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【MJ】「おもしろ仏教講座」鑑賞@よみうりホール

2015-03-15 00:55:07 | MJ

「おもしろ仏教講座」鑑賞@よみうりホール

有楽町へー今日はこれから、MJと笑い飯哲夫の「おもしろ仏教講座」その後『イミテーション・ゲーム』

 

見るよ (@ よみうりホール in 千代田区, 東京都)



MJことみうらじゅん氏でお気に入り登録しているので、e+からお知らせが来て知った公演。タイトルに対してMJからのいじりがあったけど、「おもしろ仏教講座」というのは、笑い飯の哲夫氏が各地で公演している際のタイトルらしい。てっきり「おもしろ仏像講座」だと思ってチケット取ってしまったのだけど、仏教だった(笑) でも、仏像を知るためには仏教を知っておいた方がより分かりやすい! ということで行ってきたー


てっきり2人でトークするのかと思ったら、下の画像にもあるとおりの2部構成で、まったく絡まないことが判明。まぁ別にいいのだけど、正直MJを見に来ているから、少しでも長い方がいいなぁと思ったり(o´ェ`o)ゞ でも、見終わったら哲夫氏の講義もとっても楽しかったので、この構成で良かった


【おもしろ仏教講座:MJメモ】仏像スクラップ、おじいちゃん、東大寺四天王とビートルズ、ウルトラマンと仏像、迦楼羅、怪獣スタンプと御朱印(御徒町はガラモン)、アウトドア般若心経


  · 1時間1時間前

【おもしろ仏教講座:MJ感想】ファンとしては知ってる話題ばかりではあるものの何度聞いてもおもしろい♬ アウトドア般若心経は何度見ても感動する!舎利子が2回も出てくるのは、大乗仏教の上から目線だからというのは勉強になったw スライドの迦楼羅かっこよかったけどどこの?見たい!


進行役の女性から紹介がありMJご登壇。自身の紹介を茶化し、その後タイトルいじり(笑) 仏像ブームを作ったと紹介され、確かに阿修羅展(感想はコチラ)では仏教ブームが来たと思ったけど、現在開催中の「みちのくの仏像」(感想はコチラ)ではベレー帽(おじいちゃん)ばかりである。要するに仏像ブームなどなかったということだと語る。でも、ブームってそういうものだけどね(笑) タイトルについては"おもしろ"とついているものが面白かったためしがないと笑わせる。相変わらずのMJ節。笑わせようとガツガツしていないのに笑ってしまう。茶化しても人をバカにしたような嫌な感じはしないのはMJならでわ。


感想やメモtweetにも書いたけど、スライドも使用したトークは、ファンなら既に知っている内容が多かったけど、何度聞いても笑ってしまう。MJの仏像好きとコレクター癖は、母方のおじい様のDNA。このおじい様はMJのことをかわいがってくれて、よくお寺に連れて行ってくれたのだそう。おじい様のライフワークは石碑などに紙を当てて写し取る拓本(Wikipedia)。それをまとめた本を自費出版された際、めったに出ない親戚の集まりに出席。1冊3,000円の本を4冊ずつ買わせたそうで、タイトルに"上"とあり親戚一同を戦慄させた。亡くなった後、続編のゲラを発見したところ、タイトルに"中"とあり驚愕したというエピソードは本でも読んだし、トークイベントなどで何度も聞いたけれど、頑固じいさんと孫MJの姿を想像して毎回ほっこりしてしまう。


ここは有楽町ですねからの、先日開催されていたJRの怪獣スタンプラリーの話題。MJが怪獣スタンプを集めているのは、ラジオか何かで語っていたので知っていたけど、どうやら人気の怪獣は遠方にあったらしく、なかなか大変だった様子。しかも、改札の外にスタンプ台が設置されているため、お金も時間もかかるということで、これはおそらく大人をターゲットにしていると思うということで、MJ世代は万博などのイベントごとにスタンプを集めてきたと語る。そして、それは少年時代に始めた御朱印集めにも通じていて、あれはスタンプだったんだと仏教につなげたのはさすが


スライドを使ってのトークは、まず仏像スクラップから。スクラップを始めたきっかけは、お寺からもらったパンフレットなどを捨てられないためだったというのは初耳だったかも? 記者と編集者を兼ねていたので、締切が大変だったのは、仏像スクラップだけを担当していたからじゃないよね。と、トークで語られていないことも書いてるのは、知らないことがあったので負けず嫌いのファン心理(笑) 


ウルトラマンが弥勒菩薩であるというのは、MJが少年だった頃から言い続けていたこと。円谷英二氏の本だったかな?に「そういう事を言っている人がいるが、本当のことである」と書かれていたそうで、MJの主張が正しいことが分かったわけだけど、今回その言及はなかったかな? 後ろの方の席だったので、スライドの文字や細かい画像が見えなくて、何について話しているのか分からない時も・・・ ウルトラマンの中に鳥っぽいデザインのマンがいるらしく、その原型になったのが迦楼羅。ガルーダ・インドネシア航空のガルーダであるとの説明があった。この時映っていた迦楼羅像が超かっこよかったのだけど、どこのお寺にあるんだろう? この迦楼羅像は見たい! 


