goo blog サービス終了のお知らせ 

南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

125cc遠心クラッチエンジンの初期オーバーホール その1

2015年10月08日 20時32分48秒 | 輸入横型エンジン編



新たに注文を受けた遠心クラッチエンジン。
今日モノが届いたから分解を始める。

写真だとクラッチの蓋が1次側クラッチみたいな感じなんだけど、
良く見ると分かるがワイヤーを支えるホルダーもレリーズも無いね。









蓋を取るとこんな感じになっていて1次側の遠心クラッチなのが分かるね。

このクラッチカバーなんだけど国産の物と交換する事が可能みたいで、
でも交換には3つ玉のベアリングやプレートなんかも一緒に国産にするみたい。

だからカブなんかに載せる場合クラッチカバーを国産にすれば、
パッと見はどノーマルに見えるかもしれないね。

んで、エンジンは新品なんだけどオーバーホールするから、
いつものようにいきなりバラしていく。









このエンジンはセル付きだから部品点数がやたら多く、
こうやって写真撮っておかないと忘れそうになる。

多分お客さんはセル使わないと思うんだか、
セルの部品にも塗装されちゃってるから、
ここも剥離しなきゃなんだよねぇ。









部品が多いから全ては入りきらなかったけと何とかバラバラに出来た。

これから剥離してクランクの芯出しやベアリング交換をしていくんだけど、
このエンジンは大変そうだ…


大事な事書くの忘れたが、
ヘッドはWIN120と同じビッグバルブで、
ボアは54ミリでストロークはたぶん54ミリの125cc。
だが、もしかしたらストロークは57ミリかもしんない。
この手のクランクで54ミリって見た事無いんだよね。

それとピストンピンは14ミリだからタイガーエンジンやプライマリキックの127ccと同じ。
つまりピストンを焼き付かせたら修理が困難で、
たぶん一般の人じゃ無理なレベルで、
同じピストンを手に入れるのは大変そうだな。

とりあえず明日は剥離から始めてみるけど、
ブラストも使わなきゃみたいだから時間かかりそう…



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする