諦めて後ろからチラチラ見る作戦。だんだん作品が大きくなってくると、自分のペースで見ることができるようになった。ということで、いつものとおり感想Tweetしておいたので、追記する形で感想とする。

 

 

 

Tweetにもあるとおり、正直ちょっとこじつけっぽい気もする作品もあった。でも、それまでに西洋画にはなかった雪景色を描くとか、そういう意味での影響があったといえばそうなのでしょう。そして、やはり芸術家! 見事に模写しているし、見事にアレンジしている。それは作品としてもそうだけれど、スケッチなどからも感じられる。


 


 

印象派(Wikipedia)の画家クロード・モネ(Wikipedia)は食堂の壁に浮世絵のコレクションを飾っていたそうで、飾られていた北斎の作品が展示されていた。これは興味深かった。Tweetではモネの作品みたくなっちゃってるけど、「踊り子たち、ピンクと緑」はエドガー・ドガ(Wikipedia)の作品。バレエを習っている身としては、やっぱりバレエを題材とした作品には惹かれる。「エトワール」は大好きな作品。この「踊り子たち、ピンクと緑」で腰に手を当てているダンサーの形が、「北斎漫画 十一編」に描かれた力士をモチーフにしているのではないかとのこと。うーん。まぁそういわれればそうかも? ただ、この体勢バレエダンサーってよくやるんだよね。実際、今回ちょっとこじつけかなと感じるものも多かったけど、まぁ影響っていうのはそのままパクるってことではないからね。

 

🎨エドガー・ドガ「踊り子たち、ピンクと緑」

 

🎨 葛飾北斎「北斎漫画 十一編」

 

 

元ネタ「富嶽三十六景 東海道程ヶ谷」の影響を受けたと言われているモネの「陽を浴びるポプラ並木」は作品自体が好きだった。色の具合も好きだったし、日の感じも好きだった。元ネタの北斎の浮世絵も展示されていて、これは旅の楽しさも感じられておもしろい。そしてやっぱりこの構図はスゴイ! 元ネタは作品が展示されていたり、写真展示だったり。やっぱり本物が展示してあるとうれしい。北斎の作品はスゴイ!


🎨クロード・モネ「陽を浴びるポプラ並木」


🎨葛飾北斎「富嶽三十六景 東海道程ヶ谷」

 

 

 

 

アール・ヌーヴォー(Wikipedia)の代表的存在であるガラス工芸家のエミール・ガレ(Wikipedia)、そしてドーム兄弟(Wikipedia)。ガレがジャポニズムの影響を受けたことは知っていたけど、あの有名なトンボモチーフが北斎とは知らなかった。これほぼそのまま。ティファニーの「ランプ・トンボ」も「北斎漫画 初編」から。ティファニーの画像は見つからず💦


エミール・ガレ「花器:トンボ」


🎨葛飾北斎「北斎漫画 初編」


 

 

 

オディロン・ルドン(Wikipedia)のリトグラフが3点。奇怪な姿なのにどこかかわいらしい。このうち「「聖アントワーヌの誘惑」第1集より《Ⅴ.それから魚の体に人間の頭を持った奇妙なものが現れる》」が好きだったのと、この元ネタである「百物語 皿屋敷」が、子供の頃家に合った画集で見てホントに怖かった覚えがあって、やっぱりこれはインパクト大きいんだなと思った。


🎨オディロン・ルドン

「「聖アントワーヌの誘惑」第1集より《V.それから魚の体に人間の頭を持った奇妙なものが現れる》」



🎨葛飾北斎「百物語 皿屋敷」

 

 

 

ということで、Tweetにもあるとおり見応えのある企画展だった。西洋の画家たちの作品とともに、北斎の作品も見れちゃうってかなり贅沢。これは見て良かった! 会期終了間近の金曜日ということもあってか、結構混んでた。18時頃着いたけど入場券買うのに列ができてた。もう見てる人たくさんいると思うけど、迷っている方は是非! 毎回書いているけど、見れる機会があるなら絶対本物を見るべき!

 

 

🎨北斎とジャポニズム:2017年10月21日~2018年1月28日 国立西洋美術館

北斎とジャポニズム

 

おまけ

  

 

 

 

エスカレーターには北斎の浮世絵に登場する人たち。気づいたの遅くてギリギリ撮れたこの人誰だろう? 動いてるからブレたかなと思ったけど、ちゃんと撮れてて良かった😌

 

 

 

 

 

国立西洋美術館といえばコレ! 毎回撮っちゃう。昼間の方がちゃんと見えるけど、夜間のライトアップで見るのも迫力がある。


追記


そうそう! どうやらクロード・ドビュッシー(Wikipedia)が、北斎の「神奈川沖浪裏」から着想を得て、交響曲を作ったらしいので、探してみた! 交響詩「海」というそうで、YouTubeで動画差がいてみたら、1978年2月14日にヘルベルト・フォン・カラヤン(Wikipedia)指揮のベルリン・フィルの演奏動画が見つかったので貼っておく。


🎨葛飾北斎「神奈川沖浪裏」


交響詩《海》(ドビュッシー)

最後が波っぽい?

 


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