中宮寺の如意輪観音が映る。中宮寺では如意輪様と言っているけれど、半跏思惟のポーズは弥勒菩薩であると語り、伝わっている名称と、実際の姿が違っていることはよくあるとも言っていたような・・・ 弥勒菩薩は釈迦の入滅後56億7千万年後に来迎すると言われていて、少しは減っていると思うけれど、誰もカウントダウンしていないので分かりにくい。なので渋谷駅辺りでオリンピック時のようにカウントダウンしたらどうかと言ってて笑った(笑) 中宮寺の菩薩様は女性的。お寺の方に菩薩様は女性なのかと聞くと、たいてい両性具有であり男性でも女性でもないと言われるけれど、インドなどの仏像にはハッキリと乳房があるので、おそらく女性なのだと思う。それが中国などを通って日本に入って来る流れで、性的なものを排除されてしまったのではないかという話は興味深かった。きちんとした知識があってのおもしろ話なのであって、そういうところが尊敬しているところ


えーと、後は何か話してたかな? 最後は看板などの文字を集めたアウトドア般若心経の一気見。これについてはMJが集めている時から知っていたし、温泉に入っている時に井上陽水声の啓示を受けて始めたことも知っていたけど、8年もかかっていたとは・・・ ちゃんこDining若と、勝亦さんが活躍したのは知っていたけど、1文字につき1つの看板から使いたいとのこだわりで、"亦"については出版時に別の場所で撮影した文字に差し替えたとのこと。望遠を使うのはズルイ気がするので、望遠は装備していないカメラを使用しているため、どこかの会社だか学校だかの文字を使いたくて、勝手に敷地内に入って撮影していたところ、職員の方に声をかけられて慌てて逃げた話は初耳かも。


「100分de名著」では般若心経に舎利子の名前が登場するのは、釈迦と共に修行に出かけると、突然釈迦が瞑想に入ってしまい、代わりに観音様が現れた。そこで舎利子が観音様にどのように仏教を理解したらよいか問いかけたところ、答えて下さったのが般若心経。なので般若心経に出てくる舎利子は観音様の呼びかけであるとのことだったのだけど、MJは大乗仏教の上から目線であると語っていた。この辺り自分の理解度が足りないせいか、これがどういう意味なのかちょっと分からなかった 


アウトドア般若心経の一気見は、スライドショーでも見たし、「タモリ倶楽部」でお坊さんの読経に乗せての放送も見た。でも、毎回笑えて毎回感動。256文字よく集めた MJによるとアウトドア般若心経の良いところは、日常の中で発見できること。写経は室内でないとできないし、足も痺れてしまう。アウトドアなら健康的であると語って終了。


MJ目当てで行っているので、仏教的にこれでOKなのかは不明。でも、仏教にも詳しいということがMJを好きな理由でもあるので、その辺りも含めて、ちゃんとした知識がありつつ、ゆるくおもしろくアウトプットするMJはやっぱりスゴイ



第1部 講師MJ 終了 スライド使用、ほぼスライドショーw

 

  

【おもしろ仏教講座:哲夫メモ】奈良DVD←見たい!、仏教用語の響きが好き、東西南北と式と色と動物と曜日、塔の配置の変遷、ラーフル(位置が大事)、如来☞菩薩☞明王☞天の煩悩指数(邪気の浣腸とオシャレ度)


  · 1時間1時間前

【おもしろ仏教講座:哲夫感想】さすがに話が上手い!どこまで狙いか分からないラーフルの使い方w 多分仏教では基礎の基礎の部分だと思うので、ここからこんな感じで入れたら楽しいかも♬仏像のランクの説明が、分かりやすい上に笑えてバカで最高だった!( ´∀`)bグッ!


