【備忘録】「古都浪漫こころ寺巡り:笠置寺・海住山寺」
笠置山 巨石信仰 貝吹き石、ゆるぎ石←怪力の僧が幕府軍に投げ下ろした? 幕府軍により周辺の寺を焼き尽くし、この時に笠置寺の弥勒磨崖仏も焼けてしまった この幕府軍は後醍醐天皇の時代だから室町? #こころ寺巡り ←録画見てます!
笠置寺 虚空蔵菩薩の磨崖仏あり #こころ寺巡り
弥勒菩薩磨崖仏しかないのかと思ったら、笠置寺にはなんと虚空蔵菩薩ではないかと言われている磨崖仏が残っているのだそう! 良かった!
伝虚空蔵菩薩磨崖仏
どっしりとしたお姿で素晴らしい これ実物見たい! これかなり巨大だけど、どうやって彫ったんだろう? 足場を組んだのかな? まぁ、そうでしょうね(o´ェ`o)ゞ
巨石は神が降り立つ場所として信仰の対象となった 笠置寺境内は行者が訪れる行場 虚空蔵菩薩の磨崖仏の裏手の胎内くぐりを通ることは、一度死んで母親の胎内に戻ること #こころ寺
行者(Wikipedia)というのは、修行をしている人という意味なのだそう。役行者のイメージが強いので、修験道(Wikipedia)の修行をしている人を言うのかなと思っていた。笠置寺は真言宗智山派ということなので、修験道とは関係ないのかな? 笠置寺境内には2つの巨石を両界曼荼羅(Wikipedia)に見立てたりと、巨石で仏教世界を現している。その1つの"胎内くぐり"(胎内くぐりとは|コトバンク)というのは、岩と岩の間を通り抜けるような感じなのだけど、それはtweetにもあるとおり、生まれ変わるというようなことなのかな? これは行ってみたい!
薬師石と文殊石が笠置寺創建にまつわる舞台 天智天皇の皇子が鹿狩りの際、薬師石で立ち往生。命を助けてくれたら山中に弥勒菩薩を彫ると祈り、再訪の目印にとして笠を置いたことから笠置となった #こころ寺巡り
薬師石と文殊石も巨石。笠置寺創建にまつわるこの話には実は続きがあって、皇子は約束通り再訪したのだけど、弥勒菩薩を彫ろうとするも、どうすればいいのか途方に暮れてしまう。すると仏たち(←曖昧)が現れ、弥勒菩薩磨崖仏を彫ったという伝説。よく考えると皇子笠置いて帰って、再訪しただけで何もしてないね
東大寺の良弁は笠置山で修行 弟子の実忠が千住窟から弥勒菩薩浄土で修行し笠置寺に持ち帰ったのが修正会、これを東大寺に持ち込んだのが修二会(お水取り) 笠置寺に正月堂があるので、東大寺には二月堂からしからない #こころ寺巡り
重複するけど補足の意味で書いておくと、東大寺(華厳宗大本山 東大寺 公式ホームページ)の開山良弁(Wikipedia)は笠置山でも修行をしたそうで、その弟子実忠(Wikipedia)が笠置寺の千住窟を通って弥勒浄土で修行をして戻り、修行の仕方を持ち帰り説いたのが修正会(Wikipedia)。これを東大寺に持ち込み実施したのが"お水取り"の名前でも有名な修二会(Wikipedia) 東大寺には二月堂と三月堂があるけれど、正月堂がないのは笠置寺に正月堂があるから。これはビックリした! 静かな佇まいの笠置寺が、あの東大寺のお水取りの元祖だったとは
正月堂の本尊は実忠が存在を感じた十一面観世音 #こころ寺巡り
これも補足! 前述した修行中の実忠のもとに、実体の十一面観音様が訪れたそうで、正月堂のご本尊となったとのこと。補足ってそのままだけど・・・(o´ェ`o)ゞ
解脱鐘 六葉形は中国宋のもの 日本に現存するのはこの鐘のみ 上源上人が貞慶には寄進 #こころ寺巡り
解脱上人貞慶(Wikipedia)は、春日明神の啓示を受けて、笠置寺へやって来た。その貞慶に重源上人(Wikipedia)が贈った解脱鐘は中国宋のものだそう。これは六葉形をしている。六葉形というのは、鐘の下の部分が花びらのように六つのひだがある感じ? 画像が貼れればいいんだけど、個人の方が撮った画像しか見つからなくて・・・
貞慶再び春日明神のお告げを受け海住山寺へ 東寺と唐招提寺から仏舎利を一粒ずつ賜った #こころ寺巡り
そして貞慶は再び春日明神(Wikipedia)から啓示を受け、荒れていた寺へ移り、海住山寺(海住山寺|かいじゅうせんじ)と名付ける。その際、東寺(東寺 -世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺)と唐招提寺(唐招提寺)から仏舎利(Wikipedia)を1粒ずつ賜ったと記述があるのだそう。仏舎利というのはお釈迦様の遺骨なのだけど、そんなにあちこちにあるものではないよね? 実際は何なんだろう? 別にいいけど(o´ェ`o)ゞ
補陀落山浄土図、十一面観世音来迎図 本尊は十一面観世音菩薩立像 平安中期? 貞慶念持仏?も十一面観世音菩薩立像 平安初期 #こころ寺巡り
海住山寺には補陀落山浄土図と十一面観音来迎図が伝わっている。十一面観音様が多くの菩薩様を引き連れて来迎する姿が美しい。補陀落(Wikipedia)って初めて聞いたけど、これは観音様が住まわれている、もしくは立たれる場所なのだそう。なるほど、そう言いたくなるような美しく、穏やかな風景。
海住山寺の境内には春日明神 春日明神そばに五重塔 室生寺の次に小さな五重塔 東大寺大仏殿にならって作られた四天王像は大仏殿様 運慶が指揮? 彩色がかなり残っている!見たい #こころ寺巡り
春日明神の啓示を受けてこの地に来たのだから、もちろん境内に祀ってある。お寺の中に神様って変な感じだけど、日本には神仏習合(Wikipedia)という文化(?)があるので、そんなに不思議ではないかも。その傍に五重塔。五重塔というのは仏舎利を収めるためのもの。tweetにもあるとおり、室生寺(女人高野 室生寺)の次に小さな五重塔。東大寺大仏殿の四天王を模した大仏殿様(Wikipedia)の四天王は、鎌倉時代の大仏師運慶(Wikipedia)の指揮の下作られたのではないかと言われているのだそう。4つの方角を守る四天王は、お顔がそれぞれの方角の色をされている。
これしっかり色が残っている。衣にも色や模様が残っていて興味深い。これは見てみたい!
古都浪漫こころ寺巡り:毎週土曜 21:00~@BSフジ
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