🎨【art】「市川ゆかりの作家たち展」@芳澤ガーデンギャラリー🎨
遠山悦子「さくらを追って」 / 長島充 「現実と幻想の狭間で」
家から徒歩10分くらいの場所にある芳澤ガーデンギャラリーで「市川ゆかりの作家たち展」が開催中。チラシを貰って来た母親に誘われて徒歩で行ってみることに。
市川在住のテンペラ画家 遠山悦子さんの「さらを追って」と、市川出身の版画家 長島充 さんの「現実と幻想の狭間で」の同時開催。ギャラリー自体広くないし、半分に区切っての展示なので、それぞれ点数は多くないけれど、見応えがあった。
🎨長島充「現実と幻想の狭間で」
長島充さんの作品は正直に言うと好みとは違うのだけど、とても細密で濃い色の配色が好きだった。気に入ったのは「不思議の国のアリス」を題材にした作品。あまり大きくない作品で、画面の左下にドードーと右下にアリスが描かれている。ジョン・テニエルの絵をモチーフとしている感じ。残念ながら画像は見つけれず😢
ご本人も在廊されていた。
🎨遠山悦子「さくらを追って」
とっても良かったのが遠山悦子さんの「さくらを追って」 タイトルどおり桜を描いた作品のみの展示。作品自体が大きいので、第3展示室合わせても10点に満たない点数だったけれど、どれも迫力がスゴイ! 太い幹の豪快さも素晴らしいけれど、細かく描かれた桜の花の濃淡で、まるで3Dのように立体的に浮かび上がって来る。これはスゴイ!
好きだったのは岐阜県荘川の荘川桜二世を描いた作品。ダム建設のため水没することになった桜の樹を救おうというプロジェクトが立ち上がり、ダムを見下ろせる高台に移植したのだそう。そういう逸話を読んだこともあり、この桜の美しさの中に切なさが見える。そして桜吹雪の中にいるかのような3D感。残念ながら画像は見つけられず😢
遠山悦子さんも在廊されていて、お話させていただいた。とても気さくな方で、東北地方に桜のスケッチ旅行をした際に、大雪に見舞われてしまったお話などしていただき興味深かった。
ロビーには依頼があって製作したという法隆寺の救世観音の等身大模写があって、これも素晴らしかった。法隆寺で見た救世観音そのままの神々しさ。制作過程が映像で紹介されていたけれど、石膏に彫刻して金箔を貼り付けてあるっぽい。
何気なく出かけたけれど、思いがけず素敵な作品に出合ってうれしかった。入場無料だし機会があれば是非!
🎨市川ゆかりの作家たち展:2019年4月12日~5月6日 @芳澤ガーデンギャラリー
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