第2部は笑い飯哲夫氏。というか、多分こちらがメイン。以前は、お笑い好きでよく見ていたのだけど、最近のバラエティー番組のお笑い芸人+若手女性タレントの乱用で食傷気味・・・ なので笑い飯は知っていたけど、芸自体はほとんど見たことがない。逆に新鮮な気持ちで見たのだけど、とにかく話術がスゴイ! 好みの問題があるので、好きか嫌いかは分かれると思うけど、いわゆるマシンガン・トークっていうのかな? 言葉が途切れることなく喋りまくる。しばしば脱線するけど、それできっちり笑いを取りつつ、訳が分からなくなってしまうことはない。この話術はスゴイと思った。


初めにMJにいじられたタイトルについて。進行役の方からタイトルコールされた段階で笑いが起きていたけど、この「おもしろ仏教講座」というタイトルをつけたのは哲夫氏。ハードルを上げることによって、よりおもしろくしようという気持ちからつけているそうで、このタイトルで以前から公演活動をされているのだそう。僧侶になるべく学んでいる学生さんの前で講演したこともあるそうで、もちろん真面目にやっているとは思うけれど、ご本人としてはお笑い芸人がする講義として見てもらった方がやりやすかったりする。でも、先生から注意を受けていたため合掌で迎えられてしまい、とっても緊張したという主旨のことをお笑い口調で話す(笑)


仏教に興味を持ったのは、例えば"諸行無常"などの仏教用語の響きが好きだったからで、子供心にカッコイイと思い、それからいろいろ調べるようになった。ただし、自分としては仏教が好きであるということを、周りに知られるのは恥ずかしかったためずっと隠してきた。ある時、テレビ番組で先輩芸人が楽屋にある哲夫氏のカバンの中身を見ることになり、誰にも見せていなかった仏教関連の書籍を見つけられてしまい、先輩たちにいじられた。それに興味を持った事務所が、本の出版を企画。この本が結構売れたため、奈良の仏像を訪ねるDVDも販売した。相方と一緒に寺巡りするという案もあったけれど、できれば喋らない相手と一緒に行きたかったため、奈良と言いえばのせんとくんと一緒にという企画を立てたけれど、せんとくん側の許可が下りず、鹿の被り物をしたスタッフが同行した。中には厳しいお寺もあり、被り物をしての撮影不可だったため、いくつかのお寺では、誰だかわからないオッサンとお寺巡りをしている図になっているとのこと。このDVDはあまり売れなったとのことだけど、会場には本もDVDも持っている方が数名いらした。コアな哲夫ファンなのか でも、このDVDはとっても見たくなったので気持ちはよく分かる(笑)


とにかく前述したとおり、すごい勢いで話すので、当然ながら入って来る情報量も多い。その中で何を重要と考えるかってことも人それぞれだと思う。でも、一応仏教講座に来ているわけだから、仏教を中心に感想は書きたいわけだけど、メモも取ってないし っていうかメモ取れるような速度じゃないし(笑) ようするに、抜けてる話題があるよってことです。言い訳です(o´ェ`o)ゞ


講座はホワイトボートを使って話すらしいのだけど、会場が広いので当然後ろの方の席は見えない。そこで、ホワイトボードを映すカメラが設置され、スクリーンにその映像を映すシステム。ただ、映せる範囲が若干狭いので、端に書いてしまうと映らない。そこで登場するのがメモtweetにあるラーフル。ラーフルというのは黒板消しのこと。でも、これは黒板じゃないから白板消しですね。学生のころ先生に言われて黒板消しを取りに行ったら、入っていた段ボール箱にラーフルと書いてあった。なのでこれはラーフルです。このラーフルをスクリーンの端の位置に目印として置いておけば大丈夫。動かしてもOKなように目印も書いておきましょう!とラーフルをの形をなぞる。とかいうことを延々とやるわけです(笑) イヤ、それが嫌だったわけじゃなくて、おもしろかった。これだけ脱線してても全然イライラせずに笑える。でも、全然本題に入らない しかも、このラーフルを置く位置の目印も無意識なのか、意図的なのか消してしまって「消してもーた!アチャー(´・ω・`) 」的なのもある。ラーフルは普通の黒板消しとして使われたり、目印に戻ったりする(笑) で、この記事も全く本題に入らない(o´ェ`o)ゞ


