南信州のりもの倶楽部♪

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中華110cc遠心クラッチエンジンのオーバーホール その2

2015年10月06日 21時47分58秒 | 輸入横型エンジン編


昨日の続きのエンジン初期オーバーホール。

昨日はケース類を全て磨いたから今日はクランクの芯出しからなんだけど、
最初から悪くなかったし数回叩いただけで芯が出たから良しとする。

こんなクランクばかりなら楽なんだけどねぇ。









昨日頼んでおいたベアリングが届いたから、
早速腰下を色々調整しながら組み立て、
腰上にも手を付けてみた。

このエンジンはケースにピストントップの切り欠きが無いから、
ダイヤルゲージを使って精密にトップを出してケースに切り欠きを作り、
それを基本としてバルタイを取る。

しかし中国人はどうやってピストントップを出してるんだろ?
多分ここら辺♪くらいな感じで適当に組んでるに違いないし、
バルタイなんて言葉すら知らないだろう。









新品の時には不要と思われるバルブの擦り合わせもちゃんと行っとります。

しかしコッターのインストーラーを買ってからバルブ外して組むのがまぁ速い。
バルブ外して擦り合わせして組んでも30分くらいで終わるし、
コッター入れるのは数秒で終わる。

気になる方はマニアックモーターサイクルパーツさんから買って使ってみよう。
バルブスプリングコンプレッサーなんて外す時しか使わないよ。









今日は超暇だったからエンジンを組み終わってしまった。
あとはクラッチのベアリングが無いから確認してもらって、
ジェネレーターをどうするかこれから相談になるかなぁ。

ジェネレーターだけは国産を使ってもらいたいけど工具無いと外せないから、
社外品をウチで用意して付ける場合もあるし、
中華使って壊れるのを待ち、ヒヤヒヤしながら使う人もいれば、
工具持ってるから自分で移設する人もいて、
出来るだけユーザーさんの希望に沿いたいからね。


そんな訳でいきなりエンジンが完成したけど、
まぁエンジンのオーバーホールは全く持って儲からないね(笑)
でもウチに依頼が来るって事はそれだけ困ってる人が居る証拠。

もう少し頑張ってやってみて、
あまりに予約が殺到するようなら考えるさ。
コメント (2)
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