さて本題に! 東西南北と四季と色とっていうメモtweetの内容については、覚えてはいるのだけど、感覚で覚えているところがあるので文章にするの難しいな 釈迦が供を連れて王宮から出る時、東から出ようと思ったら老人がおり、西から出ようとしたら病人がいて、南から出ようとしたら死体があり、北には修行僧がいた。釈迦はこのことから、人間は生・老・病・死からは逃れられないということを知り、これを四苦と言う。この東西南北に、日は東から登るから東には"日"、とかいうように日・月・火・水・木・金・土を当てはめると曜日になる。また、また東西南北に色を当てはめると、東は青・西は白・南は赤だけど朱・北は黒だけど玄と表記し、さらに動物を当てはめると、東は青竜・西は白虎・南は朱雀・北は玄武となり、それぞれ方角を守る動物となる。さらに、東西南北はそれぞれ、春・夏・秋・冬も当てはめることが出来る。ということを、例えば北は黒なんですが昔は玄と書いていたので玄と書きますぅと関西弁で軽妙に説明。字は特別キレイなわけではないけれど、あれだけの量喋りながら、スゴイ勢いで書いていることを感がえればかなり上手。


1つのエピソードを話す前に、2分後にビックリさせます!とか、30秒後にえーって言わせますとか前フリをして話す。あえてハードル上げたり、上から目線のキャラを作って笑いを取る手法もあると思うけど、そういうのともちょっと違って。えーってならなくっても「あれ 知ってましたか? 今日のお客さんレベル高いですねー」というような感じ。←どんな感じ(笑) 飄々としてるとのとは違うし、脱力キャラとも違うんだけど、この感じは好きだった。何度も言うけど、かなりの勢いで話すし、たびたび脱線もするのだけど、それも含めて独特のリズムがあるので聞きやすい。って自分も脱線してしまった 何が言いたかったかというと、ビックリさせますよというフリから、釈迦が生死をさまようほどの苦行をした後、心身をいやそうとしていた時、ミルク粥を作ってくれたのがコーヒーフレッシュでおなじみのスジャータさん。それは知っていたので、おーとはならなかった・・・ 「聖☆おにいさん」でブッダとイエスも話してたし(o´ェ`o)ゞ


えーと、後は何を話したかな? 竹脇無我の話は何で出てきたんだっけ? 他にも話していたと思うけれど思い出せないので、メモtweetにある塔の配置について書く。塔というのは五重塔のこと。五重塔は仏舎利と呼ばれる釈迦の遺骨を納める所。それは知っていたのだけど、この五重塔に対する信仰の度合いが、年代を経るごとに変わっているらしく、それが伽藍配置に明確に表れているということを、スライドを使って説明したのが、とっても分かりやすくて楽しかった♬ 最終的に門の外出ちゃってたし(笑)


そして最後が最高に笑った! 仏像好きとしては常識中の常識である仏の位。厳密にはもっとあるのだけど、大まかには4つの階層に分かれている。上から如来☞菩薩☞明王☞天。この階層については天の能力が劣っているとかいうことではなく、それぞれ意味があってこの姿をしている。如来は悟りを開いて天上から人々を救う。菩薩は悟りを開く一歩手前で踏みとどまり人々を救う。明王は諭しても言うことを聞かない人々を怒りをもって救う。天は人々を救うというより、守護的な役割なのかな? 哲夫氏の説明はその役割もそうだけれど、それぞれの特徴を分かりやすく見せるという、初心者向けのものでこれがまさに目からウロコ! それぞれの煩悩指数をホワイトボードに記載。この指数は分かりやすく書いているだけなので、例えば明確に決められた数値というわけでない。仮に如来:煩悩指数0・菩薩:煩悩指数0.001・明王:煩悩指数0.01・天:煩悩指数0.1とする。で、この後スライドを見せるので、それぞれが浣腸されている思って見て下さいとのこと。


如来様は涼しいお顔。煩悩0なので浣腸されても「かまへんよ!」って感じ。煩悩0なので服装にもこだわらず衣を纏っているだけ。菩薩様も煩悩指数0.001なので穏やかなお顔。「かまへん!」 煩悩指数0.001なので、ちょっとアクセ欲が出てしまっている。明王は煩悩指数0.01なので結構怒ってます! そしてオシャレ度が増しています。そして煩悩指数0.1の天にいたっては激怒! めっちゃ怒ってますやん! そしてめちゃくちゃオシャレですやん! で、さっから浣腸してた邪鬼を踏みつけてますやん! 天が踏みつけている邪鬼で落とす見事なシメ! これは笑った(。・w・。) ププッ 


多分、お2人がして下さったのは、仏教の入口の部分かもしれない。仏像が好きなので、普通の人よりは仏教的なことを知っているかもしれないけれど、基本無宗教だし全然知識も足りてない。そんな自分でも知っていること多かったし。だからこそ、こうして楽しく入れたら、もっと身近に感じられるのかも? まぁ、仏教に興味があろうとなかろうと、トークイベントとしても楽しかった


「おもしろ仏教講座」でこれ頂いた


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